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2009年11月

2009年11月30日 (月)

中村屋勢揃いっ:知ってた? こんなCM!! 

さっき、久しぶりに「いいとも」を見ながら昼食を摂っていたら、
なんと中村屋一門勢揃いのCMがsign03
予想外のものを見ると気持ちがパニくるのと、CMの流れた時間がみじかっかったのとでよくはわからなかったが、勘三郎さんを中心に、勘太郎、七之助、亀蔵、彌十郎、笹野高史さんの顔が見えた。他にもたくさんいたんだけど。なかなか壮観ですhappy02
先日の「歌舞伎座COME ON!」のことがあったから、12月歌舞伎座のCMかと一瞬思ったら、Mac CafeのCMらしい。
全然知らなかったが、何日か前から流れているらしい。
ちなみに、私が見たのは短縮バージョンで、ココでオリジナルがみられる。

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戻れ~っ

昨日あたりから、12月歌舞伎座のチケットが戻り始めている。
出てきた席が行きつ戻りつしているのは、同じ時間帯に同じことを考えて迷っている人がいるんだな、と同志的感情が湧く。
まだ取りたい分があるので、こまめにこまめにチェックしなくては。しかし戻りは、どの辺で手を打つかがむずかしい。これまでは、粘り勝ちすることが多かったが…。

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2009年11月29日 (日)

「挑む」を見て

1127日 「挑む」昼の部(前進座劇場)
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24歳の尾上松也を座長として、市川左字郎30歳、尾上音一郎23歳、澤村國矢31歳による初の自主公演「挑む」は、いわゆる御曹司ではない若い役者さんたちのまさに挑みであり、彼らが自分たちの実力を発揮する場を得る、そういう点で非常に意味のある公演だったと思う。
まず、スーツ姿の國矢さんと左字郎さん(左字郎さんはノーネクタイ)による演目解説があった。「松の羽衣」は國矢さん、「太刀盗人」は左字郎さん。
「松の羽衣」は能「羽衣」をもとにした歌舞伎舞踊で、能よりも舞の部分が深いのだとか。「太刀盗人」では、面白いときは遠慮せずに笑うようにとのこと。
左字郎さんが、大向こうにも挑戦してと言った途端、「たかしまやっ!」の声。会場がなごんだ。松也さんと音一郎さんは音羽屋、國矢さんは紀伊国屋、自分は高島屋であると、各出演者の屋号を紹介したら、早速今度は「きのくにやっ!」。國矢さんが「覚えにくければデパートと本屋と覚えてくださいsmile」。かけるタイミングはいろいろあるが、役者が舞台に出てきた時と引っ込む時ならまず間違いはないと左字郎さんが言ってくれたが、やはり素人がかけるには勇気が必要だもの、そうそうはかからなかった。私も、こういう時がチャンスかなとは思うものの、「挑む」ことはできなかったcoldsweats02

「松の羽衣」:天女は松也、漁師伯竜は音一郎。今回の出演者の中で、お顔は知っているが失礼ながら一番馴染みのないのが音一郎さんで、どんな舞いを見せてくれるのだろうと楽しみにしていた。凛々しいお顔は伯竜にぴったり。舞踊指導は青楓さんだということで、松也、音一郎ともに舞いは端正(青楓さん本業の舞踊は見たことがないけれど、きっと端正なんだと思う)。また基本に忠実な(と思う)丁寧な舞いだった。能をもとにしているだけあって、前日かなり寝不足の私は時々かくっときてしまったが、きっちりとした舞いは美しく、途中松也クンの天女からはとまどいとうか悲しみというか、そんなものが感じられた。

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2009年11月28日 (土)

歌舞伎座COME ON!

いつもコメントを下さるとこ様から教えていただきました。
「歌舞伎座COME ON!」
あんまり楽しくて、何度もリピートしてしまいますnotes  某ジャニーズ系グループの某携帯CMをパロってるsmile ちなみに、この「Loco-Motion」という歌は、私が子供の頃(?)の大ヒット曲。アメリカン・ポップス全盛期に育った私としては懐かしく大好きな曲であります。
YOU TUBEは貼り付けできないと思うので、飛んでいけるようにしました。ぜひぜひご覧を。
出演者、全員わかりますか?smile みんな、とってもカッコいいですheart04

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「挑む」

99%諦めていた「挑む」、見ることができました。感想は後ほど。
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2009年11月27日 (金)

つくってます@パリ

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観覧車。11月17日、コンコルド広場にて。

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2009年11月26日 (木)

花形歌舞伎千穐楽夜の部

1125日 花形歌舞伎夜の部(新橋演舞場)
「火の見櫓」の前、定式幕が閉まっている間に入ろうと計画していたのだが、予定より早く到着して、廊下に流れてくる菊ちゃんとラブリンの声を聞いていたら、矢も楯もたまらなくなってドアを開けてしまったbearing ご迷惑をおかけした方々、ごめんなさい。
吉祥院での2人の悲しい決意、おとせ・十三郎の悲しい最期を見ることができて、大詰が自分の中でさらに盛り上がった。3階からだと全体がよく見渡せるため、主人公たちの気持ちに入り込むと同時に、状況を客観的に眺めるようになる。そのことが、彼らへの思い入れを余計深め、何とか助けてあげたい!!!と切実に願ってしまった。身替りの双子兄妹は結局無駄死にか…いや、彼らはどうしても死ななくてはならなかった…それも哀れである。
前回、櫓が下がることによって屋根の高さがわかると書いたが、それもわかるけどそれより、屋根上で行われる立ち回りのアップという効果がばっちりであった。愛之助さん、けっこう屋根の端まで降りてきていて、お芝居の中では雪だし間違って滑ったら大変、とちょっとハラハラした。
とくに「火の見櫓」の場は悲劇と視覚の美しさが見事だったが、全体に「三人吉三」がこんなに美しい芝居だとは思わなかった。木戸に遮られたお坊とお嬢の悲しいまでの美しさ、忘れられない。

「紅葉狩」は、意外なことに上から見るほうが断然迫力があった。あるいは一階で見たときとは違う迫力かもしれない。舞台の奥行きを感じるせいか、狭さも下で見たときほどは気にならなかった。
亀ちゃんの踊りがすご~くすご~くよかった。カッコよかったshine 全体に、踊りの上手な人というのは、動きがまろやかであると思った。たとえば指先まで手をしっかり伸ばすという動きにしても、きっちりいかにも教科書どおりに伸ばしていますというのではなくて、まろやかに伸ばしている。それはいい加減にやっているのではなくて、そういう動きが身についているということだ。
鬼女の顔を見分けようと、侍女の時の衣裳の色をメモっておいたが、それを払い捨ててしまうと、もう誰が誰やらわからなくなってしまったcoldsweats02 毛振りは始め揃っていたが、そのうちばらばらになったような、あるいは3人ずつ交互に揃っていたような。亀ちゃんは振らず、中央で堂々と構えている(亀ちゃんの毛振りもちょっと見てみたいじゃない)。
鬼は維茂が八百媛から授かった刀で討ち取られるが、最後は二段で大見得(あれれsmile)。そうそう、亀ちゃんの海老反りは素晴らしかった。海老反りって、時々つかまるものが舞台から出ているのが見えることがあるのだけれど、亀ちゃんのはつかまりなしの本物heart04
見事な迫力で千穐楽の締めを飾る「鬼揃紅葉狩」、大満足だった。
追記:他の方のブログを拝読していて、自分が書き忘れたことがいくつかあることに気づいたから、ここに追記します。
①亀寿さん。美声でよく通る声だし、源次坊みたいなくだけた役も小諸次郎のような品のある武士の役もできるし、とてもよかった。おにいさんより、お父さん似だと思った。
②菊ちゃんは天女そのものだと思った。
③巳之助クンがとても美人で驚いた。細面ではあるけれど、ちょっと骨ばっているから女方の顔向きじゃないと思っていた。ごめんなさい。

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2009年11月25日 (水)

ラブ歌舞伎座・23(顔見世千穐楽)

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見たのは演舞場千穐楽夜の部。ご心配くださった方、応援してくださった方、ありがとうございますsign03 念願の「火の見櫓」、見ることができました!! 感想は後ほど。
垂れ幕、もうちょっと残しておいてくれればいいのに(「本日千穐楽」の写真を撮り損なったweep)。

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町はもうクリスマス気分

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伊東屋のディスプレイはいつもかわいいと思う。
町はもうクリスマスか…。この写真は演舞場の帰りだから22日だけど、23日歌舞伎座の帰りには三越が中のディスプレイを替えていた。三越のそういう光景は夜の部の帰りに時々見かける。夜中の突貫工事という印象。

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2009年11月24日 (火)

仮名手本忠臣蔵夜の部・3

1123日 顔見世大歌舞伎夜の部(歌舞伎座)
09112403nanadanme 「七段目」
今回の七段目、見立てはなし。
さて、幸四郎さんの平右衛門、評判どおり、とてもよかった。とにかく立派さが目立つ幸四郎さんだから、見た目は間違いなく立派なんだけど(仁左様の平右衛門だって、見た目は立派だった)、討入に加わりたくても身分の低さが邪魔する悲哀や必死さ、おかるとのやりとりが自然で、全然違和感なかった。正直、昼の部の大星よりずっと好きだ。
福助さんのおかるは、はっと息を呑むほどきれい。それなのに、受け入れにくい表情が福助さんにはある。以前は口の動きが好きでなかったのだが、最近はそれに加えて目つきが気になって仕方ない。妙にきょとんとしてみせたり妙ににったりしてみせるから、がっかりしてしまう。おかるはたしかに単純な女である。あまりお利口とも思えない。そういう意味ではそんな演技もいいのかもしれないが、ひたすらに勘平を思う一途な可愛らしさ哀れさも時々逆効果に思えてしまうのは私だけか。筋書きの写真の最初の姿なんか憂いを含んで、とてもいいのになぁ。
仁左様の大星は素敵素敵。本心を隠して酔い呆け遊び呆ける大星が隠している本心を見せる時の厳しい顔、そして再びさっと仮面をかぶるその変化が見事で、目が離せない。とくに斧九太夫に生臭物を勧められた時の鋭い眼光。一瞬のその眼光をすぐにへらへらとした笑いで隠すその心持にじ~んときた。そして、最後におかるに手を貸して九太夫を突き刺し、これまでの怒りをぶつける場面。仁左様の真骨頂である。胸が熱くなり、手に力が入った。
平右衛門が、酔って寝込んだ大星のために布団と枕を持ってこさせる場面。「は~い」と大声で返事をして平右衛門を慌てさせる仲居は、嬉しいことに歌江さん。こういう役にこういうベテランを配するなんて、ニクいね(歌江さん、いつ見てもお若い)。
09112404juichidanme 「十一段目」
ここのお目当ては、小林平八郎(歌昇)と竹森喜多八(錦之助)の立ち回り。平成中村座での中村屋兄弟の立ち回りがあんまり素晴らしかったので、彼らより年上の2人はそこまでの動きができるのかどうかと心配したが、どうしてどうして、激しく見事な立ち回りだった。さすが従兄弟どうし、2人の息もぴったり合っていた。
大星が師直に自害を勧め差し出す、先端に血のついた九寸五分。これを見て思い出すのはどうしても去年の仁左様。あのときの仁左衛門・大星の気持ちが時空を越えて歌舞伎座の舞台の九寸五分にも込められているようで、身が震えるような感動を覚えた。
09112405hikiage 勝ち鬨をあげてから引揚げの場まで、時間はかなり長かったが、浅葱幕が振り落とされて現れた花水橋は見事だった。アーチ状の橋の向こうから四十七士が粛々と現れる。江戸の町、1215日早朝にタイムスリップしたような気がして、服部逸郎(梅玉)とともに、花道を去る四十七士を見送ると、ほっとした気持ちになった。
とにかく、「仮名手本忠臣蔵」という芝居はよくできている。
<上演時間>「五・六段目」109分(16301819)、幕間30分、「七段目」91分(18492020)、幕間10分、「十一段目」28分(20302058

おまけ1:そういえば仁左様、23日は三響会との共演で千之助クンと一緒に「歌舞伎の未来」にご出演だったのよね。この情報を知ったときには23日に歌舞伎を入れて失敗した~と思った。芸術劇場とハシゴしようかとも考えたけれど、そうしたら五段目は絶対見られなくなるし、六段目もはじめの方が危ないから諦めました。仁左様が掛け持ちだってことは当時全然思い当たらなかったし、今になって、「そういえば…」と思い至ったわけcoldsweats02
おまけ2:開運小槌実演販売のおにいさんが、ペラペラのplain Englishで外国人見物客に説明していたのに、妙に感心した。残念ながら、その外人さんは小槌を買わなかったようだが、十分に妙技を楽しんでいたようだった。

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仮名手本忠臣蔵夜の部・2

1123日 顔見世大歌舞伎夜の部(歌舞伎座)
09112402rokudanme 「六段目」
六段目も何回も見ている割には、勘平とおかやにばかり目がいきがちで、他の登場人物の感情などがどうもはっきりつかめなかったのだが、今回は一応納得できた、と思う。
一文字屋お才は芝翫さんが筋書きの「花競木挽賑」で「粋も不粋も、世の中のことをよく噛み分けた女性。だからといってそんなに深く追求するという役でもない」と語っているが、まさにそんな感じであった。立ち姿にもどっしりと座っている姿にも、廓の女将としての風情が漂っていた。
これまで一番わからなかったのが判人源六(このあたりでいつもウトウトしていたのかもしれない)だったが、今回は面白かった。いかにも女衒らしく、商売物の女や家族をなだめすかしたかと思うと本性を現してスゴんでみたり。でもお才には頭が上がらないし、ちょっと憎めないところもある。左團次さんが軽味をもって源六という人物を見せていた。
おかや(東蔵)はかなり感情が激しく出ていて、ちょっとくたびれるが、それはそれで気持ちがよくわかる。
おかる(時蔵)。いつも、おかるが案外あっさり駕籠に乗るのが納得いかないでいたが、決してあっさりではないことが今回よくわかった。危うく顔を見ないまま別れるところであった夫が帰宅して、いそいそと身支度を整えてやる嬉しさ、別れの嘆き悲しみ、それを断ち切って自ら駕籠に乗る気持ちが切ない。時さま、ほんとスリムになったなあ。
勘平のおかるに対する愛情もあらためて確認されたのがよかった。どうしてもおかるのほうがおネツで、勘平の未だ後ろめたい気持ちに時々おかるが気の毒になったものだが、そういう後悔は後悔として、おかるへの愛情があったことに安心した。勘平の最期は、ぐいっと一気に感情の高まりへ引き上げられるのでなく、自然な悲しみが湧いてくるという感じであった。
千崎は五段目同様、友情に深い様子が見て取れた。そして秀逸だったのが段四郎さんの不破数右衛門であった。存在感も十分あったし、心底にある温かみが感じられた。

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仮名手本忠臣蔵夜の部・1

1123日 顔見世大歌舞伎夜の部(歌舞伎座)
夜の部は昼の部より劣るような評判もあったが、意外にも面白く見ることができた。これまでになく自然で人間臭いドラマが展開されたのではないかと思う。それだけに、素直にそれを受け入れることができた。
09112401godanme 「五段目」
五段目って、私の中ではこれまでどちらかというと様式的な場面(的確な表現ではないけれど、よい表現が思い浮かばない。六段目に至る通過儀礼みたいなもの…かなあ)のような感じであった。それが、今回はひとつのドラマとして捉えることができた。
たとえば梅玉さんの斧定九郎。これまでは、見るほうも美の追求が先行して、形の美しさにこだわっていた。しかしこの定九郎からはそれだけでない、あのひと時の実感のようなものが伝わってきた。袖口や裾を絞り、髪から雨の滴を振り払う場面、いかにも土砂降りの雨をしのいでいた雰囲気が定九郎にはまとわりついていた。あのしょうもない父親にさえ呆れられて勘当されたという定九郎にしてやっぱり雨は困りものだったんじゃないか、弾に当たった瞬間定九郎の脳裡には何が走っただろうなどという思いさえ浮かばせるような、そんな人間臭い感覚を私は受け取った。
おかるの父・与市兵衛(大蔵)。セリフがとても自然で、娘とその夫のためにお金を手にした喜びや、ちょっと休憩したくなる気持ちが素直に伝わってきて、「そんなところで休むからぁ~」とか「何も金を手にしたことを口にしなくてもいいのに」とか「金を上に掲げるから盗られるんじゃわいっ」というようなツッコミは入れにくい。ただ「よかったね、おじいちゃん」(おじいちゃんは気の毒か)と微笑ましく、それだけに無残な死が哀れであった。
千崎弥五郎(権十郎)。六段目でもそれはわかるが、弥五郎の勘平に対する友情を強く感じた。何度か見ている権十郎さんの弥五郎だが、弥五郎の人間性がより深められている気がした。
勘平(菊五郎)。猟師としての日常、弥五郎との再会で表面に出た屈折した思い、討入の計画を知って芽生えた希望、人を撃った衝撃と金を見て動く心。そういうものが菊五郎さんの表情から自然に窺えて、共感を覚える。
ここからは、五段目に関する私の<ハラハラ>。
①勘平の火縄の火が消えはしないかと、いつもハラハラする。猪と間違えて定九郎を撃ったあと、火縄をぐるぐる回して明かり代わりにしているが、これが松の木にぶつかって消える前に消えちゃったらどうしよう、なんて心配になる。権十郎さんは舞台稽古で提灯の火を消してしまったことがあるそうだから(提灯の火も本物の蝋燭を使っているから危ないかも)、ありえないことではないんじゃないの?
②猪を撃ったはずなのにどうも様子がおかしい。不審に思った勘平が死んだ定九郎の足に触る。これまで見たどの定九郎も平然と横たわっていたが、私だったらくすぐったくて、足がぴくぴく動いてしまうよ。実際に手が足に触れなくても空気を感じてくすぐったくなっちゃう。そんな私だから、この場面、いつもハラハラするのよcoldsweats02

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2009年11月23日 (月)

花形歌舞伎夜の部

1122日 花形歌舞伎夜の部(新橋演舞場)
千穐楽を3階で見る予定でいたのだが、諸事情ありそれが怪しくなってきた。それをカバーするにはピンポイントで今日(22日)しかない。でも一等席しか残っていない。出費を考えてずいぶん迷ったが好評の「三人吉三」はどうしても見たい。前夜から粘りに粘ってついに「とちり」よりも前の席を引き寄せた。左右はほぼセンター、戻りでこれ以上の席はあるまい。妥協しなくてよかった。そして、見逃さなくてよかった。これを見られなかったら、一生後悔したかも(ちょっと大袈裟かな)。
「三人吉三巴白浪」
「盟三五大切」はちょっと荷が重いかもしれないという感じがなきにしもあらずだったが、この「三人吉三」はとても好きだ。
黙阿弥のアウトローたちには華がある。演じる役者が登場人物の年齢に近いことで、その華が活きた。黙阿弥のアウトローたちには泣かされる。七五調のセリフも心地よく響き、実力ある若手が等身大で生き生きと人物になりきることで、不良少年たちのツッパリ、怯え、後悔、真情に泣いた。
菊之助さんはユニセックス的な人物をやらせたら当代随一だろう。容姿もそうだが、何より声がいい。女になっても男になっても作っている不自然さがない。お坊吉三との再会の場面、雪中の木戸を挟んでの場面では、男でありながら女の切なさのような表情を浮かべて、お坊とのBL的な関係をさりげなくかつ強烈に表現していた。大詰の火の見櫓では、けっこう腕が逞しくて、ああ菊ちゃん(いや、お嬢)もやっぱり男の子なんだなあと思った。菊之助さんは昼の部の三五郎もとてもよかったし、今月は菊之助の月だったような印象さえ持った。今日は富司純子さんがいらしていたが、華やかな振袖姿で登場した菊ちゃんはおかあさんにそっくりと思った。そのくせ、別の場面(火の見櫓とか)ではおとうさんにもそっくり。
愛之助さんはニヒルなお坊にぴったりで、動作もセリフまわしも仁左様によく似ている。これまでにも何度か触れていると思うが、顎をくっと上に向ける仕草や、歩く時の裾捌きなんかがまさに仁左様そのものといった感じ。セリフもとくに伸ばし方(たとえば「な~るほど」とか)がそっくり。お嬢との間に漂う友情とも愛情ともつかぬ雰囲気もとても自然で、2人が「会いたかった会いたかった」と駆け寄る場面では胸が熱くなった。3月に染五郎さんとのBLものが再演されるが、私はどちらかというと女性的な愛之助より骨太の愛之助のほうが断然好きである。
松緑さんはスパッとした感じがいかにも和尚吉三で、見ていて気持ちがいい。とりわけ複雑な事情を呑み込んでから(つまり、伝吉の家の場で父親の述懐を秘かに聞くあたりから)がよかった。松緑という人は陰のある役はあまり似合わないように思っていたが、自分の家の複雑な事情や因果を知った陰が意外にもうまく現れていたのではないだろうか。立回りの決めも一番美しく、私の中で松緑株、さらに上昇。
松也、梅枝のカップルはきれいでお似合い(梅枝クンのおとせは、はきだめに鶴って感じ)。お坊とお嬢にしても、きれいなカップルというのはやっぱり見ていて納得がいく。時々感じることだが、梅枝クンは2代飛び越して三世時蔵に似ていると思う(三世の舞台を見ているわけではないが、写真などからそんな感じがする)。親の因果が子に報いた2人が哀れで、本当にひどい運命だと悲憤しても、黙阿弥のそれは南北のそれよりどういうわけか、後味が悪くない。
そもそもの元凶は土左衛門の伝吉にあるわけで、コクーンの通しで見た笹野高史はいかにもそんな薄汚い雰囲気をずっと纏っていたような印象があるが、今回の歌六さんはちょっと釣舟の三婦を思わせるようなところが見えた。だけど、納得いかないのは、おとせの十三郎に対する思いを許したこと(コクーンでもそう思った)。許すどころか、けしかけてさえいる。ここの伝吉の心境がわかりそうでわからないもどかしさが自分にある。歌六さんの述懐で居眠りしている人が多かったのが残念。だって、犬殺しは大事なモチーフでしょう。今回その場面の上演がないのだから、ここは聞き逃せない。な~んて、たまに自分が寝なかったものだから、エラそうなこと言っちゃってbleah
「火の見櫓の場」の立ち回りでは、舞台中央の櫓が沈み、お坊が乗った屋根の高さをわかるようにしたのは面白い仕掛けだ。舞台が狭いために、屋根から木戸内へ下りるのがさほど苦もなく、と見えた。お坊もお嬢も雪の中裸足で、どんなにか寒かろうと悲しくなった。せっかく手に入れた庚申丸(刀)と百両を届けられない無念さが、久兵衛の登場によって晴らされる。わかっていても、「久兵衛さん、早く、早く」と急かしたくなる。ハラハラした。
「三人吉三」という物語は、本来どろどろしたものなんだろうが、恐らく花形が演じることにより、そのどろどろは薄められ、ワルたちの等身大の青春群像が浮かびあがったのではないだろうか。芝居としてそれがいいいか悪いかわからないけれど、3人の義兄弟の思いが表に出て、それがとても好きだと思った(「白浪五人男」でもった共感に通じるものがある)。

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2009年11月22日 (日)

本郷菊坂、旧伊勢屋質店公開:再び東京新聞×Swing

樋口一葉が通った本郷菊坂の旧伊勢屋質店が明日23日公開されるという(11時~16時。入館は15時半まで)。
つい2週間ほど前、その質屋さんを外から眺めてきたばかりだから(115日、7日の当ブログにレポ掲載)、このニュースにびっくりした。驚いたのはそれだけではない。あのときは巣鴨の赤パンツ店で買い物をし本郷の「金魚坂」の看板を見てきた2日後に東京新聞の記事が出てちょっと興奮したのだが、それに引き続く本郷菊坂散歩の関連記事。自分が見てきたばかりのところが3カ所もこういう記事になったことに驚いたのだ(どれも、関心がなければ神経のいかない記事だったかもしれない。つまり、自分の経験が目を引かせた記事である、ってことに過ぎないのかも)。
質屋さんの公開は私は残念ながら見学できそうもないが、関心のある方はぜひ(問い合わせは22日までに「文京の分化環境を活かす会」telephone03-3811-7930へ)。
記事の詳細はココ。将来的にWebページが削除されて何だかわからなくなるといけないので、ペーパーの記事のほうも下に掲載しておきます。
なお、この公開、毎年行われているらしい。去年のレポはこちらで。

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劇的なハットトリック

1121日 対ジュビロ磐田戦(埼玉スタジアム、1403キックオフ、43,619人)→32で劇的勝利
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私自身の現地観戦としては、104日の対千葉戦以来。あんまり久しぶりだし、第一、この間に前代未聞の天皇杯敗戦や諸々のdownなことがあったし、目当ての梅崎は全治6カ月の靭帯損傷をやっちゃうし、直輝は出場停止(?)だし、まったく気乗りしないで出かけた。屋根のない席だし(ってことは、かなり前方の席だということ)、雨だったら絶対パスしていたと思う。その一方で、こんなにバッチリ晴れてsun暖かいんだから出かけるのがもったいないと、これまた行きたくない気持ちが強かった(バックスタンドだったので、西陽が肌を灼く。ああシミが、シワがshock)。
前半25分くらいで、大事な電話がかかってきた。外へ出て話し始めた途端、大歓声が聞こえてきた。おお得点したな、とわかった。逸れはそれで仕方ないが、電話を切ったところで思い出した--あ、チケット座席に置きっぱなしだshock 座席を出入りする時にはチケットが必要なのよねえ。試合の最中に入口でごちゃごちゃモメるのもいやだし(多分、事情を話せばちゃんと入れてくれるとは思ったけど)、座席が真ん中だったので「すみません」と言いながら観戦中の人の視野何度も遮るのも鬱陶しかったし、気乗り薄がまだ直っていなかったし、結局、コンコースでTVの試合中継を見たり、ぶらぶらしていた。
ハーフタイムで席に戻り、後半はどの辺だったか、かなり寝たsleepy

ジュビロの18番前田はすごい。逆転されたときに、やっぱりFWの違いだよなあと思った。33番イ・グノは動きがとてもしなやかだった。
こちらもFWエジミウソンがやっといいところを見せて、前田と同じく1人で2点ゲット。22のまま引き分けかぁ、つまんね~の、とぶうたれようとしていたその時、なんとポストに当たったシュートの跳ね返りをエジが押し込んだ(のは2点目だそうです。記憶違い)。決勝ゴールはポンテのFKが壁に当たり、それをエジが蹴りこんだものだと、友人から指摘あり。まったく私の記憶ってcoldsweats02 しかしホイッスル間際のなんという劇的なゴールsign03 こんなの初めてかも。
フィンケが珍しくはしゃいで、控えの選手とハイタッチしているのを私は見逃さなかったゾbleah
終わりよければすべてよしで、気分よく飲むことができた(beerbeerbeer?or +beer?)。今日は高原が得点はなかったもののずいぶん貢献していた。啓太もまだまだ後ろへまわすことが多いが、よく動いていた。ポンテも累積を恐れて審判に文句言わないようにするという決意を守っていた(やればできるんじゃない。審判にケチつけてイエローなんて、一番アホらしいannoy)。勝ちたいという意識がエジのハットを生んだんだろう。こういう勝ち方も大事だよ。non様、ごめん。

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2009年11月21日 (土)

見ごたえあった国立劇場・3

1119日 「外郎売・傾城反魂香・大津絵道成寺」(国立劇場大劇場)
「大津絵道成寺」
一巴太夫、里長、藤十郎と常盤津、長唄、歌舞伎3人の人間国宝が一つの舞台に乗っているこれも贅沢。皆さん、お若い。とくに藤十郎さんの若さは、図抜けている。
演目は初見である。藤娘と娘道成寺の合体といったらわかりやすいだろうか、かえってわかりにくいだろうか。
スッポンから登場した藤娘は時に早替りで、鷹匠→座頭(犬とのからみ)→藤娘(「恋の手習い」の手ぬぐい踊り)→船頭→藤娘(花笠。「山づくし」。引抜きあり)と変化するのが楽しい。船頭は、花道から傘をさして走ってきた吹替えと藤十郎さんが一瞬にして入れ替わる。思わず「おお」と感嘆の声が出た。演奏も常盤津、長唄の掛け合いがあったりして楽しい。藤十郎さんは藤娘のときはいかにもあでやかだけれど、男性として踊るときはそういう藤十郎さんとは全然別人のようで、演じ分けが見事だった。鐘に飛び込んだ藤娘は鐘が持ち上げられると鬼の形相に変わっている。女方の役者さんがする鬼や蜘蛛の化粧を私はあまり好きではないが、藤十郎さんの化粧もイマイチな気がした。
09112001tojuro この「道成寺」には、大津絵に描かれている人物(犬も)が全部登場するのだそうだ。聞いたか坊主にあたる外方(げほう)と唐子が剽軽で面白い。外方の市蔵さんが藤娘を見て「このたび文化勲章を受けた坂田藤十郎によく似ている」と言ったのは客サービスとしても嬉しい(どこで文化勲章のことが出てくるかなあと期待していたから)。
ここでもお目当ての亀鶴さん、評判どおりの素敵な弁慶だった。逸見藤太が軽く入ったようなところもちょっと見せて、荒事の弁慶とはかなり違う。この弁慶はさほど体が大きい必要はなさそうだが、どちらかといえば華奢で小柄な亀鶴さんがけっこう大きく見えた。槍奴たちの「とうづくし」を時々頷きながら聞いていた亀鶴さん、最後に「やっと終わったとうづくし、聞いてくれてありがとう」と「ありがとう」のところを可愛らしく言うのが愛敬たっぷり。いかにも大津絵の弁慶といった感じで微笑ましい。
軽妙さと勇壮さとがうまくミックスされた弁慶は亀鶴さんのニンにぴったり。そして亀鶴さんという人は、いつも形がきれいだなあと感心する。
翫雀さんが矢の根五郎で登場して最後を締める。女方から二枚目、おバカな公家、荒事までこなす翫雀さんは器用な役者さんだ。器用貧乏になっていないのがいい。
大津絵は、浮世又平が始めたという説があるそうだ。「傾城反魂香」にも又平が大津絵を描いていたことを思わせる語りやセリフがある。そして、「外郎売」と矢の根五郎は曽我五郎。面白い演目の組み合わせだと思った。3演目あわせて、見ごたえ十分であった。
<上演時間>「外郎売」35分(12001235)、幕間30分、「傾城反魂香」85分(13051430)、幕間25分、「大津絵道成寺」60分(14551555

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見ごたえあった国立劇場・2

1119日 「外郎売・傾城反魂香・大津絵道成寺」(国立劇場大劇場)
「傾城反魂香」
團十郎さんは私が歌舞伎を見るようになって間もなく倒れられたので、復帰後の舞台しか知らない。だから又平のような役は初めて見た(と思う)。荒事の團十郎さんが、大きさ・大らかさがあっていいのは十分わかっていたが、又平もまたよかった。こういう團十郎さんの姿もあるのかぁ、とある意味驚いた。吃音での喋り方も実にもどかしそうで、それが作った演技ではなく自然に感じられ、言いたいことが言えないつらさで全身の力をこめる姿にこちらも手に力が入った。浄瑠璃(このときは谷太夫だったかな)も大熱演であった。
そんな又平がおとくから筆を渡されると途端に絵師の顔に変わる。うかれ坊主様がくださったコメントの通りであった。
土佐の名前を許された後の團十郎さんはスキップなんかしちゃってかわいかった。裃をつけた又平はとても若々しくてきれいだった。
2
3日前にあんまり疲れてたっぷり睡眠を取ったら、2晩眠れなくなった。この日の前夜はとくに眠くなくて、困ったなあと思いつつ4時過ぎまで仕事をしてしまった。その皺寄せが予想通りここへきて、藤十郎さんのおとくの見せ場でついに陥落。もったいないことをした(けっこう、周囲も寝ていたけど)。
以前に見た彦三郎さんの将監は又平に対してひどく冷たいような気がして、夫婦とのやりとりからもピリピリする空気が伝わってきた記憶があるが、今回は絵筆で功績を遂げよ、絵の技術によって自信をもてという愛の鞭的な思いが感じられた。私の勝手な見方であり、本当のところ将監がどう思っていたのかはわからない。でも、そういうふうに見えた将監は大きな、良い将監だと思った。
さて、お目当ての亀鶴さんheart04 前髪立ちの姿も若々しく、きりっとして、動きも美しい。又平に対する同情心と、師に認められた自負心と、師の命令は絶対だという服従心との間で揺れる苦悩のようなものが私には感じられた。これまで見た修理之助は人間像が摑めないでいたのだが、私の考え方が合っているかどうかはともかくとして、初めて修理之助の性格付けが自分の中でできたように思う。
ところで、「傾城反魂香」は今月、澤瀉屋さんの巡業で通し公演が行われており、私は日程上断念したが(2年前に三越で見たから、今回はガマン)、urasimaruがご覧になって、その先の話を見つけてくださった。さらにはこの物語に登場する名古屋山三にまつわる話がとんでもなく広がっていることも調べてくださった。それで、「傾城反魂香」と「浮世柄比翼稲妻」(「鞘当」と「鈴ケ森」が有名)が関連しているということがわかった。面白いけど話はひどくごちゃごちゃしていて、頭が混乱してくる。

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見ごたえあった国立劇場・1

1119日 「外郎売・傾城反魂香・大津絵道成寺」(国立劇場大劇場)
期待に違わず見ごたえがある3演目であった。團十郎ワールドの「外郎売」、藤十郎ワールドの「大津絵道成寺」、そして2人が夫婦になった「傾城反魂香」、考えてみれば贅沢な組み合わせである。
「外郎売」
こういう対面モノでは役者の大きさというものを考えさせられる。ただ並んでいるように見えるのに、絶対的に大きさというものが現れるのが面白い。
外郎売りは名前をきかれて詰まり、やがて「私の名は…十二代目市川團十郎にござりまする」と答える。もちろん、ここで大きな拍手。そしてここでも(というのは、歌舞伎座でも入るから)東西声が入って團十郎としての口上が始まる。今年は1月に歌舞伎十八番の内「象引」で復帰し、今年の締めに同じ十八番の内「外郎売」をご覧に入れる。という口上を聞いて、ああそうだった、團十郎さん今年は3月の大石、5月の毛剃、8月の秀吉と大活躍、本当にお元気になられてよかったなあと感慨深い思いがした。
過日のニュース番組で團十郎さんが白血病患者さんたちを招待されたことが紹介されたが、私も舞台を実際に見て、患者さんたちがどれだけ勇気付けられたことだろうと実感するとともに、いたく感動した。
ところで、国立では必ず台本を買うようにしているが、普段は芝居を見ている間は台本は閉じている。でも、今回は早口言葉の中身を知りたくて、台本を目でなぞってみた。ところが、舞台も見たいわけだし、ちょっとそっちを見ると、もうどの辺を言っているのかわからなくなる。見事な早口に普通に聞いている以上に「すげぇ」と思いました。足の親指もずっと立っていたし。
豆知識:その昔、公家は1日中烏帽子をかぶっていた。そのため頭がむれて汗臭くなる(うむうむ、さぞや)。そこでにおい消しとして「外郎」が活躍した。時代が変わって烏帽子が流行らなくなってからは、口臭消しとして使われたのだそうだ。昔も口臭は嫌われたのだなあ。

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2009年11月20日 (金)

迷ってよかった演舞場チケット

1月演舞場チケット、とりあえず昼夜ゲット。一等席を狙って張り切っていたのだけど、上手の席しか出てこなくて断念。海老ちゃんの汗を浴びる席は戻りで探すことにした。
夜の部、他の等級で出てきた席にさんざん迷っていたところ、宙乗りがあることに気づき(私って、そういう肝心なことがいつも抜けている。チラシも見たのに)、おおここならほぼ文句なしじゃん、と即ぽちっ(1月は演舞場と国立で宙乗りを見られるねっnotes)。まったく初めての席なので、どんな見え方なのか不安はあるけれど、1回しか見ないわけじゃないから。
それにしても、一等席で即決しなくてよかった。座席表に穴のあいていることに気づいてよかった。っていうかぁcoldsweats01歌舞伎座みたいに入るのが大変かと構えていたら、全然余裕で入れたし、何度も取り消ししたってまったく問題なく次が出てきたし、こんなに楽だと思わなかった。4座に分散するからある程度は予測していたんだけれど。
次は浅草、そして国立、歌舞伎座かdash

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2009年11月19日 (木)

海老ちゃん婚約ニュースにうきうき

今朝のズームインだったかスッキリだったかで、海老ちゃんと小林麻央さんの結婚報道を見た。昨日の仲間由紀恵熱愛に続く日刊のスクープだとか言っていたのを、「ふ~ん、ほんとかね」なんて半信半疑でいたのだが、その後今日は色々あってさっきやっと落ち着いてネットを見たら、ガセじゃなかったらしい。正直なところ、私は海老ちゃんは未だに米倉涼子が忘れられないんじゃないかと思っていたから、ちょっと意外だった。
歌舞伎界最高のプリンスの結婚だから、麻央ちゃんも大変だろうけど、TVから受ける印象は梨園の妻として合っているのではないだろうか。目も大きいから、成田屋さんの跡継ぎも安泰でしょうし(「睨み」が大事だもの)。さあ、こうなったら、海老ちゃんジュニアの初舞台が楽しみだわ。早ければ数年後? 気が早すぎる?coldsweats01
1月の演舞場、明日発売だけど、このニュースでますますチケット人気かな。私は、お祝い気分で張り切っています。

交際のきっかけとなったと言われている番組は、もちろん私も見た。だからどうってことはないけど、その番組を見たことがなんとなく嬉しい(そういえば、あの時、ちょっといい雰囲気だったかしら…どこかに録画残しておいたかも)。
勘太郎クンの結婚に続くおめでたい、そして格別のビッグニュース。お幸せに!!

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仮名手本昼の部再見

1118日 顔見世大歌舞伎昼の部(歌舞伎座)
初日以来2度目の昼の部。忠臣蔵は何回も見ているから1度でいいかなとも思ったのだが、初日は雰囲気を楽しみに行くようなところもあるから…。
そういう意味で言えば、大序に至る空気は初日のほうがぴーんと張り詰めた感じが強く、十分雰囲気を楽しんだ。またその一方で、芝居を鑑賞するという点でも、初日はいい意味の緊張感があったなと思った(今回は今回なりの緊張感があったんだけど、あくまで自分の中での比較だから)。切腹の場は、さすがに劇場全体が厳粛な空気に包まれた。今日は女子高生が大勢観劇していたが、「泣けた」という声も聞こえてきて、きっと何か伝わるものがあっただろうと嬉しく感じた。
「大序~明渡し」
まず、前回とくに触れなかった人について。
梅玉さんの桃井。挨拶しているのにそのたび師直にそっぽを向かれる苛立ち、怒りが手に取るようにわかる。こっちも「ちっ、師直のヤツ」と言いたくなった。
孝太郎さんの力弥。若々しくてよく似合っていたし、なかなか到着しない父の姿を必死で求める思いもひしひしと伝わってきた。
伴内の橘太郎さん。軽妙な味と、こまごまと師直の世話をする甲斐甲斐しさが独特な世界を見せる。
加古川本蔵の菊十郎さん。正直、初日はちょっと違うなと思ったが、本蔵らしさがかなり板についてきていた。
仁左様の石堂。判官の切腹、ぎりぎりで間に合った大星に、検視役の石堂が「そちが大星か。苦しうない。近う、近う、近うっ!!」と急かす場面。仁左様のあまりのカッコよさに、思わず拍手をしそうになってしまった。判官への同情と温情で心の中はいっぱいだけど幕府の役人でもあることを自覚してその場を後にする仁左様は、大星以上に判官への思いが溢れているようで、後姿がとても悲しかった。

富十郎さんの師直はねちねちと、実にいやなヤツだった。初日聞き惚れた美声は今日も変わらず惚れ惚れしたが、ねちっこさに拍車がかかっていたような気がする。穏やかな顔をして、ひどい罵詈雑言を浴びせる。判官のプライドが傷つけられ、一度は耐えて詫びを入れたものの、饗応役を桃井にやらせるとの一言で理性の糸がぷつんと切れてしまったことが痛いようにわかった(心を抑えて詫びる苦しさになく判官と一緒になって泣いていた私には、糸の切れる音が聞こえるみたいだった)。
ところで、兜改めの席での師直の顔世に対する気持ちというのは、足利直義も、判官も桃井もだれも顔世に顔を向けていないのに、師直だけが顔世のほうを向いているということで表現されているのかと、初めて気づいた。敢えて表情にやさしさをのせなくても、それでわかるのだ、きっと。
勘三郎さんは、時々勘太郎クンに激しく似ていて、将来勘太郎クンが判官役者になることを予言しているみたいな気がした。とにかく勘三郎さんの判官は良い。
幸四郎さんの大星は、初日のほうが好きだった。これはあくまで私の好みの問題だが、どうしても幸四郎さんの大星には泣けないのだ。判官の切腹に涙がこぼれたのに、その後は涙が乾いてしまった。切腹刀を判官の握り締めた手から取るところで冷めてしまったんだなあ、思うに。でも、別に忠臣蔵だからと言って泣かなくちゃいけないわけじゃなし、無理に泣くこともないんだわ。とてもいい場面もあったんだから、それでいいか。

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2009年11月18日 (水)

ラブ歌舞伎座・22(収録中)

09111805kabukichannel
東側も同様にカメラ席になっていました。↓拡大図
09111806kabukichannel_2
↓マイク
09111807mike 
ラブ歌舞伎座、2連打でした。

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ラブ歌舞伎座・21(3階専用入口だった…)

09111802formerentrance
てぬぐい…様(→ココ)に教えていただいて、早速見てきました。幕見で並んでいる上に、こういうものが残っていたなんて、ちっとも気がつきませんでした。
↓拡大図(「三階席御入口」)
09111803formerentrance_2 
上へのぼると、
09111804formerentrance
ここに出るそうです。これはうかれ坊主様に教えていただきました。

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花形歌舞伎昼の部

1117日 花形歌舞伎昼の部(新橋演舞場)
「盟三五大切」
仁左様の凄まじくも美しい源五兵衛を見てからもう1年経つのか、と驚いた(つい、この間のような気がする)。というか、あれから1年後に若手が「盟三五大切」を演じることに感慨を覚えた。はっきり言って、オヤジ様世代はうまかった、深かった、と思った。年季も違うし、それは当然だろう。だから、どうしても比較をしてしまいがちな自分をたしなめながら、初めての芝居として見るようになるべく心がけた。すると、若手の真摯な挑戦、思いが十分に伝わってきたし、何より物語がとてもわかりやすくて、物語が進行するにつれ、どんどん面白くなっていき、終わったときには「とてもいい芝居だった」と満足した。
菊之助さんは初登場の第一声がおとうさんにそっくりだった。その後も最初の一言が似ていると思うことが時々あった(それから、弥助が御用金を盗んだ犯人だと知ったときのセリフにちょっと「十二夜」主膳之助が入っているように感じた)。それにしても菊ちゃんの本格的立役(と言っては語弊があろうが)は初めてではないだろうか。見る前にもっていた危惧は払拭。早くに勘当されたというワルぶりはあまり感じられないが、方法は間違っていても親に認めてもらいたいという気持ちが伝わってきて、私は主役3人の中でこの三五郎が一番好もしいと思った。
亀治郎さんの小万は、佃沖や、深川大和町の場では色気があまり感じられず、ちょっとピンとこなかった。佃沖での三五郎との濡れ場も全然ぞくっとこなかったし(この濡れ場が一番色っぽかったのは、仁左様と時様のコンビだった。と言っても、ほかに見たのは菊五郎さんと時様のコンビだけだけど)。う~ん、なんとなく乗れないなと思っていたら、後半、俄然亀ちゃんがよくなってきた。思うに、前半のように源五兵衛をだますことに後ろめたさを感じているような、そういう女は亀ちゃんに合わないのではないだろうか。亀ちゃんが活きるのは、良くも悪くも知性を働かせる女、あるいは一途な思いに燃える女、つまりどちらも真紅の色を帯びた女なんだと、私は思っている。前半の小万にはそういう赤さが感じられないので、亀ちゃんの魅力がはっきり伝わってこなかったんじゃないだろうか。でも、ひとたび赤くなった小万の亀ちゃんは本当に素敵だった(殺される場面の切なさに「女殺油地獄」を思い出した)。
追記:亀ちゃんがよくなってきたのは、もしかしたら、深川芸者から女になったからかも。深川芸者を演じようとする亀ちゃんより、おろくという女になりきった亀ちゃんがよかったのかもしれない、なんて後で思った。

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2009年11月17日 (火)

輝く1800年前のエジプト女性

114日 エジプトに生きた女性たちの肖像(ルーヴルDNP
ルーヴルとDNPコラボの美術展も第6回目。毎回、最後のアンケートでこれまでの展示でどれがベストかときかれるのだが、それぞれに作品のよさ、展示の工夫があり、順位はつけ難い。今回も順位をつけろと言われても困る素晴らしい展示である。
今回は、紀元2世紀に描かれたエジプトの女性たちの肖像画が取り上げられている。「ファイユームの肖像」と呼ばれるこれらの作品は木板に描かれたもので、その人物の生前に作られ、死んでミイラとなった後に棺に取り付けられた。ファラオが黄金のマスクをつけるように。
こうした作品は約1000点も発見されているそうだが、その中から54点がデジタル画面で鑑賞できる。そしてさらに厳選された3人の女性の肖像画の実物が目の前に現れるのである。当時の流行として、肖像画の人々はほぼ無表情である。いや、無表情なのではない。ある者は真面目な顔をしてまっすぐ正面の私たちを見据えている。またある者は憂いを秘めた大きな瞳をやや下に向け、私たちに視線を向けることはない。彼らの瞳は一様に大きく、無表情と言うにはあまりに生き生きとしている。「あなたは何をそんなに見つめているの?」「あなたの目には何が映っているの?」と問いかけたくなるような親しみを覚える。
じっとこれらの肖像画と対峙していると、私自身が彼らの世界にタイムスリップするような、あるいは前世の私が彼らと隣同士で暮らしていたような気がする。当時の文化や生活ぶりを無視すれば、私たちはマンション的な団地ではなく小さな芝生の庭がある団地に住んでおり、そこでは幸せな生活が繰り広げられているいっぽう、幼くして病に倒れた子供たちもいて、親が深い悲しみにくれている。そういう子供の肖像はどこか寂しげである。
しかしどの肖像画も修復されたものとはいえ、色彩は鮮やかである。女性たちは美しい。とくに、ここに選ばれた3人の女性の美しさ、高貴さには感動すら覚える。中でも、「ヨーロッパの女性」と呼ばれる1枚の気高い美しさは、首に巻いた金のマフラーとも相俟って輝くばかりである。
体験型コーナーでは、肖像画の写真に触って、細部を観察することができる。指で触れた部分がルーペを当てたようにアップになるのである。線や色の使い方がくっきりと強調される。また別のコーナーでは、この女性たちの肖像画がどのようにして描かれたものなのか、それを目の当たりにすることができる。つまり、完成された絵画をバーチャルで一層ずつ分解していくのである。まず修復された部分を取り除く。次に、ミイラの形に合うように切り取られていた肖像画を元の長方形の板に戻す。そして、埋葬されるときに施された金箔や、最後に描き入れられたアクセサリー類を取り除く。衣裳、背景、顔のパーツ、顔の色、顔のシルエット、髪というように消していく。すると、画家が最初に塗った地塗りの色(肖像画によって黒であったり茶色であったりする)が現れる。それすらも消してしまうと、何の加工も施されていない板(ヒマラヤ杉やイチジク)1枚になるというわけである。
こうして分析した結果、なんと、画家は下絵をまったく描いていないことがわかったそうである。すごい技術ではないか!!
09111701femmeenegypte ここでは触れないが、こうした肖像画が作られた時代背景の歴史も面白かった。
最後にお気に入りの女性について印象を3つ選ぶと、その女性の写真がプレゼントされる。
チケットは、自宅に帰ってからそこに打たれたIDナンバーをHPで入力すれば、自分が観覧したコーナーを追体験できるようになっている。
とにかく一つの作品が6カ月も展示され、その間こんなに間近でじっくり対峙できる美術館はそうはない。それだけではなく、体験型の楽しみ方もできる。音声ガイドもこれまでに比べて使いやすくなったし、

予約が必要で、ふらっと立ち寄れないのが難であるが、絶対お勧めである。

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2009年11月16日 (月)

歌舞伎座経済学(^^)

昨日、歌舞伎座の料金の推移を調べてみましたが、コメントを下さったてぬぐい…様がとても興味深い分析をなさっています。ぜひ、ご覧を。
http://tenu.at.webry.info/200909/article_11.html

ココです。

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空港にて

09111601narita
ちりんちりん音をさせてお掃除notes
09111602narita
展望デッキにはところどころ、こういう穴があいていて(この半分の大きさの穴もある)、マニアがレンズを突っ込めるようになっている。目ざとくいい場所を確保したい。
09111603windmill
スカイライナーに乗るたび気になっている風車(多分、京成臼井⇔京成佐倉間)。ちゃんと羽根も回っている。後ろにオランダ国旗が立っているのには今回気がついた。

昨日、娘が再びパリに旅立った(無事到着したという連絡がつい先ほどあって、一安心)。今年は年末に3度目の帰国をする予定なので、あと1カ月ちょっと経てば又会えるんだけど、やっぱり別れは寂しい。朝、洗濯物を干すときが一番寂しさを感じる。
さあ、でもこれで、いよいよ明日から本格的に歌舞伎観劇が始まるdash

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2009年11月15日 (日)

歌舞伎座料金推移

私が歌舞伎を見るようになってからの歌舞伎座の料金の推移を調べてみた(一等席と三等A席のみ。 推移の表は畳んでおきます)。
一等席が2万円になるのはこれで3回目だった。でも、松竹もけっこう頑張っていたんだな、と思い直した。
ただ、いつも思うのだが、同じ等の席でも場所によって見え方に大きな差があり、料金設定をもっと細かくするべきではないだろうか。と言って、一番いい席がお大尽席になってしまっては困るけれど…。

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2009年11月14日 (土)

水を汲むかぐや姫?

今日のGoogleのロゴは世界共通のようだ。日本オリジナルだったら、かぐや姫か兎が水を汲んでいる図かしら、なんて考えてしまうのは陳腐な発想か。
月に水の存在が確認された、ことを記念したロゴである。

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1月歌舞伎座

自宅で巣籠り状態になっている間に、ついに1月演目が発表になった。勧進帳は絶対かかると思っていた。目玉は、夜の部の雀右衛門さんかな。お名前を発見した時には些か驚いたが、さよなら公演の正月にふさわしい登場だ。
昼の部>
一、春調娘七種
    曽我五郎   橋之助
    曽我十郎   染五郎
    静 御 前    福 助
二、梶原平三誉石切  鶴ヶ岡八幡社頭の場
    梶原平三景時  幸四郎
    梢          魁 春
    俣野五郎景久  歌 昇
    六郎太夫     東 蔵
    大庭三郎景親  左團次
三、歌舞伎十八番の内 勧進帳
    武蔵坊弁慶    團十郎

    源義経       勘三郎
    富樫左衛門    梅 玉
四、秀山十種の内 松浦の太鼓
    松浦鎮信         吉右衛門
    其角            歌 六
    お縫            芝 雀
    大高源吾         梅 玉
<夜の部>
一、春の寿
              梅 玉
              福 助
              雀右衛門
二、菅原伝授手習鑑  車引
     梅王丸      吉右衛門
     松王丸      幸四郎
     藤原時平    富十郎
     桜丸        芝 翫
三、京鹿子娘道成寺  道行より押戻しまで
     白拍子花子   勘三郎
     大館左馬五郎  團十郎
四、与話情浮名横櫛  木更津海岸見染の場、源氏店妾宅の場
 
    切られ与三郎  染五郎
     お富        福 助
     鳶頭金五郎   錦之助
     蝙蝠安      彌十郎
     和泉屋多左衛門  歌 六

 

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2009年11月13日 (金)

立ち入り禁止

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09111302frogs 
この、ずら~っと並んだかわいい立ち入り禁止ガエル、どこだかわかりまよね。
更新、ギリギリ間に合いましたwink(カエルさんと一緒にウインク)
09111303frog

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2009年11月12日 (木)

仁左様写真集

さっきスーパーに買い物に行ったついでに本屋を覗いたら、和樂の12月号が出ていた。
「十五代目片岡仁左衛門の魅力」に惹かれて買おうと思ったけれど、あと2日待つと本屋のポイント2倍デーなので、それまでお預け(何とセコイ私coldsweats01)。でもざっとぱらぱら、写真はしっかり見てきた。
で、それによれば、仁左様の豪華写真集(篠山紀信撮影)が12月に発売されるんだそうだ。芸談も入っているという。お値段も豪華だが、ほし~い…heart04

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2009年11月11日 (水)

11月の蚊

昨夜、ベッドに入ったのが2時半、間もなく眠りについたのに、30分ほどたってからぶ~んという羽音で目が覚めた。耳のあたりを思いっきり叩いたが、自分の耳を痛めただけでヤツは無事に逃げたらしい。数分たつと再びぶ~ん。起き出したくなかったので、もう一度耳を叩いた。結果は同じ。
またしばらくたって、羽音が聞こえてきたときにはさすがにガマンがならず、下へ蚊取り線香を取りに起きた。いや、ベッドのすぐそばに電子蚊取りが置いてあるのだけど、わずかな時間のためにマットを1枚使うのはもったいない、とケチってしまった。そして渦巻きの蚊取りに火をつけた。効果はてきめん。ただ、未だに部屋がくさい。窓を少しだけあけてにおいがこもらないようにしたつもりだったけど、ダメだった。
深い眠りに陥ったか陥らないかのところで蚊に起こされたためかどうか、今日は朝から頭痛がひどく、にもかかわらずけっこう雑用が忙しかったので、1日中異常に眠かった。変に居眠りをするから頭痛がよけいひどくなって、そろそろ限界というところ、正直、風呂など入らずこのまま寝たい(風呂に入ると元気になっちゃったりするから、もったいない)。いや、ちゃんと入浴はしますよ。
しかし、こんな時期になって蚊に悩まされるとはね。

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12月の覚悟

12月歌舞伎座夜の部の開演時間が4時30分から4時45分に変更になったそうだ。
クドカンの新作が長いのかな。
夜の終演は9時を過ぎるのかしら…。

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2009年11月10日 (火)

再会、鷺娘

09111001sagi
09111002sagi
今年3月初旬以来5カ月ぶりに姿を現した鷺娘ちゃん。母を散歩に連れ出した川べりで歓喜しながらカメラを向けたら、つんとすまして飛び立ってしまった。娘が追いかけて辛うじてレンズにその姿を捉えた。次はイチデジを持っていこう。

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意外にも早く決着のついた争奪戦

9時35分に入店を試みるも、すでに混雑のため入店不能。常の倣いで10分ほど頑張れば大丈夫と言い聞かせて、ひたすらぽちっ、戻るの繰り返し。予想どおり、10分強たったところで入店できた。
そして恐怖の10時。117の時報に合わせて「関東の劇場を見る」にしたら、やっぱりこれもいつもの通り画面は変わっていない。落ち着いて落ち着いて。でもやっぱり脳はパニクっている。そのため自分でも何をしたのかよくわからないのだけど、気がつくと、購入画面が現れていたgood 
座席は自分の中のベストではなかったけれど、多分現状ではべストなんでしょう。購入しました。
意外にも、いつもより早く入れたし、いつもより早く購入画面にたどり着けたし(それでもデータの展開に時間がかかるわ、決済画面が薄くなったまま待たされるわで不安の連続だった)、ありがたいことではありますが、人間って(いや、私って)どこまで欲張りなのか、戻りでもっといい席が出てきたらシャクだなあ、なんて未練たらたらしていますcoldsweats02

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2009年11月 9日 (月)

プチ手術

プチ整形ではありませんよ。いや、ある意味似たようなものか。
先日、左眉の上の生え際にホクロのようなものがあるのを娘に指摘された。もちろん、私自身はその存在を知っていたし、ちょっと黒ずんで見えるので気にならないことはなかったのだけど、とくにそれによる障害もなかったので、もう何年も放置してきたのだ。
しかし一度気になり出した娘は心配して皮膚科へ行けと言う。面倒ではあったが、万が一悪性腫瘍の芽だったらこわいから行ってみた。すると、これは毛穴が開いたままになったもので、「ふんりゅう」というものだということがわかった。直径12ミリの小さなものだが、取った方がいいみたいだったし、すぐ取れるというので、その場で同意書に署名して手術とあいなった。
まずは拭き取りローションで両眉から左目、額のファンデーションを取り(まさか今日いきなり手術とは思っていなかったので、化粧して行ってしまった)、何度も消毒。術前の状態を写真に撮ってから患部に麻酔注射。眉のあたりってちょっと硬いじゃない。そのせいか、これがけっこう痛かった。それに、脳に近いから、何となく恐怖感を覚え、身を硬くした。
注射が終わるとすぐに額の皮膚が引っ張られる感じがした。毛穴が広がっているっていうからいきなり縫い合わせているのかと思ったら、間もなく今度は本当に縫っているのがわかった。先生に訊くと、開いた毛穴の奥から小さな袋を破らないように取り出したのが、さっきの引っ張られる感じだったらしい。その袋には垢などが詰まっていて、袋が破れると再発したりするから注意深く取らなくちゃいけないんですって。
「ふんりゅう」のできる原因は? 「体質です」って。2つも3つもできる人もいるらしい(私は、自分では、鉛筆の芯をうっかり刺してできたんだと思っていた)。
ともかく無事に手術は終わり、しばらくガーゼを当てて止血した後、抗生剤をもらって帰ってきた。麻酔はすぐに切れて、すぐにピリピリと痛みだしたが、ガマンできないほどではない(今も痛い)。明日になれば痛みも治まるだろう。
ところで「ふんりゅう」ってどういう字を書くのか。毛穴が開いているっていうから「ふん」は噴?(噴火口が開くイメージ。実際、私のは見た目、噴火口みたいでもあったのよ)…調べたら「粉瘤」という字でした。
しかし、外科系の医師というのは器用なものですなあ。

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芝のぶちゃん

女方さんの年齢を取沙汰するのはマナー違反かもしれないけれど、でも新聞に堂々と出ていたんだから(一般紙で芝のぶさんクラスの方が大きく取り上げられたのは、とても嬉しい)というのに勇を得て。
中村芝のぶちゃん、昨日8日が42回目のお誕生日だったんだそうだ!! てっきりまだ30歳前後だと思っていた。42歳といえば、オッサンになっている男性も多々いる年齢である。もう芝のぶちゃんなんて呼んじゃいけないかと思うけど、その初々しさ、やっぱり芝のぶちゃんは芝のぶちゃんである(私のようなバアサンから見たら、なおさらそうなのだ)。
藤十郎さんや玉三郎さんなど、驚異的な若さを保つ先輩役者さんに負けず、そして私が一番ぶっとんだ師匠の芝翫さん*同様、いつまでも若々しく美しい女性を演じてほしいわ。
もう一つ、ちょっと驚いたのは、芸名をご自分で考えられたということ。いくつかの候補の中から選んだのは芝翫さんだそうだけど、本当にぴったりの名前に決められたのはさすがである。
記事の詳細はココ

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2009年11月 8日 (日)

同居

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毎年3月になると律儀に顔を出してくれるクロッカスが、この暖かさに10月末くらいから咲き出している。本当の春にはどうなるのかしら。
さざんかのほうが遠慮がちなのがかわいらしい。 バラは休む間もなくhappy01
我が家の庭で今咲いている花たちでした。

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歌舞伎貧乏になる

今朝の全面新聞広告に「歌舞伎」という文字を見て即反応。広告は、市田柿が、柿を食べた応募者を2月歌舞伎座に招待するというものであった。
6月の小山三さんのトークで、来年2月は先代勘三郎さんの追悼公演、新しい歌舞伎座になってから勘太郎さんの勘九郎襲名と聞いていたが、そのどちらも表に出て、楽しみなこととなった(私は、未だに勘九郎襲名はしなくていいと思っているけど)。
2月は博多座もあり、いよいよ歌舞伎貧乏になりそうだ(もう、なっているかも…)。
明日明後日の12月歌舞伎座発売日が怖くて胃が危ないSwingです。

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2009年11月 7日 (土)

巣鴨、本郷:東京新聞×Swing

今朝、東京新聞を開いて、2度ビックリsign03
まず、1面に「金魚坂」の記事を発見(→記事)。なんと、先日の菊坂歩きの途中で面白い看板を見つけたそれが「金魚坂」のものであったのだ。
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面白いとは思ったが、それ以上追究しなかったのが素人の悲しさ。東京新聞のおかげで、「金魚坂」が何たるかわかっただけに、ちゃんと見てくればよかったと後悔(TVの深夜番組「百識王」で取り上げられていたのを思い出した)。
さて、もうひとつのビックリは、例の赤パンツsmile こちらはWebで記事が見つからなかったので↓に。
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私は基本、ニュースはネットで見るが、新聞記事の醍醐味はこういうところだな、と思う。

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菊坂で昔を偲ぶ

115日、巣鴨から本郷菊坂へ足を伸ばした。巣鴨は小学2年生から大人になるまで私が暮らした町(赤パンツ屋さんのある地蔵通りからはちょっと離れた場所だけど)、菊坂は私が生まれ巣鴨へ越すまで育った所の隣町。というわけで、微妙にズレた帰郷とあいなった。
昔の春日町、初音町、西片町、本郷…やはりこの界隈は懐かしく好きだ。

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樋口一葉がよく世話になったという質屋さん。蔵造りの建物が今も残る。
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一葉が使ったという井戸。全体的な案内板などではかなり宣伝しているのに、矢印も何もなくて、ここへ辿り着くのにはちょっと苦労する。しかもこの井戸は防災用であることの説明しかなく、「一葉の井戸」なんて一言も書かれていない。井戸を囲む一般の民家に迷惑をかけないためかもしれない。一葉の旧居もそれとは明記されていない。私たちのほかにも年配のご夫婦が迷っておられた。
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菊坂にはこういう板張りの民家が何軒も残っていて、路地も驚くほど狭く、明治、大正の香りが漂う。当時の文学者たちがこの辺に住み、あたりの路地を歩いていたかと考えると、それだけで楽しい(疲れてしまったので、坪内逍遥、金田一京助の住居跡だけを見た)。
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菊坂は電線もたくさん張り巡らされている。
写真はこれくらいにしておくが、素敵なところがもっともっとたくさんある。菊坂を中心に、小さな階段坂、だらだら坂があっちこっちに。真ん中に手すりのついた階段の坂はとりわけ懐かしい。昔はそういう坂でよく遊んだものだ。
菊坂歩きは大人になってから2度目だが、2度とも連れがあり、マイペースでの散策とはならなかった。次回は1人で来ようっと。

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2009年11月 6日 (金)

続ちょっとぉ、NHK!! 

昨日放送予定だった團十郎さんの特集が今夜、組まれていた。
今朝問い合わせた時は未定だと言われたから、油断していた。
たまたまTVをつけたら、團十郎さんが写っていて、「なんだよ~。いきなり今日かよ~」とぼやきながらも画面に見入る。
昨日の国立に、團十郎さんが同じ病の方々(だろうと思う)を招待なさったんだそうだ。60を過ぎて病に打ち克った團十郎さんを見て、若い患者さんは大いに勇気づけられたようだった。最後に團十郎さんを中心に皆で手を重ね合い、励まし合う姿には、健康な自分も励まされる思いがした。
「外郎売」の團十郎さんも少し見られてよかったわ。危うく見逃すところだった。
教訓:予告なしに放送日変更になった番組は予告なしに放送日が決まる。翌日から用心すべし。
林檎様、大正解でしたねhappy01

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遭遇!! チョコ電

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ほとんど地下鉄だけで極力JRには乗らないようにしている私。年に何日か帰国する娘。その2人が、ひょんな偶然から待望のチョコ電に遭遇sign03
大慌てでカメラを取り出し、大慌てで撮影。大感激happy02
ところで、記念のチョコ電って、本当にチョコ電だったのねwink
山手のラッピングが9月7日からなら、明治のミルクチョコの新パッケージ登場は9月8日(38年ぶりのchangeだそうだ)。ばっちりコラボだね。

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ちょっとぉ、NHK!!

昨日のNHKニュースウォッチ9の録画を昨夜寝る前に見たら、ちょっとぉ、團十郎さんはどこ行っちゃったのよeye
松井選手のMVP(おめでとうshine)で消えちゃったのかしら。確かに嬉しいニュースだし、素晴らしい快挙だし、やっぱりゴジラはスターだと改めて思う(メジャー本拠地デビュー戦での満塁ホームランなんて、まさにスターだ)。
でも、でも、だからって、それとこれは別。楽しみにしていた團十郎さんの特集だったのにweep
しかも、当然何か一言あるかと思って、ダ~っと送ったら、最後に「今日は予定を一部変更してお送りしました」の一言で片付けられてしまっていた。今日放送できなかった分はいつ放送されるんじゃいangryそれくらいお知らせがあってもいいんじゃないのannoy(未定ってことだとしても、そういう場合を想定した計画はないのかしらね)
昨日、林檎様からのコメントに「ニュース番組の中の特集なので、大きなニュースが入ると飛ばされたりするのが心配」とお応えしたら、その通りになってしまったんだわsad

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2009年11月 5日 (木)

日本一の赤パンツ

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巣鴨で見つけたお店。私は初めて知ったが、けっこう有名らしい。赤い下着、赤いTシャツ、タオル、腹巻等々、圧倒される。
HPはココ
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若返りパンツsmile

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今日のGoogleはCookie Monster

Googleさんに謝らなくちゃ。
今日のロゴはCookie Monster。きっと10日のbirthdayまで日替わりでキャラクターのロゴ出すのかもねnotes

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ニュースウォッチ9で團十郎さん特集

今日の「ニュースウォッチ9」で、團十郎さんの特集が組まれている。私は仕事で白血病の論文を時々読むことがあるが、その患者さんがもっている遺伝子やその変異によっては不幸な転帰をとることも多々あるわけで、そういう記事を目にするたびに、團十郎さんはよくここまで復帰されたと、胸が熱くなるのである。もちろん、医学的な問題だけでなく、ご本人の苦しい治療との戦い、強い精神力、ご家族の支えがあったればこそでもある。
今日の特集では国立での「傾城反魂香」の取材もあるだろうから、楽しみに録画予約をした(ニュース番組の中だから、いつやるかわからないしね)。
ニュースウォッチ9 NHK 21:00~22:00

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レヴィ=ストロースの死

学生時代、ほとんど理解できなくて苦労させられたクロード・レヴィ=ストロース氏が亡くなった。正直、まだ生きていたのかと思ったが、享年100歳だそうだから、私がそう思うのもムリはないでしょう。
亡くなったのは、11月28日の101回目の誕生日を約1カ月後に控えた10月30日だそうだ。今、頭に学生時代のノートが懐かしく浮かんでいる。

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2009年11月 4日 (水)

懐かしいセサミストリート

今日のGoogleはセサミストリート40周年の記念ロゴ(エントリーが遅くなってしまったけれど、まだ間に合うから)。
何年か前にセサミがテレ東に移ってからまったく見なくなってしまったけれど、まだ放送は続いていたんだぁ、とビックリ。
ま、それはそれとして…セサミストリート、本家アメリカでの第1回放送は1969年11月10日なんだそうだ。で、どうして今日が40周年のロゴなのかな…。

テーマとは関係ないけど、亀鶴さんは無事今日の舞台を務められたようで、ほっとした。

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こんな愛の形もある:「ヴィヨンの妻」

112日 「ヴィヨンの妻」
ダメ男というのはどうしてこんなにモテるのだろう。太宰本人を思わせる作家・大谷は、まったく本当にどうしようもないダメ男なのだ。酒におぼれ、借金まみれ、時には他人の金を盗んだりもする、そして女を作る、そのくせ妻の不貞は許せない。こうやって、この男のダメさ加減を挙げているだけでも腹が立つほどだ。ところが、不思議と浅野忠信扮する大谷のことは、甘ったれの弱い人間として何となく理解もできるし、冷静に見ていられるのだ。それが脚本によるものなのか、浅野忠信の個性や演技によるものなのか、あるいは私自身が少し大人になったからなのか(若い時代の私ならガマンできなかったかもしれない)。大谷みたいな男は好きではないけれど、浅野忠信はとても繊細かつ図々しい男にピッタリで時に「かわいい」とさえ思えてくる。そういう弱さ、ふつうなら理性で乗り越えるのに、それができない男の可愛さ、というものだろうか。ただ、実際そばにそんな男がいたら、絶対イヤだ。
だからこそ、妻・佐知も大谷から離れられないのだろう。佐知は脚本の田中陽造が松たか子をイメージして書いたというだけあって、一般的な妻のイメージからはかなりかけ離れた佐知という女性の魅力は、まさに松たか子でなければ現れないものだと思った。容貌の美しさだけでなく、松たか子のもつピュアさ、一途さ、誇り、強さ、包容力、そういうものすべてをひっくるめた美しさが際立っていた。あんな男から離れなさい、と一方で佐知を救いたいと願いながら、佐知はそれでいいのだ、それが佐知の愛の形であり、幸せなのだと納得もする。
佐知と大谷を取り巻く人たち――佐知が働くことになる飲み屋の主人夫婦・伊武雅刀、室井滋の存在感はバツグン、佐知を慕う勤労青年岡田(妻夫木聡)は秘めていた思いをストレートに告げるが故に自分も佐知夫婦も傷つけてしまう生真面目な青年らしさが痛ましい。大谷が心中をはかる愛人の秋子(広末涼子)は案外、こんな役が合っているのではないかと思った。下品さ、うすっぺらさが漂い、悪くない。佐知がかつて思いを寄せた弁護士辻役の堤真一のうまさは言うまでもない。地位もあり、男としても大谷よりは素敵に見える人ではなくダメな大谷に惹かれ続ける理由が、佐知の過去の述懐(映像)から観客にはわかる。それは佐知自身は意識していなかったであろうが、ああ、辻の本性がこうだから、と後になって辻が自分で語る言葉で明確になる。そこがこの映画のうまいところだと思った。
大谷が飲み屋の金を盗んで息を切らせながら全力疾走で家に逃げ帰ってくるという印象的な最初のシーン、大谷の自宅が映し出されただけで戦後という時代にタイムスリップできる。あの時代の人々の息遣いが実感として感じられる美術(種田陽平)もとても優れていると思った。
こういう映画って、イライラさせられるんじゃないかと見るのが怖かったけれど、見てよかった。

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2009年11月 3日 (火)

今日のレディース4は花形歌舞伎

今日のレディース4は、愛之助さんの密着取材を中心にした演舞場の歌舞伎特集らしいのでお見逃しなく。私はしっかり録画予約しましたscissors
16:00~16:52 テレビ東京

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スリムなお茶

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比較がないとわかりにくいと思うので、
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こんなにスリム。歌舞伎用のバッグが助かる。どうして今までこういうのがなかったのかしら。
ちなみに、このスリムボトルは450mL。一度買うと何日もかかって飲み干す私にはこれで十分。

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2009年11月 2日 (月)

仮名手本忠臣蔵初日昼の部

111日 顔見世十一月大歌舞伎昼の部(歌舞伎座)
09110201syoniti_2 「仮名手本忠臣蔵 大序、三段目」
これを聞きたかった
「とうざいと~ざい、とざいと~ざい」、そして浄瑠璃の太棹の最初の一音。これを聞いたとき、初日のこれを聞きたかったのだと強く思った。

★優れた歌舞伎美術
鶴岡八幡宮は3階から見ると、その広さ、距離がまるで本物のように感じられ、見ごたえある。後の扇ケ谷屋敷の場でもそうだが、歌舞伎美術がいかに優れているかがよくわかる。
緊張の瞬間
そして浄瑠璃にあわせて11人に息が吹き込まれる緊張の瞬間、これも歌舞伎としてのこの演目の優れた点だと胸が高鳴る。富十郎さんの高師直は3段階に顔を上げていた。去年、この場面を幕内の桜席で見ておいてよかった。
注目の直義
私のここでの注目は七之助さんの足利直義。去年平成中村座でも見事な直義を見せてくれたが、さよなら公演初登場で、この大きな役をどのように演じるか。七之助さんは品よく格式高く、堂々たる直義であった。
桃井若狭助の梅玉さんはちょっと癇性な感じがいいし、塩冶判官の勘三郎さんはおっとりと品よく美しい(こういう役の勘三郎は大好きだ)。
あの声でいじめられたら…
しかし、ここでの圧巻は何といっても富十郎さんだ。大きさ、声の美しさに惚れ惚れする。たしかに憎ったらしいけれど、あんな声でいじめられたら、かっとするより聞き惚れてしまいそうな気がする(私は決してMではありませんょsmile)。顔世への横恋慕は、橋之助さんの師直には「好きでしょうがないんだ」という気持ちが溢れ出てむしろ微笑ましささえ覚えたが、富十郎さんの恋心には一クセも二クセもありそうである。私が顔世なら、「びびびびびぃ」とでも言って振りたいところだ(なんて、そんなセリフが出るような場面ではない)。
富十郎さんで心配なのは膝である。今回はどうしても床に跪かなくてはならない場面があり、1カ月大丈夫かしらと心配になった。床上での動きには膝を庇う様子がみられたし、長袴の裾捌きも大変そうだ。無事に乗り切られますように。
番外編:松の間の場面に変わるとき、大道具さんの見事な薄縁捌きに思わず拍手!!

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2009年11月 1日 (日)

舞台が劇場に、そして泥まみれで:真田風雲録

1031日 「真田風雲録」(さいたま芸術劇場)
09110101sanada_4 蜷川幸雄が立ち上げた「さいたまネクスト・シアター」という若手俳優養成プロジェクトの公演である。それだけなら見るかどうか迷ったかもしれないが、演目の「真田風雲録」に惹かれた。真田十勇士の活躍には子供の頃けっこう夢中になった思い出があるから。もっとも、ここに出てくる真田十勇士は、そういうきれいごとの活躍ではなく、人間くさい、さまざまな悩みや希望を抱えた若者であった。
昔読んだ小説や漫画と大きく違うのは、霧隠才蔵をお霧という女性にして、猿飛佐助への愛に悩む設定にしてあったこと。そういう設定自体は目新しいことではないが、それによって、仲間のうちに不協和音が流れたりして新たなドラマが生まれることになる。
また佐助は、人の心が読めることで苦悩する。お霧の愛に応えたとしても、人の心が読めることを知っているお霧とどうやってその愛を貫けるのか。だから人は愛せない。人の心を読むことは、真田軍の戦術にとって重要なものであるけれど、佐助にとってそれは苦痛でしかなくなる(それって筒井康隆の七瀬と共通するじゃない)。
若い俳優さんたちはそれぞれの思いのたけをよくぶつけていたと思う。中で、私が注目したのは、豊臣秀頼の鈴之助、千姫の春木美香、大野修理の遠山悠介の3人。とくに千姫の春木美香は、これまでの千姫のイメージを覆す、かなり太めでそれほど美人というわけではないけれどとても存在感があって、運命に呑み込まれるのではなく運命を呑み込むような大きさと人間としての可愛らしさがあると思った。
大勢の若い俳優にまじって、ベテランがゲスト出演している。横田栄司(真田幸村)、原康義(織田有楽斎)、山本道子(淀君)、妹尾正文(木村重成)、沢竜二(大野道犬)の5人。緩急の呼吸や存在感はやはり全然違うものがある。カーテンコールで、最後に登場した5人が若手を前面に押し出して自分たちは後ろに控えていたのが、このプロジェクトにふさわしい気がした。

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