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2009年2月26日 (木)

松竹座千穐楽の興奮

225日 二月花形歌舞伎「蜘蛛絲梓弦」~カーテンコール(松竹座)
09022601syotikuza ミーハーらしく興奮を忘れないように終わりから。前半の七変化はズボラして20082月の博多座公演の感想を代用しちゃいます。お手数ですが、そちらをご覧くださいねcoldsweats02 常盤津の山台の中から現れた薬売り(ビックリしたわ~。驚きの登場シーンは、だまされることなく全部しっかり捉えました)とか、エアー三味線を弾く奥州座頭だとか、早替りなど、けっこう忘れていたこともあり、とても新鮮に見ることができた。博多座との違いがあるのかもしれないけれど、それを指摘できるほど、覚えてはいない…coldsweats01
さて後半。
一面に蜘蛛の糸が大きく張った幕が現れ、その前で勇壮な大薩摩が演奏され、決戦間近の雰囲気が盛り上がるup 花道から頼光主従が現れ、蜘蛛の幕が振り落とされる(どっちが先だっけ?)と、舞台中央奥には長唄・お囃子連が。その前に置かれた岩から、亀・蜘蛛が蜘蛛四天を左右に4人ずつ従えてセリ上がる。う~ん楽しいっsign03 亀ちゃんが舞台中央でぶっ返ると四天が一斉に蜘蛛の糸を放つ。見事な演出だ。場内割れんばかりの拍手。
蜘蛛たちと頼光主従の戦いが果てしなく続くかと思われる頃、花道から平井保昌登場。ラブリンがいないなあと気になっていた頃でもあった。これ、博多のときも同じことを考えていたみたいで、私ってほんと記憶力悪い。荒事のラブリンがまた、ステキ素敵heart04(また別の感想で触れるかもしれないけれど、今回の松竹座公演で、おこがましくも私が一番評価するのは愛之助さんかも。その存在感の大きさ、演技の確かさは、あんなに楽しかった浅草に物足りなさを今になって覚えさせる)。
がっがっと本舞台に移動したラブリンは、亀・蜘蛛に向かって、「近頃クイズQさまによく出演して漢字が得意だとかいう市川亀治郎によく似ている」(正確じゃない、以下同)とか風林火山がどうとか言った後(観客の歓声で聞こえないのよ)、「今年は天地人、直江兼続の兜には愛の文字」、自分も「愛」、頼光(勘太郎)にも「愛heart01」と笑わせる(もう一つ、「愛」がらみがあったと思うけど、忘れた)。
平井と頼光が太刀を振り下ろすと、さしもの蜘蛛も退治される。最後は舞台中央、岩の上に蜘蛛たちが決まり、糸が投げられ、その背後では糸が滝のように落ちてくる。場内大興奮の中、幕が引かれるが、当然のように拍手は鳴り止まない。

松竹座中の期待を集めたカーテンコール。浅草7人組が扮装のままズラリと並んでいる。上から見ているから、皆が視野に入るとはいえ、オペラグラスで覗くのが忙しくて、拍手が半分になってしまう(拍手できる人におまかせっ)。
やがて、亀ちゃんが上手奥に向かって手招きしている。すると黒いスーツ姿の人たちがばらばらっと現れた。誰? 誰? 慌ててオペラグラスを当てる。おお、なんと、それは竹三郎(「女殺油地獄」おさわ)、薪車(「毛抜」八剣玄蕃)、吉弥(「実盛物語」小よし)、壱太郎(「毛抜」錦の前、「女殺油地獄」おかち)の4人なのであった。思いもかけない4人の登場に、私は嬉しさ最高潮。竹三郎さんも亀ちゃんの隣でとても嬉しそう。とてもお若いsign03 薪車さんはカッコいいし、吉弥さんはダンディーだし、壱太郎クンもお洒落な感じ。去年の巡業での一座の結束を思い出し、この公演も亀ちゃんを中心に固くまとまっていたんだなあと、カンゲキを新たにした。
こうして竹三郎さんのお姿を拝見すると、迷っていた6月の喜寿記念公演にやっぱり行きたくなる。亀ちゃんは演舞場の凱旋公演があるから、出演はしないだろうけれど、公演を見ることで竹三郎さんにお祝いの気持を表したくなる。5月の中日劇場を諦め、こっちにしようかなぁ。
さて、2度目のカーテンコール。11人がそのまま再び舞台に。客席はスタンディングオベーション。しかし宴には終わりがくるものだ。やがて出演者は次々に花道を引っ込んでいく。花道脇のお客さんと握手を交わしたりしている。お父さんに連れて来られたらしい小さな男の子が、獅童さんに、それから最後に引っ込む亀ちゃんにも抱えあげられていた。それを見ていて、レッズ最終戦のセレモニーを思い出した。場内一周する選手たちはサポと握手したり、自分の子供を高く抱え上げていたりする。
はるか3階から傍観している私は、やっぱり1階席はいいなあと羨ましい限り。でも、この雰囲気を味わいたくて松竹座に来たのだから、そこにいるだけで幸せhappy01なのでした。
東京駅で帰りのJRに乗ったとたん、あんなに気になっていた仕事のことを思い出し、現実に引き戻されましたshock

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歌舞伎ミーハー観劇記」カテゴリの記事

コメント

Swinging Fujisan 様
大阪遠征、お疲れ様でした。レポありがとうございました。お体はお疲れでしょうが、補ってあまりある感動、感激、歓喜、興奮の嵐ですねっ♪
ラブリンも大好きな役者さんです。思い起こせば1998年の12月、仁左様の襲名興行の折南座まで遠征したのですが、運良くサイン会の日でございました。まだ若かった(笑)のでダッシュで会場まで駆け下り真っ先にサインをいただき(時さまとはお言葉も交わしましたぁ)会場を後にするときに愛之助さんとすれ違い、ばっちり目があってしまい会釈をかわしました。あのときのすがすがしさが未だに目に焼きついており思い出してはにまにましております(^-^)。
う~ん、松竹座行けばよかったぁ((>_<))のからつぎでした。

投稿: からつぎ | 2009年2月26日 (木) 08時32分

からつぎ様
コメント、ありがとうございます。
まあ、10年とちょっと前のことですね。南座まで遠征なさった日にサイン会とは、素晴らしいめぐり合わせでしたのねgood 仁左様、時様、ラブリン、そうやってじかに接すると、それが一瞬のことであれ、お人柄を実感なさったのではないでしょうか。
あ~若き日winkのからつぎ様が羨ましいですhappy02

投稿: SwingingFujisan | 2009年2月26日 (木) 09時25分

おかえりなさい。素晴らしい千秋楽でしたのね。読んでいるだけで、その興奮が伝わってくるようで、うっらやましいです。大阪在住の友人も、夜の部に行っていて、カーテンコールの様子を知らせてくれたので、ああSwingingFujisanさまもそこにいらしたのね、と思ったのでした。
歌舞伎でエネルギーをいっぱい補給して、また元気な日常(含・仕事smile)に、ですね。でも、気分はupupとはいえ、たぶん身体は疲れてるはずですから、くれぐれもお気をつけください。
・・・と、歌舞伎座の昼夜通しだけで、翌日から数日疲労が残ってるのを自覚しているきびだんごでした。

投稿: きびだんご | 2009年2月26日 (木) 09時47分

きびだんご様
ありがとうございます!! ただいま。
おかげさまで仕事はすっかり頭から吹っ飛び(もって行かなくてよかったhappy01)、前日の散策も歌舞伎も十分楽しんでまいりました。
そうですね、若くはないのですから、体調に気をつけつつ、日常に戻ります。

大阪のお友達も、いらしていたんですね。きびだんご様を挟んで、楽しさ共有ですsmile

投稿: SwingingFujisan | 2009年2月26日 (木) 10時52分

>SwingingFujisanさま
レポありがとうございました。
田舎者、物知らず、貧乏と、なかなか歌舞伎と距離を詰められませんが、見巧者様を見習いながら楽しんでおります。テレビも見んならんし、芸能ニュースもアンテナ張っとかんならんしぃ。
熱かったんですね\(~o~)/その場に居合わせたかった!

投稿: とみ(風知草) | 2009年2月26日 (木) 11時34分

とみ様
コメント、ありがとうございます。
そんなご謙遜を!! 私こそただのミーハーで、いいトシをしてお恥ずかしい限りでございます。

若い役者さんに混じって、竹三郎さんが若々しく嬉しそうなお顔を見せてくださったのが、涙が出そうなほど有難くて(って、思わずそういう気持ちになりました)、それだけでも松竹座に来た甲斐があったな、なんて思ったりもしています。

投稿: SwingingFujisan | 2009年2月26日 (木) 12時57分

臨場感のあるレポありがとうございます。
千穐楽大盛り上がりのようでしたね~happy01。やっぱり楽は特別ですな。
あぁとってもうらやましいです。
>レッズのセレモニー を思い出したことなんとなく想像できます。
花形7人に竹三郎さん、吉弥さん、薪車さん、亀蔵さん、壱太郎くんと、チームワークもバッチリでとてもいい座組でしたね。
特に竹三郎さんがお元気そうで嬉しかったです。
大阪終わっちゃったのが本当にさびしいcrying

投稿: non | 2009年2月26日 (木) 21時57分

non様
コメント、ありがとうございます。
ミーハーおばさんとしては、千穐楽のこの盛り上がりの中に浸かりたくて行ったので、遠く上から見ていても幸せでした(ホントは一階席取りたかったなあcoldsweats01)。
レッズのセレモニーをわかってくださってありがとうございます。花道を引っ込む面々を拍手で送りながら、頭の中にはセレモニーの音楽が流れていて…
夢が終わって、現実に戻りましたが、また新しい夢を見られる日がきますよ、きっとhappy01

投稿: SwingingFujisan | 2009年2月26日 (木) 22時29分

失礼しま〜す。
SwingingFujisanさまの細かいレポに感心いたしております〜happy01
竹三郎さんの素顔は忘れられないくらい、いいお顔でした… “おさわ”は感情たっぷりで、拝見出来て良かったです(泣いてしまったweep
花形衆それぞれ活躍されていましたね 愛之助さんの存在は確かなようです。
勘太郎くんはますますお父さんに似ていくのかな(笑) 獅童さんの個性的なお芝居も光っていました。
カーテンコールは握手出来なかったけど、観られたのが幸せですね〜wink

投稿: かりん | 2009年2月27日 (金) 02時10分

かりん様
ありがとうございます!!
竹三郎さんの母親役というのは、情がこもっていていいですよね。亀ちゃんの巡業で見せた涙が竹三郎さんご自身のお人柄を表しているようで、だからこういう演技をされるんだな、とわかる気がします。
花形歌舞伎は、1人1人個性の違った、そして華のある役者さんが集まって真摯にお芝居に取り組むから、あんな素敵な舞台になるのですね。カーテンコールでのファンサービスも大きな魅力ですよね。私など、そっちが主な目的でcoldsweats01

勘太郎クン、声がおとうさんそっくり。でも、おとうさんよりいい男だと思いません? あ、いえ、勘三郎さんも色っぽくていい男ですけれど。

投稿: SwingingFujisan | 2009年2月27日 (金) 02時53分

コメントが遅くなってすみません。千穐楽、楽しかったですね。SwingingFjisan様の文章からも、興奮の様子が伝わってきて、私もあらためてあのエネルギーに浸っています。
竹三郎さんの存在感、本当に素敵でしたね。それを大事にしている亀治郎さんも、素敵でした♪
松竹座、最初は迷ったけど、行って本当に良かったです。
ありがとうございました。

投稿: mami | 2009年2月27日 (金) 23時44分

mami様
コメントありがとうございます!!
初めての松竹座公演が成功して、一座もどんなにか嬉しかったでしょう。その喜びが、カーテンコールに素直に表れていたような気がします。
ほんと、お互い、行ってよかったですねhappy01

投稿: SwingingFujisan | 2009年2月28日 (土) 02時05分

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