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2009年6月

2009年6月30日 (火)

6月歌舞伎鑑賞の〆は巡業中央コース

630日 歌舞伎巡業中央コース(北とぴあ)
27
日の歌舞伎座千穐楽から間を2日おいただけの巡業初日。東コースの仁左様たちもそうだけれど、中央コースでも座頭の吉右衛門さんをはじめ、歌六・歌昇・芝雀・染五郎と、みんなハードなスケジュール。ほんと、皆さん、お体に気をつけてくださいね。
「伊賀越道中双六 沼津」
この演目は、まったく初めて。先日NHKのこんぴら歌舞伎特集でストーリーや見どころはわかっちゃったのだけど、実際に見るのは初めて。
前半は呉服屋十兵衛(吉右衛門)と雲助・平作(歌六)のコミカルな道中が楽しめる。十兵衛の重い振り分け荷物を担ごうとする歌六さんの動きが絶妙に滑稽で、でもこの平作という人の生活が垣間見られて、そして十兵衛のやさしさもよくわかり、とても暖かい気持ちになった。平作の家への近道だからと、2人は舞台を降りて、客席の間を歩く。周囲のお客さんは大喜び。私は道中からは逸れていたが、でもそんなに遠くなく、お2人の顔がちゃんと肉眼でよく見えた。
2場、平作住居での一番大事な場面(これからご覧になる方のために、内容は伏せておきます)、寝てしまったsleepy 今日は朝起きたときからかなり眠気の残る日で、ついにここでダウン。芝雀さんのクドキはまったく聞いていなかった。じつにもったいないことをしたsad
しかし第3場千本松原はたっぷり泣いた。歌六さんは最近老け役が多く、ついこの間までの与兵衛の父親でも泣かされたが、平作にはもっと泣ける。初日ということもあって、吉右衛門さんは一部セリフが入っていなかったりもしたが(第2場)、とにかく芸のうまさとニンで押し切った感じ。
歌昇さんが第2場の終わりあたりから登場する。少ない出番ながら生真面目な忠義の士としての存在感がある。この巡業、歌昇さんの出演はこれだけなのがもったいない。贅沢な配役だ。
<
家系の妙>
平作の役は、三代目歌六の当たり役だったそうだ。そしてまた十兵衛は初代吉右衛門が何度も演じたとのこと。この2人、親子であり、大正5年に平作・十兵衛を共演しているという。三代目歌六にとって実のひ孫である二代目吉右衛門さんと五代目歌六さんの共演に、知らなかったそんな歴史を思えば感慨も一入。

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障害復旧

長かったね。メンテナンス終了後の障害。
やっと午後9時過ぎ、復旧したようです。
頼むよ、ココログさ~んbearing

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2009年6月29日 (月)

麻阿バージョンの素顔?

廊下の掃除をしていたら、父の部屋から料理番組の声が…はっshock
すっかり忘れていました。慌ててTVをつけたときにはもう6分も過ぎていた。
「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」です。二日連続の興奮で、頭から抜けていました。

ひさ~しぶりにきれいな亀ちゃんの素顔を見たような気がする。素顔も麻阿バージョンですなbleah
今日の夕飯はパプリカの肉詰めに決まり!!っと。

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「十二夜」千穐楽

628日 「十二夜」千穐楽(新橋演舞場)
昨日の今日、自分ながらどうなることかと懸念したが、ジャンルがまったく違うせいもあり、今公演3回目の観劇は実に面白かった。初日に感じた物足りなさは、なぜかまったく消滅しており(きっと、再演の記憶を脇へ措いて、この再々公演は再々公演として受け止めることができたのだと思う)、堪能したという満足感がある。
織笛姫の物語
面白いことに、今日の「十二夜」は織笛姫の物語だった、という気がした。「十二夜」としてそれがいいのか悪いのかはわからないが。もしかしたら初日に感じた物足りなさは自分が焦点を絞りきれずにどっちつかずになっていたせいかもしれない。前回公演では獅子丸=琵琶姫の女から男へ、男から女への変化に重点が置かれ、その変化を菊之助さんが実に見事に表現してみせたが、今日は織笛姫の心に光が当てられ、鏡がそれを映し出しているように感じ(私が勝手に当てたのかもしれないけれど)、そこに獅子丸が絡んで「女の恋」というものが浮き彫りになった、ように思った。
そして、織笛姫の物語であればこそ、時蔵さんの品格、大らかさ、おっとりとした清潔な色気、巧まざるユーモア、愛らしさはまさに織笛そのものであった。確かに時として、菊之助さんとの年齢差を感じることもなくはなかったが、それを補ってあまりある可愛らしさが時さまにはある。
また、今日は喜劇的な面も十分に楽しむことが出来、それは織笛姫の恋の物語を薄めることなく、縦糸と横糸のように織り進められていくようだった。
織笛姫のまわりの愉快な人たち
麻阿のエスプリのきいた毒はますます痛快。亀治郎さんが実に生き生きとしており、ああ、やっぱり亀ちゃんの女方はいい、大好きheart04だと痛感する。一つ一つの体の動きがしなやかで、見ていて気持ちがいい。英竹、洞院と悪乗りして踊っているときに坊太夫が叱りに入ってくるところでは、思わず心の中で「坊太夫、早すぎるっbearing」と叫んでしまった。もっともっと亀ちゃんの踊りが見た~い。
しかし織笛姫のまわりにいる連中は、揃いも揃って個性豊かなおかしな人たちだ。酒飲みの叔父洞院は、とにかく人生を愉快に過ごそうという人。悪騒ぎの場面での「えらそうに気取ったおなご(織笛姫のこと)より、サドマゾ女のほうがよっぽどいい、ろうそくたら~りたら~り、あっちっち」は千穐楽バージョン。これに対し、坊太夫が悪騒ぎしている
3人を叱り飛ばした帰り際「な~にがローソクだ」とアドリブをやったため、頬を膨らませてむかっとしているはずの左團次さんが吹き出しそうになり、必死で笑いをこらえているのがおかしくておかしくて。菊五郎さんもにやにやしながら出て行った。ここは、3人が坊太夫に対する恨みを爆発させ、例の悪巧みを計画するに至るきっかけになるところだから、吹き出しては芝居が成り立たない。左團次さんは大変だったと思う。
翫雀さんの英竹も、めちゃくちゃ弾けていて、終盤獅子丸に戦いを挑む扮装での弾け方があまりにおかしく、主膳之助の菊之助さんがやっぱり笑いをこらえて、セリフの声が震えるほど。
捨助は日本には馴染みのない存在だけに、これまでよくわからなかったのだが、こういう人と酒を飲んだら痛いところをつつかれても、さぞ面白かろうと思えるようになった。
坊太夫は初日にはイヤらしさが目に付いて同情心があまり起きなかったが、今日はちょっとかわいそうになった。菊五郎さん、愛敬があるんだもの。織笛がこんな嫌われ者をそばに置いているのは、執事として優秀だからなんだろう。ただ、いつも引っかかるのが、織笛から託された鏡を獅子丸に渡す場面。織笛は坊太夫に「合点がゆかぬ場合はわけを話すから明日又来るように、獅子丸に伝えてくれ」と命じていたのに、坊太夫は「左大臣の使者として来るなら会わぬが、左大臣の様子を知らせに来るなら会おうと姫が言っている」と獅子丸に告げる。ここのギャップがいつも、よくわからない(これも、きっと見えないところで姫が言ったのでしょう)。

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ラブ歌舞伎座・11(土砂降りの千穐楽翌日)

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七月公演の看板は出ている(演目の絵看板も変わっていた)けれど、提灯だけはどれもまだ六月happy01

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2009年6月28日 (日)

忘れられない千穐楽・3

627日 六月大歌舞伎千穐楽昼の部(歌舞伎座)
「女殺油地獄」
仁左様が最初に花道から登場したとき、あまりの拍手の大きさに驚いた。拍手の意外性じゃなくて、これだけ多くの人が入っているんだと実感した驚きかしら。
市蔵さん、右之助さん(この2人って、わりとコンビ組むこと多くない?)に仁左様のチンピラ3人組みがいかにもな「らしさ」で、ひゃあ、こいつらとはあんまり関わり合いたくないなと思わせる。ああ、でも仁左様の何と若くて素敵なチンピラぶり。どうしても目が離せない。小菊の姿を認めるや、さっと隠れて悪だくみのタイミングを仲間に目配せするところなんて、実にカッコいい。
しかし、会津の郎九とのケンカにはちょっとがっかり。だって、相手が意外と強いのか、こっちが弱いのか、力が対等なんだもの。いやいや、そこが与兵衛の愛敬でもあるんだわ。しかし上方のケンカって江戸のケンカとは違ってずいぶんおっとりしていること。

今日は4回目にして初めて花道近くの席だったが、この花道が与兵衛の性格や心境を見せるのにうまく使われていると思った。最初の出はまだあんな運命が待っているとは誰も知らぬ能天気さ。ここの仁左様の若々しさは一種驚きである(昭和59年上演の録画を見たが、若さはちっとも衰えていない)。伯父に斬ると脅されて、どうしようどうしようと花道前でウロウロするのも、まだまだ能天気なものだ。駄馬に怯え、羽織をかぶって震えている裏に「どうにかなるさ」といった甘えが感じられる花道。怯えを笑われてカラ威張りしたものの(こういうの、いるよね)、バツが悪くてこそこそ逃げ出すのが最初の引っ込み。
2
度目の出は一応商売の手伝いをして油桶を天秤棒で担いで帰ってくるところ。いやいや出かけた商売に身が入るわけもない。我儘いっぱいの与兵衛がさすがに堪えた様子なのが2度目の引っ込みだ。母親に追い出され、勢いで強がりを言って飛び出したはいいけれど…。身の頼りなさを実感したような、だけど「なんじゃい」というカラ元気で我が身を奮い立たせようとする、我儘なガキにありがちな態度ではないだろうか。
3
度目の出、借金のことを考えるとさすがに深刻にならざるを得ないが、お吉に頼れば何とかなるという甘さが見える。その甘さが引き起こした悲劇。最後は恐怖におののき、ともすれば萎えそうになる足を精一杯踏みしめて、一刻でも早くその場を逃れようとする(今日は仁左様、しっかり胸元を押さえていた)。しかし、与兵衛にとってその一刻の長いこと長いこと。さっきまでの竹本に変わり(ここの太棹、名BGMだ)、犬の遠吠えが与兵衛の不安を後押しする。

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忘れられない千穐楽・2

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6
27日 六月大歌舞伎千穐楽昼の部(歌舞伎座)
「正札附根元草摺」
松緑さんの勢いと決まりのきれいさを見ると、4回も歌舞伎座に行きながら、これを初日と千穐楽しか見なかったことがちょっと悔やまれる。
魁春さんを見ていたら、歌右衛門さんが思い出された。似ている。動きももちろんそうだが、首の角度とか体の曲げ方とか、ちょっとしたことでも歌右衛門さんを彷彿させる。初日に気になった手の震えは今日もやや感じられた。
「角力場」
初日に見て面白さがよくわからず、あまり気の進まなかった演目だが、今回は意外と面白く見ることができた。放駒が威張った歩き方を教わる場面や、つっころばしの若旦那・与五郎の見せるコミカルな場面は単純に笑いを誘うからそれは別として、この芝居の面白さの一つは放駒の変化だろうか。
米屋の息子である素人相撲取りが前半はいかにも素人素人しているのに、後半になって堂々たる風格で濡髪にもヒケをとらなくなっているのが愉快だ。吉右衛門さんの若々しさにはビックリ。勝負を終えて出てきたときなんか、本当に若い。しかし吉右衛門さんは声が高い。その高さが放駒の怒りを表すのに合っているかも、なんて思った。
幸四郎さんの濡髪はいいのか悪いのかよくわからないが、吉右衛門さんとの遣り取りは見ごたえがあったと思う。2人とも、自分のことでなくそれぞれの贔屓のことで争わなくちゃならないんだなあ(幸四郎さんと吉右衛門さんじゃないよ、濡髪と放駒のこと)。
ところで、濡髪と放駒が相撲で闘っている間、初日は舞台に人がいなくなり、中の様子を客が想像するというなかなかの趣向だったが、それでは寂しいというのでその後、相撲場の中を外から覗き込んだり気を揉む人たちが配されるようになったということだ。しかし、かつてチケットがなくてスタジアムに入れなかったサッカーの試合、スタジアムの外で歓声を聞きながら一喜一憂していた自分と重ね合わせたら、その人たちが意外と冷静に見えてしまった(当時の私が興奮しすぎかcoldsweats02)。
ちなみに、私にとって最高の場面は、吉之丞さんと歌江さんが仲居としてお揃いで出てくるところ。舞台写真買おうか…さんざん迷って、舞台写真展示コーナーのあまりの混雑に気がそがれbearing筋書きの小さな写真で我慢我慢。
「蝶の道行」
幻想的な蝶が舞台に現れると、客席から「おお~っ」というようなどよめきが湧いた。わかっていても、思わず声をあげたくなる。
福助さんは海老反りが2回あるんだけど、2回とも前に私が見た時より長かったような気がする。千穐楽バージョンかしらと思ったけれど、私の気のせいかも(初日と3日目に見ただけだから間があいてるし)。

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2009年6月27日 (土)

忘れられない千穐楽・1

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鳴り止まない拍手。与兵衛が去った花道に向かい、あるいは定式幕が引かれた舞台に向かい、高鳴る拍手。
まったく勢いの衰えない拍手に、とまどうかのように場内が暗くなり、定式幕がずずず~と開けられた。
今は静まり返った惨劇の場に、お吉がまだ倒れている。粛然とした気持ちで舞台に拍手を送り、またいっぽうで仁左様が登場するのではないかという期待で手に力がこもる。
でも、仁左様の美学として、絶対再登場はないよなあ(最近の昼の部は4時までのことが多かった。今月は345分。99厘可能性はないけれど、1厘のミーハー的望みを月初めにはもっていた)。それに与兵衛が現れたら、ミーハー的には嬉しいけれど、芝居の余韻はぶち壊しになる。そういう意味で、このカーテンコールは素晴らしかったと思う。
仁左様が出てこなければ収まらないような客席の拍手もここから、変わったと思う。
定式幕が再び引かれたその後は、ただただ仁左様への感謝、素晴らしい与兵衛をありがとう、という気持ちが仁左様に届くよう、恐らく客席じゅうが心をこめて手を叩き続けたはずだ。
客席の拍手の渦をよそに、ロビーでの場内アナウンスが漏れ聞こえてくる。客席の扉も開けられた。夜の部との入れ替えもあるから従業員さんも戸惑っている様子。私たちは思い切り手を叩いて、何分たっただろう。やっと思いのたけを伝え終わって席を立ったのだった。

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テレビの話:今度は成田屋さん

又々テレビの話だけど、今日の新聞TV欄を見たら「美の巨人たち」に「団十郎も絶賛」と出ていた。「今日の1枚」は前田青邨『洞窟の頼朝』。団十郎さんのコメントでも入るのかなあ。期待をもって一応録画予約しました。

いっぽう海老蔵さんは成田屋HPによれば、

「はねるのトびら」 フジテレビ 7月1日19時57分〜20時54分

にご出演とか。バラエティー好きの私coldsweats01、はねトびは時々見ているので楽しみ。できたら、あんまり面白くない回転寿司じゃなくて、短縮言葉か、ほぼ百円ショップだといいなぁ。

また、「MR.BRAIN」にも再登場ですって。今日の予告編から。MR.BRAINって、まだちゃんと見ていないうちに、残酷シーンがどうのこうのって情報が流れてきて、なんだかなあ。

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2009年6月26日 (金)

早寝しなくちゃいけないのに

明日の千穐楽に備えて早寝しなくちゃいけないのに、俳優祭のテレビちらっと見たら離れられなくなっちゃった。
放送分は夜の部だから、私が写っている心配はないしbleah
團十郎さんの「ビディビバビデブー」なんて、めったに聞かれないよねぇheart04
シンデレラが始まるところで、もう寝ますゎ。おやすみなさいsleepy

寝る前にもう一度TVつけちゃって、あれからまただいぶ見てしまったcoldsweats02

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渋谷でお練り

コクーン歌舞伎「桜姫」のお練りが渋谷で行われるんですって!!
詳細はココ

お練りって一度も見たことないから、7月5日天気がよかったら行ってみようかな。

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哀悼、ファラとマイケル

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以前、ピンクの愛らしい紫陽花が咲いていた郵便局前で。
ファラとマイケルに手向けよう。

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続・忘れずに録画すべし

今日は待ちに待った「俳優祭」の放送日notes

NHK教育テレビ 22時30分~0時45分

そして、これも楽しみでしょうがなかった「タモリ倶楽部」(もともと、「タモリ倶楽部」ファンだし)。亀治郎さん初登場ですsign03 テーマはもちろん浮世絵。

テレビ朝日 0時15分~0時45分

うぉ~っ、俳優祭とかぶるじゃんshock あんまり調子がよくないから使いたくない録画機も稼動させなくちゃ。

あ、それから来週1週間「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」のゲスト、亀ちゃんだからhappy02

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2009年6月25日 (木)

夕空

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ちょっと神々しいような空だった。

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忘れずに録画すべし

今日の芸能花舞台は中村又五郎さん。
忘れずに録画しなくちゃ(タイトルは自分への注意喚起です)。
NHK教育テレビ 14時~14時44分
 スタジオゲスト 中村吉右衛門、渡辺保
 再放送 日曜日23時30分~24時14分

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深夜、耳元で…

sign04ん。
来たっ!! ついにシーズン到来かdespair
夕方、本年初の蚊取り線香をつけたのだが、夜中の耳元での蚊の囁きには閉口する。真っ暗な中、咄嗟に思い切り耳を叩く。うまくいけば手ごたえを感じるが、今日はハズした。
ぼりぼり首、腕や手を掻きむしっていると、再びぷsign04ん。
bombもうガマンならん!
起き出して下に蚊取り線香を取りに行った。今に見ていろ。しかし、ああ痒い。
ちなみに私は昔ながらの渦巻線香が好きである。煙が目に見えるため、電子蚊取りより効果がありそうな気がするんだもの(実際は電子蚊取りだって、効くんだけど)。それに、香りも悪くない。で、2~3年前から渦巻復活。しかし今年はなぜか、匂いがイマイチ。部屋干ししてあった洗濯物にいぶり臭さが移ってしまった。30巻入りの一缶を買ったばかりだからなぁ。
蟻に続いて蚊に悩まされたお話でした。

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2009年6月24日 (水)

田舎暮らしは…

さっき、脇腹がチクっと激しく痛んだ。着ていたシャツの上に蟻が1匹いたshock
咬まれたshock
今朝、部屋に蟻が1匹いて、私は普段なるべく小さきものの命は奪わないようにしているのだが、今朝は「ごめん」と言いながら潰してしまったのだ。そのバチが当たったか、仇をとられたかwobbly さっきまでぽちっと腫れてぶちぶち痛かったけど、やっと腫れも引き、痛みも治まってきた。
田舎暮らしはbearing

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ミーハー気分丸出しで

集中力が途切れたから、久しぶりに役者さんのブログめぐりをしてみた。
染五郎さん:金太郎ちゃんの毛振り、21日で400回を超えたそう。勝奴がどこに鍵を隠し持っていたか…もう見ることはないので、確認できず残念。
亀三郎さん:亀ちゃんに1行でもいいから毎日更新しなさいと言われた、って大笑いしちゃった。いまだレッズに関心をもっているみたいで嬉しい。
松也クン:「天地人」に出ているって知らなかった。ああ、まだ放送されていないみたい。よかった。
萬太郎クン:週イチペースで更新されている。鬘とか化粧とかお役のこととか、萬太郎クンが歌舞伎の世界で身につけていったことを自身の経験や意見を交えて紹介している。正座は、役者さんでも大変なんだなあ。
梅之さん:楽屋でレオさま(ディカプリオだよん)に会ったんですって!! これからは合同公演の準備で大変そう。楽しみにしています!!
辰巳さん:防水携帯は防音携帯だった?!
猿三郎さん:京都光華女子大学での歌舞伎講義がとても楽しそう。
薪車さん:竹三郎さんの公演、終わったんだ。やっぱり行かれなかった。アツい舞台が思い浮かんで胸がアツくなった。
亀鶴さん:お誕生日おめでとうっ。

で、この辺でさすがにくたびれてきたので仕事に戻ります。

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2009年6月23日 (火)

「華果西遊記」再見:鬱陶しさを吹き飛ばせ

622日 「華果西遊記」(国立劇場大劇場)
往復の交通費のほうが観劇料金より高く、往復の時間のほうが観劇時間より長い。でも、そんなのカンケイない!!
気楽に単純に面白くて、何度も歓声をあげ、たくさん拍手をした。感想は前回と重なるかもしれないけれど、ご容赦。
右近さんの手品
三蔵法師一行は女ばかりの西梁国にやってきた。飲めば懐胎する泉の水を知らずに飲んだがために、どうやら懐胎しちゃったらしい猪八戒。急に腹痛に苦しみだして七転八倒。そこへ馬とともに遅れてやってきた孫悟空、得意の超能力で治療をする。
髪の毛をちょちょいと抜いて、針とメス(いや、小柄)に変える。文字通り右近さんの手品である。袖に仕込んではあるのだろうが、右手に小柄、左手に針を(逆かも)すっと出す。お見事っgood 出した小柄で麻酔もかけずに八戒のおなかを切り開く。痛っbearing そしておなかの中から赤い血の塊を引き出す。ここでも又手品。血の塊(つまり、手品でよく使われる赤い布)を手の中で丸めて。…あららら、ないっsign03 指を開いた右近さんの手には赤い布(いや血の塊。ややこしい)がないではないか。やんややんやgood
糸で腹を縫い合わせるパントマイムが写実的smileかつユーモラス。

3
人の棒術
さて、おなかの痛みも取れて大喜びの八戒、不思議の術に驚く女たち(私も右近さんの見事なマジックにびっくり)。悟空は得意になって、さらなる術を見せる。耳の穴から小さな棒を取り出し、長さを自在に変えてみせる。ここで常盤津と竹本の掛け合いによる棒尽くしに合わせ、悟空・八戒・沙悟浄の3人による楽しい棒術披露。円になった3人が同時に棒を上に投げて前進し隣の人の棒を取る。ぽんと棒を床に突いて手を離し、前進し隣の人の棒を取る(わかるかな?)。とか、バトンワークみたいに棒をまわしたり、今日はちょっとチームワークに乱れがみられたものの大過なく、とにかく目の離せない楽しい棒術であった。
分身の子猿ちゃんたち
悟空の分身の子猿たちのかわいいことかわいいことlovely 悟空が抜いた自分の毛に息を吹きかけると、雲海の描かれた幕が落とされ、子猿ちゃんたちが勢揃いしている。中心に一番小さい子を配し、左右へ順に身長が高くなっていく。右近さんが真ん中に入り、両側のおチビちゃん猿に「よろしく」みたいな感じで微笑みかけると、おチビちゃん猿も首をかしげてにっこり。「きゃぁ、かっわゆ~いheart04」(と言っているに違いない)と客席の女子高生たちの歓声に混じって私も思わず「うわっ、かっわい~い」と呟いてしまった。カッキレ(かっぽれ)の踊りには今日も手拍子で盛り上げた。膝を後ろへ曲げてのジャンプがユーモラスでかわいくて、客席大ウケ。
カッキレは蜘蛛の巣を「掻っ切れ」ということで、子供たちは手に手に鎌を持っているのである。

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2009年6月22日 (月)

なんで幡随?

平成中村座@名古屋城の先行販売のおしらせがぴあから来て、ああ、そうだったんだっけ、忘れてましたと思い出した次第。
演目がよかったら、桜席よもう一度、とも思ったのだが、昼は「法界坊」、夜が「傾城反魂香」「幡随長兵衛」「元禄花見踊」。
どうして「幡随長兵衛」なのぉ? この演目は好きになれないという声をよく聞くのに、なんでそんなによくかかるのかなあ。
今回は多分、遠征は見合わせることになるだろう。
しかし七之助、亀治郎(「狭き門より入れ」のため、秀山祭の出演はなし。「ハニームーン」を楽しみにしていたのにbearing)の2人はいつになったらさよなら公演に登場するのかな。
平成中村座のチケット一般発売は6月28日から→こちら

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又見ちゃった「女殺油地獄」

621日 女殺油地獄(歌舞伎座)
3
階席を取ったのだけど、午前中仕事があって前3演目は全部パス。幕見にすればよかったかしら(でも、取った時は見るつもりだったのよcoldsweats01)。
ああ、油地獄は何回見ても素晴らしい。3階の後ろのほうだったから花道は全然と言っていいくらい見えないのに、与兵衛の最初の能天気な登場が仁左様が発散する空気で伝わってくるの。駄馬におびえたバツの悪さをフンとカッコつけて花道を引っ込む与兵衛の顔が見えるよう。そして河内屋を飛び出していく与兵衛の、勢いで飛び出しちゃったはいいけど…風な表情が目に浮かぶ。
殺しの場面、刀を振り上げた与兵衛の目が狂気に赤くなっている。レオン・パパ様がご指摘くださったように、竹本の太棹1本が奏でる不協和音のような音が、暗闇の中で繰り広げられる残酷で凄惨で美しい殺しの場面の緊迫感を強める。震える足に力をこめてその場を逃げ出す与兵衛を再び空気で感じながら、私も何だか背中がざわざわと震えてきたのには我ながら驚いた。
孝太郎さんのお吉は見るたびよくなっていく。近所の世話好きのおばさん(おばさんと言っては気の毒かな。まだ若いのだから)の感じがよく出ているし、徐々に与兵衛に違和感を覚え、薄気味悪さへの恐怖が頂点に達するまでの様子も丁寧にうまく表現している。
梅枝クンのおかちが可憐で、兄の家庭内暴力におびえながらも兄を気遣うやさしさが哀れだった。
今回「おや」と思うほどよかったのは新悟クン。小姓頭ってどの程度の地位身分なのか知らないが、少なくとも馬に乗って森右衛門に命令ができる地位にはいるわけだ。声も物言いもそれにふさわしい凛としたものであった。
ところで、さっきふと気づいたことには、私が「女殺油地獄」を歌舞伎座で見るのは初めてだった(最初は三越劇場、次が松竹座)。これはやっぱり歌舞伎座(今の、ね)でなくっちゃ。この先、演舞場でやるっていわれてもちょっとイヤかも(と言いながら、見に行くだろうけど)。空気なんだろうな、きっと。新しい歌舞伎座にいきなりそれを求めるのは無理だろうが、この演目にふさわしい空気が醸成されるまでに何年かかるんだろうか。
見終わったばかりなのに、またすぐ見たくなる気持ちと戦うのは何と大変であることかsmile

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2009年6月21日 (日)

好奇心を満たす映画「ルーヴル美術館の秘密」

618日 映画「パリ ルーヴル美術館の秘密」
レイトショーのこれを見たくて、「夏時間の庭」の最終回を、演舞場に行く前に予約した、という映画である。

警備員の足音と懐中電灯の光が深夜のルーヴルに我々を案内する。以降、ルーヴルの裏側をたっぷり見ることができる。ナレーションは一切なく、淡々と働く人たちを映し出し、その会話が時々聞こえる程度である。
板で裏打ちされた巨大な絵がクレーンで吊り下げられ、ルーヴルの大きな窓から搬入される。搬入が終わって、バルコニーの外壁が閉じられたときには驚いた。つまり、あんな巨大な絵を入れるために、バルコニーの外壁に切れ目を作り、開閉できるようにしてあったのだ。こうした絵画を展示スペースまで運ぶのがまた大変。20人がかりくらいで慎重に移動させる。
ロールに巻きつけられて保管されていた巨大な絵画は、カビがはえており端のほうがぼろぼろと崩れてしまった。これから修復するのだろうか。
人の背丈ほどの彫像をヒモで縛り上げ、フォークリフト(かどうかわからないけど)のフォークを上げた状態にして吊り下げ、それを両側から人が支えながら運ぶシーンは、その彫像の表情とあいまってちょっとユーモラス。
膨大な数の絵画を11点、学芸員(なのかな)の指示どおりに展示していく作業は気が遠くなりそう。
そうした緊張の中にも楽しそうな時間がある。監視員の新しい制服の試着。太めのおばさんが嬉しそうにサン=ローランの制服に袖を通し、「似合う?」。ある男性はセーターで上着を着たら「セーターはダメだ。ワイシャツとネクタイをつけなさい」と注意を受けた。男性、困ったような笑いを浮かべて「ワイシャツはもっていないんです」。「ダメだ。ルーヴルの職員らしくきちんとした格好をしなさい」。すると男性、セーターを脱いで、なんと素肌に上着を着てしまった。そしてまた笑いを浮かべながらセーターを着た。
郵便物を運ぶ若い男性を追うカメラ。だんだん下に視線がいくと、おお、ローラースケートをはいているではないか。たしかに、あんなデカい建物の中をいちいち自分の足で走っていたのではたまらない。器用にスケートで動き回る青年の姿が微笑ましかった。
突然、銃声が響き、どきっ。音の残響効果を調べるとかで、たか~い天井に向けてピストルを撃っていたのだ。こんなことが行われていたなんて、想像もしなかった。

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思い出と現実:夏時間の庭

618日 映画「夏時間の庭」
オルセー開館20周年記念映画ということとタイトル(原題は「夏の時間」。日本語タイトルがうまい)、また親子三代にわたるドラマということからノスタルジーやロマンをかきたてられる映画を想像していたが、全然違った。もっとシビアな家族の物語だった。その家族の静かな葛藤を浮き立たせるのが美術品である。
人生の整理:思い出と現実
パリ郊外の緑深い広い土地に年老いた母親エレーヌが、これも年老いた家政婦エロイーズと暮らしている。エレーヌの75歳の誕生日、3人の子供たち(フランスで暮らす長男フレデリック、アメリカに生活の拠点を移している次男ジェレミー、長女アドリエンヌ)がそれぞれの妻と子供たちを連れてお祝いにやってくる。広い庭を歓声をあげて走り回る子供たち。映画のファーストシーンである。
エレーヌが暮らす家は著名な画家であった大叔父のアトリエで、貴重な美術品がいくつも残されている。コローの絵画、マジョレ(アール・ヌーヴォーの家具デザイナー)の机・椅子・ガラス戸棚、アトリエ・トートゥイユの花器、ドガの彫像等々。死期を悟ったエレーヌは長男フレデリックに家屋や美術品は処分してもかまわないと死後の後始末を託す。「何も売ったりはしない」。自分たちが受け継ぐという長男だが(1人になったフレデリックが泣く後姿が切ない)、子供たちには子供たちの生活がある、美術品を子供たちが所有したら重荷になるだろうとエレーヌは見抜いていた。思い出は自分とともに消えていくのだ。
そしてエレーヌは死に、その予言どおり、家は売却され、美術品はオルセーに寄付される。思い出と現実との葛藤の結果、家や高価な美術品を維持するには相続税が高すぎるのと、美術品は生活に必要ないと割り切るのである。フレデリックは一抹の寂しさを覚えるが、現実を受け入れるしかない。大叔父のデッサン集だけはバラバラにしないで保管して(これは叔父本人の希望でもある)と母親に頼まれた長女はそれをアメリカで売ろうと画策する。売られれば、デッサンはバラバラになる。結局計画は頓挫して、デッサン集は無事まとまったまま残ることになったけれど(ほっとした)、そうやって世界各地に散らばった美術品は数限りなくあるのだろう。
思い出は心の中に
年老いて第一線から身を引いた親と、働き盛りで飛び回っている子供たちとでは、所詮思惑が違うのである。たとえば3人からのお祝いの品である子機2台付きの電話機。母親は使い方もわからないし、子機なんか必要としていない。あとで子供たちの誰かがセッティングしていってくれることになったのだが、母親が死んだ後の家の片隅に電話機は箱のまま残されていた(胸が痛んだ)。
誕生日のお祝いがすむとあたふたと帰っていく子供たちを毅然と見送るエレーヌではあるが、家へ引き上げる後姿にはやはり寂しさが垣間見える。明かりもつけずに夕暮れの部屋で1人じっと動かぬその姿は何を考えていたのだろう。
いくら愛着があっても(それは母への愛でもあろう)現実は現実としてドライに受け入れざるを得ない大人に対して、フレデリックの高校生の娘は、万引きしたりクスリをやるような生活を送りながら、ラストシーンで祖母の家と思い出に涙するのである。両親には反発するような娘でも、その心の奥を知って安心したような気がした。
エレーヌが死んで住む人も家具や美術品もなくなった家を訪ねたエロイーズが、愛おしそうに家の周りを歩くシーンは、何のセリフもないだけに余計胸を打つ。はじめエロイーズは家の中を覗きこみながらその外を歩いているのに、いつのまにか、家の中の視線がエロイーズを追うような形になっている。視線の主はエレーヌか、あるいは家そのものかもしれない。エロイーズの静かな存在感は抜群で、すべてを呑み込んだ哀しみと大きさが印象的だ。

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2009年6月20日 (土)

もうひとつの先行販売

今日は10時の演舞場の後、12時から世田谷パブリックシアター「ドリアン・グレイの肖像」のオンラインチケット先行販売があった。「ドリアン・グレイ」ははるか昔、ヘルムート・バーガーheart04の美しさにはまった作品だから、絶対見たいと意気込み十分dash
20分も前からアクセス画面を出して待機していたのに、12時ちょうどにログインしたら、「劇場サイトから入るように」というメッセージがshock ウソでしょshock
ちゃんと劇場サイトから入っていたのに~。大慌てで御指示通りに。
1回目は「混んでいます、後ほど入店を」状態だったが、2回目に入れた。座席はこの先行販売用であまりいい席ではないけれど、私は会員になっていないし、一般販売でもいい席は無理だろうと思うし、万が一取れなかったら元も子もないので、妥協。まあ、こちらもほっとしました。
ところで、チケット引取り期間が観劇当日の23:59までになっていたけど、どういうこと? 1日間違えて取ったかと焦っちゃったよ。

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内容もわからぬ芝居にもう夢中?

緊張のあまりおなかが痛くなるほどだった10時前(腹痛やら動悸はチケット発売日の<反射>だね)。まだ20分もあるのに、もう入店できず。
くくくぅと動悸がさらに高まってきたときになんとtelephoneが鳴った。誰だよ~、こんな大事な時間にぃwobbly 高校のクラス会の「出欠返事が来てねえよ」という幹事からの電話でした。締め切りの10日を10日も過ぎて…私が悪いcoldsweats02 平謝りに謝って(幹事さんのご苦労はわかっているから)、出席の返事をしました。
さて、急いでパソコンの前に戻り粘っていたら間もなく入ることができた。サーバーが強化されたということで、たしかに、入店だけに5分も10分もかかっていた以前を思えば有難い。
データの展開にやや時間がかかったものの、希望の日時の希望の席が取れて万々歳good 送信がうまくいくまでハラハラどきどきしたよ~。
まだどんな内容かも全然わからないのに、團十郎・海老蔵・七之助という名前だけでこんなに夢中になってチケット取るなんてcoldsweats01 でも、「海老蔵が創り出す新しい石川五右衛門」っていうだけで、なんだかワクワクするんですものnotes

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2009年6月19日 (金)

「十二夜」再見

618日 「十二夜」(新橋演舞場)
実を言うと、かなり眠かった(前夜寝不足だったから)。ところどころ寝たsleepy(ということを前提に、あくまで再見の感想です)。寝たからなのか、寝たのになのかわからないが、前回のような物足りなさはほとんど感じなかった(2回の踊りはいっしょくたに言ってはいけないかもしれないけれど、どちらも短すぎるっbearing)。さらに、うっかりオペラグラスを忘れたため、細かいところを見ようとか、11人の表情を見ようとか、したくてもできなかったため、細部にあまりこだわらずに見ることができたつもりである。そうしたら、大詰めの兄妹再会の場面なんて、吹き替えに笑いを誘われる客席をよそに、思わず涙が出てしまったweep
今回は3階から見たのだが、3階だとけっこう舞台の奥(あるいは裏)が見えるものだなあ、と船の遭難の場面で思った。
喜劇的な部分はみんな初日よりずっとテンションが上がっていて、とくに菊五郎さんが思い切り楽しんで坊太夫を演じているような気がした。
また、左團次さんとか時蔵さんとか、とりわけおかしな言動の強調がない役のおかしみが強く感じられた。雰囲気だけでくっくっ笑いたくなる喜劇の香りが漂っていて、それが菊五郎さんや翫雀さん、亀ちゃんの直接的な笑いとうまく噛み合っている。初演ではこりゃ完全に亀治郎の芝居だわいと思い、再演では菊ちゃんが見事な心理的男女入れ替わりで引き戻し、そして今回は全体のバランスが整っているように感じる(こちらが見慣れたせいもあるだろうが、麻阿に英竹でさえ、突出して目立つというほどでもなくなってきた)。
喜劇にかかわる役の多い中で、大篠左大臣組は常に恋の悩みの中にいて、役者としてストレスが溜まらないかなあ、なんて余計な心配をしてしまう。
ところで、最初に獅子丸が織笛姫にお目通りする時、姫がイタズラ心から麻阿と入れ替わろうと持ちかけ、かつぎを被って獅子丸をからかう場面があるが、ここの意味が何度見てもわからなかった。今回な~んとなくわかったような気がしたが、時間がたったら、またわからなくなってきたcoldsweats02
それにしても、時さまったら、じゃなかった、織笛姫さまったら、お使いが若い(坊太夫は「まだ子供です」って言ってるようなものでしょ)イケメンだと知って会う気になったなんてbleah
何度見ても、やっぱり面白い「十二夜」でした。

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6月は親子三代月間

昨日は「十二夜」の後、映画「夏時間の庭」をとうとう見てきた。「夏時間の庭」には親子三代にわたる物語というキャッチコピー(かどうかわからないけど)がついている。
そこで、今さらながらふと思ったのは、今月の歌舞伎。
歌舞伎では親子・兄弟の共演は当たり前のことだけれど、三代揃うとなるとね。現在、三代揃っているのは、雀右衛門、藤十郎、芝翫、仁左衛門、東蔵、左團次、そして幸四郎というあたりかしら。揃っていても、同じ舞台で活躍できる年数は短いかもしれない(子役ちゃんは中学生になっちゃうし、おじいさまは高齢になるし)。そうしてみると、今月仁左衛門家、芝翫家、東蔵家、幸四郎家と同じ演目に三代が顔を見せる家系を4組も見られるというのは目出度く、有難いことなんだろうな、とフランス映画から歌舞伎に考えが及んだのでした。

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2009年6月18日 (木)

6月歌舞伎座夜の部2:黙阿弥2作

09061802banzui 「極付幡随長兵衛」
客席通路から長兵衛の吉右衛門さんが登場したとき(通路際のお客さんと握手しながら出てきた)、あまりのカッコよさ、色っぽさに思わずぽ~っとなった。吉右衛門さんはこういう役をやると、実に頼もしく男っぽくて素敵だ。そして、今日初めて、吉右衛門さんの顔がお父さんの白鸚さんによく似ている、と思った。白鸚さんの芝居はあまり覚えていないから違うかもしれないけれど、白鸚さんの長兵衛を見ているような気持ちがした。
序幕、村山座の「公平法問諍」では歌昇さんが素敵。公平としての立派な役者ぶりと、水野の中間や家臣の横暴にびくびくする普通の人間っぽさの対比が面白い。難癖をつける水野の人間を舞台番がなだめるのと一緒に、歌昇さんも心配そうになだめる身振りをしていたのが、この公平役者の人間性を表しているようで好もしかった。児太郎クンが久しぶりに成長した姿を見せてくれたが、風邪でもひいているのか声が割れていたし、セリフも「う~ん、これでいいのか?」というような感じだった。
それにしても、この芝居はどうしても後味が悪い。仁左様をもってしても、気分が悪い。いや、仁左様がすっきりとカッコいいだけに(吉右衛門さんのカッコよさとはまた別のカッコよさ)納得いかない。仁左様のカッコよさが、よけい水野を許せない素因になってしまったのかもしれない。菊五郎さんの水野にはどことなく愛敬と丸みがあって、卑劣さがちょっと薄まる感じがするんだけどな。
長兵衛の子分が素敵揃い。染五郎、松緑(毎度言うようだけど、松緑さんの江戸っ子ぶり、好きだ)、松江、男女蔵、亀寿、亀鶴(ガン飛ばしたのが似合っていたsmile)、種太郎の面々。

09061803sinza 「梅雨小袖昔八丈」
しょっぱなの大工たちの会話や結納の品が運ばれる場面はなく、加賀屋藤兵衛(彦三郎)がそろそろお開きに…、というところから始まる(「お開きに」は、たしか結納を運ぶ加賀屋の若い者たちのセリフにからんで面白いのだが、そこが今回は省略されていた)。
序幕では錦成クンの部屋子披露があって、微笑ましい。芝居好きの可愛らしい丁稚さん。錦成ファンの私は心から拍手を送った。
さて、芝居はそれなりに面白く見られた(客席から笑いも何度も起こっていたし、「面白かったわね~」という声も聞こえた。私もけっこう面白いと思った)。けれど、やっぱり幸四郎さんは新三タイプではないような気がする。何が違うんだろうeye
考えてみれば私は勘三郎さんの襲名公演のほかは、幸四郎さんの新三しか見ていない。だから新三をどうのこうの言う資格はない、と自分でも思うのだけど、要するに、幸四郎さんに町人臭をあまり感じないのかもしれない。
幸四郎さんは前回に比べればかなり努力の跡が見えると思った(セリフもはっきりしていたし)。しかし新三の人間性というものが自然に滲み出るというよりは、頑張っています感が強いような気がするのだ。新三はワルいヤツだけど、初鰹に高い金を出したり(金を騙し取ろうというのに、ぽんと鰹に金を出すんだからbleah)、町の顔役に一歩もひけをとらなかったり、そんな気性はまあまあなのだが、そこに垣間見えるはずの小悪党(やっぱり、ちょっと立派すぎる? 大悪党は素敵なのに)としての愛敬、爽やかさ(小悪党の爽やかさって変な表現だけど)、ちょっとした色気といったものがいまひとつ立ち昇ってこない。でも、それは私の先入観かもしれないから、ここで結論を下すのはまだ早いだろう。
大家の彌十郎さんは実に面白かったが、15両の遣り取りはちょっとくどいような気がした(彌十郎さんの責任ではまったくない)。
最高だったのは大家のおかみさんの萬次郎さん。欲張りで、存在感たっぷり。こういうおかみさん、絶対いたいた、と頷きたくなる。強欲でもイヤ味にならないのは、萬次郎さんの大らかさのなせる業だろう。萬次郎さん大好きsign03
ところで、顔役の弥太五郎源七っていったい何なの? あんな小悪党1人に振り回されて(大家のほうがよっぽど知恵者)、遺恨を残し待ち伏せするなんて。歌六さんが堂々として男っぽかっただけにガッカリな感じ(これは、勘三郎さんのときの富十郎さんでもそう思った)。
<上演時間>「連獅子」31分(16301701)、幕間15分、「幡随長兵衛」93分(17161849)、幕間30分、「髪結新三」120分(17192119

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六月歌舞伎座夜の部1:金太郎ちゃんには華がある

617日 六月大歌舞伎夜の部(歌舞伎座
夜の部は1回だけなので、芝居としてちょうど味の出る頃かなぁということでこの時期を狙った(あんまり遅くても寂しいし)。しかし、920分終演はきつい。あんまり疲れて帰宅して、ビールをがんがん飲んじゃったから、まともな感想書けるかしら(呂律がまわってなくてもお許しをcoldsweats01)。
今日は歌舞伎チャンネルの録画が入っていた。
09061801renjisi 「門出祝寿連獅子」
夜の部は後の2つが黙阿弥だということはもちろん知っていたけど、これも黙阿弥原作だったのか。
大名(梅玉)の呼び出しで左近夫妻(幸四郎、魁春)、右近夫妻(染五郎、福助)とその子(金太郎、お父さんに手を引かれている)が花道より登場。金太郎ちゃんが本舞台に出ると、さっと後見の錦吾さんが付く。白鸚さんから四代――先日の小山三さんを思い出して感無量になり、涙が出そうになった。
金太郎ちゃんは舞台でじっとしている間、なんだかむす~っとした感じだったが(日がたって疲れちゃったのかな)、いざ踊りだすと、ちゃんと立派に自分の役目を果たし、なんとも可愛らしい。手の動き、足踏み、4歳の子供の能力って大したものだと思った。福助さんが一番嬉しそうに微笑んで金太郎ちゃんを見守っているのがとても印象的だった。
口上は、まずは「息子・染五郎の長男が初舞台に立つことになった、色々な役をやるのは2030年後だろうから、皆さん長生きして見に来てください」というような幸四郎さんの挨拶から(私は生きていないかも。でも親のDNAを持っているから…bleah)。下手の梅玉さんは「初お目見えで一緒の舞台に上がって以来の金太郎ファンである、これまでは染五郎ファンだったが金太郎ファンになろうかと思う」。魁春さん(目の縁の紅がちょっと濃くない?)「長生きして金太郎さんの母親または妹役をやりたい」。すかさず福助さん「魁春さんに負けぬよう金太郎さんの女房役をやりたい」。高麗屋三代を挟んで上手側の芝雀さん(すっごくきれいで色っぽくて見惚れてしまった)は一通りのお祝い、松緑さんは近い親戚としてのお祝い、吉右衛門さんは「海のものとも山のものともわからないが、当人の努力はもちろん、皆様のごひいきで一廉の役者になれるよう」。そして父親・染五郎さんは、親子で精進するのでよろしく、と。
高麗蔵さんと友右衛門さんの間狂言はなかなか面白かった。大薩摩の間、赤い消し幕が張られて、長唄囃子連中が見えなかったのがちょっと残念。
いよいよ親子三代の毛振り。4歳の金太郎ちゃんの見事な毛振りにおそらく客席のほとんどが笑顔、そして拍手も鳴り止まない。金太郎ちゃんには華があるsign03

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2009年6月17日 (水)

白山神社にて

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611日。鎌倉とか箱根とか行きたいところだが、手っ取り早く都内で紫陽花祭りを、と文京区白山へ。5時を過ぎており、紫陽花園(?)が閉まっていたため、境内と周辺を散策。本日の祭りの雰囲気も終わり、な感じだったが、そこそこ人出があったので寂しくはなかった。

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2009年6月16日 (火)

学問いたしませう

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2009年6月15日 (月)

小山三さんの芸談を聴く4:エピローグ

613日 中村小山三丈の芸談を聴く会(慶應義塾大学三田キャンパス第1校舎111番教室)
最後に聴衆の質問がいくつかあったが、中で小山三さんの後見ぶりに感銘を受けたという人がいた。小山三さんはその言葉を聞いたとたん、背筋がしゃんと伸び、「嬉しいですねえ。嬉しいですねえ」と何度もおっしゃっていた。その小山三さんに中村屋を支えてきた誇りの高さを感じ、涙が出そうなほど感動すると同時に、後見がいかに重要な存在であるかを改めて教わった気持ちだった。ただ、膝が悪くて、後見はもう無理なのだそうだ。「もうやりません」とおっしゃっていたから、小山三さんの後見を今後見ることはないのだろう(寂weep)。
私も、中村屋さんが時々かける新作やコクーン歌舞伎などについてどう考えていらっしゃるかお聞きしたいと思ったが、その質問を思いついたときに、ちょうど時間となりました~bearing

「中村屋の乳母」と言われる小山三さん(「みんなにそう言われるんですよぉ」smile)、勘太郎・七之助兄弟を「現代っ子」と言い切り、最近の歌舞伎が全体に昔と変わってきたことを寂しく嘆かわしく思いつつも、永山さんに「昔のいいものをたくさん見ているだろうが、今と比較しすぎてもいけない」と諭され、時代の流れとして受け止めざるを得ないと認めているのを痛々しく感じた。たしかに、煙ったがられることもあるだろう。しかしその姿に刻まれた年輪は小山三さん1人の歴史ではなく、歌舞伎の歴史とも言えるのではないだろうか。

時々具合が悪くなって入院されたりしているようだが、今日のようなお元気さで、もっともっと舞台姿を見せていただきたい。大きな拍手に包まれて退場する小山三さんに私も惜しみない拍手を送り、しみじみそう思ったのでした。

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小山三さんの芸談を聴く3:役者心得

613日 中村小山三丈の芸談を聴く会(慶應義塾大学三田キャンパス第1校舎111番教室)
⑧犬丸氏がリストアップした小山三さんの得意な役その1「籠釣瓶」の下女
吉原芸者は他の芸者と違ってむずかしいそうだ(どこがどう違うのかは不明)。で、明かりを持ってくる下女だが、佐野次郎左衛門に斬られるとき、八ツ橋と一緒に倒れては失礼だと言われ、自分は柱にすがってゆっくり倒れる形を作った。
⑨犬丸氏がリストアップした小山三さんの得意な役その2「髪結新三」の白子屋下女お菊
お菊とおくまは同年代(齢?)で、「五歳の時から一緒に育ち」というおくまの母のセリフがある。現勘三郎さんの襲名公演で、おくまを菊之助さんが、お菊を小山三さんがやったが、さすがにそれは口に出せずsmile、「幼い頃から引き取りましたが」とセリフを変えたそうだ。
ここで顔の話。最近は何の役でも同じように白塗りをするが、みんな同じではいけない。その役その役に合った白塗りがあるのだ。シネマ歌舞伎にもなった「文七元結」で禿役の鶴松クンが白塗りをして「そんなに白くしちゃダメ」と芝翫さんに叱られた。小山三さんがあとでシネマ歌舞伎を見たら、「そういう芝翫さん自身が真っ白塗りなのよ」coldsweats01。小山三さんはパンケーキを使っているそうだ(「自信もっちゃった」)。
化粧話のついでに、去年の「法界坊」での松若の勘太郎さん。小山三さんの目から見たら化粧が全然違う。勘三郎さんと勘太郎さんの楽屋は幕1枚で仕切られているだけだから、「親に聞こえるような大きな声で『なに、その顔』って言ってやったのよ」。すると23日後には顔が直っていたんだとか。
また眼の縁の紅は指を使って差したものだが、今の役者は筆を使う。「だから真っ赤っかになっちゃうwobbly
これはもっと後になっての話だったが、化粧のことだからここでまとめました。
⑩犬丸氏がリストアップした小山三さんの得意な役その3「四谷怪談」のおいろ
宇野信夫演出で一字一句違っても怒られた。師匠には、歌舞伎も新劇も同じ、どんな役でもその役になりきればよい、と言われた。
おいろと「一本刀」の酔っ払い酌婦(「酌婦です、女郎じゃありません」)は渡辺保氏に人間国宝だと褒められた。「でも俳優同士はそう言ってくれないんですよ」coldsweats02
ここで故永山会長の話が出た。永山さんの曽祖父は男爵で、「男爵イモ」は永山男爵に由来するのだとか(あとで調べたら、諸説のうちの1つらしい)。永山会長は、東劇の夜警から身を立てたのだそうだ。苦労しているからああいうことができたのだと、小山三さんは永山さんをとても尊敬しているようだった。
⑪役者には華がないとだめ。しかし華があることと、味を出すことはむずかしい。現勘三郎さんは勘九郎時代、永山さんに「子供なのに華がある」と褒められた(小山三さんも華のある方ですよね)。
⑫「連獅子」を勘三郎親子が最初に踊ったのは昭和44年。当時の勘九郎さんは能の稽古をしていたから腰が入りすぎて子供らしくない。そこを注意して直させた(ただし、能の稽古は大事)。当代はとてもうまくて先代よりうまいことさえあるが、先代にはがあった。「三人連獅子」は先代が勘太郎クンとやりたくて、「3人でやろうね」と言っていたんだそうだ。そう聞くと、これから「三人連獅子」を見るときの感慨が違ってくるだろうなぁ。
⑬初役のときは先輩に教わったとおりやるが、3回目くらいから自分の型にしてもよい。でも当代は自分のものにし過ぎ、ですってbleah

⑭たとえば「大蔵卿」で、ここはこうするんですよと教えても、若い人は「そんなくさいことできない」と言う。テレくさくてできないだけなんだけど、時代ものはくさくやらないとダメ。海外ではこのくささがウケるんだそうだ。
⑮歌舞伎座に対する思いは、今の歌舞伎座より焼けた歌舞伎座に対するほうが強いそうだ。当時は楽屋は走ってはいけなかった。そしてなんと女人禁制だった(言われてみれば、わからないでもない気がする)。

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2009年6月14日 (日)

直輝とオードリー~暴走Swing

さっき、古い録画を見ていてふと思ったのだけど、オードリーの若林、レッズの山田直輝と似ているんじゃないsmile
前に「アメトーク」の「じゃないほう芸人」というのを見て、以来若林に何となく好感を持ち始めた。そして、さっき直輝と重なるものを若林の顔にみつけて、さらに好感度up
と言って、直輝を見ることができないときに若林の顔を見ればいいってものではないけれどbleah 
え~と、亀ちゃん≒北島康介って言ったときほどのブーイングdownはこないと思うけど…マリオの弟はルイージ、ルイジ、るいじ、類似…黒柳徹子も亀ちゃん≒北島だって言ってたっけwink…え~と、亀ちゃんは俳優祭で白柳徹子だったんだっけ…どこまで暴走するかわからないので、ここら辺でやめておきますbleah

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哀悼、三沢光晴選手

今朝、起きてすぐネットで知った衝撃のニュース。
三沢選手が試合中に受けた技により死亡した!!
特別すごいファンというわけではないが、一時期深夜のプロレス番組にはまっていたこともあり、また馬場亡き後の全日をしばらく支えてバラエティにも出演していたことから親しみをもっていた(三沢がこんなことするかぁというようなことまでやっていた)。だから死亡の報にひどくショックを受けた。華も実もあるまだ46歳。ご冥福を祈る。

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小山三さんの芸談を聴く2:爆笑小山三節

613日 中村小山三丈の芸談を聴く会(慶應義塾大学三田キャンパス第1校舎111番教室)
小山三さんは大正9820日生まれ。雀右衛門さんとまったく同じ生年月日なんですってsign03 生まれた場所は鳥越(下町では「とりこえ」と巻き舌で発音するんだそうだ。芝居でも下町っ子は巻き舌を使うようにと言っているとか)。
2
時間の本音トーク(聞き手は犬丸治氏)ということで、ご自身の子ども時代、先代との思い出、今の役者さんに対する考えなど、皮肉でユーモラスな小山三節に、聴衆は爆笑爆笑happy01happy01の連続。その中のいくつかを、エピソード、芸談取り混ぜてご披露(聞き違いがあったら御容赦)。
①子どもの頃は浅草の千歳座(旧開盛座)によく芝居を見に行ったが、芝居がダメになってからは千歳座は映画館になった。子どもであった小山三さんは、画面に向かって拍手したり大向こうをかけたものだ。先代勘三郎さんのお母様はカウボーイの映画で砂煙がたつと、目の前を手で払い「あら、埃が…」とやったそうだhappy01
②「忠臣講釈」という芝居で、あばた面の子供の役をやるはずだった子役が、最後にあばたのついた自分の顔を鏡で見て泣き出してしまったcrying 急遽代役が必要になり、小山三さんに白羽の矢が立った。「セリフなんてないんですよ。『ととさまいのう』『ととさまいのう』と言ってりゃいいんですから」happy01 その役はやがて死に、舞台でずっと横たわっている。父親役(勘三郎さん? どなただったかしら)が小山三さんを抱き上げると、何だか冷たいshock 実は、急遽代役に決まったものだからトイレに行く暇がなかった。ずっと舞台で寝ていなければならず、お漏らししたというわけ。しかし「死んでいるから、漏らしても起き上がらなくて偉い」と褒められたのだそうだgood 舞台でお漏らしをしたことのある子役はけっこういるらしい。
③内弟子は旦那を起こすのも役目の一つ。しかし自分は仕事が忙しく、眠くて仕方がない。そこで、勘三郎さんの寝室の戸棚に隠れて布団を敷いて寝ていた。ある日、「お~い、○○」と本名で呼ばれ、「は~い」と返事をしたものだから、戸棚の中に寝ていたことがバレ、叱られたそうだ。
勘三郎さんはとにかくのんべだったらしい。市川真間に住んでいるとき、寿海さん(私、この方の二枚目ぶりに子供心に惚れたheart04のですが、本当はものすごいおじいさんだと知ってショックを受けたことありshock)、「フグの三津五郎さん」などがよく来ていて、毎晩のようにマージャンをしていた。それで小山三さんも覚えてしまった。ご馳走が楽しみだった。やがて勘三郎さんは麹町に移るが、そのときに小山三さんは内弟子になったそうだ。
ちなみに、今はもう内弟子を取る人はいないとのこと。丸抱えだからmoneybag大変なんですよ、って。
④勘三郎さんが東宝に移ったとき、小山三さんはまだ子供で、朝から東宝本社に連れて行かれたりして、カメラマンに囲まれたりしても何のことやらわけがわからず、その日の夕刊を見て初めて事情を知ったんだそうだ(昭和10年頃のお話)。東宝は待遇がよかったのよ~。月給制なので仕事をしなくてもお給料がいただけたのよ~。ちなみに小山三さんの映画初出演は「藤十郎の恋」だとか。
⑤勘三郎さんは松竹に戻ると、しばらくの間大阪へ。旅館暮らしをしていたが、毎晩飲んで帰ってくるから朝起きない。やっと起こすと顔を洗ってすぐにご飯。味噌汁は熱くないとダメ。給仕は慣れているので内弟子がする。あなた、起きてすぐにご飯3杯も食べるんですからhappy01
⑥戦時中、戦地へ慰問に行った。又五郎さんと新婚夫婦役で出たら、女っ気の無いところだから兵隊たちが喜んでわ~わ~言ってセリフも聞こえないほど。石鹸だとかなんだとかもらったが、しまいには「あたしは男よ~」と叫んだhappy01
10年前までは風呂からあがると、まず赤ワインwine、次にブランデー、そして燗酒bottleをやっていた。今はそんなに飲まないが、2合の燗酒をゆっくり飲んでいる。日本酒を顔につけるとお肌にいいんですって(「みのもんたでやってたのよ」)。こすってはダメ。ぱたぱたと軽く叩くようにつける。これはアルコールではなくて麹の効果だそうだ。小山三さんはお肌がとてもつやつやしてきれい、とずっと思っていたのだが、そういう秘訣があったのかsign03 「即効性はないですよ。そんなあなた、しわくちゃ顔がすぐに、ってわけには」smile
まだまだ続くけど、息切れしてきたので、また明日。

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小山三さんの芸談を聴く1:プロローグ

613日 中村小山三丈の芸談を聴く会(慶應義塾大学三田キャンパス第1校舎111番教室)
090614kosanza_2 東京新聞の小さな小さな記事を見つけ、この日は何の予定も入っていないし、先着50名に間に合わなくて元々、とりあえず応募したら、運よく当選scissors 
1330開場のところを13時過ぎには着いてしまい、キャンパスの中を少しうろうろして時間をつぶし、13時半に受付に行ったら(会費1000円)、もう狭い教室の前のほうはかなり埋まっていた。時間よりだいぶ前に入れたらしいぞangry
2人用の木の机(未だにこういう机、使ってるんだbleah 椅子も小学生が使うみたいなの。学生時代、そういう椅子に座って授業聞いていたのかなあthink)が横に4列、縦に10列。その後ろに椅子だけが何十人分だか置かれている。私は前から8列目の真ん中辺に席を見つけ、座った。本当は3列目あたりを狙っていたのだけど、出遅れたから。ところが、始まる直前、3列目の机がひとつ(つまり2席分)があいたと言うではないか。立候補しようかと思ったら、おばさん2人連れが即立ち上がって大声でその席確保。パワーに負けたbearing でも、私は1人だし、あちらに座っていただいて正解かもhappy01
しかし狭い。腰掛けようと椅子を引くことすらままならない。何とか体をすべりこませる感じ。主催者によれば、計算が狂って狭い教室を取ってしまったとのこと。小山三人気をあなどるなかれ。
まずは主宰者である歌舞伎研究会(以下、かぶ研)三田会(つまり、かぶ研のOB会)会長挨拶。かぶ研は大正14年(1925年)創立で、芸談を聴く会はOBだけの会であったが、それではもったいないということから広く一般にも募集をかけることにしたのが6年前。日経、読売、朝日、毎日、東京の5紙に案内を載せているそうだ(ずっと東京新聞をとっていながら、気づかなかった。のか、気づいていても関心がなかったのか)。ちなみに、去年は右近さん、一昨年は信二郎さん(襲名前だったのね)、さらにその前は愛之助さん、2000年には亀ちゃんが段四郎さんとともに招かれている(2人ともOBだしね)。なお、今回の聴衆は150人だそう。
いよいよ小山三さん登場sign03 黒っぽい(紺?)スーツ姿だ(昨日の仁左様もスーツだったね)。ふと、「あ、昨年亡くなった高校の担任に似ている」と思った。和服姿だったり舞台での小山三さんとはまた違った印象がそう思わせたのかもしれない。
長くなるので、以下、続く。

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2009年6月13日 (土)

NHKを見て芸の継承に思う

木曜日に勘三郎さんのこんぴら歌舞伎(「ワンダーワンダー」再放送)、金曜日に仁左様heart04のスタパ(NHKなら森蘭丸の映像、どうして出してくれないのよwobbly)と、歌舞伎ファンにとっては嬉しい2日連続NHK。どちらもお父様への思いに胸がしめつけられる気持ちがするとともに、芸の継承にはそういう親の思い、子の思いが込められているのだ、ということを改めて深く認識した。
そういう意味でも、当代の息子さんあるいはお孫さんの初舞台を見られるというのは幸せなことだと思う。私が本格的に歌舞伎を見るようになった平成16年以降でも、宜生(H16.09)、千之助(H16.11)、虎之介(H18.01)、玉太郎(H18.04)、小吉(H18.08)と5人の直系が初舞台を踏んでいる。そして今月の金太郎ちゃん。すでにご覧になった方の評判は高く、期待がふくらむところである。
幼い彼らはまだ親の思いは理解していないかもしれないが、血として、あるいは環境として、あるいは空気として、すでに親の思いを体内のどこかで感じ取っているに違いない。
私が健康で歌舞伎を見られるのも長くてあと1015年くらいかもしれない。その間にまた次々と芸が継承されていくだろう。それを見られる幸せも、歌舞伎の醍醐味の一つである。

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2009年6月12日 (金)

歌舞伎鑑賞教室2:楽しさいっぱい「華果西遊記」

611日 歌舞伎鑑賞教室「華果西遊記」(国立劇場大劇場)
西遊記といえば、孫悟空が活躍する話だくらいはみんな知っているだろうし、活劇でもあり、見ていて飽きない場面の連続だから、歌舞伎初心者ならずともたっぷり楽しめた。私など、絶対もう一度見よう、と決めて、早速チケットを予約してしまったくらいcoldsweats01
というわけで二度見るから、ネタバレしながら、今回は主な見どころだけを。
幕があくと、竹本と常盤津の掛け合いで浄瑠璃が始まる。ここは女性だけが住む西梁国。
飲めば懐胎するという泉の水を知らずに飲んでしまった猪八戒は急におなかが膨れて痛みだす。孫悟空が自分の体から毛を抜いて小柄に針と糸に変え、八戒に手術を施す。というのが第一の見どころだろうか。
耳から取り出した如意棒の長さを色々に変えてみせる。
悟空が身の毛を抜き、息を吹きかけると12人の分身たちが勢揃い。これが愛らしい子役ちゃんたちで、一番小さい2人を中心に、うまく身長順に左右に並んでいる。全員でかっぽれを踊る(「かっきれかっきれ」と言って踊っていた)んだけど、これがかわいくてかわいくてhappy02 けっこう動きが激しいので小さい子などよろけそうなところもあったが、一生懸命とても上手に踊っていた。解説で笑三郎さんが「手拍子をお願いします。子どもたちも楽しく踊れますから」というようなことを言っていたから、みんなで手拍子。もちろん、私も手拍子手拍子。分身たちの花道の引っ込みもユーモラスでかわいい。ほんと、楽しいhappy01
美しい女性たち、実は蜘蛛の妖怪たちとの立ち回り。蜘蛛が放つ糸は客席にまで飛び、蜘蛛四天のトンボ、3人跳び越しなどを含んだ立ち回りは客席の歓声を浴びていた。笑三郎さんと春猿さんは先ほどの解説で見せた姿→美しい女方の姿→恐ろしい蜘蛛へと変身したので大ウケ。それに笑三郎さんが解説で拍手をよろしくとお願いする時に「こうして皆様とお近づきになれたのですから、とくに我々2人には大きな拍手をbleah」と言ったのもあってか、2人には特別大きな拍手が浴びせられていた(ような気がした)。女方の役者さんって、わりと普段発散するところがないから、こういうのやると生き生きと思い切り弾けているのよね。春猿さんなんか、見得の動きも大きく、弾けぶりがよくわかったsmile
悟空、八戒、沙悟浄の棒術が見事sign03
黒衣さんのお仕事。実に忙しい。次々登場する小道具や引き抜き、と役者さんとの呼吸もよく合って見事な舞台ができた。
京劇風音楽に浄瑠璃が芝居をさらに盛り上げて、見終わってからも楽しさが体にしみこんでいた。
鳴り止まぬ拍手にカーテンコールが期待されたが、やがて拍手も小さくなり、という頃に幕が開いたcoldsweats01 帰りかけた人もいた、そんなタイミングだったが、カーテンコールも大盛り上がり。最後は舞台も客席も大きく手を振り合ってのお別れ。これが本日のお客の気持ち、舞台との一体感をよく表していると思った。
<上演時間>歌舞伎のみかた35分(14301505)、休憩20分、華果西遊記60分(15251625

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歌舞伎鑑賞教室1:全員参加の「歌舞伎のみかた」

611日 歌舞伎鑑賞教室「華果西遊記」:歌舞伎のみかた(国立劇場大劇場)
「油地獄」、「十二夜」とともにもう一つとても楽しみにしていたのが、この「華果西遊記」。期待どおりとても面白くて、もっと長い時間見たかったわ~と思った。
まずは、笑三郎・春猿コンビの「歌舞伎のみかた」から。このコンビの解説は、前回の鑑賞教室(平成177月、「義経千本桜 河連法眼館の場」)でもユニークで楽しかったから、今回もどんなことを見せてくれるのだろうと期待が大きい。以下、ネタバレします。
時間になると場内が暗くなる。高校生たちはこんなことにもきゃあきゃあ沸く。そして幕があくと、ゴダイゴ「モンキー・マジック」に乗せて、舞台はまわり、あらゆるセリが動き出す。ライトもピンクや青やでディスコ(あ、今はクラブか。よく知らないけど)っていうのかしら。
しばらくすると、本舞台前方中央から笑三郎さんが、花道スッポンから春猿さんが姿を現す。それぞれの名が平仮名で書かれた傘をさしている。
自己紹介の後、「歌舞伎」の「歌」「舞」「伎」に関する説明が始まる。
「歌」
音楽である「歌」では、黒御簾の中から太鼓を取り上げ、大太鼓を舞台に登場させる。鳴り物さんに打っていただき、その音が何を表現しているかを高校生たちに当てさせると、みんな一斉に「雨sign03」と正解を出すのであった。雨はだんだん強くなり、やがて稲光thunderがして雷鳴まで轟くようになる。笑三郎さんが傘をさしてを歩いているうちに雨もやんできた。すると下手から人魂が(高校生ウケている)。ほっとしている笑三郎さんは気がつかない。どろどろいう太鼓の音(まんま「どろ」という)とともにスッポンからユーレイ(春猿さん)が現れ、不思議な力で笑三郎さんを操る。というところで太鼓はおしまい。
次に義太夫常盤津の説明。両方とも語る浄瑠璃であるが、違いは何か。これ、私も聞きたかった。わかりやすいように、「はっとして驚いた」という文を義太夫と常盤津がそれぞれ実演してみせてくれた。義太夫は三味線が太く(太棹)低音である。常盤津は細い三味線で、繊細・高音。常盤津のほうが音楽的要素が強く、舞踊の演目で使われることが多い。そうです。
「舞」
ということで、常盤津に合わせて、春猿さんが男性としての袴姿のまま女踊りをひとさし舞った(素でも十分女性に見えるほどきれい)。その後、女方の基本体形の作り方を見せてくれた。足の作りは袴で見えないので、春猿さんがちょっと袴をつまんで持ち上げ「自慢の美脚smile」で女性の内股のつくりをご披露。これには高校生大ウケ。春猿さんはTV出演も多いし、歌舞伎を知らない高校生でも春猿さんのことは知っているかもしれないので、この辺も客の心はくすぐられる、かな?
次いで上半身の作り方。肩甲骨をぐっと背中の中心に寄せ、肩をぐっと落とす、というアレです。この瞬間、春猿さんの肩がぐっとなで肩になり、客席から歓声が沸いた。「歌舞伎のみかた」では高校生の代表を舞台にあげて何かやらせることが多いのだが、今回はこれを、客席にも一緒にやらせていた。みんな座席でがやがやいいながらちゃんと笑三郎さんの指導、春猿さんの実演に合わせて肩甲骨を寄せ、肩を落としている。代表が舞台で何かするのもいいけれど、全員参加は歌舞伎に興味をもつ上で効果的かもしれないと思ったgood 男性が女性の体に見せる大変さにもちょっとは触れられたと思うし。
江戸時代の女性がこうして歩いていたわけではなく、ウソが真実以上のらしさを生む、ということです、と笑三郎さん。けだし名言。
そういう基本体形をつくるには舞踊の基礎がなければいけないんです、というのが「舞」のまとめ。

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2009年6月11日 (木)

現代版「桜姫」:鑑賞篇2

69日 「桜姫」(シアターコクーン)
Pain_2 私にはこの芝居を要領よく説明する力はないからそれは諦めて、原作の役柄との比較をちょっと。マリアは桜姫よりもっと自由奔放。原作の桜姫は清らかさと淫蕩性を併せ持つしたたかな女性であるが、マリアは清らかさよりしたたかさが勝つ。バイタリティに溢れ、ちょっと下品で、とてもチャーミング。大竹しのぶがぴったり。
セルゲイは不思議。白井晃には清潔な透明感のようなものがありながら(失礼ながら意外!!)、それを覆い隠す苦悩というか、苦い過去が体じゅうにまとわりついている。私は清玄という人物はあまり好きになれないが、セルゲイは何となくわかるような気がした。南米のどろどろしたヘドロだらけの川に飛び込んだら、そのまわりだけきれいになりそう。ではあるが…。
古田新太秋山菜津子が残月と長浦にあたるココイヴァ。豪華だと思わない? 2人ともグイグイといい感じで押してきて、引くところでは引き、その呼吸はさすが。でも~、第2部でココが超メタボ体型になって出てくると、私の斜め目の前で後ろ向きにchairに腰掛け、その古田さんのおデブな背中のおかげで、その先で繰り広げられる展開が全然見えなくなってしまったcoldsweats01 秋山さんはすごく魅力的で、秋山菜津子の桜姫もありだなと思った(マリアがもっと原作の桜姫に近かったら、秋山さんで見たいかも)。古田さんは、主役じゃない気楽さを謳歌しているように見えた。古田さん、意外とステキかも。でも、古田さんの顔、秋山さんの倍以上あったよshock(秋山さんの顔がとても小さいのだ)
権助ならぬゴンザレス勘三郎さん。ワイルドsign03NHKの「ワンダーワンダー」見た? 勘三郎さん、ヒゲはやしていたでしょ。このお芝居のためだと思うわ)だけど、まろやかなおなかがユーモラス。やっぱり勘三郎さんには「まろみ」がある。散々人を殺してきたくせに、自分は死にたくないと命乞いするみっともなさもあって、それは勘三郎さん(あら、なんで勘三郎さんだけ最初から「さん」付けなんだろ)の場合愛敬にもなり、ゴンザレスのワルさがあまり悪いと感じられない。大竹しのぶとのベッドシーンは、歌舞伎を見つけている私としてはちょっと赤面coldsweats02  歌舞伎のように清玄と権助の2役を1人の役者が演じれば、この2人が表裏をなす存在だということが視覚の面からわかりやすいが、今回のように別の役者が演じると、それは最後になって判じ物が解けるように明白になって、不思議な感傷を覚える。

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現代版「桜姫」:鑑賞篇1

69日 「桜姫」(シアターコクーン)
面白かった。長塚圭史はさんざん呻吟してこの作品を生み出したらしいが、その力量は大したものだと思った。ただ、南北の「桜姫」を知らなかったらどの程度楽しめたかしら。正直言って、わかる部分と、ちょっとわかりにくい部分とがあって(必ずしも時系列を追う展開ではないみたいで)、全体としてはわかるような気がした、よくできていると思ったのは、南北を知っていたから? あるいは知らなければ知らないなりに面白かったのかもしれないけれど、知っている以上それはわからないわけで…何言ってるんだろう、私coldsweats02(又々1800円というお値段のプログラム――埼玉芸術劇場といい、コクーンといい、1800円の高値安定かgawk――、「観劇の前に 原作『桜姫東文章』あらすじ」が出ていた)。
それと、慣れるまでは(慣れてからもちょくちょく)さまざまな仕掛けに気をとられて、肝心のセリフを聞き逃したり展開を見そびれたりして、しまったと後悔したりもした。
演出の串田和美の希望で、物語は清玄を中心に展開する。
最初に墓守の2人(大竹しのぶ、笹野高史)に焼かれていた心中男女の黒焦げ遺体が長塚版桜姫の死と生の間を漂う混沌とした世界を象徴しているみたい。以下、ネタバレご容赦。
物語の舞台は南米(のどこかはわからない)。南米に落ち着くまでに紆余曲折があったようだが、何でもありの南北の世界、何でもありの歌舞伎の世界、崖の上と下という世界、混沌を現代に置き換えるのには南米という選択はドンピシャsign03だと思った。南米というだけで、ガルシア・マルケス的な(と言ったって「エレンディラ」しか知らないけど)世界が浮かび、そして私の中ではそれは蜷川の「エレンディラ」の雰囲気とちょっと重なる部分もあった。

開演前の舞台には上手手前に大太鼓、奥には大きな木の十字架、それだけが置かれている。ほとんど何の舞台装置もなく、「桜姫」の世界を表すやり方はなかなかのもの。その仕掛けに気をとられちゃったのだけど。
やがて、大竹しのぶと笹野高史がちょっと様子を見に来ましたという感じで現れ舞台を一回りし、こちらは「え、え、何なの?」と置いてきぼりを食らったように戸惑っていると、一度引っ込んだ笹野高史がお得意のトランペットを吹き、大竹しのぶが太鼓を叩いて再び出てくる。この2人は狂言回しのような役割ももちながら、大竹しのぶはマリアすなわち桜姫であり、笹野高史は原作にはない役柄を何役も受け持つ。時空を自由に行き来し、登場人物の運命もちょっと軌道修正してしまうような、妖精のような存在かしら(外観はとても妖精っぽくないけどbleah)。飄々として軽妙な笹野さんの味は、ほっとする。
木の十字架はセルゲイが宗教心から常に背負っているもの。こんなところも、南米っぽい(昔、イグアスの滝に突き落とされた神父だかの映画があったのからの連想に過ぎないんだけど)。それにしても長塚圭史ってキリスト教好き?とか思ったけれど、清玄が仏教の坊さんならセルゲイ(白井晃)はキリスト教の聖者であって不思議はないんだわthink
長くなるので以下、続く。

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2009年6月10日 (水)

何カ月ぶり? すんなりチケット

7月歌舞伎座の発売日。いつもとは違って20分も早くログインした。ちょこちょこいじっていなくては無効になってしまうので(何分放置しておいたらいけないんだっけ)、何も手につかず、無駄に他の劇場のチケット売れ行きを眺めたりして時間を待った。
どうせ10時を過ぎても購入画面に切り替わらないのだからと、今回は時報と同時に購入画面へ→即「戻る」→手早く再び購入画面へdash
うまくいったぜgood
まずは第一希望の夜の部を確保。お願い、送信エラーよ、出ないでbearing 祈るような気持ちで、確定を待つ。scissors無事ゲットhappy01
あと2回分、拍子抜けするほどすんなり取れた(座席を取り直しても、何の問題もなかった)。
こんなこと、何カ月ぶり? いや何年ぶり?
あんまり楽勝でかえって落ち着かず、未だに胸の鼓動がおさまらない。みんな6月にmoneybagつぎ込んじゃったからすいているのかしらと思って(私もキツいもの)、試しにこの後アクセスしてみたら、混んでいて入店できなくなっていた。ああ、ありがたい、ラッキーだったsign03 

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現代版「桜姫」:座席篇

69日 「桜姫」(シアターコクーン)
「ドラクル」はそれなりに面白かったけれど、長塚圭史ってそれほど好きなわけでもなし、翌月歌舞伎の「桜姫」があるし、はじめは全然見るつもりはなかった。気が変わったのは、ぴあから先行販売の通知が来た時(今回は文化村のメール会員販売はなかった)。ベンチシートが舞台を囲むという変わった舞台構造らしいし、勘三郎さんが出るし、歌舞伎と比較するのも面白いかもしれない、はずれて元々、とベンチシートを申し込んだら、とりあえずはZ列が当たったのよscissors
ところが、座席配列は公演直前までヒミツ。Z列だから3列目くらいかなと予想していた。公演が始まってからはネットで席を調べることができので当たってみると、それがなんと、ベンチシートはすべてZ列らしく、座席番号によって配列が決まってくる。場所の目星はついたものの、行ってみなければどんな感じかはわからない。
行って驚いた。思いっきりいい席じゃ~んgood(私、この席で、後に驚きの初体験をすることになりますbleah それは明日の鑑賞篇のココロだ~
一番奥の搬入・搬出口まで、舞台がむきだしの姿をさらけ出している。通常の舞台の前に仮設ステージが張り出していると言ったらいいのだろうか。座席数はそう減っていないように見えたので、通常の舞台の前3分の2ほどを仮設ステージにしたのかもしれない。
ステージを囲むという座席構造だが、同じベンチシートでも正面の席は通常の座席とあまり変わりないような印象を受けた。私はステージ向かって左サイドのシート。それも私のところのベンチだけ、他のベンチより一段高くなっている。思わず「足が床に届かな~いwobbly」と呟いてしまったら、お隣のオバサマがここに足を置けますよって教えてくださったのは、座面の下の荷物入れスペース。でも、足を奥に引っ込める形になるから、時間がたつと案外きつい姿勢になった。

この座席は、舞台がほんと目の前で(舞台との距離なんて、ヒト1人が通れるくらいの幅sign01、高さも1段高いおかげで、舞台を見上げるにしても首が疲れず、そういう意味では実に見やすい。こんな席で歌舞伎の「桜姫」千穐楽を見られたら、サイコーだね。
仮設ステージの奥の舞台の両側には、平成中村座の桜席的な階段席が設えられていた。これは追加席で、舞台を上から見下ろす形になる。この座席、なんと芝居の途中で、扉が閉じるように両側から90度回転して仮設ステージを通常ステージから切り離してしまった(可動式だって、追加席の案内メールに出ていたのは、こういうことだったのね、と感心)。つまり、正面席のお客さんと追加可動席のお客さんは、高さこそ違え、向き合うことになる(いやん、この席、目立ちそうbearing)。
とまあ、まずは話題性十分の座席のお話でした。
7月の座席はこれとは違う、と貼紙が出ていたけど、どうなるのかなぁ。今月の座席でいけば、7月の私の席はやっぱり微妙。
<上演時間>180分(14001520)、休憩15分、第290分(15351605

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2009年6月 9日 (火)

フランス映画の人気に驚く

現代版「桜姫」を見てきた。
文化村に来たついでだからと、映画「サガン
--悲しみよこんにちは--」の前売りチケットを買っていこうと思ったら、チケットセンター行列で、しかも後で見たらもう前売り券は完売とのことshock 銀座の「夏時間の庭」も大盛況らしいし、フランス映画ってこんなに人気あったんだっけ。それともサガンにオルセーだから人気なの? 
サガンって、私も若い頃は人並みにかぶれたけれど、未だに人気あるの?(ちなみに私は「ブラームスはお好き?」が好きです) それとも仕掛け?
ル・シネマでは
13日から2週間限定でジーン・セバーグを一躍有名にしたあの「悲しみよこんにちは」を上映するそう。私、これテレビでは見たけど、映画館では見ていないかも。フランスかぶれとしては、映画館で見ておきたい。「サガン」と「夏時間」は、ほとぼりの冷めた頃見るつもりだけど、2週間限定の「悲しみよ」は難しいかもdespair

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一輪の紫陽花

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朝イチで郵便局に行ったら、前の道端にたった一輪*、ピンクの紫陽花が咲いていた。私は青い花のほうが好きなのだけど、この紫陽花のあまりの可愛らしさに思わずカメラを向けた。下のほうにつつましく咲いている小さな花もかわいいでしょ。ユーウツな色々を忘れさせてくれた一瞬だった。

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2009年6月 8日 (月)

水着に振り回されるな

一昨日見に行った競泳のジャパン・オープン。入江と古賀の戦いを見たかったのだけど、3日間のうち私が行った日だけ古賀は出なかったdespair 古賀クンはたまたま数日前に聞いたラジオ番組にゲスト出演していて、顔は知らないのだけど、ちょっと親近感をもっていたのだ。
今朝のスポーツニュースを見たら、
3日目の昨日、男子50m背泳日本記録ホルダーの古賀クンがまさかの予選落ちshock スタートと同時に水着が脱げそうになっちゃって失速せざるを得なかったんだとか。脱げそうになった原因は、これまで着用していた国際水練未公認水着ではなくて、公認レーザーレーサーにしたら、着用方法が違っていて、紐がほどけたことだそうだ。
2
人の決戦がなくなって残念だったけれど、B決勝(916位の決勝)で奮起して、なんとA決勝(とは言わないけれど、まぎらわしいから、そういうことにしておく)優勝の入江のタイムを上回ってるじゃないの(入江25秒27、古賀25秒17)。
実はこの間、レースを見ながら、B決勝のほうがいいタイム出ちゃったらどうするんだろう、なんて思っていたのだった。それが翌日、実際にあったとはねsign03(目の前で見たかったぁ)
水着に振り回されることなく、古賀も入江も目指せ世界新dash

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2009年6月 7日 (日)

帰ってきた「十二夜」

67日 「十二夜」凱旋公演初日昼の部(新橋演舞場)
何度見ても面白いsign03 一言そう言い切っただけで感想としては十分であると思うほど面白い。
ただ、今回はロンドン公演と同じスタイルでの上演ということで、30分ほども時間を短縮したせいか、全体にややアッサリと仕上がっていた感じがした。そこに多少の物足りなさを覚えないわけではないが、テンポアップが良さを生んだ面もあり、それが面白さを損なうわけでは全然ない(好みとして言えば、前回の公演が好きかも。でも、あと2回見るうちにそれは変わってくる可能性は十分ある)。
幕があくと、お馴染みの鏡ばり。桜の花びらがひらひらと舞い落ち、ハープシコード、鼓の音色、子どもたちの歌声、すべてが美しく、一気に十二夜の世界に連れて行かれる。
錦之助さんは憂いを含んだお顔の美しい貴公子ぶりが変わらない(お顔だけでなく、姿が実に上品で美しいheart04)。時さまは若返ったんじゃないかしら。大らかでお茶目で愛らしく、織笛は絶対時さまのキャラよねぇ(あ、歌舞伎で言うニン、ね)。もう私の目には織笛=時さまとしか思えない。
織笛の衣裳が「あれ、黒っぽい赤に変わってるsign02」と思ったら、黒の紗を羽織っていたんですって。なぜか?⇒兄の服喪中なのに赤い衣裳はおかしいと、イギリス側からクレームがついたのだそうだ。へ~、イギリス人ってそんなこと気にするんだ、どっちかといえば日本人のほうがこだわりそうなものだけど。でも、日本人は歌舞伎の赤姫という括りで見ているから、私なども全然違和感を覚えず、ツッコまないわけ(え~と、ツッコミどころが2カ所くらいあったような気がするけど、なんだったか忘れちゃった。次回も同じことを感じたら、メモしておきます)。織笛が黒の紗を着ているのは一幕目だけで、二幕目は赤い衣裳のまま出てきます。
亀治郎さんが歌舞伎の新しい女方の型を作ったと自負する麻阿は相変わらず茶目っ気たっぷりエネルギッシュ。頭の回転が速く、いたずらでかわいくってheart04 そういえば、亀ちゃん、右あご(kissmarkの右端のやや下)にホクロをつけていたけど、これ、前回はなかったよね。このホクロが麻阿という女の人物像をよりはっきり表すのに一役買っているような気がする(ちょっと下品さの混じったチャーミングぼくろ)。そうそう、亀ちゃん、前回は匍匐前進で驚かせてくれたけれど、今回は舞台の前端に飛び出してきたかと思うと腰掛けちゃって、ビックリした。それは下手側のことなので、近くの座席の亀ファンは大喜びでしょう(私は今日は2階席、次は3階、千穐楽は1階だけど上手側。ちと残念)。
菊五郎さんは軽妙な捨助、うるさ型の坊太夫(でも、私に言わせれば、さほど憎めない人物)で舞台を引き締め、リードしていく。前の公演で、坊太夫があんなにいじめられる理由がよくわからないと納得できない部分があったが、今回は坊太夫の人物像がよりはっきりわかるようになって、前回ほどの同情心が湧かなかったcoldsweats01 ウコン色の衣裳にはほんと大笑いさせられる。
菊之助さん、その魅力は美しい容姿にもあるけれど、何といっても声だ。凛とした獅子丸の声には、男とも女ともつかぬ不思議な魅力があって心地よく響く。二幕目最初の踊りは振り付けを一新したそうだが、踊り自体も前より短くなっていたのではないかしら。もっと見ていたかったわ~。難破のときの早替りが見事なのはわかっていたけれど、一度思わず「おおっ、早っflair」と声に出てしまった。
ロンドンで大評判だったという翫雀さんは、前回はフレンチテイストだったけれど、今回はもちろんイングリッシュテイストで。セリフの合間にさりげなく意識的に入れる英語は、ロンドンっ子を湧かせたことだろう。翫雀さんの衣裳はロンドン公演の時にはなかったフリルが胸と袖口についていてかわいかった(よくお似合い)。この安藤英竹は見るほどに好きになる。
幻想的な向月台(向月台の名は、2年前に六条亭様に教えていただきました。なんてロマンをかきたてられる名前なんでしょうfullmoon)の間で繰り広げられるニセ手紙のいたずらは、あの場で行われるから皮肉な効果を生む。大好きな場面の1つである。
今回は筋書きの表紙が目を引く。主膳之助と琵琶姫の乗ったあの船が現代のテムズ川にひそやかに浮かんでいて、ウエストミンスター寺院(だと思う)とビッグベンの上に巨大な半月が浮かんでいる。きらきら光る装丁も幻想的。
<上演時間>第一幕85分(11301255)、幕間40分、第二幕95分(13351510
11
時半開演は助かる。1510という早い終演も助かる。

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2009年6月 6日 (土)

初めて見る水泳大会

66日 水泳JAPAN OPEN 2009 2日目(辰巳国際水泳場)
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今日はこんなのを見てきた。何となく、サッカー以外のスポーツを見たくなって、それもどちらかと言うとメジャーな大会がいいなと思っていたら、ほどよいのがあったというわけ。

午前中の予選はパスして、午後3時から行われる決勝を見た。
場内は暖かい(歩いて到着した直後は暑くて汗sweat02が流れるほど)。そしてけっこう観客が多く(各選手の関係者:家族、大学水泳部など所属グループの構成員などもけっこういたと思われる)、かなり上方席にいかないと空席がなかった。
さて、競技は各種目、まずB決勝というのがある。予選9位以下の決勝というか、順位決定戦みたいなものなのかな。出場選手にあちこちから声援が飛んで案外盛り上がる。B決勝が終わると8位以上の選手で決勝。予選1位のタイムの選手は4コース、2位が5コースなので、だいたいこの2人の争いになることが多い(B決勝は必ずしもそうとは限らず、誰がトップに入るかという面白さがある)。
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結果からいうと、日本記録はついに出なかったが、惜しいタイムもいくつか出た。男子
400m個人メドレーで優勝した栃木の森洋介選手の41331は高校新だそうだ。男子50mバタフライで中京大の大野選手とSNW(日産サティオ新潟西)の河本選手が2359の同タイムで同時優勝した時は場内がかなり盛り上がった。
しかし、男子200m背泳ぎ幻の世界記録保持者入江は公認世界記録153940 15足りない15409という惜しさbearing この015が水着だと言われないためにも世界記録を超えてほしかった(なんで、あの水着が認められないのだannoy ちなみに先日出した15286は、日本記録として公認されているようで、世界記録より日本記録が上という現象が起きている)。
それでもやはり超注目選手の泳ぎは迫力も格もダントツに見えた。もう1人の超注目選手、男子400m自由形の松田も素晴らしかった(日本記録保持者も何人も出場していて、注目選手はたくさんいたんだけど、私でもすぐわかる、っていう意味の超注目coldsweats01)。そういう泳ぎを見ていると、すっごくカッコよくてlovely 女子も男前美人がたくさんいたよshine
表彰式は基本的に1つの種目の男女が終わると行われる。
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初めて実際に見る競泳大会はなかなか面白く、これが記録の出る大会だったらなあとちょっと残念。
ちなみに辰巳国際水泳場は、新木場と辰巳の中間地点よりやや辰巳寄りにある。辰巳の森緑道公園で森林浴をしながら約10分、散歩コースとしても楽しい。
おまけ:北島康ちゃんも観戦に来ていたよ。隣に松岡修造がいた。場内の大画面に映ったのを見たんだけどね。

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俳優祭TV放送

もうご存知の方も多いかと思うけれど、先般の俳優祭のTV放送が決まりました⇒俳優ニュース

6月26日(金)22:30~24:45

NHK教育テレビ

だそうです。タモリ倶楽部と重なるなbearing

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菊五郎家のトンボ

イヤホンガイドの楽しみのひとつに、借りると必ずついてくる「耳で観る歌舞伎」というパンフレットがある。時にはこれがほしいがために借りることさえ。さほど楽しみなのに、今月は初日にクリアケースに挟んだまま見るのを忘れていた。
昨日幕間にふと思い出して、クリアケースごとバッグに入れて放置しておいた「耳で観る歌舞伎」をひっぱりだした。表紙はポスターにもなっている篠山紀信撮影・高麗屋三代の獅子の写真。
中はいつものとおり、今月のラインナップがあり、そして何よりの楽しみは今年2月から始まったお弟子さんリレーインタビュー。
1回は、なんと時さまのところの時蝶さんsmile 2回目が尾上扇緑さん。そして3回目は菊十郎さん。1人が前後篇の2回に登場だから、今月と来月が菊十郎さんになる。
時蝶さんは、ベテランのお弟子さんがどんな役割を果たしているかというようなことを話しておられる(「十六夜清心」で時さまの草履の鼻緒が切れる仕掛けを作ったのは時蝶さんなんですってsign03)。扇緑さんからは二代目松緑さんのお話が伺えてとても興味深い。そして今月の菊十郎さん。
前篇の今月は立師としてのお話をしていらっしゃるが、冒頭の六代目の話が面白い。「立ち回りのまずい役者によい役者はいない」というのが六代目の持論で、菊十郎さん1人の前でトンボを返ったことがあるんですって。六代目のトンボを最後に見た男、それが菊十郎さんなんですって。それで思い出したのが菊之助さんのエピソード。映画「THE CODE/暗号」の試写会にトンボを切って登場、って。
とすると、さかのぼって当代菊五郎さん、梅幸さん、みんなトンボができたsign02bleah 

なお、このリレーインタビューのバックナンバーはイヤホンガイドのHPでも見ることができる。といっても、今アップされているのは時蝶さんだけだけど。

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2009年6月 5日 (金)

早くも与兵衛再見

65日 六月大歌舞伎昼の部後半(歌舞伎座)
昨日、ticket31列が出ていたの。初日から1日おいただけだし、さんざん迷って、押さえて取り消してを34度繰り返したんだけど、いつまでも残ってるんだものeyeこれは私を待ってるんだなと自分勝手な解釈をして(それに、行かれるときに行っておかなくっちゃ)、ついに最終的ぽちっgood
ただ、仕事の都合上朝イチからは無理なので、申し訳ないと心の中で手を合わせつつ、「蝶の道行」から行くことにした。午前中仕事やら家事やらを全部詰め込んじゃおうと思うと案外慌しく、急いで出たらオペラグラスを忘れたことに気づいた。取りに戻ったら「蝶」には間に合わない。最悪仁左様に間に合えばいいんだけど、それじゃああんまりだし、ということで、オペラグラスは諦めることにした(貸しグラスがあればいいのに)。
ところが、それが意外に正解。細部を見ようとオペラグラスに集中すると全体を見損なうことがあるが、細部は初日を思い出して全体を見渡せば、又感じることが違ってくる。
「蝶の道行」
初日は、場内が暗くなってからずいぶん「溜め」があったように思ったけれど、今日はすぐに幕があいて、もうその時点で竹本の山台がうっすら浮かび上がっていて(竹本連中の裃の両肩にも白いちょうちょが数羽舞っていた。この前は近すぎて気づかなかったのかな)、幻想的な差し金の蝶も最初から舞っていた。
地獄の業火に焼かれる2羽の蝶は美しく、官能的でさえあった。焼かれる蝶、の連想から、突然「緑の館」*が思い浮かんだ。あれは、蝶でなくて蛾だったかしら。
「女殺油地獄」
この前書かなかったけど、そういえばこちらも松嶋屋三代揃い踏みなんだなあ、と改めて感じ入った。千之助ちゃんがとても愛らしく、女の子らしい仕草も身についていて感心した。お吉(孝太郎さんがとてもいい)が茶店の奥で与兵衛の世話をしている様子を外から覗き込み、おとうさん(梅玉)に報告する場面は何とも可笑しい。松嶋屋三代をことさら意識するともっと可笑しいから、そこではなるべく忘れることにした。
今日は与兵衛の繊細さを感じた(繊細っていうと良すぎるかも。しかし、キレるっていうのとは違う壊れやすさがあるような気がする、仁左様の与兵衛には)。家庭内暴力をふるっているとき、母親なり父親なりがぎゅっと抱きしめてあげればよかったのにと思った。暴れているあんな大きな図体を抱きしめるのは大変だけど、愛情のすべてを注ぎ込んで抱きしめてあげて、と叫びたくなった。徳兵衛さん、門口で泣いてもしょうがないのよぉ(歌六さん、うますぎる)。今日は豊嶋屋でのおさわ(秀太郎)に泣けたけど、やっぱり抱きしめてあげてほしかった。
それにしても、家庭内暴力に悩む家庭の様子が、歌六さん、秀太郎さん、梅枝クンによってよ~く表現されていたと思う。つらさが胸に迫る。
油まみれの殺しは緊迫して美しかった。すべると笑いが起きるのだけど、それにほっとするほど息を詰めて見ていた。花道脇のお客さんにはビニールシートが配られていたみたい。前回、回収しているところを見たんだけど、今日はお客さんたちがシートを掛けているのが見えた。本舞台は広いし、そんなに前のほうで争わないから客席に油が飛ぶ心配はないみたい。仁左様の引っ込みのときに少し飛ぶのかな。この前、スタッフさんが花道を一生懸命お掃除していたし。
あ~、思い出していたらあの壊れやすいチンピラ与兵衛を又見たくなってしまったわheart04

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2009年6月 4日 (木)

6月歌舞伎座昼の部・2

63日 六月大歌舞伎初日昼の部(歌舞伎座)
09060405abura 「女殺油地獄」
与兵衛という男を一言であらわせば、「まだ23の親がかり」。このセリフは歌舞伎には出てこないが近松の原作にあるのだそうだ。仁左様曰く「吉田屋や封印切は年を重ねて芸が身についたほうがいい作品となる。でも油地獄は若さが必要」。だから、もう10年ほど前からやめようと決めていたのだそうだ(詳細はココ)。私は松竹座の思いもかけぬ代役を見ていないし、一度も見たことのない仁左様の与兵衛を見る機会はついにないのかと諦めきれぬ思いでいたところのこの公演。さよなら公演じゃなかったら実現しなかったかもしれないのは複雑な心境であるcoldsweats02
さて、仁左様は自身がもつ分別を封じ込めて、強がってばかり自分1人じゃ何にもできない、本心は寂しくてしょうがない典型的ともいえる不良少年を見事に体現しており、これまで以上に与兵衛の現代性を強く感じた(いや、現代性というよりは普遍性といったほうがいいか。こういうガキはいつの時代にもどこの地域にもいるだろう)。
秀太郎さんのおさわを見て、悪いのは母親である、ときっぱり思った。男なんて所詮はマザコンである(あ、全国の男性諸君を敵にまわしたかもcoldsweats02 ごめんなさい)。母親が筋の通った揺ぎない愛情を注いでいれば、ああはならなかった、と秀太郎おさわを見て、私は信じた。竹三郎さんのおさわにはあまり感じなかったこの確信。秀太郎さんと竹三郎さんのどちらがいいとか悪いとかいう問題では全然なくて(竹三郎さんのおさわ、だ~い好きだし)、また次回見たらどう思うかもわからない、ただ、今回はそう思ったというだけ。
そして、後妻ならぬ後夫に入って与兵衛たちの父親となった元番頭・徳兵衛(歌六)については、その苦悩が強く伝わってきた。歌六さんの震えるような声が切ない。
豊嶋屋の場。借金を断られ、だんだん目に狂気を宿す与兵衛。仁左様は狂気の変化を丁寧に表していく(後で、前出リンクの記事を読んだら「殺しの手順の間の変化を演じていくのが面白い」と仁左様が言っていた。まさにそれが感じられる演技だった)。お吉(孝太郎:好演!!)に男女の仲を迫り(与兵衛がお吉に思慕をもっていたという演じ方もあるが、仁左様はそれはナシ。こういうのって、ありだと思います。というか、恋愛感情なんかないほうが面白い)→とにかく拝み倒し→ダメとわかったら殺すしかない→機会を窺う→一太刀浴びせたらあとはもう突き進むだけ→殺しの陶酔→我に返り、恐ろしさに震える。
この過程を見ながら、私は「責任能力のある心神耗弱」を思っていた。裁判でよく争われる「責任能力」と「心神耗弱」。誰だって人を殺そうと思いそれを実行するまでの間は人間としての心を失っている、それを心神耗弱と言うのだろう。とすれば、殺人者は誰だって心神耗弱なのだ。与兵衛にもし現代的な裁判が行われるとすれば、気の毒な生い立ち、心神耗弱、そして責任能力が持ち出されることだろう(弁護するにもそれしかない、ってことだ)。しかしコイツには行き当たりバッタリの生き方しかできないだけで、絶対責任能力がある。

ああ、何度でも見たい仁左様の与兵衛。でも、昼の部チケットまっ赤っ赤なのよね。こまめにチェックするしかない(今日の分は出ていたけど、さすがに2日連続はムリ)。
<上演時間>「草摺」20分(11001120)、幕間20分、「角力場」48分(11401228)、幕間35分、「蝶の道行」28分(13031331)、幕間25分、「油地獄」110分(13561546
「油地獄」以外の演目はどれも短く、先月のようにぎっしり詰まった感はない。余裕をもって「油地獄」に臨める感じ。「油地獄」の110分は、お尻が痛くなり出す頃に殺しの場面に入るので、痛さを忘れることができる。幕間35分なら久々に食堂で花籠御膳でも食べたかったな(去年のいつだろう、食堂での食事の最後は。さよなら公演の間に一度は食堂で食事したいと思っている)。

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6月歌舞伎座昼の部・1

63日 六月大歌舞伎初日昼の部(歌舞伎座)
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チケット完売の割に前方の空席が目立つなあと思っていたら、最初の演目を飛ばしてくる人たちが何人かいたのだった。仁左様だけ、っていうファンもいたみたい。

09060402kusazuri 「正札附根元草摺」
これ、初めて面白いと思った。今まではちゃんと見ていなかったのかしらと思うくらい。松緑さんの曽我五郎が稚気も適度にあって若々しく、力強くカッコいい。最近、松緑さんの踊りがとても好きになっている。
赤い消し幕(舞踊や、形式ばった演目では黒でなくて赤を使う)が取り払われると、松緑さんと魁春さんが舞台中央に競りあがってくる。そこからして、ちょっとわくわくした。ところが、松緑さんの持つ鎧を押さえる魁春さんの手が震えていて、よく見ていたら全身も何となく小刻みに震えているような感じがして、とても心配になってしまった。以後もずっとそれが気になって、魁春さんの踊りそのものはあまりよく見ていなかった。
踊りは見ただけではわからないことが多いのでイヤホンを借りたが、たとえば舞鶴のクドキで、煙草の煙smokingを富士fujiや浅間の火山に見立て、なんて場面はやっぱり解説聞かなくちゃわからないよなぁ。
09060403sumouba 「双蝶々曲輪日記 角力場」
芝雀さん(遊女吾妻)が上手から出てきたとたん、あまりのきれいさに息を呑んだ。吾妻が引き連れる仲居が吉之丞・歌江・宗之助っていうのが嬉しい。吉之丞さん、歌江さんの存在感は何とも言えず胸に迫る。歌江さんはちょっと赤みの強い化粧で、とても若々しく見えた。宗之助さん、回復されてよかった。
濡髪と放駒の対戦場面で、声だけ聞こえる呼び出しが実に美声ear 対戦中の歓声や、対戦が終わってわらわらと飛び出してくる見物の男たちの様子--「長吉が勝った」と手を叩いて喜ぶ者あり、首をかしげる者あり、転がるようにして出てくる者あり--だけで対戦を想像させる運びはうまいなあと思う。そして、こういう見物人役の役者さんたちが見せる「らしさ」というものが歌舞伎を支えているのだなあとつくづく思う。
さて、しかし、濡髪(幸四郎:立派)と放駒(吉右衛門:若々しい)の吾妻をめぐる対峙で、やや意識を失った。前夜私にしては珍しく睡眠の質が悪く、歌舞伎座に向かう経路も、できるだけ寝ようと遠回りしたのにやはりあまり眠れず、どこかでしわ寄せがくるぞ、と警戒したら、ここできたわけだ。
この角力場は、これまでに2度見ているが、面白さがいまひとつよくわからないでいる。つっころばしの与五郎(染五郎)が見せるコミカルな演技はともかく、話としての面白さが…。吾妻を自分側の客(与五郎:吾妻も色男だけど、あんなおバカなつっころばしのどこがいいのかねえ。もっとも平岡郷左衛門が相手じゃイヤなのはわかるわかるsmile)に譲ってほしいがためにわざと負けたと打ち明ける濡髪を「なぜ堂々と勝負した上で頼まないのか」と詰る放駒。私も放駒に同調するのは、多分、この物語を全体としてよく理解していないからかもしれない。

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2009年6月 3日 (水)

八月歌舞伎座演目

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第一部
1.天保遊侠録
2.六歌仙容彩
第二部
1.真景累ケ淵
2.船弁慶
第三部
1.お国と五平
2.怪談乳房榎
09060304august_2 
写真、イマイチ、ご容赦。

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パリのタコ

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別にどうってことないんだけど、パリの街にはこうやってタイルのタコだのインベーダーだのがいるらしい。タコのほうがインベーダーよりかわいいんだそうだ。何なんだろう、いったい。

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2009年6月 2日 (火)

「狭き門より入れ」亀ちゃんコメント動画

パルコ劇場HP動画一覧に亀治郎さんのコメントがアップされました。内容はご覧になってのお楽しみということで、ここでは敢えてご紹介しないことにします(隠すほどのものではなくて、せっかくだから、本物を見て、ってこと)。

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ドジは疲れる

090602ajisai
5
6年前のこと。
ある朝、ふと携帯がないことに気づいた。家族総動員で鳴らす、探す、としてもらったが、杳として行方不明。もしかしたらマナーにしてあるのか…。
困った困ったと騒いでいるところへ、1本のtelephoneが。
携帯預っています、ってsign03
金属屑を扱う会社からだった。
その朝は金属ごみの収集所だった。あいまいな記憶を辿れば、なぜか携帯を手にして金属ごみを捨てに行った私は、なぜかそこで携帯を手から離したらしい(こういうことって、意識してないから、記憶はひどく曖昧なの)。
親切なその会社の人たちは、やたら着メロの鳴る携帯をみつけて、持ち主を探し出してくれたのだ(普通ゴミの中に紛れ込ませたら、絶対出てこなかった。以前、環境センターを見学した折、「ダイヤの指輪を間違えて捨てちゃったshockと青くなって駆け込んできた人がいたけど、『これ、見てください。絶対見つかりませんよ』と言ったら諦めて帰って行った。ほら、こんな状況ですから」と見せられたのが何百何千のゴミ袋が山のように詰まれた集積場の画像。「ですから、皆さん、注意してくださいね」って)。
すぐにお礼の品とともにその会社へ駆けつけ、携帯は無事わが手へ。心からのお礼を述べるドジな私(ほんと、恥ずかしい)に、何でもないことのように「いえいえ。よかったですね」と言ってくださる会社の方たち。
先日の財布の件もだが、世の親切をしみじみありがたく感じるとともに、つくづく自分のバカさ加減を嘆かわしく思う。ただ、以降、ゴミ捨てに携帯はもっていかないよう、注意はしているcoldsweats01(ドジな人間というのは、自分に課す注意事項が多くて、案外疲れるものでありんすsign03)。
今朝、久しぶりに金属ごみを捨てに行って、そんな思い出が甦ってきたのでした(この件に関してはpart1でも一度触れていたんだっけ)。
写真は、ゴミ捨てに行く途中の近所の家の紫陽花。紫陽花は青いほうが好きなので、思わず見惚れ、一度自宅に戻ってから撮影(カメラを捨てちゃったら大変だから、ゴミ捨てには持ち歩かない。ほら、こうやって疲れるのですbearing)。

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2009年6月 1日 (月)

いつの間にか

息子が丹精しているブルーベリーの小さな小さな木heart04 去年もいくつか実をつけてくれたその木が今年はずいぶん頑張ってくれている(開花は4月)。
最初の実が青く色づき始め、続いて2つの実がいい色になってきた。
09060101blueberry
10日ほど前に「せっかくだから、早く取ったほうがいいよ」と息子を促したのに、何をぐずぐずしていたのか、全然収穫しようとしない。

そして一昨日、実が3つともなくなっていることを発見shock まわりに落ちた様子はないから、鳥がもっていったらしい(とすると、あんまり文句も言えないね)。
ブルーベリーは目にいいからと、第1号を父に進呈するつもりだったのに(12粒あげたって、目にはどうってことないけどねcoldsweats01)。
「晴れたら取ろうと思っていたんだ」と弁解する息子(もっと前に、晴れてたじゃんannoy)もガッカリした様子wobbly
仕方ないから次を待つしかないが、まだ時間がかかりそう。
09060102blueberryjpg09060103blueberry

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