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2010年8月 8日 (日)

八月花形歌舞伎初日第一部

87日 八月花形歌舞伎初日第一部(新橋演舞場)
10080801tshirt_2 いよいよ怒涛の8月がスタートした。4月に買った海老蔵ロンドン公演の限定スタッフTシャツ(プレスシートとオリジナルポストカード付き)を着ていったら、2階の売店でそのTシャツを売っていた。なんだ、限定じゃないのかと思ったけれど、こちらはおまけ付きだったからいいか。
まずは花形歌舞伎の第一部。海老ちゃんの宙乗りを目の前で見たいとだけ思って取った席は3階左側だった。以前、よこ奴様からご指摘をいただいたとき、私は3階左側未経験だったのでよくわからなかった(しかも、今日そこを取っていたことをすっかり忘れていた)が、実際に座ってみて、まったくご指摘のとおり。しかも 10080802stagejpg_2 手すりの間から見る感じ(写真上は普通に腰掛けて見える範囲、下は身を乗り出して見える範囲)で、半分くらいは声を聞くだけになってしまった。またちょうどモニター画面が切れ且つ舞台が見切れるところに逸見藤太や本物の忠信がいるんだもの(見えそうで絶対見えない。惜しい、惜しいっbearing これはかなりのストレス)。
だもので、一つ一つの演目について語れるほど自分の中が高まっていないから、何となくな感想を。
前回の花形の時にも感じたことだが、義太夫ものであ10080803stage_2 りながらとても現代的なにおいがする。わかりやすい。ような気がする。若さというものなのだろうか。それが一番感じられたのは 「四の切」であった。
七之助さんの静は声に哀切が込められていてよかった。ほとんど声はすれど姿は見えずの「鳥居前」で、哀れを覚えたくらいだから。ここの勘太郎・義経には古風な味わいを感じた。
「鳥居前」で残念だったのは猿弥さんが全然見えなかったこと。モニターに双眼鏡を向けてみたけれど、あの画面の粗さでは無理。こちらは声だけじゃ満足できなかった。「道行初音旅」で出てくるかと思ったら、なんと「鳥居前」で佐藤忠信に踏み殺されちゃったらしいshock(笠のフリスビー投げもなしか)。荒事の海老ちゃんは親譲りの開放音の発声がちょっと気になる時もあったけれど、やっぱりステキ。忠信の立ち回りの間、静が鳥居の陰に佇んでそれを見ているのが妙に印象に残った。ここの立ち回りは、2人飛び越しを左右両方から2人同時にsign03(やんや、やんやgood)。

「道行初音旅」はいつも寝てしまうけれど、今回はかなりの部分起きていられたと思う。とくに忠信の勇壮な踊りは心地よく見ることができた。立ち雛の振りでは「ご両人っ」の掛け声が ただ、この2人の間には<何となくいいムード>の漂いはあまり感じられなかったのは、見る席が悪かったのかな。
「川連法眼館」はちょっとコンパクトにまとめられていたような気がする。子狐の親に対する思いも、涙を誘うところまではいかず、ちょっと物足りなさを覚えた。でも荒法師たちとの愉快な立ち回りには満足。海老ちゃんも法師の肩に乗って立ち上がったり、アクロバティックな動きにけっこう参加していた。最後の宙乗りは、ばっちり宙乗り小屋に入るまで見えた。目の前で飛ぶ海老蔵は「でっけえsign03」 桜吹雪を3枚いただいてきました(どうせ、いつかはゴミになってしまうのに。レッズと小野伸二への純情を大量に捨てるのにくったくたよcoldsweats02)。
<上演時間>「鳥居前・吉野山」72分(11001212)、幕間30分、「川連法眼館」68分(12421350

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歌舞伎ミーハー観劇記」カテゴリの記事

コメント

SwingingFujisan様
 昨日私は第1、2部観劇しておりました。ニアミス?でした。三階左は舞台の1/3程度がきれるのでストレスがたまりますね。今月、第1部は一回だけですか、であれば、チョット残念ですね。とはいうものの、海老蔵の宙乗り汗のしたたりが間近で見られてよかったと思ってください。肝心の海老蔵ですが、道行の物語も気合が入っていましたし、「四の切」も前回歌舞伎座に比べ、子狐の哀れさがやや感じられるようになったと私はみました。批判をあびた、奇妙な狐言葉も少しは改善していたように思います。現に、観客の笑いが減っていました。極端ですが、この狐言葉の音調は、本物の忠信の音調とそれほど変えなくとも、衣裳・動きが大きくかわるので観客として、違和感を感じないような気がします。
 ところで、一部終演後、三階通路に桜のはなびらが一杯おちていました。海老蔵が、三階鳥屋(照明室)に引っ込んだあと、通路を通って楽屋側に行ったせいでしょうか。歌舞伎座ではあまり気がつかなかったのですが。
 第二部は、「暗闇の丑松」がやはり面白いです。主役の橋之助が仁が違うことや(この役は、やはり先代辰之助につきます)、扇雀、福助が逆の配役だろうとは思いましたが、歌女之丞、芝喜松、橘太郎等々の腕の立つ脇がよく楽しめました。世話物は時代物よりも、大歌舞伎でなくては上演できないと言われるのがよくわかります。とにかく、セリフのある脇が数多く、皆、それぞれの生活感を出さなければならないのですから。
 
 

投稿: レオン・パパ | 2010年8月 8日 (日) 17時09分

SwingingFujisanさま

私も昨日、第一部に参りました。3階の上手のほうで観劇いたしました。左の袖は2階席でも全然花道が見えないですが、3階席は舞台の見切れが大きいので、さらにストレスが大きいですね。でも、宙乗り見物には絶好の場所で、大迫力をお楽しみいただけ、よかったです。lovely

それにしても、海老蔵の子狐、私もでっかいなあ、と思いました。子狐というより、子供でも食べてしまいそうな狼のように感じてしまいました(゚ー゚; あの身体能力もすごいですね。狐言葉は、残念ながらやはり少し違和感を感じてしまいました。他の役者さんたちは、こんなに変えずとも、自然と区別できているのに、少し張り切りすぎたのでしょうか。観客の何度かの笑いにびっくりしましたが、レオン・パパ様によると、これでも減ったのですね。笑いがおきるたびに、こちらが固まりそうになりました(汗)

七之助と勘太郎は、大熱演の海老蔵の舞台を引き締めるくらいの落ち着きを感じ、それぞれに本当に成長なさっているのだなあ、と思いました。

今月の終演は、21:50とのこと。この猛暑の中、若手の花形役者のみなさんの奮闘ぶりは、あっぱれですね。私は、体力を考えて、この夏は一部、二部、三部とも分けて観ることにしました(;^_^A
立秋は過ぎましたが、Fujisanさまも、どうぞご自愛くださいませ。

投稿: よこ奴 | 2010年8月 8日 (日) 18時23分

残暑お見舞い申します。
私は初日、3部とも3階の右と左でした。
一部は右側1列目でしたので花道観えてよかったのですが、二部は左側で丑松の引っ込みが全くNG(道成寺に道行がなく良かったですほど)三部は三部で右側でしたが2列目で舞台が半分NG。大分損をしました。楽日の三部は2階の右側なので期待したいと思います・・・9日は秀山祭の前売り日。8月のようなことはないと思いますが、3階Aをしっかり取りたいと思います。
(PS)初日の舞台はねたのは9:56でした。
橋之助の丑松・扇雀のお米は私は良かったと思いますよ~。

投稿: うかれ坊主 | 2010年8月 8日 (日) 18時49分

さっそく、初日にいらっしゃったのですね(^^)
私は、楽日近くなので、しばらくお預けですweep

ところで、四の切の狐さんは鼓の皮の子ですが、たぶん、大人の狐さんだと思います。記憶が不確かなのですが、子供の頃親と別れてからいろいろといじめられたとか、妻と子を置いてきたとかいう台詞があったような気がします。いくつになっても子は子だし、親は親。親を慕う気持ちはいくつになっても変わりませんよね(^^)

今年は猛暑ではなく酷暑だそうで、毎日暑い日sunが続きますが、ご自愛くださいませね。

投稿: kirigirisu | 2010年8月 8日 (日) 20時03分

レオン・パパ様
コメントありがとうございます。
本当にニアミスでしたねsmile
一部・二部の通しは正解だと思います。私は二部・三部にしてしまい、体力気力がもつかどうか、ちょっと心配です。

海老蔵さんの狐、そうお感じになられましたか。私はよこ奴様と同じように、客席の笑いがけっこう気になりました。もっとも確かに前回よりは減っていたかもしれませんね。笑いの原因がは狐言葉にあるような気がするのですが…。
道行の海老蔵さんの踊り、私も力強くてとてもいいと思いました。

三階通路の桜、気がつきませんでした。海老蔵の足跡--興味深いですね(^^)

丑松は意外に好評なようで、楽しみになってきました。

まだまだ暑い毎日が続きそうです。お体お大切に。

投稿: SwingingFujisan | 2010年8月 8日 (日) 21時32分

よこ奴様
コメントありがとうございます。
普段なら3階上手コーナーを狙うのですが、今回は特別に下手にしたら、そういう席でしたcoldsweats02 本当によこ奴様のおっしゃるとおりでした。でも、最後の宙乗りに懸けた席ですから…そういう意味では最高の席でした。

海老蔵狐はこれまでに2度は見ていますが、今までで以上に身体の大きさが目立ったように思いました。狐言葉は私もちょっと違和感を覚えます。笑いは確かに前より減ったかもしれませんが、私もそのたびに固まりそうになりました。

海老蔵、勘太郎、七之助の座組は悪くないですね。それぞれの個性が引き立つと思いました。

こちらは観劇するだけでぐったりな猛暑、役者さんもスタッフさんも大したものです。
3回に分けてご覧になるのは賢いと思います(私も日程に余裕があればそうしたかったところです。bearing)。それでも、お体お大事になさってくださいね。

投稿: SwingingFujisan | 2010年8月 8日 (日) 21時58分

うかれ坊主様
コメントありがとうございます。
3部通しでご覧になったのですか!! お疲れ様でした。

せっかく通しで取られたのに、お席のことちょっと残念でしたね。いくら安いとはいえ、見えない範囲が広い3階両サイドは考え物ですね。私はいつも3階右コーナーをまず最初にチェックするのですが、そこを取り損なうともう3Aも1列目はなくなっていたりします。そこが難しいthink 明日はどうなりますやら。

3部の終演はほぼ10時ですかshock だんだんテンポがよくなると思いますが、元々の終演予定が21:50では、きつい!!
丑松、期待します。
まだまだ続きそうな残暑、お体お大切になさってください。

投稿: SwingingFujisan | 2010年8月 8日 (日) 22時08分

kirigirisu様
コメントありがとうございます。
初日好きのミーハーなものですから…smile それに、今月は初日が遅かったので待ち遠しかったですゎ。

子狐、子狐と言いますが、大人だったのですか。なるほど、忠信のような武士に化けるのは、ある程度大人の狐でなければ無理かもしれませんね。
でも、おっしゃるように、いくつになっても子は子、親は親。親を慕う気持ちはよくわかります。ましてや、生き皮で鼓を作るなんて残酷な話。源九郎狐がどんな思いでいたのか考えると、哀れです。

本当に毎日暑いですね。こんなに体力を奪われる夏は初めてです。トシのせいもありますかねcoldsweats01
kirigirisu様もお大事に。

投稿: SwingingFujisan | 2010年8月 8日 (日) 22時46分

弁えなきまだ子狐が年もたけ、生みの恩を送らん・・・と言った詞が丸本にはあったはずです。親にとっては何時までも子供ですが、本人も大人になっているというわけですね。狐詞は前回より進歩しているとは思いましたが、時に感情が「生」に、それこそ現代人のことば使いになってしまう点が気になります。
鳥居前~道行も短縮版で、食い足りなさは残りました。まぁこれだけの演目を1日に取込むので仕方ないでしょうし、そもそも「凱旋公演」でかの地での内容をそのままにしているので止むを得ないでしょうね。清元も違いました。これは海老蔵丈の拵えを変える時間を取る為かなぁと思いますけど。

(PS)M.O.P.最終公演を8/8に観てきました。良かった良かった。最後泣きました。7日の丸々1日の疲れが吹っ飛びました。マキノさんはじめ「皆さん有難う」と言いたいです。歌舞伎ネタでないですが関連ということでご容赦ください。

投稿: うかれ坊主 | 2010年8月 9日 (月) 08時43分

うかれ坊主様
「子狐」と言うからまだ子供の狐と思ってしまうんですね。子供のうちはただひたすら親恋しさに泣き、そして大人になればこそ、またkirigirisu様のご指摘によれば妻も子もあるそうですが、自分が親になってみてこその親を思う気持ちが溢れてくるわけですね。
もう一度見たくなりましたが、おっしゃるようにコンパクトすぎて物足りないところもあり、一等席の戻りを取ろうかどうか迷っています(もう、三階のいい席は戻らないですよねえ)。

2日連続でご観劇だったのですね。大感動されたとのこと、よかったです!! マキノさんの舞台は少しだけしか見ていませんが、どれも感動しました(全部M.O.P以外ですcoldsweats02)。劇団の解散というのはファンにとっては寂しいものですね。

投稿: SwingingFujisan | 2010年8月 9日 (月) 10時48分

子狐といっても、妻も子もある大人だったのですね。これまで、人間で言うと14,5歳くらいの狐かと思っていました、Fujisanさまおっしゃるように、立派な武士の忠信に化けて静御前を守るには、子供では無理ですよね。こちらで丸本の詞まで引用いただき、勉強になりました、ありがとうございます。でも、親を慕うあまり自分の家庭をうち捨て、旅に出るなんて...長い間、置いてきぼりになった妻と子でまた別のドラマが書けそうですね(笑)

記事は違いますが、私も今日、3階席何とか正面がとれて、ほっとしています。やはり、昼の部は「沼津」と「佐吉」ですね!!

投稿: よこ奴 | 2010年8月 9日 (月) 23時15分

よこ奴様
私もそれくらいの年齢かと思っていました。もしかしたら、それは神出鬼没だったり、欄干の上をぴょんぴょんしたりする姿が子供っぽく、さらには鼓を賜って喜ぶ仕草があまりに無邪気だからかもしれない、と今気づきました。
おいてきぼりにされた妻や子もまた可哀想ですが、きっとわかってくれるのではないか、と期待したいです (^-^;
歌舞伎にお詳しい方たちが色々ご指摘くださったり、教えてくださったりして、本当にありがたいです!!

チケット取れてよかったですね。座席の絶対数が少ないのですから、ゴールド会員でも楽にはいかないんですもの。
期待の昼の部、千穐楽も取ればよかったかなぁ。

投稿: SwingingFujisan | 2010年8月10日 (火) 00時01分

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