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2009年3月25日 (水)

3回見ても面白かった「元禄忠臣蔵」昼の部

325日 「元禄忠臣蔵」昼の部(歌舞伎座)
09032501genroku
3
回目なので、感想はごく簡単に。
「江戸城の刃傷」
内匠頭(梅玉)が多門伝八郎(彌十郎)の取調べを受けた後、桜の間囲内に向かうとき、花道七三で、無念そうに松の廊下のほうを振り返る。この姿が、「最後の大評定」で、あるいは仮名手本で、大石(または大星)が赤穂のお城を振り返るシーンに重なり、じ~んときた。
今日は2階上手側だったので、松江さん(片岡源五右衛門)がよく見えた。全身を震わせている源五右衛門と内匠頭とのアイコンタクトは、何度見ても泣ける。
それと、見るたび思うけれど、萬次郎さん(加藤越中守)のきっぱりした中にちょっと迷いの生じたような表情が好きだ。
「最後の大評定」
井関徳兵衛・紋左衛門親子(歌六・種太郎)の死を見届けた大石が花道を引っ込むまでの間、幸四郎さんが泣きすぎるような感じがするのが私にはどうもひっかかっていた(泣きすぎは人物を小さく見せる)。ところが今日は、それがずいぶん抑えられていて、大石気持ちが伝わり、けっこうぐっときた。
それにしても紋左衛門は哀れである。望みはかなえられず、14歳にして死を選ぶことになったが、ずっと父と歩いていて幸せだったと思える時が少しでもあったことを祈りたい(きっと、時々は幸せだったよね)。
歌六さんって、どんな役でも、なんとなくドキドキさせられる。なんなんだろう、この感覚は。
「御浜御殿綱豊卿」
何度見てもアツくなる。綱豊卿の仁左様、カッコよすぎる。
助右衛門(染五郎)が「恐れながら、お閾を越えます」と叫んで、頑なに越えないでいた閾のこちら側に走ってきて、「浅野家再興のご内願の儀は…」と綱豊の目をひたすら見つめ、泣く。私も泣いた。
今日は客席からよく拍手が沸いていた。これまでの2回は、なんとなく拍手のしどころなのにしそびれた、というもどかしい感じの客席であり、私も1人で拍手する勇気がなくて…。でも、今日思い切り拍手したから満足。
3
回、色々な席から見たが、3回とも胸打たれ、面白く見られた「元禄忠臣蔵」昼の部でありました(私、こういう男のドラマが好きなのかもしれない)。

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