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2010年9月 1日 (水)

巡業西コース初日・1:「歌舞伎の見方」

831日 松竹大歌舞伎巡業西コース初日(川口リリア)
暑い暑い8月最後の観劇。
どちらかというと亀鶴さんheart04の「歌舞伎の見方」狙いで、チケットを取る時に少し後ろのほうでもセンターがいいのか、かなり下手だけど最前列がいいのか迷った末、やっぱり最前列を取った(国立の時みたいに、写真OKなんてなったら嬉しいんだけどなあ、なんてcoldsweats01 もちろん、写真は×だった)。歌舞伎座や演舞場に置き換えてみたらドブ席かもしれないけれど、ホールでは花道がわりの袖が下手だから、花横の席とも考えられる。
「歌舞伎の見方」
上手側に舞台に上がる階段が置かれていたので、きっと亀鶴さんは通路から登場だなと予想したら、ぴんぽ~んscissors マイクを通して聞こえてきた声は、でも、一瞬亀鶴さんのものとは思えなかった(かなり高い声で、なんかマイクテストみたいだった)。声のするほうを振り向いてみると、ホールを横切る中央の通路に亀鶴さんがいた。紺色の着物に白っぽい袴姿がとてもステキ。自己紹介するときに、「よく『つるかめ』と間違えられるんですcoldsweats01」って。
マイクが響きすぎて少し聞き取りづらかったのがちょっと残念(後ろの席のオバサマは「何言ってるか全然わからない」ってこぼしていた)。
通路から登場したのは、その通路を花道になぞらえたから(やっぱり私の席はドブだbearing)。昔はそこで役者がおひねりをもらい、そのご祝儀を「花」と言ったところから「花道」と呼ばれるの。
上手は偉い人が演じる場所で、お殿様なんかは上手にいる。
歌舞伎
18番は何とかかんとかと説明しながら「あ、今日は特別ゲストで市川海老蔵さんが来ていますsmile」。
んなわけね~だろ、なのにちょっと期待した人もいたみたい。
はい、浴衣姿の海老蔵さんが花笠で顔を隠しながら登場。笠の陰からちらっと見えたそのお顔は、橋吾さんだった(8月演舞場「暗闇の丑松」のお風呂屋さんを好演した橋吾さんをここで又見られて嬉しい)。「お~いお茶」はちょっとハズしたねbleah
その橋吾さん、この公演の立師でもあることから、あらかじめ選ばれた3人の客(全員女性)に立ち回りを指導する。1人じゃ大変なので黒衣さん3人が模範演技を見せ、かつ個人指導を行う。
その間、亀鶴さんは小道具方の女性が持ってきた刀、差し金つきの毛抜き、石地蔵に変わる赤ん坊(「四谷怪談」)を紹介する。
さて、3人の女性の立ち回り実技は……「はい、決めポーズ(最後の見得)…決まってねえよbearing」と亀鶴さん。
3
人は再び黒衣さんの指導を受け直し。その間、亀鶴さんはツケの説明。手拭を落とす様、男歩き、女歩きにツケ打ちさんが合わせる。女歩きの亀鶴さん、舞台中央で横倒しに転び、投げキッスsmile でもおふざけばかりではなく、見得を決めて見せる。やっぱりかっこよく決まるねえ。「ゃわたやっ」の掛け声。
3
人は今度はツケに合わせて先ほどの実技。やっぱり最後は決まらない。亀鶴さん、がくっときていたけれど、そりゃあ、素人に見得はむずかしいと思うよ。
3
人は再々度の練習へ。その間に舞台には大太鼓が登場して望月太佐禄さんがさまざまな音を出す。最初は雨音rain「次の音は何でしょう?」。し~ん。「答えてくださいよ~。学生さんなんか答えてくれますよ」。だれかが「雪」と答える。私、内心「ちゃうちゃう。風」(これ、国立の「歌舞伎のみかた」でさんざん学習したからね)。亀鶴さんの正解を聞き客席は「あ~flair」。その後雪の音が鳴り、亀鶴さんがそろりそろりと歩く風情を見せて「お待たせしましたsmile」。こういう風情がやっぱり役者さんはきれいなのよね、と思う。
ここで3人の最後の演技。ツケに鳴り物、黒御簾まで入ったが、やはり最後の見得がもう一つ。でも、まったく初めての立ち回りで、しかも大勢の客の前で演じたんだからえらいっhappy01

亀鶴さんのまとめ:客席と舞台が一体になることが大事。笑いたかったら笑って、拍手も好きなところでしてください。初めて歌舞伎を見る人は、今日面白くなくても諦めないで。歌舞伎には色々な演目があるから。子供に歌舞伎を見せるならヒューマンドラマではなく面白いものを。その子が大きくなってからヒューマンドラマを見るかもしれない。「皆さん、歌舞伎の味方になってください」

大まかな筋書きはあるのだろうが、客に立ち回りの実演をさせながらの進行なので大変だったと思う。何となく散漫な感じもしたが、客席は十分楽しんでいたみたいだ。アドリブでまとめていく亀鶴さんは、頭の回転も速いんだろうな。

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コメント

おはようございます!初日にいらしたのですね。私は迷ったのですが楽日にしました。メイン(?)の鳴神よりも「歌舞伎の見方」と「俄獅子」が目当てです。意外とそうゆう人も多いんじゃないかなぁと思ったりしています。亀鶴さんは解説というかお喋りお上手ですよね。ほんと頭の回転が早いなぁと思います♪まだだいぶ先ですが楽しみです。

それにしても秋の三津五郎さん&松緑さんの巡業は行けるところがなく残念。目黒区のホールの公演を楽しみにしていたのですが今年はないようで。かといって遠征するのもなぁ・・・と諦めています。

投稿: aki | 2010年9月 1日 (水) 09時28分

おはようございます。
早々のれぽ、ありがとうございますm(_ _)m

どちらかというと、ではなく完璧に亀鶴さん狙いでチケットをとったからつぎです(^_^;

松竹でとりましたが4列目センターブロックというなかなかの良席でした。通路際でなかったのがちょっと残念(笑)。「花道」の由来も初めて知りました(^_^;勉強になるわぁ。「次の音はなんでしょう?」の問いにもう少しで「太鼓」と答えそうになるのを必死でこらえてました。

俄獅子でも惚れ惚れ。鶴亀模様の亀吉さんばかりをず~っと見ていました。もっと大きなお役の亀鶴さんを見てみたいとつくづく思いました。

さ、明日は演舞場初日♪のからつぎでした。

投稿: からつぎ | 2010年9月 1日 (水) 10時18分

aki様
おはようございます。コメントありがとうございます。
メインよりも亀鶴さん狙いの方が多い--ですよね、ですよねhappy01 地元に歌舞伎が来ること自体とっても嬉しいことなんですが、亀鶴さん出演ということで舞い上がってしまいました。
千穐楽にはこういう形での進行もきっと磨きがかかって、さらに面白くなるでしょうね。レポ、お願いしますね!!

秋の巡業は、私も目黒があると期待していたのですが、残念至極ですweep

投稿: SwingingFujisan | 2010年9月 1日 (水) 12時03分

からつぎ様
コメントありがとうございます。
からつぎ様も昨日いらしていたんですね(^^)
実を申せば、私も完全に亀鶴さん狙いでしたのcoldsweats02 で、張り切ってリリアへチケットを買いに行ったら発売日前でした。ちょっと挫けたので発売日には電話で予約し、すぐに受け取りにいきました。
4列目センターブロックとは素晴らしい。松竹のほうがいい席をもっていたのかもしれませんね。
花道の由来って、私も聞いたのは意外にも初めてでした。
「太鼓っ」っていう答え、聞きたかったですわぁ~smile 亀鶴さん、きっと大ウケしたでしょうに。
そうそう、俄獅子の亀鶴さん、鶴亀模様でしたね。ほんと、粋でステキでしたheart04

明日は私も演舞場初日です!! いよいよ仁左様ご登場ですねheart04

投稿: SwingingFujisan | 2010年9月 1日 (水) 12時20分

久しぶりのコメントになってしまいました、スミマセン!

「夏」の最後のカンゲキは巡業でらしたのですね~!

今回のタテ師は橋吾丈ですか。お若いのに凄いですね。私は8月の演舞場の2部は拝見できなかったのですが、配役を筋書で見て、おぉ抜擢!と思いました。表情もよく、動きも良い役者さんですよね。

投稿: はなみずき | 2010年9月 1日 (水) 16時09分

はなみずき様
コメントありがとうございます!!
そんな、久しぶりのコメントなんて気になさらないでくださいね。もちろん、コメントをいただくのはと~っても嬉しいことですけれど。

昨日の巡業で、私も夏を終えましたthink 暑くてもやっぱり今日からは「秋」の気分です。

巡業の立師は、橋吾さんと橋弥さんのようです(お1人しかお名前出さなくてごめんなさい)。ですので、「歌舞伎の見方」にも交互にご出演かもしれませんね。
立ち回りはビジュアル的に一番盛り上がる場面ですから、立師の役割は重要ですよね。橋吾さん、ここでも抜擢ですねgood

投稿: SwingingFujisan | 2010年9月 1日 (水) 18時50分

私も初日4列目真正面にいましたが・・・
からつぎさん、隣に白い上着を羽織った茶色いワンピースのおばさんいませんでした?
八幡屋さんに「待ってました!」と思わず叫んだ・・・
いやぁ、「歌舞伎の見方」辛かったですね。
帰ってからあれは「「歌舞伎の見方」の見方」の説明が必要だったなと。。
もう、あれは海老蔵でないとわかっていても「キャー!海老蔵!成田屋!結婚おめでとー!」と叫ぶくらいのTDRのジャングルクルーズ並みのノリでみないと・・・

でも、「俄獅子」の亀鶴丈 素敵でしたねぇ。
亀鶴紋の首抜きは背中に鶴の頭と亀が来て斬新でした。あぁ、DVDで持っておきたいくらい!
保谷、千穐楽、また行きます。

投稿: 八幡屋贔屓 | 2010年9月 3日 (金) 21時54分

八幡屋贔屓様
コメントありがとうございます!!
八幡屋贔屓様がいらっしゃっていないわけはないなあと思っておりました。やっぱりいらっしゃってましたのね。しかも、声をかけられたと!!
なるほど、そう言われると、女性の声で「待ってました!」が掛かったような…。ちゃんと、お声のほうを見ればよかった(^^) ああ私も「ゃわたやっ」と掛けたかったですわ~。

川口は年配のお客が多かったのかもしれませんね (^-^; 全般に、巡業では国立のノリはちょっと通用しないかも。

「俄獅子」、ほんっとに亀鶴さんステキでした。知名度は橋之助さんなんでしょうが、亀鶴さんのユーモアと粋がもっともっと広まるといいなあと思います。贔屓目かもしれませんが、「俄獅子」に感銘を受けた方々は亀鶴さんがすてきだからもっと見ていたかったわ~と口にしていたんじゃないかしら。

保谷にいらっしゃるの羨ましいです。私、うっかりその日に別の予定を入れてしまいました。23日の多摩の日もダメで、結局もう行かれる日がありません。失敗したなあ、25日bearing

投稿: SwingingFujisan | 2010年9月 3日 (金) 23時08分

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