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2009年10月

2009年10月31日 (土)

ラブ歌舞伎座・20(初日を待つ)

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ロゴをクリック

今日のGoogleはちょっと凝っている。
ロゴをご覧になったら、必ずそのロゴをクリックしてみてねwink

ツーステップ式のロゴはハロウィンというお祭りにぴったりなセンスに感心する。どんな人たちがどんなふうに作っているのかなといつも思っているが、こんなサイトを発見→「ホリデーロゴの作り方」
これまでのロゴはこちら

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2009年10月30日 (金)

ウ○コビルのおかげ

日本人Aとフランス人Bが清澄白河駅で待ち合わせをした、日本語は話せないが英語ならできるBを無事に時間通り清澄白河駅に到着させるためにAが私を巻き込んで知恵を絞り合っている、と思いなせえ。
B
は事前に築地で浴衣を買うそうな。築地から清澄白河へはどう行ったらいいのか。頼りの乗換案内で早速検索。
①築地(日比谷線)→銀座(丸の内線)→大手町(半蔵門線)→清澄白河
②築地(日比谷線)→日比谷(千代田線)→大手町(半蔵門線)→清澄白河
③築地(日比谷線)→銀座(銀座線)→三越前(半蔵門線)→清澄白河
④築地(日比谷線)→茅場町(東西線)→大手町(半蔵門線)→清澄白河
こんな乗り換え、「ムリムリ」とA
う~むthink では月島ならどうだ?「月島って築地に近いよね」
おお、月島→清澄白河は大江戸線で2駅ではないかgood
しかし築地と言ったって広い。浴衣屋さんは月島駅に歩くには遠い場所かもしれない。
再びう~むthink
あ、flair大江戸線には築地市場駅っていうのもあったっけ。築地市場→清澄白河は
4駅。浴衣屋さんで聞いて近いほうの駅に歩けばいい(そこへたどり着けるかも心配だけど、それはどうにかなるだろう)。
ただし、大江戸線は環状線だから、方角を間違えるととんでもないことになる。そこをよく注意しておくように。
と、まあ一段落したところで、さっきAが何気なく口にした一言にまつわる会話がかなりの大きさをもって甦ってきた。
「ウ○コビルがどうこうってBが言ってたんだよねえ」
「ウ○コビルならアサヒビールだし、浅草じゃないのぉ?」
「でも築地には朝日新聞の本社があるんだよねえ」
同じ「あさひ」でも新聞なのかビールなのか。しかし外国人、浴衣、ウ○コビルというキーワードはどう考えても浅草に結びつくではないか。
念のため、宿泊地から浅草までの経路と浅草から清澄白河への経路を調べ、あらためてBに確認すると、
Ah!!! Asakusa!!! Asakusa!!!
で一件落着。築地からの経路を苦労して悩んだあの時間はなんだったのかbearing そもそも、なんで築地なんて地名が出てきたのかcoldsweats02
浴衣⇔築地は十分あり得るし、それだけで築地と決め付けていたら、ABは絶対時間に会えなかっただろうな。ウ○コビルは浅草の象徴だbleah

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2009年10月29日 (木)

季節はずれの蚊取が目に沁みて

10月も終わりだというのにあんまり暖かいものだから、蚊が目の前を飛んでいる。秋の蚊だとバカにしてパチンとやったら、見事逃がした。敵もさるもの、いくらもしないうちにモーレツに痒くなった。姿はもう見えない。
仕方ないから蚊取線香をつけている。
それも渦巻式の蚊取だから、煙くて目がしょぼついてきた。
今朝起きたときはちょっと寒いかなと思ったのにbearing

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いいだべえ

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あまりいい写真じゃないけれど、先日、こんな面白い壁を見つけた。
飯田橋東口、地下鉄A2出口のすぐそば。上にはJRの線路が通っている。壁(じゃなくて、塀なんだろう、「いいだべえ」なんだから)には大小さまざま色とりどりの鯨の絵が描かれている(上の写真ではピンクの小さい鯨と緑の巨大な鯨の一部が見えている)。
飯田橋はほとんど神楽坂方面にしか出ないので、こっち側はちょっと物珍しい気分。

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2009年10月28日 (水)

新小五郎はジャック・バウアー

毛利のおっちゃんの新しい声が決まった。
小山力也さん。
ジャック・バウアーの声の人なんだって。でも私、「24」は見ていないから、わからない。私にとってジャック・バウアーは<どきどきキャンプ>の岸(ジャック・バウアーのモノマネをする目のぎょろっとしたお笑い芸人)だもの。ま、要するにあの声なのかな。だとすると、神谷明さんよりは低くて太い声になりそう。
あ、それで小山さんは31日放送分から登場だそうだ。どうぞ違和感ありませんように。

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3つ目のおめでとう

勘太郎さんと前田愛さんの結婚式、今日だったのね。幸せそうな2人。
おめでとうございますheart01

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心配な段治郎さんの体調

澤瀉屋さんの巡業は行かれそうもないので諦めていたのだが、maroon6様からいただいたコメントで未練がぶり返し、もう一度日程表を検討しようと思ったら、ショックなお知らせを見つけてしまった。
段治郎さんが体調不良のため休演!!
発表は23日付になっているから、もう5日も経っている。知らなかったぁ(昨日知った鐵之助さんの休演に続いて今日もびっくり)。
三越劇場での段治郎さんがとても素敵だったから、行かれないくせにもう一度見たいなあとは思っていたのだ。そして三越劇場の公演をご覧にならなかった方たちにもぜひ見ていただきたいとも思っていたのだ。残念。
代役は猿四郎さん。猿四郎さんも好きな役者さんなので見てみたい。さらに、猿四郎さんが狩野雅楽之助にまわることにより、不破伴左衛門役を猿琉さんがやるらしい。う~ん、ますます見たくなってくるではないか。でも、やっぱり日程が難しい…。
それにしても心配な段治郎さんの体調。早くお元気になってスッキリした大きな二枚目役を見せてほしいと切に願います。

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「京乱噂鉤爪」千穐楽:恩田の次は…

1027日 「京乱噂鉤爪」千穐楽(国立劇場大劇場)
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度目のせいか、たとえば大子の違和感がなくなったり、松吉実は鶴丸実次の存在感が増したり、2人の間に通う愛情にも納得がいったりして、初日より感動を覚えた。
なるべく初日と重ならないように、簡単に感想を。
人間豹こと恩田に人間性を与えたのは、いい悪いは別として、原案を考えた染五郎さんの恩田へのオマージュだったかもしれない。そういう方向にもっていったのは乱歩モノとしての甘さが指摘されるだろうし、私自身もそう思わないではないけれど、読者が自分の想像力と好みで恩田像を作り上げる小説とは違って、舞台なんだから、そういう解決法も悪くないかもしれない(「五重塔」で大工十兵衛の性格を原作から少し変えたように)。
大子は初日以上に、よく転がっていた。最後で弾けていたのかな。大子は体はやたらデカいけれど、とても可愛い女の子であった。初日は松吉(翫雀さんはお公家さんが実によく似合う)の求婚があまりピンとこなかったけれど、今回はよくわかった。あそこで殺されてしまったのが残念でならない。
人間豹の染五郎さんは構えがかなり低くて獣っぽさを表していた。吹替えの役者さんがとった姿勢が高かったので、染五郎さんの低さがとくに印象に残った。
梅玉さんにはこれからも悪役をやってほしいと思うほど、マッチ感があった。羅城門で、明智が恩田を必死で諭しているとき鏑木が言う「まるで父親のような言い草だな」に、客席からクスクス笑いがsmile
きはものやの女房が、あれずいぶん若返っている、鐵之助さんじゃないぞと思ったら、やはり代役であった。病気のため休演だそうだ。代役は伊助さん。鐵之助さんのような年季の入ったしたたかさ、味は求めるべくもないが、商家の女房らしい雰囲気はとてもよく感じられた。鐵之助さん、お大事に。
それぞれ違う個性で名演技を見せた梅丸クン、錦成クンが国立劇場賞特別賞に決まったのは昨日のエントリーで触れたが、もちろん千穐楽も感動の2人であった。

<カーテンコール>
染五郎さんを除く全員が舞台に揃うと、スッポンから恩田の染五郎さんが登場。全出演者に対するひとしきりの拍手の後、染五郎さんが「言いだしっぺの私が(この芝居の立案者ということだろう)代表してご挨拶申し上げます」と口を開いた。そんなご挨拶があるとは思っていなかったから、これは嬉しい。
昨年好評だった乱歩歌舞伎の第2弾としての本公演は、父の演出、梅玉のおじさん、翫雀のお兄さんはじめ皆さんのご協力でできあがった。千穐楽まで多くの方々にいらしていただいてありがとうございます。恩田はこれで死にましたが、来年第3弾があるとかないとか。今後とも古典、新作ともに応援をお願いいたします。
と、ざっとこういう内容のご挨拶。けっこうカミカミのご挨拶だったけれど、それが染五郎さんの用意された気持ちではないことを表しているようだったし、幸四郎さんが嬉しそうに染五郎さんを見つめているのが微笑ましかったhappy01 この後、舞台の全員が上手、下手、真ん中、二階三階へと顔を向けてお辞儀。幸四郎さんと染五郎さんの2人が全員のリズムと外れていて2人で「あれれ」という感じで顔を見合わせたりして、なんだか可愛らしかった。
大きな拍手の中、定式幕が引かれる。でも拍手は鳴り止まない。しばらくすると、定式幕が開かれた。舞台には誰もいない。すると間もなく染五郎さんが1人で現れた。にこにこと客席に手を振って名残惜しそうに引っ込んだ。
3弾があるとかないとか、ってことは、ある可能性が強いってことだよね、と心はもう来年に期待している私coldsweats01

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2009年10月27日 (火)

10月国立劇場賞、おめでとうございます

優秀賞に翫雀さんと高麗蔵さん。
今日、千穐楽を見て、お2人ともとてもよかったので、これは嬉しい。
でも、もっともっと嬉しいのは、特別賞に梅丸クンと錦成クンが選ばれたこと。予想はしていたけれど、実際に決まると喜びは一入。
おめでとう、おめでとうshine

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藤十郎さん、文化勲章受章

おめでとうございますsign03
「河庄」での若々しいダメ男にため息をついた今月。来月は一転しっかり女房のおとくさん、そして五変化。嬉しい受章で見るほうにも弾みがつく。

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来年1月・2月は猿之助十八番を堪能

来年1月演舞場に続いて2月博多座(演目の詳細はこちら)でも猿之助十八番が上演されるそうだ!! 
「金幣猿島郡(きんのざいさるしまだいり)/大喜利所作事 双面道成寺(ふたおもてどうじょうじ)」
こちらは亀治郎・獅童・染五郎の3人による。猿之助十八番がこうやって次々見られると思うと嬉しくてドキドキする。
さらに夜の部は「竜馬がゆく」がかかるから、もしかしたら「ハニームーン」が見られるかもしれない。
来年1月の歌舞伎観劇が超過密日程になりそうだと思っていたら、2月も嬉しい過密日程が予想される。日程の前にmoneybagの問題があるけど…。

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ヒートテック

評判どおり、暖かい。
前シーズン、人気が高くて手に入れ損なったヒートテックを、まだ気温が下がらないうちに買った。
それを忘れ、昨日今日とあんまり寒くて早くもストーブをつけてしまったcoldsweats02
そして入浴後思い出してヒートテックを着たら、暖房なんかなくてもぜ~んぜん湯冷めしない。もっと早く思い出せばよかった。

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2009年10月26日 (月)

来年1月の重点目標

1日忙しくして世間のニュースから隔絶されていた間に、演舞場1月の演目のお知らせが来ていた→歌舞伎美人
予想どおり、今年と同様海老ちゃんheart04中心のメンバーによる公演。それも、夜の部は海老ちゃんが猿之助十八番の内「伊達の十役」に挑戦だってhappy02
中日スポーツの記事によれば、この演目は11年ぶりの復活上演だそうだ。もちろん、私は初めて見るのであるから、楽しみが何倍にもなってふくらんでいる。昼の右近さん「黒塚」も期待している。
来年1月の私の重点目標はこれで決まり。しかし、ほかに国立、歌舞伎座、浅草とどれだけ歌舞伎に入れ込めばいいのだろうdashnotes

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軒並み遅延の成田にて

1025日歌舞伎座の千穐楽を見られなかったのは、レッズの試合があったからではない(又々ありえない大敗を喫したみたいで、ハラワタが煮えくり返るimpact)。娘が5カ月半ぶりに帰国したから。もういい大人なんだから迎えに行く必要はないようなものなんだけど、私、空港が好きだから。というのは言い訳に過ぎず、やっぱりドタコンだからcoldsweats01
到着便をネットで調べたら10分遅れだったけれど、突如取り戻すこともあるので、早めのライナーに乗った。成田は確かに遠い。でも、私はこの遠さもけっこう好きだ。プチ旅行気分を味わえるんだもの。
09102601nippori 日暮里駅があまりきれいになっていて驚いた。5月はまだ工事していたのが、今回は下り電車だけが高架になって(上り電車はこれまでと同じホームに到着することを、帰りに知った)、しかもスカイライナー専用乗り場ができていた。つまり普通電車もスカイライナーも同じ線路に入ってくるけれど、乗客は線路を挟んでスカイライナー用、普通電車・特急用のホームに分かれることになる。
さて、空港に着いたら飛行機はやっぱり10分遅れのままだった。約1時間あるからお茶でも飲もうと出発ロビーに行ったら(到着ロビーにはほとんど何もない)、スタバもマックも満員。それで展望デッキに出て飛行機を眺めた(写真を何枚か畳んでおきます。イチデジを持っていけばよかった)。
時々携帯のサイトで時刻を調べると、なんと10分刻みで遅延時間が増えていく。結局最終的に到着したのは、定刻より40分も経ってから。さらに、本人がやっと姿を現したのは、それから50分後。これまでは到着後必ず30分以内には会えた(時にはビックリするほど早く出てくることもあった)から、機内で行方不明になっちゃったかとひどく心配した(そんな映画があったじゃない)。同じ便名を書いたプラカードを掲げて待機している企業や団体関係の迎え人たちがそばにいなかったら、パニクっていたかもしれない(ああいうお迎え人さんたちって大変。顔も知らない相手を何十分もひたすら待ち続けるのだから)。
遅延の原因は、滑走路が1本閉鎖されていたことらしい(閉鎖の原因は不明)。飛行機は海の上をぐるぐるぐるぐる飛んで、いい加減ウンザリしたと娘が言っていた。そういえば、到着便は軒並み遅延になっていたわ。

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2009年10月25日 (日)

かわいい菊五郎狐

1023日 芸術祭十月大歌舞伎夜の部(歌舞伎座)
夜の部再見の続きを。
「吉野山」
09102501yosinoyama 前の演目に力がはいったことでもあり、また食後でもあり、どうしても覚醒がもたない。最初の10分が限度で、その後はところどころでちょこっとずつ瞼が落ちてくる。それでわかったのは、一つの演目のどこかでかなりな眠気を覚えると、その演目全体の印象が薄くなるということ。つまり、本当に意識を失っているのはわずかな時間だとしても、その前後もあまりまともな意識ではないということになる。
という言い訳で、「吉野山」の感想は、姿は一つなれど狐の菊五郎さんがとてもかわいくて(鼓を見る目が本当に親を恋うる子供の目のように見えた)、忠信の菊五郎さんになんとも言えぬ色気があって(この色気に私はいつもドキドキしてしまう)、逸見藤太は松緑さんの明るいキャラクターにぴったりだと思ったことくらいだろうか。
菊五郎さんの投げた笠、一瞬客席に落ちるかとはらはらしたが、ナイスコントロール&ナイスキャッチpaper 
吉野山にこ~んと響く鼓の音が風情を感じさせて好きだ。この鼓の音を聞くと、自分も満開の桜の吉野山にいて、狐忠信が出てくるのを待っているような気持ちになる。
「川連法眼館」
09102502kawaturahogen 時様が登場したら、なんてきれいな卵形の顔だろう、とお芝居とは全然関係のないところで(いや、女方のときより卵形が目立つ)感心しながら、じぃっと見つめてしまった。初日は、時様はやっぱり女方の役者さんだと思ったけれど、今回はちょっと癇の強いというか神経質な感じの義経がよく似合う、と見直した(ここの義経は「大物浦」の義経とはだいぶ違うぞ)。静を愛する気持ちがよく見てとれる。それは久しぶりに再会したときの時様の表情の変化が物語っている。ちょっと照れくさそうな、切なそうな、嬉しそうな。でも一方で鎌倉との確執にピリピリしていなくてはならない苛立ちも表情に表れている。
澤瀉屋の狐忠信も好きだけど、音羽屋のもとても好きだと思った。本物の忠信はかくあるべきかと納得したし、子狐のいじらしさ、親恋しさが狐の菊五郎さんの全身から自然に滲み出ていた。鼓を貰い受けた喜びも爆発するというのではなく、嬉しくてたまらない様子が愛らしく、なんとも微笑ましかった。客席の拍手も、定番として送るのではなく、その喜びの表情に思わず一緒になって喜ぶという雰囲気に満ちていた。
知盛も大変な体力を必要とするだろうが、狐忠信も並大抵ではない。ふと気づくと、菊五郎さんの首の色が肌の色になっていた。まさか菊五郎さんともあろう人が首の白塗りを忘れたわけがないよな、と思っていたら、一度姿を消した狐が再登場したときにはきちんと塗られていた(ああ、やっぱり汗で流れちゃったのか)。ところが、いくらも経たないうちに、又首の地色が見えてきてしまった。狐の白い衣裳の首の周囲が汚れてきているのも見える。大変だなあと菊五郎さんの体力を心配しつつ、あの衣裳って、終わったらすぐに洗う(汗を落とす)のだろうか、なんて余計なことを考えてしまった。
そういえば、初日はあちこちの場面で笑いが起きていたけれど、今回はそうでもなかったような気がする。あるいは同じように笑いがあっても私もそこに同化していたのだろうか。
今月は、たっぷりと濃かった割に疲労感のない夜の部だった。体も心もすんなりと芝居を吸収したのだと思う。

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2009年10月24日 (土)

東京新聞歌舞伎欄にラブリン、亀ちゃん登場

待ち遠しい土曜日の東京新聞夕刊歌舞伎欄。
今日は花形歌舞伎にかける愛之助さんと亀治郎さんの思いが語られている。
Webサイトでは写真がないのが残念(亀ちゃんは又おヒゲをはやしている)だけど、記事はこちら
11月演舞場の楽しみが具体的になってきたnotes

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フィクションを見ているとは思えない現実感:渡海屋、大物浦

1023日 芸術祭十月大歌舞伎夜の部(歌舞伎座)
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回目の夜の部、贅沢して1階最前列で見た。既に3階で見ているから、碇知盛のラストなどは十分堪能したのだけれど、間近で見るよさも今回はたっぷり味わった。
「渡海屋、大物浦」
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全体に、フィクションを見ているというよりは、とてもリアルにさまざまな事件が目の前で展開しているような気がした。
京妙さんが実際に大根を切っていたのにちょっとウケた(「野崎村」で芝翫さんやっぱり大根だったかなんだったかを刻んでいたのを思い出した)。ウケた、っていうのは笑ったという意味ではなくて、振りをするだけでもいいところでちゃんと切っているのが嬉しいと思ったのだ。
玉三郎さんに、位の高い平氏の女性としての毅然とした態度と同時に銀平の女房としての地に着いた幸せそうな生活ぶりを感じて、せつない。もちろん、源氏に再び立ち向かうための偽りの生活ではあるのだけど、なんだか束の間の幸せみたいなものを感じたのだ。だって、聞かせどころの<洗濯のしゃべり>なんて、とっても愛情に溢れているようで微笑ましいではないか。義経の富十郎さんも優しい目をして聞いていたし。
幸せ感は吉右衛門さんの銀平からも滲み出ている気がして、このままこの2人がお安(安徳天皇)と平穏な市井の生活を送れたらどんなにかいいのに、と本人たちが聞いたら頭から湯気を立てて怒りそうなことを考えてしまった。
吉右衛門さんには見るたび大きさを感じる。銀平のカッコいいこと。自らを犠牲にしてまで守ろうとするもの(主君だったり家族だったり、国だったり)がある役を演じる吉右衛門さんは、本当にその背中に守るべきものを背負っているのが目に見えるようで好きだ。
この2人は実際にはどうだったのだろう。「大物浦」で深手を負った知盛が局の名を呼びながら探し回る姿、局の自害にがっくりと涙を流す姿を見ると、本当に心を通じ合っていた仲だったのではないかと思いたくなる。

銀平は軽く演じていた吉右衛門さん(「軽く」というのは役を軽んじているのではなくて、実は知盛でありながら知盛の苦悩や重さを感じさせない、渡海屋の主人としての大きさがある。その大きさが軽やかだということ。幸せ感もそこからくるのかもしれない)が、「大物浦」では一転、負の感情を露わにした武将として重い演技を見せる。だけどそれは演技を見ているという枠を超えて、無念の知盛の気持ちにすっかり同化させられる。手に、体に力が入った。
そういう知盛に対峙する相手の義経は、吉右衛門さんの大きさを上回る役者さんでないといけない。また、天皇を託せる人物としては富十郎さんしかいないだろう。最後に知盛と義経の心が通じ合ったのが感動的で、互いに交わす「さらば」には涙が出た。

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2009年10月23日 (金)

銀座のキティちゃん

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09102302kittybus
21日、「蛮幽鬼」の終わった後で。采女橋から万年橋へ、さらには三原橋へと向かうキティちゃん。
こんなはとバスがあるなんて知らなかった。

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2009年10月22日 (木)

蛮幽鬼追記:一番恐ろしいのは

これを言ってしまうとミステリーの謎解きをしてしまうようなものだから言うに言えないが、本当に恐ろしい人物がほかにいる。それを書き忘れていた。

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睡眠不足をぶっとばした面白さ:「蛮幽鬼」

1021日 「蛮幽鬼」(新橋演舞場)
09102201bannyuki 面白かったsign03 ラストはけっこう感動して泣きそうになった(帰り道、同じことを言っている若い男性の声が聞こえてきた。振り返って同感の意paperを表したかった)。実は日ごろの寝不足が祟って、朝から頭ががんがんと痛み、全身の細胞が「今欲しているのは観劇ではなく睡眠sleepy」と叫んでいる状態で席についた。どんな大音響もモノともせず、眠りを貪れる状態にあったのだ。ところが、一睡もしなかった。いのうえ歌舞伎は「朧の森~」しか見ていないけれど、こっちのほうが好きだ。
「巌窟王」を下敷きにしたらしいこの芝居はよく出来たエンタテインメントだ。ストーリーもしっかりしているし(ミステリーとしての面白さもある。ただの復讐劇におさまらない感動もある)、役者もよかったし、裏切りと復讐という暗い物語なのに笑わせどころはきっちり押さえてあるし(やっぱり橋本じゅんが一番のツボ。悪事がバレて捕まった時に「建設会社の社長呼んで」とやったのには吹き出したbleah 他の役者さんにも随分笑わせてもらった)、美術も舞台装置もうまくできていた。スクリーンの映像を上手に使い(セリフでまわりくどく説明するよりよい)、盆をうまくまわし(物語の同時性、連続性がわかる)、セリを効果的に用いる(天空に突き出した展望台のようなところから下へ降りる、そこで事件が起きる。さらには地下へ降りる、そこで運命の出会いがある)ことによって、状況がわかりやすくなる。
そういう意味では、3階で見たのは正解であった。通路を役者さんが通るのを楽しんだり、花道での演技がよく見えたり(けっこう大事な場面が花道で展開された)というメリットがある1階でも見たかったなという気もしないではないけれど、この芝居のダイナミズムを堪能するならやっぱり<上から>、ではないだろうか。それに3階でも時々、セリフが大きすぎて聞きづらいことがあったくらいだから、1階での大音響は相当なものだっただろう。
さて、お目当ての3人、上川隆也、堺雅人、早乙女太一は…
まずは早乙女太一の立ち回り。軽やかで、美しく、それでいて力強い。まさに蝶の舞いのような動きである。この立ち回りを見ることができただけでも十分という気になるほど、素晴らしかった。
もちろん、立ち回りだけでなく、一途な若者役を見事に演じていた。私が初めて太一クンを見たのは浅草大勝館前の路上。妖艶な15歳であった。その太一クンも18歳。女方(方白:「かたしろ」という踊り子)になれば相変わらず妖艶であり、立役(方白実は刀衣:「とうい」という、殺し屋集団に生まれた若者)になれば若々しい男っぽさを見せる。浅草の路上で見たときは誰だか知らなかった太一クンだが、只者ではないと思ったそのカンは当たっていた。

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2009年10月21日 (水)

来年3月演舞場じゃなくて日生でした

なんと、「染模様恩愛御書」がかかるsign03
3年前(2006)の興奮が甦りますsign03
ああ、めちゃくちゃ楽しみnotesshine

浅草歌舞伎のチラシも出ていたscissors歌舞伎美人でも発表されていますね。

ごめんなさいっ!! 演舞場じゃなくて日生劇場でしたcoldsweats02 舞い上がって早とちりしました。

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乱歩115歳の誕生日

ここのところ夜更かしが続いていたので、昨夜は早く寝ようと思って、パソコンも早めに切ってしまった(結局のところ早寝はできなかったのだけど)。
今朝、Googoleにアクセスしたら、ロゴに小林少年の凛々しい顔が!!
10月21日は乱歩115回目の誕生日、1894年生まれだそうだ。
「人間豹」、去年の上演は11月だったけど、今年は誕生月の公演。
国立は誕生日バージョンになっているのだろうか(今日は乱歩の生まれた日です、と表示されているとか。芝居のセリフに入れるのはむずかしそう…)。知っていたら、今日のチケット取ったかも。

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2009年10月20日 (火)

生きていてこそ

玉三郎さんが第57回菊池寛賞を受けられることになった。おめでとうございます。受賞理由のひとつが、「海神別荘」「天守物語」の決定版ともいえる舞台を作り上げたことだそうだ。
こういうニュースを知ると、自分がその舞台を二度も三度も見たことがとても誇らしくなる。生きている歌舞伎を見ることのできる喜びを感じる。少なくともあと20年は、舞台を見られる程度の健康を保って生きていたいと思う。
そう思うと、先日の加藤和彦ショックが甦ってきてつらくなる。昨日の葬儀には猿之助さんも参列されたそうだ。
「池上線」といい、ちょっとノスタルジーに浸っている私は昨夜、西島三重子とフォークルの1人コンサートで「喜びも悲しみも生きていてこそ」と、加藤和彦さんの冥福を祈ったのでありました。

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歌舞伎関係TV番組

朝、新聞のTV欄を丁寧に見るのは、歌舞伎関係の番組がないかと探すから。私は見たい番組は録画しておいて、2カ月くらい先になってから見るから(どうしても、そうなってしまう)、次週の予告はすでに役に立たなくなっている。そこでTV欄をチェックすることになる。
で、今日、ありましたありました。

爆問学問 23時~23時30分 NHK

河竹登志夫さんのお話が聞ける。ただ、私が見るのは年末くらいになりそうだ。三津五郎さんの「ウチくる」もつい2~3日前に見た。三津五郎さんと巳之助クンの間にそんな葛藤があったのかと初めて知り、ますますこの親子が好きになった(もっと早く見ておけよ!! と自分でツッコミたくなる)。

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2009年10月19日 (月)

女殺油地獄TV放送

今週は、あの「女殺油地獄」がNHK教育で放送されるみたい。

10月23日(金)22:30~NHK教育TV

詳細はココ

仁左様のお話も聞けるようだし、絶対忘れないようにしなくては。
というわけで、自分の記憶のためにここにアップしておきます(私って、大事なことでもすぐに忘れるのよ)。
いや、もう録画予約をしてしまおう。

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憧れの池上線

09101901ikegamisen 「池上線」という歌をご存知の方はどれくらいいらっしゃるだろうか。私はこの歌が大好きで、よく口ずさんで泣きそうになる(別に同じ経験があるってわけじゃないよ~bleah)。ところが、池上線という電車にはまったく縁がなく、一度も乗ったことがない。ちょっと憧れの電車であった。
それが先日の錦秋公演「芯」に行った折、ついに憧れの池上線に乗ることができたgood
五反田から大崎広小路のたった1駅。歩いても行かれるゆうぽうとへ、わずか1分の乗車bearing 帰りに知ったことだが、五反田駅で池上線は山手線ホームに直結している。行きは山手線の降り口を間違えて、外に出てしまい、矢印を見ながら半分不安になって池上線の乗り場を探した。でも、これは正解だったかも。初めて乗る電車にホームから直結なんてつまらないじゃない。焦っていたのでゆっくり町を眺める余裕はなかったけれど、東京ローカル線までの雑然とした道はちょっと興奮を掻き立ててくれた。
09101902ikegamisen_2 そしてホームへ。高架なのが嬉しい。走り出すと川の向こうに山手線が走っているのも嬉しい。♪古い電車(古くなかったけど)のドアのそば、私は黙ってカメラを構えていた~♪
「池上線」の歌はこちらで。
どう聞いても歌謡曲だと思うんだけど、なぜかジャンルはフォークソング。ま、ジャンル分けなんてどうでもいいんだけど。

あ~、池上線もう一度乗りたい、今度はもっと長く。

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2009年10月18日 (日)

心に残る和のコラボ、「芯」

1017日 錦秋特別公演「芯」(ゆうぽうとホール)
中村屋兄弟の錦秋公演、今年は和太鼓と津軽三味線とのコラボである。昼の部は完売となっていたが、確かに大入り満員で、入場は行列に並んで5分かかった。
まずは太鼓。「序」「山幸」「天芯」「海幸」という演目は、組曲「澪の蓮」を今公演に合わせて再構成したものだそうである。舞台真ん中の大太鼓を林英哲が打ち始めると、空気がびんびん震えて、その気迫がホール真ん中あたりの私の席にまで伝わってくる。やがて英哲風雲の会の若い4人が桶胴太鼓を首から下げてこれに加わり、勇壮な演奏が繰り広げられる。
一糸乱れぬアンサンブルは音だけでなくパフォーマンスも力強く、体の奥にあるものを呼び起こすような深い響きを全身で伝えている。
こんなに後姿の美しい演奏風景はあるだろうか。こんなに後姿で魅せる演奏家はいるだろうか。英哲さんの後姿、そして4人の見事な音と動きに目も耳も釘付けになりながら、そのいっぽうで、これだけのレベルにもっていくにはどれだけの修練を積んだのだろう、普段どんなトレーニングをするのだろうなどとちょっと下世話なことを考えてしまった(体力がすごいんだもの)。
「澪の蓮」とは、1914年朝鮮に渡り193140歳の若さで現地で病没した林業技手浅川巧という人の人生をテーマにしているそうである。演奏を聴いただけではそこまではわからないが、太鼓の音が作り出す壮大なドラマが脳裏に海や山の風景を映し出す。素晴らしかった。
次は高橋竹童の津軽三味線。曲は「津軽じょんがら節」「郷愁」「おわら風の盆」「即興曲」。
尺八とともに、あるときはやさしく、あるときは力強く、1本の三味線からこんなに多彩な音が出るとは驚いた。撥のお尻(?)で弾いたりもしていた。
糸を押さえる左手指の動きがものすごく早い。ロックのギタリストみたいだけど、ギターと違って棹が細いから、指が平たく広がるのではなく、立つというか丸めた感じで動かしている。指の丸め具合と動きの早さから、ピアノの鍵盤の上を滑る指を思う。歌舞伎の三味線では気がつかなかった感覚だ。しかしこんなに早い撥さばきなのに、曲には悠久さを感じた。
「おわら風の盆」は胡弓での演奏で、三味線とは違ってゆったりと哀切な、懐かしさを覚える曲だった。
三番目は勘太郎・七之助の「二人椀久」。これ、苦手演目の1つで、誰が踊ってもダメだcoldsweats02 今回もかなり頑張ったけれど、ところどころ瞼が落ちてくるのを止められなかった。七之助さんが儚げで実にきれい。勘太郎さんの動きには固さが感じられた。悪い意味ではない。固さというと語弊があるな、わりときびきびしていたような気がしたのだ。ただ、半分意識を失っていたから、とんでもない感想かもしれない。「船弁慶」だって序の口、まだまだ乗り越えるべき壁はあるものですなぁbearing
このあと、10分ほど4人のトークがあって(後述)、最後はコラボレーション「芯」
太鼓演奏、三味線演奏に続いて、勘太郎さんが力強い素踊りを見せる。鋭い掛け声を発し、高いジャンプを入れた躍動感に溢れる踊りである。太鼓の音だけで踊るそれは、人間の原点にある荒々しさ(いい意味での)や力強さを感じさせる。勘太郎さんの踊りが終わると七之助さんが胡弓に合わせて舞う。やはり素踊りでありながら、巫女が舞っているような印象を受けた。先ほどの荒々しさ・力強さとは違い、人間のもつもう1つの面、柔らかさ・穏やかさを感じる。七之助さんの動きはあまりになめらかで、七之助さんが舞台を右から左へと動くとまるで舞台そのものが回っているような錯覚を覚えた。そして、面白いことに、七之助さんに重なって振り付けの勘十郎さんの姿が見えるような気がした。
ソロの踊りが終わると、兄弟揃って鈴と扇をもって舞い、また演奏も全員のコラボとなる。この踊りが五穀豊穣を祈り、神に捧げる踊りだということが強く伝わってくる。人間の営みの基本は農業なんだと思った。
素晴らしい芸術を見た、聞いた。
<上演時間>太鼓・三味線50分(13001350)、休憩15分、舞踊30分(14051435)、休憩10分、トーク10分(14451455)、休憩15分、コラボ30分(15101540
という予定であったが、実際はトークが始まったのが1451。コラボは1520から20分間であった。

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2009年10月17日 (土)

ショック、加藤和彦さん死亡

携帯の乗換案内で検索していたら、ショッキングなニュースタイトルが目に入った。
加藤和彦さん死亡!!
急いで内容を見ると、なんと自殺だという。見出しを見た時は、病気していたのかなあ、まあそういう年齢でもあるよなあと思ったのに、自殺とはショックの度合いが倍化した。
フォークルは我が青春の1ページ。

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ラブ歌舞伎座・19(3階の公衆電話)

09101701tel
3階。このスペースでは携帯で話している人がいるかと思えば、時々この電話を使っている人も見かける。
自分じゃ使いもしないのに、公衆電話があるとなぜかホッとした気持ちになる。

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2009年10月16日 (金)

ラブ歌舞伎座・18(景清)

09101601kagekiyo
先日、レオン・パパさまからビュッフェの作品だと教えていただいてビックリした「景清」。
歌舞伎座の絵画をコレクションしようと思ったが、額に入っているものはガラスが光り、また人が多かったりしてうまく撮れない。まあ、追々というところでしょうか。

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2009年10月15日 (木)

歌舞伎座10月昼の部再見

1014日 芸術祭十月大歌舞伎昼の部(歌舞伎座)
今回は3階から。最近、3階が居心地良くて、何となく「あ~、歌舞伎座にいるな」という気持ちを満喫する。やっと今頃になって、なんだけど。
3
階ではとくに、あの鯛焼きの餡の匂いがたまらない。今日はやめようと決心していても、誘惑にどうしても負けてしまうhappy02
そんなわけで、「河庄」の前に口にした鯛焼きクンのおかげで(かどうかわからないけど)すっかり心地よくなって、かなり快眠を得たsleepy でも、可笑しい悲劇なのか悲しい喜劇なのか、「河庄」は前回認識を新たにしたようにけっこう面白いと思う。駄々っ子のような藤十郎さんを見るのは決してイヤじゃないし、時さまはきれいだし。しかし、あの後、やっぱり2人は心中してしまうわけでしょう。小春の本心を知り、治兵衛を説得して安堵した孫右衛門の苦労は水の泡。そう思うと段四郎さん(今度はちゃんとセリフが入っていた)の「今夜はおさんとお前と子供と4人で水入らずで語り明かそう」(だったかな)、「今夜はお前のところに泊めてもらおう」という、気持ち溢れるセリフに泣かされた。
順番が前後しちゃった。
「毛抜」は松也クンたち仲良し4人組のうち3人が出演していると思っていたら、梅枝クンを忘れてしまっていた。錦の前を見て「あっ」と声に出しそうになっちゃった。松也、梅枝、巳之助、萬太郎の4人全員が揃っていたのだわ。私としたことがbearing
先日のトークイベントを思って、松也クンと巳之助クンには特別に目がいく。春風の顔、あの写真の手順を経てできたのね、とまずはニヤリ。おっとりして、品がよく、いかにもお殿様の松也クンheart04 やはりおっとりはしているけれど、その中にも血気盛んな若さを含めた巳之助クン。萬太郎クンとの争いは2人とも動きがきれいだから踊りを見るようで、変な表現だけど楽しい。
東蔵さんのお殿様って珍しいような気がする。東蔵さんは本当に器用な役者さんだ。
團蔵さんが憎々しげで、それがあるから弾正に首を飛ばされる場面が活きる。あの首が飛ぶと、観客が「あらら」というような声をあげるのが面白い。
三津五郎さんは硬さもとれ、三津五郎さんならではの弾正像を作り上げている(でも、やっぱり端正)。花道引っ込みでの、任務を全うした満足とちょっと得意げな表情が私は好きである。
「蜘蛛の拍子舞」は上から見たかったから大満足。玉さま、松緑さん、菊ちゃんが3人揃って舞うと、みんな舞上手だけどやはり玉さまに一日の長があることがわかる。この踊り、もう一度見たい。
大蜘蛛の着ぐるみに入っている三津之助さんがノリノリで楽しい。たくさん拍手した。
蜘蛛の糸は初日にも感じたが、美を十分意識して投げられている。最後には舞台の両側で上の紅葉にうまく絡まって、実に美しい。糸だけでなく、軍兵との立ち回りも美しい。玉さまの変化モノの美しさとして、去年の岩長姫を思い出した。
そして、三津五郎さんの金時のカッコいいこと!!
鳴り物もいいし、う~む、これだけでも幕見でもう一度見たい。

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2009年10月14日 (水)

歌舞伎座夜の部、ざっくり感想

1012日 芸術祭大歌舞伎夜の部(歌舞伎座)
先日カギのトラブルでフイにしてしまった夜の部。多くの皆様の評判を伺うにつけたまらなくなって、3Aに戻りが出たのを思わずぽちっ。チケット代が倍になっちゃうから松也・巳之助トークイベントの後、幕見に並ぶつもりだったのだけれど、他で節約しよう。
で、夜の部はもう一度見る予定だし、今は仕事をしなくちゃいけないので、とりあえずな感想を。
「渡海屋・大物浦」では、富十郎さんの大きさ、風格、情が秀逸で、この男になら天皇を任せようという知盛の気持ちを、見ているこちらも共感できる義経であった。知盛と目と目で通じ合う情、義経の「さらば」に込められた万感の思いに泣いた。段四郎さんの弁慶も、身体的には小柄ながらそれを上回る大きさと情を感じさせる。最後のホラ貝がとくに胸に響いた。段四郎さんの弁慶とはこれまで考えたこともなかったが、それは私の認識不足であったことを思い知らされた。
吉右衛門さん、玉三郎さん、歌六、歌昇さん、溢れる思いはこの次にとっておく。
ともかく、舞台にずっと引き付けられ、約2時間という長さをまったく感じなかった。
「吉野山」の菊五郎さんは色っぽくて、胸がきゅんとしてしまった。松緑さんの逸見藤太がまた素敵に愛敬があって踊りも楽しい。忠信の投げた笠をちょっと飛んで見事にキャッチ。
「川連法眼館」は、もう菊五郎さんの大奮闘に尽きる。素早い動きは難しいものの、愛敬もあり、哀れな子狐の両親への思いを体全体で表していて感動した。
しかし今日の客席はよく笑いが起こっていた。①本物の忠信が詮議を受けようというときにもう1人の忠信が現れたとの申し次に笑い、②忠信が2人いるこを不審がる義経に笑い、③後から来るはずの忠信が既にそこにいることに気づいた静に笑い、④「抜け駆けした」と詰る静に笑い、⑤鼓に合わせて動く狐に笑い、⑥刀を突きつけられて出た狐言葉に笑い、等々。今日の笑いは全然いやじゃなかったけれど、いつも、そんなに笑ったっけ。
時様は、私にはやっぱり女方のほうが合うような気がする。
<上演時間>「渡海屋・大物浦」114分(16301824)、幕間30分、「吉野山」50分(18541944)、幕間15分、「川連法眼館」70分(19592109

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2009年10月13日 (火)

松也・巳之助トークイベント:魅力的な素顔の若手役者

1012日 尾上松也・坂東巳之助トークイベント(アップルストア3F
09101301talk
そんなわけで(「怪我の功名?」)、
2列目に陣取り、2人の出番を待つ。事前に写真を撮っている人がいて、「みんなで撮れば怖くない」と私もカメラを出しかけたが、何となく遠慮してしまった。ところが、しばらくすると主宰者から「写真はOKです」というアナウンスが入るgood でも、私はフラッシュは遠慮したので、後で見たらちょっと粗いかな。画像処理で明るくしてみたけれど、よく撮れたのはほんのわずか。フラッシュ使えばよかったかな。
さて、松也クンは黒縁のメガネ、巳之助クンはニット帽で登場。松也クンは道で会ってもわからないかも。巳之助クンは一見ロンブー淳系。2人のフリートークかと思ったら、MCがいてインタビュー形式だった。一部ご紹介します。
まずは自己紹介
松也5歳で初舞台、今年でちょうど20年、立役・女方両方勉強させてもらっています。
巳之助6歳で初舞台、今年でちょうど14年(あ、ちょうどでもなんでもねえや)、初舞台は蘭平の繁蔵と靱猿の子猿でした。来年127日の坂東会で「靱猿」をやるが、今度は猿から奴に出世です。
初舞台の時の気持ち
松也:遊びに行っている感じ。子役は大人と違って替わりができないので楽屋で大事にしてもらえる。何をしても怒られない(あ、両親には怒られましたけど)。みんなにちやほやされて楽しかった。
巳之助:楽屋はおもちゃだらけだった。揚幕のチャリーンという音を聞くとそのたび「ふ~っ」と言っていたらしい。自分では記憶がないが回りにそう言われる。
成長してからの苦労
松也:日々自分との戦いである。先輩の話をよく聞いて、芝居をよく見ることが大事。何をしても許される時代は終わったことを認識しなくてはならない。大人になってからが仕事である。普段大人と接することが多いので、老けてみられる(巳之助:そうですねsmile)。実際、上の人のほうが同世代より話しやすい。どこの劇場でもついこの間まで一番下で「若い若い」と言われていたが、ふと気づくともっと若い子が自分の楽屋に集まったりしている。彼らを見ていると「若いなあ」と思う。
舞台で江戸の世界に触れるメリット
松也:小さい頃から学ばせてもらってありがたい。iPodで色々な音楽を聞くが、邦楽を聞くと体のなかから湧き出る興奮がある。歌舞伎の世界で生きているというよりはDNAによるものではないかと思う。
巳之助:(さっきから何も喋っていないけど、と言う松也クンに)「いやあ、きれいな人が多いなあと思って」
ってね、実はMCさんが松也クンに振ることが多くて、巳之助クンの話す間がなかったのだ。巳之助クンの話も聞きたいのにbearing

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2009年10月12日 (月)

花道で何かあったの?

今日の「大物浦」、安徳天皇を擁した義経一行の引っ込みで何かあったの?
弁慶が最後に1人残ってホラ貝を吹く前。客席が妙にどよめいたというかざわめいたというか。私は3階席だったので全然わからなくて。でも何かハプニングが起こったような雰囲気が流れていた…

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怪我の巧名?

松也クンと巳之助クンのトークイベント、1時間前にアップルに着くつもりで家を出た。
ところが、電車に乗った途端、忘れ物をしたことに気づいたshock
次の駅で慌ててUターン。焦りながら自宅に戻り、目的の物を見つけて再出発。
銀座に着いたのがイベント開始20分前。満席だったら立ち見でもいいので何とか入れてくださいとお願いする覚悟でエレベーターに。慌てていて、会場が何階だったかも思い出せない。
でもアップルのエレベーターはガラス張りで、3階に着いたらイベントのお知らせが見えた。
降りてビックリshock がらっがらなの。最前列こそふさがっていたけど、あとは数席しか埋まっていない。
おかげで前のほうに座れたけれど、これじゃあんまりだ。忙しい中来てくれる2人なのにと気をもんでいたら、徐々に人が入り始め、時間にはかなり集まったようでほっとした。
というわけで、結果として忘れ物をしてよかったのかもしれないcoldsweats01
松也クンも巳之助クンも、とても素敵だった。トークの内容は後ほど。
ところで、演舞場来年2月はつかこうへいの「飛龍伝」だって、もう発表されていましたっけ。

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海辺の町東京2

09101201tennozu
前回とは反対方向から。
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観劇のついでとなると、イチデジをもって行かれないのが残念。

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2009年10月11日 (日)

unbelievable!!!

天皇杯、初戦敗退だってさshock
恥ずかしくてレッズのユニフォーム着て歩けなくなってきた。
監督、クビでしょ。
今のレッズのことだから、危惧がまったくないわけじゃなかった。まさかがまさかになっちゃったannoy
ACLにかすかな望みをかけていた自分が悲しい。元日のチケット買っちゃおうか、なんてちょっとでも考えた自分が情けない。

ちなみに、相手2点目に至るクリアミスを犯したのは梅ちゃんらしいweep
あ~あ、ここにも逃避したくなる現実が…

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キリで思う多喜二

昼間、台風で壊れた車庫の補修&補強をする息子を手伝った。何しろ安あがり手作り車庫だから、屋根はプラスチックの波板、壁もプラスチックの板を何枚か並べたもの。その壁を固定するのにキリで穴を開け、バンドを通す。
その手伝いをしたのだが、キリが裏側からこちらへ向かってきて、うっかりしていると指を刺す。キリっと痛みが走った瞬間、多喜二を思い出した。全身20カ所もキリで刺された多喜二。先端がちょっと皮膚に当たっただけで鋭い痛みを感じる私。
カーテンコールで井上芳雄が元気な姿を見せ、多喜二は死んでも井上クンは生きている、とほっとしたのに、又つらくなってきた。私は完全にノンポリだけど、人間としてつらくなっている。又現実逃避したくなってきた。早く、ほかのこと考えよう。

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「組曲 虐殺」に思う

109日 「組曲 虐殺」(銀河劇場)
井上ひさしに特徴的な芝居である。つまり、無残な主人公の死をあからさまには見せないで、それまでの人生をユーモアたっぷりに描き、正論を吐く理屈っぽい女性や大らかな家族が主人公を支え、主人公を付け狙う特高はいつのまにか主人公と仲良くなって、どこかで自分のしていることは間違っているのではないかと思いながらそれでも任務を遂行しようとする。そのギャップが笑いを呼ぶ。
あまりに有名な虐殺に至るまでの小林多喜二の3年弱を描いたこの作品は新作だから、井上ひさしのメッセージがとても強く現れている。井上ひさしのメッセージ性の強さは新作でも複数公演を経た後でも変わらないのかもしれないけれど、新作の場合はストレートさが強烈な気がする。だからといって、今回、それはイヤではなかった。「紙屋町さくらホテル」や「きらめく星座」、「太鼓たたいて笛ふいて」のようにものすごく熱いものを胸に湧き上がらせるのではなく、深い悲しみをもたらした。井上ひさしのメッセージの基本は「人間の尊厳」ではないだろうか。そして人間という存在に対する愛情を強く感じる。
多喜二はなぜあんな殺され方をしたのだろう。中央を崩せばまわりは烏合の衆になる、という特高刑事・古橋の持論からすれば、多喜二にはカリスマ性があったのかもしれない。でも多喜二(井上芳雄)は物静かな普通の青年である。ただ、目的に向かって突き進む強靭さが格別にあったのかもしれない。それが多喜二を反体制の中心人物にしてしまったのだろう。井上芳雄は本当に普通の好青年で、セリフ部分からはあまり苦悩などが伝わってこなかった(そういう脚本なのかもしれない)が、ソロで歌い上げる場面になるとさすが。切々と気持ちが胸に響いた。井上クンのそういう部分を強調する芝居ではないから仕方ないけれど、もっと歌を聴いていたいと思った(それは、12月のシェルブールまで待とう)。
多喜二に救われる酌婦・たきの石原さとみがいじらしくて可愛い。地下に潜伏した多喜二の役に立てるのは自分ではなくふじ子だと頭では納得してもついついやきもちを焼いてしまう女心が可愛かった。涙を誘われる場面も時としてあった。
多喜二の姉・チマの高畑淳子は、TVでもよく聞くようなセリフ回しで、私はそれがあまり好きではない。とてもいいキャラクターなのに、それが惜しい。
伊藤ふじ子のような女性、井上作品にはたいてい登場して、どの女優がやっても同じような説得口調になる。冷静に正論を吐き、融通のきかなさ、可愛げのなさと紙一重のところにいる。時々そういうのってイヤだなあと思いながら、やっぱり井上作品のこの女性たちが心に残るのは、女優さんたちが彼女たちをとても愛しているからだろう。神野三鈴にもそれを感じた。ふじ子はとくに自身も逮捕経験があるようだったが、神野三鈴はそれも踏まえた上でふじ子像を作り上げていた。
敵役とも言える特高刑事の2人が存在感があって面白い。途中で多喜二に心酔して自分も小説を書いてしまう山本刑事(山崎一)、多喜二が一時赤い小説を書かなくなったためにファンレターを出してハッパをかける古橋刑事(山本龍二)--笑った笑った--、ともに苦しい生活を送って今の職業を得た。だから心の中では多喜二の理論に同調するところもあるのだ。特高もただの権力側として描くのではないところに井上ひさしの人間に対する思いが感じられる。山本刑事には「闇に咲く花」の鈴木巡査がかぶった。

考えてみれば、この舞台、すごく贅沢だ。ミュージカル界のプリンス・井上芳雄に、音楽とピアノ演奏はなんと、かの小曽根真(神野三鈴と小曽根真が夫婦だってことは知らなかった)。芝居と小曽根真の演奏、井上芳雄の歌が一度に楽しめるのだ(楽しむなんて言っちゃいけないのかな)。他の出演者も演技派揃い、ほんと、後で「贅沢だったわ~」と思った。ピアノが舞台の上方に作られた空中ステージみたいなところで演奏されているのも、なかなかよい。
舞台にはたまにスクリーンが下りてきて、小樽の海の映像が写ったりする。このスクリーンを使った雨はリアル感があって、とてもよかった。
<上演時間>1100分(13301510)、休憩15分、第280分(15251645

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2009年10月10日 (土)

海老だから

冷凍食品半額につられてケースを覗いていたら、「海老」に思わず反応して買ってしまった私coldsweats01 ただ、それだけのこと。
あ~海老ちゃんに会いたい。でも今の私に博多は遠いweep
09101001ebi

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思いやられる来月

今日はチケット、意外とすんなりいった。
今回はとりあえず初日の3階席だけ取ればいいやという気楽な気持ちだったせいか、入店も10時5分前になってしまい、混雑画面にちょっと慌てたが、思いのほか早く10時前に入れた。それから後はいつもの通りで、つまずきもしたものの、ともかく希望の席が取れた(六条亭様の裏技?、まだ摑めていない)。
でも、送信に時間がかかったときにはエラーが出るんじゃないかと、気楽なりにドキドキしちゃった。
思いやられるのは来月10日。12月は人気の勘三郎さんだし、年末帰ってくる娘のためにもいい席を取らなくちゃと、そのことを考えるだけで今からアドレナリンが湧き出してくる。
追記 12月演舞場は休館だと、きびだんご様から教えていただきました。ありがとうございます。「ほうおう」に載っていたのに気がつかなかった…。

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演舞場は?

今日は歌舞伎座11月のゴールド会員発売日だけど、ふと演舞場が気になった。本来なら演舞場12月公演の発売日は今月20日でしょう。でも、まだ演目が発表になっていない。通常演舞場って、かなり先まで演目が決まっているのに、11月の花形歌舞伎より後は、3月と6月が発表になっているだけ。歌舞伎は入るのだろうか。あいている月が気になって仕方ない。私が情報に疎いだけなのかもしれないけど…。

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2009年10月 9日 (金)

今年初めて知ったハナミズキの実

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09100902hanamizuki_2
ハナミズキに実が生るなんて今年初めて知った。実は8月20日過ぎにはもう早々と実が生っている木を何本も見つけて驚いたのだが、その周辺の木は病気にでもかかっているのか実がきれいでない。それで、ここに写真を載せるのをためらっていたら、今日、某所でこんなきれいで可愛い実を見つけたので、嬉しくなった。

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懲りない反省

床を這っている電化製品のコード、床に置いたバッグの持ち手、床にとりあえず置いた紙類(上が一杯だから、下に置く)。
こういうものにしょっちゅう足を引っ掛ける私は、注意力散漫なのか、運動神経がニブいのか、ただだらしないだけなのか…その全部、いや、やっぱりだらしないんだろうな。
昨日、後でかたづけようと机のそばの床にぱらっと置いておいた広告の上にのってしまい、つるっといった。思わず「うきゃっ」と小さく叫んだその声は、ちょうど手に持っていた受話器を通じて相手にも聞こえたに違いない(口から離してはいたけれど)coldsweats02 知らない顔をしてくれた相手に感謝。そして広告は電話を切った後、即片付けました。
ちなみに、バッグの持ち手は床上10cmくらいのところにあっても、足にひっかける。片付けが本当に苦手な私、ひっくり返って大きなケガをしないうちに、何とかしなくっちゃ。

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2009年10月 8日 (木)

台風で知る秋の香り

本日のエントリー第3弾coldsweats01
さっき、波板を探しに外に出たら(無事回収)、吹き荒れる風にのって金木犀の香りが漂ってきた。探し物をしているものだから、上より先に下が視野に入り、花びらがたくさん散っているのに気がついた。あら、強風とはいえ、もう散るほど咲いていたのか、と驚いた。毎年、楽しみに待っている金木犀の香りに今年は気づかなかったんだ…気持ちに余裕のない証拠ねwobbly
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上を見上げたら、まだ木にもたっぷり花がついていて安心。
09100803kinmokusei

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今日の歌舞伎公演は…

予想はしていたけれど、すごい風shock うちでも車庫の屋根にしていた波板が1枚行方不明。今、急に雨もざ~っと降り出し、探しに行けない。
首都圏の電車も軒並み運休、遅延のようだ。
今日の歌舞伎はどうなっちゃうんだろう。歌舞伎座のHPに何か出ているかと思ったが、見当たらない。ということは通常通り公演は行われるのだろう(中止ってわけにもいかないよねえ)。役者さんは、スタッフさんは、お客さんは、歌舞伎座にたどり着けるのだろうか。上演する側は近くに泊まるという手も取れるだろうが、お客はそうもいかない。私のように地上を走る電車は使わなくても行ける人でも、この風では駅まで歩くのだって危ない。
今日、観劇なさる方、十分お気をつけて。
被害にあわれた方、怖い思いをなさった方、心よりお見舞い申し上げます。

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桜転じてトマトとなる

本当は今日(7日)、歌舞伎座夜の部(「義経千本桜」)を見に行く予定だった。
ところが、靴にもカバンにも防水処理をしていざ出かけようとしたら、玄関の鍵がかからないのよshock どうやっても鍵が動いてくれないので、泣く泣く出かけるのを諦めた(中からはかかる)。
心底ガッカリしたけれど、くよくよしても仕方ない。これは出かけるなという警告かもしれないと自分を納得させた(本当はあまり納得していない。実際、電話がきたり人が来たりしたから、家にいてよかったとは思ったけれど、結果として警告に値するようなことは何もなかったわけだし…出かけていたら何か起きていたかもしれない、と思うしかない。でもやっぱり歌舞伎を見逃したのは心のキズになるcrying)。
行かれないとなったら急におなかがすいた(ストレス空腹だ)。夕飯までガマン。歌舞伎座でお弁当を食べるつもりだったから夕飯は特に用意していなかったが、ふと「そうだ、トマト鍋にしよう」と思い立った。
今年はトマト鍋が流行るんだって(もう流行っているらしい)。トマト鍋のスープなんていうのも既に売っている。でも、この前TVでトマト鍋の特集していて、ホールトマトの缶詰で美味しくできると言っていたので、流行に乗せられやすい私は早速安い缶詰を買っておいたのだ。
そのTVで聞いたレシピ(すごい雑なメモ)には、①玉葱とにんにくをオリーブオイルで炒める、とある。玉葱なんてないよ~bearing 全然違うけど、キャベツで代用。にんにくはパス。
②豚肉を炒める。明日の豚シャブ用。台風で買い物に行かれないといけないから、今日のうちに買っておいたのを流用(あら、明日もナベかcoldsweats01)。
③キムチを加える。これは、豆腐のトッピング用としてこの前買った「山形のキムチだし」っていうので代用。これが案外有効ポイントになった。
④ホールトマトを入れる。
⑤コンソメと他の野菜を加える。他の野菜なんて長ネギしかなかったから、それだけであとは省略。
⑥塩コショウする。味加減をここで。
⑦チーズをのせる。ああぁ~っ、チーズ忘れた~っwobbly
でも、チーズなしだってかなり美味で、はまってしまいそう。
というわけで、さっき運転手をするついでに又スーパーに寄ってホールトマトを買い足した。なかなか見つけられなくて、従業員さんにきいたら売り場へ案内してくれた。その途中、「トマト鍋をされるんですか?」
いや~ん、なんで見抜かれたのぉcoldsweats02「私もしようと思って材料は買い揃えてあるんですけど」とその従業員さんが言う。

ううむ、やっぱりトマト鍋は今年の流行り鍋のようだ。
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2009年10月 7日 (水)

やるね、Google!!

今朝、Googleにアクセスして焦った。いつものロゴがなくてバーコードになっているんだものshock 私のパソコンはネットにつなげるとよくかたまっちゃったりするから、またトラブルか(文字が流れることがよくある)…でも、ひょっとして、とロゴ部分にマウスポインタを当ててみたら、「バーコードの発明」と出た。
今日10月7日は「バーコード」の誕生日なんだそうだ。1952年10月7日、ドレクセル大学のバーナード・シルヴァー&ノーマン・ウッドランド氏が発明したバーコードがアメリカの特許として登録された日なのだとか。バーコードってそんな昔からあったのか。
それにしてもGoogleの文字をまったく使わずバーコードだけにしちゃうなんて、Googleもやるね。このバーコード、何かが読み取れるんだろうか(興味津々)。

日本のGoogleは最近とても頑張っていて、つい先日も中秋の名月、ガンジーと素敵なイラストのロゴが続いた。だいたい、深夜1時前後にアップされるようで、今日は何かあるかな、と覗いてみるのも楽しみである(昨日は0時過ぎにパソコン切っちゃった)。
あ、ちなみに、Google EnglishもGoogle Franceもバーコードになっていた。

公式のロゴコレクションサイトはこちら。ブログにロゴを載せるくらいはいいのかもしれないけれど、使用についてはうるさそう(英語の使用許可については読む気がしない)なので、これまでのを見逃した方はここでご覧を。

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紀尾井町っ

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09100705kioicho

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2009年10月 6日 (火)

深夜の亀ちゃんと脳

今、お風呂から出て、ドライヤーかけながら、何となくTVつけて、まずはNHKの剣岳かなんかの番組をちょっと見て、何となくTBSのアキバの番組をちょっと見て、フジにまわしたら山田五郎と設楽(バナナマン)が脳のことをやっていて、クイズ番組かと思ったからしばらく見ていたら(クイズ好きなのだ)、おおおおおぉっ~、亀ちゃんがMCやっていたぜ~!!!
そういえば、かめーるでそんなお知らせがあったな、と今頃になって思い出した次第。慌てて録画した。最初の20分くらい棒に振ったけど(CM差し引いて15分か)、まあ歌舞伎番組じゃないからいいや。
と思ったら、けっこう歌舞伎の話も出ているではないの。
歌舞伎のセリフってリズムで覚えるんだって。だから別の役で同じようなリズムのセリフがあるとそれが出てきちゃうこともあるんだそう。それから、白浪五人男で、隣の人のセリフを先に言っちゃうこともあって、そうすると隣の人は困るからまたその隣の人のセリフを言って…5人目の力丸はどうするんだろ。そこまでは亀ちゃん教えてくれなかった。
以上、「つられる脳」。次は「脳の快感」*。
4歳の時歌舞伎座で一言言ったらわ~っとお客が沸いた、その気持ちよさだけを今でも覚えていると言う亀ちゃん。歌舞伎役者さんって、みんなそう言うよね。大きくなっても役者をやりたいと思うのは、その快感も一つの理由だとか。金太郎ちゃんも大河ちゃんも、きっとあの拍手を忘れられずに大きな役者になっていくんだろうな。
ところで、役者が決まると、お客も快感を覚える。「おもだかやっ~」という掛け声も、その快感がなせる業であるらしい。客も快感を忘れられなくて、何度も何度も歌舞伎を見に来るのだ、と亀ちゃん。うむ、思い切り納得confident

逆さメガネ**の実験、私もやってみた~いsign03(亀ちゃん、乾杯のとき、自分ではほとんど動かないでちょっとズルくない?smile

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2009年10月 5日 (月)

さらば人間豹

104日 「京乱噂鉤爪」初日(国立劇場大劇場)
09100501kokuritusyoniti 大変な稽古だったらしい。幸四郎さんをはじめとするその熱意が実を結んだかのような、新作の初日にしてはいい舞台であった(稽古の模様は梅之さんのブログに詳しい)。日が経つにつれ、テンポももっとよくなり、もっと面白くなると思う。
とにかく初日なので、ネタバレしない程度の感想にとどめておく。
まずは、遅刻しないで!!
開幕するとまもなく場内が真っ暗になる。ドアを開けたときはまだ照明がついていても、席を探しているうちに暗闇になる。舞台が落ち着くまで、入り口にとどめておくとかしないと、危ないと思う。
芝居のことでは、最初に子役の2人について言っておきたい。
錦政クン、かわいくて逞しくていじらしくて、錦弥さんとの<番頭はんと丁稚どん>コンビには泣かされた。この2人がほんと、いいのよ。
進境著しい梅丸クン、難しい役だが、見事な演技で素晴らしい(先月の太刀持・音若に続き、じっと同じ姿勢を取っている時間の長い、そして台詞のない役であるけれど、とてもとても重要な役)。
恩田学はよく飛ぶ。最長飛行は斜め宙乗りだが、これがすごい。身体能力の高い染五郎さんだからこそ、の見もの。チケットを取る時に宙乗り小屋がないなあ、と思っていたら、2階上手に特設の宙乗り小屋が作られているようで、花道からそこへ飛ぶ(松緑さんの崇徳院のときはどう飛んだんだったかしら)。よく飛ぶけれど、結局恩田の居場所はこの世にはなかった。最期の叫びが魂の解放を求める恩田の気持ちを表していて、恐ろしい獣のようなヤツだけど、実は一番人間の愛を必要としていたのだと、哀れを覚えた。
染五郎さん、もう一役の大子(だいこ)。なんて名だ、と呆れたけれど、その由来がわかって納得。ただ、大子ってとてもかわいい性格ではあると思うのだけど、声が馴染めないし、キャラクターが何となく摑み切れなかった(よく転がっていた、大子はbleah)。そのため、松吉(翫雀)との間もピンとこなかった。でも、大子は馴染めば、けっこうハマるかも。翫雀さんは、松吉実は…という役にぴったり。
前回あやしいおばばだった鐵之助さんが再び登場。ただし、今度は一見実直そうな錦吾さんとがめつい夫婦役。歌江さんの尼さんが嬉しい。高麗蔵さんは今回も悲しい女。
こういう役(明智小五郎)の幸四郎さんは実にしっくりくる。人間豹に「お前も何もかもお見通しの自惚れ屋の1人だな」「もうおめえの説教ともおさらばだ」と言わせる説教臭さもそのとおりだ(褒めている)。明智の部下としての松江さんの実直ぶりも安心できる。
梅玉さんが意外な役で面白い。二枚目ばかりでなく、こういう役もいいではないか!!

一幕目は歌舞伎らしい展開だった。ええじゃないかで踊り狂う人々に象徴される政情不安な空気(「竜馬がゆく」でも「ええじゃないか」だった。この辺も梅之さんが触れている)、上方の商家での滑稽なやりとり(もうちょっと雰囲気が出るといいかな。日々進化していくと思う)、洪水(見事な見せ方。名題下の役者さん総出だそうだ)、セリ上がり、宙乗り等々、歌舞伎の面白い要素がたっぷり。二幕目はやや現代劇風になる(とくにラストは。…いかにも幸四郎さんらしい)が、群舞、早替り(吹替えも使っている)、立ち回りなどの趣向が楽しめる。
カーテンコールがあった。緞帳が上がり、19期研修生も含めて役者さん全員が登場。さかんな拍手を浴びていた。
今日は大向こうが多かった。
<上演時間>第一幕95分(12001335)、幕間30分、第二幕50分(14051455
おまけ:食堂「向日葵」のお魚洋食セットを幕間にいただいた。美味しかった。1000円という、お値段も内容もお手ごろなランチあ。本当は1700円のミニ懐石御膳を狙っていたのだけど、完売だった。

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2009年10月 4日 (日)

まずはほっとした勝利

103日 対ジェフ千葉戦(埼玉スタジアム、1534キックオフ、38,634人)→31で勝利
09100401vschiba 09100402vschiba

前回のホームは東大寺の声明公演を優先したため、久しぶりのサッカー。
梅ちゃん(梅崎司)が先発でカメラを構える手にも力がこもる。なのに、梅ちゃんのチョンボから相手に1点献上shock 梅ちゃんの落ち込むこと落ち込むこと、点が入った瞬間、「ああ~っ」というように天を仰ぎ、その後俯いてしまった。GKの山岸がすかさず梅ちゃんに駆け寄り、肩を抱いて慰めている。後で、ゴールそばにいた友人に聞いたら、最後は山岸が梅ちゃんのお尻を叩いてハッパをかけていたとのこと。でもきっかけは確かに梅ちゃんだけど、相手に奪われた球の処理をフォローできなかったDF陣にも問題ありじゃない?
その後、梅ちゃんは必死で取り戻そうと頑張っていた。シュートも打ったけれど、残念ながら枠を捉えることできず、おまけに同じチョンボをもう一度やって、今度は点を取られなかったけれど、これじゃ、後半代えられちゃうなと危惧していたら案の定weep(前回のマリノス戦で梅ちゃん以上のチョンボをやって戦犯になった啓太は、なんのお咎めもなく先発かいannoy 次回、梅ちゃん使ってもらえるかしらcoldsweats02)。
試合そのものは、相手に1点取られた前半7分から3分後には阿部ちゃんがフリーキックを見事に決めてまずは同点に持ち込み(プレースキックからの得点って、レッズは本当に少ないから、正直あまり期待していなかった。ひところずいぶん疲れの見えた阿部ちゃんのこの得点は嬉しいgood)、後半エジと高橋峻希が得点して、一安心の勝利(勝って一番ほっとしているのは梅ちゃんだろう)。
とはいえ、問題もまだまだたくさんある。チョンボは梅ちゃんだけでない、傷にはならなかっただけで、あちこちで気を抜いたような危ないプレーがみられた。
後半、啓太に代わって入った高原。これ以上ないというお膳立てのシュートチャンスに相手GK正面に蹴りやがった。ここで決めれば「やっぱり高原はやるな」と思わせられるのに、逆に「やっぱり高原は役立たずだな」の印象を強めてしまった。梅ちゃんよりよっぽど罪が重いぞ。はずしてヘラヘラすんなannoy
そして達也。後半最初から梅ちゃんに代わって出てきたのはいいけれど、なぜかあまりシュートしない。ここぞという時に蹴れば、たとえはずしてもチャンスは増えるのだ。なぜ、シュートしないannoy FWは得点してナンボでしょうが。
さらには、チーム全体の問題として、つるつる滑りすぎる。いいところで、つるっとやるから、ボールが相手にいく。チャンスをつぶす。雨が降った後で芝がすべるのはわかる。でもそれは相手も同じ条件なのだ。なのに千葉はほとんどすべっていなかった。ホームの選手がすべるって、どういうことよ。恥ずかしいじゃないangry
大分とともにダントツの崖っぷちの千葉。11戦連続勝ちがないのだそうだ(今日で12戦)。連敗ストッパーのレッズだから、ヘタしたら負けるのではないかと心配したが、千葉がそれ以上に力がなかったのだろう。自分のところだって7連敗もしたんだから同情している場合じゃないけれど、一生懸命走ってスピードもあったのに…。オシムを代表に取られてからだものな…。私たちも崖っぷちの苦しさを知っているから…。

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2009年10月 3日 (土)

やっぱり残念、東京落選

純粋に単純に一スポーツファンとして(オリンピックはスポーツじゃなくて政治だと言われるけれど)、落選は残念だ。自分としては、北京の直後であることも、一度開催された都市であることも不利な材料だと思っていたから、ダメだろうとは予測していた。アメリカは国としては何度も行われているし、スペインもバルセロナ大会があった。それにロンドンに続くヨーロッパ開催になる。そういう意味ではリオが本命かなと。
でも、まさかシカゴが最初に落ちるとは思わなかった(票数が発表されないのはどういうわけ? 本当なのかどうか、あれではわからない)。下馬評っていうのはアテにならないものだ。
2回目の投票→落選はあっけなかったな。正直、最初に落ちるのは東京だと思っていたからヌカ喜びさせられた。
3回目の投票は終わったというのに、結果発表まで1時間も引っ張るなんて、同じ落選するにしてもせめてもう少しドキドキを楽しみたかった。もっとも、さんざん引っ張られて落とされるなら早く結果がわかったほうがいいか…。
ま、しかし、東京が立候補していなければ、プレゼンも投票の様子も見ることがなかっただろう(一部しか見なかったけれど)。それを知ることができただけでもよしとしようか。

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2009年10月 2日 (金)

10月昼の部初日4:大河ちゃん初お目見えと豪華だんまり

芸術祭十月大歌舞伎初日昼の部(歌舞伎座)
09100205danmari 「音羽嶽だんまり」
源氏の大切な一巻と白旗をめぐる畠山重忠 vs 2人の盗賊の争奪戦を大仰に見せるだけの単純な一幕。こういうの好きだ。
大薩摩が終わると浅葱幕が振り落とされ、上手から富十郎、松緑、大河、菊五郎、吉右衛門の面々が平伏している。大河ちゃん初お目見えの口上だ(富十郎さんはやっぱり足が悪いのだろう、椅子に腰掛けていた)。
大河ちゃんのあまりの小ささかわいさに客席がざわめく。私、初お目見えだ、初舞台だというたびに、子供の小さいことに驚く。その子供が立派に演技なり挨拶なりするのを見ると、人間の能力ってたいしたもんだなあと感心する。
さて、口開きは菊五郎さん。松緑さんの親代わりとしてのご挨拶だ。「まだ幼き者だがいずれは立派な役者に」の言葉に客席が沸いた。富十郎さんは「松緑兄さんのひ孫さんの披露にご挨拶できるのは感無量」、吉右衛門さんは「将来いい役者になられるよう、皆様のご指導ご鞭撻を」。
そして松緑さんが大河ちゃんに「ご挨拶を」と促すと、小さな体から精一杯の声で「よろしくお願いいたします」。松緑さんが「行く末は立派な役者になれますよう」と願い、大河ちゃんを抱き上げて花道を悠然と去っていく。
大河ちゃんはお鼻が松緑さん似の顔つきも幼いながら「いい面構え」だ。大人のご挨拶の間も堂々たる態度で、なかなか大物かもしれない。大河ちゃんの後ろで黒衣さんが腰のあたりを支えているのが微笑ましかった。
このあと、だんまりに入り、魁春、錦之助、菊之助、権十郎、萬次郎、團蔵、田之助を加え、超豪華な蛇籠や立ち回りになる。萬次郎さんと権十郎さん、やっぱり似ている。田之助さんもお元気そうでよかった。
菊五郎さんの大きさがとくに印象的なだんまりであった。

<上演時間>「毛抜」60分(11001200)、幕間30分、「蜘蛛の拍子舞」65分(12301335)、幕間20分、「河庄」90分(13551525)、幕間15分、「だんまり」20分(15401600

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10月昼の部初日3:ぐじぐじ男は可愛いか

芸術祭十月大歌舞伎初日昼の部(歌舞伎座)
「河庄」
意外と面白かった(こういうの、本来苦手なんです。前回見た時はちょっとつらかった。でもこんなに面白いなら、去年のNHK古典芸能に行けばよかった)。昼の部は萬太郎クン大活躍で、ここでも愉快な丁稚さんで登場。ちゃっかりお小遣いを稼ぐ逞しさだけれど、本当は小さい頃からお店に預けられ使い走りをして苦労してきたんだろうなあ、とその人生に思いがいくような丁稚さんだった。
時様は艶やか。息子の萬太郎クンに「おばはん」と呼ばれているのが個人的にツボだった。時様の小春は我慢我慢、じっと耐える役だ。治兵衛への愛に溢れていじらしく切なかった。
藤十郎さんは本当に若い。近くで見たって、肌がきれいだし、時々そのまま翫雀さんにイメージが移行したくらい(よく似ている)。ただ、ずるずるっと唾液を吸うような台詞はちょっと…。とぼとぼと魂の抜けたような花道の出が眼目。ぐじぐじうじうじと小春に意地悪言ったり、子どもみたいに駄々こねたり(すべて、小春を愛する故なんだろうけれど)、大の男がそんな態度を取るなんてけっこうコミカルで、客席からもずいぶん笑いが起きていた。遊女にとっては、こういうのが可愛い男はんなのかもしれないけれど、小春がどうしてこんな男を好きなのか、私にはわからない。
亀鶴さんの江戸屋太兵衛は「封印切」の八右衛門みたいな人かと思ったら、ただのチンピラじゃない。でも亀鶴さんheart04だから、ちょっと素敵過ぎちゃうかも。亀鶴さんの歌う紙くずの歌(紙屋治兵衛の悪口の歌)が面白い。亀鶴さん、最近、酔っ払いとかこんな役が続いている。
太兵衛とつるんでいる五貫屋善六(寿治郎)がとてもいい。上方のいかにも遊び人の空気が漂って、存在感抜群。寿治郎さんの持ち役なのね、道理で。寿治郎さんは「曽根崎心中」の下女・お玉も持ち役としていて、これがまためちゃくちゃうまい。さんざん笑わせてもらったのを思い出した。

孫右衛門の段四郎さんは、本舞台での台詞がほとんど入っていなくて、こちらもずいぶんハラハラした。プロンプター付きでどうにか切り抜けたけれど、孫右衛門そのものとしては悪くないと思った。役の本質を摑んでいて、それに合う。台詞がしっかりしてくれば、絶対いい孫右衛門になるだろう。
ところで、ケータイが2度鳴ったよ、たしか。2度とも着メロ。この日は、「毛抜」ではマナーにしたケータイがどこかでぶるぶるいってたし、「蜘蛛の拍子舞」ではりりりりりり~と鳴った。「河庄」で3度目だannoy

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10月昼の部初日2:蜘蛛にご注目

芸術祭十月大歌舞伎初日昼の部(歌舞伎座)
09100203kumo 「蜘蛛拍子舞」
初見。
スッポンから玉三郎さんが扇で顔を隠してす~っと上がってきたとたん「日本一!」の掛け声が。やがて顔を見せた玉三郎さんの美しいこと。踊りでなくてお顔のほうをしばらくじっと眺めてしまった。
松緑、菊之助さんとの3人の拍子舞(拍子に乗って歌うように台詞を言いながら踊る)、手踊り、3人とも踊ることが楽しくて仕方ないという感じだ。とくに玉三郎さんにそれが強く感じられた。菊ちゃんは凛々しくて、菊ちゃんの立役に初めて男性っぽさを見たような気がした。
前半が終わると、大蜘蛛の着ぐるみが出てくる。これがなかなかユーモラスで、その愛敬にさかんに笑いが湧いていた。しかし動きはとてもむずかしそう。とくに、8本の足のうちぶら下がっている6本は何だか邪魔そうだし、両腕の先につけた前の2本は細長いから床につくときの安定が悪そうだし、そんな格好で動き回る軍兵との立ち回りは見事だった。どなたが中に入っていらっしゃったのかわからないが、立派な主役だ。
さて、蜘蛛になった玉様は顔がこわい。どちらかというと明るい茶色の隈取のせいか、フレディを思い出してしまう。どすんどすんと現れた坂田金時の三津五郎さん(荒事2本目。カッコいいです)が「玉三郎の兄貴によく似た」と言っていたけれど、蜘蛛は似てない似てないsmile(そうか、玉三郎さんのほうが年上なんだよな、とちょっとビックリした)。
碓井貞光、卜部季武は若い萬太郎クン、右近クン。萬太郎クンがバネのきいた動きなら右近クンはしなやかで動きに連続性があって、対照的な印象を受けた。
軍兵の立ち回りはダイナミック。ひねりを入れたトンボや花道での2連続トンボ(辰巳)などには大きな拍手が贈られた。
最後にぐっときたのは、傳次郎さん渾身の「いよ~ッ!!」 

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10月昼の部初日1:間が大事

芸術祭十月大歌舞伎初日昼の部(歌舞伎座)
09100201syoniti

先に終演時間のことを言うと、予定では16時。それが少し延びた。私が外へでたのは1610分。まだまだ中には人がたくさんいる。よくて15分、ヘタすれば10分の入れ替えで夜の部が始まる。2日目からだんだん短縮されていくと思うけれど、歌舞伎座の入れ替えってそのたびすごいなあと思う。
09100202kenuki 「毛抜」
あれ、私の記憶にある「毛抜」とちょっと違うぞ(私はこれまでに「毛抜」は国立の信二郎さんのも含めて多分3回しか見ていない、と思う)。
一番違うのは、小原万兵衛(錦之助)が小野春風(松也)を脅して悪づいている間のこと。たしか弾正は下手奥の三升の紋の入った衝立の前で後ろ向きになっているんだと思ったけれど、今回はその衝立が上手に置かれ、弾正はこちら向きになっている。地獄の閻魔様への手紙もそこでさらさらと書く。
八剣玄蕃のこともただ斬りつけるだけだったように思うが、今回は殺してしまい、しかもその首がごろんと座敷に転がる(ここは笑いが起こった)。そこまでしなくても…でも私も思わず笑ってしまった。
三津五郎さんの粂寺弾正は、ちょっと清潔すぎるかなあ。大きさも團十郎さんとは違う大らかさもあって素敵だけれど、三津五郎さんってとても清潔感のある役者さんなんだなと認識した。初日だからか、少し硬さも見られたような気がする。もうちょっと愛敬というか稚気のようなものがあってもいいのではないかしら。
幕開きの争いは萬太郎・巳之助という若い2人。萬太郎クンはいい悪役役者になると思った(もう独特の味がある)。巳之助クンは動きがしなやかで美しい。弾正を振る場面は、「あ、この2人親子じゃない」とワンテンポ遅れて気づいた。三津五郎さんのほうにちょっとテレくささがあるような気もしないでもなかった。
梅枝クンの錦の前は、変な病気に取り憑かれたと思い込んでいる時は悲しげで、これまでこんな悲しそうな錦の前は見たことがないような気がした。そして髪が逆立たなくなったときの明るい顔が美しかった。
錦之助さんは、私はやさしい二枚目よりこういうほうが好きかも。
初日だからだろう、全体に間が微妙にズレていて、それがとても気になった。「毛抜」がそれだけ<間>というものを大事にする芝居なのだろう。当然のことながら、これはどんどん改善されていくと思う。

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2009年10月 1日 (木)

12月歌舞伎座演目速報

12月2日~26日
<昼の部>
操三番叟:勘太郎、獅童
野崎村:福助、孝太郎、弥十郎、橋之助
身替座禅:勘三郎、三津五郎
大江戸りびんぐでっど:染五郎、七之助、扇雀、勘三郎
 これ、クドカンですsign03 

<夜の部>
引窓:三津五郎、橋之助、扇雀
雪傾城:芝翫、勘太郎、七之助、児太郎、国生、宗生、宜生
野田版鼠小僧:勘三郎、福助、橋之助、孝太郎、染五郎、勘太郎、七之助、弥十郎、扇雀、三津五郎

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ラブ歌舞伎座・17(9月29日)

09100101kyuen
09100102yasumi
09100103kens
歌舞伎座周辺も含めてラブということで、久しぶりに訪れたKen'sさんもここに入れました。
珈琲はクイーンズブレンド(名前、自信がない。微妙に違っているかも)。

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