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2008年12月27日 (土)

1年の納め:遠山桜千穐楽

1226日 遠山桜天保日記千穐楽(国立劇場)
08122701sensyuraku_2 千穐楽バージョンを楽しみにしていたんだけど、特別なことはなかったみたい。ただ、私の記憶って本当に弱いから、前2回との違いがあったとははっきり言えないし、なかったとも言い切れない。見るのは3回目なのに、「あれ、こんなセリフあったっけ」なんて何度も思ったし。はあ、情けないっすsad
菊五郎さんの魅力
序幕の楽屋での喧嘩の場面、金さん(菊五郎)が出てくると、そこにぱっと花が咲いたような華やぎが生まれる。そして私は3回目にして初めて、この金さんにときめいてしまった。菊五郎さんには直侍でぐっとheart01を摑まれたが、そのときと同じ感情が湧いてきて、ドキドキした。大詰の金四郎も素敵、最後のお約束の場面では上からどっと降る桜吹雪の中で、そのかっこいいことdiamond
でも不思議なことに、もう一役の悪い生田角太夫にはそういう気持ちはもてないのよね。ただ、新潟の行形亭(「いきなりや」と読む)で相川音頭を踊らされる角太夫はとても好き。ワルでも常にそれなりに追手を恐れて悪の街道を歩いてきたことは間違いないと思うの。それが首尾よく(と自分は思っている)佐渡の御用金を奪い、ほっとして酒に酔い、女たちに誘われるままに見よう見まねで踊り始めて…束の間の平穏、菊五郎さんの表情にそういうものを私は感じ取る。それがとても好き。
行形亭から眺める新潟の海は美しく、海岸で見る海は荒い。新潟が歌舞伎に登場することは他にないらしい。ここの場面はほんと、大きな見どころだ。追手をふりほどいてほっと一安心する角太夫の背後に天学が忍び寄った時、私の後ろから「ああ~っsign03」という悲鳴が起こった。危険を案じるその声むなしく、角太夫は殺されてしまう。悪いヤツだけど、ここも菊五郎さんの表情がよくて、哀れを覚えた。と同時に、今まであまりワルに見えなかった松緑さん(佐島天学)のワルが見えてきた。
不思議なカップル
ところで二幕目、尾花屋の下女いせ(橘太郎)と番頭清六(亀蔵)のやりとりは、やっぱりな~んか不思議でしょうがない。だって、どう考えたって清六がいせに惚れているとは思えないのに、実際は案外好きなんじゃないかって思わせるのだもの。橘太郎さんが亀蔵さんのほっぺにチュってしたときだって、そんなにイヤがっている風でもなかったし。したたかながらいせの清六への純情は橘太郎さんのキャラもあってか、かわいい。
もう一つツッコミ
この前ツッコミ忘れたことが一つあった。三幕目のだんまりのとき、佐島天学におわか(時蔵)がさらわれるでしょ。どうしておわかは「助けて~」とか「あれ~sign03」とか声を上げなかったのかしら。声を出していたら、あの場で小三郎(菊之助)と再会できていたんだし、義理の父親(左團次)の保護も受けられただろうし…答えは、それじゃ物語が進展しないからsmile
歌舞伎の1年の納め
タイ式(鯛敷き)マッサージで笑い、新潟の海岸での立ち回りに目を奪われ、スカッとする金四郎のお裁きに酔い、そして最後の「皆様よいお年を」のご挨拶。初日は変な気持ちで聞いたが、千穐楽はまさにそれにふさわしい言葉。しかも、今回は時様と菊ちゃん(きれい過ぎる)heart04が目の前にいて、思う存分見つめることができて、幸せ気分で1年を納めることができました。
08122702sakura

帰りに寄った本屋でふっと思い出し、サンデー毎日と週刊朝日の表紙を見た。菊ちゃんと海老ちゃんを並べてにやにや。
それから27日発売の「婦人画報」に亀ちゃんの奈良案内が出ているというので、ひょっとして前日夕方には入荷しているかと思って探したら、1月号が1冊だけあって、それには海老ちゃんが出ているのだけど(表紙にそう書いてあった)、紐でしばってあって、中が見えないようになっていた。で、断念したのが心残り。

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コメント

千穐楽、私は2階にいたのでSwingingFujisanさまの後ろ姿が見えて、お白洲の場面などlovelylovelyなお顔が目に浮かびましたsign03
角太夫の背後に天学が現れたとき、やはり悲鳴が上がったのですね。私は少し遠かったので、あらっ?くらいでしたが、「気持ちはわかるわかる」と。
私が帰りに寄った国立劇場から歩いて行ける書店(駅上のではない)では、サンデー毎日と週刊朝日が並んでましたheart04 更に自宅近くの書店で「婦人画報」の海老蔵さんも眺めましたよー。

投稿: きびだんご | 2008年12月28日 (日) 10時09分

きびだんご様
2階席から見られてお恥ずかしい限りです。だって、途中でどうしても睡魔から逃れられず、だらしない姿をお見せしてしまったと思うので(前回もあそこの場面--天学が小吉を襲う場面です--寝ちゃいました)coldsweats02
婦人画報、ご覧になれていいですね~。紐の間から覗こうとしたのですが、本を傷めずに見るのは無理そうだったので諦めました。翌日、亀ちゃんは見ましたhappy01
歌舞伎役者さん、モテモテですね。

投稿: SwingingFujisan | 2008年12月28日 (日) 12時54分

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