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2009年4月 9日 (木)

四月歌舞伎夜の部3:曽根崎心中

48日 四月大歌舞伎夜の部(歌舞伎座)
09040903sonezaki
「曽根崎心中」

とにかく心中物は苦手だから、前回見たときは全然ピンと来なかったのに、意外にもいろんな場面を覚えていたし、九平次が橋之助さんだったってことも記憶に残っていた。そして、今回、この心中物ってこんなに面白かったんだぁcoldsweats01と開眼(と言い切ってしまう自信はないけれど…)。
藤十郎さんが若くてきれいなのにはいつもながら驚く。少し痩せられたのか、スッキリした感じがより若さを増す。セリフもいつも気になるずるっとした感じがなくて、聞きやすい。翫雀さんとの官能的なシーンもきれいで悲しくて、素直に受け入れることができた。
徳兵衛は友人のために金を貸し、その友人にだまされたということだから、「封印切」の忠兵衛に対するような「自業自得、バカねangry」と突き放した気持ちにはなれない。九平次が憎らしい。八右衛門は敵役ながら素敵と思えるところがあるのに、九平次にはそういう思いを抱かない。しかも、九平次は悪事がばれて罰せられそうだと思うからカタルシスもある(橋之助さんの九平次がとてもいい。九平次って男はサイテイだけど、九平次の橋之助さんは好き)。そういう意味でも私には「封印切」よりは理解しやすい。
だけど、気の短い私のこと、「曽根崎の森の場」は長くてつらかった。「天満屋」で久右衛門(我當さんの声が悲しくって泣けるweep)が「けっして死んでくれるなよ~」(だったかな)と2人を案ずるところで終わって後を想像力に委ねてくれたほうがよい。大事な場面だってことはわかるんだけどねgawk
この場面、映画「短くも美しく燃え」の菜の花畑(だったと思う)のラストシーンを思い出させる。
<上演時間>「毛谷村」81分(16:301751)、幕間30分、「廓文章」71分(18211932)、幕間15分、「曽根崎心中」97分(19472124
上演時間は歌舞伎座HPからひっぱってきたのだけど、初日に歌舞伎座に貼り出してあったものと微妙に異なる。昨日はよく見てこなかったけれど、多分、この時間が正しいと思う。

追記:一つ、ナンセンスツッコミを忘れていました。お初と徳兵衛が天満屋を抜け出す時のこと。下女のお玉(寿治郎。持ち役だから、そりゃあ可笑しい)が寝ぼけ眼で火打石をこすり合わせて行灯に火を入れようとする、その音に合わせて、2人は扉をあける。というのも、この扉、開閉の時にがらがら音がするのだ。で、見つからないように、っていうわけなんだけど、いくらなんでもああた、そりゃ火打石の音よりデカいんじゃありません? いくら寝ぼけ眼のお玉でも気づくんじゃない? 他の人にも聞こえるんじゃない?
って、ハラハラしながらも(ここ、けっこう2人に思い入れて、どきどきはらはらしてしまいました)、内心ではツッコンでいましたcoldsweats01

おまけ:たい焼き屋さんに英語の説明が出ていた。外側の皮はpancakes、紅白餅はred and white rice cakes、餡はazuki beans jam って。勉強になりました。たい焼き買っている外国人を何人か見かけたから、これ、役に立っているのかもね。あるいは、たい焼きの説明を求める外国人が多いから貼ったのかな。いつから貼ってあったのかしらeye これまで全然気づかなかったな。

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