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2010年7月

2010年7月31日 (土)

二度目も楽しかった巡業中央コース

730日 松竹大歌舞伎巡業中央コース(北とぴあさくらホール)
初日の1日以来約1カ月ぶりに東京(23区内ということで)に戻ってきた中央コース巡業チーム。豪華な座組といい、演目といい、やっぱり今月の歌舞伎はこの巡業が一番だったなあと見終わって思った。舞台が狭いので、その分、役者さんとの距離が近くなったような気がした。
感想は二度目なので簡単に。
「廓三番叟」
時蔵・梅枝の美しさに思わずため息が出る。梅枝クンは初日、開きかけの蕾のようだという印象をもったが、1カ月たったら蕾のようではありながら若々しい色気が溢れていてびっくりした。
その梅枝クンに対して時様には熟した貫禄みたいなものを感じた。端正な舞――私が時様を好きなのは、一つにはこの端正さ故かもしれない、と思ったりもした。
萬太郎クンは初日に比べずいぶん踊りがこなれてきていた。童顔なのがちょっと損かも。萬太郎クン、ちょっと身長が伸びた?
「一條大蔵卿」
暑くて長い巡業だったけれど、幕開き、菊十郎さんのお元気そうな姿を見て嬉しくなった。
菊之助さんには緊迫感があり(スパイみたいなものだもの)、松緑さんには若い一途さがあった。時様には<人間>常磐を、菊五郎さんには上品な阿呆と正気の時の大きさを感じた(ほんと、菊五郎さんの大きさっていうのは目に見えるものだけでなく、空気として感じる)。團蔵さん、秀調さんの脇の固さが芝居をさらに締める。
茶亭 与一の音之助さんが「いかにも」な感じで印象に残った。この役は辰巳さんとのダブルキャストらしいんだけど、初日も音之助さんだったような気がする。辰巳さんを見られなかったのは残念。

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2010年7月30日 (金)

日本語の手紙はむずかしい

ここのところ、複数の方に自筆の手紙を書く用件があって、苦労している。字はヘタクソだし普段メールで済ませてしまう弊害もあるが、日本語の手紙は実に難しい。
時候の挨拶は「前略」で省略しても、今の時期、締めの言葉には「暑さ」をもってきたい。しかし昨日と今日の涼しさ。ここで用意していた言葉を変更することになる。
もっと難しいのは相手の名前等は行の上に、自分方は下にということ。あまり文字間をあけたくないので、字数をうまく揃えられるように文を考える。ところが私が書く字は大きすぎてうまくはまらなくなる。そこでせっかく書いてきた便箋を1枚破る。
複数の相手のそれぞれに宛てた文面を考えるのもけっこう苦労する。さて、やっと書き上げはしたが、読んでみると、あれほど推敲したのに気に入らない表現があったりする。そこで便箋をまた1枚破る。
今度はOKという終わりのほうになって、「あっshock」。文字の書き間違いをしたりする。
まったく、バラエティなんかでよく見る作家みたい。次々便箋を破っては書き直しの繰り返しである。
そんなこんなで仕事も捗らず、昨日の越谷、今日の王子昼の部は菊之助さんの次郎冠者なのに断念weep 当日券があったら行こうと思っていたのだ。当初の予定どおり、王子は夜の部だけでガマンでござるよbearing まっ、夜の部が見られるだけいいか。

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2010年7月29日 (木)

超便利商品、回転モップ

タッピーノに続くちょっとしたモノ第2号はコレ(↓)。
10072901mop_2 
我が家はフローリング面積が大きく、雑巾掛けがけっこう大変なのだ。以前、モップを買ってはみたが、絞りに大変な力がいるのと何となく使いにくくて、結局大して使わないうちにお蔵入りになってしまった。

そういう経験を踏まえ、モップには慎重になっていたところ、TVの通販で実に魅力的なモップを発見。スピンモップである。回転槽にモップを入れ、足でペダルを踏んで回転させて絞るという仕組み(だいたい60回くらい踏むとよい)。ところが7000円近くもして、かなり躊躇う。
そのまま何日かが過ぎ、たまたまある日「通販みたいな広告」smileを出すホームセンターみたいな店へ行くと、まったく同じ(ような)モップが半額以下で売られているではないか。ところが人間不思議なもので、あまり安いと不良品ではないかなどという邪推が働く。さんざん迷った末、モップブースで流れていた実演ビデオを繰り返し見て購入を決意。
実際に使ってみると、とにかく便利便利good おかげでサボりがちだった拭き掃除も難なくできるようになったし、この暑さの中で掃除がとっても楽。楽しいとさえ感じる日々である。

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2010年7月28日 (水)

夏休みの成田で疲労困憊

昨日夜の部板橋、今日昼の部練馬と幸四郎さんの巡業を取ってあったのだけど、娘の出発と重なったため、友人にかわりに行ってもらった。
日暮里への電車はラッシュで汗だく(まだ本格的ラッシュになる前の時間だったけれど)。以前は日曜日に出発するようにしていたが、ここのところスカイポーターを利用し、重くて大きなスーツケースは空港で受け取れるから平日の出発が可能になった。でも、久々のラッシュで疲れたdespair
10072801skyliner 成田へは初めてスカイアクセスで(今月17日開業)。これまでのスカイライナーはシティライナーと名前が変わり、新たに青砥駅にも止まることになった。スカイライナーの名前は新しいスカイアクセスが引継ぎ、上野、日暮里から成田空港第二ビルまでノンストップ。青砥で北総線の線路に入る(北総線って、すっごく運賃が高いらしい。あまり高いから17日から5%値下げしたらしい)。日暮里から終点成田空港第一ビルまでの所要時間は約40分。
新しいライナーはスーツケース置き場が電車床面からすんなり入れやすくなった(以前は、荷物の滑り止めが開口部にあって、それを越えて入れるために重い荷物を持ち上げなくてはならなかった)。私は気づかなかったけれど、ACコンセントがあって、パソコンも使えるそうだ。
座席は心地よいが、足載せ台はなくなった。正面のモニターには「運転席からの展望をお楽しみください」という一言とともに2~3分だけだけど、線路やら風景やらが映る。トンネルや鉄橋を運転席の目で見るのは面白い。スピードが速いのは、通り過ぎる駅の名前が読み取れないことからわかる。
揺れも少ないし、音も静か。しかし、第一ターミナルに着いたら出口へ向かう通路が1カ所にしかなく、エスカレーターには長蛇の列ができてしまう。乗車位置によってはホームを延々歩かなくてはならない。
また、これはスカイアクセスとは関係ないが、日暮里駅の待合室の椅子が実に非合理的。女性なら2人座れるが、男性が1人座ったらあとは荷物を置くスペースしかない。おかげで立っていなくてはいけない人の数が増えるdown

何年か前までは、飛行機でできるだけいい席を確保するために自分の乗る便のチェックイン開始時間より30分以上も前に行って並んだものだったが、今はネットで座席も指定でき、また各便別のチェックインはなくなり、全便同時にできるから、必要以上に早く出ることもなくなった。それに、チェックインカウンターのスペースに並べるのは旅行者本人だけで、見送り人はその外でじっと待ったものだった(まだ旅慣れぬ、ほとんど子供みたいな時代、JALのカウンターで荷物が重量オーバーだと言われ娘は私に相談することもできず何万円も支払うハメになったことがある)。今は一緒に並べる。いい時代になったねえ、などと話しながらANAのカウンターへ向かうと、なんとすんごい列shock
そっか、夏休みだったんだsign03
40分も待った。
チェックインそのものは自動機械でできるからすぐに終わるのだが、ここまでに座席を指定していない人たちが座席を決めるのにえらい時間がかかっているみたいなのだ。かなりの人が事前に座席指定をしているから、空港で席を決めるとなると、たとえば家族や友人がバラバラの席になったりするんである。そこで「どうしようか…」ということになって、30分くらいもかけて悩む人もいるみたい。
この40分の立ち待ちでモーレツにくたびれちゃって、ほんと体力なくなったわと自らを情けなく思ったのでした。場合によったら成田から練馬へ行ってもいいか、なんて考えないでもなかったけれど(多分、間に合ったと思う)、あまりの疲労に、歌舞伎を見る気も起こらなかった。

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2010年7月27日 (火)

2011年は三谷幸喜生誕50年…え、浅草歌舞伎はどうなる?

来年、三谷幸喜が生誕50年ということで、新作7本を発表するそうだ。舞台4本、映画1本、ドラマ1本、小説1作。
舞台は
「ろくでなし啄木」(藤原竜也中村勘太郎、吹石一恵)
「国民の映画」(ナチス政権に翻弄されるドイツ映画人の話だそう。小日向文世、段田安則、白井晃、石田ゆり子)
「ベッジ・パードン」(ロンドン留学中の夏目漱石とベッジ・パードンという女性の出会いの話だそう。野村萬斎、深津絵里、大泉洋、浦井健治、浅野和之)
「90ミニッツ」(西村雅彦と近藤芳正の2人芝居、「笑の大学」を超える緊迫感に満ちた作品だそう)
と、どれも魅力的。
しかし、あ~あ、もう来年の話かぁcoldsweats02
と思ってふと気がついた。勘太郎さんの出演が予定されている「ろくでなし啄木」、これって1月7~23日が東京芸術劇場中ホール、2月17~26日が天王洲アイル。ってことはshock
勘太郎さんの浅草歌舞伎、博多座出演はないってことsign03
来年の浅草歌舞伎はどうなるんでしょう。

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もくもく

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夕方、車の中から。とても壮大な光景で感動したのに、走行中の車から撮影するのは難しかった(私は助手席)。自宅に戻ってから撮り直そうと思ったら、うちからは見えなかった。

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2010年7月26日 (月)

演舞場一等席にB席が

9月公演から演舞場の1等席がA・Bの2種類に分かれるそうだ(歌舞伎公演のみの変更)。
★1階19・20列の座席全部(ってことは、最後列とその前の列)
★2階6列7~42番(2階最後列の正面席)
★2階1~5列1~6番、43~48番(左右のコーナーのところの席)
が1等B席になるとのこと。
料金は、1等A席15,000円に対し11,000円。
ここのところ、歌舞伎関係に対して全然アンテナを張っていなかったから、「ほうおう」9月号を見て初めて知りましたわcoldsweats02

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2010年7月25日 (日)

待ち焦がれたタッピーノ

先月、ちょっとしたモノをいくつか購入した。
その第1号はコレ(↓)
100724tappino
肩にのせたり、腰に巻いたりして使う。右にボタンが4つあって、赤いのが電源。プラス・マイナスのスイッチで強さを加減する(私には基準の強さで十分)。
この商品、TV
で紹介されて大変な人気なのだそうだ。でも私がこれをほしかったのはTVを見たからではない。第一TVで紹介されているなんて全然知らなかったのだ。
6
月はじめに美容院に行ったとき、突然美容師さんが「先生のヒミツ兵器」と言って私の肩に何か重いシートみたいなものを載せた。その重さは歯科医でレントゲンを撮るときにかけられる防護シートみたいな感じ。やがてそのシートみたいなものは、バタバタバタと音を立てて、私の肩をたたき始めた。まるで人の手が叩いているみたいな気持ちよさである。私は「いつも疲れているみたい」なんだそうである(美容院では必ず寝るcoldsweats01)。
7
8分だったろうか、あんまり気持ちよくて是非この商品名を知りたいと思ったが、なんとなく聞きそびれ、そっと下のほうに目をやると「タッピーノトントン」と書いてあった。
帰宅してから早速ネット検索。すると「TVで話題の」という形容詞付きで「タッピーノ」という商品が見つかった。でも、自分のぼんやり記憶にある商品とは微妙に違う気がする。「タッピーノトントン」という名前で検索しても結局行き当たるのは「タッピーノ」。製造元にまで問い合わせたが、タッピーノトントンとの違いはわからずじまい。
私はモノを買ったり宿泊先を決める時は口コミを必ず参考にするが、今回は自分自身が体験したのだからその効果はよくわかっている。製造元の説明や口コミを見ても自分が経験したものとそう違いはなさそうだ。どうしてもほしい。しかし値段はなんと37,800shock とても手が出ない。

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2010年7月24日 (土)

私は女です、って

ず~っと前から一言言いたかったの。
「私は女です」ってbleah
あのね、アウトルックにしょっちゅうくるのよ、男性を誘うメールがcoldsweats01
もちろん、開封にならないうちに即削除します。
「私は女だっていうの」と半分面白がりながら、やっぱりそんなメールは気持ち悪いのでありますsign03

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今日のGoogleはミュシャ

今日のGoogleロゴはミュシャの絵。
アルフォンス・ミュシャ--1860年7月24日生まれ、生誕150年だそうだ。
ロゴの印象が日本独特のものではないなと思ったら、やはり世界共通ロゴだったbleah
4年前の10月、「染模様」の初演を松竹座で見た後、堺市のミュシャ美術館を訪れたことを思い出した。あの時、ミュシャと同じ建物の中に与謝野晶子館もあるのが興味深いと思った。当時のレポはココ(http://hatsune-cho.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_c6e8.html)に残っています。

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2010年7月23日 (金)

子供のための「お気に召すまま」

722日 子供のためのシェイクスピア「お気に召すまま」(あうるすぽっと)
「お気に召すまま」という邦題がとても気に入っている(うまい、よねえ)。邦題のおかげでAs you like itという原題に邦題の香りを感じるくらい。原作は高校の時だったか、英語の副読本で読んだことがあるが大筋しか覚えていない。
今日は子供の観客がけっこういたみたいだが、そのうちの1人(男の子。小学校34年生かなあ。もう少し下かも)がゲラゲラ、ケタケタ、実によく笑う、本当におかしそうに楽しそうに笑う。子供のためのシェイクスピアと言いながら、このお芝居は決して子どもにわかりやすいとは思えないのだが、彼のツボにはまったと見えて、大人以上に喜んでいたのが可愛らしく面白かった。俳優さんたちもきっと嬉しかったことだろう。
出演は、このシリーズ3回目の私にもおなじみの山崎清介、伊沢磨紀、戸谷昌弘、若松力他大内めぐみ、加藤記生(のりお、という名前だが女優さん)、北川響、高島玲、福井貴一の皆さん。
山崎さんの人形は、山崎さんが目の前で喋っているにもかかわらず、どう聞いても人形が喋っているみたい。伊沢さんは脇に回っていても存在感は抜群(今回は廷臣ル・ボーと貴族ジェークイズという男性役)。戸谷さんと福井さんは途中、2役がごっちゃになって(戸谷さんは道化とオリヴァー、福井さんは元公爵と羊飼いコリン)しまったが、それは前半、ややこしい展開になるところで私が少し眠くなってしまったせいだろう。
北川さんはフレデリック公爵という悪役(という括りはよろしくないことを承知の上で、敢えて悪役とする)とシルヴィアスという純朴な青年の2役だったが、まったく別人がやっているように見えた。加藤さんはなんと相撲の力士と田舎娘フィービーという2役。力士のほうはいかにも喜劇的な作りだったが、フィービーは一途で積極的な田舎娘ぶりが可愛かった。相撲とは皮肉にもタイムリーであるが、相撲大会では準決勝の審判が「式守伊之助」、決勝の審判が「木村庄之助」で笑った。
若松さんは最初、私がなんとなくもっていたオーランドーのイメージと違ったのだが、実は私のイメージのほうが間違っていたみたい(私はもっと華奢なイメージをもっていた。でも相撲大会で敵が連れてきた強い力士に勝つくらいだから)。若松さんには泥臭さとピュアさという両面が見えて、オーランドーにはぴったりなんだと後で思った。大内さん(ロザリンド)の男装の麗人としての元気のよさ、頭のよさは、子供にもわかりやすかったかもしれない。大人向けの芝居だったらもう少し違った感じになるのではないかしら。

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2010年7月22日 (木)

猛暑はユニクロで

ブラトップ、これのおかげでずいぶん助かっています。去年はまって、今年はもうこれがないと夏を乗り切れない気分bleah
私の一番のお気に入りは、山田優がCMで着ているもの。全然知らないで、店頭で「かわいい!」と思って買ったら、たまたまそれだったcoldsweats01

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2010年7月21日 (水)

直島で(地中美術館):7月14日

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パーク棟の入口から宿泊施設部分入口(ここから先はセキュリティ付き)まではコンクリート打ちっぱなし。
10072102dinner
夕食はフレンチのフルコースを選んだ(和食というのもある)。とても美味delicious
10072103breakfast
朝食。バイキング形式でお料理は豊富。まずはフルーツを。
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定置網を揚げに来たらしい。直島は漁業の島でもある。
10072105chichuartmuseum
雨の中、地中美術館へ。この先は撮影禁止。

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2010年7月20日 (火)

直島で(アートと金属):7月13日

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直島宮浦港の水玉かぼちゃ。
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かぼちゃの中から海を見る。
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ベネッセハウスビーチの水玉かぼちゃ。こちらは中には入れない。
宮浦のもこちらのも草間彌生作(そういえば、いつだったか、草間彌生の映画が公開されていたなぁ。当時はあまり関心なかったが、あああの人の作品だったのか!! 水玉や網目で表現する芸術家だそう)。
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ベネッセハウスの広大な庭に展示されているアートたち。海の向こうには低い雲がたれこめている。
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新聞を読むオジサン。隣で新聞を覗き込んでいる娘の姿をカットため、中途半端な写真になってしまったけれど smile
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本村地区の民家の壁。
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三菱マテリアルへ行く町営バス。

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2010年7月19日 (月)

屋島で:7月12日

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高松駅から、JR高徳線のアンパンマン列車(とは言わないのかな? 車体にアンパンマンたちが描かれていたけれど、特別な列車という感じではない)で一路屋島へ。単線である。
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「観光地」屋島の入口。屋島駅からここまではシャトルバスがあるが、時間が合わずタクシーを使った。
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談古嶺から見た屋島の檀ノ浦(源平最後の決戦の壇ノ浦とは別。「だん」の文字が違うことにご注意smile ただし、こちらの檀ノ浦でも合戦があったそうだ)。手前はオリーブ?
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瑠璃宝(るりほう)の池。屋島寺草創時、弘法大師が書とともに宝珠を納め周囲に池を掘ったことからこう呼ばれる。源平の檀ノ浦の合戦の時には武士たちが血刀を洗ったため池の水が赤くなり、「血の池」とも呼ばれるようになった。
池面は睡蓮でびっしり覆われ、ウシガエルの声が響いていた。
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かわらけ投げ。写真中央に見える豆粒みたいなのが素焼きのかわらけ。屋島の合戦に勝利した源氏が陣笠を投げて勝鬨をあげたという故事に倣い、かわらけ投げが有名なのだそうだ。200円で8枚。
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屋島寺の狸。屋島寺は鑑真和上開基で四国第八十四番札所。この狸は太三郎狸といって、日本三大狸なんだそうだ(ほかは、佐渡の団三郎狸、淡路の芝右衛門狸--いずれも知らなんだ)。

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2010年7月18日 (日)

赤坂歌舞伎

717日 赤坂大歌舞伎昼の部(赤坂ACTシアター)
一昨年の「狐狸狐狸」以来2回目を迎えた赤坂歌舞伎。本当はA席で見るつもりでいたのだが、この劇場の後方席は舞台が小さくて見えにくい…とは経験的に感じていたので発売日に急遽S席に変更。「とちり」よりは後ろだったが、かなり見やすい席であった。
「文七元結」
これまでに見たものと違う点が時々あったのは、赤坂歌舞伎ということを意識してか。構成も喜劇性を強めていたような気がした。でもお客さんが大笑いしていたのはハッピーでいいことだと思う。私もずいぶん笑った。以下、完全にねたばれします。
長兵衛の家
中村屋の定式幕が開いてまず目に付くのは長兵衛の家の汚さである。薄暗がりの中で見ると「こんなにボロ家だったっけ」と呆れるくらいのボロ家である。明るいときより暗い時のほうが惨めさが目立つ。そして、寂しさが漂っている。
バクチですって着物まで剥ぎ取られた長兵衛(勘三郎)の格好がまた汚らしい。歌舞伎は汚い格好にもそれなりの美(というと語弊があるかな)が保たれていることが多いが、本当に汚い。長兵衛の態度もひどくすさんでいる。
惨めさ、寂しさ、汚さ、すさみ――「文七元結」はこれまでに何回も見たけれど、この出だしの空気はこれまでの歌舞伎に比べかなり強調されているような気がした。
もう一つ、女房お兼(扇雀)とお久は生さぬ仲と言っていたが、あれ、そうだったっけ? 扇雀さんはちょっとオーバーな気もするが(ヒステリックすぎる)、生さぬ仲の娘を可愛がり心から心配している様子がよく見受けられた。
角海老
さて、場面は角海老へと飛ぶ。舞台の横幅が狭いので、せせこましい感じを受けるのはやむを得まい。ここで小山三さんと鶴松クンという最長老・最若年のコンビ(?)が再び見られるのは嬉しい。とくに女郎姿の小山三さんがと~っても若く見える!!
奥のほうで小さくうずくまっている芝のぶちゃん(お久)がなんていじらしいこと。その姿を見ただけで、どんな気持ちで家を出たかと涙が出てくる。芝のぶちゃんはお久の年齢に合った声、セリフまわしで本当にいじらしくて愛らしい。父親を諭すセリフにも少女の思いが込められ、涙を誘われた。よく見ると、両の手にはあかぎれが刻まれ、痛々しい。このあかぎれは、これまでのお久にもあったかしら。今回初めて気がついた。
角海老女房お駒の秀太郎さんがさすがの存在感である。秀太郎さんはこういう役はバツグンにうまい。お久にかわって家を出てここへやってきた経緯を語るのを聞いていたら、お久の心情がよく伝わってきて涙が滲んできた。

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2010年7月17日 (土)

江戸からベルギーへ

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1杯目:デリリウム・トレメンス。「アルコール中毒による幻覚症状」という意味だそうcoldsweats01 コクがあるのに爽やか。ピンクの象やドラゴンやワニが現れると大変だから(あら、もう現れてる?)2杯目は別のものに。
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2杯目:ルート・ボック。「幸せの山羊」。個性的な「自立できないグラス」で飲む。自立できないグラス--底が平らでないから普通に置くと倒れてしまう。木のコースターがついているのはそういうわけ。
昼間っから飲んでるからこの2杯でけっこう酔いがまわり、3杯目は何にしたか覚えていない。写真も撮り忘れたし。ホワイトビール系だったような気がする。
赤坂歌舞伎の後にはぜひベルギーへ。
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梅雨前線の上を飛ぶ

往↓
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復↓
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行きも帰りも機長の「梅雨前線の上を飛びます」とのアナウンスが入った。前線の上を飛ぶってどんな気分だろうと不安と期待にワクワクした。黒い雲、白い雲、低い雲、その上を覆う高い雲(二段になった雲を上から見下ろすのはとても変な感じ。目がおかしくなる)。時には雲の真ん中に突っ込み、視界はすべてもやもやのふわふわ。さすがにちょっと不安を覚えた。この雲の下のどこかでもしかしたら豪雨の被害が起きているかもしれないと思うと、のんびり前線上の飛行を楽しむなんて本当に申し訳ない気持ちだけれど(自然は美しくもあり、恐ろしくもある。被害にあわれた方々には心よりお見舞い申し上げます)、雲の上は時に青空だったりもして、見ていて飽きない。
雲ってほんとに不思議な存在。中を進んでいると、どうしても水滴の集まったものとは思えないんだもの。

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2010年7月16日 (金)

「伝統芸能の今」2010

715日 「伝統芸能の今」千穐楽昼の部(浅草公会堂)
三響会と亀治郎さんのコラボでゴールドリボン基金(小児がん支援)チャリティーを目的とする「伝統芸能の今」が今年第2回を迎えた。去年は紀尾井小ホールで昼夜1公演ずつ慎ましやかに行われただけだったが(その時の感想はコチラ)、今年は全国11カ所での公演と大きく羽ばたいた。私はそのうちの浅草公会堂昼の部を拝見(千穐楽だったのは知らなかったのか、意識から飛んでいたのか)。
受付には傳左衛門さんと亀治郎さんが募金箱と一緒に立っていた。私はちょっと出遅れてしまい、結果として余裕で間に合ったものの気がとても急いていて、そのお2人しか目に入らなかった。そして、去年寄付したから今年はいいか、なんて不埒なことを思っていたのに亀ちゃんを目にしたら現金なもので少しでもそばによろうと、寄付金を募金箱に入れた。まったくチャリティー精神に欠けるしょうもないヤツである。後で、座談会や財団法人がんの子供を守る会理事長・垣水孝一氏の話を聞きながら、激しく反省した。
プログラムは「舞囃子 道成寺組曲」、「座談会」、「一調 屋島」、「舞踊 藤娘」の順であったが、前回同様座談会から触れたい。
前回は伝統芸能に関する話をたくさん聞くことができたが、今回はゴールドリボン基金を中心にした話であった。私の耳が悪いのか、はっきり聞こえない部分があり、もし話の内容が間違っていたらごめんなさない(そう激しくは間違っていないと思うけれど)。
亀治郎さんの「小児がんは治療後の社会復帰にお金がかかるものである。そこへの支援をしたい。我々は舞台しか能がない。伝統芸能という特殊な世界で協力できることとしてこのチャリティーを企画した」という趣旨の話で座談会は始まった。
広忠さんは「ツアーのあいている日はそれぞれ別の仕事で多忙だった。それでもこの公演に互いが全てをぶつけ合った。それだけみんなの思いがこの公演に込められている」「自分は今回プログラム販売担当だった(プログラム売っていらしたの、気づかなかった)。このあと25分の休憩があるから、まだ買っていない人はプログラム売り場に駆けつけるように。それから、これまで自分が使ってきた大鼓の皮に4人のサインをしたものを12万円で販売する。今日の日付入りで限定15個。売上はすべて寄付する。是非お買い求めを。また買ってもヤフオクなどに出さぬよう」(ほしかったけれど、そしてチャリティー精神を発揮したかったけれど、2万円はやっぱりムリbearing)。広忠さんは本当にお茶目だ。
傳左衛門さん「八千代座で、小児麻痺の少年(だと思う。ちょっと自信ない)が不自由な口で『ありがとう、ありがとう』と満面の笑みを湛えて言ってくれた。自分たちのやっていることは間違いではないと思った。皆さん、ご自分の意志で募金して、そのお金が子供の死に対する恐怖・病に対する恐怖を解放してあげるという意識をもってほしい」
傳次郎さん「金持ちのオジサンたちの集まりであるライオンズクラブを変えていこうという意識を持っている。巡業では広島で聴覚障害の子供に母親が手話で亀治郎さんの話などを伝えていたことが印象に残っている」。と、そこでふと客席に向かい、「尾上右近クン、立ちなさい」。3階最後列の私が腰を浮かせて目をやると、78列(?)の上手で右近クンが立ち上がっていた。傳次郎さん「あなた、25分の休憩に募金箱をもって立ちなさい」と命令していたけれど、私が見た時には右近クンは募金箱のコーナーの近くで何となく立っていた。

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2010年7月15日 (木)

癒しの花

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上は我が家の近くで毎年癒してくれる蓮の花。
下は直島、地中の庭(モネのジヴェルニーの庭をモチーフにした庭園。地中といっても地中にあるわけではなく、地中美術館に向かう途中の路傍にモネの世界が広がっている)の睡蓮。

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2010年7月14日 (水)

雨の直島

あと1時間もしたら直島ともお別れ。
今朝はそんなに降っていなかったのに、今は傘がなくては歩けない。なのに、さっきホテルのシャトルバスにrainを忘れてきたらしいshock
というわけで、港付近で行きたかった所にも行かれず、雨雲と海と船を眺めてぼーっとしています。
乗船の20〜30分ほど前になったら雨が上がり、でも今さらどうしようもなく、やっぱりただボンヤリと時間を過ごしたのでした。こういう時間って普段ないから、どうしていいかわからないというのが正直なところ。

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2010年7月13日 (火)

SwingingFujisan@直島

今日は高松からフェリーで直島へ。
天気は降ったりやんだり。晴天でないのが残念だけれど、降っても傘がいるかいらないか程度だし、あまり暑くなくて助かる(ただしジメジメ)。
直島はアートの島。そして銅製錬所の島。今日はその両方を楽しんだ。

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早過ぎるつかさんの死

旅空でつかこうへい氏の死を知った。
つか作品は「熱海殺人事件」を昔映画で、「幕末純情伝」を先年演舞場で見ただけだが、そのあまりに早い死に驚いた。今はただ、安らかにと祈るばかりである。

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2010年7月12日 (月)

SwingingFujisan in Takamatsu

今、高松空港から高松駅に向かっています。
四国初見参smile
今日これからの予定は、屋島へ。
羽田も雨、高松空港も地面が濡れていたけど、今はまあまあgood
高松駅に着いたらsunsun
mobilephoneからのエントリーでした。

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スペイン、頂点に!!

スペインが初優勝soccer
初戦で負けたチームの優勝は初。
ヨーロッパ大陸以外の開催地でのヨーロッパの優勝は初。
120
分の死闘を制したのは、これまで期待されながら一度も優勝したことのないスペインであった。
延長後半11分、イニエスタの強烈なシュートがゴールを襲った。スペイン5枚、オランダ9枚のイエローが出されたこの試合、延長後半4分にオランダのヘイティンハが2枚目のイエローで退場した状況でのゴールだった。
その直前の10分、オランダはスナイデルのFKが壁に当たったにもかかわらず(そう見えた)CKではなくGKの判定。これが尾を引いたのだろうか。
どんな勝負にも勝者と敗者がいる(一番印象的だったのは、2002年日韓大会のドイツのGKオリバー・カーンである)。しかし、勝者はその試合の、その大会の勝者でしかない。敗者にはこれから4年、逃した頂点を目指す苦しい戦いが待っている一方で、勝者だって同じだ。いや、世界のどのチームもそうだ。その集約であるワールドカップはやっぱり最高の場である。
それにしてもタコのパウル君はすごい。接戦まで予想してのスペイン勝利。両チームとも頑張れと応援しながらタコの予想に乗った私でしたbleah

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2010年7月11日 (日)

決勝まであと約4時間

1カ月前に開幕したワールドカップもいよいよ今深夜(12日未明)、スペイン対オランダの決勝戦で幕を閉じる。寂しい限りだけれど、終わりがあるから始まりがある。
昨夜の3位決定戦は午前2時過ぎまで起きていたのに体がもたず、キックオフを待たずにダウン。3対2でドイツの勝利という面白そうな試合だっただけに残念。それにしてもタコのパウル君の予想はすごい。この試合もドイツの勝利を当てた。
ドイツが予想通り準決勝でスペインに負けた時は「パエリアにしてしまえ」、「シーフードサラダにして食べてしまえ」という声が上がりshock(ひどいね。それまでは自国の勝利を予測したパウル君をあんなに持ち上げていたのに)、スペイン側ではパウル君を保護しようとする動き(政府レベルで)があったとかcoldsweats02
決勝戦はパウル君はスペインの勝利を予想している。サッカーそのものが楽しみなのはもちろんだが、パウル君の予想が当たるかどうかも楽しみ。
さて、今日のGoogleロゴはどこも(スペインもオランダも)スタジアムをモチーフとした決勝戦バージョン。その中で、Google フランスとドイツだけ違うモチーフなのが面白い。

そろそろ選挙速報を見るのも切り上げて、決勝戦に備えようかしら。あまりの暑さに窓をあけて寝るものだから寝冷えしたのか、かなり風邪気味で、起きられるか心配だけどcoldsweats02

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染五郎の「渋谷金王丸」

11月27日、渋谷区文化総合センター大和田の伝承ホール杮落とし公演として、染五郎さんの新作歌舞伎「カブキ踊り『渋谷金王丸伝説』」が上演される。
渋谷金王丸(こんのうまる)は、「平治物語」に登場する人物で、義朝と都から東国へ敗走する途中、義朝が討たれたため敵を討ち、その死を常盤御前に報告したそうだ。渋谷の地名の由来になったかどうかは不明だが、江戸時代またそれ以降も渋谷より金王丸の名のほうが有名だったんだとか。
この公演の踊り手を区内在住、在勤者から募集しているそうだから、該当する方は応募してみてはいかが?
募集定員は小中学生薬0人、高校生以上約20人。申し込みは渋谷区文化振興課「渋谷金王丸」参加募集係宛て。30日必着。
ニュースソースはココ

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2010年7月10日 (土)

歌舞伎「ファウスト」:2

78日 「ファウスト」(シアターコクーン)
悪魔の王ルシファーとファウストの仲介をするメフィストフェレスの勝村さんがのびのびと自由な感じでうまいなあと思う。ファウストに気晴らしをさせるために一緒にタンゴを踊りsmile、ファウストと旅に出て好き勝手をして人々の大混乱を楽しんでいる様を見ていると、ファウストとメフィストは単なる契約の間柄ではなく思えてくる。当時のキリスト教に対する作者の疑問・反発・揶揄がこの2人に託され、2人の間には相通じる思いがあるのではないか。しかし、片や人間、片や悪魔である。人間たるファウストは時にキリスト教に反したことに疑問を感じ悔いたりもする。そういう迷いを生じたファウストを見るメフィストの目は冷たいようでもあるが、実は痛ましさをももっていたのではないだろうか。
役者としての2人もとてもいいコンビである。ファウストがその功績によりドイツ皇帝カルロス5世から褒美をもらう場面。その褒美は人間には見えないメフィストがカルロスから受け取りファウストに渡すのだが、その瞬間勝村さんが落としてしまった。その時は2人で肩をすくめあって客席の小さな笑いを誘っていたが、舞台から去り際、萬斎さんが勝村さんの肘あたりをどついたのだ。ここで客席は小さな笑いを爆発させて大笑い。なんか、素敵なハプニングだなあと思った。
勝村さんは舞台の上方(3階くらいの高さだろうか、2階だろうか)から舞台までを駆けめぐりdashゼイゼイ言っていた。そういえば、サッカーsoccer大好きな勝村さん、きっとワールドカップなんて見ている時間はなかっただろう。お仕事とはいえお気の毒wobbly
ファウストが悪魔に帰依するは気持ちはよくわかったし、自由奔放に悪魔の仕業を楽しんでいる様子が生き生きしていて、「ひどいことをする」と相手が気の毒になりながらも笑ってしまう。それは一種、道徳や理性に縛られる人間の一度はやってみたいことの一つかもしれない。しかし人間はやはり悪魔ではないのだ。最後、死を前にしてその辺にファウストは苦悩するようだったが、萬斎さんの熱演にもかかわらず残念ながら私には伝わり方がちょっと弱かったような気がした(私の理解力の不足が原因である)。

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歌舞伎「ファウスト」:1

78日 「ファウスト」(シアターコクーン)
ドイツ文学は苦手だけれど萬斎さんだし、ここは是非見ておきたい。本当は安い席を買うつもりがうっかりS席を取ってしまい、もったいなかったかなあと思ったが、前から2列目、美しい萬斎さんの傲慢&苦悩&転落をたっぷり見せていただいた。
ゲーテの「ファウスト」は、ファウスト博士が悪魔に魂を売ったこと、清純な乙女に恋をして破滅したことくらいしか知らない。それ以上の予備知識なしに芝居を見ていたが、清純な乙女はちっとも出てこない。あれれeyeと思ったら、なんとこの「ファウスト」はゲーテではなくて、クリストファー・マーロウというイギリスの作家の作品であったshock シェイクスピアに大きな影響を与えたというマーロウの名前は聞いたことがあるようなないような…。しかし「ファウスト」と言えばゲーテだと思い込んでいた私は、たくさんのファウスト作品があることを全然知らなかったwobbly
さて、オドロキは原作者だけではなかった。なんと、この「ファウスト」、ある意味歌舞伎なんである。劇場に入るとまず「ん? 歌舞伎?」と思わされる。だって、舞台には定式幕が引かれているんだもの。客席には歌舞伎座や演舞場のように提灯が飾られている。どうやらニナガワは歌舞伎としてこれを作ったらしい。
開演15分前には着倒の太鼓が鳴り、やがて片シャギリ、柝が入る。定式幕をくぐって柝を打っている姿を現したのは木場勝巳さん。ちょんまげの鬘にピエロみたいな衣裳をつけ、ファウスト博士の生い立ち等を簡単に語る口上役でもある。
ローマ法王の晩餐会をめちゃくちゃにする場面では人々の動きはスローモーションになり(これが可笑しくて客席大笑い)、バックには鳴り物が入る。アレキサンダー大王や悪魔の兵士は隈取をしている。戦いは歌舞伎の立ち回りと同様様式的でツケが入り、見得で決まる(思わず、拍手をしたくなる)。黒衣があちこちで活躍し、差し金も登場する。早替りもどきもみられる。
私は歌舞伎の定義を知らないから、これが歌舞伎であると言われればそうだとも頷くし、歌舞伎でないと言われればそうかもしれない、と甚だ曖昧ではあるが、ゲーテも歌舞伎の味付けであれば親しみが湧く(この時はまだゲーテと思っている)。

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2010年7月 9日 (金)

「身替座禅」:「歌舞伎のみかた」編 後編

77日 歌舞伎鑑賞教室「身替座禅」(国立劇場大劇場)
「歌舞伎のみかた」に後編があるなんて、初めてではないかしら?
笑いのうちに「身替座禅」の幕が下りると、化粧を落とし袴姿になった壱太郎・隼人の2人が花道に出てきた(ここは素早く出ないと、終わりと思って席を立つ人がいる)。
「(芝居を見た)感想を」と隼人クンが客席にマイクを向けると、「きゃぁ~っheart04」と女子高生の嬌声が上がる。大騒ぎで聞こえなかったが、隼人クンが「きれいだった、そうです」と拡声器がわりに。
感想はそれで終わり、解説前編では出なかった花道に敷かれた板の説明が始まった。この所作板は、足の運びをなめらかにし、足拍子の音をよく響かせるために置く。横90cm、長さ3m60cm、高さ12cmだそうだ。
再び幕が上がり、正面に描かれた老松の説明(目出度い松である。「身替座禅」には直接関係ないが、能舞台の松を真似ている。松羽目)から狂言の説明になった。NHK教育「にほんごであそぼ」で萬斎さんがやっている「ややこしや~」を2人でやってみせる。するとそこには萬斎さんの声で「ややこしや~」が流れてきて、私大喜び。「ややこしや~は、なだぎさんもやってますね」(なだぎさんとは、なだぎ武というお笑い芸人のこと)
さて、狂言形式は「身替」でどのように使われているかというと、まず右京が舞台に出てきて自己紹介をするところ、それから右京と太郎冠者が「さらばさらば」と言って別れるところがそれである。狂言と歌舞伎の違いは、狂言には女方がいない、狂言はセリフだけであるが歌舞伎はセリフに音楽や踊りをつけてアクロバチックに新しいエンタテインメントとして発展した。それから三味線、長唄、鳴り物が紹介された。「歌舞伎は能と狂言のいいとこどりをしたんですね」。
と、ここで最後のお楽しみ。壱太郎・隼人による「棒縛り」の始まり始まりぃ~。既に酔いもまわって連れ舞いするあたりからである。酔いの表現はまだまだだが(2人とも未成年だものねぇ~え)、若さに溢れ楽しい。つい先日見たし松緑・菊之助とはだいぶ味が違うものの、壱太郎クン(次郎冠者)の扇の曲取りもうまくいったし、そうか、考えてみればいずれこの2人も本公演でこれを踊る日がくるかもしれないんだわと思うと、楽しさが倍加した。
なかなか見どころ、見ごたえのある鑑賞教室でした。

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労多くして…8月演舞場チケット

久々にWeb松竹でチケット購入。なんだか、本当にひさ~しぶりにアクセスした気がする。
で、早めにログインしておいて10時ちょうどに購入画面に入ったのに、初日第1部の狙っていた席は「ご用意できませんでした」shock 一瞬遅れたかsad
そういえば、8月は海老ちゃんの宙乗りがあったんだっけ、それは第何部だったっけ…って、もうそんなことまで忘れてしまうほど、歌舞伎が頭から飛んじゃってるwobbly
第1部だとわかって、あらそれじゃあ、宙乗り小屋のそばを取らなくちゃdash と言ったところで、勝負は一瞬が分かれ目。もう遅い。じゃあ、敢えて初日を取らなくてもいいか、とか散々迷ってあちこち探し回り、結局初日3B下手側を取った。考えてみたら、最初にいつもの狙い目が外れて正解だったのかも。初めての席だからどの程度舞台が見えるのかわからないけれど、宙乗りはまあまあ見えるんじゃないかと期待している…。
次は2部・3部。日程&残席状況上、通しで見ることにしたが、ほんとは3部制のときは1部と2部を通しにしたほうが楽なのよね。8月は中盤から後半にかけて怒涛の観劇予定が入っているので、どうしても前半中心で探すことになる。なのに7日初日っていうのはキツイよねえwobbly 何とか確保したけれど、ゴールド発売日にしては良くない席だ(できたら戻りを待ちたい気分だったが、まったく確保していないというのも不安で)。やっぱり花形は人気が高いのかしらね。

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「身替座禅」:鑑賞篇

77日 歌舞伎鑑賞教室「身替座禅」(国立劇場大劇場)
「歌舞伎のみかた」には後編があるのだけど、公演の順番どおり、本編にいきましょう。
場内は開演時間が迫っても、高校生たちのおしゃべりでまあ賑やか賑やか。片シャギリが流れてきても、そのトーンは全然下がらない。こういうところから芝居に入っていくのにもったいない。
錦之助さんの山蔭右京は行儀のよい楷書の演技であり、それでは面白さ半減ではないかと心配したが、どうしてどうして、品よく色気があり、やわらかさもほどよく、また体が堂々と大きくて立派なのに恐妻家であるギャップが可笑しかった。ただ、惜しむらくは少々愛敬に欠けるきらいがある。日を追えばそういうものも滲み出るようになるかもしれない。私はもう見に行く機会はないかもしれないが、期待しよう。
玉の井はなんと彦三郎さん。配役を知ったとき、彦三郎さんの玉の井というか女方なんて想像もできなかった。ところが、まずセリフは聞き取りやすくてよい。彦三郎さんは立役だと声が籠もりがちで聞き取りにくいことがあるが、女方だと声が高くなるからなのか、とても聞きやすかった。怒ったときの迫力はかなりのものでした。でも、そんなに怖くはなかった。
太郎冠者の亀三郎さん(おお、ここにいらっしゃいましたか。1日に蒲田に巡業を見にいらしていたので、今月はお休みかしらと思ってしまった)、右京と玉の井の板ばさみになって弱りきるところがちょっと情けなくて楽しかった。どっちにも責められたらやっぱりまずは目の前にいる人の言うことをきく、という処世術が面白い(そりゃあ、殺すぞと脅されたら…)。
千枝・壱太郎、小枝・隼人の2人。初々しくて愛らしい中にも、右京を諫めたり慰めたりとしっかりしたところを見せていた。隼人クンの成長にびっくり。実は少なからず心配していたのだ。それがセリフもずいぶんよくなったし、女方が似合うようになった(去年の5月、「鬼平」での娘役はちょっとかわいそうだったもの)。
「身替座禅」はとてもわかりやすい演目なので、高校生にも外国人にもちょうどよかったと思う。何度も笑いが起こり、とくに玉の井にバレて衾を被りながら逃げ回る右京の姿にはみんな大笑い。外国人は太郎冠者にもずいぶん笑っていた。
ところで、「今日、錦之助という人の歌舞伎見てきたよ」と高校生が親に報告するとして、初代錦之助を知っている親なんてほとんどいないだろうなあと何となくそんなことを思った。初代を知っているのはきっと彼らの祖父母世代だろう。

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2010年7月 8日 (木)

「身替座禅」:「歌舞伎のみかた」編 前編

77日 歌舞伎鑑賞教室「身替座禅」(国立劇場大劇場)
若い2人の解説をとても楽しみにしていた鑑賞教室。本当は13日に行くつもりだったが、別の予定を入れてしまい、申し訳ないけれどそちらは捨て、代わりに本日観劇。
以下、80%くらいネタバレしますcoldsweats02
珍しいことに、舞台に幕は下りていなかった。正面にスクリーンが見える。3階席は先月同様、外国人客が多い。1階は男子高校生もかなりいて、黄色い声ばかりではない。
解説者登場
さて、場内が暗くなるといきなり「踊る捜査線」の音楽がボリュームいっぱいに鳴る。そして壱太郎・隼人の2人が普段着姿で国立劇場にやってくる様子がスクリーンに映し出される(ドラマや映画の導入部分みたいな感じ?bleah)。入口を入ったところで映像は終わり、本物の2人が通路からそれぞれ登場する。もう場内はキャーキャーの大騒ぎ。スクリーンと現実は連動しているから、実際の2人も普段着姿。主な観客と等身大の歌舞伎役者の登場は新鮮であり、気取らない2人に親しみが湧く。
若い2人のコンセプトは「歌舞伎はエンターテインメント」ということみたいだ。今回の解説は、主に隼人クンの質問に壱太郎クンが答えるような形で、喋りは主に壱太郎クンが担当していた。
2
人が「舞台を」と音頭を取ったら会場中で「解放せよ!!」と叫ぶ。するとスクリーンが巻き上がり、舞台全面が現れる。2人が盆の端と端に分かれて乗ると盆が回りだし、何がそんなに面白いのか、客席の高校生は大騒ぎ。こういう反応が以後も随所にみられ、すっかり忘れていた自分のキャ~キャ~時代を懐かしく思い出した(騒ぎすぎはどうかと思うが、何を見てもあまり反応しなくなったのは瑞々しさが失われたってことだよなあwobbly)。

ここで盆の説明(独楽から考案された。昔は人力で動かしていたなど)。次にセリがいつものように上がったり下がったりすると、また客席は大騒ぎ。セリに乗った隼人クンが手を振ると、まるでアイドルのショーみたい。隼人クンが奈落を覗き込み、「下はまったく見えません」。国立劇場の奈落はビル4階分もあるんだそうだshock
スッポン
2
人で花道に移りスッポンの説明をしようとしたら、スッポンが動かない。壱太郎クンの機転で先に花道の説明が始まったところで、あらあらスッポンが動き出し、乗っていた隼人クンが沈んだ。客席大笑い。
黒御簾と大臣囲い
舞台に戻り、黒御簾の説明。大道具さんが黒御簾の窓をはずし、中が見えるようにしてくれた。私は下手の席だったので黒御簾の中はあまり見えなかったが、以前も「歌舞伎のみかた」で見せてくれたことがあったように思い、その記憶を辿って見えない部分は補足した。
大臣囲いは黒御簾の上のブースと上手上方の義太夫さんが入るところで、黒御簾右端の柱、上手大臣囲いの左端の柱を大臣柱という。これは能舞台からきている。と、スクリーンに映しだされた能舞台で説明があった。

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恐るべし、タコの予言

あの怒涛の勢いだったドイツが無得点に終わった。
スペインが初の決勝進出。
オランダとのファイナルは新鮮で、楽しみである(決勝は割と攻めずに守りになりがちだけど、今回は攻撃的になりそう)。
スペインのパスワークにドイツは引きが多く、これまでの勢いが封じられてしまった。後半スペインの猛攻を凌いだドイツだったが、ノーマークで後ろにいたプジョルのヘディング一発にやられた。
得点王争いに絡むビリャもクローゼもゴールを決めることができなかったのに、こうして勝負がつくのがサッカーの怖さ、面白さである。
決勝は予選同グループのオランダに勝ってもらいたい気もするが、スペインの魅力も捨てられない(今日のスペインにはぞくっときましたわ。前半みたいな戦いってとかく退屈になりがちなのに、私はけっこう楽しかった。ドイツが守りスペインが攻めあぐねているというよりは、スペインがドイツ攻略法を考えているという感じがして)。
それにしてもタコの予言、恐るべし。
追記:試合終了後すぐに、ゴールを決めたプジョルがドイツの選手何人かをねぎらいに行ったのが印象的だった。

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2010年7月 7日 (水)

今日はGoogleも七夕

雨だけど、Googleで七夕気分を。
まだあと何時間かは味わえると思う。

七夕という慣習のある国のGoogleにいってみたけど、ロゴを七夕にしているのは日本だけだった。もっともあちらは旧暦なのかな。

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梅棹忠夫氏逝去

民族学者の梅棹忠夫氏が逝去された。
恥ずかしながらご著書は読んだことがないが、だいぶ前に何かの本でお名前を知り、文化人類学にちょっと興味をもっていたので、気にはなっていたのだ。
何しろ、人生の前半で読書への意欲がかなり低下してしまった私のことだから(あれもこれも読みたい気持ちはまだまだある。実行が伴わないcoldsweats02)今後も期待はできないが、一冊くらい読んでみようかしら。
90歳、老衰とのこと。ご冥福をお祈りする。

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オランダ、32年ぶりの決勝へ

オランダが32でウルグアイを制した。
という試合経過と結果に関する記事をアツく入力し、最後の1行である文字を変換しようとしたら、突然すべての文章が消え、新規入力欄に変わってしまったshockannoy ココログではこの現象がしばしば起こる。だったら最初からワードで作文して貼り付ければいいのだけど(普段、長い文を作る時はそうしている)、こちらも勢いで直接入力したいときがあるのだ。
あ~あ、それがアダになったcrying
もう再入力する気力はないから、アツくは書かないけれど、前半両チームのミドルシュートの応酬は見事だった。オランダはファン・ブロンクホルストが約35m(こんなのをこの距離から入れられたらたまらない)、ウルグアイはフォルランが約25mの強烈なシュート。
後半途中からウルグアイの足が止まりだしスペースが出来始めると、オランダはスナイデル、ロッベンと立て続けにゴールを決める。ヘディングを決めたロッベンは額を叩いて喜びを表す。そういえば、どの選手だったか(これもロッベンだった?)も前にヘディングを決めて額を叩いて走り回っていたっけ。このハゲ頭が決めたんだ、ってことらしかったsmile
ロッベンもちょっとおぐしが… ジダンにどことなく似た風貌でオッサンくさく見えるが(まだ26歳だってhappy02)、スピードに乗ったそのドリブルは実に魅力的。ワールドカップ直前のケガで出場が危ぶまれたが、復帰。ロッベンのプレーを見ることができてよかった。
そのロッベンは後半45分交代。その前の39分にはウルグアイがフォルランを下げている(下げた理由は何? これでオランダはちょっとホッとしたんじゃない?)。ロッベンは勝利を確信して満面の笑みでベンチに下がってきたが、どっこい、まだまだ勝負がついたわけではない。サッカーはこれだから怖い。
3
分という目安のロスタイム2分、なんとウルグアイのM・ペレイラがゴールを決めたのだ。最後まで諦めないウルグアイの執念の1点だ。オランダはフォルランがいないこともあり、油断があったのかもしれない(フォルラン交代の理由はそれ? まさか)。お尻に火がつき、その後は猛攻のウルグアイに対し身体を張って守りきり、決勝進出を決めた。
南米最後のチームはこれで姿を消したわけだが、闘志を捨てることなく闘った姿勢は立派だったと思う。フォルランも得点王争いに絡む4点を挙げ、前評判どおりの活躍で見事だった。
これで決勝は欧州勢どうしになるわけだが、優勝杯の行方もさることながら得点王争いが面白い。現在スナイデル(オランダ)5点、ビリャ(スペイン。ビジャとも)5点、クローゼ(ドイツ)4点、ミュラー(ドイツ)4点と、上位はすべて優勝候補国の選手。ミュラーは準決勝出場停止だから、もしドイツが負けたらミュラーの目はなくなる。さあて、どこを応援しようか、誰を応援しようか。
ちなみに、これまで自国の勝利をすべて的中させてきたドイツのタコ、パウル君は今回はスペイン勝利を予想してドイツ国民をがっかりさせているとか。でも、小森純*だって最後ははずしたんだからbleah

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2010年7月 6日 (火)

七月歌舞伎夜の部・2

75日 七月大歌舞伎夜の部(新橋演舞場)
夜の部は終演時間も早いし、もう一度見たいかも。
「馬盗人」
歌舞伎チャンネルで1度見たことがあるが、実際に見るのは初めて。
うわっ、巳之助クンのばばっちい顔はなんじゃいbearing 不精ヒゲが薄汚く、鼻の天辺まっかっかの赤ら顔も汚らしいshock あの千枝(「身替座禅」)がこんなになっちゃうなんて、すっごい化けようだ(これ、ぜ~んぶ褒めているsmile)。巳之助クンは三津五郎さんと盗人仲間。あとで、1人の女を巡って喧嘩するのにはニヤニヤしてしまった。三津五郎さんのやわらかで自在な可笑し味、巳之助クンの若さゆえの新鮮な可笑し味、この対照が面白い。
歌昇さんの朴訥なお百姓さんがまた楽しい。このお百姓さんはかなり金持ちみたいで(豊作続きだったから)、ちょっと安心する(コクーンでつらいお百姓さんを見たから)。鷹揚なのが歌昇さんらしくていい。
この舞踊劇は、衣裳もアイディア、大道具もアイディアである。衣裳は、三津五郎さんがカギの模様、巳之助クンが足跡の模様と、「盗人」を象徴するようで楽しい。大道具は正面の山がパタンと返ると麓の萱葺きの民家になったり、長唄連中が居並ぶ正面ひな壇の前がこちらもパタンと倒れると、稲穂が現れる。下手の松の木は枝葉が下がってきて裏返り、稲藁に変身smile そういうのを見るのも楽しい。
しかし、この舞踊劇の主役は「馬」なのである。
実に人を食った馬で、2人の盗人相手に2人が共に惚れている宿場女になって色っぽく絡んだり、前足立ちするなど見どころ満載。
見ているこちらは楽しくてわ~わ~笑って大きな拍手を送るだけだけど、馬の中に入っている人の大変さはどれだけであろうか。後ろ脚は舞台の板しか見えない。中は熱気で酸欠になりそうなのだとか(まったく、さもありなん)。
前足立ちは、後ろ脚が前脚を抱え揚げるという荒業。通常の動きも2人の呼吸がぴったり合わないととんでもないことになる。色っぽい踊りは、まさに馬が人間になったみたいで感心した。踊りつかれて寝る姿は、傍から見るといっときでも休めて楽かと思いきや、大変にむずかしい姿勢なのだそうだ。
そして最後、花道で馬が大見得を切り、六方で引っ込むところが最高の見せ場。
当然ながら馬の脚は、激しい動きが出来るだけでなく、脚なりの表情を出さなくてはいけない。非常に過酷で難しい役である。そのため、通常名前の出ない馬役も、この演目では「馬」として名前が出る。
前脚―坂東大和、後ろ脚―坂東八大
のお2人である。
<上演時間>「暫」52分(16301722)、幕間30分、「傾城反魂香」82分(17521914)、幕間25分、「馬盗人」41分(19392020

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七月歌舞伎夜の部・1

75日 七月大歌舞伎夜の部(新橋演舞場)
観劇中に雨が降った形跡があったが、往復とも傘は不要。帰路はとくに豪雨の時間帯であったようなのにラッキーだった。被害に遭われた方、ごめんなさい。お見舞い申し上げます。
「暫」
大薩摩の三味線が演奏されるだけで、もうワクワクする。
しかし鶴岡八幡宮の社頭が現れると、やはり演舞場は狭い。とくに奥行きのなさが歌舞伎座でないことを改めて実感させる。
それでも「暫」は何を見ても嬉しい。社頭にずらりと並んだ面々を見るだけでも嬉しい。揚幕の中から「しばらく~しばら~く~」と言う権五郎の声が聞こえるだけで嬉しい。そして、まったく馬鹿馬鹿しいほどデカい素襖を見るだけで嬉しい。團十郎さんのものすごく立派な見た目(大変な体力が必要だろうなあ)と稚気たっぷりな中身のギャップが嬉しい。その後も何から何まで嬉しくてしょうがない。
権五郎のつらね、「歌舞伎座建替えのため演舞場にまかり出でたるは鎌倉権五郎」では客席から笑いが湧いた。
段四郎さんの清原武衡が大きくてとてもよかった。セリフもちゃんと入っていたし、あの場にふさわしい公家悪であった。
腹出しの中では市蔵さんの構えがやはりいつもどおり一番腰が入っている感じで私は好きだ。
「傾城反魂香」
吉右衛門さん渾身の演技に泣いた。私はどちらかと言うと、こういう役の吉右衛門さんはあまり好きではない(頼り甲斐のある武士のほうが好き)けれど、又平の苦しみ・絶望感がこちらも苦しくなるほどに伝わってきて、泣いた。最後、土佐の名前を許されて裃を着た姿は立派で、ほっとした。
しかしこの芝居は何と言っても芝雀さんである。芝雀さんのおとくには「こまやかさ」がある。又平の世話をするにも愛情のほかに「こまやかな」配慮が感じられる。自害しようと刀に手をかける又平を止めるおとくに、どっと涙が出た。自画像を描くときの三味線の連れ弾きが悲しい情感を誘って、また涙が出る。

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2010年7月 5日 (月)

銀座で頭痛

10070501genkatu
昨日の頭痛のもとはこれ(未だに治りきっていない)。
松竹座地下ではまったキムカツ、たまたま夜銀座に出たのでゲンカツに行ってみた。ぎりぎりセーフで並ばずに入れたみたいでラッキー。
つまみとして注文したのは「キムタク」smile 要するにキムチでした。
カツは大阪でいただいたネギ塩が恋しくて同じものを注文。
しかし、ジューシーさは大阪のほうが断然。ネギの味もほとんどしなくてガッカリした(大阪はたっぷりネギが入っていたのに)bearing ちょっと揚げすぎだったのかも。連れが頼んだゆず胡椒のほうがおいしかった。
ゲンカツに行く前に、ソニービルの8Fでワールドカップ試合のダイジェストを3Dでやっていると言うので寄ってみたが、終了直前の7時10分前だったので、MISIAとShakiraのミュージックビデオしか見られなかった。イタズラ心で時々メガネをはずして画面を見ると、3Dになっている部分は肉眼では確かに二重になっていた(メガネのあるなしでちょっと比較してみたかった)。ワールドカップ期間中やっているみたいなので、もう一度機会があれば今度はサッカーを見てみたい。
ところで、選挙戦真っ只中のこの日、立候補者を応援する小泉進次郎氏や田母神俊雄氏などを見かけ、さすがは銀座とおのぼりさん気分でミーハーした(小泉人気の凄まじさにビックリ。私も写真撮りまくったcoldsweats01けど、ピントがイマイチだった)。
10070502usjbus
4丁目で見かけたUSJのバス。

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2010年7月 4日 (日)

七月歌舞伎昼の部・2

七月大歌舞伎初日昼の部(新橋演舞場)
早く感想をまとめなくちゃ、なのですが、昨日ちょっと飲みすぎたうえに眠いのを堪えてワールドカップを見ていたものだから、夜中のうちからず~っと頭がずきんずきんと重く痛み(完全に酸素不足な感じ)、なかなかまとまらない。ので、ごくごく簡単にbearing
「文屋」
富十郎さんが出てきただけで、演舞場に歌舞伎座の空気が流れるような気がした。動きがゆったりと比較的単純に見えたが(実際に単純なのかどうかは素人にはわからない。簡単そうに見えて衣裳の下の肉体は重労働ということは日本舞踊にはよくあるみたいだから)、後になってそういえば富十郎さんって足が悪かったんだっけと思い出した。ただ、平安の宮廷貴族がまさに目の前ににいるような気分になったのはさすが。
足が悪いと言えば、「名月八幡祭」の歌江さん、膝を折って座る姿勢がかなりつらそうで、心配になった。私の考えすぎ、杞憂ならいいけど。
「金閣寺」
團十郎さんの大膳は大きくて、立派。以前は大らか過ぎて悪役が似合わないと思った團十郎さんだが、最近は悪さや暗さのようなものが感じられるようになってきた。
吉右衛門さんの此下藤吉(真柴久吉)が若々しく、演技に奥行きが感じられ、また團十郎さんの大きさとは別の大きさがあって、とてもよかった。吉右衛門さんは、見るたび「いいなあ」と思う。
福助さんの雪姫は可憐で、苦悩はよくわかったけれど、夫のもとへ駆けつけたい必死さがいまひとつ伝わらなかった。
芝翫さんのごちそう狩野直信は雰囲気十分、さすがであった。
贅沢な顔合わせだが、芝居全体としては、どことなくちょっとゆるかったような…これも初日ゆえか、それともこちらの体力・精神力が乗り切れなかったせいか。満足度は前日の巡業のほうが高かった。

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ドイツ強し、さらばM&M

唖然とするほどのドイツの破壊力。
今大会最強のキャラクター、マラドーナもピッチを去る。
「メッシの大会」と言われたメッシも最後はあまり輝けずにピッチを去った。
アルゼンチン優勝を願っていたから誠に残念ではあるが、ドイツの力をこれだけ見せ付けられたら、もう何も言えない。
まさかの4対0。ドイツ優勝かも。

この試合、またミック・ジャガーが観戦していた。その後ろにレオもいた。 そういえば、昨日だったか、ウィンブルドンにベッカムが来ていたっけ。南アではいつも渋い顔が写っていたが、ウィンブルドンのベッカムは爽やかな笑顔が実にかっこよかったhappy02

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2010年7月 3日 (土)

山場

日本の試合じゃないのに、ドキドキハラハラしている。
アルゼンチンを応援するけれど、もしドイツが負けたらそれも悔しい。カードが良すぎるのだ。
あら、そう言ってる間に、ドイツが1点取ってしまったわshock

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七月歌舞伎昼の部・1

七月大歌舞伎初日昼の部(新橋演舞場)
以前、7月の演目が発表になった際、「金閣寺」と「名月八幡宮」は本来なら順番が逆だろうというご指摘をいただいたが、確かにその通りで、イヤホンガイドで逆になった事情を説明していた。「名月八幡宮」は元々黙阿弥の世話物ではあるが、池田大伍が近代的な視点から書き直したものであり、新歌舞伎であるから客にとって入りやすいだろうということで先にもってきた、とのこと。ちょっと苦しいかな…。
歌六・歌昇さんに掛けられる「よろずやっ」の声を聞くのは今月で最後かも、と思うと複雑な気持ちがした。
「名月八幡祭」
初めて見るので、予備知識なしで楽しみにしていたが、後味が悪かった。以下、ネタバレします。
深川芸者が田舎者をだます。だまされた田舎者は絶望し、怨みに狂気となって芸者を殺す。ストーリーとしてはちょっと「籠釣瓶」に似たようなところがあるが、全然違う印象を受けるのは、新歌舞伎だからなのだろうか。
芸者・美代吉(福助)は深川随一の売れっ子芸者だけれど、遊び人の情人がいてしょっちゅう金をせびられ、また本人も浪費癖があるから、いつも金に困っている。今も八幡祭に着る衣裳代100両(祭の衣裳に100両、現代の1000万)がなくて困っている。その窮状を救おうと申し出たのが越後の縮屋(最初、しじみ屋と聞こえてしまいましたわ)新助(三津五郎)。100両できたら一緒になると言う美代吉の言葉に奮起する。といって新助に100両の金があるわけでなく、急場のことでもあり、たまたま出会った越後の人に田畑、家土地のすべてを100両で売って金をこしらえる。ところが、その間、美代吉を贔屓にする金持ちの殿様から100両が届けられ…。
美代吉してみれば、江戸の客なら真に受けないことでもあり、ほんの軽い気持ちで田舎者に甘い言葉をかけただけ。だましたという意識はなかったに違いない。しかし実直で純朴な新助は心底惚れた女のためにすべての財産を失ってしまったのだ。そこから新助は狂気に陥る。新助の狂気は破産したことだけが原因ではあるまい。プライドをずたずたに引き裂かれたことが大きかったのではないだろうか。

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ベスト4一番乗りはオランダ

オランダが4強第1号となった。
前半、全然ダメだったオランダだが、後半8分ロッベンから出たボールをスナイデルが蹴ると、ブラジルGKと交錯したフェリペメロに当たってゴール。これで気落ちしたのか、ブラジルが何となくおかしくなる。
23分、オランダの2点目が決まる。
その数分後、フェリペメロが倒れたロッベンの太腿を踏みつけ、一発レッド。これはひどい行為で、レッドは当然。
優勝候補どうしの戦いだから、どちらが落ちてももったいない気はするが、私としては日本と同じE組を勝ち抜いたオランダの勝利を喜びたい。

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歌舞伎座閉場式の放送

歌舞伎座閉場式が、いよいよ歌舞伎チャンネルで放送される。
と言っても、なんだかもう気が抜けちゃっている。直後の5月か、せめて6月にでも放送してくれればよかったのにな。
しばらくはず~っと、歌舞チャンのHPにアクセスして「いつ放送されるんだろう」と期待していたのに、いつの頃からかどうでもよくなっちゃって、昨日演舞場で番組表もらって、放送日を知った。
気が抜けても、どうでもよくなっても、もちろん録画はしますよdash ただ、電波を受ける方法を変えたのでうまく録画できるかどうかわからないのが不安。

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2010年7月 2日 (金)

秀山祭演目

昼の部
「月宴紅葉繍」:梅玉、魁春
「沼津」:吉右衛門、歌六、歌昇
「荒川の佐吉」:仁左衛門、吉右衛門
「寿梅鉢萬歳」:藤十郎
夜の部
「猩々」:梅玉、松緑、芝雀
「俊寛」:吉右衛門、福助、仁左衛門
「鐘ケ淵」「うかれ坊主」:芝翫、富十郎
「引窓」:染五郎、孝太郎、松緑、東蔵
ま、演舞場のHP見たほうが早いわねsmile ココ

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巡業中央コース上演時間

「廓三番そう」20分(12:30〜12:50)
幕間15分
「一條大蔵卿」75分(13:15〜14:30)
幕間25分
「棒しばり」40分(14:55〜15:35)

感想な上演時間を入れるのを忘れました。今、携帯からなので、前の記事の編集が出来ず、新たにエントリーしました。
ただし、この上演時間はあくまでアプリコでのものです。各会場によって多少の違いがあるかと思いますが、ご参考までに。

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くちなしや

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自宅の庭なのに、そばに寄って撮影できない。これは二階から望遠で撮った。手前のカルミアやつつじが生い茂っていて、怖くて中に入れないのであるcoldsweats02(と言うと、すごく広い庭のように思われるかもしれないが、全然全然。わずか50cmくらいのところ) 
「くちなしや 鼻から下はすぐに顎」
この花を見ると、父がよく口にしていたっけ。落語に出てくるんでしたよね。父がそう言うたびにこんなきれいな花になんて句だと思ったけれど、今ではそれも思い出になってしまった。

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絶対おススメ、巡業中央コース

71日 松竹大歌舞伎巡業中央コース(大田アプリコホール)
先日、久しぶりに山手線に乗ったら池袋止まりだったが、今日京浜東北線に乗ろうとしたら、なんと神田駅での人身事故の影響で止まっているというshock
JR
を使わずに行くことも考えたが、並走する山手線に乗ればどこかで京浜東北も動き出すだろうとハラを括り、駒込から山手に乗った。そうしたら、いきなり田端で京浜東北が滑り込んできたので乗り換えた。ところが快速運転をやめ各駅だというではないか。かなり焦ったけれど、早めに出ていたため、けっこう余裕で間に合ったcoldsweats01
「廓三番叟」
舞台には鶴が描かれた豪華な打掛が掛けられているだけで、人はいない。やがて正面の障子が開き、長唄連中の姿が現れた。そしてしばらくすると下手の襖が開いて、翁にあたる傾城、千歳にあたる新造が登場する。傾城は時蔵、新造は梅枝。時様のあでやかで美しいこと、ため息が出る。梅枝クンがまた開きかけの蕾のような初々しさ瑞々しさで、これまたため息。
筋書きには三番叟にあたる太鼓持ちが一緒に登場することになっているが、実際には10分ほどしてから1人で現れた。萬太郎クンは初めての巡業初日で多少緊張があったかもしれない。童顔でちょっと損しているかなと思うが、これからどんどん成長していく予感。
三番叟モノというと、とくに翁と千歳の舞には緊張感が漂うが、「廓三番叟」は厳かながら華やかで、さほど緊張せずに見られた。でも萬屋親子3人の舞だけに、誰を見たらよいやらhappy023人それぞれに目を移しながら楽しんだ。
「一條大蔵卿譚」
菊之助さんのお京、松緑さんの鬼次郎という若々しい夫婦がいい。常盤御前や一條大蔵卿の本心を隠した言動を見抜けぬ若さが違和感なく共感できる(若くなくても見抜けないかもしれないけれど)。菊之助さんは、重大な任務を心に秘めたという覚悟を感じさせる。常盤御前に対する怒りを込めたセリフも、悔しさ情けなさが感じられる。
檜垣茶屋の場でぱっと門があいてちょこまか飛び出してきた菊五郎さんのなんと若いこと。作り阿呆が品よく程よい(やりすぎていない)。本来の姿になって登場し、自ら傷を負わせた八剣勘解由をぐっと睨む迫力(私、この眼光にしびれましたsmile)、「今明かす本心」のぶっ返った時の嬉しげな表情、こういう姿を見ると、時が熟すまではぐっとガマンの阿呆を装う一條大蔵卿の気持ちが切なく伝わってくるような気がする。
大蔵卿が観客の見えないところで八剣を長刀で突き、ついにその息を止め、布に包まれた首を抱えて出てきたら、客席から笑いが起こった。タイミングが早すぎたのかしら。
時蔵さんの常盤御前は凛として意志の強さを感じさせた。鬼次郎と八剣の立ち回りが始まった時にはちょっと心配そうな表情で覗きこむような感じだったのが印象的だった。
團蔵さんの八剣、秀調さんの鳴瀬ともに手堅く、さすがベテランの味わいが深い。いい役者さんが揃っている。

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2010年7月 1日 (木)

もう一つの快挙

サッカー日本代表チームはベスト8は逃したものの(勝てた試合だったなあと思うので、未だにちょっと悔しい)、直前までの不調を思えば予選突破は快挙と言っていいだろう。
ここに、もう一つの快挙がある。
それは西村主審を中心とする、日本・韓国の審判団である。
西村雄一主審、相楽亨副審、鄭解相副審の3人が、準々決勝のオランダ vs ブラジル戦でジャッジを担当することになったのだ。
予選の3試合(ウルグアイ vs フランス、スペイン vs ホンジュラス、ニュージーランド vs パラグアイ)に続いて4度目のジャッジである。
日本人で4度も笛を吹くのは西村さんが初めて。それだけジャッジに対する評価が高かったことになる。
審判というのは、ただルールに従ったプレーをしているかどうかを判定するだけではない(今大会はそれすらできていない審判もいた)、試合の流れに沿ったジャッジを行い、ともすれば荒れがちになる試合でも両軍をエキサイトさせないように毅然として試合をコントロールしなくてはならない。
オランダとブラジルの戦いはもちろん、見逃せない好カードであるが、審判団のジャッジにもまた注目しよう。

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島オクラ成長記

1週間ほど前、島オクラの花第1号が咲いた(その時の記事はココ)。花は早い夕方には閉じてしまい、翌朝また開くのかと期待していたら、なんと、閉じたままぽろりと土に落ちていたshock
いったい何があったの?とかなりうろたえたが、どうやら島オクラの花の命はあまりにはかなく、1日ともたないらしい。
昨日第3号が咲き、今朝はそれももう命を終えていた(第2号は開いたのも見ぬまま下に落ちていた)。
花が落ちたということは実も生らぬのかとちょっと諦めていたら、おお、花の跡からにょきっと実がsign03
15~16cmになるというから、まだ収穫せずに成長を楽しみにしている段階。
オクラの実ってこういうつき方をするのかということも初めてしった。
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花は第3号。左に2本伸びているのが実。
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横から見ると、こういうふうに実がついている。
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ぽろりと落ちた花。

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