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2010年7月 9日 (金)

「身替座禅」:「歌舞伎のみかた」編 後編

77日 歌舞伎鑑賞教室「身替座禅」(国立劇場大劇場)
「歌舞伎のみかた」に後編があるなんて、初めてではないかしら?
笑いのうちに「身替座禅」の幕が下りると、化粧を落とし袴姿になった壱太郎・隼人の2人が花道に出てきた(ここは素早く出ないと、終わりと思って席を立つ人がいる)。
「(芝居を見た)感想を」と隼人クンが客席にマイクを向けると、「きゃぁ~っheart04」と女子高生の嬌声が上がる。大騒ぎで聞こえなかったが、隼人クンが「きれいだった、そうです」と拡声器がわりに。
感想はそれで終わり、解説前編では出なかった花道に敷かれた板の説明が始まった。この所作板は、足の運びをなめらかにし、足拍子の音をよく響かせるために置く。横90cm、長さ3m60cm、高さ12cmだそうだ。
再び幕が上がり、正面に描かれた老松の説明(目出度い松である。「身替座禅」には直接関係ないが、能舞台の松を真似ている。松羽目)から狂言の説明になった。NHK教育「にほんごであそぼ」で萬斎さんがやっている「ややこしや~」を2人でやってみせる。するとそこには萬斎さんの声で「ややこしや~」が流れてきて、私大喜び。「ややこしや~は、なだぎさんもやってますね」(なだぎさんとは、なだぎ武というお笑い芸人のこと)
さて、狂言形式は「身替」でどのように使われているかというと、まず右京が舞台に出てきて自己紹介をするところ、それから右京と太郎冠者が「さらばさらば」と言って別れるところがそれである。狂言と歌舞伎の違いは、狂言には女方がいない、狂言はセリフだけであるが歌舞伎はセリフに音楽や踊りをつけてアクロバチックに新しいエンタテインメントとして発展した。それから三味線、長唄、鳴り物が紹介された。「歌舞伎は能と狂言のいいとこどりをしたんですね」。
と、ここで最後のお楽しみ。壱太郎・隼人による「棒縛り」の始まり始まりぃ~。既に酔いもまわって連れ舞いするあたりからである。酔いの表現はまだまだだが(2人とも未成年だものねぇ~え)、若さに溢れ楽しい。つい先日見たし松緑・菊之助とはだいぶ味が違うものの、壱太郎クン(次郎冠者)の扇の曲取りもうまくいったし、そうか、考えてみればいずれこの2人も本公演でこれを踊る日がくるかもしれないんだわと思うと、楽しさが倍加した。
なかなか見どころ、見ごたえのある鑑賞教室でした。

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