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2010年1月

2010年1月31日 (日)

絶望と希望の狭間で:人間の尊厳を問う「蜘蛛女のキス」

130日 ミュージカル「蜘蛛女のキス」(東京芸術劇場中劇場)
いかがわしい雰囲気の漂う題名かもしれないが、人間の尊厳を問われるような作品である。
この芝居に飛びついた理由は2つ。1つは、昔映画で見て覚えた言葉も出ないほどの感動を再び味わいたかったこと、もう1つは浦井健治クンが出演していたこと。その目的に懸けた期待は2つとも裏切られなかった。
舞台は、南米辺境のある国の刑務所内。人間を人間とも思わぬ署長(今井朋彦)以下看守たちの残忍な暴力行為が日常茶飯事なこの刑務所に収監された中年のゲイ、モリーナ(石井一孝)と政治犯の青年ヴァレンティン(浦井健治)の心のふれあいが描かれる。と、そんなきれいごとばかりでは決してないのだが、長くなるのでそういうことにしておこう(ストーリーは畳んでおきます)。
舞台で展開されるのは、現実だったり回想だったり、映画の中の1シーンだったり、幻想だったりするが、現実はただ1つ。テロリストをつぶそうとする権力側に徹底的に痛めつけられるヴァレンティンと、人間以下の存在にしか思われていない(しかし署長の陰謀にとっては利用価値がある)モリーナの過酷な日常だけである。看守たちの暴行は、ミュージカルであってさえ胸クソが悪くなる(今でも、そういうことが行われている刑務所は世界各地に多々あろう。日本だって、ついこの間まで--というのは、去年見た小林多喜二の芝居を思い出しているのだが--あったのだ)。
最低以下の環境で、革命という希望と獄死という絶望の狭間にいるヴァレンティン、強がってはいるが死への恐怖に怯えている。あの当時、辺境の国でゲイであることを公然と宣言し、人間以下の扱いを受ける屈辱に甘んじながら常に尊厳を失わないモリーナ。浦井健治は数年前の「アルジャーノンに花束を」のチャーリーとはまったく違う役ながら、そのピュアな繊細さは失われていない。石井一孝はモリーナそのもの。優しさ、卑屈さ、ぶれない芯の強さ、まさに適役で、このモリーナであればこその感動であったのではないだろうか。
実は、あんなに感動した映画なのに、タイトルの「蜘蛛女」のことはほとんど記憶にない。映画とミュージカルは多少違うかもしれないが、今回初めて「蜘蛛女」がどういう意味をもつのかを知った。モリーナは映画館の清掃をしていた母親の計らいで小さい頃からよく映画を見せてもらい、大の映画好き。中でも女優オーロラは憧れの人。しかし「蜘蛛女と呼ばれる女がキスをすると相手は必ず死ぬという映画だけは怖かった」。
そうか、蜘蛛女は死の象徴だったのだ。
モリーナがヴァレンティンに語って聞かせる様々な映画のシーンに登場するオーロラ役の金志賢(キム・ジーヒョン)は初めてみるが、退廃的な雰囲気を漂わせながら、しなやかな強靭さを感じさせる。そして何よりもその歌声に圧倒される。こんな見事な歌い手がいたのかと目(耳?)を開かされた。
署長の今井朋彦は初ミュージカルだそうだ。チョンマゲつけて歌っている(わかりますよね、エステーのCM)のは双子の弟さんだそうでsmile いやいや、弟さん同様bleahなかなかの歌唱力で、しかもああいういやらしい役はお手の物だし、大好きな今井さんなのにかなり憎しみを覚えた。

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2010年1月30日 (土)

やさしい(?)商魂

「うかっ茶う」を飲んでいたら、ラベル上方にこんなことが書いてあるのに気がついた。↓
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ラベルには理科重要事項だとかで20項目の説明がのっている。その赤字部分を赤いラベル下部で隠せば勉強になるというわけ。
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レベルはともかく、ラベルのアイディアとしては面白いかも。 

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夜梅

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2日前に開花した我が家の梅。
「よばい」と読まないでねbleah(じゃ、何と読むのだ→ようめ、かなsmile

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商魂

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我が家に受験生はいないけれど、商魂に乗って買ってみた。それにしても、この時期、合格系飲食物の多いこと。
ガンバレ、受験生!!

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2010年1月29日 (金)

獅子虎傳阿吽堂:「高砂」謡っちゃったの巻&能で一歩前進するの巻

5回獅子虎傳阿吽堂昼の部(世田谷パブリックシアター)
どんな趣向か全然知らなかったのだが、今回のレクチャーの目玉がいよいよ始まる。
★観世喜正謡曲講座
本日の出し物の1つである「高砂」を全員で謡ってしまおうという破天荒な企画happy02
「高砂」は、世阿弥の作品と言われ、古今集、万葉集の序をベースとしている。松は常緑樹であり、長寿の木、風雪に耐える強さももち、めでたい木とされている。とくに夫婦の松(相生)は目出度い。高砂の松と住吉(住の江)の松は夫婦であり、「高砂」は瀬戸内海を高砂から住吉に向かう舟旅をうたっている。江戸時代は、正月に必ず将軍の前で謡われ、それがやがて民間に広がった。最近は結婚式でも謡われなくなり、我々としては困るので、今日はしっかり覚えていってほしい。とのことであった。なるほど、「高砂」とはそういう歌であったのか、と初めて知った。
まずは坂口貴信さんのお手本を聞き、観世喜正さん解説・歌唱(?)指導のもと、坂口さんのリードに我々客席もついていく。ちょっと古いドラマでは結婚式というと、親戚のオジサンが得意げに謡うのが定番だったような「高砂」。私も「たかさごや~、このうらぶねにほをあげて~」という歌詞だけは知っている。
歌詞が大スクリーンに映し出される。観世喜正さんの歌唱指導は、かつてよくフォークシンガーがコンサートでやっていたみたいな感じ(って、よく知らないけれど、イメージとして)。
 高砂や 
 この浦舟に帆をあげて 
 この浦舟に帆をあげて
 月もろともに 出で潮の
 波の淡路の島影や
 遠く鳴尾の沖過ぎて
 はや住の江に着きにけり
 はや住の江に着きにけり
謡い方のコツは、最初の「帆をあげて」は「帆をあげ~~て」になる。2度目は伸ばさずに。「波の淡路の島影や」までは一本調子で。次からはメロディーとなり、むずかしい。上がったり下がったりは、お手本がないと謡えない、いやお手本と声を合わせてもむずかしい。
でも、こんな経験初めてだし、今後もめったにあることではないだろうから、楽しくて貴重。お能のことはまったく知らない私でも、傳次郎さんが「本当にレクチャーを受けたら大変。入場料で受けられてお得」とおっしゃったことは、まったくその通りだとわかる。「夕食の支度のときにでも口ずさんでください。ご主人にどうしたんだと言われるかも」ですって。
盛りだくさんのレクチャーは予定の20分が40分と大幅オーバーしたが、楽しくて、それでも短い気がした。

「弐 宴」
林英哲さんのソロ演奏。笛方として竹井誠さんが参加。

舞台奥に置かれていた大太鼓が前方に引き出され、舞台は闇に包まれる。光が太鼓を浮かび上がらせる。まず、そのフォルムとしての美しさに感動する。
そして英哲さんの演奏が始まる。今回は正面2列目の席だったので(ちょっと前過ぎた、なんて贅沢を言ったらバチがあたる)、空気の振動がそのまま直に胸に響いて、去年中村屋兄弟との競演を見たとき以上に太鼓の迫力を実感した。

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獅子虎傳阿吽堂:「獅子虎傳」の名称由来にウケるの巻

5回獅子虎傳阿吽堂昼の部(世田谷パブリックシアター)
昨年、獅子虎傳阿吽堂なるものを初めてを見て(昨年見たのは番外編)、嵌ってしまった私、3連チャンはきついなあと思いながらもやっぱりはずすわけにはいかない。これを入れたために、昨日の三津五郎さんの踊りの会(3代追悼公演、@歌舞伎座)をパスすることになった。もっとも踊りの会は、家庭のことでゴタゴタしているうちにチケットを買いそびれ、しかも後になって一般販売はしていないと知り、わざわざ問い合わせる気力もなく、結局ご縁がなかったと放念。
さて、5回目にして初めて本編を見る私が偉そうなことは言えないが、以下に覚えている範囲でレポを。「獅子虎傳阿吽堂」という、ちょっと変わった名前の由来を初めて知った。
正月はとっくに過ぎたけれど、まだ1月ということで目出度い「松」をテーマに選んだという今回、いつもは楽器の説明などをするが、別の趣向でということ。
「壱 レクチャー」
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方を客席に囲まれた正方形(かどうかわからないけれど、そんな風に見えた)の舞台に、亀井広忠、田中傳左衛門、田中傳次郎の3兄弟が登場。3人のトークは、シャイなお兄さん2人が傳次郎さんにMCを任せたりする雰囲気が兄弟の仲の良さを感じさせていつも楽しみ。今日もそれぞれ名乗った後、広忠さんが早速傳次郎さんに進行を預けながら、「この会は野村萬斎さん(世田パブの芸術監督)から、何かコンサート形式でやってほしいと依頼されて作った会である」と、ご自分で述べられた。広忠さんは3人の中で一番童顔だけど、普段話しをされる声はとても低くて、そのギャップがキュート。
「兄弟の苗字が違うのは、父と母の苗字が違うから。母(田中佐太郎)は男の名前だが、これは芸名で本当は女です」
すかさず傳次郎さんが「性格は男みたいだ」(笑)
昨年1年を振り返って&今年の抱負
広忠さん:昨年は「姨捨」ともう1つ(ごめんなさい、よく聞き取れなかった)、大きな曲を2つやったのが印象的。今35歳だが、年々体力が落ちている。今年は1年健康であり続けたい。
と、ここで「獅子虎傳阿吽堂」の名前の由来を。傳次郎さんが獅子座、広忠さんが寅年、そして傳左衛門さんの傳をとり、3人の阿吽の呼吸で、という、あまりの単純明快さと語呂の良さに、感心するやら可笑しいやら(とくに「傳」が、ねsmile)。
傳左衛門さん:歌舞伎座で「さよなら公演と称するものを」長々とやっている(1年以上も「さよなら公演」をやっていることをひどく強調していた。ややウンザリ気味? そんなことないか)。抱負はとくにないが、5月からは地方が増えるので体調管理をしっかり。
傳次郎さん:さよなら公演では大きな出し物が多かった。1月は殺人的スケジュールだった。去年は珠響(たまゆら)が実現したのと、祖父の追善ができた。また、フラッシュでモザイクデビューした。
って、何のことかと思ったら、雑誌「フラッシュ」に某有名俳優(海老ちゃん?)の記事が出たときにそばにいた傳次郎さんのお顔にはモザイクがかけられていたそうなのだ。知らなかったんだわ~。記念に3冊ほどお買い求めになったとかsmile
1月の殺人的スケジュール>傳左衛門さんは演舞場(昼の部「黒塚」、「春興鏡獅子」)と歌舞伎座(夜の部「春の寿」「道成寺」)の掛け持ち。傳次郎さんは浅草(昼の部「正札附根元草摺」)と演舞場(昼の部「黒塚」「鏡獅子」、夜の部「伊達の十役」)の掛け持ち。私もお2人の大活躍に目を瞠っていたのだが(傳左衛門さんは心なしかスマートになられたような…)、広忠さんが「とくに伊達の十役では囃子方は大喜利まで約5時間ずっと黒御簾の中で演奏を続けなければいけなかった」のだと傳次郎さんを気遣うような様子だったのが印象的だった。

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2010年1月28日 (木)

黄金鯱追記

一つ書き忘れたこと。
客席では笑いの先取りみたいなところが何回かあった(つまり、ここは笑いどころだぞ、と既にわかっていて、一瞬早く笑うとか)。ああリピーターがけっこういるんだなあと思った。別にイヤミっぽくはなかったし、その気持ちはわかる。記憶が甦るだけで笑ってしまうんですもの。
でも、私の周りだけだったのかな?

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黄金鯱、千穐楽

127日 「旭輝黄金鯱」千穐楽(国立劇場大劇場)
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度目のしゃちほこ。
幕開きの茶摘の場面は何度見ても明るく華やかでよい。松也クンの好き者お殿様もずいぶん板についてきた(女狂いのお殿様がいうお家はとかく騒動が起きやすい。演舞場に続きお家乗っ取りのたくらみに繋がる)。とはいうものの、やっぱり松也クン自身のもつ清潔感が消えることはない。梅枝クンとの美しいコンビは見ていて微笑ましい。
好きな人と結ばれた後の国姫のまだ色気とまではいかぬ恥じらいが、結ばれる前の少女の恥じらいとは違っていて、その変化を表現した梅枝クンは見事だと思う。
これまで一度も触れなかったが、悪役・伊達五郎の菊市郎さんが堂々としてよく、早く殺されてしまったのが残念。
亀蔵さんも出番が少なくもったいない。市蔵さんを見ていると亀蔵さんの顔に似ていると思うことが時々あるのに、その逆がないのはどういうわけだろうsmile

今日の席は初日よりやや上手寄りだったため、菊五郎さんの大凧乗りもよく見えたし、那古野城天守閣が客席に張り出している様もかなりの迫力をもって見えた。菊五郎さんもだいぶ慣れたのか、もう怖々したところはなく、それどころか身軽にポンとジャンプしたりして、思わず「おおぉ」と唸ってしまった。
金助隠れ家の場では、村路(時蔵)が誇りと品を失わず、誕生日の国姫の心を慰めるあたりがしみじみとよく、自害は哀れで初めて泣きそうになった。ところで、プレゼントとして紅葉の枝を受け取る国姫のセリフに「すりゃ自らが誕生日を」というのがあるが、江戸時代に「誕生日」という言葉はあったのだろうか。私の感覚としては明治以降に出来た言葉のような気がして、初日からその一言が気にかかって仕方ない。
チャリ場の金鯱観音が引っ込んだ後、村人がご喜捨をするときに、客席からもおひねりがいくつか投げられたのでびっくりしてしまった。拾い集めた亀三郎さんが客席に向かって一礼したのが可笑しかった。今日の収穫(?)は橘太郎さんによれば百両と20,460円(だったかな)だそう。
百両がなくなって犯人探しの場面。金太夫(実は柿木金助:菊五郎)が万斎(実は鳴海春吉:菊之助)に罪を着せようとして詮議の役目を引き受けると、すかさず菊ちゃんが「この間も京都で詮議を受けたような」と呟いた。南座の顔見世のことだと思うが、行った人が少なかったのか意外とウケなかった。私も行ってないから、よくわからない。
その後の團蔵さんのアドリブ、今日は「この間も京都で先斗町、○○町(どこだか忘れた)をうろつき歩き、いくらトラ年でもタイガー・ウッズじゃないんだから」。これでやや間があった後客席がどっと沸き、「だから海老に先を越されるんだ」は笑いの中に没したかも。菊ちゃん、そんなに遊び歩いたの? 可笑しそうな顔していたけど。

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2010年1月27日 (水)

5月御園座演目

5月御園座の演目が決まった。
昼の部
「男の花道」
加賀屋歌右衛門 亀治郎
嘉右衛門     愛之助
土生玄碩     段四郎
「太刀盗人」
すっぱの九郎兵衛 翫雀
田舎者万兵衛   愛之助
夜の部
「夏祭浪花鑑」
団七九郎兵衛  愛之助
「蜘蛛絲梓弦」  亀治郎

亀ちゃん、色々やってくれますなあ。「男の花道」は、前にTVで見て以来舞台を是非と思っていたので、昼の部だけでも行こうかしら。しかし、5月は松竹座もあり、悩みどころ。
2月の博多座は現時点では諦め。資金がない。かわりにと言っては何だが、3月南座狙い(これもどうなるかわからないけれど)。

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伊達の十役千穐楽

126日 伊達の十役千穐楽(新橋演舞場)
千穐楽ということは、口上で海老蔵さんがちょっと触れただけで、特別どうこういうことはなかったように思う。
前回も書いたことだが、早替りはただ見てくれが変わればいいというものではない。あっという間に次々と10人もの人間になる、それを見事にやってのけた海老蔵という役者の凄さに、あらためて感じ入った。
今日は上から見ていたため、吹替えと入れ替わったところがよくわかったが、だからといって興がそがれることは全然ない。なぜって、ほとんど顔を見せない吹替えの役者さんがしっかり海老蔵さんの役を捉え、形もとても美しかったからだ。決して筋書きに名前の出ないこの役者さんたちの存在がなかったら、「伊達の十役」は存在しないのである。そして、裏でフル回転しているであろうスタッフさんたちのことにも思いをいたし、猿弥さんの休演というハプニングはあったものの、それを乗り越えて無事に千穐楽の舞台が終わったことに、心からの拍手を送った。
猿弥さんの鬼貫の代役、右近さんの悪役ぶり――二枚目もいいけれど、これからも悪役をやってほしい。大喜利での僧侶は、鶴松を殺した罪滅ぼしか(な~んて)。春猿さんの毅然とした美しさ、笑也さん本来の赤姫の楚々とした透明感のある美しさ、笑三郎さんの格式高い栄御前、ひたすら忠臣をつとめる弘太郎さん、老獪だが勝元にやりこめられて気まずい表情の寿猿さん(「五重塔」以来、手の震えが気になるが、大丈夫かしら)、急遽の代役を違和感なくこなした猿四郎さん、そして存在感ある悪役の欣弥さん。澤瀉屋さんの実力も遺憾なく発揮され、嬉しかった。門之助さんの沖の井も好きだし、獅童さんの民部之助も線の太さが生きていたと思う。
海老蔵さんの政岡が前回よりずっとよかった。前回はその迫力に圧倒される感じであったが、男が入っているのはまあ入っていたにしても、毅然とした気丈さと母の嘆き悲しみが強く伝わってきた。
小林麻央に似ているかどうか――頼兼は似ていたかも。口上のパネルで「あら」、舞台に登場しても、「あ、似てるかも」と思った。
前回摑み損ねた与右衛門は、高い上ずったような声のときはやはりうまく摑めなかったが(そういう声は苦手なのだ)、声が低くなるとその良さがわかるような気がした。つまらぬことを言うと、鎌をおなかに挟んで歩くのにはハラハラしてしまったcoldsweats01 危ないよ~。
仁木弾正の空中闊歩は素敵な不気味さを堪能したし(前回スッポンから流れていた煙が今回はなかったような…やっぱり喉に悪いのかな)、細川勝元のユーモラスな部分も持ち合わせた実にかっこいい正義には「惚れてまうやろ~」だし(Wエンジン風に。Wエンジンは勘太郎さんのお友達だそうで、結婚式にも招待されたといっていた)、それこそ汗びっしょりの押し戻しも目出度くて満足。荒事の格好をすると、顔も含めて團十郎さんに似ているなぁと思う。
ミーハー海老ファンにはたまらない5時間でした(写真はガマンした。その代わり舞台写真入り筋書きを購入)。

おまけ:唐沢寿明さんと伊藤英明さんが並んで観劇していた。唐沢さんはびっくりするほど背が高く、顔が本当にちっちゃい。伊藤さんは、人柄があたたかそうで、2人ともかっこよかった。大喜利の前の幕間で気づいた私は、時々双眼鏡を2人にも向けちゃいましたわ。仁科明子さんもいらしているという噂を聞いたけれど、こちらは発見できず。

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2010年1月26日 (火)

ありがとう、アラーム

今日は3月日生「染模様恩愛御書」の発売日。昨夜遅くまでしっかり日程調整をしていたのに、今朝になったらす~っかり忘れてしまっていた(ちょっと危ないな、とは常々心配していたのだ)。
9時45分に携帯のアラームが鳴り--だいぶ前、歌舞伎発売日が火曜日だった時に合わせておいたアラームをそのままにしてあった--、1秒後にハッと思い出したshock
あわててWeb松竹にアクセスして、ちょっと寝坊したために遅くなった洗濯物を急いで干し(こういう時にじっとその時を待つって、できないタチ)、2分前に再びPCの前に。
117で時刻を確かめ、歌舞伎座とは違って余裕で希望の日のチケットを取れたのでした。
必要のないときにしつっこく鳴るアラームにはいつも「わかった、わかった、まったくうるさいなあ~annoy」と苛立つ私、現金なことに今日ばかりは「アラームさまさま、ありがとうっshine」の感謝。偶然にも今日鳴ってくれて、本当に助かった。

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浅草歌舞伎、イヤホンQ&A編

123日 浅草歌舞伎第二部(浅草公会堂)
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まだ、浅草歌舞伎が続きます(写真は、公会堂2階からの眺め。ガラス越しなので、照明が写り込んでいる。浅草寺を覆う金竜、かすかに見えますか?)。今度はイヤホンのQ&A。全員ではないし、聞き取れて記憶しているところだけ、と偏るけれど。質問は順不同。また、答えを一生懸命記憶したために質問内容を忘れてしまったところがあり、答えに合わせて私が作り出した質問になっているところもあるかも。その答えも正確ではなく、なんとも適当なレポだがご容赦ご容赦coldsweats02
亀治郎
Q
来世生まれ変わるとしたら男か女か?
A
私は来世は生まれ変わりません。が、そういう質問なので…男でも女でもどちらでもよい。しかし私は生まれ変わりません。今世で終わりです。
Q
好きな俳優、影響を受けた俳優は?
A
佐々木蔵之助さんかな。先日浅野温子さんに会った。子供の頃から好きだった女優さんで、イメージどおりだった。
Q
日本の良さは?
A
外国へ行くとよくわかる。トイレのきれいさ、店員の応対の良さ等。細やかなところで日本は優れていると思う。
Q
好きな食べ物は?
A
激しい役の後はさっぱりしたもの、イタリア料理が多い。和、中が好きで、洋ではイタリアンが好き。
Q
ゲンをかつぐか?
A
かつがないようにしている。かつぐと、それをしない時に、それのせいかと気になるから。
七之助
Q
眠くなったことはあるか、その予防法は?
A
眠くなったことはあるが、寝たことはない。寝ても演じられるようでなくてはいけないと言われている。この質問者はピアノ演奏中に眠ってしまい、それでも演奏していたとのことだが、それができるのは素晴らしい。予防する必要はないのでは?
Q
どんな性格?
A
めんどくさがり屋。洋服など買わない。出待ちでサインを求められた写真を見ると、今着ているのと同じ洋服のこともあり恥ずかしい思いをするが、それでも面倒なので洋服は買わない。O型です。
Q
歌舞伎の中で好きな女方の役は?
A
いない。夫のために身を売るおかるは、行き過ぎた愛情だし、おとくも他人の家の庭で死のうとするんだから。しかし今の感覚でははかれない。
Q
好きな服装は?
A
あっさりしたもの。歌舞伎の衣裳が派手だから。
亀鶴
Q
歌舞伎の中で好きな女方の役は?
A
みんな好き。おとくもおかるも好き(七之助さんと反対なのが面白い)。
Q
よかった芝居は?
A
「狭き門より入れ」
Q
好きなブランドは?
A
ブランドには興味がない。マルコメの味噌かハーゲンダッツかな。これもブランドですよね。
Q
移動中にすることは?
A
去年12月はずっとドラクエをやっていた(12月は移動あった?)。
Q
今年やりたいことは?
A
お休みがあったら、ディズニーランドのある外国へ行ってみたい。
愛之助
Q
初詣で願ったことは?
A
世界平和。冗談ではありませんよ。本当に世界の平和を願いました。それから、浅草に出ていながらなんですが、上方歌舞伎の繁栄を。
Q
これまでに失敗したことは?
A
ありますよ~。覚えていらっしゃる方もいるでしょうが、去年の2月松竹座「吹雪峠」。雪の中、木戸を壊してそれが獅童さんの頭に倒れて収拾がつかなくなった(このとき、ちょうど友人が見ていて、状況を教えてくれましたっけ)。
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2010年1月25日 (月)

浅草歌舞伎第二部再見・2

123日 浅草歌舞伎第二部(浅草公会堂)
本編のお芝居についてはほんの少しだけ。
「奥州安達原」
センター上手寄りだったので、袖萩のしどころが垣の隙間からしか見えず、首が痛くなる。私にとっても「この垣一重がくろがねの」でしたな。
袖萩自害は、前回物語にのめりこむあまり、吹替えと気づかず、貞任をすっごい早替りと一瞬勘違いした。そのため、今回は首をしっかりまわして確認した。
お君はこの日も宮永歩海ちゃん。ほんっとに可愛くて、じっとかかさまを見上げる瞳が、身を寄せ合って必死で生きてきた母子の愛情の深さを感じさせて、それを見るだけで涙が出てくる。癪を起こした母親に着物をかけてあげたのを悟られまいとするいじらしさ。手に息吹きかけ、身は震えているのに、母に心配をかけまいと、自分はちっとも寒くないと言ういじらしさ。どうしてこれが泣かずにいられよう。母は母で、子の思いやりを知り、冷え切った体を抱きしめる悲しさ。勘太郎さんの身全体に愛情や悲しみが溢れ出て、泣ける泣ける。
浜夕の歌女之丞さんのつらい立場が切々と伝わってきた。
貞任の勘太郎さんが娘への愛情と義家への復讐との板ばさみになって足掻く表情は、この日の深夜BSでやっていた「仮名手本」の判官が師直に斬りつけたのを止められて悔しさに足掻く勘三郎さんの表情によく似ていた。赤旗は、前回の伸び方から私の頭上を掠めることを期待したのに、今回はちょっと投げ方が弱かったのか、もっと前で戻ってしまった。残念。
愛之助さんの宗任の豪快さ、七之助さんの義家の品のよい大きさもこの芝居を盛り上げた。
盛り上げたと言って忘れてならないのは浄瑠璃。愛太夫、幹太夫が顔を真っ赤にして全身で語る親子の情愛は、耳からも安倍一族の悲劇を胸に食い込ませたのであった。
「悪太郎」
重く悲しい悲劇の後に、軽妙なこの作品をもってきたのがよい。亀治郎さんの悪太郎には酒臭さが漂っているようであり、悪太郎がぐるぐるとめまうたびにこっちもめまいがするような気がした。愛敬も十分あり、ほんと、憎めない酔っ払いねえと思った。受ける亀鶴さんとのコンビネーションもとてもよく、2人のうまさが全面に現れて、本当に楽しかった。愛之助、男女蔵さんも加わった連舞で幕が閉まるのが惜しい。もう少し見ていたい。そういう名残を感じながら席を立った。

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浅草歌舞伎第二部再見・1

123日 浅草歌舞伎第二部(浅草公会堂)
二度目なので、ご挨拶を中心に。
「お年玉ご挨拶:亀鶴」
毎年、どの方のご挨拶も楽しみだけれど、中でも亀治郎さんと並んで一番楽しみなのが亀鶴さん。たまたま取ったこの日が亀鶴さんに当たってラッキーheart04
定式幕の裾がちょいとめくられると、ところが亀鶴さんではなくて羽子板が目に入った。あれ、亀鶴さんいないの?ときょろきょろしてしまった。ちょうど私のところからは平伏した亀鶴さんが見えなかったみたい。「(大勢見に来て下さって)厚く厚く御礼申し上げる次第でございます~」と型どおりの大時代な口上を述べたかと思うと、いきなりマイクを手にして「は~い、それでは」と180度転換の亀鶴さんらしいくだけた親しみある口調に。いつもは質問されることが多いが今日はお客様にインタビューしてみたい。質問を受けてくれる方、と客席に降りて見回す亀鶴さん。どなたか手を挙げられたのだろうか、若い女性がインタビューを受けることになった。
浅草歌舞伎は何回目?→数え切れないほど
いつから?→4年ほど前から
記憶に残る演目は?→(やや考えてから)蜘の糸
ああ、亀治郎さんのね。亀治郎さんにこれからやってもらいたい役は?→何て答えられたかしら、忘れてしまった。自分が「黒塚」とか思っていたものでcoldsweats01 そうそう、「女方を」とか答えられていたかもしれない。というのは、亀鶴さんが「その女方を亀治郎さんは今回全然やっていない」と受けていたような記憶があるから。
亀治郎さんは今年は猿之助さんの役を中心に、亀鶴さんは2月に現代劇を(見に行きますです、多分)、愛之助さんは…(何だったか聞きそびれた)、勘太郎さんは「おくりびと」の続編が、それぞれ予定されているそうだ。
女性に何かプレゼントした後、亀鶴さんは「どうやって戻ろうかな」と呟きながら、上手からひょいっと身軽に舞台に飛び乗った。こういうところが亀鶴さんの魅力の一つなのだ。
そして、いよいよ羽子板プレゼントの抽選会。自家10万円だとかshock 亀鶴さんと愛之助さんの羽子板は既になくなっている。まずは誰のが当たるかを引く。この前レポしたとおり、今回は勘太郎さんだった。次は誰に当たるか。亀鶴さんったら、すぐには発表せずに、気を持たせる。「<せ>列の方、全員立ってください」。くぅ~cryingその時点で私は落選。次に「2桁のお客様は座ってください」。「5番から後ろの方、座ってください」。で、ここへきてついに当選番号が発表される。なかなか盛り上がって面白かった。
当選されたのは、なんと浅草歌舞伎は初めてという女性。なんてラッキーなんでしょ。これを期に、絶対浅草歌舞伎ファンとなって毎年応援してほしいもの。
で、お年玉ご挨拶は再び型どおりの口上にて終わり。楽しかった。当然、予定の5分は大幅にオーバーだったsmile

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2010年1月24日 (日)

浅草歌舞伎第一部・2

123日 浅草歌舞伎第一部(浅草公会堂)
後記する上演時間をご覧いただければわかると思うが、ここの間の25分に食事とはちょっと早いし、「御浜御殿」が終わってからの食事はちょっと遅い。結局お昼は抜いてしまいました。
「御浜御殿」
最初に見た梅玉 vs 翫雀にいたく感動して、その後2回の仁左様 vs 染五郎で感動を新たにした「御浜御殿」。期待が大きかっただけに、すこしはずされた気がした。とくに御座の場、綱豊と助右衛門が肚の探り合いをするあたりまでは双方あまり深みが感じられず、訴えかけてくるものがなく、やや退屈を覚えた。しかし綱豊が、内蔵助が江戸に下った理由を問い詰める頃から緊迫感が伝わってきて、「あなた様のお心は痛みはしませぬか」のセリフ(綱豊がわざと身を持ち崩しているのではないかと綱豊にツッコむ場面)、また助右衛門が閾を越えた瞬間には涙が出た。
綱豊には大きさと苦悩と殿様らしい癇性なところと鷹揚な愛嬌が必要だと思うのだが、愛之助さんにはその苦悩がやや不足していたような気がする。それは若さ故かもしれない。形は仁左様によく似ていて、とてもいいのだから、その辺が滲み出てくるようになると、仁左様に並ぶ綱豊になると大いに期待する。
一方の助右衛門も、亀治郎さんの若さが一部では邪魔をし、一部では生きていたと思う。助右衛門は亀治郎さんのニンではないような先入観があったが、それは私の認識不足で、若さがストレートに迸る場面には強く心を動かされた。
七之助さんの喜世は、化粧が合わないのか意外と綺麗じゃなかったが、これまでの喜世の中で一番わかりやすいような気がした。いいのか悪いのかよくわからないが、自分というものをしっかりもった女性のように見えた(これまでの喜世は、うまく摑めないでいたのだ)。
亀ちゃんは、「草摺」で朝比奈に引き止められ、「御浜御殿」で喜世に引き止められ、そこは思わずニヤリとしてしまった。
亀鶴さんの江島がしっとりと位の高さを見せてよかった。亀鶴さんって実に芸の幅が広いなあと改めて感心した。江島に絡む段之さんが、必要以上に江島を睨みつけて笑いを取る。段之さんって時々そういうことするよね。
役者の年季というものをちょっと考えさせられた芝居であった。
「忍夜恋曲者」
スッポンのない舞台での滝夜叉の登場は見事だった。どこからどうやってでてくるのだろうとじっと目を凝らして見ていたが、面明かりに導かれるように、いつの間にか下手にす~っと姿を現したから驚いた。それから花道七三に進み、そこで一踊り。
この七之助さんはとてもきれいだった。全体の流れもよくわかった。ただ、こういう表情も大切な踊りになると、3階から双眼鏡で覗くのと双眼鏡なしで全体に目をやるのとで見方がどっちつかずになってしまい(おまけに手すりがあるから、身を乗り出さなければ全然舞台が見えない。後ろに遠慮しつつだから…)、残念ながらさしたる感想が書けない。せっかくの中村屋兄弟の踊り、近くで見るべきであったか。でも屋台崩しはやっぱり上からよね。
追記:イヤホンで、「滝夜叉は成駒屋の芸。自分がやるとなったら、祖父の芝翫も叔父の福助も目の色を変えていた」と七之助さんが言っていた。プログラムにもそのことが書いてある。

<上演時間>「ご挨拶」5分(11001105)、「草摺」20分(11051125)、幕間25分、「御浜御殿」105分(11501335)、幕間25分、「将門」50分(14001450

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浅草歌舞伎第一部・1

123日 浅草歌舞伎第一部(浅草公会堂)
通しで観劇。夜の部は16日にも見たが、昼の部は初めてだし、この1回限りと、例年の浅草観劇を考えると、自分ながら寂しい。
「お年玉ご挨拶:男女蔵」
型どおりの自己紹介(自分の名前を言う程度)の後、「失礼してマイクを持たせていただきます」と、そこからややくだけて、恒例「浅草歌舞伎を初めて見た人?」(これ、ご挨拶でたいがいやるのよね)。3階最前列にもかかわらず、手すりがちょうど視野のど真ん中に入りよく見えなかったsad(来年からは、3階席を取るなら一番後ろに決めた。遠慮なく伸び上がれるもの)けれど、初めてという人は少ないようだった。「亀治郎さんが2012年に地球は滅亡する(マヤ文明関連ですね。ホントなのかな、ノストラダムスも当たらなかったし)と言っていたが、11年も12年も浅草メンバーで帰ってきたい。男女蔵もお忘れなく」「イヤホンの幕間に質問コーナーがあります。芝居の間はイヤホンいらないよという人も、幕間のためにどうぞ」と宣伝が続く男女蔵さんのご挨拶、極め付きは半ば強制的なbleahオメちゃんコールであった。1階→2階→3階→全員と計4回の「オメちゃんオメちゃん」(私も2回、やりましたよ)。いかにも男女蔵さんらしいご挨拶ではあった。
「正札附根元草摺」
男同士(つまり、曽我五郎 vs 小林朝比奈)のこの演目を見るのは初めて。五郎 vs舞鶴だったら、平成17年の橋之助&魁春、そして去年は松緑&魁春(歌舞伎座)、愛之助&孝太郎(巡業)と2度見ている。五郎 vs 舞鶴は去年の歌舞伎座で初めてその面白さを知ったが、私には男同士の踊りのほうが断然魅力的に映った。二畳台を下りた2人のきっぱりと力強く引き合う姿に、見ているこちらも力が入る。
亀治郎さんは今年の浅草は立役しかやらないのだが、そのことに全然違和感を覚えないほど、立役が合ってきた。この五郎も線が太く、勇ましく、強い意志がはっきり感じられ、これまで立役にはちょっと似つかわしくないと思っていた顔の丸みが今回は全然気にならない。おおカメちゃんも荒事ができるのだと感動した。だって、私はずっと亀治郎は女方に限ると思い込んでいたんだもの、今年の浅草で大いに目を開かれた。
勘太郎さんの朝比奈も、亀治郎さんと息の合った力のこもった踊りで、無骨な朝比奈が姉さんかぶりをして何とか引きとめようとするところがとても楽しかった。たった20分と短いのが残念、もっと見ていたかった。
余談:五郎と朝比奈の出の前、長唄・囃連中ののったひな壇の後ろに、2人の頭がちょびっと見えた。ひな壇の真ん中が割れて登場する様を早くも思い浮かべ、自分の中で盛り上がった。

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浅草、羽子板プレゼント

後ほど詳しくご報告しますが、羽子板はあと3枚。
今日(23日)の當りぃ~は、勘太郎さんでした。
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七ファン、亀ファン、男女ファンの方々、まだ間に合いますわよぉ~dash

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2010年1月23日 (土)

捕鯨船、発見

澤瀉屋さんのことを気にかけながら、浅草へ行ったら行ったでそちらにミーハーしてしまう私。
帰りに「捕鯨船」を見つけて1人興奮happy02
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去年12月13日放送の「ウチくる!?」で、亀ちゃんがカトちゃんになっていた、あのお店。公会堂からTXの浅草駅に戻る途中にあった。亀ちゃんが時々ここに来てるんだと思ったら、年甲斐もなくドキドキしてしまいましたわcoldsweats01

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ショック続き澤瀉屋さん:猿弥さん休演!!

昨日、六条亭様からいただいたコメントで、猿弥さんの休演を知り、思わず「ええ〜っshock」と叫んでしまった(休演の詳細はココ。これも六条亭様から教えていただきました。昨夜はこちらも体調不良で早寝してしまったので、アップが遅くなりました。私は睡眠ですっかり回復)。
大ショックである。猿弥さんは昨年7月にも体調を崩して数日休演されたし、段治郎さんは未だ復帰かなわず、3月の日生も休演が決まっている(復帰第1作を楽しみにしていたから、このニュースを知った時も大ショックでした。代役は門之助さん。先程、4月演舞場としたのは間違いでした。ごめんなさい。maroon6様からもご指摘を頂きました。ありがとうございます…私が動揺しても仕方ないのに、かなり動揺している)。御大の猿之助さんは演出や後進の指導にあたっていらっしゃるとはいえ、舞台をつとめるに至っていない。
澤瀉屋の皆さんの結束は強いから、きっと全員の力でここを乗り切ると信じているけれど、今度は他の方が体を壊されたりはしないかと、心配になる。
千穐楽まであと何日かというところで舞台を降りざるを得なくなった無念を噛み締めているであろう猿弥さん、そして復帰が延期になってこれまで無念の思いでいるであろう段治郎さんの早い回復をお祈りするばかりである。

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2010年1月22日 (金)

伊達の十役:追記

先日の演舞場夜の部で書き忘れたこと。
①やっぱり演舞場の舞台が狭く見えた。それは奥殿の場。こぢんまりして、奥行きが感じられない。幅も狭いなあと、歌舞伎座の広さがあらためて思われた。ただ、その分、子供たちとの場面により家族的なものが感じられたかもしれない。
②海老ちゃんの汗が飛んできた。あんな大奮闘にもかかわらず、それほど汗が目立たないように思えた海老ちゃん。最後の押し戻しは、さすがに衣裳もすごいし、汗をびょっしょり浮かべていて、トンっと(ドンかな)ジャンプ、着地したところでsweat01 花道横を取った甲斐あり(娘に、「え~っ、汗ぇ~?どんな好きな人でもそれはイヤだな」と言われたことがありましたっけcoldsweats01)。

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2010年1月21日 (木)

歌舞伎座夜の部

120日 初春大歌舞伎夜の部(歌舞伎座)
今月は昼夜1回ずつしか見ない歌舞伎座。ということは、今日が今月歌舞伎座ラストだったんだわ。ちょっと寂しい。
「春の寿」
雀右衛門さんの出演は、最初から疑問符付きではあったけれど、休演が明らかになってからは、千穐楽のみの登場かなと思っていた。それなら最初から諦めがつくけれど、1日前の19日だったとはね。実は、千穐楽と思う陰で、後半どこかで出てくるんじゃないかと秘かに期待していたのだ。しかも絶対20日と踏んでいた(大安だし、キリがいいじゃない)。それが1日前とはshock 2日続きはないだろうし(ジャッキーさんの新聞写真を見た。重い鬘と衣裳をつけ、座っているだけで体力が相当消耗されることは父と重ねてよくわかる)、ガッカリでしたwobbly 19日観劇の方、超ラッキーでしたねっshine
というわけで、雀右衛門さんに宛てて作られたような舞踊(長唄の歌詞に「京屋」云々というのがあったし、梅之さんのブログによれば、やはり今回のために構成された作品だとのこと)は、主役不在の寂しさは拭いきれないものの、華やかでそれなりに楽しめた。でも、友右衛門さんが魁春さんの手を取ってエスコートしたときには、本来ならここで親子共演が見られたんだよなあ、とか孫の廣太郎・廣松クンと一緒に舞台に立っているところを見たかったなあとか、やっぱり残念に思った。
福助さんと梅玉さんは、「蝶の道行」のコンビだったっけ、とふと思い出したりもした。
この舞踊では、廣太郎、廣松、米吉、種之助(種之助クンは、私は初見)という、しばらく歌舞伎から遠ざかっていたジュニアたちが登場。種太郎クン、隼人クンも加えて、若い芽が揃ったのは、まさに春の寿。目出度い目出度い。
「車引」
ジャッキー不在の夜の部の最大の目玉はこれ。噂に違わずよかったsign03
80
歳を超えての初役、隈をとった芝翫さんの顔がとても立派で、まずそれに感動した。若々しく、意外と線が太く、それでいてとてもやわらかくて、どうしてこれまでこの役を演じなかったのかしらと不思議に思った。
吉右衛門さんの梅王がまた若々しくて稚気に満ち、「賀の祝」で松王とケンカする梅王までが目に浮かぶようであった。
幸四郎さんの松王は、私としてはどうしてももう少し大らかさがほしくなってしまうのだが、吉右衛門さんとの対峙は見ごたえがあった。
さて圧巻は富十郎さん。評判の青隈なしの時平は見事というしかない。青隈がない分きれいで、それでいてめちゃくちゃ不気味、ほんと、怖かった。周囲に妖気が漂っているのが見えるようだった(えっ、富十郎さんも初役だったのshock イメージ的には何度も富十郎さんで見ているような…)。
幸四郎さんも吉右衛門さんも、どちらかというと、外に開くのではなく内へ内へとマグマが籠もっていく感じを受けるのだが(その度合いは幸四郎さんのほうが大きい)、富十郎さんは開放的で(「大らかな」というのはそういう意味だ)、それが私は好きだ。3階の席からは時平が塀の後ろからこっそり出てきて牛車に乗っていたように見せるところが丸見えだったけれど、富十郎さんの堂々たる「乗っていたふり」が又素晴らしくよかったsmile
芝翫さんが一際小柄なので、3人の体の大きさのバランスがどうかと思ったが、意外にも全然気にならなかった。芝翫さんがそれだけ大きく見えたのであろう。しかも、芝翫さんと富十郎さんの大きさに吉右衛門さんがいつもより小粒に見えてしまった。面白いことに、幸四郎さんにはそれを感じなかった。
車引でいつも思うこと。杉王が梅王と桜丸につっかかり、足をばっと開いてぐっと腰を落とし拳を固めた右手を上げた形をしばらく取り続けるが、これは相当苦しい姿勢ではないだろうかと、毎度、杉王役の役者さんを心配していた。今回の錦之助さんは途中でじりじりと足の開き加減を小さくしていた。それに従って腰の位置も少し高くなり、いくぶん姿勢が楽になったのではないかと思った。
満足な「車引」でした。

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旬クン抜きの「ムサシ」再演

さいたま芸術劇場の今年の演劇ラインナップが発表になった。
3月はヘンリー6世。これはもうチケットももっている。
5月15日~6月10日は「ムサシ」
去年好評だった「ムサシ」のロンドン・NYバージョンである。ところが、ショックなことに、出演者に小栗旬クンの名前がないshock かわりに勝地涼クン。私にとっての勝地涼クンは、「未来講師めぐる」のおバカな男の子だから、どうもピンとこない。まあ、でも蜷川さんが選んだのだから演技にしっかりしたものがあるのでしょう。旬クンはスケジュールでも合わなかったのかしら。辻萬長→六坂直政なんていう交代もある。
楽しみな演目は、8月の「ガラスの仮面2」、10月の「じゃじゃ馬ならし」。
気の早いこと!!

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2010年1月20日 (水)

歌舞伎座3月、4月演目

10012001tirashi
歌舞伎座から携帯で投稿したのだけど、チラシ入れておきます。
菅原伝授手習鑑は、3月1部、2部、3部、4月2部に分けてもってきたか。
3月第1部
加茂堤
桜門五三桐:国立劇場と競演ってことか(国立は通し、歌舞伎座はさわり、みたいなものか)
女暫
第2部

筆法伝授
 菅原館奥殿の場、同学問所の場、同門外の場
弁天娘女男白浪
 浜松屋見世先の場、稲瀬川勢揃いの場
第3部
道明寺(13代目片岡仁左衛門17回忌、14代目守田勘弥37回忌)
石橋

4月第1部
御名残木挽闘争(おなごりこびきのだんまり)
熊谷陣屋
連獅子
第2部
寺子屋
三人吉三巴白浪
 大川端庚申塚の場
藤娘
第3部

実録先代萩
助六由縁江戸桜

ともに2日〜28日

当分、出演者予想で自分の中で盛り上がれそうsmile

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伊達の十役:海老蔵以外篇

117日 初春花形歌舞伎夜の部(新橋演舞場)
今度は他の役者さんについて。
①市蔵さん
イチオシは外記左衛門。時々老け役は気の毒と思うこともある市蔵さんだが、この外記左衛門は渾身の演技で、田舎から出てきた実直な忠臣ぶり、その困惑、必死さがひしひしと伝わってくる。先にも触れたとおり、弾正との立ち回りは迫力たっぷりで見ごたえがある。
②笑三郎さん
三浦屋女房と栄御前の2役。栄御前の風格を見ていると、笑三郎さんの実力がよくわかる(昼の部の大磯の虎も大きさと独特の色香が匂うようだった)。
③右近さん
八汐の暗い意地悪さがはまっていた。千松を刺した後、いつぐりぐりとやるのかと眉をひそめながら見ていたら、そうするかわりに突き立てた懐剣を何かでポンポンと叩いていた(見ているときはわからなかったのだが、叩くのに使ったのは手鏡で、叩きながら様子を窺っていたのだそうだ。これは実川延若型らしい)。こういう型は初めて見たが、ぐりぐりやるより冷酷な気がした。
④子役ちゃん
とくに千松がひもじさを耐えるところで泣けて泣けて。あまりの空腹に立ち上がれない千松に笑いが起きていたが、そりゃかわいそうすぎるでしょう。どうして早くご飯をつくってあげないの、政岡さ~ん。
⑤笑也さん、門之助さん、春猿さん
若々しく品のよい京潟姫はまさに笑也さんのニンなのだろう。久しぶりにそういう笑也さんを見られたのは嬉しいが、海老蔵さんにもっていかれてちょっと印象が薄いのが残念。門之助さんの沖の井が凛としてとてもいい。春猿さんの松島も控えめながらきっちりした形がよかった。
⑥猿弥さん
そんなに出番は多くないのだけれど存在感抜群。大江鬼貫のふてぶてしさ、そうかと思うとひっち坊の軽妙さ、魅せる役者である。
長くなったのでこの辺で。
<上演時間>発端・序幕65分(16001705)、幕間5分、二幕目25分(17101735)、幕間30分、三幕目65分(18051910)、幕間15分、四幕目65分(19252030)、幕間20分、大喜利35分(20502125

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伊達十役:海老蔵篇

117日 初春花形歌舞伎夜の部(新橋演舞場)
前後しましたが、夜の部の感想を。席は理想的な花道七三手前横(まさに海老ちゃんの顔を正面下から見上げる感じ)。海老ちゃんを堪能してきましたlovely
①口上
バックに海老蔵さん演じる10人の写真パネルが善人と悪人に分けて掲げられている(名前の上にのっかっている屋根のようなものは「入」という字を意識したものだそう。これからご覧になる方はちょっと気をつけてみて)。真ん中には善でも悪でもない、事件のもととなる張本人足利義兼が。
海老蔵さんによれば、題名の意味は、「恥も外聞もなく顔を真っ赤にして汗びっしょりかいて十役お見せします」というのだそうだ。「私1人で十役を早替りで演じるのが見せ所」「裁き裁かれ、謀り謀られ、殺し殺され、宙を飛び地へもぐり…」(何かもう一つ言っていたと思う)「十役なのでお目まだるきところがあってもご寛容のほどを」「皆さんの声援がなければつとめられません。いつもの十倍のご声援を」
②早替り
とにかく早いsign02 口上での柿色の裃姿の美しさに酔っていた目に、あららもう仁木弾正が。それからも早い早い。圧巻は、花道での与右衛門と道哲の入れ替わり。目の前で見ているのに、まるでマジックみたい(何とか見破ってやれなんて思っているから一瞬、あっとわかりそうな気配なのに、やっぱりわからない)。40何回という早替りのたび、吹替えの役者さん、裏方さん、みんなが結束した力を感じ、胸打たれた。
そして海老蔵さん自身についていえば、次から次の早替りはすなわち姿かたちだけが変わるのでなく全て違う人物になりきるわけで、その早替りが見事なのである。姿はAなのにBの人物が抜けていなかったり、間違って他の人物になっちゃったりってことがない。それができなくちゃ早替りなんてするなってものだけれど、でもそれってすごいなあと感心するのである。
③仁木弾正
十役の中でやはりかっこいいのは仁木弾正と細川勝元である。弾正の暗く鋭い目、真ん中に寄せてふくらませた目玉(きっとまた毛細血管が切れてる)、大きな大きな悪人だ(後に改心したふりをして外記を襲う卑怯さも備えている)。
床下での荒獅子男之助との対決はどのようにするのだろう(ここは吹替えを使うわけにいかないじゃない)と思ったら、弾正は鼠のままで(鼠さん、大活躍)男之助が引っ込んだ後スッポンからどろどろと登場。このとき、スッポンからは煙が流れるのだが、少し燻りくさいにおいがした。そのせいだろうか、海老ちゃんは少し咳が出るようで、必死でそれを堪えている様子なのが痛々しかった。
23回小さくコホッコホッとしていたので本当に心配した。私も芝居を見ていると必ず途中で咳が出て(空気のせいか埃のせいか)堪えるのに苦しい思いをするからよくわかるの。この場面は、弾正が悠々と宙乗りで消え去る場面だから咳なんてしたらかっこがつかない。どうにか無事に飛んでいってほっとした。
この宙乗り、今回はほとんど下から後姿を追うだけだったが、まるで宙を歩いているような堂々たる引っ込み。ああ、これぞ弾正なんだわと胸が躍った。
外記左衛門との全力を尽くした立ち回りは迫力に満ち、どきどきしながら見た。ところで、問註所白洲の場の大鼠、あまりの巨大さにびっくりした。

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2010年1月19日 (火)

大満足、演舞場昼の部再見

118日 初春花形歌舞伎昼の部(新橋演舞場)
夜の部はまとめるのにちょっと時間がかかっているので、興奮冷めやらぬうちに昼の部を。
12
月に粘りに粘って引き寄せた最前列。1日に何度もWeb松竹をチェックし、出てきた座席の変動をすべてメモすることが仕事になってしまった感さえあった日々。その甲斐あって、最高の席が舞い込んできた。とにかく海老ちゃんの公演中、一度は最前列で見ておきたかったのだ。
「寿曽我対面」
初日に比べ全体にぐっとよくなっていた。初日よかった役者さんはこの日もよく、初日いまひとつと残念だった獅童さんの形がかなりきれいになったし、父を殺された悔しさ、今この場で工藤を討てないもどかしさがよく伝わってきた。右近さんは台に上がったあたりからセリフの言い方が変わるような気がする。それまでははっきりした口調が、口の中で喋るというのだろうか、もごもごした喋り方になるのだ。もっとも、幸四郎さんのもごもごと違って右近さんのもごもごは、何を言っているかがきちんと聞こえる。ただ、工藤としては、あともう少し何かが足りないような気もしないではない。
「黒塚」
食後でやや眠かったものの、老婆・岩手の心境がよくわかった。夫に捨てられた悲しみ・悔しさよりも、高僧に救われた喜びが裏切られたことの衝撃の大きさは、初日同様岩手への思い入れを強くさせた。この人の心を救ってあげたかったと、見終わった後も哀れになる。猿之助さんとの比較はしようもないが、右近さん渾身の舞台であり、今後も岩手を演じ続けてほしいと思った。
今日は鬼となった岩手が赤い口の中を見せたり、「くわっくわっくわっが~っ」とやるたび笑いが起きて、とくに花道で苦しんでいるときにそれが大きかったのはどういうわけかwobbly
門之助さんの高僧と猿弥さんの強力がよく、演奏が素晴らしかった、ともう一度言っておこう。

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ミッキー安川氏、逝く

ミッキー安川さんが亡くなった。
小学生のときだったか中学生だったか、ミッキーさんの書いたアメリカ留学記を学校の図書館で読み、かなり影響を受けた。私は結局留学することはなかったが、語学に燃え、留学に憧れ、ミッキーさんにも憧れた。どんなハンサムな青年かと思ったら…coldsweats02 
若い夢は遠くなりにけり、である。
76歳、ご冥福を祈る。

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2010年1月18日 (月)

格別な海老蔵:2日続きの演舞場で

昨日夜の部、今日昼の部と2日続きで演舞場の歌舞伎を見て、海老蔵の格別さが改めて強く印象づけられた。
出てきた時の拍手が違う、見せ場の拍手が違う、何か変でも笑いが違う、幕が引かれる(あるいは下りる)時の拍手が違う。多くの観客が海老蔵のオーラを受け、海老蔵ワールドに取り込まれる。
海老蔵もそのスター性に驕ることなく、全力で役に打ち込んでいる。今日の鏡獅子の毛振りはなんと53回sign03 (レオン・パパ様が初日に数えられたときは49回。それだってスゴいのに、それを超えたのだからsweat01) 
毛振りだけではなく、他の動きも全力投球、見事な舞shine
昼の部の終演が3時前、約1時間後には八面六臂ならぬ十面八臂(?)の大活躍の夜の部が始まる。衣裳を脱いで化粧を落とし風呂に入ったら、それだけで1時間なんてアッと言う間に過ぎてしまいそうだけど、さらには夜の拵えもしなくてはならないのだ。休む間もないこの公演、初日に比べ何となく痩せたようにも見える。若いとはいえ海老ちゃんの健康状態が心配sad
それにしても、演舞場のこの空気に直接肌で触れた小林麻央は、海老蔵本人でさえ潰されそうになったという成田屋の重み、海老蔵夫人になることの重みを痛感していることだろう。

でね、ついつい海老ちゃんの舞台写真を買ってしまうわけ。浅草でもじっと堪えたのに、海老蔵だけはガマンができなくなっちゃうの。それでも20日には舞台写真入りの筋書きが出るというから、鏡獅子の1枚(これ、すっごくいい写真)だけにしたけれど、仁木弾正もほしかったなぁheart04 ちなみに、舞台写真売り場は2階ではなくなって、1階左側ロビー。2階では何か別のお店が出ていた(手拭のお店だっけ? なんだか忘れてしまった。ごめんなさい)。

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哀悼、小林繁氏

昨夜演舞場の帰り(感想は後ほど)、銀座の電光掲示ニュースで小林繁氏の死去を知り、衝撃を受けた。最近は名前も聞かなくなっていたし、正直すっかり忘れていた存在ではあったが、あの「空白の1日」が鮮やかに甦ってきた。
その潔さは小林繁氏を一躍ヒーローとし、反対に江川卓氏にはダーティーなイメージがつきまとうことになった。当時の私もドラフト制度の問題点等を考えることなく、ただただ江川と巨人に憤慨し、小林氏を熱烈に応援したものだった。
57歳という早すぎる突然死に、江川氏をはじめ当時の関係者は何を思っているだろうか。ご冥福を祈る。

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2010年1月17日 (日)

新春浅草歌舞伎第二部

116日 浅草歌舞伎第二部(浅草公会堂)
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浅草は来週一部二部通しでそれぞれ1回ずつのみ見るつもりだった。それが、勘太郎さんの袖萩があまりに好評なのでガマンができず、数日前に急遽「行こう!!」と決めてお年玉は誰?と見たら、おおラッキー、亀ちゃんじゃん。いそいそとWeb松竹へ。チケットは一等席のみで、それもなんと前方花道そばが! 迷わずぽちっ。今年はケチって一部も二部も3階で見るんだから2度見るのにはいい席でよかったわと思ったら、あら、第二部は1階前方を取っていたのでした(すっかり忘れていたcoldsweats01)。
「お年玉ご挨拶:亀治郎」
浅草歌舞伎は今年で30年目になるという。そういえば、去年買い集めた「花道」が今年は30号のはず(まだ買っていない)。「奥州安達原、通しのうち3段目をご覧に入れますが、3段目をもってして全部をわかるのはむずかしいのでちょっと説明します。複雑なので、喋っているうちに自分もわからなくなりそう。そういうときはプログラムを見て…」。とてもメモしきれる内容ではないので省略するが、「貞任、宗任は父の仇討ちをするために別々に行動…今で言うテロ活動ですね」などと、時々「今で言う」「現代語に訳しますと」と、表現を噛み砕いくというか、アイロニックな表現になるというか。それがごもっともな感じで、とても面白い。
延々説明したあと、「幕が開きますと、私が喋ったここから始まります」と高らかに言うから客席は大笑い。「一言で言うと、阿部一族のホームドラマ。早替りで男女を演じ分けるのが見どころ」。「芝居は生もの、舞台と客席が一体となって熱い熱い舞台にしましょう」。「ケータイだけは必ず切って。昼の部の「御浜御殿」という静かな話で、2度ほど鳴ったことがあるので」(きびだんご様がいらっしゃった時のことかな)。
亀ちゃん、ちょっと声が風邪気味のように感じたけれど大丈夫かな(→「悪太郎」で安心)。
「奥州安達原」
これまで見た袖萩は多分、福助さんと亀治郎さんだと記憶しているが、勘太郎さんの袖萩は2人に比べてとても古風な感じがした。いい悪いの問題じゃなくて、そういう個性だということ(若手で古風さのある役者さんは貴重な存在じゃない?梅枝クンとか)。出だしの声がやや掠れていて、その掠れ具合が勘三郎さんにそっくり!! 子役ちゃんの好演も相俟ってかなり泣かされたが、勘太郎さんの役としては袖萩よりも貞任になってからのほうが胸に応えた。大きくて荒々しくて、「おきみ、お前のことは不憫に思うし、第一可愛くってしょうがない。だけどとうちゃんにはやらねばならぬことがあるんだ。頼む、堪えてくれ。ああ、でもとうちゃんも、お前を置いて行かねばならぬなんて泣きたいよ~。ああ、どうしたらいいんだ」という人間らしい悩みがひしひしと伝わってきて、ここでも泣かされた。赤旗をぱっと広げるところは、今日はうまくいっていた(次回は私の頭上あたりを撫でそうだな、という席だから楽しみ)。
愛之助さんの宗任も好きだ。ラブリンは絶対こういう役が合う、と私は思っている。
七之助さんの義家は<らしさ>があって、男女蔵さんの直方にも貞任に通じる悩み、父親の愛(「娘も孫もかわいい。本当はどれだけ心配していたか。この手で抱きしめたい。それができぬ辛さよ…」)を感じ、泣かされた。
今日の子役ちゃんは、宮永歩海ちゃん。花道の登場から愛らしく、とくに癪を起こした母親に自分の着物を着せ掛ける場面のいじらしさ、ボロボロ泣いてしまったゎ。

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Googleのローソク

今日のGoogle、気づかれましたか?
小さなローソクが。Googleのセンスにちょっと感動。

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2010年1月16日 (土)

浅草アルバム:スカイツリー篇

10011601skytree
↑吾妻橋から
10011602skytree
↑隅田公園から
10011609skytree
↑東武線(左)と鳥(あっちこっち点々)と。
10011603skytree
↑言問橋から
10011604skytree
もっと早くに見に来たかったのだけど、やっと念願かなって、浅草歌舞伎観劇前に。今度は押上、業平橋と、直近で見てみたい(江川達也がスカイツリービューのマンションを買うとか買ったとか。彼は大橋ジャンクション工事現場ビューのマンションも持っているらしい。漫画家ってそんなに儲かるの?って下世話なことを真っ先に思った)。
浅草はいつ来ても、新しい発見があって、本当に面白い町だ。

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初春大歌舞伎昼の部

115日 初春大歌舞伎昼の部(歌舞伎座)
10011601omajpg
本年初歌舞伎座。だというのに、初っ端から遅刻。というのも、
赤坂ACTシアター「薔薇とサムライ」の先行販売にぶつかったから。まだACT倶楽部の会員資格があったみたいだし、どうしても確保しておきたいチケットだったので、悩んだ末、最初の「春調娘七種」を犠牲にした。というわけで、第二演目から。
「梶原平三誉石切」
3
度目かな。もっと何度も見ているような気がしていたけれど、富十郎さんの平三を見逃しているので、吉右衛門、幸四郎、幸四郎になる(正直言って、2度目の幸四郎さんの平三はあまり記憶にない)。
幸四郎さんは時々、セリフがもごもごして聞き取りづらくて苛立たされるものの(セリフの発声と理解の間にタイムラグが生じ、非常に疲れる)、大きさも情も力強さもあって、この梶原は好きだと思った。「こうらいやっ」の掛け声が盛んに飛んでいたが、それも納得。
俣野の歌昇さんが、眼光鋭く成り行きを見つめ、憎々しいこと。それでいて、試し切りの件で平三に強くたしなめられるとバツの悪い表情を見せる愛敬もある。そのバランスが絶妙で、歌昇さんは本当にステキな味の役者さんだ。
面白い(というと語弊があるかな)のは、秀調さん。剣菱呑助や馬盗人のならず者みたいな役もやるかと思えば、忠実な家来、果ては身分の高い奥方まで。どの演技も端正なのに、呑助なんかは巧まずして可笑しさと悲哀が感じられる。
芝居には全然関係ないが、八幡宮の正面階段の一番下に梶原の供侍が4人腰掛けている。その頭の丸い髷が階段のラインの上に炭団(古いね)が揃って載っているように見えて、なんだかおかしかった。
「勧進帳」
はじめの20分ほどだろうか、客席が全体にざわめいていて、落ち着かない感じだった。
團十郎さんの弁慶を見るのは3度目。やっぱり弁慶は團十郎さんだ。吉右衛門さんも、幸四郎さんも、仁左様もそれぞれいい。だけど、團十郎さんにはこれぞ弁慶、という味がある。なんて言うのかなあ、子どもの頃に見たかもしれない、あるいは映像でしか見たことがないかもしれない、一世代も二世代も前の弁慶の空気がある、という気がする。他の役者さんの弁慶ほどスマートではなく、けれどどっしりした頼もしさ、大きさ、大らかさは群を抜いている。そして勧進帳を読み上げる場面は團十郎さんのが一番好きだ。さよなら公演で團十郎さんの弁慶を見ることができてよかった。力みがなく自然体の弁慶であった。3階西側のお客さんたちが一生懸命下を覗き込んでいたが、「たっぷり!」と声の掛かった六方は見られなかったのではないだろうか(私もあの席は一度経験があるが、花道はまず諦めたもの)。
梅玉さんの富樫がとてもよかった。上品で気骨が感じられる(私は、梅玉さんは気骨のある役のほうがステキだと思うのだけど)。團十郎さんの弁慶とよく合っていた。もちろん、どの芝居でもそうだろうが、「勧進帳」ではとくに弁慶役と富樫役の相性が芝居のレベルを上げるような気がする。そういう意味では吉右衛門 vs 富十郎がマイベストだが、今回の團十郎 vs 梅玉も非常に相性がよかったと思う。弁慶を見送る姿に胸が熱くなった。
さらに感動したのは勘三郎さんの義経。花道の出からして尊く見えて、思わず涙が出た。弁慶の手を取る場面がまたありがたく、ここでも涙が滲んだ。
本当は、梅玉さんと勘三郎さんにずっと気をとられていたのに、いつの間にか弁慶に取り込まれてしまったという「勧進帳」でした。

ところで、太刀持ちの玉太郎クンが登場した一瞬、あんまり小さくてビックリした。

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2010年1月15日 (金)

ラブ歌舞伎座・28(ユニフォーム)

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歌舞伎座の女性職員さんのマント(? コート?)が以前からとてもステキだと思っていた。写真、失敗しちゃったので迷ったけれど、今後も上手に撮れる自信がないので、一応これで。

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2010年1月14日 (木)

「旭輝黄金鯱」、2階から再見

112日 「旭輝黄金鯱」(国立劇場大劇場)
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この日の席は2階ほぼセンターの後方(3階よりは前ってこと)。私のブロックは2列目~4列目がほとんど空席状態で、元々売れていなかったのか、団体さんがドタキャンしちゃったのかわからないが、実にもったいない。もし、元々の空席なら、ネットでなく電話か窓口なら取れたのかしら。
初日は、まだセリフの入っていない役者さんもいたりして、それはそれでご愛敬、全然気にならなかったが、やはり日が経つと芝居として完成されつつあるのがわかる。初日は笑いに重点が置かれていたような気がしたのが、今回は全体に物語として見せているという印象をもった。
二度目なので、初日と少し違ったかも(初日の記憶が実にあやしくなってきている)という点と、初日に気づかなかったり触れなかった点を中心に。
①序幕茶摘みの場(この場面、とてもいいから、これからご覧になる方は遅刻なさらないで)の菊三呂さん、松也クンの春勝の言い草を真似るところでは、初日はややオトコ声が入って笑いを受けていたが、この日は女声のままであった。
②松緑さんの六方が思いいれたっぷりできれいで、見とれた。2階からも十分よく見えるが、揚幕に入るまで見たかった。
③菊之助さんが亀蔵さんを殺す場面、実は親子だったというこの2人(ネタバレ、ごめん)、悪の親を善の子が成敗するのだが、殺した後に菊ちゃんがそっと片手をあげて冥福を祈っていた。初日の席からはこの姿は見えなかった。妙に感動した。
④菊五郎さんの大凧乗り。客席に目をやりながら、けっこう気持ちよさそうに飛んでいた。この時こそ、2列目があいているのが本当にもったいなくて、席を移りたいと激しく思った。菊五郎さんの表情も2階のほうがよく見えたし、下で見るよりずっと、大空を飛んでいる感覚がした。那古野城の天守閣は、私のアテにならない記憶では、しばらくの間客席にせりだしたままだったような気がしたが、菊五郎さんが降りるとすぐにぐ~っと舞台中央に移動していった。鯱に乗るのも何となく初日と違ったような(初日のTV録画ができなかったのが残念至極)。相当高い位置での見得は、高所恐怖症の私には見ているだけで怖い。千穐楽までお怪我のありませんように。
⑤金助隠家の場は、初日よりぐっとドラマ性が高まっているように感じた。見ているこちらも内容を把握しているせいだろうか。あるいは役者さんたちも慣れてきて芝居に入る度合いが強くなったのか。時蔵さんと梅枝クンのしっとりした情景がとても好きだ。

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2010年1月13日 (水)

5月は大阪、名古屋へ…

5月以降の歌舞伎公演がどうなることか気にかかるところだが、とりあえず5月は遠征月間になりそうかしら。
都内(演舞場)は別として、松竹座の團菊祭、御園座の花形歌舞伎(亀ちゃんは2月からずっと地方ですか…)ははずせそうもないもの。
あと、現時点で遠征するかもしないかもcoldsweats01、というのは9月の大阪新歌舞伎座杮葺落公演かしら。

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懲りない赤っ恥人生

昨日、国立の帰りに最寄り駅の自動改札を通ったら、パスモの残高不足で止められた。そういえば、半蔵門で残高が200いくらしかなくて、ちらっと不審に思わないではなかったのだ。でも、私の見間違いに違いない、とその時はあまり気にしなかった。だって、私のパスモはオートチャージにしてあるんだもの。
とりあえず、1000円だけチャージして、今日カード会社に問い合わせてみた(どこに問い合わせたらいいのかわからなくて、とりあえず請求元に連絡)。カードには何の問題もないという。次に、そこで教えてもらったパスモのセンターに電話すると、チャージできなくなる直前から1カ月ほど前までの状況を色々質問されて、最後に、(パスモが登録されている)カードの有効期限が切れたということはなかったか、ときかれた。
はい、12月に。「そのとき、パスモの有効期限延長手続きのお知らせが入っていませんでしたか?」
はっshock その一言ですべてが氷解。送られてきた新カードの封筒に、たしかパスモもどうこういう紙が1枚入っていた。いい加減な私はそれにちらっと目をやり、「あとでゆっくり読もう」と元に戻したまま、すっかり忘れていたのだ。

あ~、超赤っ恥。オートチャージできないのは自分のせいなんて考えてもいなかったわ~。電話で平謝り。しかも、「その時の郵便はもうお捨てになられましたか」ときかれ、どこかに保存しておいたつもりだったけど、既に自信をなくしているから、捨てていないとは断言できずとまどっていたら、本来はお知らせの紙があったほうが手続きしやすいけれど、なくても大丈夫ということ。コールセンターのおねえさんは大変親切で(ドラマ「コールセンターの恋人」、よかったなあhappy01)、私はただただ自分のだらしなさを愧じるばかり。

で、この話はまだまだ終わらない。早速手続きすべく、カードが送られてきた封筒を探した。ここにあるはず、と最初に調べたところには、しかし、ない。そこにないということは、その辺にほっぽってあるに違いない。私の場合、その辺にほっぽってあるものを探すのは容易じゃない。プチ大掃除が始まってしまった。なのに、封筒はない。しょうがない、「紙をなくしました」と恥を忍んで行って来るか、と諦めかけたとき、封筒がみつかったsign03 何枚ものお知らせの中からやっと目当てのものを見つけ出し(自分の印象に残っていた紙と違ったから、そんなもの1枚見つけるのもすんなりいかなかったわけ)、パスモ騒動はおしまい。
余分な時間は使うし、ほんと、私って懲りない赤っ恥人生まっしぐらなんだわ、と情けなくなった次第です。

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2010年1月12日 (火)

黒衣ちゃんっ

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握りつぶしてしまうには可愛すぎる「歌舞伎たまご一座」の「黒衣ちゃん」。国立劇場オリジナルのストレスリリーサーです。握らなくたって顔を見ているだけで、癒される(写真じゃわかりにくいけれど、左手はまっすぐおろし、右手はちょっと腰のあたり--どこが腰なんじゃぁ~smile--に当てているのがニクい)。
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追記(1/13、22:00):さっき国立劇場のHPを見たら、まったく同じような写真で黒衣ちゃん新発売のお知らせが出ていたゎcoldsweats02

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時代:昔はどうしていたんだろう

今日締め切りの仕事を3件、ギリギリセーフで送った。1件は宅配便で、2件はメールで。
有り難い世の中だ。宅配便は1日前に発送しないといけないとはいえ、翌日午前中にはほぼ確実に届くのである(たまに事故も起きるけれど、確実度は高い)。メールに至っては当日朝だって間に合う。
こんな便利なやりとりがなかった昔はどうしていたのだろう。ギリギリになってしまえば、当日自分で届けるしかあるまい。それも、行かれる範囲だけ。ということは、もっと余裕をもって仕事していたのだろうか。便利なおかげで、少し怠け者になったのかも(最終的に慌てふためく怠け者)。
それはともかく、高齢の親を抱えていると、携帯電話の有り難さをひしひしと感じる。昔は緊急事態が起きた時、どうやって連絡を取っていたのだろう。携帯がなかったら、こんなに歌舞伎を見ていられなかっただろう。
昔は昔でどうにかなったには違いないのだろうし、自分だってそういう時代を長く生きてきたのに、便利な今の時代にぬくぬくと浸って、その時代の努力を忘れてしまったわcoldsweats01

あら、もう寝なくては。明日(時間的には既に今日。心理的には一度寝て、起きてからが今日)は国立でよかった。いや、国立だって危ないかも。歌舞伎座や演舞場だったら絶対sleepyだわ。

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2010年1月11日 (月)

熱い思いがあれば--御浜御殿と勧進帳:東京新聞コラムから

今日の東京新聞芸能欄のコラムは小田島雄志氏担当。「熱い思いあれば相手に心通じる」というタイトルの記事で、小田島氏は、今年初観劇は浅草歌舞伎だったそうで、読んでいるこちらは嬉しくなる。その中で取り上げているのは「御浜御殿」。「愛之助と亀治郎は、丁々発止のやりとりの中で、肚の中にことばにならない熱い思いがあることを鮮明に表現したので、それがあれば相手に心が通じることを観客に伝えたのである」と述べておられる。
熱い思いは天にも通じると信じている私にとって、「御浜御殿」はいつも胸を熱くしてくれる芝居であり、若手によるこの思いを早く見たいと胸が高鳴る。
熱い思いといえば、歌舞伎座でかかっている「勧進帳」にも通じる。こちらについては、昨日の同じコラム欄で梅玉さんがご自身の経験から書いておられる。梅玉さんは、義経も富樫も演じられるが、「義経はどの作品もどちらかというと動きが少なく、気持ちを殺して勤めることが多く若いころは辛く感じたものですが、年を重ねるとともに役に自然に入っていけるようになり勤めるのが好きなお役になりました」そうで、「弁慶の無骨さに対し、爽やかに情のある富樫を勤めたく思っております」と結んでいる。
ミーハーの私は、動きもセリフもほとんどない役の場合、何度も演じたことのある役者さんでも辛くはないのかしらと常々思っていたのだ。なるほど、そういう辛さを経験することも事実、しかし年輪を重ねるということはそれが消えて(それを超えて、なのかもしれない)本当にその人物になれるということか、だから高齢の役者さんが若者を演じることにほとんど違和感を覚えないのだ、とあらためて納得。
「勧進帳」の弁慶、富樫、そして義経の熱い思いを見られるのは今週後半、綱豊卿と富森助右衛門の熱い思いを感じるのは来週末。早く見たいという私の熱い思いは、それまで上昇する一方。

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成田空港の大空

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敢えてトリミングなしで。澄み渡った大空の彼方、どこまでもどこまでも目で追うことができた。カメラはコンデジなのでこの辺が限界。見えますか?
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約12時間の飛行、午後4時のパリはマイナス1度だそうだ。

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2010年1月10日 (日)

チケット不参戦、なれど

ただ今、Swingは成田空港におります。毎度呆れられそうですが、娘の見送り(早起きしたのは、そういうワケ。という事情で、コメントを下さった皆様、お返しが遅くなりますこと、お許し下さいませ。携帯での入力は苦手なのです。このエントリーも必死で入力しています)。
Web松竹開店の瞬間にはチェックインに付き添い中で、チケットのことすっかり頭から飛んでいましたcoldsweats02
でも、そこは抜かりないSwingbleah、いつも取ってあげている友人に事前に代理参戦を頼んでおいたのでした(たまにはそういうこともいいよね)。入るのになかなか苦労したようですが、無事、希望の日の3Aをゲットscissors
感謝sign03
皆様は如何でしたでしょう。

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早起きは三文の徳:ボクらの時代

今日の「ボクらの時代」、獅童、亀治郎、七之助の3人だsign03
そういえば、亀治郎さんの後援会メールでお知らせがあったような気がするが、最近TV露出の多い亀ちゃんだから、あまり真剣に見ていなかった。
あ~、今朝は早起きしてよかったぁgood いつもだったら見逃して悔しがっているところだわ。

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息吹

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2010年1月 9日 (土)

衝動買い

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先日、コンパクトデジカメを買った。今までのルミックスがピントも甘いし(私、カメラをよく落とすからcoldsweats02)、電池も充電がきかなくなってきたので、去年の夏ごろからず~っとほしかったのだ。でも、その前に一眼レフを買ってしまったし、11月には娘にデジカメをプレゼントしちゃったし、自分は当分ガマンしようと言い聞かせていた。
それがこの前、別の用事で量販店に行き、デジカメを眺めていたら店員が寄ってきて色々説明を始めた。成り行きでなんとなく買う雰囲気になり、しかも店員の勧めるルミックスに決めてしまった。
本当は娘のソニーに似たタイプのカシオがほしかったのだ(ソニーはとても優れものだけど、メモリースティックなのが難)。以前から買うならカシオと決めてもいたのだ。値段も去年見たときに比べとても安くなっていたし。
それなのに、店員が熱心に勧めるうえ、娘も「使い慣れた機種のほうがいいんじゃない」と言うから、じゃ、それにするか、とノッてしまったわけ。
あ~、「私ってぇぇwobbly」、だわ~、ほんとに。
いつもなら新しいカメラを買って嬉しくてしょうがないのに、今回は全然昂揚しない。第一、私は新しいもの好きなのだ、なんで同じ機種なんかにしたんだろう。カシオって決めていても、本当なら、スペックも値段ももっと研究し、クチコミを読み漁るはずだったのだ。
機体の色に対する気持ちも何となく燻っている。ボルドーみたいな色がとてもステキだった。でも一番人気だと聞いて、ちょっと天邪鬼心が動き、ピンク(「好きだねえ」と娘に呆れられた)にしてしまった。ずいぶん迷ったので、未だスッキリ「いい色に決めてよかった」という気持ちになれないでいる。やっぱり衝動買いだよねえ、これって。
そんな気持ちでいるせいか、撮った写真もイマイチな感じ。もっとも、まだ説明書も読んでいないから(前の機種と同じだから、とりあえず「撮る」ことだけはできる)、ちゃんと操作すればいい写真が撮れるのかもしれない。
なんだか、ここ数日、グチってばかりいる…wobbly
自分の気持ちを明るくするために、と水仙の写真を載せてみました。周りが汚いのが目立つかなgawk

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2010年1月 8日 (金)

正直者は…

さっき、父の施設に支払う入居費用(昨年夏の終わり頃から身体機能が著しく衰え、母と同じ施設に入ったけれど、そこで転倒骨折→入院手術そして退院直後に今度は肺炎で再び入院生活。昨年末退院後は医療介護のついた別の施設に入居)を、郵便局に振込みに行った。そうしたら、10万円を超える振込みは本人確認ができないから、ダメなんですとさ。保険証は施設に預けちゃったし、96歳のじいさまが免許証なんて持ってるわけないし、パスポートなんてとうの昔に失効してるし。
「じゃ、振込みできないんですね」と確認したら「そうです、できません」ってさ。
じゃあ、払えなくて父が追い出されてもしょうがないってことですね、ってイヤミの一つでも言ってやろうかと思ったけれど、郵便局員が悪いわけでなし(地元でわっちを知らないのかえ。って言うわけにもいかんでしょう。第一こっちの無知が悪いんだろう)、局員にそんなこと言ったところでどうなるわけでなし、自分が二度手間三度手間かければいいだけだし。
振込め詐欺悪いことするヤツらが横行するから正直者は苦労するんだわ。
ほんと、暮らしにくい世の中だわ。この腹立ち、苛立ちをどこへぶつけたらいいんだか。
2日続きで息巻くSwingでした。
追記:この後施設へ保険証を受け取りに行き、ぎりぎりセーフの4時直前、別の郵便局に飛び込んで無事振込み終了。本人じゃない人がお金のことで動く時は要注意だと勉強しました。

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2010年1月 7日 (木)

新年サッカー談義は直輝のケガから始まる

ぼやきますwobbly いえ、直輝ファンとして息巻きますdash
直輝をイエメンなんかに連れて行くから、こういうことになるんだっannoy
後ろから悪質なタックルを受け、救急車で運ばれ、試合後には松葉杖姿だってcrying レッズのHPによれば右足腓骨骨折shock
どうしてくれるのよ、私の宝をっ!! だからイヤだったんだ、直輝をイエメンに連れて行かれるの。直輝は去年5月も代表に選ばれてケガをして、以降故障を繰り返し、出場しても当初の輝きがみられなくなってしまった。だから、岡田につぶされる、って今回すご~く心配していたのだ(そしたら案の定だ)。それなのに岡田は「大丈夫じゃないか」って言ってたらしいじゃないか。絶対許せんpunch
10年半前、小野伸二がフィリピンのDFに悪質なカニバサミタックルを受け、左靭帯断裂の重傷を負い、以降ケガの頻発に悩まされることになったのを、にが~い唾液とともに思い出す。
直輝、どんな気持ちでいるんだろう。だって、自分は大怪我した上に、代わって入った平山がハットトリックだもの…。
早く治ってね、直輝くんheart04

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正月大サービスっ

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大きな、いい実をもってくね~bearing
正月大サービスだよっbleah
鳥さんのほうも、ガラス越しでもカメラを構えると殺気を感じるのかすぐに飛んで行ってしまうのが常なのに、このときだけはしっかりレンズにおさまってくれた。きんかんのお返しってことでhappy01

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2010年1月 6日 (水)

今日は何の日・2

今日、1月6日はもうひとつ、歌舞伎座の木遣りはじめの日だったのね。
今、別の番組を見ていた私に息子が「NHKで歌舞伎座やってるよ」と教えてくれた。大慌てでNHKを見ると、ニュースウオッチ9で歌舞伎座59年の歴史をざっと振り返る映像(昭和26年、今の歌舞伎座開場式。昭和39年、東京オリンピックのときには世界各国の選手が歌舞伎座を訪れた。など)とともに、今の歌舞伎座最後となる木遣りはじめのことをやっていた。木遣りを披露した江戸消防記念会の1人、若宮英俊さんの「歌舞伎座を愛しちゃってるんだ」という言葉が印象に残った。私も歌舞伎座を愛しちゃっているから。
しかし私、歌舞伎座での木遣りはじめ、一度も見たこと(聞いたこと)がないんだわdespair

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今日は何の日

今日は、11代目市川團十郎の誕生日なんだそうだ。1909年(明治42年)生まれというから、去年が生誕100年だったんだわ。太宰と同い年だったのか。

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2010年1月 5日 (火)

国立劇場初日:ミーハー鑑賞篇2

<大泥棒の貫禄と北千住観音系金鯱観世音と白塗りしない志村けん>
その菊五郎さん、大泥棒金助のふてぶてしく落ち着いた大きさと貫禄はさすが。なのに、アホなことも平気でやってしまうサービス精神に客は大ウケ。金鯱観世音は、Choo Choo Train(邦楽版でこの曲を聞くのだって面白い)にのってEXILE風に踊るから(1列に並んでぐるぐる順番にまわる…あのダンスっていうと絶対EXILEって思うあのダンスsmile)、EXILEファン(というか、TAKAHIROファン)の娘は、初めて見る北千住観音系に目を真ん丸くしていた。
さらには志村けんのバカ殿みたいな化粧(ただし、白塗りしていない)のセコい泥棒・金田金太夫の可笑しさはたまらない。「法界坊」のパロディみたいな場面もあって、思わずニヤリとさせられる。
<権一さんの声>
金鯱講の場面で、あの懐かしい声がsign03 私のところからは別の役者さんの陰になって姿は見えねど、あのふがふがとした飄々たる声は間違いない。昨年は休演のお知らせを見ることが多かったので、嬉しい復帰だ。後でちょっとだけお顔が見えたのも嬉しかった。
<初日ハプニング2
さて、金太夫が金助の変装した姿であることを疑う鳴海春吉(はるよし、と読む。菊之助)は、金太夫が取り入った大黒戎太夫(團蔵)の家であらぬ盗みの疑いをかけられる。その詮議の最中に團蔵さんに「だからフォーカスされるんだ」とアドリブを入れられ、客席がにやにやsmile笑う中、菊之助さん自身も徐々に可笑しさが込み上げてきたのか、真面目な顔がだんだん笑いを堪える顔に変わって、それがまた可笑しくて客席に笑いが走る。必死で立ち直った菊ちゃん、かわいいんだわぁ。でも、これって、だいぶ前の話じゃない?
<声変わり男寅クン>
男寅クンが戎太夫のところの下女・おふくとしてかわいい女方を見せる。下女らしい雰囲気がとてもよく出ていて感心したのだが、いかんせん声変わりの時期にあって、一言喋るたびに高い声がき~んとなってしまう。そのたび客席から笑いhappy01が起こる(あたたかい笑いなんだけど)。声が思うように出せないのは気の毒ではあったが、おふくというキャラを邪魔することはなかったのではないだろうか。

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国立劇場初日:ミーハー鑑賞篇1

13日 「旭輝黄金鯱」初日(国立劇場大劇場)
やっと鑑賞篇に辿り着きました。多少ネタバレします。たくさん笑いがあります。
<色好み松也クン>
幕開きは、目にも鮮やかな茶摘みの場面。宇治の茶園で繰り広げられる茶摘みだが、これがなんと、実は尾張の国守・小田家の次男春勝(松也)を追放しようという家老一味が廓の遊女を使って仕組んだ悪だくみなのであった。松也クンの春勝は、いかにもお坊ちゃまらしくおっとりとしているが、どうしようもない色好みで、年増でも不美人でもおかまいなし、遊女が扮した茶摘み女の尻を夢中になって追い掛け回す(smile)という風情まではうまく表していたが、そこに現れた若い美女を強引に誘惑するにはちょっと年季が欠けるような気がした(そういう色気を出すにはもう少し年齢を重ねることが必要か。今の松也クンは清潔すぎる)。
<恋に大胆梅枝クン>
うまいことに、この女ったらしが誘惑した美女は、すでに春勝に惚れちゃっているお姫さま、足利前将軍の娘・国姫(梅枝)であった。だもの、誘われたらすぐに落ちてしまう(smile)。梅枝クンの花のような美しさ、恋に恥じらい、恋に大胆な国姫は歌舞伎のお姫さまの典型である。乙女から女になった国姫の変化を梅枝クンが見事に表していた。
<片方で姫を守り片方で姫を利用する時蔵さん>
さて、このあと話はややこしくなるので端折るが、国姫は宇治街道で拉致されそうになる。どうして、たおやかな姫君がたった1人であんな街道を歩いていたんじゃぁ~っ、と私、心の中でツッコむcoldsweats01 このとき、姫を助けるふりをして今度は本当にさらってしまうのが時様の村路。はじめ立役で出てきたのかと思うほどかっこよかった。この村路は、この出こそ山賊婆さんみたいだったが、その後は品のよい老婆で、大泥棒の金助が実はちゃんとした出自であることがはっきりとわかる。時様は「美を追求する女方としてはいささか抵抗のある」お役だそうだが、貫禄もありなかなか似合っていた。
考えてみれば、時様の役は一方で足利の姫君を守る乳母・園生であり、その一方では国姫をさらって息子・金助ともども復讐に利用しようとする村路。逆の立場に立つ2役というのが面白い(でも、村路も国姫を軟禁状態にしながらも大切に扱っている)。そして父子がさまざまな場面で絡んでいるのが萬屋ファンとしては嬉しい。時様は錦之助さんに対するみたいに、梅枝クンにも「ちっ」とか言っているのかしら、なんて想像したりしてねbleah(錦之助さんがヘタな演技をすると、舞台で「ちっ」って言うんですって)。
時様は後半、次男の萬太郎クンと連れ立って金助を探しにやってくる。よろずやっ!!

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今日のNEWS ZEROは勘太郎密着

今日の日テレ「NEWS ZERO」は勘太郎さんに密着。
実は4日に浅草歌舞伎を特集するという情報があったのだけど、未確認のままNEWS ZEROそのものを見るのを忘れてしまったwobbly
そうそう、そういえば、3日の国立初日、そろそろ家を出ようという時間(9時半くらい?)にでは演舞場にTVカメラが入って(たしかTBSだったと思う)、はるな愛が獅童さんにインタビューしていた。多分そのあとには右近さんとか海老蔵さんとかのインタビューもあったんじゃないのかしら。もうギリギリだったので録画する余裕もなく、泣く泣く消したのでした。

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2010年1月 4日 (月)

国立劇場初日:鏡開き篇

1050分から恒例の鏡開きがあった。開演より1時間半も早く行くのはつらかったけれど(まだ体調が…)、前日の演舞場は鏡開きがなかったし、菊五郎劇団の鏡開きは毎年見ているし、やっぱり行かにゃあなるまい、と頑張った。
枡でお酒を頂こうと思わなければ、1階ロビーで人の頭の間から垣間見るよりは2階に陣取るほうが断然よく見える。カメラもバッチリgood
さて、お待ちかねの役者さんは、時蔵さん、菊五郎さん、茂木賢三郎氏(日本芸術文化振興会理事長)、松緑さん、菊之助さんの順で登場。「おとわやっ」「よろずやっ」「きおいちょうっ」の掛け声がさかんにかかる。もうこれだけでいかにも初日のイベントらしい雰囲気が盛り上がり、ウキウキするではないかnotes
菊五郎さん「(柿木金助は)名古屋の金のしゃちほこのウロコを3枚盗った泥棒ですが、それを並木五瓶さんが天下国家を狙う大悪党に書き換えました。私はその柿木金助をつとめます。あとで感想をお聞かせ願えれば嬉しいと思っております」
時蔵さん「菊五郎のお兄さんを中心とした復活狂言に今年も参加させていただいています。今年は園生と村路の2役をつとめております。村路という役は実は菊五郎兄さんのお母さんの役なんです。美を追求する女方としてはいささか抵抗があるかもしれませんが、楽しく一生懸命つとめるので最後までゆっくりご覧ください」
松緑さん「今回私は向坂甚内という、菊五郎兄さんの演じられます金助のライバル役をつとめております。2人の対決などがみどころです。一生懸命つとめますのでよろしくお願いいたします」
菊之助さん「小田春長、実は鳴海春吉という役を演じております。本水での立ち回りがあります。1月の水がこんなに冷たいとは思いませんでしたが、皆様の元気に温められながら一生懸命つとめます」
とそれぞれ意欲を語った。
時蔵さんが「村路は菊五郎兄さんのお母さんの役」と言ったとき、菊五郎さんがすかさず自分の両の袖口を手で持ち、肘から先をぱたぱたと羽ばたくようにしながら、時蔵さんを見上げる。お母さんに甘えるお茶目な菊五郎さん赤ちゃんhappy02に会場は大ウケだった。
挨拶が終わると、5人がひとつの樽の前に立ち鏡開きのポーズ。写真撮影用なのだが、これがやたら長い。カメラを構える手が疲れた。やっと松緑・菊之助組、茂木・菊五郎・時蔵組に分かれて鏡開き。ぽんっと樽の蓋が開き、めでたくお開き。
なかなかお芝居の感想にいきませんでcoldsweats02

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リンゴが…:Googleロゴ

今日のGoogleロゴはニュートン誕生日にちなんだもの。
新年のロゴもニュートンのロゴも世界共通のようだが、一般に日本独自のもののほうがよく工夫されていると思う。ただ、今日のものはちょっと面白い。

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国立劇場初日:写真篇

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風邪気味のため鏡開きに30分も1時間も並ぶことはやめて、開場の10時30分を過ぎてから到着、急いで2階へ上がり、上から鏡開きを拝見。ご酒もご遠慮したので、今年は枡もいただかなかった。
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地上波でも放送してくれないかなぁ。
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名古屋開府400年のマスコット、はち丸くんはツーショット写真を撮る人で大人気。後ろ姿もかわいいでしょ。

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2010年1月 3日 (日)

演舞場初日昼の部

12日 初春花形歌舞伎昼の部(新橋演舞場)
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毎年、国立劇場の音羽屋通し狂言初日が私の歌舞伎始めなのだけど、今年は初めて演舞場の初日に行ってみた。ただ、ちょっと風邪気味で(昨年の「にらみ」の効果は年が明けたら切れた)ずっと頭が重く、しばしば瞼が落ちてしまったので、感想もあまりまともじゃないかも。しょっぱなからこんな調子で…coldsweats02
「寿曽我対面」
去年は歌舞伎座の初春公演でかかった演目が今年は演舞場で澤瀉屋さん中心の舞台に、というので楽しみにしていた。ところが、体調不良のせいか、曽我兄弟が登場してからかなり眠ってしまった。
右近さんの工藤祐経は大きさは十分あっていい祐経だと思ったが、意外と大らかさがみられず、やや陰気な感じを受けた。工藤はむずかしい役だと思った(富十郎さんの大きさ、大らかさが私にとっては最高の工藤)。猿弥さんの小林朝比奈は存在感抜群、大磯の虎の笑三郎さんの品と大きさ、化粧坂少将の春猿さんの輝くばかりの美しさ(思わず、はっと息をのんだ)、そして笑也さんの十郎の美しく毅然とした佇まい、初春公演に相応しいいい芝居だと思う一方で全体にもう少しメリハリがあるといいかなあという気がしたのは、自分が寝てしまったのが悪い。獅童さんの五郎は、荒削りなのはいいとして、なんだろう、自分でもよくわからないが、上半身の動きにあまりきれいな印象を受けなかった。特筆しておきたいのは欣也さんの梶原景時。老獪なセリフに聞き惚れた。
「黒塚」
三響会で亀治郎さんの「安達原」は見たことがあるが、「黒塚」は初見。
右近さんの老女・岩手は、見た目が筋書きに載っていた猿翁に似ていると思った。能仕立ての第一景は、あまり動きがなかったわりには面白く見られた。とは言いながら、予想通り(能仕立てというだけで反射的に)途中で寝てしまい、老女の苦悩がわからなくなってしまった。糸繰り唄は長唄との掛け合いだったが、はじめその区別がつかず、途中で「おや?」と思って右近さんの口の動きを見たり、声を注意して聞き分けて、そうかとわかった。せっかくなのだから、もう少しわかりやすい掛け合いだとよかったのではないだろうか。
第二景は素晴らしかった。これまでの悪行を悔いて仏の教えに従えば成仏できると信じ、岩手は明るい気持ちで客人のために薪を取りに山へ行く。月の光の中で踊る岩手は童女の心に戻って、という心根だそうだが、右近さんのこのときの踊りはまさに純真で、希望に満ちて見えた。それだけに、閨を見られたと知った岩手が哀れで、その心情を思うと涙が出そうになった。ロシアンバレーの技法が取り入れられているというのは、よくわからなかった。猿弥さんの強力が逃げていく様などにはコサックダンス的なものがみられたが、岩手の踊りにもそういうエッセンスがあったのだろうか。
第三景の鬼はすごく怖いのかもしれないが、私は完全に岩手に思い入れしてしまったので、怖さよりもその怒りに同調し、せっかくの希望を打ち砕かれた哀れさをただただ気の毒に思うばかりであった。確かに、罪もない人々を殺した鬼女ではあるが、第二景を見ればそう思わざるを得なかったのだ。
阿闍梨の門之助さんは高僧らしい品格が現れていたし、猿弥さんの踊りは全身で恐怖を表していて見事だった。
「黒塚」という舞踊劇、一度で好きになった。

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本日、国立劇場中継

ちょっと情報が遅いけれど(皆様とっくにご存知かもしれないけど)、今日BS2で国立の中継があります。
12時10分~16時
苦労して録画予約をしたら(うちはケーブルTVからBSが入っているらしく、ややこしいのでこれまで録画はしたことがない。しかもコピーガードがかかている可能性もあるとか)、「予約が重複しています」shock
チャンネル権とか予約権って、うちでは絶対私にはないのよねbearing ま、ナマで本物を見るからいいか。

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2010年1月 2日 (土)

チェンジ、ザ・演舞場

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休憩時間の表示が変わっていました。
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2階ロビー中央。以前はソファがコの字型に置いてあったところ。スタンド式のカフェになっていました。
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最初に演舞場の変化に気づいたのはこれを見て。そういえば、12月は休演改装していたんだっけと思い出しました。女性用トイレは内部も少し変わっていました(音姫がついた! 他)。
写真には撮れなかったけれど、一番の変化は舞台がとてもきれいになっていたことです(こちらで確認しました)。
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他にも変わったところはあるのかもしれないけれど、観察力も記憶力もない私にはこれくらいしか…coldsweats02

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ラブ歌舞伎座・27(2010年初日)

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「昼の部」の上にお飾りがかかっている。「夜の部」にももちろんお飾りはある。
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大晦日の中継車は「行く年来る年」、今日の中継車は「こいつぁ春から」のためでしょうね。

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2010年1月 1日 (金)

初日前夜ちょっと興奮

いよいよ明日は、歌舞伎座、演舞場、浅草と3座の初日。私はその中で演舞場昼の部を見る予定だけど(歌舞伎座最後の新年初日だっていうのにねえ)、鏡開きはあるのかしら。歌舞伎美人を見ても、浅草の情報しか出ていなくて。
で、ついでに上演時間を見たら、なんと、演舞場の夜の部は16時開演で、終演は21時45分の予定ですと!! 実際に始まったらもっと短縮されるかもしれないけれど、それにしてもかなりの長丁場。役者さんも大変、観客も大変。でも、それだけに楽しみ。
で、さらについでに歌舞伎座の上演時間を見たら、なんと、演目が「身替座禅」となっていて、思わず「うっそぉ、2カ月続きで身替座禅かよ~?」と叫んでしまった。「歌舞伎十八番の内」という文字を見落としていたのと、単純に文字面にだまされてしまっただけなんだけど。すぐに「勧進帳」であることを思い出して、我ながらおっちょこちょいだと苦笑。
明日のために今夜は早寝しなくっちゃ。興奮で寝られるかしら。

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謹賀新年

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あけましておめでとうございます(年賀状、やっと今頃=PM6:30書き始めています)。
昨年は大勢の皆様に拙い記事をお読みいただき、またたくさんのコメントを頂戴し、本当に嬉しく存じました。ありがとうございます!! 
月並みなご挨拶ですが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。今年も多分、たくさんお芝居を見ますhappy01

永ちゃん、カッコよかった。あんな60歳ならステキだなと思いました。

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