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2009年2月

2009年2月28日 (土)

俳優祭開催決定!!

俳優祭の開催が決まったそうですsign03
 ↓
ココ

六条亭様のところでおしえていただきました。

現時点でわかっているのは、4月27日(月曜日)昼夜2回公演ということのみ。
前回以上の人気になるのは必至だし、申し込みも前回のように電話のみだったら、しかも発売日が観劇日と重なったらどうしよう(前回はまさにそういう状況で、私自身は公衆電話で10時からギリギリまでかけまくったけど、ついにつながらなかったweep でも、チケットの取れた友人の好意により、運よく参加することができたgood)。といって、Webでもアクセス集中は間違いなし、うまく確保できてもそこから送信エラーの可能性があるからコワイ。
う~む、今から胃がキリキリし始めてきましたbearing

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2009年2月27日 (金)

吹雪峠考

二月花形歌舞伎「吹雪峠」(松竹座)
夜の部の「蜘蛛」はご報告ずみなので、残り2演目を一挙、と思ったら、「吹雪峠」がすっかり長くなってしまいそうなので、とりあえず1つだけ。
「吹雪峠」ってはじめて見るし、こんな演目があるのも知らなかった。
最初から雪の量がハンパじゃない(そりゃあ「吹雪峠」だもの)。 猛烈な風の音と荒れ狂う雪の中、花道スッポンに設えられた階段を男女がよろよろと上ってくる。おえん(七之助)と助蔵(獅童)夫婦だ。助蔵は病人らしく今にも倒れそう。必死の2人の前に運よく山小屋が現れる。引きずるように助蔵を連れて小屋に入ったおえんは一息つく間もなく、わずかに残っていた火を熾し(ってことは、少し前まで誰かがいたってことsign02 この吹雪の中、その人は小屋を出て行ったの? それともその人が出て行ってから吹雪になったの? 安達原みたいに山姥が出てきたりしてsign02 と例のごとく1人ツッコミを)、かいがいしく夫の世話をする。
はじめ助蔵が病気だとは気づかなかった私は、なんてだらしない男だろう、それに引き換え女は強い、けなげだ、と決め付けていた。病気ならしゃあないか。
やがて、旅人が1人、助けを求めて小屋の扉を叩く。2人は自分たちと同じように困っている人に手を差し伸べるべく、戸をあける。とたん、外から風とともに雪が吹き込んでくる。この辺の音響効果と連携した雪の操作は見事(あんな薄い木の戸板一枚で、外の荒れた音が聞こえなくなるはずは現実にはないと思うのだけど、そこはお芝居。外界⇒死の世界と内⇒生の世界を扉1枚がうまく隔てている)。
さあさあお温まりなさいと勧めたその相手は、なんとsign03 おえんの元亭主、助蔵の兄貴分・直吉(愛之助)であった。2人は直吉の目を盗んで結ばれ、駆け落ちした仲だったのだ。2人はひたすら直吉に詫びるが、直吉は、今はもう2人が仲良く暮らしていればそれでよいという気持ちでいると言う。
そんな時、助蔵が激しく咳き込み始めた。おえんは薬を自分の口で噛み砕き、水を含むと、助蔵に口移しで与える。ちょっと、それはないでしょうよ~annoy 直吉がいくら2人を許したようなことを言ったって、その目の前でそれはないでしょうng このときのラブリンの傷ついたような、嫉妬の炎が瞳の奥で燃えているような表情が胸をえぐった。
この後、直吉はおえんに未練があるから2人して出て行けと命じる。仕方なく出て行こうとする2人だが、あまりの吹雪の凄まじさにたまらず小屋に戻る。刀を抜く直吉。すると2人は、互いに相手が先に誘った、唆したとまくし立て、我勝ちに命乞いをし始める(極限状態に置かれると、人間、本性を表すってことwobbly)。そんな2人に直吉は突然大笑いして、自分が出て行くのであった。

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松竹座昼の部回想

225日 二月花形歌舞伎昼の部(松竹座)
時間を戻して、昼の部へ。
「毛抜」
大らかで威風堂々、頭の回転もよく、ちょっとエッチでユーモアたっぷり。そんな愛すべき人物・粂寺弾正は獅童さんにぴったりだと期待していた。獅童さん、カッコいいいし、丁寧に演じていて素敵、と思った。
その一方で、團十郎さんの教えを受けたのだろう、セリフ回しなんか時々團十郎さんそっくり。そういえば、国立の歌舞伎鑑賞教室(H17年)で信二郎さん(現・錦之助)がやった弾正も、團十郎節だったように記憶している。正直、團十郎節は團十郎さんだからいいのであって、信二郎さんも獅童さんも團十郎さんの影が見えないときのほうが私は好きだ(ちなみに、弾正で一番好きなのはなんてったって團十郎さんですcute)。獅童さんはこれから弾正を自分の役にするのであれば、團十郎さんの教えを超えて獅童さんの弾正を作っていってほしい。なにしろ、この芝居、ひとえに弾正役のキャラの見せ方にかかっていると思うから。
壱太郎クン(錦の前)、可憐で声が何ともかわいらしい。こんなになっちゃって(頭にかぶった薄衣を取ると髪が天を衝くように逆立つ)、ホント困っているのsad、という感じがよく出ていた。

男女蔵さんがいい人役に回って、悪役八剱玄蕃は薪車さん。これがまた実にカッコいいのよ。やっぱり6月の竹三郎さん喜寿記念公演、行っちゃおうかな~。
「鷺娘」
玉さまの「鷺娘」の後というタイミングだから…。でも、七之助さん、とっても頑張っていた。きれいではかなげで、私は「道成寺」よりよかったように思う。玉さまを見ていなかったら、かなり感動したかもしれない。今後、「鷺娘」を継ぐのは七之助さんであり、亀治郎さんであり、でしょう。大いに期待できると思う(亀ちゃんの「鷺娘」、写真でしか見ていないのdespair)。
幕間に舞台で掃除機の音が聞こえてきていた。雪は、現実の雪も大変だけれど、舞台でも後が大変。
「女殺油地獄」
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年前の三越歌舞伎、仁左様の指導で澤瀉屋さんたちが上演したとき、与兵衛は獅童さん、お吉は笑三郎さんであった。未熟な部分があったにせよ、私はなかなかいい舞台だったと思っている。獅童さんの實川延若を彷彿させる面差し(よく批評家の方がおっしゃっているが、私も同感)と放蕩の末に破滅していく与兵衛の鬼気迫る悲劇に、この不条理な物語を嫌いにさせない何かを感じたものである。とくに両親の思いを知った場面がとてもよかった記憶がある。
今回の与兵衛は愛之助さん。獅童さんは豊嶋屋主人にまわる(野太い声で、与兵衛をシッシッと追い払うところが見せ場かcoldsweats02)。愛之助さんの与兵衛を見ていると、上方の役者さんにしか表現しえない空気のようなものがあるのを実感せざるをえない。そんな、とてもリアルな空気を濃く感じた。
序幕のどこかのどかな、それでいてこれから起こる暗い惨劇の伏線を張る緊張感が漂う展開は、うまいなあと思う。与兵衛みたいな人間は現代にも間々みられるし、小悪党の転落の段階が現代人である私にもわかる。愛之助さんの迫真の演技は、まだ見たことのない仁左様の与兵衛を目の当たりにしているような感覚に陥らせる。そしてそれは、獅童さんの粂寺弾正に團十郎さんの影のないほうがいいと思ったのとは逆に、仁左様の色濃い影が見えていいのだ、という気になる。

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2009年2月26日 (木)

おめでとうございます

三津五郎さんの松尾芸能賞受賞、おめでとうございます。
「母べえ」は見ていませんが、昨年の「京鹿子娘道成寺」を幕見で、それもあまりよく見えない席から見て、でもそれでもその素晴らしさを感じ取ることができたのはありがたいことでした。
段四郎さん、松尾國三賞受賞、おめでとうございます。
そして杵屋勝国さん、優秀賞おめでとうございます。

松尾子供歌舞伎が有名なので、松尾賞って歌舞伎が主かと思っていたら、そういうわけではないのですね。過去の受賞者の中に、橘太郎さん、菊十郎さん、そして亀ちゃん等々のお名前を見つけ、嬉しく思いました。

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松竹座千穐楽の興奮

225日 二月花形歌舞伎「蜘蛛絲梓弦」~カーテンコール(松竹座)
09022601syotikuza ミーハーらしく興奮を忘れないように終わりから。前半の七変化はズボラして20082月の博多座公演の感想を代用しちゃいます。お手数ですが、そちらをご覧くださいねcoldsweats02 常盤津の山台の中から現れた薬売り(ビックリしたわ~。驚きの登場シーンは、だまされることなく全部しっかり捉えました)とか、エアー三味線を弾く奥州座頭だとか、早替りなど、けっこう忘れていたこともあり、とても新鮮に見ることができた。博多座との違いがあるのかもしれないけれど、それを指摘できるほど、覚えてはいない…coldsweats01
さて後半。
一面に蜘蛛の糸が大きく張った幕が現れ、その前で勇壮な大薩摩が演奏され、決戦間近の雰囲気が盛り上がるup 花道から頼光主従が現れ、蜘蛛の幕が振り落とされる(どっちが先だっけ?)と、舞台中央奥には長唄・お囃子連が。その前に置かれた岩から、亀・蜘蛛が蜘蛛四天を左右に4人ずつ従えてセリ上がる。う~ん楽しいっsign03 亀ちゃんが舞台中央でぶっ返ると四天が一斉に蜘蛛の糸を放つ。見事な演出だ。場内割れんばかりの拍手。
蜘蛛たちと頼光主従の戦いが果てしなく続くかと思われる頃、花道から平井保昌登場。ラブリンがいないなあと気になっていた頃でもあった。これ、博多のときも同じことを考えていたみたいで、私ってほんと記憶力悪い。荒事のラブリンがまた、ステキ素敵heart04(また別の感想で触れるかもしれないけれど、今回の松竹座公演で、おこがましくも私が一番評価するのは愛之助さんかも。その存在感の大きさ、演技の確かさは、あんなに楽しかった浅草に物足りなさを今になって覚えさせる)。
がっがっと本舞台に移動したラブリンは、亀・蜘蛛に向かって、「近頃クイズQさまによく出演して漢字が得意だとかいう市川亀治郎によく似ている」(正確じゃない、以下同)とか風林火山がどうとか言った後(観客の歓声で聞こえないのよ)、「今年は天地人、直江兼続の兜には愛の文字」、自分も「愛」、頼光(勘太郎)にも「愛heart01」と笑わせる(もう一つ、「愛」がらみがあったと思うけど、忘れた)。
平井と頼光が太刀を振り下ろすと、さしもの蜘蛛も退治される。最後は舞台中央、岩の上に蜘蛛たちが決まり、糸が投げられ、その背後では糸が滝のように落ちてくる。場内大興奮の中、幕が引かれるが、当然のように拍手は鳴り止まない。

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2009年2月25日 (水)

SwingingFujisan in Osaka 2

おっはようございま~す。外はrain

09022501netbook 2週間ほど前、念願のネットブックを購入した(ライトの関係で黄色くなっちゃったけど、本当は白。専用ケースもついている。ちなみに、海外向けはもっと色の種類が豊富なのに、日本向けは黒と白のみなんだそうだ。私、ピンクがほしかったんだけどな)。
ひとつには、電車の中で仕事したかったこと(仕事始めると、すぐに寝ちゃうことのほうが多いんだけどねcoldsweats01)、もうひとつには、今回みたいに旅先から自分のブログにアクセスして更新したかったことが、その理由。
ずいぶん迷い研究した結果、Asus(アスースと読むのが本当らしい。はじめエイサスかと思っていた。Asus側はどう読まれてもいいと言っているみたい)のEeePCを選んだ。決め手は8時間という駆動時間。1kgを超えるのがネックでがあったが、実質5~6割としても、この8時間は大きい。
というわけで、こうして大阪発信のブログができるわけ。ただ、写真の取り込み方がわからなくて(SDカード、どこに入れればいいのぉ?)、昨日の軌跡を記録できないのが残念。これは、帰宅してからね。

8時に起きるようアラームをかけておいたのに、6時過ぎに目が覚めてしまった。やっぱり興奮しているんだなぁcoldsweats01 
朝からゆっくりお風呂に入れるなんて、贅沢。去年の博多座は慌しく日帰りだったから、こうして歌舞伎のために一泊するなんて、ほんと久しぶりの贅沢。ありがたい。
今日は、昼夜たっぷり楽しんできますhappy01

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2009年2月24日 (火)

SwingingFujisan in Osaka 1:つまらん私

大阪に来ましたぁsign03
今日はとりあえず、我が食に関するしょうもない繰言を。
いつもは食べない朝食を、息子が昨夜つくったきんかんジャムの魅力に負け、さらには旅には気合が必要と、死ぬほど食べちゃった…。
ぜ~ぜん食欲ないのに、「やっぱり旅には駅弁よねぇ」。でも食べたい気持ちが湧かない。やめようかなぁ…未練たらしくお弁当屋さんをあっちこっち覗きながら、最後は「絶対旅には駅弁よね」。
新幹線に乗っても「あ~あ、買わなければよかったwobbly」と後悔しつつ、「買っちゃったんだから食べなくちゃね」。
で、2時過ぎに意を決して食べ始めたら、私ってホント意地汚いんだわ、きれいに平らげてしまったの。残すつもりだったのにbearing おかげで、ちょっと胃の気分が悪くなってしまった。
ああ、もう夕飯は無理。せっかく大阪に来たのに。
4時間ほどあっちこっちを歩きまわっても、ぜ~んぜんおなかがすかない。大阪に来たのに、何も食べたくない。
でも、「夕飯食べないって寂しいよね」。コンビニのお弁当でいいか。
ところが、そこのコンビニにはお酒が置いてなかったのよね。疲れたから、beerは飲みたかったの。ホテルの冷蔵庫のビールは高いからなぁ…。
なのに、私の足は自然と、ホテルのレストランへ。カフェメニューにしたとはいえ、、ケチケチ旅行のはずが…冷蔵庫のビールは高いからって敬遠したはずが…beer×2もやってしまった。
なんか、つまらん人間だな、私って。でも、食事を始めたら、とてもおいしかったから、いいかcoldsweats01

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2009年2月23日 (月)

小さく美しくいとしき実たち

09022301kinkan_2  09022304kinkan
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昨日収穫。左はきんかん酒用、右はジャム用(ザルが汚いから写真は小さくしましたcoldsweats02)。
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 ↑
先々週に収穫したものの一部。1年間の熟成を待つ。残りはジャムにした(と言っても、酒もジャムも私が作るのではない。息子がcoldsweats01)。以前に浸けたきんかん酒と梅酒(庭の紅梅がわずかに実をつけたことがある。今年は人工授粉したからもっと実がなるかも。これも息子がsmile)は今でも、夜中に時々おいしく飲んでいる。ジャムはもったいなくて、少しずつ、でも防腐剤も何も入っていないから、なるべく早く使っている。
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 ↑
2回にわたってあんなにたくさん取ったのに、まだこんなに残っている。今年のきんかんはずいぶん頑張ってくれた。ここに残った分は鳥さんたちのためにとっておくそうだ(まだ小さいし、取った後の実のつくろいも大変だし、面倒くさいというのが本当のところcoldsweats02)。

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チェーホフ第2弾でちょっと自信がつく

221日 「ワーニャ伯父さん」(あうるすぽっと)
舞台には質素な部屋がつくられ、奥ではヤカン(じゃないよね、サモワール?)が湯気を立てている。私の座席は、なんと最前列ど真ん中(自分が指定したわけではなくて、そういう席が割り振られた)。といっても、ど真ん中に部屋の角があり、その部屋が舞台から30cmほど高くなっているので、私のところからは斜めに舞台を見上げるような形になる。その部屋から一段降りたところ(通常の舞台の高さ)にも小さな部屋がある(大きな部屋の次の間的なものなのか、あるいは大きな部屋の一部なのか、よくわからない)。
チェーホフは昨年「かもめ」で完全に失敗しているし、しかも寝不足で出かけたから、最前列は恐怖だったけれど、意外にも「ほとんど」寝ることなく面白く見ることができた。
チェーホフのことはまったくわからないので、ひどく的のはずれたことを言っているかもしれないが、物語の全体的な雰囲気が「かもめ」に似ているような気がした(「かもめ」は上流階級のお話だったんだっけ? 「ワーニャ伯父さん」は、ワーニャ自身は上流階級という感じではない)。なんと言っていいのか考えがまとまらないが、小さな喜びを積み重ねる大いなる日常と、それが崩れたときの大きな失望、そしてまた大いなる日常に戻っていく、その間のそれぞれの人間心理が理解できるし、面白い。
つましく生きるワーニャたちの日常に小波を立てる人たちも、悪い人物というわけではないのだ。善悪で括れる人物などいないのだ。それでも通常、私は誰かに肩入れしたくなるのだが、この人物たちのことは案外平等に見ていたように思う。チェーホフの人物って、そういうものなのかどうか、まだ私には全然わからない。
出演者は木場勝己(ワーニャ)、伊沢磨紀(ワーニャの姪ソーニャ)、柴田義之(ワーニャの死んだ妹の夫セレブリャコーフ)、松本紀保(セレブリャコーフの若く美しい後妻エレーナ)、小須田康人(医師アーストロフ、ソーニャがひそかに思いを寄せているが…)、楠侑子(ワーニャの母マリヤ)、戸谷昌弘(没落地主テレーギン)。
小須田康人はプログラムの写真ではそんなにいい男に見えなかったのに、舞台ではとてもステキで、ソーニャが思いを寄せるのもわかるような気がした。ただ、ワーニャと「君、僕」で話していたところをみると、同年代なのかと思うが(ワーニャは50代)、小須田さんは木場さんよりずっと若く見えるから、そこはちょっと違和感があった。松本紀保は美人じゃないけれどきれいで、時々とても魅力的で、でもワーニャとアーストロフに慕われるにしては清潔感がありすぎるような気もした(原作ではどういう女性なんだろうか)。アーストロフに激しく迫られて、もしかしたら彼女自身も自分がそう信じていた貞淑さの裏から、奔放な女の部分が顔を出す動揺はわかるのだが、やっぱり清潔すぎる。
「ワーニャ伯父さん」の演出・山崎清介と小田島雄志の対談で、小田島さんが「モリエール、イプセン、アーサー・ミラーは劇の構造もキャラクターもカッチリ決まっている。演出家や役者が自己表現したい時にどこか変えようとしても難しい。しかしシェイクスピアやチェーホフ、テネシー・ウィリアムズはもっとあいまいでぼやけている。僕はこれを富士山型と八ヶ岳型という。ギリシャ悲劇や能は富士山型、どこから見ても富士山だ。ところが八ヶ岳は見る場所によって違う、シェイクスピアや歌舞伎がそうなのだ」と語っているのが興味深かった。その伝でいけば、シェイクスピアも歌舞伎も好きな私は、チェーホフも好きになれるわけだ。
そこまでは到達できるかわからないが、「ワーニャ伯父さん」でチェーホフにちょっと自信が湧いてきたのは間違いない。

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2009年2月22日 (日)

さようなら、又五郎さん

昼間、友人から又五郎さん逝去の一報が入ったのだけれど、外出しており、また帰宅がやや遅くなったのとその後よんどころない用事があって、やっと今落ち着いて、又五郎さんを偲んでいるところ。
子供のころに見た歌舞伎での又五郎さんはよく覚えていないのだが、私にとって又五郎さんといえばNHK大河「忠臣蔵」の片岡源五右衛門。小柄で洒脱で、存在感の大きな役者さんだった。
その又五郎さんに大人になってからの歌舞伎ライフで再会したのは、勘九郎最後の歌舞伎座「今昔桃太郎」(平成1612月)。手押し車だか何だか(大五郎が乗ってるような車だったかも)に乗って花道を登場してきた時、嬉しくって嬉しくって思いっきり拍手したのを覚えている。犬の長老役だったのだけど、勘九郎ちゃん初舞台の「桃太郎」で演じた犬の五十年後の姿ということで、ひどく感動した。
その後、国立研修生の指導をなさっていらしたことを知り(こわい先生だったと聞いたことがある)、多くの歌舞伎俳優を育ててこられたことにもまた感銘を受けたのだった。
ご高齢だからいつかその日が、とは思っていた(父より1歳お若い)。しかし天寿を全うされたとはいえ、「古式顔寄せ手打式」から2カ月もたっていないのに、と少しショックではある
全盛期の又五郎さんの歌舞伎を見ていないのが残念だけど、「今昔桃太郎」、勘三郎襲名公演(平成17年3月、4月)および中村歌右衛門五年祭追善公演(平成18年4月)での口上で、そのお姿に接することができてよかった。

又五郎さんのご冥福を心よりお祈りいたします。長い間、歌舞伎を育ててこられて、ありがとうございます。

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2009年2月21日 (土)

美波が光る「浅草パラダイス」

220日 「帰ってきた浅草パラダイス」(新橋演舞場)
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階では一番いいと思っている席だったのだが、これは1階前方で見るべきだったかな、とちょっと後悔した。というのは、案外セリフが聞きづらく、早口でごちゃごちゃっとセリフを言われると、笑いから置いてきぼりにされるのである。また、笑いが届いても、1階に比べ、ややタイムラグがある。それに、俳優さんもよく知らない人がいたり、知っていてもよく見たいとオペラグラスを覗いていると(アップで見ると、セリフも比較的わかりやすいし)、レンズの枠外での演技を見逃してしまう。
ドタバタ喜劇というものが遠目には向かないのかもしれない。歌舞伎は遠くで見てもよくわかるようにできている、と今日はつくづく思った。あるいは柄本明の芸が近距離向きなのかしら。それとも、自分の視覚聴覚が一番問題なのかも。
勘三郎と藤山直美のコンビは安心して見ていられる。笑わされたかと思うとホロリとさせられ、この夫婦がケンカしながらも心の底では愛し合っていることがよくわかる。藤山直美の魅力をもっと近くで味わいたかった。
ひそかに期待していたのは美波。「エレンディラ」(20078月)でその美しさと演技力に注目したのだが、期待に違わず沼沢八重という無垢な少女にぴったり。声はやたら甲高いのに、清潔感があってちょっぴり哀しみが籠もり、涼やかな印象すら受ける。このドタバタ喜劇の中で、藤山直美のもついじらしさとは別のいじらしさを感じる。人を疑うことを知らない純な田舎娘――面倒をみてくれていた卯之助(勘三郎)にだまされて見世物小屋でカッパ役をやらされたときでも、「あたしは小さい頃からカッパになりたかったんです」と感謝する。それがいやみでなく素直な心の表れであることがよくわかって、泣けてくる。
その八重が見事に脱皮して人気モデルになり(やがては映画スターになるかも)、浅草に戻ってくる。その場面は「ローマの休日」の記者会見のパロディなんだろうが、ここでも美波の個性と演技が光った。

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2009年2月20日 (金)

歌舞伎座昼夜観劇追記

「道成寺」の梅蔵さん(だと信じているんだけど、間違っていたらごめんなさい)、セリフがゆったりしてなかなか説得力も味もある、素敵な「まいづくし」でした。どなたにせよ、時にはこういう方が出ていらっしゃるのもいいものだ、と思いました。
きりっと美しい表情と姿が印象的だった「勧進帳」の太刀持ち梅丸クン、梅玉さんの「ひとりごと」によれば、音羽屋さんからのご指名だったそうです。師匠としては慣れが出てくる頃だとご心配しておられますが、そんなことはない、こちらもいい音若だったと思います。4月からはもう中学生だそうですよ。
以上、先日の昼夜観劇で書いておきたかったのに忘れちゃっていたことを2つ。

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満足のうちに今月歌舞伎座最終観劇

218日 二月大歌舞伎昼の部・夜の部(歌舞伎座)
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<昼の部>

昼の部は「二人道成寺」と「文七元結」のみ観劇。前半の「菅原伝授」は申し訳ない、パスした。もう3度目なので、なるべく簡単に。
「京鹿子娘二人道成寺」
まいづくしは、意外なことに梅蔵さんだった(あまり自信がないのだけど、多分)。「中国4千年の味と言えば中華ざんまい」、「飲酒運転いたすまい」など、松也クンのときとは少し内容を変えていた。飲酒運転のところでは、ふらっと倒れそうになったから「めまい」かと思ったら、お酒に酔っていたのでした。
手拭は上手側の所化さんのどなたかが遠投されるので期待していたのだけど、今日は3階まで届かなかった。コースはばっちりだったのに、手前で…weep もっとも、2列目だから、最初から確率は低かったんでしょうが。

玉さま、鐘入りのときの表情に、何か喜びのようなものが混じっていたような気がした。「取り憑いてやったわよ」とでもいうような勝ち誇ったような表情でもあり、安珍に出会えた喜びのようでもあり…。
「文七元結」
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度目ともなると、こちらも芝居が手に入ったという感じで、安心して楽しめる。次はどんなことが起こり、どうなるか、すべてバッチリわかっている。わかっていながら先の展開が楽しみで、わかっていながら笑わずにいられない。
やっぱり時さまが衝立の横から首だけ出して清兵衛たちに挨拶するところはサイコー。着物を長兵衛に取られちゃってるから、出るに出られない、でも挨拶しなくっちゃ、というとまどいがリアルに感じられて、かわいいったら。菊五郎さんがお兼の着物をだらだら纏っているのもすごく好き。

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2009年2月19日 (木)

ラブ歌舞伎座・7(2月18日夜、二の午)

昨日(218日)はもともと夜の部再見の予定で、それならその前にどうしても昼の部の「二人道成寺」と「文七」を見たい。だいたいいつも前日に3階チケットの戻りが出てくるから、と期待しながらたまたま前々日にアクセスしてみたらeye あるじゃないのsign03 しかも2列目上手寄り通路側。即ぽちっ。
そんなラッキーにもうひとつラッキーが重なったhappy01
ちょっと寝不足気味だったので夕飯を食べたら絶対「勧進帳」で寝ると思ったから、35分の長い幕間にも敢えて食事をとらないでいた。すると、「ただいまの時間、歌舞伎座稲荷にご参拝いただいた方にお汁粉をサービスしております」のアナウンスkaraokeが。
09021901inari 早速行ってみると、今日は二の午だそうで、お稲荷さんが開放され、その前には赤い毛氈の敷かれた縁台がいくつか置かれていた。私も早速お賽銭をあげ、手を合わせ、お汁粉をいただいた。紅白の小さな丸いおもちが入っていて、とても美味delicious お椀に半分くらいの量だったと思うけど、けっこう食事がわりになった。中へ戻ると、今度は湯飲み茶碗を渡されたので、白湯かと思ったら(甘いもののあとにはお茶か白湯がほしいわ~と思っていたところだったし)、それはお神酒であった。「勧進帳」で寝るsleepy…三口ほどでいただける量ではあっても、ちょっぴり不安。でも、せっかくですもの、おいしくいただきました。
09021902inari 私は比較的すいているときにお参りしてきたが、狭いスペースなので、お神酒をいただいているときにはもう長蛇の列ができていた。
次の幕間にお稲荷さんを覗いていた方に、さっきお汁粉がふるまわれたことを話したら、「知らなかったわ~」と大変残念がっていらした。
この行事は昼の部もあったかもしれない。ちょうど私が歌舞伎座に着いた頃に、後から思えば、そのアナウンスが流れていたような気がする。そのときは何だかよく聞こえなくてスルーしちゃったけれど、昼夜でお汁粉いただいたらちょっと図々しいわよね(2度お参りしても、ね)。

追記:梅之さんのブログで、初午と節分が近かったので一巡ずらして二の午祭りになったことを知りました。梅之さんのところには、今月歌舞伎座のあちこちでみられる「地口行灯」についても興味深い記事が出ていて楽しいですよ。私も2年ほど前には夢中になって地口の解読(?)をしたものです。

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2009年2月18日 (水)

2月中席・2:踊る踊る、らくだも大家も

09021801engei_4 216日 鹿芝居「らくだ」(国立演芸場)
「らくだ」ときたら、落語の「らくだ」を全然知らない私でも見ないわけにいきませんものねえ。しかも、5列目通路寄りといういい席が取れちゃったし。鹿芝居は2007年の「仮名手本忠臣蔵七段目」「芝浜革財布」のあと、昨年はパスして、今回の「らくだ」が3回目。当日券は立ち見という盛況の中で芝居が始まった。以下、自分でもイヤになるくらい長いですshock


大喜利 鹿芝居「らくだ」二場 脚本:竹の家すゞめ

<配 役>
丁の目の半次  金原亭馬生
屑屋 久六    林家正雀
大工 八五郎    金原亭世之介
たらちねお長  古今亭菊春
小間物屋娘 花  林家彦丸
家主女房 くま   金原亭馬吉
らくだ 馬五郎  金原亭馬治
大家 源兵衛   蝶花楼馬楽

第一場 らくだ住居
開演5分前に緞帳があがると、定式幕がひかれていて、さあ、お芝居のムードが高まるよっ。でも配役を見てもわかるように、主な登場人物以外は歌舞伎と違う。そして当然といえば当然だが、趣もまた全然違う。
幕があき、丁の目の半次が通路から登場する。博奕で負けたとぼやき、「らくだに金を借りよう」とか言いながら舞台へ向かう。おや、半次はらくだが死んだことを知らないんだ。この半次、歌舞伎じゃやさしいところもあったけれど、こっちじゃかなりのワルだ。左の頬には×印の傷跡まである。
衝立の向こうに寝ているらくだが声をかけようが体を揺すろうが起きないものだから、死んだことを悟る。そこへ「さっきも屑屋で、また屑屋」の久六が通りかかる。半次に呼ばれた久六「な~べや~きうど~ん」の売り声で馬生師匠をからかうsmile ここは、前半の落語を聞いていないとわからないかも。
半次は「68歳の母親、14歳を頭に4人の子供がいる」(この母親の年齢、あとになってだんだん上がっていく)久六からわずかな売上を巻き上げ、おまけに町内で香典を集めて来いと、命令する。おまけに久六がズラからないように、商売道具の屑籠を置いていかせる(ワルい奴でしょう。正雀さんがまた、おどおどと気の弱いところを見せるのよ)。
久六がいなくなると、「ほんとに死んだんだろうな」と、らくだの体のあちこちをいじったり、どこから見つけ出したのか鳩サブレーの缶をらくだの体に落としたり、挙句の果てには大きな金盥をもってきて、しかも木のりんご箱の上に乗って高さをつけてから落としたり(ほんと、ワルい奴でしょうbearing 馬生師匠ったら、まるでイタズラっ子みたいに嬉々としてやっている)。これには客席も「きゃあ~wobbly」と叫んでらくだに同情。らくださん、モノが落ちてくるたび、体がびくっと飛び上がる。馬治さんの体はやわらかそうで、亀蔵さんに比べて、そこがちょっと生々しいというか、生身っぽいというか…。でもどんなに可笑しくても絶対表情が変わらないのが見事だ(歌舞伎と違って、ずっと客席に顔向けているの)。
やがて、香典をまったく集められずに戻ってきた久六を、今度は大家のところに使いに出す(このときも屑籠を質にとる)。いよいよ、らくだにかんかんのうを踊らせるんだな、と思ったら、こちらでは「かんかんのう」ではなくて「かっぽれ」になっていた。う~ん、わかりやすくしたのかもしれないけれど、インパクトとしては「かんかんのう」のほうがよかったなあcoldsweats02
さて、ワル知恵の働く半次は、大家への使いも失敗した久六に「きれいな女性がたくさんいるから眺めていろ」とさっきのりんご箱に客席を向いて腰掛けさせ、その背中にらくだの死体を背負わせる(こういうイタズラを仕掛けるときの馬生師匠は本当に嬉しそう)。らくだが久六の頬に自分の頬をすり寄せるものだから、客席、ここも大盛り上がり。死体を背負って大家のところへ行く羽目になった久六。ところが、正雀師匠はどちらかといえば小柄なのに、らくだの馬治さんはけっこう体重がありそうで、たいして歩かないうちに久六さんの背中からずり落ちてしまい、結局大柄な馬生師匠が馬治さんを抱えて引っ込んでいった(爆)。

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2009年2月17日 (火)

2月中席・1:いつもの面々の落語に笑う

216日 2月中席(国立演芸場)
09021701engeijo 大喜利の鹿芝居が「らくだ」だというので、歌舞伎と比べたら面白いだろうと、見に行った。
まず、前半は出演者の落語。
前座は春風亭正太郎「初天神」。まくらは子供の遊びで、なんと刑務所近くに住む子供の「懲役ごっこ」。ここにも面白いオチがついていた。前座さんが話している間っていうのは、まだ席に着いていない人がいたり、席に着こうとして大きな声で「私がそっちへ座るわ」とか言ったりして、はなはだ落ち着かないものではあるけれど、話が進むにつれ、あちこちで笑いが起きてきて、だんだん客席ものってきた。
団子の蜜をなめる仕草や音がとても上手で、自分も一緒になめているような気分になり、思わず舌が出そうになった。すごい早口だけれど、テンポがよくて面白かった。
次は金原亭馬吉「まんじゅうこわい」。あまりに有名な話なのでかえって難しいだろうと思う。最初、あまりノレなかったのだけど、徐々にひきこまれていった。アリをふりかけがわりにご飯にかけたり、納豆の糸の引きをよくするためにクモをぶちこむとか、うへっ、気持ちワル…。「あんさつ」*の洒落がきいた。
金原亭世之介「小男」。「待ってました」の声に「嬉しいですね~。これが帰るときにかかったら困りますけどね」(笑)世之介さんが出てくるだけで、高座の雰囲気が変わる。喋りもゆっくりで、年季を感じる。最近はTVを見ていても、早口の人が多く、それはそれで面白いのだが、こういう落ち着いたテンポ**だと、あ~落語を聴いている、という気持ちになる。
世之介師匠のまくらは相撲の話で、大麻問題を取り上げながら思い切りブラックユーモアをきかせて小気味よい。相撲取りの物まねもやたら「そうそう」と頷きながら笑って笑った。
「小男」のサゲは色々調べると「座布団に寝ていた」というのが多いが、世之介師匠のは「敷布団を横に敷いて寝ていた」。

この後、お待ちかね、團十郎、中尾彬、立川談志の物まねで「山寺の和尚さん」を。團十郎さんのまねは、あの特徴あるセリフまわしに大きな動作、この前の「象引」を思い出して、感心すると同時に涙が出るほど笑った。もちろん、他の2人もまったく本人そのままという感じ。中尾彬ではネジネジまでして、世之介さんの師匠・先代馬生の娘のダンナだっていうんで、身内ネタの雰囲気があった。談志のまま、腰を斜に曲げて引っ込む姿が消えるまで、大笑いした。
古今亭菊春「強情灸」。世界には、いや宇宙には演芸場(寄席。狭義のっていう意味かも)は6軒しかないのだそうだ。都内に5軒(新宿末廣亭、上野鈴本、池袋演芸場、浅草演芸ホール、そして国立演芸場)と大阪に1軒(どこだか聞きそびれた)だから、世界・宇宙に6軒。なんて話に笑っているうち、ごめんなさない、もう眠気に耐えられない。だいたい、次の日何かを見に行くって前の日はその日のうちにやっちゃわなくちゃいけないことがたくさんあるから、どうしても夜更かしになってしまう。眠りのサイクルがここで出た。ほんと、申し訳ない。
蝶花楼馬楽さん。平伏して謝ります。私、馬楽さんのところで毎回、眠気のピークにさしかかってしまう。それはひとえに私のサイクルであって、ほんと申し訳ない(しかし、落語で寝ちゃう私ってshock。でも、頭のどこかで絶対聞いているんだと思う。だって、寝ていても可笑しくてヘラヘラ笑っているんだものsmile)。話は、値切って何かを買うっていうようなことだったと思う。奴さんと姐さんの踊りが風情があっていいわ~。
林家正雀「紙屑屋」。清元、新内、義太夫、お得意の歌舞伎を組み込んだ屑屋さんの話で、大熱演。いきなり清元をやりだした時には、場内大爆笑。正雀さんがひっこんだ後には、前座さんが手拭で床をふくから又々場内大爆笑。それほどの大熱演だったということです。この「紙屑屋」は、あとの鹿芝居の伏線ともなっているのが、さすが正雀師匠。
金原亭馬生「うどんや」。登場するなり「木挽町っ」の声がかかり、「芸人として嬉しいですねえ」。
鍋焼きうどんの売り声ひとつで、屋台を引くうどん屋が目の前に現れたようで、その世界に入り込める。うどんを食べる仕草を見ていたら、大いに食欲をそそられてしまった。この鍋焼きうどんも「らくだ」でさかんにいじられていた。
仲入り前の最後は恒例、世之介さんと菊春さんの獅子舞。私も頭をかじっていただきました。
以下、次回へ続く。
<上演時間>15分、「うどんや」だけ20

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2009年2月16日 (月)

通販3品

ここのところ、通販でいろいろなものを注文した。その一部が昨日届いた。

09021601guard
手の甲を
10ハリ縫うケガをして以来、1人で入浴できなくなってしまった父の介助で一番神経を使うのが浴槽の出入り。バランスを崩して転倒されたら、いくら痩せている父でも支えきれないもの。そこで、こんなものを買った。早速取り付けたら、1人でも楽に出入りができた。油断はできないけれど、これでかなり助かる。

09021602mop_2
1日おきの雑巾がけが苦痛の私。こんなものを買った。持ち手を回すとモップの水が絞れるっていうもの。ところが、けっこう重くて絞るのに力がいる。モップについた汚れはどうしたらいいんだ?という問題もある。使いこんで慣れていくしかない。

09021603sharpner
父は意外と通販好きで、某○○センターからよく何かを買っている(自分で買い物に行かれないからね)。そこのカタログを見て、「あってもいいね」と全員の意見が一致したのがこれ。刃物研ぎです。コレと刃物をちゃっちゃっと擦り合わせるだけ。なんだけど、音というか感触というか…shock 寒い…sad でも、切れなくてイライラしていた包丁も(砥石もあるんだけど、あまり使わない)、やや切れ味の鈍っていたハサミも、よく切れるようになった。手を切らないように気をつけなくっちゃ。

このほかに、トイレの手すりと入れ歯洗浄器を待っているところ。私もいつでも老いられるsmile
ちなみに、写真①と②は私じゃないよbleah 箱についていた写真だから。

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2009年2月15日 (日)

冬の唇、春の目鼻

おにぎりを作って口にもっていった瞬間、海苔がsign03 唇に張り付いた。これ、冬になると時々やるのだけど、唇の薄皮がむけて痛いのなんのってbearing 一瞬、涙目になる。
他にティッシュでもそういうことがあって、反応がニブっているのか、潤いがないのかと痛みの中で自嘲するcoldsweats01
これからは、自分のドジに関係なくいやでも鼻と目に悩む日々が…私の顔も忙しい。

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2009年2月14日 (土)

二月歌舞伎座昼の部再見

213日 二月大歌舞伎昼の部(歌舞伎座)
今日は3階席から。
「加茂堤、賀の祝」
3
日に見たときあまりピンとこなかった橋之助さんの桜丸、今日は悪くないと思った。前回ビックリするほど高かった声も、未だに高いには高いけれど、さほど気にならなかったし、切腹には泣けもした。
桜丸って、女方が演じることが多いことからもわかるように、松王・梅王に比べれば優しくてはかなげなのだが、腹に刀を突きたて、介錯してくれる人がいないから最後は自らのどを掻き切って死ぬという、そういう剛毅な面もあるのだと今さらながら感心した。
でもサ、梅王はなぜ介錯してあげなかったのよ。白太夫ができないのはわかるよ(だからって、鉦を叩くのを介錯がわりにするっていうのも悲しい)。梅王は外で様子を窺っていたんだから、八重が死のうとするのを止めるんだったらもっと早く飛び込んできて、介錯してあげればいいのに~。と、また1人心の中でツッコンだのでした。
この芝居、よほどツッコミどころが多いらしく、イヤホンガイドでも、衣裳などの時代考証はでたらめで、とにかく見た目本位、八重が白太夫と氏神詣でするのでも、お引きずりの振袖で田舎道を歩く、ってツッコンでいたのが面白かったsmile
「京鹿子娘二人道成寺」
ああ、素晴らしい踊りを見た、と自分の中で満足が完結したのに、幕が閉まるとまたすぐに見たくなる。
今日の菊ちゃんは、無邪気な童女のようにも見え、玉さまお姉さまの深い哀しみと恨みなど知らないような、それでいてそれを共有しているような、透明な深みを感じた(透明なんだけど、深くて底が見えない)。玉さまの目、最後の鐘入りではかなり怖く感じた(凄みに対する怖さとはちょっと違う。うまく説明できない)。

客席は2人の舞を息を詰めて見るというのではなく、リラックスして楽しむという空気が流れていたように思う。
ちなみに、舞づくしは梅枝クンや巳之助クンの日もあるようだけれど、今日も松也クンheart04でした。

「人情噺文七元結」
笑って泣いた。この前だって十分面白かったのに、さらに進化していたような気がした。
幕が開くと、明かりも灯っていない暗い家(開演後しばらくはお席に入れません、のアナウンスが幕間に流れる)に博奕で負けた亭主が帰ってくる。こういうオヤジ、一昔前には絶対いたよな、とそのリアルさに可笑しくなる。
亭主に着物を取られちゃったから、人が来ると衝立の陰に隠れ、それでも時々その場に加わらずにはいられず、ついつい亀の子のように衝立からそっと顔だけ出す時さまがかわいくって、サイコウgood
それに長兵衛とのケンカでの時さま、この前よりボルテージ上がってなかったかしらsign02

右近クンがこの前よりずっとよくなっていて、おとっつぁんを諭すところには泣かされた。とくに「おっかさんが血の道や癪が出た時は、あたしがいないんだから、ちゃんと看病しておあげよ」(正確じゃない)と噛んで含めるように言ったときは涙がどっと出てしまった。
そうやって泣いては、涙が出るほど笑うから、鼻水ぐしゅぐしゅ、目はかすみ、まいっちゃったcoldsweats01
芝翫さんの角海老おかみがどっしりと大きく暖かく、安心感があっていい。
「二人道成寺」から見に来る人もいれば、「道成寺」が終わって帰っちゃった人もいた。もったいない。

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2009年2月13日 (金)

バレンタインチョコ

09021301choco
 ↑
仕事先へ
09021302choco 09021303choco
 ↑
家族へ
09021304choco
 ↑
それぞれのパッケージ。
唇がプリントされたカテゴリー・キッスもあったけれど、私のはラブチョコでなくて、メルシーショコラだから(なんで、英語とフランス語なんだcoldsweats02)。自分用にゲバラの顔写真がプリントされたものがほしかったけれど、売り切れだった。オバマのチョコもあったよ。
09021305kens
 ↑
10日に歌舞伎夜の部を見る前、Ken’sさんに駆け込んで、超特急でお願いしたバレンタインメニュー。♡のカプチーノは今年は諦めました。口の中でとける生チョコとコーヒーの味わいの絶妙なハーモニー、めちゃくちゃ美味しかったですdelicious
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 ↑
今年は幸せのブタちゃんがあちこちにいました。これはおまけでいただいたもの。かわいい。

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2009年2月12日 (木)

二月歌舞伎座夜の部・2

210日 二月大歌舞伎夜の部(歌舞伎座)
09021201kanjintyo 「勧進帳」
歌舞伎歴6年目を迎える私にしてもう10回近く見ているだろう。それなのに「勧進帳」は何度見ても面白く、何度見ても緊張してはらはらする。前にも書いたかもしれないが、父の一番好きな演目だというのが納得できる。
あまりに名曲なため、五代目菊五郎(だったと思う、記憶違いだったらごめんなさい)が出るのを遠慮したという、義経の出の音楽、私はいつもあのメロディーを頭の中で一緒にうたっている(かつて父が私に歌った子守唄のようなものでもあります)。今回の三味線はごひいき栄津三郎さん。何となく栄津三郎さんの音色、好きなんだよね。
弁慶は去年の仁左様にずいぶん泣かされたけれど、弁慶として私が好きなのは案外吉右衛門さんかもしれないな、と今回思った。ただ、どういうわけか、時々幸四郎さんがかぶって見えて、そのせいか、それまではしわぶき一つ聞こえなかった客席なのに去年の巡業みたいに六方でまさか手拍子起きたりしないよな、とかなり心配しちゃった。
さて、今回おやと思ったのは、菊五郎さん(富樫)の声。富樫はだいたい声が高いものと思っていたのに、菊五郎さんは太め低めの声で、骨太な印象を受けた。それだけに、後に切腹するかもしれない富樫の男気・覚悟(鎌倉の責めに対する覚悟)に哀れを覚えた。菊五郎さんの富樫は2年前にも見ているのだが、そのときはどうだったのだろう。声の高さについては、自分の記録がない。
梅玉さんは義経が似合う。私の中では、義経=梅玉という図式が出来上がっちゃっているかも。「勧進帳」の義経は、家来に「命を賭けてもお守りしたい」と慕われるだけの風格・気品・大きさ・はかなさが必要なのはもちろんだろうが、その資質は富樫にもこの人を救ってあげたいと思わせるものでなくてはいけないのではないかしら。という点を、実はちょっと見逃した。
というのも四天王に気を取られてしまったから。染五郎(亀井六郎)、松緑(片岡八郎)、菊之助(駿河次郎)、段四郎(常陸坊)とくるんだもの。とくに菊之助さんの瑞々しい男ぶりは特筆しておきたい。声も低めてきりっと構える姿は実に美しく、ついついそちらに視線がいってしまった。段四郎さんの常陸坊も、主君を守ろうとする熱さと年長者としての落ち着きがうまくミックスされていて、実にいい。
09021202kitisa 「三人吉三」
玉さまのお嬢は、私には男とは思えなかったし、玉さまと黙阿弥とは合わないような気もしたけれど(玉さまはどちらかというと南北の世界の人か、という偏見が私にはあった)、退廃美に独特の雰囲気があって、なんとも不思議な世界の魅力にはまった。
お坊は染五郎さん、とてもカッコいいが、好きなのは松緑さんの和尚だ。いつも言うようだが、松緑さんのすぱっと竹を割ったような姿、台詞は気持ちがよい。お嬢の腕に手拭を巻いてやる仕草も男のやさしさが感じられて、素敵。新悟クンのおとせが風情があって哀れを誘った。
たった25分の大川端庚申塚の場だったが、江戸の最下層にいるはぐれっ子たちが互いに求め合い、一つにまとまる様子がいじらしく思えた。
<上演時間>「蘭平物狂」95分(16:30~18:05)、幕間35分、「勧進帳」75分(18:40~19:55)、幕間25分、「三人吉三」26分(20:20~20:46)

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2009年2月11日 (水)

二月歌舞伎座夜の部・1:立ち回りは舞踊だ

210日 二月大歌舞伎夜の部(歌舞伎座)
09021101yorunobu

4
時に歌舞伎座について、待つこと10分、人波の後ろについて、中に入るのに数分かかり、さらにまたイヤホンガイド前の行列を掻き分け掻き分け3階に上がるのに一苦労(ラッシュの電車かshock)。というほどの大入り。休憩時間もどこ行ったって人人人。松竹さんの収益が少しでも上がってまともな建て替えが出来るよう願う身としては嬉しいことだ。
09021102ranpei 「蘭平物狂」
三津五郎さんの蘭平を見て、その立ち回りの凄さに度肝を抜かれたのが4年半前(平成168月)、そして2度目の蘭平を松緑さんで見てやっぱり立ち回りに感動したのが2年前のちょうど2月(当時の興奮の記録はココ)。3度目の蘭平は再び三津五郎さん。
題名の「物狂」は前半、刃物を見て乱心する蘭平の様子からきているのだし、前半部分がとても大切なのは重々承知。だけどやっぱり後半の大立ち回りを目的に見てしまうのは否定できない(がんどう返しのような大掛かりな仕掛けはないけれど、命がけ、一つ間違えれば大怪我につながる息の詰まるようなワザの連続、今でも蘭平の立ち回りが一番ダイナミックで、一番面白いと思っている)。
その大立ち回りを見てしみじみ思ったのは、「立ち回りは舞踊である」こと。歌舞伎の立ち回りというものがそもそも動きの美しさを追求しているのは間違いないだろうけれど、ここまで「舞踊」を意識したのは初めてだ。洗練されたという感じじゃなくて、それほどに三津五郎さんの動きが美しく、また蘭平に絡む捕手たちもそれぞれの動きが見事に連動して、躍動感に溢れ、群舞を見るような感じであった。立ち回りも終わりのほうで、30人(30人全員だったかどうかは自信ない)が舞台に仰向けにひっくり返る様(蘭平にやられた、という表現)は実に壮観。
とにかく感動のあまり、思い切りの拍手をしながら涙も湧いて、興奮した。
捕手さんたちは、双眼鏡なしでお顔を見てすぐ「○○さん」とわかる方が45人しかいないので、初めのうち一生懸命双眼鏡を覗いていたのだが、それではせっかくのダイナミズムを味わえなくなると、途中からは全体の動きを楽しむことにした。立ち回りの詳しい様子ははなみずき様の見事なレポにお任せしちゃいますcoldsweats01
孤軍奮闘、暴れまわった蘭平がやがて息子の行方を気にかける。「繁蔵、しげぞう~、しげぞう~」と探し回る父親の姿は悲しくて切ない。見せ場の一つである父と子の愛情と葛藤には、子役の力量も重要である。宜生クンは動きがしっかりしていて、声が大きいのがよい。
橋之助さんも福助さん(おりく、実は大江音人妻明石)も、私は「菅原伝授手習鑑」よりずっとよかった。とくに橋之助さんはこういう押し出しのいい役(壬生与茂作、実は大江音人)がとても合っていて、好きである。
翫雀さん(在原行平)が人間くささが出ていて面白かった。
ところで、この物語に出てくる在原行平と村雨(実はおりくがなりすましている)って、「松風」の2人だったということを、迂闊にも気づいていなくて、後でああ、そうだったのかと頷いたのでした。<村雨を思うあまり病に伏せる行平を思う奥方が村雨を探させる>というのは現代人の感覚ではツッコミたくなるところですなsmile
人それぞれ好みがあるから、あまりこれがお勧めとか言わないようにしているつもりだけれど(言ってるかなcoldsweats01)、これは必見sign03

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2009年2月10日 (火)

大騒動、ゴールド発売日(--,)

笑いの記事の後は泣きの涙。
今日はゴールド会員のチケット発売日。うちの中のことをあらかた済ませて、1010分前にアクセス開始。
むむむ、なんだっ、もう込み合ってるだとsign03
さっき935分くらいまでは余裕で入れたのだぞよ。
ここで冷静さを失った私はただひたすら、「チケット購入へ」ボタンと「戻る」ボタンを繰り返しクリッククリッククリックdash
あまりのつながらなさに、そうだ、携帯からもやってみようと思い立ったが、甘い甘い、こちらも込み合っていて入れません、だって。
仕方なく、地道にクリックを続けていたら、958分、やっと入れたsweat01 早速ログインして、10時を待つ。しかしいつも10時に入っても「先行販売中」画面にならず「2/10ゴールド会員先行販売」のまんまであるからして、今回は少しアタマを使ってsmile、まずは2月の申し込み画面に入り、10時ちょうどに公演一覧画面に戻った。
これは大成功。やや時間はかかったものの、ちゃんと「先行販売中」になった。しめしめ。そして希望の日と席種を選び、出てきた座席は「おお、やったねgood」。喜び勇んで、購入手続き。
だが、ここでが~~~んshock
恐れていた
「送信エラー」
が出たのよimpactcrying
お願いです、購入サイトになっかなか入れなくてもいい、でも、でも、席を確保してからの送信エラーだけは勘弁してbearing
結局、その後画面が壊れちゃったから、またイチからやり直し。やっとの思いで入れた後に出てきた座席はちょっと遠慮したかったので取り消し。
ところが、ここでまた、がが~~~んよshock
別の席を取ろうとしたら
「予定枚数を超過しています」

だってannoy
うっそ~~~。なんで~sign02 私、確かに取り消したよ~sad こうなると、相手はテコでも動かん。仕方なく電話で事情説明のうえ改めて申し込もうと思ったら、当然電話だってつながらないよね。
アタマの中が白くなったり黒くなったりしながら、胃はキリキリ痛み出したし、もうこれは一定の時間が経過しないとムリと諦めながら、それでも何度も操作して、やっと「予定枚数超過」が解除された。
そこで出てきたのが、さっきのご遠慮申し上げた席じゃん。さんざん悩んで、あっちこっちいじっているうち、まあここらで妥協かという席に行き当たった。
私がご遠慮した席に座る方だっていらっしゃるのだし、こうして選べること自体贅沢なのかもしれないけど、やっぱりせっかく努力してゴールドを維持したのだから、少しでも見やすい席を取りたいと思うのです。
今後も歌舞伎座のチケット争奪戦は厳しいと思う。一般販売期間にチケットの戻りを待つほうがいいのかなとも考えるけれど、2度見ならともかく、1回は確保して安心していたいのよね。

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シネマで思い切り笑おう

28日 シネマ歌舞伎「らくだ/連獅子」
「明日のココロ」が1日遅れになってしまいました。
日曜日にKen’sさんに寄れたワケそれは、シネマ歌舞伎happy01
「らくだ」は、去年の8月、歌舞伎座でも笑い転げたものだが(感想はココ)、あの時は3階席で見たので、ぜひアップの馬太郎サンを見たかったのだ。
亀蔵さんのらくだ(すなわち馬太郎)は、絶妙な動き(「動かない動き」とでも言いましょうか)で死人らしさを見せているし、すべてがあんなにおかしいのにまったく表情が変わらず、こっちはそれがまたおかしくて、涙が出るほど笑った。
今回特筆しておきたいのは三津五郎さん。チョイワルなんだけど、その江戸っ子ぶりがなんともカッコよくて、惚れ惚れしてしまった。ぽんぽん機関銃のように飛び出す言葉、キッと睨む脅しの目、悪さをたくらむ思案顔、してやったりのほくそ笑みなど豊かな表情、袖をまくったり、裾をからげたりの動作も実にカッコいい。
後半、徐々に酒に飲まれていく久六(勘三郎)の変化、そして半次(三津五郎)との立場が入れ替わる様が面白いのは、もちろん勘三郎さん自身の演技のうまさにもよるけれど、それを受ける三津五郎さんの間(ま)がバツグンにいいからだと思った。それはまた言い換えれば、2人の呼吸がぴったり合っていたということだろう。
ここに加えて、らくだの亀蔵さんの3人の呼吸が完全に一致していた、それが椅子から転げ落ちそうになるほど、涙が出るほど、息がつまりそうなど笑わせてくれるのだ。
映画館の客の笑いと、シネマの中の客の笑いが一緒になって、中の空気が揺れるようだった。
一言追加:家主女房の彌十郎さん、けっこう化粧がコワくて、びっくりした。
「連獅子」は、残念ながら、かなりの間沈没してしまいました。さんざん笑った疲れが出た、わけではなくて、前日父の介護がとりわけ大変で心身ともに疲れがピークに達したのだと思う。そういうわけで、感想は書けないんだけど、私が見ていた範囲のみで言えば、カメラワークが3人全員を1つのフレームに入れている場面が少なく、もうちょっと全体的な視野で見たかったなと思った。
勘太郎クンの若々しくきりりとした顔、勘三郎さんの威厳に満ちた表情が頭に残っている。これはリベンジしないといけないかな。「らくだ」ももう一度見たいし。

なお、「らくだ/連獅子」の上映館はこちらから。

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2009年2月 9日 (月)

「市川海老蔵です」

さっき、お昼食べていたらTVから突然「市川海老蔵です」って声が流れてきた。
ふっと目をTVに向けると、映画「フェイクシティ」のCMだった。へぇ~、海老ちゃんもこういうCMやるんだぁと、何となくちょっとビックリして、声が素敵と嬉しくなって、その結果、海老ちゃんが何宣伝していたか全然覚えていないcoldsweats01
ただ、それだけの話ですsmile

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2009年2月 8日 (日)

今年初の…

今頃になって今年初の、と言えば、そう、Ken’sさんですsign03
どういうわけか、これまで全然行く機会がなくって…。
本当に久しぶりに、お2人の静かで優しい笑顔に接することができました。
さて、オーダーは「初」に合わせて、これまでいただいたことのなかったクロックムッシュ(写真、ちょっと失敗したsad)のセット。ドリンクはmami 絶賛のマンゴージュース。
09020801kens_2 09020802kens_2  
ああ、なんて幸せ。マンゴージュース、独特の香りと味が口の中に広がって、濃厚なんだけど、すっとのどに落ちていく。やみつきになりそうです。中に大きなマンゴーの果肉が入っていて贅沢。私がその辺で買ってくるマンゴーはマンゴーじゃない(たしかに)と言う娘にも飲ませたいhappy02
クロックムッシュがこれまたチーズたっぷりで濃厚(2段のパンの上にはグリエールチーズ、間にはモッツァレラが)。だけどぜ~んぜんしつこくないの。でも、写真でおわかりのように、このセット、かなりのボリュームでしょ。それなのに、たまにしか来れない私は欲張って、コーヒーもいただいちゃった。
バレンタインセット(こちらは、はなみずき様カンゲキ)にとても惹かれたのだけど、さすがに甘いものはやめておこう。ということで、aki ご推薦の冬季限定ダイヤモンドダスト。ほどよい苦味がのどごしよく、落ち着いた気持ちになりました。
09020803kens
ところで、なぜ今日
Ken’s さんに寄ることができたか、それはまた、明日のココロだぁ(こういうこと書くから年齢がわかっちゃうcoldsweats01 まあ、もういい加減おばばだということは知られていると思うから、今さら、どうってこともないかcatface)。
なお、バレンタインセット(↓)は14日までとのこと。それまでにもう一度、伺えるかしらthink
09020804kens_2 

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2009年2月 7日 (土)

レッズサポSwing、ミーハー的始動

26日 2009浦和レッズ激励会(さいたま市内某ホテル)
09020701redsparty
友人から声がかかり、埼玉
TV(テレ玉)主催のレッズ激励会に参加してきました。このイベントには2年前にも参加したことがある(前回は表彰式、今回は表彰のしようがないbleah 当時のレポはココ)。
レポ、長くなります。お読みいただけるのでしたら、以下の主な進行にしたがってまとめましたので、適宜端折ってくださいませね。なお、レポは男子チームについてのみです。
1.
 ビフォートーク
2.
 選手入場
3.
 功労賞贈呈
4.
 歓談(間に抽選会あり)
5.
 監督インタビュー   

1. ビフォートーク
7時開会の10分ほど前に、レッズファンにはお馴染みのテレ玉上野晃アナウンサー、元レッズFW水内猛、女性リポーター・リアド慈英蘭、元日本代表GK瀬田龍彦によるトークがあり、フィンケ監督による新生レッズへの期待が強く窺われた。
2.
 選手入場
さて、そろそろ開会。主宰者挨拶のあと、選手入場。レッズ側からは監督のほかに選手が何人か出るのだけど、今回は梅ちゃん来ると嬉しいなあとかなり期待した。そうしたら、なんと!! 期待どおり、その梅ちゃんが登場したのよsign03 
レッズレディース(暴走族じゃないよ)の村松監督、五人の選手に続き、まずは坪井、山田、そして梅崎、鈴木(啓太)、エスクデロ(セル)、堀之内と入ってくる。私はたまたま選手入場通路のすぐそばに陣取っていたため、梅ちゃんを間近に見て興奮度ぐ~んとアップupwardright 好き好きと言っても、こんなに近くで本物見たことないから、顔も少し違って見えた。梅ちゃんのブログでアップで見るより、ず~っとかわいい。スーツが似合っているようないないような…う~ん似合ってる、かわいいlovely
選手は壇上に2列に並び、梅ちゃんは後列。私の位置からだと、堀之内の陰になって見えないの。だって、ホリは背が高くて、梅ちゃんは小柄なんだもの。で、私はオバサンの図々しさで少しずつ移動して、ちゃんと梅ちゃんが見える位置にたどり着き、バチバチ写真を撮ったのでした(お見せできないのが残念)。かわいいlovely
3. 功労賞贈呈
藤口社長の挨拶(昨年最終戦後のセレモニーでの大ブーイング、忘れんなよ)の後、昨年で引退した内舘とレディースの田代に功労賞が贈られた。レッズ広報担当になったウッチー、よかったね。あの涙、忘れられないよ。ちなみに岡野雅行は香港のTSWペガサスに入団が決まった。おめでとう。入団を伝えるニュースでは「36歳的岡野正行」は98年ワールドカップ出場の「功臣」であると、テロップが流れていた。もちろん「野人」っていう文字も見えた。黄色いユニフォームの背番号は8番。香港遠征してみたい気もする。

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2009年2月 6日 (金)

2月歌舞伎昼の部・3

23日 二月大歌舞伎昼の部(歌舞伎座)
「人情噺文七元結」(画像失敗御免)
まるで落語を見ているようだった。
そういえば右近クンが「尾上右近」を襲名して、菊五郎さんの下、本格的に歌舞伎の道に進むことになった最初の役の一つがこのお久だった。以来、私にとっては4回目の「文七元結」。右近クン、あのときはふっくらしていてまだ幼いお久がだったが、4年たったらずいぶん大人になって、恥らう仕草に若い娘らしい喜びと色香が感じられるものだと感心した。
長兵衛は菊五郎さんが一番しっくりくる。菊五郎さんも時蔵さんもこういう江戸の市井の人をやると、実に生き生きしており、長兵衛さん一家がおろおろしたり、派手な喧嘩をしたりするのがとてもリアル。昨年暮れに見学してきた江戸博常設展の江戸庶民の家を見て私が思い描いたのはまさに長兵衛とお兼のような日常。それが思い出され、ここでもまた江戸時代にタイムスリップして、2人の隣人にでもなったような気がした。
悪い人が1人も出てこないのも嬉しい。角海老女房お駒(芝翫)も商売人としてのしたたかさだけでなく人の気持ちのわかる大きさをもち(芝翫さん、プロンプターがついていたけれど、それをあまり気にさせない巧みな間で喋っていた。さすが、と感心した)、家主甚八(左團次)も話をうまくまとめようという計算高さではなく親身な気持ちに溢れていたし、手代藤助(團蔵)の気のよさもほかっとする。五十両をめぐる遣り取りも、いかにも江戸っ子らしくて好きだ。
それにしても、文七(菊之助)って、なんてドジなの。そんなそそっかしいのに店一軒もたせようなんて大丈夫かいっ、っていうのがここのナンセンスツッコミ。さっきまで一心に花子になりきっていた菊ちゃんが、ここではそういうおっちょこちょいな、でも真面目で清々しい若者(顔もいいけど、声がいいよね~)を好演。一つのお芝居で1人何役も演じることは多々あるけれど、同じ日に全然違う演目で別の人間を演じるっていう芝居は、世界のことはよく知らないけど歌舞伎だけなんじゃないだろうか。歌舞伎ってスゲェと感動する要素のひとつだ。
しかし、これまで会ったこともない2人の結婚がその場でとんとんと決まっちゃっていいのかぁ(これもナンセンスツッコミ)。現代の感覚とは違うから、いいっか。
三津五郎さんの和泉屋主人、吉右衛門さんの鳶頭、贅沢な配役です。
<上演時間>「加茂堤」30分(11001130)、幕間10分、「賀の祝」70分(11401250)、幕間25分、「二人道成寺」67分(13151422)、幕間20分、「文七元結」75分(14421557

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2月歌舞伎昼の部・2

23日 二月大歌舞伎昼の部(歌舞伎座)
09020601dojoji 「京鹿子娘二人道成寺」
シネマ歌舞伎でもつい去年見ているし、初めて見たとき(H182月の再演)ほどの新鮮な衝撃はない。だけどいつの間にか、2人が1人、1人が2人の世界に引き込まれている。映像でつくられた世界も素晴らしかったけれど、やはり人間の目で見る舞台に敵うものではあるまい。
菊之助がさんが花道をしゃなりしゃなりと進み、玉三郎さんがスッポンからす~っと出てくるだけで、もうそこには不思議な世界がつくられている。
で正直言って、冷静に記憶にとどめようという脳の機能が働かず、ただただ2人の美しく滑らかな動き(激しい動きもすべてす~っとなめらかになめらかに見えた)に夢見心地で、いろんなことを覚えていないのです(寝てた、って意味じゃない。別世界に連れて行かれ、そこでの時間を楽しんで、この世界に戻ってきたら、残っているのは楽しい記憶だけ、ってそういう感じなの)。
道行を踊り終えると、玉さまはスッポンに姿を消す。そして中啓の舞いになると、どこからともなくといった感じで玉さまが再び現れ、1人が2人になる。玉さまは成駒屋の型で烏帽子を鐘の綱にかけ(ここ、烏帽子が落ちはしないかしらと心配になったら、初日に実際落ちてしまうハプニングがあったのね)、菊ちゃんは中啓に載せる音羽屋型というのが面白い。
鞠唄、菊ちゃんの振り出し笠(いとも簡単そうに扱っているけれど、これって、とてもむずかしそう)+所化さんの花傘踊り(所化の総踊りではなく、松也・梅枝・巳之助・新悟…他にもいたかも)、手拭、鞨鼓、手踊り、鈴太鼓。一つ一つの踊りを美しく盛り上げ、かつ鐘入りに向けて全体を徐々に徐々に盛り上げていく。本当に2人が重なって1人の花子のように見えることもあるし、それぞれの持ち味で1人の花子の多面性を見ているようなときもある。
時折見せる玉さまの怨念のこもった目。だけどその目は深い哀しみを湛えていて、どきっとする。いっぽうの菊ちゃんは淡々としたと言ってもいいような表情の中に透明感のある目が印象的で、この対比が2人で1人、1人で2人の花子の世界を作り上げているように思った(菊ちゃんって、私はよく白い色にたとえるが、最近透明感が強くなってきた)。
にしても、なぜ玉さま・菊ちゃんはあんなに美しいのhappy02

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2009年2月 5日 (木)

2月歌舞伎昼の部・1

23日 二月大歌舞伎昼の部(歌舞伎座)
09020501hirunobu
長くなるので、まずは「菅原伝授手習鑑」から。
09020502sugawara 「加茂堤」
「賀の祝」の前にこんな面白い(といっては語弊があるかしら)段があったのね、というのがこのたび初めて「加茂堤」を見た感想。
人目を忍ぶ斎世親王と苅屋姫の恋、それも菅丞相を流罪におとすような危険な恋の手引きをするのであるから、本来はらはらどきどきな場面だと思うのに、案外のどかでユーモラスで微笑ましさが先に立つ。
桜丸は「車引」や「賀の祝」から私の中に作られている人物像とは違って、陽気で率直で気のいい青年(本当は少年?)だった。それだけに、「賀の祝」における桜丸の悲劇がよりくっきりと浮き上がり、「寺子屋」の松王の嘆き(「桜丸が不憫だ」と言って泣く)がより切実味を増す気がした。
桜丸ったら、やっと会えた斎世親王と苅屋姫なのに恥ずかしがってばかりいるから「下々の者とは違ってすぐに飛びつかない」とか、2人の逢瀬のために「闇にしてあげたい」とか言ってじりじりしたり、牛車の中のアツアツの2人を見て自分もついつい奥さんの八重に抱きついたり(いいムードになってきたところで、牛が「もぅsign04」と鳴く)。ほら、ちょっとイメージ違うでしょsmile
でも橋之助さんの桜丸は、イメージの違いを差し引いても、なおちょっとつらいかな~bearing 多分、高く作った声に無理を感じるんじゃないか、と自分では思う。その姿にはなぜか「菊畑」虎蔵の芝翫さんを思い出してしまった。
梅枝クンの苅屋姫、かつぎを取って出した顔の可憐で美しいこと。斎世親王(高麗蔵)を見る目が初々しく切なげで、桜丸ならずとも初恋を応援してあげたくなる。
三善清行(松江)の3枚目のワルぶりが楽しかった。
ナンセンスつっこみ1駆け落ちしちゃった斎世親王と苅屋姫を桜丸が追いかけるため、妻八重が牛車を引いて帰ることになる。その際、女のままでは怪しまれるからと、桜丸の白張を着て、桜丸になりすますことにする。って、ア~タ、いくら白張着たからって、思いっきり八重さんのまんまなんですけどcoldsweats02(ガンバレ八重さん)

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2009年2月 4日 (水)

ラブ歌舞伎座・6(2月3日午前)

09020401love
すでに多くのブロガーさんが怒りの記事を書いていらっしゃる歌舞伎座の新デザイン、腹立ちのあまり手が震えて収拾がつかなくなりそうだから、私は敢えて触れないできた。

昨日、歌舞伎座をしみじみ眺めて、そこにあのおぞましいデザインを重ねてみたら、怒りよりも悲しみや情けなさのようなものが湧いてきた。
建設当初パリ中の不評をかったというエッフェル塔は今や、パリにはなくてはならないシンボルとなった。新しい歌舞伎座も時の経過とともにそうなるのだろうか。いや、絶対ありえない。
歌舞伎ファンならずとも絶対あんなデザインを受け入れることはできまい。慎太郎、関係者、なに考えてんだ。(収拾つかなくなりそうだから、ここでやめておく)
09020402lovejpg

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2009年2月 3日 (火)

念願の節分歌舞伎

09020301setubun
念願の節分の日の歌舞伎。

梅之さんのブログでそういう行事があることを知ったのは何年前のことだったでしょう(今日の梅之さんの記事もご参照ください。私もそれで思い出したけれど、青鬼さんが逃げ惑うのを見ました。赤鬼さんはわからなかった)。やっと念願がかないました。
道成寺の紅白の幕の前で、今踊り終わったばかりの2人の美しい花子さん、菊五郎さんをはじめとする役者さん*がずらっと並び、菊五郎さんの音頭で一斉に豆がまかれました。私もきゃっきゃっいいながらいただきました。
次の「文七元結」までの幕間は20分。その間に豆まきがあって、少なくとも菊五郎さん、時蔵さんはすぐに出番だから、さぞお支度に忙しかったことでしょう。お芝居の感想は後ほど。
09020302mame

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2009年2月 2日 (月)

花の五人衆にアツくなる歌舞伎への思い

先日、non様がご紹介になっていた「オール讀物」、立ち読みですませようと思っていたけれど、いざ読み始めたら、やっぱり手元に置いておきたくなった。
「歌舞伎新時代、花の五人衆」heart04染五郎、亀治郎、菊之助、海老蔵、勘太郎heart04とくれば、どうしたって立ち読みじゃすまなくなるでしょ。
関容子さんが書いている五人の子供のころのエピソードを読むと、なるほど、こういう育ち方をしたから今の芸がこうなのか、という部分があって実に面白い(以下、non様の記事と重複する部分がありますが、ご容赦。なお敬称は略)。

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2009年2月 1日 (日)

2008年歌舞伎ベスト3

yuki様が毎年企画してくださって、投票には悩むけれど結果発表がとても楽しみな、アンケートによる前年度歌舞伎のベスト3が決まりました→ココ
東京篇は
1「通し狂言・仮名手本忠臣蔵」(10月平成中村座)
2「通し狂言・青砥稿花紅彩画」(5月歌舞伎座)
3「勧進帳」(4月歌舞伎座)
納得の順位です。
yuki
様、毎年集計はどれだけ大変なことかと存じますが、ありがとうございますsign03
取り急ぎ。

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ナルキッソス

090201narcissus

ぽかぽか陽を浴びて仕事をしていたら眠くなった。
寒風吹きすさぶ庭で眠気をとばそうと、外へ出た。
そうだ、23日前から水仙が咲き出していたんだっけ。
何の手入れもしない汚い庭に毎年早春の喜びと厳しさを告げてくれる水仙ちゃんは、とてもナルシシストとは思えない慎ましい姿なのだ。
そばへ寄ったら、あま~い香りが鼻をくすぐった。

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1→2はゾウ、2→12はネズミ

2月になった。
毎年思うのだが、1月は長い。ああまだ1月か、とほっとするようなもどかしいような日々を何日も送った末、やっと2月を迎える。
毎年思うのだが、2月に入ったら早い。あっという間に桜cherryblossomが咲いて新緑clubになって暑い夏sweat01がやってくる(振り返ったら、そんな気がするのだ)。
もう1週間以上も預かっている仕事、内容は簡単なのだが分量が多くて、いまひとつ乗れず、「まだ1月」をいいことに3分の1も終わっていない。広げると数分もしないうちにガクッと首が前に落ちるsleepy
「もう2月」になった今、締め切りまであと4日。さすがに気が急いてきた。こんなことやってる場合じゃないっすねcoldsweats02
Swing part1
の「見ました」、更新しました。これじゃあ、仕事してるヒマなんかない、と我ながら呆れたshock

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