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2010年9月10日 (金)

いい踊りはもっと見ていたい:勘太郎・七之助錦秋特別公演3

98日 中村勘太郎・中村七之助錦秋特別公演2010初日昼の部(文京シビックホール)
20
分の休憩を挟んで次は
「あやめ浴衣」
浅葱幕が振り落とされると(浅葱幕の処理にちょっと手間取った感あり)、あやめ模様の浴衣姿で4人の美形(國久、仲之助、いてう、仲四郎)が縁台で涼んでいる風情。
踊りは難しいのね、と思ったけれど、川風に吹かれる爽やかな風情は感じられた。ただ、なぜか江戸時代というよりは大正時代のようなイメージを受けたなcoldsweats01
「浦島」
勘太郎さんの踊り。赤い着付が目を引く。にもかかわらず、前半頭痛を伴うキョーレツな睡魔に襲われダウン。目が覚めると二枚扇の曲振りになっていた。「浦島」では二枚扇が眼目らしいから、間に合ってよかったcoldsweats01 ドキドキしながら楽しんだ。このあたりまでは昔は狂乱もの風だったらしいが、今はその要素は和らいでいるとのこと。
二枚扇が終わるといよいよ玉手箱を開ける。変身にはちょっともたつき感はあったが(初日だから)、それでも一瞬のうちにというイメージを壊すことなく見事に白髪の老人になった。勘太郎さんの老け方はとても上手で、あまりの変化に私はショックshockを受けたほど。しかし、よぼよぼとした動作に時々客席から笑いが起こる。勘太郎さんの老浦島に悲しみさえ覚えた私には、何が可笑しいのかさっぱりわからなかった。
前半寝てしまいはしたが、最後は感動の浦島であった。
「藤娘」
七之助さんのきれいだったこと。赤坂での「鷺娘」はあまり感心しなかったけれど、この「藤娘」にはうっとりした。うっとりしたというのは、もちろん、きれいだったからというだけではない。場面場面に合った気持ちが表現できていて、とくに「♪男心の憎いのは」で、垂れ下がる藤の花の間から出した顔の愛らしさ、はっと胸を衝かれるようであった。恋心を切々と踊り、続く「♪藤の花房色よく長く」では上品な色気を醸し出してほろ酔い気分を表していた。
先日の巡業西コースでもそうだったが、こうしていい踊りを見せてもらうと、満足感と同時に物足りなさ、もっと見ていたいという気持ちになる。
<上演時間>とくに貼り出されていたわけではなく、自分の時計での計測なので、あまり正確ではないかも。
「橋弁慶」14051423、芸談14261452、休憩20分、「あやめ浴衣」15121525、「浦島」15281546、「藤娘」15501615

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