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2009年7月21日 (火)

不完全実況「歌舞伎のみかた」:その1

720日 歌舞伎鑑賞教室「矢の根」「藤娘」(国立劇場大劇場)
09072101kokuritu 永田町に降りたら、親子連れが何組も歩いていて、ああ夏休みかと気がついたけれど、海の日でもあったのね(海の日って、私の中ではインパクト弱い。なぜ休みなのかしばらくわからなかった)。で、国立は、18日から「親子で楽しむ歌舞伎鑑賞教室」を行っている。「満員御礼」の札が出ており、数多くの親子が観劇の機会を得たことがとても嬉しく思えた。
「歌舞伎の見方」
待ってました、初めて見る(聞く)亀鶴さんheart04の解説。暗くなった場内、どろどろに合わせてすっぽんから登場。忍者の手印で肩にぴかちゅうがいる!! 
自己紹介のあと、すっぽん花道の解説。台本があるような、ないような、あってもごくごく基本だけで、後は亀鶴さんがご自分の言葉で、アドリブも交えてくだけておしゃべりする感じ。「花道には役者とお客様の親近感を深める役割もあるんですよ」と言いながらしゃがんで花道脇のお客さんに話しかける。「無視されちゃいました。あんまり親近感が湧きませんでしたね」と苦笑しながら、定式幕の説明。定式幕が開くのを待つ間、再びお客さんに声をかける亀鶴さん。今度はガイジンさんらしく「どこからいらしたんですか?」「アメリカですか!!」「ぴかちゅう知ってますか?」「アメリカでも人気ですものね」などと楽しそう。
ここでぴかちゅうを肩からおろし、回り舞台の説明をしながら舞台に置くと、ぴかちゅうはそのまま回ってどこかへ消えたthink
下手上手に続いて黒御簾の説明では「歌舞伎のオーケストラボックスと思ってください」。そして「これから演奏する黒御簾音楽は何をイメージしたものかわかりますか? 今日に関係あります」と客席に答えを促すが、残念ながら声を出して答える人はいない。すると、亀鶴さん、泳いだりサーフィンしたりのジェスチャーをする。私、なんで今日に関係あるのか全然わからなかったのが、あとで「ああ、そうか海の日か」とおよそニブ~い反応である(冒頭書いたように、インパクト弱いのだ)。「太鼓の音の大きさで波の高さなどを表現します」。場内が暗くなってどろどろの音楽で亀鶴さんはユ~レイに変身。っていったって、「うらめしや~」の姿をするだけだけど。そうしたらどこからか子供の笑い声が起こった。明るくなって人間に戻った亀鶴さん、「笑うところじゃないからね」と苦笑。
こんなふうに、テンポよくなごやかに亀鶴さんの話は進む。お客に話しかけたりするのも、決して客におもねるのではなく、歌舞伎の敷居を少しでも低くして子供でも入れるようにという配慮であることが強く感じられた。二枚目だし、トークは上手だし、気さくだし、高校生の女の子たちの人気heart01上昇しそう(この間までは高校生を主な対象としていたでしょう)。
さて、早くもここで「矢の根」の解説。かわいいイラストを使って、父親を殺された曽我兄弟が復讐を遂げるという簡単な紹介。あら、もう、そういう説明に入っちゃったのと驚いていたら、「矢の根」をもとに、ちゃんと歌舞伎の基礎知識を説明してくれるのだ。歌舞伎十八番の意味、つらね、隈取、小道具…。
隈取は、五郎役の男女蔵さん(「オメッティですよ。オメッティって呼んであげてくださいね」。浅草メンバーだもんねえ)が素顔の状態から白塗り、赤い筋隈、黒い眉と目張り、鬘と五郎の顔になるまでを映像で追って見せてくれる。これほどわかりやすい説明はない。「隈取をモチーフにスターウォーズのキャラクターが作られたんですよ」。
小道具は特大の矢と刀。どちらも普通サイズのものと比べて見せてくれる。そして「毛抜」で使われる特大の毛抜きが差し金の先に取り付けられて登場。これを操るのは黒衣後見。普段は顔を見せないんですけど、今日は特別と、顔にかかった黒い布を亀鶴さんが上げる。黒衣さんは亀鶴さんと同期の澤村光紀さん。「光紀さんのおうちは原島羽子板店っていうんですよ。帰ったらホームページ見てくださいね」。裃後見の坂東八重蔵さんも出ていらした。ここで客席から、あらかじめ選ばれた2人舞台に上がる。
以下、「その2」へ続く。

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コメント

肩にぴかちゅうflair乗せた亀鶴丈、拝見したかった!(私が拝見したときは、ぴかちゅう不在でした。観客マーケティングしてらっしゃるんですね~。) そして、ぴかちゅうflairが盆回しで消えていくところも見てみたかった!(想像して、「かわいい~♪」っと独り言してしまいました…PCの前で…。)

実際に話しかけられた方はもとより、「親近感」のわく、亀鶴丈の解説でしたね!

投稿: はなみずき | 2009年7月21日 (火) 06時45分

はなみずき様
やはり、ぴかちゅうは「親子で楽しむ」を意識していたんですね。摑みはOKというところでしょうかhappy01
ぴかちゅうが盆の上に乗せられたときには微笑ましい笑いが起きていました。

亀鶴さんはやや早口でしたが、やさしくて素敵なおにいさんが子供たちと気さくにお喋りをしているような、暖かくて親しみの湧く楽しい解説でした。
毎回、それぞれの解説者の個性が感じられて、「歌舞伎のみかた」は夏の楽しみの一つです。

投稿: SwingingFujisan | 2009年7月21日 (火) 08時19分

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