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2009年3月24日 (火)

獨道中五十三驛・千穐楽

323日 「獨道中五十三驛」千穐楽(新橋演舞場)
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日の初日から約3週間。この間、長かったなあ。
この座組の千穐楽は、カーテンコールが大きな楽しみの一つ。昨日は久しぶりに本格的に外出したせいか、妙にくたびれてしまって、早寝をしたので、感激をお伝えするのが遅くなりました。ということで、先にそちらを。
幕が開くと、下手から弘太郎、猿弥、門之助、段治郎、右近、笑也、笑三郎、春猿と、大詰の扮装で並んでいる。大きな拍手に何度もお辞儀をする8人。一度幕はしまったが、まだまだ、当然、客は拍手をやめない。
ややあって、二度目のカーテンコール。誰もいない舞台に、つつつっと登場したのが、「お六」の扮装の右近さん。お六は早替りの中でも大好きな役、これは嬉しい登場だ。本舞台でお辞儀を繰り返したあと、お六・右近は花道へ。そして投げキッスkissmark このサービスに客席はますます拍手の渦。一等席取ればよかったかなあ。
二度目の幕がしまって、3階では席を立つ人も見られたが、大半は三度目を待っている。そりゃそうだよね、大きな期待がまだ一つ残っている。でもなかなか幕があかず、ちょっと不安になってきたころ、あきました、あきました。そして、期待どおり、猿之助さんが舞台中央に。その猿之助さんを囲んで8人が。このシーンには、どうしたって胸がアツくなる。客席ではスタンディングオベーションもみられた。猿之助さんの姿を見た客席は満足してやっと席を立ったのでした。でも、私としては、三度目にはできたら出演者全員が登場してほしかったな。そうしたらもっと、興奮も感激もボルテージが上がったのにな。というのが正直なところです(だって、全員に拍手を送りたかったんだもの)。

お芝居は初日に感じたモタモタ感もなく、面白く手際よく進行していた。猿弥さんの悪役はますます悪に磨きがかかっていたし、段治郎さんの客席に水を振りまくイタズラ心にも初日にはちょっとあったに違いない遠慮がなかったし(客席、大喜びしていた)。ほんと、段治郎さんは水もしたたるいい男ですゎ。
笑三郎・春猿のコンビの上品な可笑しさには何度も笑わせられた。序幕で、春猿さんが初日「1時間」を「横文字」とつっこんでいたのにツッコミを入れた私だけど、今日は「歌舞伎で『1時間』はまずいんじゃないの」と変わっていて、「横文字」はその後の「サービス」に対してのツッコミに使われていた。客席に下りて2人が見つけたお地蔵さまは、初日に私がいたあたりの席でしたcoldsweats01 2人がチラシをもって宣伝した5月中日劇場の「東海道中膝栗毛」、やっぱり見たい、見に行かなくっちゃ(日程・資金がむずかしい)。

右近さんの早替りは吹き替えとの入れ替わりに客席から笑いが湧いていたけれど、私は途中でわからなくなって「あれっ」と何度も思わせられた。それぞれの役にすばやくなりきる難しさを右近さんがこなしているだけでなく、吹き替えの役者さんとのコンビネーションも見事だった。笑也さんのイメージは私にとっては「不思議美女」。情熱的で、でもどこかに透明な冷たさ(心の冷たさでなくて、体温の低さといおうか)があって(「天地人」の笑也さんの勝頼、この前初めて見た。とってもよかった。短い場面だったんだけど、癇性なお坊ちゃま体質の一応武将って感じがよく出ていた)。
おまけ:舞台写真は最初の幕間で猿琉さん2枚のうち1枚、喜昇さんが完売になっていた(他にも完売はあったけど、気になる2人だから)。次の幕間には猿琉さんのもう1枚も完売だった。おくらの猿琉さん、あとの船頭役も含めて輝いていた。少し痩せたんじゃないかしら。

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コメント

こんばんは!千秋楽に行かれたんですね。うらやましいで~す! おくら役の猿琉さん、女形もかわいいかったし、大活躍でしたね! 今回の舞台は入籍したばかりの弘太郎さん、新婚の猿琉さん、張り切っていらっしゃっていましたね。

Swinging Fujisan もご覧になったのですね、笑也勝頼。全国の笑也母?姉?妹?が見守る中の注目の大河ドラマ。あの美しい姫がお髭のおやかたさまに変身!来月なんと50歳のお誕生日を迎える笑也さま。これからの出番が楽しみです。ぜひ、5月の「東海道中膝栗毛」のレポもお願いいたします!

投稿: maroon6 | 2009年3月25日 (水) 21時08分

maroon6様
コメント、ありがとうございます!!
千穐楽は最初から狙っていましたし、猿之助さんの穏やかな嬉しそうな笑顔も拝見できて満足です。
猿琉さんも新婚さんなんですかsign03 それにしても、いつも男らしい猿琉さんがあんなかわいい女方になるんですねぇ。化け猫の犠牲になって可哀想でした。
笑也さんの勝頼を拝見できたのは、maroon6様が教えてくださったからですよ~。ありがとうございますgood 笑也さん、お髭も似合っていたし、演技もとてもよかったですね。「天地人」は初めて見たのですが、ドラマとしても面白かったし、笑也さんの出番が楽しみなので、これからも見ようと思いました。
5月の中日劇場は、ぜひぜひ行きたいのですが、どうなりますやら。行きましたら、もちろん、レポいたします。

投稿: SwingingFujisan | 2009年3月25日 (水) 21時26分

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獨道中五十三驛(ひとりたびごじゅうさんつぎ) ■日時:2009年3月14日(土)、AM11:00〜 ■劇場:新橋演舞場 ■作:鶴屋南北 ■演出:市川猿之助 ■出演:市川右近、市川段治郎、市川笑也、市川笑三郎、市川春猿、他 “市川右近十五役早替りならびに宙乗り相勤め申し候”と書かれた歌舞伎公演のチラシを見て、これは面白そうと鶴屋南北の「獨道中五十三驛(ひとりたびごじゅうさんつぎ)」を14日(土)に観ました。座席は前から2列目。花道からは離れたところですが役者の息吹が感じられるなかなかいい席で、ワク... [続きを読む]

受信: 2009年3月24日 (火) 21時34分

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