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2009年1月27日 (火)

浅草第一部再見

124日 浅草歌舞伎第一部(浅草公会堂)
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階後方席で見たのだけれど、花道七三がかろうじて見えたし、声もよく届き、なかなかいい席だと思った。それに、ロビーにはソファがいくつもあって、ゆっくりお弁当を食べられるし、トイレ行列も1階席と違ってはるかに短い。2000円では申し訳ないみたい。
もう今日は千穐楽だし、早く感想書かなくちゃ、とすごく焦っているので、取り急ぎ。
お年玉ご挨拶
勘太郎クン狙いでこの日を取ったのlovely 勘太郎クンのご挨拶は真面目であまり面白味はないのだけど、人柄がよく現れていて好きなのだ。ところが、今回の挨拶にはけっこう笑いが起こっていたし、今までよりやわらかくなったな、という気がした。だからって人柄の真面目さは変わらず、大好きだ。
これまでの亀ちゃん、七クンと同様、勘太郎クンも、今年9年目であることに触れていた。「9年前当時の私は10代のぴちぴち、今はアラサーの仲間入りです」smile「亀治郎・勘太郎・七之助・獅童さんの4人で始めたが、獅童さんは今年まさかの演舞場、愛之助さんは大阪に帰っちゃった。かわりに若い松也クンが入り、フル出演。若いからできるんですね~」って。
ここからは、宣伝マン・勘太郎クンに変身。①演目については、口下手な私がべらべら喋るより、筋書きをどうぞ。②またイヤホンガイドも出演者が質問に答えるインタビューがありますから(トイレタイムにも聞こえるようにしてくれ~っbearing)。③第二部を見た方は手を挙げて…と客席を見渡し、「挙げなかった方はまだ日があるので、ぜひ見て」。④夢がかない、2月に松竹座で公演できることになった。こちらへもぜひ(行く、行く、多分coldsweats02)。
「松竹座初日まであと1週間(sign03 今日の時点ではもう1週間もないのね)。頭がパニックになっております」。ほんと、歌舞伎役者さんって、超人的だわ。
「芝居は魂のキャッチボール(と勘三郎さんがよく言っているそうだ)だから、お客様もパワーを投げ返してください」。客席も気合入ってるから大丈夫。
「携帯ですが、間がいいときによく鳴るんですよね。電源は切らなくていいですから、マナーにしてくださいね」という勘太郎クン。劇場の人は立場上、マナーもダメで電源を切るようにと言うけれど、この勘太郎クンの優しいことばが効を奏したか、携帯は一度も鳴らなかった(ように思う)。
「一條大蔵卿譚」
前回見たときは、阿呆ぶりに注意がいっていたのかもしれない。今回は本来の大蔵卿の場面がとてもよくて、重厚さとか格のようなものを感じた。また、大蔵卿の思いがひしひしと伝わってくるような台詞まわしであった。
踊りは常と同じく軽やか、まろやか。本当に楽しい。踊る前、鳴瀬(京蔵)とお京(松也)の顔を覗き込む場面、前回は松也クンに悪ふざけを仕掛けているような雰囲気を感じたが、今回は京蔵さんをじぃっと覗き込み、松也クンの顔はちょっと見つめる程度だった(京蔵さんには別に何も仕掛けなかったみたい)。
亀鶴さんは前回は悪人としてのアクが弱いように思ったが、今回は十分ワルく見えた。男女蔵さんはこのメンバーでは貴重な存在だなあとつくづく思う。
「土蜘」
中村屋密着見たら、この土蜘だって、勘太郎クン相当厳しい稽古を重ねてきたんだろうなと思った。後半、立った姿勢から(少しジャンプもしたかも)そのまま床にストンと腰を落とすところで、一瞬足を滑らせたのではないか、ケガしなかったか、と心配したが、私の思い過ごしだったみたい。しかし、勘太郎クンは一度骨折しているし、ああいう激しい動きが多いから、どうしても心配になっちゃう(腰に絶対響きそうだもの)。
勘太郎クンの土蜘は、メリハリある動きと表情で不気味さに大きささえ感じさせて、何度も見たい気分。
松也クンの頼光に品格と大きさが出てきて、成長したなぁと思った。松也クンは大蔵卿のお京でも忠義の女を落ち着いた雰囲気で演じているし、実にいい。この浅草が松也クンをどれだけ成長させることか(もうすでに成長が見えてるし)、応援がますます楽しみ。

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