« 「うぬぼれ刑事」最終回にあの人が | トップページ | 真面目な中に楽しさあり:勘太郎・七之助錦秋特別公演2 »

2010年9月 9日 (木)

素踊りの迫力:勘太郎・七之助錦秋特別公演1

98日 中村勘太郎・中村七之助錦秋特別公演2010初日昼の部(文京シビックホール)
台風の雨の一番ひどい中だったけれど、シビックは後楽園駅直結なので傘は全然必要なし。助かる。
プログラムが親切でいい。今回は長唄舞踊の公演だからか、歌詞が出ているのが嬉しい。兄弟の写真もたっぷりだし、塚田圭一氏との鼎談もある。これで1000円は、ここのところ高いプログラムばっかりで悩まされている私にはお値打ち感あり。
上演時間は約2時間。

「橋弁慶」

素踊りの橋弁慶である。ピンクの着物に白い袴。赤い笹竜胆が散らしてある薄いかつぎをかぶって牛若(七之助)が花道もどき(以下、花道)から登場。やがてかつぎを取って顔を見せるとそれに袖を通して本舞台へ。
弁慶(勘太郎)は茶色(というのだろうか)の着物にやはり白い袴。花道で長刀を振り回して踊るが、一度、先がちょっと壁に当たってしまった。本当の花道じゃないから加減がむずかしいだろうなあ。
1
1人の踊りもそれぞれいいのだが、私は2人の対峙に迫力があって好きだと思った。キレのよさがバツグンで、素踊りでも十分、五条の橋での対決の緊迫感・迫力が感じられた。ただ、どことなく音楽と合っていないような、ツケと合っていないような…よくわからない。私のほうが間違っているかも。
牛若が澄まして花道を引っ込むのを見送ると、弁慶は気合を入れて六方を踏む。私の席は前方の一番下手だったから、花道がバッチリよく見えて、気合の入れ方もしっかり伝わってきた。しかし弁慶は23歩六方で進むとふっと力を抜き、照れ笑いを見せあとは剽軽に引っ込むのであった。
七之助さんは素顔で見ると勘三郎さんに似ているなあと思った。
なんと、小山三さんが後見として出ていらした。小三郎さんと2人での後見だった。勘太郎さんの仕事をした後、七之助さんが脱いだかつぎを小三郎さんから受け取り、立ち上がって引っ込んだが、立ち上がるときと歩き始めがちょっと辛そうに見えたのは私の気のせいだといいんだけど。
続く。

|
|

« 「うぬぼれ刑事」最終回にあの人が | トップページ | 真面目な中に楽しさあり:勘太郎・七之助錦秋特別公演2 »

歌舞伎ミーハー観劇記」カテゴリの記事

コメント

SwingingFujisanさまfujiこんにちは~happy01

昨夜はかなり飲みすぎてしまい、酔っ払ったコメントにて失礼いたしました、、、(今日はちょっと二日酔い気味です…)
気を取り直して!
錦秋公演、初日すれ違いでしたね!私は夜の部にまいりました。
プログラムを読んで「え?橋弁慶、す、素踊りなのぉ~!」と驚きました。なんか素踊りって必要以上にドキドキしてしまうんです、、、(←へんなやつ。)
でも、しっかりお二人から牛若と弁慶の対決の雰囲気とかいろいろ伝わってきて、素踊りの橋弁慶もいいな~なんて思ってしまいました。。。(私は牛若丸の七之助さんが好きです!なんからしくって。)

芸談は昼と夜でまた違うので、レポ読ませていただき、喜んでおります!
夜は「素踊りの難しさ」を話されてました。拵えをしているとなりきれるけれど、素だとどこまで、というのが難しい、みたいな。
あと、勘太郎さんが結婚されたので、七之助さんも来年あたり?とふられて「いや、大変そうなので。しばらくはいいかも。いつかはすると思うけど」みたいな。勘太郎さんすかさず「何をアイドルみたいなことを」
すみません、長くなるのですが。
客席からの質問コーナーでは、お誕生日について。七之助さんは松也くんに呼ばれて食事に行ったら、お友だちがみんなそろっててサプライズ♪すごく嬉しかった。
勘太郎さんは結婚式に呼べなかったお友だちを招いてハロウィンパーティー☆プチ仮装、って言ったのに、誰もプチな人はいなくて、みんなめいっぱい仮装。
シャア少佐が何人もいた。勘三郎さんはインディアン。七之助さんはエリザベートのトート。いつもはビール好きだけど、ワインのが似合うから、ず~っとワイン持ってました。

勘太郎さんの「浦島」も七之助さんの「藤娘」もとってもよかったですよねlovely私は千穐楽(というのでしょうかね)にも見る予定ですので、また夢心地になってまいります~heart01

投稿: 七子 | 2010年9月11日 (土) 10時59分

七子様
楽しいコメント、ありがとうございます!!!
昨夜も楽しそうでしたねえhappy01

夜の部の芸談ではどんなお話が出たのかしらと気になっておりましたので、嬉しく拝読しました。
素踊りはなるほど、そういう難しさがあるのですね。扮装っていうのは大事なんですね。でも、お2人とも見事に牛若・弁慶の世界を作り出していましたね。

ハロウィンはまだ日本では定着していないとは思いますが、個々には楽しそうなパーティーをやっているんですねぇ。シャア大佐は人気があるのか、「なり」やすいのかsmile 勘三郎さんのインディアンを想像したら吹き出してしまいましたhappy02 七之助さんのトートは、いかにもニンが違うけれど、案外イケたりして。見たかったですね、このパーティー。いつか、密着取材でやってくれるかな。

千穐楽は和光ですね。又なにか楽しいお話があったらお聞かせくださいね。

投稿: SwingingFujisan | 2010年9月11日 (土) 11時44分

SwingingFujisanさまfujiこんにちは~happy01

昨日、和光市まで行ってまいりました!!
家族からは「和光市?!なんでそんな遠くまで…」とあきれられ
先輩からは「和光市か~遠くまで…愛だね~」とちゃかされ
びくびくしながらも行ってまいりました。
(でも、意外と遠くないです!帰りは渋谷まで急行で20~30分でしたよ!)
またもや芸談ネタです…すみません。。。
昨日は武藤さんがどうしてもAKBネタをふりたかったらしく
「最近、AKB48にはまっているそうじゃありませんか~」
兄弟でじゃんけん見に行ってきた話。松也くんがAKBのファンで連れていかれた。スキルはともかく、どんな時でも一所懸命なところがすごかった。
昨日は客席からの質問コーナーがたっぷりとられていて4人くらいの方から。
どのお稽古が好きですか…
勘太郎さん:弦楽器は嫌いだったけど、袖萩で三味線をまた一から教わって好きになった。そのあとチェロもやって、弦楽器、いいな、と。
七之助さん:鼓好きです。あと義太夫。声を出すのは気持ちがいいし、いろんな役や情景を同時にやれるのが歌舞伎では実際にはできないから楽しい。
今まで歌舞伎をやめたいと思ったことは…
二人とも:もちろんあります!でもやっぱり歌舞伎が好きだから。あとは先輩や親に教わってできないと申し訳ないし、何くそという気持ちで。
二人で今後やってみたいお役は…
籠釣瓶をやってみたい。(ん~見たい!!)
勘太郎さんは前回治六を初めてやって、次郎左衛門さんの気持ちが今までよりわかった(←という表現ではなかったかもです、すみません)
最後は浦島と藤娘を見てうっとりし、早く来月にならないかしら~とニヤケ顔がとまりませんでした♪


投稿: 七子 | 2010年9月25日 (土) 12時47分

七子様
コメント、ありがとうございます!!
そうなんです、和光はそんなに遠くないんですよ。でも、駅からちょっとあったでしょう。

芸談、楽しく拝読しました。
松也クン、AKBファンなんですかぁbearing 3人であのじゃんけんを見てきたんですか。若いなぁ。じゃんけんを見ている3人を見たかったですsmile

一芸に秀でる人は、他に何かやってもお上手ですよね。お2人のどちらか、あるいは2人ともいずれ「阿古屋」ができるようになるといいなあと、ちょっと思いました。

歌舞伎をやめたいとはどなたも一度は思うらしいですね。昨日の朝NHKに出ていた亀治郎さんが「自分はそう思ったことは一度もない」と言いいながら、そんな話をしていました(ちゃんと見ていなかったのですが、カメちゃんそう言っていたように思います)。

中村屋兄弟の「籠釣瓶」、いいですねっhappy01 来年の浅草で是非、と思ったら(ちょっと気が早いか)、来年は勘太郎さんがいないんでしたっけ。

投稿: SwingingFujisan | 2010年9月25日 (土) 20時30分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1083822/36629906

この記事へのトラックバック一覧です: 素踊りの迫力:勘太郎・七之助錦秋特別公演1:

« 「うぬぼれ刑事」最終回にあの人が | トップページ | 真面目な中に楽しさあり:勘太郎・七之助錦秋特別公演2 »