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2010年4月24日 (土)

四谷怪談忠臣蔵カーテンコール

423日 「四谷怪談忠臣蔵」千穐楽(新橋演舞場)
終わったばかりのことなのに、記憶が曖昧で、やっぱりちゃんとメモっておけばよかったと後悔。なので、カーテンコールの回数が2回だったか3回だったか(多分3回)、あるいはそこに誰がいたか、間違えていたらごめんなさい。
本水を使った立ち回りが切り口上で終わると、大拍手の中定式幕が閉まる。もちろん、カーテンコールを期待して待っていると、幕が開き、右近さん、春猿さん、笑三郎さん、捕手たちが。右近さんは、客席に向けて濡れた衣裳をぱっぱっと煽り、みんなに水を散らす。
大拍手の中、幕が閉まり、再び開くと、今度は右近さん花道へ出て、またその辺に水を散らす。
見事な主演の右近さんや、不思議な立役(あんな斧定九郎、想像もつかなかった)として大活躍の春猿さん、哀れなお岩と小仏小平、定九郎にぞっこんのお軽と3役演じ分けた笑三郎さんに大きな拍手を送りながら、段治郎さんは? 他の役者さんは? と求め、でもやっぱり最大の期待は御大である。
3
度目の幕が開く。ああ、やっぱりこれでなくっちゃ。段治郎さんも、彌十郎さんも、門之助さんも、猿弥さんもいる。そして真ん中に猿之助さんが!!
澤瀉屋の公演で千穐楽が楽しみなのは、このシーンが見られるからである。これを見ると、じ~んと胸が熱くなって涙が出る。猿之助さんが如何に弟子を可愛がっているか、弟子たちが如何に師匠を敬愛しているか、温かい空気が流れ、こちらは大家族を見ているような気持ちになる。猿之助さんが両手を広げて挨拶すると場内の興奮は最高潮に達し、多くの人が立ち上がる。私も立った。「おもだかやっ!!」と叫びたかった。この雰囲気ならできそうだったもの。でもやっぱり勇気がないから、心の中で何度も叫び、拍手にその声を籠めた。
ついに緞帳が下り、「四谷怪談忠臣蔵」の千穐楽は終わった。

そういえば朝10時半少し前、演舞場楽屋口を過ぎてしばらくすると、おお、向こうから笑三郎さんがご出勤。霧雨の中傘もささず(私も)、普通な感じだが、どことなくやさしいやわらかい雰囲気が漂っていた。思わずドキドキしてしまいましたゎ。

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コメント

すみません、カテコは2回ではなかったかしら?
私も興奮していたので確かではありませんがcoldsweats01

ハードな舞台、皆さん怪我もなく無事に楽を迎えられてよかったです。久しぶりに猿之助さんのお元気な姿を拝見して私も涙がでてしまいました。来年のスーパー歌舞伎新作が今から楽しみです。happy01

終演後、近くのカフェでお茶していると、お隣のテーブルになんと、寿猿さんが! 知らん顔も出来ずご挨拶すると、気さくに舞台やら猿之助さんのお話をたくさんしてくださいました。note 御年80歳! 70年近い舞台生活、様々な名優をそばで見てきた寿猿さんですが、お茶目な方で「初めて観る歌舞伎が熊谷陣屋じゃ、また歌舞伎観たいと思わないでしょ」ですって。 猿之助歌舞伎はそんな役割も担っているのですね。

投稿: maroon6 | 2010年4月24日 (土) 07時35分

maroon6様
ご指摘ありがとうございます。その時にはしっかり数えていたのに、最後の興奮ですっかりわからなくなってしまいました (^-^;
猿之助さんは先日TVで拝見したときは体調がよろしくないようで心配しましたが、昨日はお元気そうで、それも嬉しくて涙が出ました。
寿猿さんからたくさんお話をお聞きになったとのこと、貴重なお時間を過ごされましたのね。澤瀉屋最長老(80歳ですか!!)として、若手の支えという重責を持ちながら、ご自身もあれだけの演技をなさるって、素晴らしい方ですよね。寿猿さんの伊右衛門のお母さん、好きです。
来年、スーパー歌舞伎の新作がかかるのですか。おお、それは楽しみ楽しみnotes 猿之助四十八撰もほんの少ししか見ていないので、もっと見せていただきたいわぁ。猿之助さんの歌舞伎は本当に面白いと拝見するたび思います(たしかに歌舞伎デビューが「熊谷陣屋」では辛いかもしれませんね)。

投稿: SwingingFujisan | 2010年4月24日 (土) 08時43分

はじめまして。
いつも拝見させていただいております。
千穐楽の様子をお伝えいただき感激です!
今回はチケットを入手しながらも、急な仕事で行けず落胆しておりました。
やはり千穐楽ですよネ♪
段治郎さんもよく1ケ月頑張られました。ホッ。。。
猿之助さんカーテンコールにお出になられたのですね。
お元気そうだったとか、安心しました。ホッ。。。
来年のスーパー歌舞伎新作上演も楽しみですね。体調がよろしければ、少しでも猿之助さんに出演していただけたらなと、ファンとしては復活を願うばかりです。

投稿: シュール | 2010年4月24日 (土) 20時58分

シュール様
はじめまして。
コメント、ありがとうございます!! 嬉しく拝読しました。
千穐楽、急にご都合がお悪くなったとのこと、残念でしたね。私も別の公演ですが、千穐楽に行かれなかったことがあるので、お気持ちはよくわかります。
千穐楽は演じる方々もそうでしょうが、見る側にとっても格別の感慨がありますよね。カーテンコールは舞台と客席が一つになって1カ月の公演が無事かつ成功裡に終わったことを喜ぶと同時に、終わってしまう寂しさを味わう時間のような気がします。

段治郎さんはまったくブランクを感じさせない素敵な色悪ぶりでした。ご自身でも自信となったでしょう。
猿之助さんのご出演は私にとっても夢ですわ。
スーパー歌舞伎の新作も楽しみ楽しみnotes

投稿: SwingingFujisan | 2010年4月24日 (土) 22時44分

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