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2010年9月29日 (水)

「2010地球と恋する暮らし」・2:瀕死のサンゴ礁の復活へ

926日 「2010地球と恋する暮らし」環境フォーラム@ミッドタウン
アウトドア派で知られる田中律子さんは、現在サンゴ礁を復活させる運動をしている。田中さんが25年前初めて潜った沖縄の海はきれいだった。今、沖縄では80%以上のサンゴ礁が死んでいる(モルディブは60%)。
★サンゴは動物であり、年に1回産卵もする(動物だってことは知っていたけれど、産卵するとは知らなかった。じゃあ、どうやって増えるんだってことだね)。産卵の時は海の中に雪が降っているようできれい。
★サンゴ礁はサンゴの群体であり、ポリプという穴1つがサンゴである。ポリプから出ている触手でプランクトンを捕らえる。ポリプの中には褐虫藻という藻が共生しており、光合成によって酸素を供給してもらっている。山の木の役割を海ではサンゴがしている。
★サンゴ礁の死ぬ原因の1つは海水温の上昇である。海水温が30C以上になると褐虫藻がもっと深いところへ(つまり低温のところということでしょう)移動する。酸素の摂れなくなったサンゴは今餓死直前である。それがサンゴの白化現象である。一見、白いサンゴは非常に美しいが、実は死に瀕したサンゴの姿である。
★サンゴ礁は魚の棲みかでもある。サンゴがなくなると、海の食物連鎖が崩れ、魚がいなくなる可能性もある。
またサンゴ礁は防波堤の役割も果たす。
今、今サンゴの移植をしている。親指ほどのサンゴは半年で拳大に、1年で掌くらいになる。沖縄・読谷村にはサンゴ畑があり、水槽の中でサンゴの苗を育てている。小さな海と言ってよい。沖縄には350種ほどのサンゴがいるが、これはグレートバリアリーフに匹敵する。25年前の海に戻れなくても移植により現状を変えることはできる。
★草野さんは、2年前の京都会議の取材をした。当時地球温暖化と口では言っても実感していなかったが、あの会議以来意識するようになった。自分は海より山のほうが好きだが、山の健康状態もそこへ行って自分の目で確認しないとわからないものであろうと語った。

こういう活動をしていると聞くと、ひねくれ者の私はなんか偽善的なにおいを嗅ぎ取ろうとするのだが、田中さんはとても自然体で、本当に海を愛し、瀕死の海を心から憂え、それを救おうとしている心、態度が素直に伝わってきた。11人が毎日続けられることをしましょう(たとえば、シャンプーの時にお湯を出しっぱなしにしない、とか)という田中さんの言葉をあらためて噛み締めた。

最後は長柄琢磨さん登場。えちうらというバンドのボーカリストだそうだが、えちうらも知らない私はもちろん長柄さんのことも初めて知った。千葉ロッテマリーンズのイメージソングを作ったこともあるそうだ。
長柄さんなかなかイケメンの29歳。海外は12カ国に行ったことがあるが、言葉が通じなくても心が通い合うという経験を何度かしている。今回の「地球に恋する」というフレーズがとてもいいなと思った。考えてみれば自分は地球に対して何もしていない。地球に恋すれば何ができるかわかってくるかもしれない。
ということで、「君に恋して」という地球へのラブソングを初めて作ってみたという長柄さんの1曲目はアコースティックギターとハーモニカを自分で演奏しながらの「君に恋して」。その後えちうらの曲を1曲歌って(ごめん、題名わかならない)、ミニミニコンサートは終わり。フォーラムも終わり。
15時半過ぎに終わったので、演舞場へも余裕で行くことができた。
続く。

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コメント

こんばんは。

ここ何年か、毎年沖縄に行っています。
ライセンスがないのでもっぱらシュノーケルを楽しんでいますが
浅瀬のサンゴは場所によってはバッキバキに折れています。

いちばんいい時を知らないのでなんとも言えませんが
白化しているところも多く、寂しい限りです。
観光客が踏んでサンゴを折ってしまうのも
サンゴが死んでしまう大きな原因のようですよ。
現地で知り合ったダイビングショップの方たちも
サンゴを植えたりしているらしく、
そういう話を聞いたり実際海に入って折れたサンゴを見たりすると
ああ、大事にしなきゃな…としみじみ感じますよ。
草野さんのおっしゃるように、本当に自分の目で見ることによって
問題を再認識できるような気がします。

投稿: あねご | 2010年9月29日 (水) 21時42分

あねご様
コメントありがとうございます。
サンゴが海にとって大きな存在であることは、漠然とわかってはいても詳細は全然知りませんでした。今回お話を聞いてだいぶ理解が進みましたが、それだって耳から入っただけ。百聞は一見に如かずですもの、実際にご覧になった方の実感とは全然違うでしょうね。ただ、まるっきり知らないでいるよりはよかったかな。
そして今、観光客もサンゴを傷め死に至らせているのだというあねご様のお話で又一つ知識が増えました。今後自分が沖縄に行く機会があるかどうかはわかりませんが、もし行ったらサンゴを踏んで歩くようなことはしないようにしようと思います。
海だけでなく、普段の生活でも地球のどこが病んでいるのかは意識していればちゃんと目に入ってくるのかもしれませんね。表立っての運動はしませんが、そういう意識だけはなるべく忘れないようにしたいです。

投稿: SwingingFujisan | 2010年9月30日 (木) 00時39分

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