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2009年9月16日 (水)

富姫さまの住む城は

富姫さまの住んでいた姫路城の天守閣は、大天守1つ、小天守3つが渡り櫓で繋がって四角形をつくっており、見る角度によって色々な表情を見せる美しい城である。だが、姫路城はただ美しいだけの城ではなかった。
実にさまざまな仕掛けが潜んだ防御の城である。それも人間心理をうまく衝いた仕掛けなのである。
目標である天守へと急ぐ敵兵たち、その心理を巧みに利用して、背後からひそかに迫り前方の味方と挟み撃ちにする仕掛け。それを突破しても、目の前にあるようでいて天守にはなかなか近づけない。ぐるりとまわり、時には遠ざかるような方向に導かれる。そして、たとえ天守まで辿り着いたとしても、薄暗い天守で明かりを求めて窓辺に寄る敵の大将を隠れ潜んでいた1人の兵士が狙い撃ちできる小さな隠し部屋があったりもする。
姫路城は、徳川家康が西国の大名たちを警戒して娘婿の池田輝政につくらせた城だそうだ。加藤、福島といった西国大名は家康が秀頼のいる大坂城を攻めたら、秀頼を救出して自分たちの居城へと退き家康に抵抗するつもりだった。一方の家康もそれを警戒して大坂城のまわりに彦根城や姫路城を築いた。西国大名を姫路で食い止め、時間稼ぎをして大坂城を攻めようというのである。
結局姫路城がその役割を果たすことはなかったが、それだけ重要な拠点であったということである。
さて、その姫路城、これまでに何度も姿を消す危機に直面してきた。そのたびに地元の努力などで美しい姿を保ってきたのだが、ものすごい奇蹟が1つある。
それは、第二次大戦で姫路がB29の空襲を受けたときのことである。城の美しい白壁(ちなみに、白い漆喰は火に強いそうだ)に黒い網をかけて目立たなくしたおかげか、町は焼け野原になったにもかかわらず、城は残った。だが、あとで驚くべきことが判明した。なんと、天守から不発弾が発見されたのだ。
天守の南の窓から滑り込んできたらしいこの弾がもしも柱の1本にでも当たっていたら、信管が当たって天守閣は吹っ飛んでいただろう。
この奇蹟を聞いたとき、私は間違いなく確信した。
それはheart04富姫と図書之助heart04が守ったのだとsign03

以上、NHKTV「ヒストリア――姫路城」(99日放送)からでした。ここには触れなかったが、姫路城の歴史にまつわる面白いエピソードがいっぱいで興味深かった。
「ヒストリア」はついこの間も「坂本竜馬」を見た(放送は624日。録画を2カ月以上もたってから見た)。自分がこの4月に長崎に行って竜馬の像に面会してきたから見たのであるが、「竜馬がゆく」のタイミングにぴったりであった。
今日は「勝海舟」。納涼歌舞伎の小気味良くほろりときた「天保遊侠録」を思い出しながら、見ようと録画予約*をした。

*放送は午後10時からだけど、放送開始が遅れる可能性がある。昨夜の「プロフェッショナル」は、前のニュースが延びて20分遅れた。今日も組閣で遅れるかもしれない。録画される方はご注意。

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コメント

白鷺城。さすが、富姫さまの御住まいでございますね。いつまでも誇り高くそびえておられる!
姫路城は、学生時代、独り旅した、思い出の場所でもあります。また行きたくなってしまいました。富姫さまにも、会いたい!

投稿: はなみずき | 2009年9月16日 (水) 19時55分

うーんなんともスゴイ奇跡!
SwingingFujisan様のいうとおり、富姫様と図書之助の想いが守ったのでしょうね。だって二人が出会った大切な場所ですもの。なんてステキなの~heart02
三津五郎丈ではないけれど、お城も回ったら楽しいでしょうね。歌舞伎を見るようになってから興味のはばが広がって楽しいですnote

投稿: 林檎 | 2009年9月16日 (水) 20時07分

はなみずき様
おはようございます。コメント、ありがとうございます。レスが大変遅くなり申し訳ありません。
姫路城は私も昔一度行ったことがありますが、そんな仕掛けに満ちた城とは知りませんでした。私も、富姫さまにもお会いしたいし、新たな知識を得た城をもう一度訪れたいと思いますが、この秋から約5年、平成の大改修に入るんだそうです(もう入っているかも)。そうなると大天守が見られなくなるみたいですよ。
でも、工事期間中も公開されていて、工事の様子が見られるそうですから、それもまた面白いかもしれませんね。

投稿: SwingingFujisan | 2009年9月17日 (木) 08時36分

林檎様
おはようございます。コメントありがとうございます。レスが大変遅くなって申し訳ありません。
2人の強い愛は昭和の時代まで燃え続けていたのですね。今もずっと燃えているに違いありません。
日本のお城って美しいですね~。今見られるような破風のついた形になったのは一説には安土城からだそうですが、お城にまつわるさまざまなエピソードを知ると、大きな興味が湧きますね。三津五郎さんが夢中になる気持ちがちょっとわかるような気がします。
三津五郎さんの「天守物語」ご出演、なんていうことはないかしら(お役がむずかしいかな)。

投稿: SwingingFujisan | 2009年9月17日 (木) 08時52分

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