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2010年4月

2010年4月30日 (金)

ラブ歌舞伎座・39(歴史を見る木)

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ラブ歌舞伎座3連打coldsweats01
いつ植えられたのか知らないけれど、このハナミズキの木は、少なくとも歌舞伎座の移り変わりをこれから3年間眺めていくことになるだろう(まさか、切っちゃったりしないよね)。

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ラブ歌舞伎座・38(最後の千穐楽、お稲荷様)

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歌舞伎稲荷のお参りができた。
こういうわけ?↓
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歌舞伎座の後ろ側(脇側)もちょっと変わった。

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ラブ歌舞伎座・37(最後の千穐楽、取材する人)

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初日にも向かいのビルの上にカメラクルーがいたっけ。
NHKは第三部が始まる前に撤収しているような様子だった。

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2010年4月29日 (木)

最後の千穐楽の歌舞伎座:鑑賞篇2

428日 御名残四月大歌舞伎千穐楽第二部(歌舞伎座)
全体に、役者さんも特別に気合が入っただろうし、大向こうも目いっぱいかかっていた。私のそばにお1人、とても美声の大向こうさんがいらして、事前に「役者さんもいっぱいいっぱいで頑張っているし、心をこめてかけさせていただきます」とおっしゃっていた。間近で聞く大向こうもいいものですなあ。
「実録先代萩」
宜生クンが前回に比べてずいぶん成長していて、感心した。声に哀れさが感じられ、セリフがぐっとよくなった。千之助クンの若殿には幼いながら上に立つ者の風格が感じられる(顔がおとうさんに似ている)。とはいえ、それでもなぜこの演目をかけたのかやはりわからなかった。
「助六」
海老蔵さんが登場すると、盛んに声がかかる中、野太い声で「えびさま!!」と聞こえてきたのには場内笑った。海老ちゃんは千穐楽とあってかちょっと緊張しているようにも見えた。
10042904katobusi ちなみに、本日の河東節出演者の中に「船曳建夫」の名を発見。あの「知の技法」の船曳先生ですか!! 多才ですな、皆さん。
助六の大仰な世界は、まるで夢を見ているようで、ああこれぞ歌舞伎、歌舞伎座本公演の最後にこれを見られるとは幸せそのものと感慨に浸った。次々と登場する豪華な出演者。どの役者さんもみんな好きだと思った。とくに市蔵・亀蔵の兄弟が出てきたのは嬉しい。
盛り上がる助六の世界で、満場の笑いを誘いかつしんみりさせたのは勘三郎さんである。茶化しは前と変わらないが、千穐楽バージョンなのか團十郎さんについてもう一つ、と紹介したのが、「千ダラー」のエピソード。アメリカで両替するとき「センダラー、プリーズ」とやったんですって。「え?え?」と戸惑う相手に團十郎さんは「セ・ン・ダラー」。勘三郎さんも1度目はわからなかったのだけど、2度目には「にいさん、それは日本語ですって」smile う~ん、長嶋茂雄の世界だぁ。
なんという素敵な大らかさ。遠かったので細かい表情まではわからなかったが、團十郎さんは股を広げたまま、鷹揚に聞いている。勘三郎さんはこのエピソードを紹介すると、懐から小布を取り出し客席に見せる。成田屋の三升の布である。これを頭にのせて團十郎さんの股をくぐる。
一難さってまた一難。今度待ち構えているのは菊五郎さん。「遅ればせながらしのぶちゃんおめでとう」は前回と同じだが、「今日は本人も来ている」と客席に目をやる勘三郎さん。他にも何か色々言っていたけれど、よく聞こえなかった(客席の笑い声や拍手とかぶるのだ。菊五郎さんも笑っていたように見えた)。これまた前回と同じ、菊五郎さんの股を臭がって香水をあたりに吹きかける。そして先ほどの三升の布を再び取り出し、おもむろに裏に返すと、おおそれは緑色の音羽屋の紋にかわっていた(前回もそうだったっけ?) 
勘三郎さんのうまいのはそういう小道具を出す間である。布を出し、香水をふりかけ、布を裏返し…絶妙の間である。
さて、股くぐりの<ダブルヘッダー>の後、花道にさしかかった勘三郎さんは「さよなら、さよなら、さよならって本当のさよならだよ」「夢を見せてもらった」「寂しい」「新しい歌舞伎座でも夢を見せてもらおう」「それまでお2人、お元気で」。私は笑いながら泣いた。
今の歌舞伎座のこういう空気が新しい歌舞伎座でも再現されるかどうかはわからない。でも、新しい歌舞伎座の空気を作っていくのは歌舞伎を愛するみんなである。役者さんもスタッフさんも観客も。物事には始めと終わりがある。終わりを避けることができないなら、それをしっかり見届け、再び始まる日を待とう。そして次の歌舞伎座を私たちみんなで作っていきたい、と思った。
山川さんが代表して叫んでくれたように、「歌舞伎座、ありがとうsign03

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最後の千穐楽の歌舞伎座:鑑賞篇1

428日 御名残四月大歌舞伎千穐楽第二部(歌舞伎座)
先のエントリーにも書いたように、ぎりぎり開演に間に合ったので、出だしは息を整えながらの観劇になった。
「寺子屋
これまで「寺子屋」という話は武部源蔵と松王夫婦の物語として見ていた。戸浪は何となく添え物的なイメージを私はもっていた。それが、今回は武部夫婦の物語として入ってきた。どこがどうと言うのはむずかしいのだけど、武部源蔵が戸浪という妻をいかに心のよりどころとしているか、いかに2人で寄り添って生きてきたかという部分が見えたような気がしたのだ。それだけ戸浪の勘三郎さんの存在感が大きかったのだろう。
前回も書いたが、時蔵さんの園生の前に人間味があって印象的である。
手習いをしている金太郎ちゃん、ずいぶん長いこと「い」の字の左の線ばかりをなぞっていて、すっかり気になってしまったcoldsweats01 終わりのほうになったらどんどん次の字に移っていったけれど。顔が染五郎さんに似ているなあと思った。
「三人吉三」
吉右衛門さんがぞくぞくするほどかっこよかった。菊五郎さんはとてもきれいで、女から男へそしてまた女へと、菊ちゃんの「十二夜」をちょこっと思い出した。菊五郎さんのお嬢の名文句、いいねえ。團十郎さんとのコンビもたまらぬ。團十郎さん、傷口に手拭を巻く場面、またちょっと忘れかけてるんじゃないかと心配したsmile
菊十郎さんが江戸のアウトローの世界に誘ってくれ、梅枝クンが掃き溜めに咲く可憐な花のようで、わずかな時間なのに「三人吉三」の世界を堪能した。

「藤娘」
とにかく藤十郎さんが若い。小首を傾げる様の可愛らしさ、酒に酔った様の色っぽさ、藤の枝をもった姿の艶やかさ。踊りは円熟の柔らかさに若い女性のフレッシュな硬さもみられ、ただただ、見とれるばかりである。

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最後の千穐楽の歌舞伎座:雰囲気篇

今日(28日)は第二部の前にあちこち写真撮ったり、売店を覗いたりする予定がすっかり狂った(幕間に売店を見たり館内をゆっくり回るのはまず無理だった。あまりの人人人で、身動きとれないんだものwobbly)。結果として、千穐楽の寂しさを味わうよりも慌しさで終わってしまった感じ。本当に寂しくなるのは閉場式かも。もっとも、閉場式だって満席なのだから、同じかな。
これも雨のせい。車で駅に向かったら、3つある駐車場が全部満車。慌てて自宅に戻り、駆け足徒歩で最寄り駅へ。乗り換えの後楽園で走って走って「寺子屋」ぎりぎりセーフ。
東銀座の駅でダフ屋が出ていたのには驚いた。ダフ屋なんてずいぶん久しぶりに見たなあ。なんて感心している場合ではなくて、彼らが取ったためにチケットを入手できなかった歌舞伎ファンが確実にいたであろうと思うと腹が立つannoy
歌舞伎座の中でも走り(階段で躓いて、右手小指を突き指した)、誰かにぶつかりそうになり、ふと見上げた顔は寺島しのぶさんsign03 きれいだった。そばにローランがいた。次の幕間には富司純子さんも一緒にいて、ロビーを通る人がちらちら見たり、写真を撮ったり。
他の役者さんの奥様方も集まっており、その華やかなことshine あちこちでカメラに狙われている。歌舞伎座の人が2階に向かって「お客様!! (写真はご遠慮ください)」と声をかけていた。2階のほうが写真を撮りやすいから。
観客にも有名人がたくさんいたに違いない。森元首相もいたらしい(小泉さ10042901sign んはいなかったのかな)。3階で山川静夫さんの姿を見かけた。サインを求める人が何人かいたのと、先日からつぎ様が筋書きにサインしていただいたとコメントを下さったのとに勇を得て私もサインをお願いした。筋書きは持たずに出たのでチケットの裏に書いていただいた。大千穐楽のいい記念になった(日付も書いていただけばよかった)。
第二部と三部の間に外へ出たら、向かいの通りも写真を撮る人でいっぱい。取材チームもいっぱい。今日はどこのニュースでも千穐楽のことをやっていたようだけど、明日の「とくダネ」でも特集するみたいよ(そばにいたオバサマが「どこの取材?」と訊いていたのが聞こえたので、朝になってスタンバイしていたけれど、赤プリ閉館のことばかりやっていたので、消した。赤プリは赤プリでそれなりの感慨はあるけれど)。そういう中で、「何があったの?」「なんでこんなに人がいるの?」と訝しがりながら通り過ぎる若い男性たちもいて、そりゃ関心のない人だっているよな、とちょっと思ったのでした。
第三部のチケットはサイモンさんにもぎっていただいた。
鯛焼きは早々に諦め(1人で焼くのには限度があるんだろうなあ)、甘栗は焼くのが間に合わないとかで諦め…甘栗は30日まで営業するそう。鯛焼きは聞いていないのでわからない。
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2010年4月28日 (水)

中村時蔵丈、紫綬褒章受章

おめでとうございますsign03heart04
第二部が始まる直前に知ったので遅くなりましたcoldsweats02
時さまファンとしては嬉しくて舞い上がりそう。
素晴らしい笑顔の時様→ココ

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徹夜組

NHKの昼のニュースを見たら、幕見の人が昨夜10時から並んだと言っていた。歌舞伎座への深い愛…皆さん、お疲れ様です。

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ああ、鯛焼き屋さん

今、フジTVのニュースで歌舞伎座千穐楽のことをやっていた。
先日の甘栗屋さんに引き続き、鯛焼き屋さんが閉店することがわかった。
新しい歌舞伎座にはもうあの甘い香りは漂わないということ? それは寂しすぎるweep

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本日の必須録画2

NHK首都圏ネット「歌舞伎座最後の興行」(18:10~19:00の中の一部)
NHKニュースウォッチ9「歌舞伎座60年歴史に幕 万感! 勘三郎の連獅子これにて千穐楽」(21:00~22:00の中の一部)

今日は本当の千穐楽だから、あちこちのマスコミが取材にくるに違いない。一応新聞TV欄に番組概要が出ていたNHKだけを拾った。
ああ、なんだか胸がすーはーして、苦しくなってきた…

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2010年4月27日 (火)

朝の顔、夜の顔

朝の顔
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朝の顔ではあるが、この花たちの目覚めは遅い。10時過ぎないとcoldsweats01
ちなみにこれは、昨日の顔。今日は天気が悪いからチューリップは眠っている。

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2010年4月26日 (月)

飛鳥山を楽しむ②:都電再び

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先日(18日)、モダンな新型車両に乗ったと思ったら、この日(21日)はレトロ車両に乗り合わせることができた。
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中もレトロ感を醸し出している。写真ではよく見えないけれどローソンの広告文字、路線図の文字もそれに一役買っている。
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レトロな路面電車は、レトロな飛鳥山交番(向こうの白い建物)を横目に見て王子駅へ。
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赤だけじゃなくて青もあるよ(これは大塚駅)smile

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飛鳥山を楽しむ①:アスカルゴ

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先日(21日)、ついにアスカルゴに乗ったscissors
乗車時間2分、約5分間隔で発車する。短い短い旅だけど、桜の季節だったら素晴らしい眺めだったと思う。それでも平日のこの日、次から次と乗る人の列ができた(上へあがるのに利用する人が多いみたい。アスカルゴでのぼって、ゆっくり山を散策しながらおりるのだろう)。
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エレベーターみたいに乗客が操作する。

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2010年4月25日 (日)

さらば歌舞伎座60年…に梅之さんご夫妻が

パソコンのある部屋にはTVは置いていない。今、フジTVを背中で聞きながらパソコンに向かっている。
近藤さんがどうとか、ってさっきから言っている。そのうち「近藤さんのご主人、梅之さん」という声が聞こえてきた。
うぉぉぉぉ!! 即TVの前に飛んだ。
梅之さんだ。梅之さんの奥さんだ(素晴らしい奥様です、素晴らしい小道具さんです、近藤真理子さん)。1人で興奮した。
嬉しくて涙が出た。
「夫婦の覚悟」って、梅之さん夫妻のことだったのね。
「勘三郎と小道具担当ら裏方」の1人に梅之さんの奥様がいらしたのね。
録画しているからその間に母の面会に行くつもりだったのが、出かけられなくなっちゃったcoldsweats01
ちなみに、寺島しのぶさんはナレーションだった。

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ジョン・レノン夫妻と歌舞伎

今日の東京新聞「筆洗」というコラム欄にジョン・レノンが歌舞伎を見たときのエピソードが紹介されている。
40年前、六代目中村歌右衛門の「隅田川」に夫妻で涙していたという話だが、私がここで要約するより、記事をお読みいただいたほうがいい。記事はココ
最近あちこちで歌舞伎関連の話題を目にし耳にするのは嬉しいが、これも建替えが近づいたからと思うと複雑。

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本日の必須録画

本日午後2時〜2時55分
フジテレビ 「ザ・ノンフィクション」
『さらば歌舞伎座60年~その愛された理由』

4月公演をもって、建て替えのため休場する歌舞伎座の舞台に立ち続けてきた中村勘三郎と小道具担当ら“裏方”が最終公演を迎えるまでの日々…彼らの思いを描く。

そうです(番組HPによる)。
しかし、新聞のTV欄には「夫婦の覚悟永久保存版」とあり、出演者に寺島しのぶとある。ということは菊五郎さん中心のドキュメント? いったいどっち? ま、どっちでも録画することにはするんだから、いいかsmile  

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2010年4月24日 (土)

素敵な「四谷怪談忠臣蔵」千穐楽:鑑賞篇

423日 「四谷怪談忠臣蔵」千穐楽(新橋演舞場)
二度目なのでさらっと。
今頃気がついてものすご~く恥ずかしいのだけど、発端はまさに東海道四谷宿だったのね。新田義貞の霊が高師直に乗り移る場面はわかっているのにドキドキハラハラした。右近さんの見得の首の動かし方がとてもサマになっていて(これも今さらという感じだけど)、素敵だった。
発端の後の口上では「無事千穐楽を迎えることができて」という一言が入った。前回、大星が九寸五分についた判官の血を口にする場面は感情移入がむずかしかったと書いたけれど、今回は彌十郎さんに迫真の感が強くあり、けっこう感動した。
両国橋の場のパロディはよくできている。お槙(猿紫)と伴内(笑三)の道行、暁星五郎の鉄砲玉、斧定九郎の衣裳(肩に斧、裾に猪の絵柄)と、思わずニヤリとしたくなる。その定九郎に惚れているお軽(笑三郎)は、定九郎が暁星五郎実は新田義貞の息子鬼龍丸と対決しに行くのにどうしても一緒に、とくっついて行く。定九郎の「(しょうがねえなあ)来い、来い、来い」に笑三郎さんの返事「あ~いheart01」は千穐楽の力が入っていて、思わず客席からも笑いが起きた。
砂村隠亡堀の場で毎回ちょっと気分が悪くなるのは、直助権兵衛がお岩さんの櫛を拾うところ。土手で展開される芝居に目をやっていればよいのだが、ついつい気持ちの悪いほうに注意がいってしまう。髪の毛がついた櫛を拾うこと自体気持ちよいことではないのに、櫛に絡みついた髪の毛を取るなんてshock
いっぽう、この場に後から登場する門之助さん(与茂七)が髪にしみこんだ水を払うところが色っぽい。ところで、これもいつも不思議なのだが、与茂七はどこにいたの? 木の水門みたいなのを開けて出てくるけれど、川の中にいたの?

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四谷怪談忠臣蔵カーテンコール

423日 「四谷怪談忠臣蔵」千穐楽(新橋演舞場)
終わったばかりのことなのに、記憶が曖昧で、やっぱりちゃんとメモっておけばよかったと後悔。なので、カーテンコールの回数が2回だったか3回だったか(多分3回)、あるいはそこに誰がいたか、間違えていたらごめんなさい。
本水を使った立ち回りが切り口上で終わると、大拍手の中定式幕が閉まる。もちろん、カーテンコールを期待して待っていると、幕が開き、右近さん、春猿さん、笑三郎さん、捕手たちが。右近さんは、客席に向けて濡れた衣裳をぱっぱっと煽り、みんなに水を散らす。
大拍手の中、幕が閉まり、再び開くと、今度は右近さん花道へ出て、またその辺に水を散らす。
見事な主演の右近さんや、不思議な立役(あんな斧定九郎、想像もつかなかった)として大活躍の春猿さん、哀れなお岩と小仏小平、定九郎にぞっこんのお軽と3役演じ分けた笑三郎さんに大きな拍手を送りながら、段治郎さんは? 他の役者さんは? と求め、でもやっぱり最大の期待は御大である。
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度目の幕が開く。ああ、やっぱりこれでなくっちゃ。段治郎さんも、彌十郎さんも、門之助さんも、猿弥さんもいる。そして真ん中に猿之助さんが!!
澤瀉屋の公演で千穐楽が楽しみなのは、このシーンが見られるからである。これを見ると、じ~んと胸が熱くなって涙が出る。猿之助さんが如何に弟子を可愛がっているか、弟子たちが如何に師匠を敬愛しているか、温かい空気が流れ、こちらは大家族を見ているような気持ちになる。猿之助さんが両手を広げて挨拶すると場内の興奮は最高潮に達し、多くの人が立ち上がる。私も立った。「おもだかやっ!!」と叫びたかった。この雰囲気ならできそうだったもの。でもやっぱり勇気がないから、心の中で何度も叫び、拍手にその声を籠めた。
ついに緞帳が下り、「四谷怪談忠臣蔵」の千穐楽は終わった。

そういえば朝10時半少し前、演舞場楽屋口を過ぎてしばらくすると、おお、向こうから笑三郎さんがご出勤。霧雨の中傘もささず(私も)、普通な感じだが、どことなくやさしいやわらかい雰囲気が漂っていた。思わずドキドキしてしまいましたゎ。

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2010年4月23日 (金)

チェーホフをめぐる対談

421日 「チェーホフ短編集1+2 アフターパフォーマンストーク」(あうるすぽっと)
小田島恒志さんと山崎清介さんの対談とわかっていたのに、小田島さんが出てきたとたん「あれっ」と頭が混乱した。ご本人も言ってらしたけど、やはり「小田島」の名を聞くと大・小田島(雄志)のほうを思い浮かべてしまうのよね。で、小・小田島(大小というのは大デュマ・小デュマという感覚で)は出てくるなり「こんにちは、佐藤誓です」。客席が理解するのに一瞬間があったせいか、「よそでは高橋克実ですとか中村梅雀ですって言うんです。今日は佐藤誓で」との説明。smile私の目からは中村梅雀がかなり近いかなbleah
以下、2人の対談(と言っても、大半小田島さんが話していたような気がする)を適宜自分なりにかいつまんでご紹介します。話が飛んだり、対談の内容が噛み合わなくてもご容赦。
小:今、先生と紹介されたが、ロシアのことは何も知らない。「くしゃみ」(註:短編集1の原作)はマイケル・フレインの英語から翻訳しただけ。
父は若いときラジオでコントを書いていたが、その時のペンネームは「池永保夫」。すなわち「ちえいほふ」(感想:おおぉgood)。シェイクスピア好きはチェーホフ好きなんです。

山:40代後半になってチェーホフを読み直したら、若いときには感じなかった面白さ、悲しみなどがわかるようになった(感想:私も今だからこそ、面白いと感じることができるのかも)。
小:父がなぜチェーホフを好きなのかはわからない。チェーホフは、花びらがひらひら散って、真っ直ぐに相手の目を見て喋れよというくらい静かに進んでいく。何が面白いのか。ところが、イギリスに留学したとき「桜の園」とか見たら、客がみんな笑っている。それもクスクスじゃなくてワッハッハッ。自分もマイケルの短編を読んだら、最初から大笑いした。「桜の園」や「三人姉妹」の笑いに通じるものがあるのだろうか。
「くしゃみ」は「ゲバゲバ90分」に似ている。新国立でやったときの演出が熊倉一夫さんで、「あ~やっぱり」と思った(註:わかりますよね)。
チェーホフにはKYの人物がよく出てくる。リーディングおばさん(註:「短編集1」の「ドラマ」のあの主婦)しかり、ワーニャ伯父さんもKYだ。最近の若者言葉に「残念な人」というのがあるが、これはチェーホフに当てはまる。チェーホフのキーワードではないか。チェーホフは今の若い人にも通じる。
山:イギリスではチェーホフを見て笑うのに、日本で笑わないのは感じ方が違うのだろうか。
小:日本の観客はイギリスと違って行儀がいいのかもしれない。アメリカでもチェーホフは上演されるが、チェーホフはアメリカよりイギリスなのだ。アメリカでは「残念な人」を笑ってはいけない風潮がある。
山:NHKでやった時(註:NHKシアター・コレクションのこと)、これは放送を前提としているから、台本にチェックが入った。「ミックス」「雑種」はOKなんだけど、「どこの馬の骨かわからない」はNGだった。
小:イギリスは差別が平気。BBCには差別オバサンがいる。イギリスでは差別オバサンは実際にいるタイプであり、そのオバサンのほうが変だよと言って笑うのである。
井上ひさしさんが「ロマンス」でチェーホフは面白いということを知らせた。井上さんもシリアスなことを可笑しく書く(感想:まったく同感。それに近いことは「短編集2」の感想で書いた)。
普通芝居には構図というものがあるのに、シェイクスピアとチェーホフにはそれがない。段取りがない、今回も勝手にやっている。
山:初演のビデオを見たら暗い。今回はもっと明るめにやろうと。
小:勝手にやってるから、他の日に見たらまた違うかも(^^)(註:今日は誰かがセリフを飛ばしたらしい。アドリブで何か言っていたそうだが、私にはまったくわからなかった)。
以上、会話を聞きながらメモるというのはなかなか大変。さらに、文章にすると筋が通らなかったりするからそれは諦めて、メモできた部分だけを取り上げました。

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プチ自慢:菊田一夫演劇賞

第35回菊田一夫演劇賞について。
大賞
小池修一郎:「エリザベート」「太王四神記Ver.II」「カサブランカ」「キャバレー」の演出、脚本
演劇賞
石井一孝:「マイフェアレディ」「蜘蛛女のキス」の演技
松たか子:「ジェーン・エア」の演技
香寿たつき:「天翔ける風に」「シェルブールの雨傘」の演技
今村ねずみ:「キサラギ」「THE 39 STEPS」の演技
特別賞
松竹・劇団新派:長年の伝統を踏まえた、充実した舞台への功績
堀尾幸男:長年の舞台美術への貢献

大賞の作品こそ見ていないけれど、演劇賞は「蜘蛛女」「ジェーン・エア」「シェルブール」「キサラギ」と受賞者4人の作品を1つずつ見ている。自分が面白かった、感動した作品の出演者が受賞したのも嬉しいし、自分がその作品を見たというのもちょっと自慢したくなる。
追記:この賞のことは22日の夕刊で知ったのだけど、4月4日には発表されていたらしい。なんで、今頃「菊田一夫演劇賞が決まった」というニュースとして出ていたんだおる。

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2010年4月22日 (木)

チェーホフ短編集1

421日 「チェーホフ短編集1」(あうるすぽっと)
今回は「チェーホフ短編集12」の「1」。
舞台のセットは「1」も「2」も同じ。木製の古い机と椅子が置かれ、薄汚れたカーキ色の布がかかっている。「2」では佐藤誓さんが1人で登場し、その布を取って芝居が始まった。「1」では旅芝居の一座が荷車を押しながらわいわいやってきて、ここで芝居をかけるんだ、と言って布を取ったのは佐藤さんだったかしら山口雅義さんだったかしら。暖簾をかければそれらしくなるとかけられた暖簾には「ボトムさん江」*と染め抜かれている。暖簾? あれ、これってロシアの劇団じゃなかったの? まあ、どっちだっていいや。確かに暖簾があると、それらしい雰囲気が出る。もっとも舞台が楽屋?のような気もしないではないが。ともかく、「1」は劇中劇であることがわかる。
2」同様、いや、もしかしたら「2」以上に「1」は個別の短編どうしが繋がっている(食卓を囲む家族はそれぞれの短編の間に入るつなぎなのか。つなぎのようでもあり、どちらの短編の一部であるようでもあり)。「ドラマ」で作家の家に押しかけ、相手の都合などお構いなし自分の書いた芝居を朗読しまくる主婦(伊沢磨紀)は次の「外国もの」の一家の主婦である。ちなみに「外国もの」で主婦の押しかけ先について夫が「作家気取りの医者の」と表現していたから、あの作家はチェーホフ本人らしい。伊沢さんの主婦は、こういう人(つまり自分の都合で事を動かす人)いるよねっと思う。こういう人に自分が押しかけられたらイヤには違いないが、客観的に見るには面白く意外とウザくなかった。
ところでこの一家はその他の短編の一家でもあるようだ。で、昨日は先日買ったプログラムを持っていかなかったので、その場ではそれぞれのタイトルがわからなかった。それが今、プログラムを見て、ひどく不安に陥っている。なぜなら、「外国もの」と「白鳥の歌」の記憶がないのだ。「外国のもの」のほうはそれでも、家庭教師がいたかもしれないとうっすら思うのだが、伊沢さんの1人芝居で老役者がシェイクスピアのセリフを熱心に語るという「白鳥の歌」の記憶がないのはどういうわけか。
まあ、考えていても仕方ない。この「短編集1」はNHKで放送があるようだから、その時確認しよう(TV放送は、1月に行われたNHKシアター・コレクション版)。
「タバコの害悪について」は、タイトル通りの講演会。真面目に興味津々で聞くつもりでいたのに、講演の内容は横道に逸れ、妻や娘に対するグチばかり。擦り切れ埃のついた上着を着た佐藤誓さんがいかにもそれらしく、気の毒に思いながらもくすくす笑ってしまう。

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BS-TBSで團十郎特集

BS-TBSで團十郎さんの特集があるそうだ。

24日(土)午後8時 関口宏のザベストセレクション「十二代目市川團十郎の魂 350年の名跡を継ぐ」

関口宏の~は、今月17日から始まった新番組で、旧作または新作のドキュメンタリーを関口宏が紹介するというものらしい。今回の團十郎さんの番組は新作の第一弾で、VTR取材とスタジオでの対談で構成されているらしい。十一代目が撮影したプライベートの8ミリ映像が初公開されるんですって。
毎度言うようだが、我が家のTVではBSは録画できないのである(ケーブルを通しているかららしい)。リアルタイムで見るのもまず無理かと…weep
そろそろ録画ができるような対策をとらないと、いい番組がスルスル逃げていくwobbly

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2010年4月21日 (水)

歌舞伎座前の甘栗屋さん

本日、東京新聞夕刊、いわゆる三面記事のトップは歌舞伎座前の甘栗屋さん。歌舞伎座閉場に伴い、30日に店じまいするんだそうだ。記事はココ
そういえば、私、ここの甘栗一度も買ったことないんだっけ。今度行ったら買わなくっちゃ。
鯛焼き屋さんはどうなっちゃうんだろう。以前訊いたときは、「まだわからない」というすげないお返事だったけれど。演舞場に入るっていうのも難しいだろうし…。でも、私の中で歌舞伎と鯛焼きの餡の香りは切っても切り離せないんですもの。たとえ建替え中は無理だとしても、新しい歌舞伎座にも入ってほしいわぁ。

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歌舞伎チャンネルに期待しすぎた

歌舞伎チャンネルの30日の番組表がずっと空欄になっていて、放送内容が決まり次第掲載する旨がそこに書かれていたのが、今日空欄でなくなった。
すわ閉場式の生中継か!! という期待は甘すぎたか。

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亀×三響會のチケット

「市川亀治郎×三響會特別公演~伝統芸能の今」のチケットがWeb松竹で発売されることになった。ありがたい。(24日発売)
この公演はZenAに頼まなくちゃならないから面倒だなとちょっと躊躇っていたのだ(亀ファンにあるまじきアタマだ)。浅草と鎌倉のみの扱いみたいで、越谷にしようかなと思っていたのを浅草狙いに変更。これで夏の浅草を楽しむこともできる。一石二鳥bleah
追記:越谷の販売もありましたゎ。でも越谷は近いようで案外行きづらいし、付加価値を考えたら絶対浅草。

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面白くて怖いチェーホフ

418日 「チェーホフ短編集2」(あうるすぽっと)
華のん企画による「チェーホフ短編集12」の「2」を先に見た。
あうるすぽっとで華のんなので、はじめ黒ずくめの役者さんたちがハンドクラップをしながら出てくる錯覚に陥った。佐藤誓さんが普通に上手側から出てきたので、初めて「あ、チェーホフはシェークスピアとは違うんだ」と頭の回路が繋がった次第。
華のんですごいと思うのは、お金のかかっていないセットであるにもかかわらず、役者さんが出てきて一言セリフを言うと、シェークスピアならその世界、チェーホフならだだっ広いくせに閉塞感のあるロシアの空気が漂うことだ。
そして6篇の短編がそれぞれ独立した話でありながら、どこかで繋がっていて、死刑と終身禁固刑のどちらが残酷かという最初の「賭け」から「物騒な客」「忘れた!!」「彼と彼女」「カメレオン」「魔女」と別々の話が展開された末に、最後に再び「賭け」に戻ってくるのが面白い。
実を言うと、話の始まりはよくわからなかった。「彼」が誰なのか、「私」と「彼」との関係は何なのか、「彼」はどこにいてどうなっているのか。それがわかったのは最後である。巡り巡ってそういうことだったのか、とやっと最後になって納得したのである。単純に6篇を並べただけではない山崎清介さんの手法に感心した。
ただ、この日、私は体調はよかったにもかかわらず妙に眠くて、華のんのチェーホフでなければ爆睡していたかもしれない。もったいないことに、ところどころ<一瞬熟睡>(これ、私の得意技)をした(私の周りでも頭がカクカクしている人がけっこういた)。そのせいかどうなのか、どの作品も結末の記憶があまりない。ないけれど、最後まで繋がったからいいかな。
一番面白かったのは「物騒な客」。伊沢磨紀さん演じる男性の森番が人間の本質を見せていて興味深かった。森番を追い詰めその本性を露わにさせる戸谷昌弘さんの狩人も迫力があったが、伊沢さんの森番が徐々に見せていく人間の身勝手さ、弱さ、しぶとさなどは、自分の身に置き換えてみざるを得ない。それはとても怖いことであった(6篇はどれも面白くて怖い)。
佐藤さんもまた色々な面を見せてうまいと思った。全体に飄々とした風情が漂うのだが、戯画化されたステレオタイプ的な人間に見えたりするところが面白い。犬にまでなってしまう(他の役者さんもネコとか動物を演じていた)。
あれほど苦手だと思っていたチェーホフなのに、昨年の同じ華のんの「ワーニャ伯父さん」でイメージが変わり、今年またその面白さを知った。そして一連の作品を見ていたら、井上ひさしは明らかにチェーホフの影響を受けていると思った(チェーホフは本当は面白いのだと教えてくれたのは「ロマンス」であった)。

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2010年4月20日 (火)

黒かのかの亀治郎

亀治郎の「黒かのか」のCMをやっと見ることができた。
何日か前に録画した番組をさっき見ていて、CMを早送りしている時、「おっ、あっ、あ~っ」!!
亀ちゃんだぁ。慌ててバックし、通常速度に。
うふふheart04 
こういうのって、待っていて遭遇するものじゃないのね。

亀ちゃんといえば、「伝統芸能の若き獅子たち--異端(カブキ)を受け継ぐもの」で、舞台に上がる前に掌に人の字を書いて呑み込んでいたのが印象的だった(のに、このテーマのエントリーに書き忘れた)。あの亀ちゃんにしてそういうことするんだ、となんだかほっとするような、温かい気持ちになるような。

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花盛りブルーべりー

10042001blueberry
今年はブルーベリーがたくさん花を咲かせてくれている。細く小さな木なのにいじらしいくらい。花もかわいいけれど、実が生るのが楽しみ。
数個の実を少しずつ分けた去年。「目にいいから」と喜んでくれた父がいないのが残念。

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2010年4月19日 (月)

都電荒川線で

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10041902tram_2
あうるすぽっとにチェーホフを見に行った。あうるに行くときは都電と決めている。王子駅でこんなモダンな新型車両に乗れたときは嬉しかったが、日曜日のせいなのか、とても混んでおり、どの停留所でも乗り降りにずいぶん時間がかかっていた。
10041905tram
新型車両も嬉しいが、やはりこれが郷愁をそそる(私は都電で中学・高校に通っていたから)。銀座に都電を復活させたら素敵だと思うんだけどな。
10041903tram
停留所では、あとどれくらい待てば電車が来るか、こんなかわいい表示で教えてくれる。
帰りは王子駅の一つ手前、飛鳥山で下り、モノレール(「アスカルゴ」というニックネームがついたそうだsmile)に乗ろうと思ったら、16時で終わっていた。私が着いたのは16時15分くらい。残念至極。せっかく来たので園内を少し散策。
10041904sukayama
ソメイヨシノはほぼ終わっていたが、八重桜、ハナミズキ等々の木の花、そして草花がきれいだった。手前は桜の花びら。

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2010年4月18日 (日)

歌舞伎座の提灯

昨日のNHK「小さな旅」は先日当ブログでもお知らせした「歌舞伎座界わい」。

歌舞伎座の提灯が全部あわせて500を超えるって知らなかった。第一、毎度目にしていながら、数のことまで考えたことはなかったもの。数にも驚いたが、この提灯をたった1人の職人さんが作っているというのにも驚いた(もっとも、日本の伝統職人の世界ではよくあることかもしれない)。その職人は上野三郎さん、69歳。フリーハンドで描く絵柄(鳳凰の紋は提灯の真ん中より下に描くんだって。そうすれば、見上げた時にちょうど真ん中に見える。なるほど)もそうだが、私が職人の技として感動したのは、墨すりのこと。墨には棒が2本取り付けられている。壺に水を入れ、棒を動かして壺の底でするのだ。これを12時間続けるのだそうだ。淡々と語る上野さんだが、私など「こんなこと1時間も2時間もやってられるか」と投げ出したくなるような単純作業を黙々と続ける姿を想像したら胸が熱くなった。
上野さんは心臓に病気を抱えており(去年の暮れに倒れ、今はペースメーカーが入っている)、3年後再び提灯を作ることができるかどうかについて不安を覚えている。人間は気力が大事だと思う。職人さんは休むより働いていたいのだと思う。気力を保つには働き続けることが必要なんじゃないだろうか。上野さん自身も、3年間休むことで自分の気力が衰えることを心配しているんじゃないだろうか。自分は劇場を守る歯車で、その歯車が一つでも壊れたらいけないと頑張ってきた上野さん。3年後にもその歯車が欠けていないことを祈る。
上野さんは「提灯は見て忘れてもらえるのが一番いい」と言う。まさに、これまでの私はそうだった。これからもそうかもしれない。でも、どこかで提灯を見る目が違ってくるのは間違いないだろう。

歌舞伎座の建物って、町の中で見ると、より愛情が湧いてくる。しかし何事にも始まりと終わりがあると割り切り、又愛していくことのできる新しい歌舞伎座の完成を待とう。

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今年初Ken'sさん

一昨日(16日)、歌舞伎第一部の後、Ken'sさんに寄った。なんと、もしかして(もしかしなくても)今年初めて?!
当分行かれそうにもないと諦めていたのだが、Ken'sさんがモーニングを始めたという記事をaki様のところで拝読して恋心?里心?Ken's心?に火がついた。
歌舞伎座でお弁当を食べてしまったので残念ながらお食事とまではいかなかったが、マロンが2つのった抹茶モンブランとケーキに相性のよいKen'sブレンドをいただいた。
あ~、満足満足。満足だけど、ハニー・トーストが冷製パスタが恋しい。
また次の楽しみにとっておくか…。
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2010年4月17日 (土)

花の交代

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この白いハナミズキは桜が散る前に、もうガマンできないという感じで花を開いていた。続いて赤も愛らしい花を開き…昨夜から今朝にかけての雪にはさぞビックリしたことであろう。
桜が終わった後の清々しい季節も楽しみだが、今年はどうなることやら。

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歌舞伎座第一部再見

416日 御名残四月大歌舞伎第一部(歌舞伎座)
久しぶりの歌舞伎座に着いて最初に目に付いたのはカウントダウン時計の「15」という数字。2ケタになってもう何十日もたつのに、なぜかひどく寂しい数字に見えてしまい、ぐっと胸に込み上げるものがあった。
舞台写真が出ていた(筋書きのほうは、まだいつ入るか不明とのこと)。少し時間があったので眺め、なくならないうちにと、とりあえず3枚買った。
「御名残木挽闘争」
大薩摩が勇壮で素晴らしくて、これからの舞台にわくわくしてしまう。
時様は初日に比べなお雄々しく、その後の「おお恥ずかしぃ」との落差が大きくなって可愛らしさが強調された。
染五郎さんはやはり全体に線の細さが気になるが、でも初日よりずっと大きく見えるようになっており、そう見せる台詞の工夫に努力の跡を感じた。
勘太郎さんは一度見ているからわかっているはずなのに、やっぱり「これ、誰だっけ?」と考えてしまった。全員の顔を一渡り見て、「あ、勘太クンだ」とわかった次第。みんな大仰だけど、この小林朝比奈の大仰さがとても好き。
だんまりは、何となくまとまりのないような気がした。みんなただ歩いているだけみたいな…時様だけが暗闇を感じさせる動き方をしていた。ように思う。
花道脇で見る花道上の立ち回りと六方は実に迫力がある。堪能した。
海老ちゃん(顔がおとうさんに似ている)をはじめ、みんな見得の首の動かし方が大げさなくらい大きくて、役者絵を見ているような楽しさであった。
「熊谷陣屋」
最初のほう、直実と相模夫婦のやりとりの間、客席の子供がなんやかや喋り出し、気がそがれた。親も焦っただろうけど、こちらもせっかくのいい空気(吉右衛門・藤十郎の夫婦にはいい空気が流れているのだ)を味わえず、そのまま何となくノリそびれた。
それでも吉右衛門さんの男として父親としての苦悩には泣いた。夫にわらじを履かせる藤十郎さんの姿に自分も後を追って尼になり息子を弔う決意が感じられて泣いた。魁春さんのほっとしながらも熊谷夫婦に対するすまない気持ち、小次郎への哀れみが見える表情に心打たれた。梅玉さんの義経があまりに適役で感動した。そして、富十郎さん。源氏の御曹司を助けて平氏を滅ぼしたという、まさにこの熊谷陣屋という物語を象徴するような弥陀六の存在、圧巻だった。

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2010年4月16日 (金)

活動している地球

アイスランドの火山噴火が今ヨーロッパを混乱に陥れている。
このブログによくコメントをくださるあねご様が先日そのアイスランドに素敵な旅をなさって帰国されたばかり。3月にも別の火山で噴火があったし、この噴火に巻き込まれることなく無事に戻られてよかった。
そして我が家では14日に娘がパリへ戻ったが、これも空港が閉鎖される前でよかった、と今ほっとしている。
仕事があるのに飛行機が飛ばなくて困っている人、楽しみにしていた海外旅行がフイになってしまった人、本当にお気の毒です。といって、自然現象はどうしようもないし。それに、アイスランドの被害状況も気になる。だって日本も火山国だから、他人事とは思えないんですもの。ここのところの大地震続きといい、地球は活動しているのだなあ。日本だっていつどうなるかわからない。いつも怖いと思いながら、何の備えもしていない私…。
世界的には物流が滞り、経済への影響も大いに心配される。個人的物流は既に影響を受け、娘への荷物を送ることができないでいるcoldsweats02

1982年にインドネシアの火山が噴火したとき、上空を航行中のブリティッシュ・エアウェイズの飛行機のエンジンが火山灰を吸い込み、4基とも止まってしまった。飛行機は何とか無事に着陸したが、コックピットのウインドシールドは火山灰によるキズで曇りガラス状態になったそうだ。これを教訓として噴火時に飛行機は飛ばなくなったとのこと。火山灰は水分がないから気象レーダーには映らないのだって。気象レーダーって、水分を感知するものなのか、と知った(当たり前じゃないかと笑われそう)。

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明日はNHK「小さな旅」で歌舞伎座を

明日のNHK「小さな旅」は、「また幕開く日まで~歌舞伎座界わい~」sign03
見逃せません。
4月17日 午前9:00~9:25
4月18日 午前4:30~4:55(再放送)
urasimaru様のところでいただいた情報です。

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2010年4月15日 (木)

Web松竹珍(?)現象

未練たらしく、コクーン千穐楽の赤が消えたりしてはいないかと、あれから時々チェックに入っている。
ま、消えてるわけないか
4
月に入ってから、これまでの月には絶対と言っていいほど見られなかった現象が起きている。多くの皆さんがお気づきのことと思うが、発売日の10時前後でもないのに、混雑メッセージが出てなかなか入店できないのである。はっきり認識したわけではないが、おそらく戻りチケットが出そうな時間帯以降にその現象が起きると思われる。
30
分ほど前にどうにか潜入したとき、4月の戻りがたくさん出ていた。そうしたら今は全然入れなくなってしまった。
とにかく310日のゴールド発売日から始まって今月の歌舞伎人気には驚かされるばかりである。

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作戦通りにいかない時は

6月コクーン「佐倉義民伝」の発売日。
9:15に入店しようとしたら、もう混雑メッセージが出ていた。焦った。
それはいいとして、超ショッキングなことがshock
10時ちょうどに入れたのに、なんと千穐楽の平場席がぜ~んぜんないのよshock
どういうわけ? 後援会? 
あんまりショックで脳が混乱し、千穐楽は戻りを狙うか…と、とりあえず始めのほうの日の3等席を取った。しかし、ぽちっと確定ボタンを押した途端、千穐楽は別に平場でなくてもよかったんじゃない?と思い直した。
「続けて購入する」で購入画面に戻ると、千穐楽はもう二等席しか残っていなかった。慌ててクリックすると「お席のご用意ができませんでした」crying
そうこうするうちに完売になっちゃったshock
あ~あ、平場は他の日にして、千穐楽はおとなしく二等でも三等でも選んでおけばよかった。
作戦通りにいかない時の頭の切り換えがまったくダメな私。指揮官には絶対なれないことをあらためて痛感。
昨日コメントをいただいたenachan様が粘り勝ちされたのに勇を得て、しばらくは私も粘ってみましょうか。それでダメなら戻りをこまめにチェック。あ~あ、閉場式に続いてドジな私wobbly 今回は友人の分を頼まれていなくてよかった。

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2010年4月14日 (水)

今日は成田で

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わずかに桜花の残る成田を飛び立つ。
10041402naritajpg
奴ダコが引っ掛かっているのかと思った。

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もうじきサイモンさんともさよなら

昨日は朝から1日忙しくて新聞も見ていなかった。
さっきやっと朝刊を見て、大ショックsign03
なんと、吉積サイモンさんが歌舞伎座閉場に伴い退職されるというのだshock
今後も歌舞伎という文化と離れることはないようだけれど、新しい歌舞伎座に歌舞伎座の顔と言っていいサイモンさんの姿はないのだと思うと、ほんと寂しい。
こうやって、色々なことがだんだん変わっていくのかもしれないな。
この記事はココで見ることができます。

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2010年4月13日 (火)

大バカな私

夜の部、確保。
でも、私って、サイテー、大バカ、どうしようもないっcryingannoy
何を思ったのか、いや、何にも考えていなかったに違いない、取れた喜びにコーフンしていたのかもしれない。「購入を終了する」をぽちっとしてしまったのだ。
「アッshock
もう、その後は何をやっても繋がらない。あのまま「続けて購入する」にしていれば、きっと余裕で昼の部が取れたのにぃ。
夜の部だけ取れたからいいことにしよう。まあ、私ってこんなものよcrying 

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2010年4月12日 (月)

天中殺か

今朝10時の閉場式チケット発売時間に急にネットが繋がらなくなったワケがわかったかも。
お昼過ぎに外へ出ると、この雨の中、傍の電柱で何か工事をしている。
アッshockと思った。
NTTだcoldsweats02
そういえば、何日か前ハガキで工事の通知が来ていたっけ。恐ろしく小さい文字で書かれていたのでよく読まなかった。でも内容はたしかNTTの工事だったよなあ…ハガキを探した。
あった。
恐ろしく小さな文字の文面を読んだ。
4月22日9:30~17:00の間の60分程度サービスが使用できなくなる旨。
うゎ~~おshock 
原因はこれだったのだ。雨の中、工事の方は大変だったけれど、何もよりによって10時にうちのところの工事をしなくったって…。

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も~う、やだ!!

さんざんでしたsad
7時半過ぎからスタンバイしていたのに、10時になった途端、ネット自体にトラブル発生shock ネットそのものが繋がらなくなって、別のパソコンでやっても接続できず、原因を調べてもわからず…。
仕方ないので携帯も含めて3回線(携帯サイトにも繋がらないんだもの)を使って電話作戦を並行したけれど、今さら繋がるわけもない。
ネットがやっと回復したのが10時40分頃。しかし、懐かしの(sign03)チケット購入画面が出ても(ほんと、嬉しかったよ~。あのグリーンの画面が現れたときは)正常には接続されておらず、ひたすら電話とパソコンで攻める。やがて、これまた懐かしの混雑メッセージが出て、10分奮闘。
11時。「繋がったsign03
ヌカ喜びでしたdown すでに完売。
応援してくださった皆さん、ありがとう、ごめんなさい。

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2010年4月11日 (日)

哀悼、井上ひさしさん

出先で井上ひさしさんの訃報を聞いた。新作「木の上の軍隊」の台本執筆が延期になったが、それは病状の悪化のためではなく治療期間が延びたためという記事を朝刊で読んだばかりだったので、思わず絶句した。
「ひょっこひょうたん島」の作者としてしか知らなかった井上さんに関心をもったのは、自伝的エッセイ(主にフランス座時代の話)を読んでから。その後、演舞場でポイント稼ぎに見た「もとの黙阿弥」ですっかり井上ワールドに嵌ってしまった。
どの作品にも日本語に対する思い、ひいては戦争に関するメッセージが強く現れていてとかく重苦しくなりがちな内容なのに、そこかしこにユーモアが満ちている。
また、とにかく資料をよく調べていて、公演プログラムに相当する「ザ・座」を見ると、実に細かい年表を作り、さらに細かくメモを入れており、あれでは目を悪くするわ、なんて下世話なことを思ったものだ。
毎年井上作品は34本見るのに、今年はロンドン版「ムサシ」は見ないし、東京裁判3部作も見ない。「シャンハイ・ムーン」はドタキャンした。だから「木の上の軍隊」を楽しみにしていたのだ。遅筆堂の絶筆となったのは残念だ。
ご冥福をお祈りする。

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忘れ物をしたような…

これまで10日といえば歌舞伎座のゴールド発売日。昨日からずっと、大事なことを忘れたような気分で落ち着かない。時々Web松竹にアクセスしては、もう予約日のないことを確認する。
いやいや、一番大事な明日とコクーンの15日が控えている。落ち着かない気分が倍加する。

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2010年4月10日 (土)

桜丸が不憫でござる

ある人のことを考えていたら、松王丸の言葉と号泣が思い出され、思わず私も涙が出た。不憫ということはこういうことかと思った。なんだか抽象的でごめんなさい。
10031001sakura

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2010年4月 9日 (金)

ぼちぼち

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2010年4月 8日 (木)

四谷怪談忠臣蔵

46日 「四谷怪談忠臣蔵」(新橋演舞場)
奇想天外、「四谷怪談」が忠臣蔵外伝だとは知っていても、こんなふうに物語をつなげるなんて、驚いた。あの民谷伊右衛門が…shock
右近さんが座長にふさわしい貫禄とうまさを見せた。猿之助さんの芝居を覚えていない私が言うのもなんだが、猿之助さんに似せようとするあまり芝居が小さく面白くなくなってしまうところのあった右近さんが、最近そこから脱却しているように思う。この芝居では、新田義貞の霊、暁星五郎、直助権兵衛、天川屋義平の4役をやっており、とくに直助権兵衛が非常にしっくりきた。右近さんは本来陽の人だと思うのに、陰のある人物がよく似合う。初めて見る十段目の天川屋義平もまたよい。しかし、義平の男気を試すこの段は物語としてちょっとヒドい。それに討入の合言葉を「あま×かわ」にしようという強引さには笑った(これがどうやって「やま×かわ」になったの?)。
暁星五郎の宙乗り、この芝居に寄せる私の
3つの楽しみのうちの1つである。これを見たいがために取った座席は宙乗り小屋のすぐ脇。隅田川上空に何発もの花火が打ち上げられる中、スッポンから吊られて宙でぶっ返り、悠然と引っ込む姿をたっぷり楽しんだ。宙乗り小屋からば~っと銀紙が吹き出たが、これは下へ落ちるものが大半で、私は3階からちょっと張り出した部分に落ちたものをこっそり身を伸ばして23枚いただいたbleah
猿弥さんが高師直と宅悦というまったく異なる役をうまく演じていた。師直に新田義貞の霊が乗り移った理由はわかるが、物語としてそれが生きているのかどうかよくわからなかった。師直のいじめは執拗で、本家「仮名手本」に比べて明らかに悪人である。宅悦は本家「四谷怪談」ではもっとどろどろした底辺の小悪党という印象をもっていたが、ここではそれは薄く、好人物の面が強く見えた。猿弥さんという人は悪役好人物、どちらも見事にハマるからすごい。
笑也さんの判官とお袖。笑也さんのもつ透明感が生きたのではないだろうか。澤瀉屋の3人の女方を考えると、お袖は笑三郎さんでも春猿さんでもなくやっぱり笑也さんだろうと思える。久しぶりに笑也さんの女方を「見た」という感じだ。
刃傷の場は、仮名手本とは反対に、師直は上手へ逃げる。判官の刀も上手へ向かって投げつけられる。

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2010年4月 7日 (水)

ラブ歌舞伎座・36(着倒を聴く)

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2010年4月 6日 (火)

一石三鳥の1日

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演舞場から都営浅草線で押上に出ると、そこはスカイツリーの根元であった。本日の高さ338m。
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押上に一番近い京成橋から東武橋、源森橋、枕橋へ。ここは東武橋。
きれいな逆さツリーが撮れなかったのは昨日雨だったせいで水がにごっているのと、風で水面が揺れているため。写真を撮っていると、近所のオジサンらしい人が声をかけてきて、そう教えてくれた。もっと日が暮れると、川面のツリーは夕日で金色になるそうだ。
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一石三鳥なのは、わかりますよね。「四谷怪談忠臣蔵」とスカイツリー、そして今日が終わりかもしれない隅田川の桜。

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4月歌舞伎座第三部

44日 御名残四月大歌舞伎第三部(歌舞伎座)
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月の3部制と同じつもりで、3月も4月も二部と三部の通しにしたが、面白かったのは面白かったなりに、かなり疲れた。お尻も痛くなったし。千穐楽は席が悪いので、今しっかり見ておかねば、と体調が悪いのに頑張ったせいもあるかもしれない。
「実録先代萩」
初めて見たが、子役に重きが置かれるこの芝居をなぜ最後のさよなら公演にもってきたのだろうか。将来の歌舞伎を担う子役として千之助ちゃんと宜生ちゃんが選ばれたのだろうか。そういう目できびしく見るなら、千之助ちゃんは若君としての風格もあり芝居がとても上手だけれど、宜生ちゃんは一本調子で今ひとつな気がした。ただ、うまくしたもので、臣下の立場にある宜生ちゃんは、その一本調子が逆に忠誠心を表しているような感じもする。子別れの物語でもあるから、宜生ちゃんの役は泣く場面が多いのだが、なぜか宜生ちゃんが泣くたびに客席に笑いが起こる。この笑いの意味はよくわからなかった。千之助ちゃんには大いに感心した。これは将来が楽しみである。
大人の役者さんについてはごめんなさい、よくわからない。集中心を欠きました。もっとちゃんと見ればよかった。
「助六」
海老蔵さんの丁寧な口上で、この「助六」という演目について詳しく説明がされる。1月の「伊達の十役」の口上を思い出した。
豪勢で大仰で、めちゃくちゃ楽しかった。たった一つのことをやるのにどれだけ時間をかけるのか、とツッコムのも楽しいし、悪口の言い合いも楽しいし、豪華な出演者がそれぞれ楽しそうにしているのを見るのも楽しい。
玉三郎さんはきれいで気風がよく、「助六」をあまり知らない私でさえ揚巻は玉三郎を措いてないだろうと言えるほど。左團次さんの意休はさすがに慣れた役で、これも左團次さんを措いて意休はないだろう。
團十郎さんはこれぞ助六役者だ。下駄でどかどかどかとやってくるその大きさが好き、大らかなのが好き、稚気たっぷりなのが好き。今日の席は花道真上の二階席だったので、花道での見せ場は表情が見えなかったのだけど、全体像が摑めたからいいや。
仁左様のくわんぺら門兵衛はかっこよくて渋くて立派すぎない? 役どころとしてはモテないはずなのに、こりゃ絶対モテるでしょう。それに助六にうどんをかぶせられて頭を割られたと勘違いして大騒ぎするようには見えない。素敵過ぎます(個人的には素敵な仁左様で嬉しいけれどbleah)。

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2010年4月 5日 (月)

4月歌舞伎座第二部・2

44日 御名残四月大歌舞伎第二部(歌舞伎座)
「三人吉三」ってタイトルもお嬢の台詞も有名だけれど話の内容はイマイチよく知らないなあと思いながら初めて見たのがコクーン歌舞伎。以来通しも含めて5度目になるんだわ。昨年11月の花形は記憶に新しい。
「三人吉三」
大川端の金貸しと研師の争い、菊十郎さんのワルは存在感がある(菊十郎さんが出ただけで、当時の江戸の町にタイムスリップする)。先月「弁天小僧」の狼の悪次郎もそうだった。わずかな出番でこういう味を出せる役者さんは貴重だ。
梅枝クンが少し大人になったと思った。儚げな美しさだけでない、夜鷹の風情が感じられたから。
お嬢吉三のあの台詞は、真女形がやると自分の台詞に酔うようなところがあって、それはそれでこちらも酔うから好きなのだけど、菊五郎さんのはあまりそういう感じがせず、自然でそれもよかった。兼ねる役者さんだからなのか、菊五郎さんのやり方なのか。お嬢が女→男→女→男と変わるたび、客席から笑いが起こった。見事な変化だったと思うけど、その見事さに対する笑いかしら。
吉右衛門さんのお坊はかっこよかった。この場だけなら深く考えずに、役者を観ればいいのだろう。多分、吉右衛門さんもそういうお坊を見せていたのではないかしら。しかし私は11月の感動が思い出され、これからお嬢との間に友情以上ものが生まれるのだと感慨に浸りながら見た。
團十郎さんの和尚といい、贅沢な配役で、そしてやっぱり團十郎さんは和尚で吉右衛門さんはお坊なのだと思った。
3
人が義兄弟の契りを交わすときに、ハプニングがsmile 和尚の傷にお嬢が手拭を巻いてやる間、お坊は自分で手当てしていた。和尚の手当てを終えたお嬢が反対の手で腕を押さえたままでいる。こっちもぼんやり眺めていたら、突然「おお、そうだった」というように和尚が手拭を持ってお嬢の腕に巻き始めた。團十郎さんったら、自分の手当てだけしてもらって、相手の手当てをするのをすっかり忘れていたようなのだ。きっと菊五郎さんにそっと促されたのだろう(お嬢が「すみません、縛ってもらえますか」と言ったらしいです)。でも、團十郎さん慌てず騒がず、悠々と手拭を巻いたので客席は大笑い。菊五郎さんも苦笑しながら、手当てしてもらって「ありがとありがと」というように手刀を切る仕草を見せていた。團十郎さんの大らかさはそれで芝居を壊すこともなく、客席の笑いを押し切って杯の血を飲み、杯を割っていた。
團十郎も菊五郎もいいねえ。黙阿弥はいいねえ。
「藤娘」
なんてったって藤十郎さんが若くてきれい。うまく言えないけれど、たとえば梅枝クンのような瑞々しさとは違う瑞々しさがある。視線のもっていき方とか指の使い方にみられるほんのりした色気が実に若々しい。すごい人だ、としか言いようがない。
<上演時間>「寺子屋」79分(15001619)、幕間15分、「三人吉三」28分(16341702)、幕間15分、「藤娘」21分(17171738

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4月歌舞伎座第二部・1

44日 御名残四月大歌舞伎第二部(歌舞伎座)
2
月末以来の疲れのピークか、体調が悪く、よほどパスしようかとも考えたが、チケットが真っ赤っ赤の状態でそれは申し訳ないもの。
「寺子屋」
あの連獅子で幼いながら役者根性を見せた金太郎ちゃんが菅秀才として登場。いわゆるお芝居としては初めてのお目見えになるが、容貌といい雰囲気といい菅秀才にはぴったりだったと思う。
高麗蔵さんの涎くりは小柄なこともあったのか、まったく違和感なく、子供たちに溶け込んでいた。錦政クンが子供たちの中で自分なりの演技をしている感じで、やっぱりこの子は上手だなあと思った。
何回か見ている「寺子屋」なのに仁左様の武部は初めてだ。これまでで印象に残っているのは梅玉さん、勘三郎さんとやわらか系。仁左様はちょっと武張って見え、こういう人が悩むのはよほどのことだと思う反面、そんな悩みたちどころに解決してしまいそうな感じもした(それは、私が仁左様のスーパーマン的な要素に感じるもの)。
勘三郎さんの戸浪も初めて。はじめのうち、高い声が掠れるのが気になったが、芝居が進むにつれ、気にならなくなっていった。
彦三郎さんの春藤玄蕃は、久しぶりに憎らしい玄蕃を見たという気がした。これまでは、子供たちの首あらための間、割とやさしい表情になっている印象を受けることが多かったから。
菅秀才の首実検が終わって、松王と玄蕃が帰った後の武部夫婦のほっとした様子は、「筆法伝授」を見ていたからよりよく理解できた。あの花道で戸浪が菅秀才を背負い、必死の面持ちで落ちていく様を見ておいてよかった。
唇も真っ白、紅を差さない玉様(千代)はとてもきれい。武部に斬りかかられ「小太郎はお役に立ちましたか」と声を振り絞るようにした千代のこの一言で、私はどっと涙が出た。この後もずっと涙が止まらず、時には声を立てて泣きそうになったりもした。周りでも泣いている人がかなりいたと思う。
幸四郎さんの松王丸は、時々台詞が口の中に籠もることはあっても、菅丞相に「梅は飛び 桜は枯るる世の中に 何とて松のつれなかるらん」と詠まれた苦悩(松竹梅3兄弟の就職を斡旋したのは菅丞相であり、松王が藤原時平に仕えることになったのも菅丞相のはからいであり、たまたま時平と菅丞相は敵対関係に陥ってしまっただけのことであり、松王は時平の家来としての務めを果たしているだけだと思うから、この歌は松王にとっては気の毒な気がする)、にっこり笑って死んでいったと聞かされた時の思いが切々と胸を打った。幸四郎さんの松王は好きなのだ。弁慶よりずっといいと思う。ただ、桜丸を不憫に思ってなく場面ではどういうわけか、涙が出なかった。

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2010年4月 4日 (日)

本日、情熱大陸、お忘れなく

今日の「情熱大陸は菊五郎さん!! 去年、一足先に菊之助さんが取り上げられたんだっけ。思った時にやらないとすぐ忘れる私は、もう録画予約しましたcoldsweats01

TBS 午後11時~11時30分

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巳之助クンの歯ぐきネタ

以前にとこ様から情報をいただいた「先輩ROCK YOU」(坂東巳之助、大東俊介、大野拓朗、松坂桃季、JOY、加藤浩次のMCによるトークバラエティ)録画したものをすぐに見た。私のことだからすぐでなければ見るのは3カ月も先になるだろうし、週イチものだからたまる一方だし、というわけで。
巳之助クンがかわいかった。ゲストの室井滋に自己紹介したとき、「坂東三津五郎の長男で」「ボク、海老蔵さんにハグキって呼ばれてるんです」(海老ちゃん、ったらぁsmile
一瞬、なんとリアクションしていいかわからない空気になったとき、室井さんが、最近ハグキの出ている人が少ない、貴重な存在だ、きれいな色をしていると言い、一気に場が和んだ(室井さんもとてもかわいい人だ)。私も巳之助クンのハグキは健康そうな色をしていて、巳之助クンのチャームポイントの一つだと思っている。
最後の反省会でも加藤浩次の(加藤以外の5人が緊張している中)「巳之助クンのハグキに助けられたよ」に、ぐっとハグキを引き締めた顔がなんともいい感じで、思わず微笑んだ。来週はアントニオ猪木に巳之助クンがいじられるようで、楽しみだ。
松也クン、壱太郎クン(8月から)の参入も待たれる。
番組のHPはココ。今日のMCブログにもご注目。

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2010年4月 3日 (土)

歌舞伎座閉場式詳細続報

からつぎ様から教えていただいて、吉積サイモンさんのブログにいってみました。
当日の出演者が発表になっています。
「都風流」は、菊五郎、幸四郎、吉右衛門、團十郎、仁左衛門、梅玉、勘三郎、三津五郎
「道成寺」は、玉三郎、魁春、時蔵、芝雀、福助
その他、チケット等の詳細はサイモンさんのところでどうぞ(と、勝手にリンクしてしまいましたが)。

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4月歌舞伎座初日第一部・2

42日 四月御名残大歌舞伎初日第一部(歌舞伎座)
華やかな舞台から一転、次は悲劇の世界へ。
「熊谷陣屋」
熊谷夫婦の間に通う情のようなものが、今回はじめて強く感じられた。
相模(藤十郎)が熊谷直実(吉右衛門)の陣屋にやってきて、留守だった直実を迎える。相模をエスコートしていた堤軍次(歌昇)が熊谷の命で相模から離れなくてはならなくなる場面は、2人になると熊谷に怒られるのが怖い相模と熊谷の板挟みになる軍次と熊谷夫婦のやりとりが面白い。
軍次が下がってからの夫婦の関係怒ったってなんだって、あなたは私にかつて言い寄ったんじゃないの、という相模の媚がなんとも微笑ましい。媚というよりは、女の強さかもしれない。その辺の機微を漂わす藤十郎さんの演技は絶妙。
吉右衛門さんの熊谷はもちろん素晴らしかったが、私はむしろ藤十郎さんの母親としての悲しみに強く胸を打たれた。首を打たれたのが自分の息子ではなかったと知る複雑な心境の藤の方(魁春)の後姿も心に残る。梅玉さんはやはり義経役者だと思う。そして、弥陀六の富十郎さん、そこにいるのがかつて自分が救いそのために平家を没落させたと思っている義経であることを知った体の震えが見事だった。
「連獅子」
中村屋の人気はすごい。拍手の大きさが全然違う。その拍手が表す期待、人気を裏切らない素晴らしい迫力・気力に満ちた舞いだった。
子獅子の舞いを見守る親獅子は、そのまま勘太郎・七之助兄弟を厳しくあたかたかく見守る勘三郎さん自身に重なった。兄弟はともにきびきびとした動きだが、勘太郎さんのほうがやや動きが大きく荒々しい印象を受けた。勘三郎さんのソロ(?)では大変にむずかしそうな足の動きがあり、一見楽々とこなす姿に感動のため息が出た。
後見に小山三さんの名前があったが、先月みたいに千穐楽だけかもと、あまり期待しないでいた。ところが、途中で舞台に現れ、差し金の胡蝶を舞わせたではないか。しかももう1羽の胡蝶を扱うのが鶴松クン。恐らく中村屋の最長老と最若年のコンビではないだろうか。嬉しくて胸がどきどきしてしまった。鶴松クンは筋書きには後見として名前が出ていなかったが、かなり最初からずっと舞台に控え、じっと3人の踊りを見つめていた。一生懸命吸収しようとする鋭い目がとても印象的だった。

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4月歌舞伎座初日第一部・1

42日 四月御名残大歌舞伎初日第一部(歌舞伎座)
カウントダウン時計が30日を切った今日、初日。さすがに大間は役者さんの奥様方が揃って華やか。私は前田愛さんを初お見かけ。勘三郎夫人に伴われてご贔屓筋に挨拶して回る愛さんは、初々しくてと~ってもきれい、可愛かった。
「御名残木挽闘争(おなごりこびきのだんまり)」
歌舞伎座建替えのために特別に作られた演目。大筋は曽我兄弟の「対面」である。上手揚幕には歌舞伎座の紋である鳳凰丸が染め抜かれている。團蔵さんの前触れに続いて大薩摩の演奏。これが常に増して勇猛で、胸が高鳴る。
浅葱幕が振り落とされ、正面大ゼリから工藤祐経(染五郎)、曽我十郎(菊之助)、五郎(海老蔵)、鬼王新左衛門(獅童)、小林朝比奈(勘太郎)、片貝姫(七之助)、秩父庄司重忠(松緑)、大磯の虎(孝太郎)、小林舞鶴(時蔵)が登場。なんという華やかさshine
染五郎さんは残念ながら工藤祐経にしては線が細い。五郎の海老ちゃんのほうが立派に見えてしまう。その海老ちゃんは菊ちゃんとの曽我兄弟コンビ。おお未来の團菊とはシャレた配役とにんまり。
勘太郎さんが堂々としてとてもいい(はじめ誰だかわからなかった)。獅童さんは、全身タイツ男(「大江戸りびんぐでっど」)で歌舞伎座出演を終わらなくてよかったcoldsweats01
「対面」では工藤が狩場の札を兄弟に与えるが、ここでは狩場の絵図面を与える。狩場の絵図面とはすなわち、新しい歌舞伎座の設計図にあたる。工藤は、武蔵野国晴海ケ浜に鳳凰が舞い降りる夢を見た頼朝の命で、ここに舞台を作る役を担っているのである。そして、役目を果たした後に兄弟に討たれることを約束する。
そこで舞鶴が棟上の御幣を祐経から受け取り、「やっとことっちゃあうんとこな」の掛け声とともに大入りの文字を書き、お定まりの「おお恥ずかし」。舞鶴の時様は実に大らかで力強く、「おお恥ずかし」は可愛らしく、先月思った「時様で『女暫』を見たい!!」という気持ちがますます強くなった。
突然、闇になると上手から典侍の局(芝雀)、下手から悪七兵衛景清(三津五郎)が現れ、だんまりになる。源氏の白旗を景清が奪い取ると、夜明けになる。大きな太陽が現れて思わず客席がどよめく。舞台では各自決まったところで定式幕が引かれ、花道には1人景清が残る。力者との絡みがあり(力者の助けでぶっかえるが、ちょっと手間取った感があった。初日だから。力者は花道でのトンボがお見事)、最後は景清が力強い六方で引っ込む。
20分ほどの短い、様式的な演目ながら、花形が勢揃い、三津五郎、時蔵、芝雀と先輩たちが舞台を締め、対面モノが好きな私は十分楽しんだ(これだけの若手が揃うのだからと、舞台全体の見える席を狙って1階二等席を取った。前が通路で広かったこともあり、大正解scissors)。

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2010年4月 2日 (金)

ラブ歌舞伎座・35(最後の初日)

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撮影する人を撮影してみたcoldsweats01

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閉場式詳細

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演目
都風流
京鹿子娘道成寺
御礼口上
歌舞伎座手締式
入場料
一等席 15000円
二等席 11000円
3階A席 5000円
3階B席 3000円
1階桟敷席 17000円

チケット発売日
4月13日
Web、電話

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歌舞伎座閉場式チケット発売日

4月13日sign03
Web、電話、両方受け付ける。
そうです。
多分、13日は何の予定も入れてないはず。頑張るぞっdash

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2010年4月 1日 (木)

最高に面白い「薔薇とサムライ」

330日 「薔薇とサムライ」(赤坂ACTシアター)
サイッコウに面白い冒険活劇、コスプレ、超劇画チック音楽劇だった(中島かずき作、いのうえひでのり演出)。
ネタバレすると、これからご覧になる方に申し訳ないので、多くは語るまい(とか言ってまた長々と書くのは私の悪いクセcoldsweats01)。
天海祐希はドラマも芝居も見たことないが、宝塚時代どんなにステキだったんだろうと想像していた。そしてこの芝居では男役ではないが、まさに宝塚時代を彷彿させるようなかっこよさ、美しさshine 水を得た魚のような天海祐希にただただ惚れ惚れした。

古田新太は相変わらずの容姿(天海祐希なんか、身長は同じくらいでも、顔も体も古田新太の半分もないくらい)だけど、ちょっと化粧した顔はキモかわいいかも。セリフが突っ走るところがあるのはご愛敬か。
プログラム(2300円もしたshock)に勘三郎さんが古田ファンだと言ってコメントを寄せている。「ラブシーンも教えてもらった」んだそうだ。勘三郎さんは「女性相手のラブシーンは大竹しのぶと藤山直美しかやったことない」と言ったら「どんだけ不幸な人なんだ、兄さんは」って同情されたというクダリには思わず吹き出しそうになった(って、私もコメントの中のそんなところに反応しちゃうんだからcoldsweats01)。
神田沙也加は、子豚ちゃんみたいだった「紫式部ものがたり」からずいぶん成長したものだ。愛らしくも芯の強い令嬢にぴったり。歌を歌ったら、声がおかあさんに似ていた。息継ぎも似ていた。
山本太郎がめちゃくちゃなキャラで面白かった。「タケシの元気が出るテレビ」の「ダンス甲子園」で出てきた素人さんがここまできたか、と感慨無量(っていうのはちょっと大袈裟か)。歌はイマイチだったが、身体能力は高いし、役を楽しんで暴れているのがいい。
浦井健治クンlovely お茶目でちょっとおバカで、1万ピエール=1シャルル*のまさに漫画チックなすてきな王子様。先月「蜘蛛女のキス」で抑圧された役だったから、今回はこの二枚目半キャラを思い切り楽しんみながら王子様になりきっている、って感じ。しかし浦井クンは何を演じてもピュアなのだ。それがいつも私の心にぐっとくるheart04「仮面ライダークウガ」の敵の首領で俳優デビューって知らなかった。イケメンって「仮面ライダー」系出身者が多いけれど、敵役にもこんな。毎度毎度同じことを言っているようだけど、「アルジャーノンに花束を」で浦井クンに目をつけたのがプチ自慢heart02
藤木孝――かっこよかったロカビリー時代をかすかに覚えている。その狡猾さは絶妙に熟練の技である(憎ったらしいんだけど、どこかユーモアのようなものがある)。
橋本じゅんと右近健一が似ていて、私ははじめ区別がつかなかった。何しろ海賊と男爵だからどっちも大きなヒゲをはやしているんだもの。声でこっちが橋本じゅん、と判断した。橋本じゅんのキャラには涙が出るほど笑った。

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