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2010年10月

2010年10月31日 (日)

立ち直れない…

昨日、「じゃじゃ馬馴らし」の千穐楽、すっかり忘れたshock
今、色々なところに心を向ける必要があるのと、台風騒ぎとで、ほんとまったく頭に残っていなかった。
というより、昨日が30日だということに注意がいかなかった。
で、しかも、気がついたのが今sign03 「あれ、じゃじゃ馬ってどうしたんだっけ?」なんてふっと思ったら、なんと昨日だったんじゃないshock 工場見学の翌日ってことは頭に入れておいたはずなのに。
毎日見たいほど楽しかったのに、あんまりショックで、しばらく立ち直れそうにないcrying
というか、アルツかも…

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哀悼、野沢那智さん

ナッチャンが亡くなった。
突然のニュースにショックを受けた。
肺癌だったそうだ。
72歳…
受験勉強の友、「ナチチャコパック」ear
何人目かの初恋の人、イリヤ・クリヤキンheart04
さようなら、わが若かりし頃の1ページ。こうして私もまた年をとっていく。
ご冥福をお祈りします。

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2010年10月30日 (土)

アフタートークショー付歌舞伎だって

12月日生劇場、ぴあの特別企画でアフタートークショー付歌舞伎の案内が来た。
12月19日昼の部終演後で、菊ちゃんが出演するんですって。
そんなぁbearing 19日は多分ムリだし、チケットの手配もぴあ経由までは回らない。
残念だけど、諦めるしかない…。

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工場見学で美しく:エバメール体験ツアー1

1029日 エバメール体験ツアー(エバメール化粧品春日部工場)
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に続く次の工場見学先を探しているときに、ふと思い出したことがあった。エステ付きの化粧品工場見学が人気だと以前TVで言っていたっけ、と。
そこでそれをキーワードに検索して行き着いたのがエバメール化粧品。兵庫県本社は無理でも、幸い春日部工場なら行かれる。
というわけで29日午後1時の回を申し込んでおいた。
さて、午後110分前、集合場所の春日部駅前にエバメールのバスが迎えに来る。本日のツアーは7名で実施。送迎バスにて約15分、エバメール工場に到着した。時間を有効に使うために、①エステ→工場見学→毎日のお肌のケアの説明、または②工場見学→毎日のお肌のケアの説明→エステの2グループに分かれた。私は①のグループ。
★エステ
早速、工場内にあるビューティサロンでエステを受ける。コースは1時間。
エバメールの売りは全身に使えるゲルクリームである。
 まずはそのゲルクリームをたっぷり使ってのクレンジング。
 次にゲルクリームによるマッサージとピーリング。
 ゲルフェイスパックで肌を休め、ホットタオルで肌を落ち着かせる。
 その後ゲルクリームで保湿。ここで鏡を見せてもらったが、肌のくすみが取れて白く明るくなっていることに驚いた。
 最後にゲルクリームとファンデーションで肌を整える。
鏡を覗くと、肌は健康的に生き生きして見えた。この化粧はしっかり肌に馴染んでおり、後になっても浮いたり脂ぎったりせず、もっちりしている。それはゲルクリームが水のクリームだからなのであろう。
とにかく何でもゲルクリームなのである。クレンジングも保湿も化粧下もすべてゲルクリームひとつで済む。
ファンデーションはコンシーラー1滴+クリームファンデ2滴+ゲルクリーム5滴の割合で混ぜ合わせ、顔全体に塗る。そして最後にパウダーファンデをさっと塗り、手で押さえると化粧が顔に馴染むのだそうである。
若い頃に何度かエステに通ったことがあるが、何十年ぶりかのエステは本当に気持ちが良い。優しいエステシャンの手がゆっくり顔をマッサージしてくれるのですっかりリラックスして、ほとんど眠りの境地に入ってしまった。 (続く)

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2010年10月29日 (金)

明治座歌舞伎

からつぎ様からいただいた情報をあらためて。

明治座歌舞伎:平成23年5月3日(火)~27日(金)
          昼の部11時、夜の部4時開演予定                

おもな出演は染五郎、勘太郎、七之助、亀治郎。

16年ぶりの明治座歌舞伎だそうです!!

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子供のイタズラ、大人のイタズラ:大人のイタズラ編「ミックマック」

1026日 映画「ミックマック」(恵比寿ガーデンシネマ1
早々とチケットを買ったのに、行こうと予定した日には必ず何か突発的に別の用事が入り、いつ終わってしまうかと心配しながらやっと見ることができた。公開から1カ月半以上もたち、平日でもあることからガラガラかと思ったら、意外に観客がいて、「ミックマック」人気にちょっと驚いた。

こちらは大人のイタズラである。監督のジャン=ピエール・ジュネは「アメリ」の監督。「アメリ」はきわめてフランス人らしい映画なのだと、当時私の知るフランス人はみんなそう言っていた。私はなぜ「アメリ」が大騒ぎされるのか全然理解できなかったが、この「ミックマック」は非常に面白かった。
発砲事件のとんだとばっちりを受け、頭に弾丸が入ったままで生きていくことになった男バジル(ダニー・ブーン)。弾丸を取り出したら植物人間になる。担当医師によりコイントスで弾丸を取り出すか否か決められたその結果がバジルを救うことになった。そのシュールさcoldsweats01

事件の後、仕事も住む所も失ったバジルは空腹のままふらふらと町を彷徨う。とある教会の前で行われている慈善事業の炊き出しに心惹かれるが、プライドなのか、もっと他に必要としている人がいるだろうという優しさなのか、背を向ける。バジルはぬーぼーとした大男で、見た目はいかにも冴えないのだが、こういう小さなシーンでバジルの人間性を考えさせるのが映画としてうまいなと思う。
バジルはその後カフェで変なオジサンに声をかけられる。そのオジサンが何十年も監獄にいて最後はギロチンにかけられたが首の皮を傷つけただけで済んだため恩赦でシャバに戻れたという、何となくフランスっぽい人物。
彼に連れて行かれた先は廃品の山の中に作られた隠れ家、そこではそれぞれ一芸に秀でたユニークな人間が7人で共同生活を営んでいた。言ってみれば変人集団である。1人1人については触れないが、個性豊か、心優しい愛すべき変人たちである。
バジルの頭の中に残る銃弾を製造販売した会社のビルと、バジルの父の命を奪った地雷の製造販売会社が向かい合わせに建っていることを知った彼らは、2つの会社に「スパイ大作戦」や「特攻野郎Aチーム」並み(smile?)の様々なイタズラを仕掛け、死の商人を懲らしめることにする。
一種の反戦映画であろうが、廃品と知恵を駆使し笑いを呼ぶ作戦は声高にメッセージを叫ぶよりよほど痛快である。

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おりょうが竜馬暗殺犯に

NHK大河「龍馬伝」の最終回、龍馬暗殺犯役が亀ちゃん(亀治郎)に決まったそうだ。
歌舞伎座「龍馬がゆく」では、龍馬を捕方から救ったおりょうが、っていうのが亀ちゃんらしくて面白い。
最終回だけは見るとしようかしら。あら、最終回は11月28日なの。大河ってそんなに早く終わるんだったっけ(12月は「坂の上の雲」が始まるんだ)。

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2010年10月28日 (木)

ラブ歌舞伎座・番外編2:成長を楽しみに

今日午前、歌舞伎座起工式が行われたとのこと。
先日うかれ坊主様からいただいたコメントの予想通りになった(28日は大安だから地鎮祭が行われるかもしれませんね、と)。
雨で大変だったろうけれど、ちょっと見に行きたかったな(見られるはずもないかcoldsweats02)。
これからは、新しい建物の成長を楽しみにすることにしよう。

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子供のイタズラ、大人のイタズラ:子供のイタズラ編「プチ・ニコラ」

1026日 映画「プチ・ニコラ」(恵比寿ガーデンシネマ2
母の状態がやっと安定してきたみたいなので、チケットを買ってあったのになかなか見に行かれなかったフランス映画2本のハシゴをした。
その1本がこれ。フランスの国民的絵本「プチ・ニコラ」の映画化作品とあっては見に行かざるをえない。娘はイメージが違ったらイヤだから見ないと言っていたけれど、少なくとも私は、ニコラのイメージを損なうことはなかったし、ニコラの両親や学校についても原作の世界を髣髴するものであり(と偉そうに言えるほど原作をちゃんとは読んでいないけれど)、はっはっはと声高らかに大笑いするのではなく、思わずクスリとしたり、プッと吹き出したり。

もうじき弟が生まれると思い込んだニコラは、両親の愛情が弟に移り自分はいらなくなると心配になり、クラスメートと知恵を絞り合って、あの手この手で自分の存在感を親にアピールする。しかしそれはすべて裏目に出て、ただのイタズラとしか受け止めてもらえず、逆に叱られる始末。そこで今度は赤ん坊を誘拐計画を立てる(先に生まれてきたボクが追い出される必要はない、出て行くのは弟のほうだ、ってわけ)。誘拐を依頼する相手は有名なギャング。しかし500フランの金が必要だと言われてしまう。子どもたちは再び知恵を出し合い、金儲け作戦を練る。やっとお金が貯まったとき、弟の乳母車を幸せそうに押しているクラスメートに出会う。「弟は可愛い。アニキは弟に色々教えて尊敬されるんだ」という言葉に一気に誘拐熱が冷めたニコラ。家にすっ飛んで帰るが、赤ちゃんが生まれるなんて事実はなかったのだ。

というお話が縦糸で、そこに学校での授業風景、家庭での両親の様子などが横糸として織り込まれる。
記事のタイトルを「子供のイタスラ」としたが、大人の目から見たらとんでもないイタズラでも、子供たちにとっては真剣な生き残り作戦なんである。そのギャップが可笑しい。有名なギャングだと子供たちが思い込んでいる人物も実は同じ名前の自動車修理工で(電話帳で探し出すのが子供っぽくて可愛い)、フランス語で「誘拐する」という単語は「運び出す」という意味も持つから、会話も成立してしまう。
大企業の中間管理職の息子であるニコラをはじめとした子供たちは、メガネの嫌味な優等生(メガネをかけていると、みんなに殴られない)、「パリを流れる川の名前は?」の問いにも答えられない劣等生、金持ちの息子、常に何か食べているおデブちゃん等々、個性豊かな面々で、実にのびのびとしている。それぞれの子のちょっとしたエピソードもうまく描かれている。たとえば、パリを流れる川の名前も答えられない劣等生。弱りきった先生は「パリで水上バスに乗ったことある?」と質問を変える。「はい」「どこの川で?」「セーヌ川で」の答えに先生はため息をつく。この小さなシーンに色々な意味がさりげなく込められているようで、私のお気に入り。

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2010年10月27日 (水)

東京新聞で11月から幸四郎さんの「この道」

東京新聞夕刊には「この道」という、各界著名人の半生記を自身に綴ってもらうという連載がある。
現在は元日銀総裁の三重野康氏が執筆しているが、それが10月30日で終わり、11月1日から松本幸四郎丈が担当するのだそうだ。
幸四郎さんの芸はどちらかといえば苦手だと広言している私だけれど、それとこれは別。
また、東京新聞ではこれまで土曜日の夕刊にあった歌舞伎特集を10月から日曜日朝刊にもってきているが、これには何となく馴染めないし、土曜日夕刊の楽しみがなくなって寂しい思いをしていた。
これからは毎晩の「この道」がとても楽しみである(だいたい40~50回の連載になるので8~9週くらいか)。

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おめでとう

昨日のことではあるけれど、蜷川幸雄氏が文化勲章を受けられ、市川猿之助丈が文化功労者に選ばれたのは嬉しいニュースである(猿之助歌舞伎の衣裳展を見ておいてよかった!!)
。蜷川氏の芝居も猿之助丈の芝居もともにエネルギッシュで面白く、私にとってはほとんどハズれがない。芝居に求めるものは人それぞれ違うだろうけれど、私の場合は「面白い」ことが第一だもの(喜劇とか、笑える芝居、ということではない)。
「じゃじゃ馬馴らし」の千穐楽が楽しみ!!
澤瀉屋一門の今後の活躍が楽しみ!!

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2010年10月26日 (火)

DVD作りにも意義あり

昨日何となくテレビをつけたら「プロフェッショナル」をやっていた。英国ロイヤルバレエ団のプリマだった吉田都さん、最後の公演までの軌跡を追った内容で、自己に厳しい姿勢は易きに流れる私にはとても真似できないが、そういう姿勢を常に持ち続けていたからこそ15年間もプリンシパルを務めることができたのだ、と深く感動した(バレリーナって、爪先をくるんと内側にまげて爪で立つのかと思っていたら、指の腹で立つのね。まるで手の動きのようで驚き、感心した)。
その吉田さんが辛いときや挫けそうになったとき、心を癒してくれたのが日本のテレビ番組だそうだ。「おしん」などのドラマやバラエティ、おかあさんが録画して吉田さんのもとに送った数々のビデオである。
私も娘が「これが見たい」と希望するドラマやバラエティをいくつか録画してはDVDに落とし、送っている。DVD作りに時間がかかることもあり、時々面倒くさいなあと思うこともあるし、なんかバカバカしいことやってるなあと自分たちに疑問をもつこともあるけれど、吉田さんが癒されたことを知って、ちょっと勇気づけられた気がする。
「プロフェッショナル」の眼目は「そこかいっcoldsweats02」なSwing、これからも、せっせとDVD作りに励みますcoldsweats01

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2010年10月25日 (月)

口コミの功罪

何度かここでも触れているが、私はちょっと値の張る品物を買うときや旅行先のホテルを決めるときには必ず口コミを見ることにしている。
今日、家族を眼科に連れて行った。眼科はほとんど行かないので近所のどこがいいのかまったくわからない。そこで、口コミを覗いて、ここという医者を見つけたのである。
口コミどおり、とてもいい医者だったそうで、他にも「ネットの評判を見て来ました」という人がいたそうである。
口コミの功である。しかし逆に悪意をもった口コミが広がったり、意図的に口コミが操作されたらこんな怖いこともない。ブログも口コミの一種とすれば、書くほうとしては少なくとも最低限のルールを守らなくては、と気を引き締めたところである。

ところで口コミを色々拾っていて見つけた歌舞伎情報。来年2月のル テアトル銀座は花形歌舞伎らしい。出演者も一部は出ていたのだけど、未確認情報なので、今は歌舞伎公演があるということだけで…。

この件に関し、早速からつぎ様から「ほうおう」でとっくに発表されているというご指摘をいただきました。まったくその通りで迂闊でした。Webでもラインナップがとっくに出ていましたね。
既に見て知っていたのにそういうところに脳がまわらない、っていうのは老化ですかねえbearing 
でもこれも口コミの有難いところですわ。
からつぎ様、ありがとうございます。
私って、ほんと、「フジサン」じゃなくて「ドジサン」だわぁ~coldsweats02

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2010年10月24日 (日)

朝採りレタス

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左の色の濃い(あんまり差がわからないか…)のがマスタードグリーン、左がロロビオンダ。
プランターで栽培している我が家のレタス2種類です(地植えしたかったのだけれど、虫がつきそうで)。

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2010年10月23日 (土)

半年で150メートル成長

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真下から見上げる迫力に圧倒される。
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東武橋から。上は10月22日、下は4月6日。半年と半月で150mの成長sign03 天気が悪くて逆さツリーは見られなかった。
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歩き疲れて吾妻橋の「23番地カフェ」へ。アサヒビールタワーでは時間が半端で、オープンしているのはここだけだった。この夏体験した氷点下ビールを2杯、そして飲み比べ3種のこれをやったら、すっかり酔っ払ってしまった、というわけcoldsweats02
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酔いのせいか、写真が曲がってしまったcoldsweats01

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2010年10月22日 (金)

来年1月は大忙し

浅草歌舞伎とル テアトル銀座歌舞伎の演目が発表になったのねsign03 亀ちゃんの後援会から浅草のお知らせが来ていると思ったら、歌舞伎美人でも発表になっていた。
今、早々と酔っ払い加減なのでcoldsweats01詳細は各サイトで。
浅草歌舞伎→ココ
ル テアトル銀座歌舞伎→ココ
国立は毎年3回見ることにしているから来年もそうするつもりだし、浅草も昼夜2回ずつ見たいし、ルテアトル銀座と演舞場は1回ずつでいいかな(迷い中)…
1月は多忙になるだろうってわかっていたけれど、こいつぁ春から大忙しだぜhappy02

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2010年10月21日 (木)

三越劇場の帰りはワイアードカフェニュースで

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日本橋三井タワー2階にあるワイアードカフェニュース。
ワイアードカフェはあちこちにチェーン店を展開しているが、「ニュース」とつくのはここだけだそうだ。
なぜ「ニュース」かというと、店内のLED電光掲示板にビジネスニュースが流れるから(写真右上方、照明の上に赤い文字が見えますか? ちょっとわかりにくいけれど)。また、店内にはパソコンが置いてあってネットも使える。落ち着いた雰囲気で、女性1人でも入りやすい。私は「白糸の滝」の帰りに寄ってみた。
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オーダーは白ゴマのブラマンジェ。なめらかなブラマンジェにざらざらのきな粉がとても美味。きな粉は試行錯誤のうえのブレンドだそうだ。
気さくで仕事熱心なおニイサンが色々教えてくれた。

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2010年10月20日 (水)

「カエサル」雑感

1019日 「カエサル」(日生劇場)
正直なところ、この芝居をどう評価していいのかよくわからない。あまり面白くなかったと言えばなかったし、すごく悪かったのかというわけでもなくそれなりに面白かったと言えば面白かったし。要するに、同じ栗山民也演出の「イリアス」と同じような心を震わせる激しい感動を得ようとした期待が裏切られた、ってことなんだろうか(栗山さん、「黙阿彌オペラ」に「イリアス」、私は見ていないけれど「ロックンロール」と立て続けに演出。ニナガワのエネルギーにも驚かされるが、演出家ってタフだなあsign03

舞台は、カエサルが暗殺される場面から始まる。シルエットと音で暗殺の騒ぎを表すのは、「元禄忠臣蔵」の松の廊下を思い出させた。
暗殺から三頭政治の密約が交わされる場へと遡り、そこからめまぐるしく場が変わる。場が多いにもかかわらずよくまとめられていて、事情がわからなくなったりすることはない。それでもちょっと詰め込みすぎなような気がする。次々と事が運んでいって、1つの場の余韻に浸ろうとか、反芻しようとかいうヒマがない。それが感動を薄めた理由のひとつかもしれない。
周囲の人物にカエサルの人物像を語らせるのだが、それも喋りすぎでとりとめのない気がしたのも事実。キケロ(渡辺いっけい)にしてもブルータス(小澤征悦)にしても、熱演なんだけど逆に焦点がぼやけるのではないだろうか。その中ではガリア人の召使いの久保酎吉さんがよかったな。「ダンナサマハ カク チダラケデ カク」というぎこちない台詞が一番雄弁だったようで、感動した。

またブルータスについては、カエサルは母の愛人であり(いや、カエサルの愛人が母親)、カエサルに対する尊敬とは別の複雑な感情もあるんじゃないかと思うがそれはわからなかったし、尊敬から離反、暗殺に至る心の変化が見えなかった。
老将軍ポンペイウスとカエサルの娘の結婚は興味深い。政略結婚なんだけど、あんなおじいさんに嫁ぐのを娘がイヤがっていない。心から尊敬していたんだろうな。実際にも夫婦仲はよかったらしい。ポンペイウスの嵯川哲朗の重厚な存在感は群を抜いていて、前半だけの登場だったのが残念。

出演者の中で圧倒的に光っていたのは渡辺いっけいと高橋恵子(セルヴィーリア。ブルータスの母にしてカエサルの愛人)だと思う。渡辺いっけいはユニークで光っていたのに、なんだか惜しいなあという気持ち。高橋恵子は美しく気品があり、毅然としてブレがなく、ステキだった。
クレオパトラ(小島聖)はイメージが違いすぎる。アリス(水野美紀)は騒ぎすぎで浮いている。ブルータスをどうしてあそこまで好きなのかわからない(それはブルータスに私が魅力を感じなかったから)。アリスはセルヴィーリアの奴隷の立場でありながらとても自由なのが面白い(当時の奴隷は植民地時代の奴隷とは違うんだ)。時々奴隷であることを忘れてしまうくらい。でもセルヴィーリアの命令には絶対服従なのが、やっぱり奴隷という身分なんだということを思い出させる。
毎回書いているかもしれないが、映像(とくにTV)出身の俳優はとかく発音というか発声に難があり、聞きづらさに閉口する。しかし今回の出演者はみな台詞がはっきりしていて、そういう問題は全然なかった。これについては、「情熱大陸」で栗山さんも指摘していたそうで(きびだんご様のブログを参照→ココ)、栗山さんがかなり意識して指導したのかなと思った。

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2010年10月19日 (火)

都会の石仏群

先日、猿之助歌舞伎の魅力を見に行った際、行人坂の途中にある大圓寺に立ち寄った。すごい石仏群があると聞いたからだ。これまでに何回も通っているのに気づかなかったcoldsweats02
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↑明和9年(1772)の大火で亡くなった4700余人を供養するために作られた五百羅漢だそうだ。写真はその一部。
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↑摩尼車。1回まわすとお経を1遍唱えたことになる。
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↑竜の違い、わかりますか? 正面に立つと水が出るようになっているのです。
大圓寺には八百屋お七の恋人・吉三(出家後の名前は西運)の墓もあるそうだが、今回は石仏目当てで立ち寄ったので、次回また機会があったらゆっくり境内を歩きお参りしたいと思う。

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2010年10月18日 (月)

我が永遠のアイドル、サルヴァトーレ・アダモ

1017日 アダモ ジャパンツアー2010(オーチャードホール)
10101801adamo 見た目はずいぶんおじいちゃんになってしまったアダモbearing でも、1曲目の「ぼくの顔」で第一声を聞いた途端、甘酸っぱい思いが胸に一杯になったhappy02
サルヴァトーレ・アダモheart04――クリフ・リチャードheart04と並んで、若かりし私の2大アイドルの1人であるshine 昔コンサートに行ったし、レコードも何枚ももっている。
さて2003年のクリフのコンサート(@東京フォーラム)は出遅れて後ろのほうの席しか取れなかったが、今回は発売と同時に取ったせいか、センターブロック6列目という信じられないようないい席scissors だから、どうしても行きたかったのだ。それが突然の母の病気。ギリギリまで様子を見て、悪化するようだったら諦めようと思っていたのが、母が頑張って快方に向かってくれたおかげで、行くことができた。行けてよかったsign03 コンサートを聴いた今だからそう思うのだろうが、楽しくって楽しくって楽しくって、キャンセルしたら絶対後悔したに違いない。

アダモは若いときに比べて声が少し低くなっているように感じた。はじめの何曲かは高いほうの声があまり出ず、そのため少し音程が微妙だったようにも聞こえた。う~ん…と思っていたら、徐々に出るようになり、最初の圧巻は11曲目の「はたち(20才)」
アダモの歌には、ボンボンのように甘く綺麗でロマンチックな言葉が並んだ恋もあれば、心の闇・傷を自らの手で摑み出すような叫び、人生を考える哲学、社会を鋭くみつめる目、皮肉、そしてコント(お笑いではなく、フランス語で言うコント。短い物語という感じかな)もある。「はたち」はどちらかといえば哲学的であろうか。初めて聞く歌だが、素晴らしかった。
次の圧巻は14曲目の「夜のメロディー」。私はこの歌が一番好きなのだ。心を鷲摑みにされる。
それにしても、この曲をはじめ「ブルージーンと皮ジャンパー」2曲目)、「いとしのパオラ」7曲目、これを聞くと胸がキュンとする)、「サン・トワ・マミー」、「雪が降る」、「ろくでなし」など、日本で大ヒットした曲はアダモが20歳かそこらで作った曲であることに驚く。どれも名曲である。
16曲目の「モン・シネマ」の後、オリヴィア・ルイーズという若い女性歌手が登場し、アダモとのデュオで「このジョルジュ」を歌った。夫婦のコントで、とてもフランスらしい歌である。ここでアダモは引っ込み、オリヴィアがピアフの「群集」(日本人はピアフを好きだから、ってcoldsweats01)、オリジナルの「チョコレート・ガール」を披露する。専属のギタリストの伴奏でピアフを歌うオリヴィアはピアフの歌い方に似せていて、なかなか聞き応えがある。オリジナル曲はフランスで大ヒットしたそうで、めったにフランスの歌を聞かないという娘でさえ知っていると言っていた。これもいかにもフランスっぽい感じの歌で、私もとても好きになった。

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2010年10月17日 (日)

同年代が一杯

皆様にご心配いただきました母は、昨日から微熱は残るものの大過なく(ありがとうございます)、それでも一抹の心配はありますが、今日の予定を実行させてもらうことにしました。
というわけで、渋谷に来ちゃった。
同年代のおぢ・おばが一杯bleah そんな会場です。

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2010年10月16日 (土)

残念、勧進帳うら話ドタキャン

觀翁さんのレクチャーを楽しみにしていたのだけれど、母の具合が悪く、行かれなくなった。残念。
昨日近医を受診して少しよくなったかと安心したのに、夜に又悪化して、これから総合病院を受診する。
明日の予定もダメそうだなぁ…。
父には「まだ、連れて行かないで!!」とお願いしているんだけど、心配。

朝日カルチャーでは急なキャンセルを快く受け付けてくださいました。ありがとうございます。

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2010年10月15日 (金)

毎日だって見たい「じゃじゃ馬馴らし」

1014日 「じゃじゃ馬馴らし」初日(さいたま芸術劇場)
暴れ馬のような女が男に飼いならされておとなしくなる。しかし、そんな単純な話ではなかった。それを教えてくれたのがラストの亀治郎大熱弁である。
自分をどう表現していいかわからずに暴れまくっていた女が、自分のあり方、自分の生き方、自分の表現の仕方を身につけたのだ。ある意味、ノラに通じるのかもしれない(ノラもよくわかっていない。何となくイメージで言ってるだけcoldsweats02)。これまでの認識(私だけの認識だけどね)をひっくり返してしまうほどの力強い亀・ケイト熱弁であった。きれいな顔から出てくる声・台詞回しはまるで猿之助。洋モノでありながら歌舞伎を思わせる台詞に仕草(これは随所にみられる)。こういうのがダメという人にはまったくダメかもしれない。だけど私はこのラストにひどく感動した。このラストがあったから、3回観劇の予定を2回に減らしたことへの悔いが生じてきたのかもしれない。ああ、本当は毎日見たっていいと思ってるのだ。

舞台にセットはほとんどない。最初の夫婦喧嘩から劇中劇に入るまでは中世イギリス風の建物と室内というそれらしい作りだが(亀ちゃんや筧利夫、月川悠希が演じる「じゃじゃ馬馴らし」は、劇中劇なのだ)、芝居が始まるとボッティチェリの「春」が大きく描かれた背景が3枚あるだけ。この背景は時々表情を変える。これがとてもいい。
1幕の亀ちゃんはやりたい放題暴れ放題。男が入り、歌舞伎が入り。もうその奔放ぶりには呆れるやら可笑しいやら。でも、ビジュアル的にはあんまりきれいじゃなかった。コスプレだから化粧もかなりきつく(ちょっと宝塚風?)、それがあんまり似合っているとは思えずちょっとガッカリ。スチール写真の現代的美女に期待が大きかったものだから。
ところが第2幕になると、こちらが見慣れたのか化粧を変えたのか、とってもきれいで可愛い。筧利夫にいじめられ抜いてヘトヘトになりながらも「転んでもただ起きぬ」的な表情が窺えて、それが亀ちゃんを生き生きさせている。そして最後の独壇場!! 剣を掲げての熱弁は亀ちゃん自身も気持ちよさそうだった。
ああ、本当にこのキャタリーナ(本当はケイトというらしい。夫にはずっとケイトと呼ばれていた)には魅せられたlovely
筧利夫は全編これ早口のオンパレード、それもなまじな早口ではない。あんまり早くて、時々聞き取りがついていかれなくなるcoldsweats02 こちらもやりたい放題暴れ放題、とにかくそのエネルギーたるや、よくぞあの小柄な身体で・・・と感心するというか、呆気に取られるというか。
山本裕典クンは、はじめ映像出身者にありがちな発声で、「ちっ」と思ったのだが、徐々によくなり出して、2枚目半な役どころをうまく見せていた。私は山本クンのドラマは見たことがないが、これをステップに舞台で活躍できるといいんじゃないかなと思った。
山本クン演じるルーセンショーの2人の召使いがなかなかいい。偽ルーセンショーになるトラーニオの田島優成、ビオンデロの川口覚、のびのびとそれぞれの役をこなしていて、顔はそれほど個性的ではないのに(2人ともイケメンです)、演技は印象に残る。
じゃじゃ馬の姉に対して従順で淑やかな妹ビアンカは月川悠貴。このビアンカ、ただのおとなしい淑女ではない。意外とやんちゃで、ちゃんと自分の考えをもった上での従順なのだ。オールメールシリーズ・レギュラーの月川クンが淑やかにユーモラスに、愛らしくもしたたかなビアンカを見せる。化粧が地味めで顔色があまりよく見えなかったのがちょっと残念かな。もっと明るめのファンデだと若々しさも出たのではないかしら。
ビアンカに夢中だった横田栄司さん(ホーテンショー)が最後に結ばれるのはどこかの未亡人。それはいいのだが、その未亡人がスゴイbleah ぜ~んぜん美人じゃなくてごっつくて、いつも不機嫌そうな顔をしていて。どんなステキな未亡人かと期待していたから度肝を抜かれたshock

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2010年10月14日 (木)

じゃじゃ馬初日ちょっとだけ

「じゃじゃ馬馴らし」を見てきた。
ああ、私はこういう亀治郎が見たかった、と思った。こういう亀治郎が好きなんだと思った。
猿之助が時々入ったりしてキュートな亀ちゃんhappy01
カーテンコールで、あんなに晴れやかで艶やかな亀ちゃんの笑顔、初めてかも。それが見られただけでも嬉しい気がする。
3回見に行くつもりだったけれどスケジュールがきびしくて劇場枠で買った分を友達に行ってもらうことにしちゃったのが悔やまれる。
DVDが出たら絶対に買っちゃうheart04
<上演時間>第一幕85分(18:30ー19:55)、休憩15分、第二幕65分(20:10-21:15)

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思わず買っちゃった(^^)

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まだ、味見はしていない。

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2010年10月13日 (水)

楽しい「どんつく」、悲しい「酒屋」:10月歌舞伎夜の部2

1012日 錦秋十月大歌舞伎夜の部(新橋演舞場)
「どんつく」
な~んか見たことがあるんじゃないか、と思って自分の記録を調べると、172月にちゃんと見ているのでした。
仕抜きの舞踊というのは、出演者も観客の1人になるようなものだから、舞台との一体感があるような気がする。踊りの解説を聞きたいと思って借りたイヤホンでは、踊り手はいわば通行人だから上手に踊ってはいけない、それが役の性根なのだそうだ。だから難しいのだとか。ただし、白酒売りは言い立てなので上手でいいんだという話。
登場人物が並ぶ中、一番最初に目に付いたのは小吉クンだった。うわ~、大きくなったなとビックリした。身長はまだ伸びるだろうが、顔立ちも優しいし、女方としていいのではないか、と思った。
巳之助クンは「連獅子」ではまだ成長過程であったが、「どんつく」では踊りのうまさが光った。
華のある役者揃いの中でも團十郎さんの華が際立っていた。曲芸はご愛敬だったが、大らかな明るさは太陽みたい。しかも、カッコいい。でも、終わりのほう、少し疲れが見えたような気がした。
踊りで群を抜いていたのはやっぱり三津五郎さんだ。自由自在、柔らかく生き生きと、楽しさをこちらに伝えてくれる。おかめのお面をつけた踊りなんか、見事の一言。その後の「赤々だんべ、黒々だんべ」も面白かった。
どんつくの踊りをみんなが真似るところは、福助さんが一番それらしく見えた(真似るんだから、最初から上手に踊れちゃいけないってことでしょう。福助さんは最初のうち、タイミングをずらしたり間違えそうになったりして、その加減がうまいと思った)。
当時の江戸の一風景が再現されたようで、本当に楽しかった。
実は出かける前に、先週の「徹子の部屋」(三津五郎・巳之助親子出演)の録画を見ておいた。「連獅子」には親子の過去の様々な葛藤を思うのだが、賑やかな「どんつく」には大和屋の未来を感じた。秀調、小吉と揃ったのも嬉しい。

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身動きできぬほど引き付けられた「盛綱陣屋」:10月歌舞伎夜の部1

1012日 錦秋十月大歌舞伎夜の部(新橋演舞場)
多分、今月の歌舞伎はこれが見納め(国立は先日ドタキャンしてしまい、今迷っているところ)。
「盛綱陣屋」
勘三郎(襲名公演)、吉右衛門、そして今回の仁左様で3回目の盛綱。もっと何回も見たことがあるような気になっていたし、仁左様を初めて見たとは思っていなかった。
前半はそれほどでも感じなかったのだが、時政を迎えるに当たってからはぞくぞくするような演技の連続で、最大の見せ場、首実検では身体がふるえるような緊張感に包まれた。
弟・高綱が死んだと思っている仁左・盛綱には、不思議なことに吉右衛門さんが重なった(ここだけなんだけど、なぜか吉右衛門さんが見えちゃったのだ)。

ニセ首を見ての盛綱の表情の変化は、まさに盛綱の心の中を表していて、釘付けになった。仁左様の台詞の言い方はどれも好きなのだが、とくに時政が去ってから「教えも教え、覚えも覚えし親子が才気。みすみすにせ首とは思えども さほど覚えこんだる小四郎に」(犬死させられない)という部分の「みすみす」が大好きだ。ここに感情が籠もっているように聞こえるのだ。こういう台詞回しを仁左様は時々聞かせてくれ、そういう時私は胸にぐっと溢れるものが湧いてくる。
ともかく、仁左様の盛綱はひどく感情を高ぶらせるでもなく、と言って冷静極まるでもなく、自然な心の動きや物語性にいつの間にか身動きもできぬほど引き付けられている自分に気づくのである。
秀太郎さんは時々世話物の匂いが漂うが、「お前一人では死なさぬ…三途の川を手を引いて」と小四郎に切腹を迫る場面は泣けた。そういえば「頼朝の死」では梅玉・魁春兄弟が親子だったが、こちらでは秀太郎・仁左衛門兄弟が親子だったのね(年齢的にはこちらが順当といえば順当か)。
小四郎の秋山悠介クンのかわいいこと。秋山クンの大きな役は久しぶりに見た。ダブルキャストで当たらないことが多かったのだ。微妙に切腹を迫られ、今は死ねぬという必死さがいじらしかった。
魁春さんの篝火が前半やきもきするあたりでは、小四郎への愛情にしては何か不審なものを感じたが、後になってそれは高時の企みを成功させるためのやきもきもあったのか、と納得した(もちろん、そのために犠牲になる小四郎への思いは十分あっただろう)。
孝太郎さんの早瀬には武士の妻としての心構えがあり、また立場は違うが同じ女・母としての篝火への共感が感じられた。
三津五郎さんの信楽太郎は力強くリズミックで、錦之助さんの伊吹藤太は剽軽さが意外に合っていた。

我當さんの時政は大きく、不気味であった。我當さんというと、どうしてもいい人の匂いがしてしまうのだが、この時政にはそれがないのがとてもよかった。階段を下りるとき、男女蔵さんだったかの手を借りていたのが、南座顔見世への不安をちょっと覚えた(楽しみにしているんだから、「沼津」)。
和田兵衛の團十郎さんは、前半は堂々と立派なのだが、私はあの開放音がやっぱり気になる。後半はそれが抑えられて説得力強く、スッキリした。

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2010年10月12日 (火)

朝日カルチャーで「勧進帳うら話」

10月16日(土)13:00~14:30
新宿の朝日カルチャーセンターで、小山觀翁さんによる「『勧進帳』うら話」という講座があります。詳細は→ココ
Swingのブログ・パート1にmidori様から情報をいただきました(ありがとうございます!!)。
日程がなかなか定まらず考えていたのですが、やはり是非お聞きしたいという気持ちが強く、先ほど申し込みました。
どんな興味深いお話が伺えるのか、楽しみです。

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2010年10月11日 (月)

衣裳に猿之助を想う:「猿之助歌舞伎の魅力」

108日 「猿之助歌舞伎の魅力」(目黒雅叙園)
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講演の後は百段階段で行われている猿之助歌舞伎の衣裳展へ。ここは写真禁止なのだが、もう素晴らしい素晴らしい衣裳の宝庫で、写真撮りたくってしょうがなかった。細い糸を何本も撚り合せたものを1針1針丁寧に布に縫いつけた目とか、豪華な刺繍とか、そういうものが本当に間近に見られるのだ。
十畝の間の展示テーマは「歌舞伎の歴史と猿之助三代」。衣裳は奴伊達平(「骨寄せの岩藤」)、暁星五郎(「四谷怪談忠臣蔵」)、荒獅子男之助(「伊達の十役」)、土手のお六(「於染久松色読販」、団九郎兵衛(「夏祭浪花鑑」)、山崎与五郎(「双蝶々曲輪日記」)。主に澤瀉、喜熨斗格子が使われた衣裳で、まさに猿之助の世界である。
漁樵の間「ヤマトタケル 海と山と神話の邂逅」。熊襲弟タケル、熊襲兄タケル、伊吹山の姥神、伊吹山の山神。伊吹山の神の衣裳は、無数の古布で作られた短冊を11本繋ぎ合わせて作られたもの。なんという発想だ!! 熊襲兄弟のそれぞれ巨大な蟹、蛸のついた打掛に思わず「すごっ」と声が出て、あの感動の舞台が甦ってきた。
草丘の間「多彩 衣裳に息づく動植物」。斧定九郎(「四谷怪談忠臣蔵」)、暁星五郎(「四谷怪談忠臣蔵」)、石川五右衛門(「金門五三桐」)、小鮒の源五郎(金門五三桐」)、犬山道節・犬坂毛野・犬田小文吾(「南総里見八犬伝」)、濡髪長五郎・放駒長吉(「双蝶々曲輪日記」)、信夫(「競伊勢物語」)、源満仲・俵小藤太(「鎌髭」)、班女の前「雙生隅田川」)。五右衛門と毛野は2点、道節は3点あり。あまりの点数に二重に並べられているため、後ろの衣裳がちょっと見づらいのが残念だった。括り猿(猿之助の紋)を散らした半身の色が違う俵小藤太の着付けが印象的。
静水の間「『黒塚』の世界」。衣裳は老女岩手(前シテ、後シテ)、阿闍梨祐慶。ススキが揺れる部屋には糸巻き車が置かれ、岩手の悲しみ、喜び、怒りが漂っているような気になる。
星光の間「歌舞伎の華 女方」。辰夜叉御前(「四天王楓江戸粧」)、傾城如月(「御贔屓繋馬」)、岩藤(「骨寄せの岩藤」)、岩長姫(「日本振袖始」)、更科前(「鬼揃紅葉狩」)。
清方の間「澤瀉屋 舞踊の世界」。悪太郎(「悪太郎」)、佐藤忠信(「吉野山道行」)、なめくじ(「浮世風呂」、稲荷明神(「小鍛冶」)、三助政吉(「浮世風呂」)。
悪太郎には長刀、吉野山には鎧と鼓、小鍛冶には鍛冶の道具、浮世風呂には風呂桶と椅子など、小道具もついているので、舞いの世界が頭に浮かぶ。三助政吉の衣装には襟に「きのし湯」と入っている(「きのし」の「き」は七が三つ。IMEパッドでも出てこない)。と言っても私が知っているのは悪太郎と吉野山だけだけど。

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2010年10月10日 (日)

歌舞伎衣裳にまつわる話:「衣裳屋が語る歌舞伎衣裳」

108日 「衣裳屋が語る歌舞伎衣裳」(目黒雅叙園)
松竹衣裳株式会社専務取締役・海老沢孝裕氏の講演「衣裳屋が語る歌舞伎衣裳」は雅叙園でのランチ+講演+「猿之助歌舞伎の魅力」のセットで紹介されていたが、ランチ抜きでも可能かどうかダメモトで問い合わせてみたところ、OKだった(料金はセットの半額。きいてみるものだ)!!
講演会場の飛鳥の間には豪華な衣裳が4点、展示されていた。写真はOKだが、ブログ等での公開は控えて欲しいとのことで、残念ながらここにご紹介はできない。以下、お話のほんの一部をかいつまんで。
松竹衣裳部は歌舞伎のほかに商業演劇、映画、TV等も扱うが、最重点は歌舞伎である。こうした衣裳の会社は日本で1社のみである。
歌舞伎の衣裳は、江戸時代の役者がこの衣裳でやってよかったというのが今残っているのであって、昔の資料と違うことも時々ある。これが本当だという形はない。ある意味、観客が育てていくものであり、これからも変ることがあるかもしれない。とはいえ、「何でもいい」は許されない世界でもある。
衣裳は体育館のような倉庫に保管されているそうで、その衣裳を使ってもらえるのが一番いいが、役者から細かい注文が入ることがある。新たに作るのには莫大なお金がかかるので、できるだけ話し合いでおさめてもらうようにしている。限られた費用と役者の注文とを如何に折り合いをつけるかが、衣裳屋さんの大事な仕事の1つであろう。
さて、この日展示のものは衣裳の中でもトップクラスのもので、①髭の意休の海老茶の衣裳②松王丸の雪持松の衣裳③赤姫の衣裳④揚巻の火焔太鼓(上巳の節句)の打掛4点。
日本製と中国製の2枚がある。面白いのは背中の竜の違い。日本人にとって竜は力強くおどろおどろしたものであるが、中国では竜はおめでたいものであり、どう注文をつけても目に愛敬があって可愛らしくなってしまう。文化の違いは如何ともしがたく、現在では中国での製造は中止している(面白いとは言っていられないか)。
どの衣裳でもそうだが、とにかく手がこんでいる。細い糸にモールを巻きつけたり、長い毛を1刺し1刺ししてから毛を刈り込んだり…気の遠くなるような作業である。制作には1年かかる。また費用はベンツ(恐らく最高級クラスの)1台分するので、おいそれとは作れない。
トップの値段である。演舞場での海老蔵の松王は身体が大きく、衣裳部保管のものでは間に合わず、新しく作った。展示の衣裳では背中のワシは松にまさに止まらんとしている図であるが、役者によっては雀をつかもうとしている柄もある。ワシは直縫いしてあるので、役者の体格によって位置が変ってくる。そのたび作り直すわけにはいかないので、現在ではアップリケのようにしてつけている。
二代目松緑が、松王は黒綸子と決まっているが自分は年寄りだからグレーにしたいと言い出し周囲を仰天させた。現松緑がそれを着ようとしたら似合わない。やはり年齢と衣裳は見合うものである。
羽織紐は絹糸に金の糸を挟みながら作る。これはホタル打ちといい、暗闇の中にホタルが飛んでいる感じが出る。照明が当たると光って映える。また、この紐は通常の羽織の紐より長く、衣裳に負けないようにしている。
袴をつける場合、着物は裾まで長くしないで、裾捌きがしやすいように袴の割れ目ぎりぎりまでの長さで切っている。

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2010年10月 9日 (土)

今日のGoogleロゴは「イマジン」付ジョン・レノン

昨日、携帯のフルブラウザで気がついたのにすっかり忘れていたGoogleのロゴ。
ジョン・レノンの生誕70年を記念して(生きていたら70歳なのかぁと、ちょっとしんみり)、ジョンの描いたイラストがロゴになっている。右側に→があるので、おやと思ってクリックすると(別にマークでなくてもロゴのどこかでクリックすればOK)、アニメが再生され、しかもなんと「イマジン」が流れてきたではないか!!
Google初の動画ロゴだそうだ。全世界共通。

ジョン・レノンミュージアムは比較的近くにあったにもかかわらず、何年も前にたった1回しか行かなかった。その時記念品として求めた一筆箋(ジョンのイラスト入り)2種は時々使い、マグカップは今も大事にとってある。閉館になってしまったのは残念だけど、そういう個人ミュージアム運営の難しさを思う。

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歴史的勝利をこの目で!!

108日 キリンカップ:日本対アルゼンチン(埼玉スタジアム、1950キックオフ、57,735人)→10で勝利
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今年初の埼スタ、というより初のナマサッカーsoccer
ワールドカップでの日本代表の活躍、ザッケローニ新監督への興味、そして何と言っても対戦相手がアルゼンチンということで、これは早くから見に行くことを決めていた。
最大のお目当てメッシはケガで来日が危ぶまれたが、見事に回復してくれてフル出場。ベストな状態ではないせいか、いまひとつではあったが、それでもキラリと光るプレーが随所にみられた。久しぶりのイチデジで写真撮りまくり  他にテベス、途中出場のイグアイン等、ワールドカップメンバーのプレーがこの目で、目の前で
日本の新生チームは海外組を中心にいい戦いができたと思う(長友、長谷部、本田、内田、香川、森本、川島、阿部と実に8人もが海外で活躍しているのは感慨深いものがある)。
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0の勝利。できればもう23点見たかったが、贅沢は言うまい。
友人によれば46年ぶりの対アルゼンチン勝利だそうであるsign03
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6万近い観衆に、行きの埼玉高速鉄道は改札止めや、電車がしょっちゅう止まるなど、混乱していた。1駅だったけれど、ものすご~いラッシュbearing この試合が見られるんだもの、ラッシュくらいガマンガマン。
ただ、観客マナーには大いに問題ありannoy 通路で立って観戦してはいけないのに、何人もの人がこちらの視界のジャマをする。1人がそうやって観戦すれば、そこに次々そういう人が集まってくるのだ。係員もほとんど注意しないし、またたまに注意すると一応どくのだが、別のところに移動するだけで、そこでまた立って見ている。とくに子供連れのお母さんannoyannoy
国歌、さすがに平原綾香は上手だった。
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2010年10月 8日 (金)

微妙半分満足半分、「滝の白糸」初日

107日 「滝の白糸」初日(三越劇場)
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作品については泉鏡花、水芸の太夫、悲恋モノ以外の予備知識はない。

初日の硬さが感じられたからなのか、全体に微妙だったが、最後は感動し泣いた。
新派をこれまでほとんど見たことがないので歌舞伎の女方が主演することに違和感があったかどうかはわからない。春猿さん、笑三郎さんの柔らかくしっとりした空気は同じしっとり柔らかでも新派のそれとはどことなく違うような気がしたけれど、そのことで別に違和感は覚えなかったし。ただ、春猿さんも笑三郎さんもデカいなあ(身長だけでなく、ね)と思ったcoldsweats01 新派の女優さんが小柄だからよけいそれが目立ったのかも。
さて、開演前に珍しく筋書きを読んだ。小玉祥子さんの「洗い上げられた白糸像」という解説。これは読んでおいてよかったと思った。
開演の時間になると暗い場内に疾走する馬のひづめの音、いななきが響き、やがて幕があく。金沢の茶屋の一室に蚊帳を吊って白糸が横になっている。今の馬の走る音、いななきが何だったのか、筋書きを読んでいなかったらわからなかったかも、と思った。
小玉祥子さんによれば、白糸の魅力を最大限に引き出すために歴代の演者が様々な工夫をこらしたとある。その一つが序幕第一場「石動棒端の茶屋」における白糸の登場の仕方だそうで、白糸は蚊帳の中からしどけなく寝乱れた姿で現れるとある。そこで、私の頭の中にはその光景が、気怠るそうに起き出す白糸の姿として出来上がってしまった。しかし春猿さんの白糸はそうではなく、起こされてぴくっと飛び起き、頓狂な表情をした。もっともそれはそれで伝法な白糸らしくていいのかも。
序幕第二場「卯辰橋」で白糸が窮屈な島田髷をほどいて髪を巻き上げる場面は花柳章太郎の手順が見事に鮮やかだったそうだ。ここは確かにちょっとした見どころである。髪を巻き上げた白糸が「あ~、さっぱりする」と言うところに太夫から1人の女になった解放感が感じられるのだ。夕方の美しい風景の中、髪型を変えたことと、この後再会する村越欣也(井上恭太)への恋心を募らせる女心がうまくシンクロするいい場面で、好きだ。春猿さんの手順は今日は鮮やかというところまではいかなかったが、これは日を追うに連れてよくなっていくのではないだろうか。
ただ、ここは白糸が欣也に学費の援助を申し出るという大事な場面であり、白糸が欣也にぐいぐい惹かれていく心情がもっと溢れ出てもいいのではないだろうか。かわいくていじらしく、しっとりとした情感もあってうまくいくといいなあと微笑ましくどきどきさせられもしたのに、後で考えると何となくアッサリしていて。明治になって没落したとはいえ、武士の息子らしい生真面目さと豪快さに新派の柔らか味をもった井上恭太さんも、初登場のここはちょっと緊張気味だったかもしれない。
この序幕が私には物足りなくて、微妙と言わざるをえなくなってしまったのである。それと、場が変るたびに時間がかかるのも何だかなあ。歌舞伎座や演舞場と違って裏で次の場の準備をしておくことができないから仕方ないのは重々わかる。こちらがそういうテンポに慣れていないせいもあるだろう。でも、後半舞台はぐっとしまり、ぐいとこちらに迫ってくる。

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2010年10月 7日 (木)

憎めぬ悪党・團十郎道玄の魅力:10月歌舞伎昼の部3

105日 芸術祭十月大歌舞伎昼の部(新橋演舞場)
前回見たのは「さよなら公演」であったか。時の経つのは早いものだ。
「加賀鳶」
勢揃いでは渡り台詞が聞き取りづらく、名乗りも黒御簾の音が勝っているようなところがあったが、段々黒御簾が小さくなって、私の席から見えない人たちの声も聞こえるようになった。亀鶴さんは、立ち上がってギリギリ顔が見えた(っていうか、ギリギリ顔を見たcoldsweats01 3階センター2列目だったから)。
江戸の鳶はカッコいいよなあ。團十郎さんの梅吉、仁左様の松蔵、ともに大きくていなせで。やっぱり私は江戸モノが好きだ。
前回(215月)菊五郎×時蔵で見たときも面白かったが、團十郎×福助もめちゃくちゃ可笑しく、今回は團十郎あっての「盲長屋」だなあと思った。
團十郎さんの道玄はばばっちい態(なり)で、頭巾をかぶって出てきた時には誰だかわからなかった。声を聞いてもわからなかったくらい團十郎さんらしくなくて、ほんと面白い。
でっかい目をぎょろぎょろさせる表情(これ、と~っても効果的)も、ヒゲダンスみたいな動きも愛敬たっぷり。しかし、そういう見た目だけがいいのではない。いつも書くが、團十郎さん特有の大らかさが道玄という人物を憎めぬ悪党にしている。だんまりの捕り物はやや長いような気もしたが、團十郎さんの愛敬をたっぷり楽しむことができた。こんな團十郎さんは初めてhappy02 荒事だけではない魅力が、「團十郎あってのこの芝居」と思わせた。
福助さんのお兼は、私としてはまあセーフ。時さまは逆にちょっと上品過ぎるような気がしたものだが、福助さんと足して2で割ったくらいがちょうどいいのかも。時さまと菊五郎さんの間には夫婦のような微笑ましい空気が流れていたが、福助さんと團十郎さんに流れていたのは悪党同士の情婦・情夫の空気だったな。
仁左様はカッコいい~(今月の歌舞伎観劇は前半で終わってしまう私だが、舞台写真だけでも買いに行きたいくらい)。ただ、10両やって道玄の犯罪(殺人という大罪)を見逃しちゃうのは前回も疑問に思ったまま今回も解けなかった。「黙阿弥オペラ」を思い出しながら、黙阿弥さんここで何を言いたかったのだろうと考えたが、未熟な私にはわかりませぬ。
あ~あ、もう一度見たくなっちゃった。
<上演時間>「頼朝の死」86分(11:00~12:26)、幕間30分、「連獅子」52分(12:56~13:48)、幕間20分、「加賀鳶」序幕15分(14:08~14:23)、幕間5分、二幕~大詰80分(14:28~15:48)

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あたたかい親子獅子:10月歌舞伎昼の部2

105日 芸術祭十月大歌舞伎昼の部(新橋演舞場)
昼の部一番のお目当て。
「連獅子」

若手の中では相当踊りが上手だと思っていた巳之助クンだが、三津五郎さんと真っ向から組んだらさすがに父親は大きい。そりゃあ当たり前か。三津五郎さんの踊りには風景が見える、表情がある。巳之助クンはきりりと初々しく、必死でお父さんについていっている感じ。もっとも、それが仔獅子らしいと言えば仔獅子らしい。その息子を見る三津五郎さんの目がやさしい。
間狂言はタイプの違う2人(秀調、門之助)の持ち味がうまく噛み合っていて面白かった(ただし、前半は陥落sleepy お目当ての演目だったのにcoldsweats02)。
巳之助クンの毛振りは最初はとてもきれいだったが、段々に疲れがみえてきたようだった。逆に三津五郎さんは終わりに近づくほど激しく振っていた。
爽やかな空気が漂い、全体的に柔らかなあたたか味のある親子獅子――紆余曲折の末、今こうして息子と「連獅子」を踊る三津五郎さんがどんなに嬉しいことだろうかと察し、また歌舞伎役者として進むことを決意して以来成長著しい巳之助クンの努力も窺え、3代に亘る三津五郎追善として心に沁みるものがあった。

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ストレスたまる秘密厳守:10月歌舞伎昼の部1

105日 錦秋十月大歌舞伎昼の部(新橋演舞場)
今月は初日観劇として名古屋を選んだため、私にとっての演舞場初日は5日になった。ところで、10月って毎年「芸術祭大歌舞伎」だったように思うけれど、今年は「錦秋」なのね。
「頼朝の死」
前回(194月)、いつもそんなに感情を露わにすることのない(役柄上)あの二枚目の梅玉さんのラストの号泣にビックリしたものだった。
すっかり忘れていたが、そうか、この作品も真山青果なんだった。
先月の「荒川の佐吉」に続く今月の「頼朝の死」、しかも国立劇場でも真山作品を2つやっている。どうして歌舞伎ってこんなに真山青果が好きなの?
まあ、真山青果のスカッと胸のすく台詞や、胸が熱くなる台詞は私も好きで、「佐吉」はもちろん、「元禄忠臣蔵」「天保遊侠録」などかなり昂揚する。しかし、「頼朝の死」はストレスが残った。
父・頼朝の死の真相を知りたい頼家の苛立ち、真相を隠す側の苦しみ。畠山重保(錦之助)の「殿は秘密を明らかにせんがために苦しみ、重保はそれを包まんがために苦しむ」の台詞がまさにこの芝居の全体を貫いているのだが、全員が苦しいだけで真山作品にしては手の届かぬところが痒いようなストレスを感じるのだ。おまけに秘密が守り通されたことにより、こちらは頼家に同化してしまったから、なんとも苛立たしく苦しく、つらい芝居であった。

開幕からしばらくは芝居の中でのざわつき(民衆の野次とか、小周防を巡るトラブルとか)にも何となく苛立ちを覚えた。右之助さんの声がちょっと籠もるようことが時々あって聞きづらかったせいかもしれない(前回の自分の感想を読み直したら、同じようなことを書いていた。当時の東蔵さんについても台詞がもごもごして聞こえづらいってcoldsweats01)。女方が多い右之助さんは立派なおヒゲをたくわえた武将で、最初誰だかわからなかった。忠義の臣下として堂々としていたのに感銘を受けた。
左團次さん(大江広元)はハラに一物ある知恵者ぶりに説得力があった。
今回の見どころの一つは魁春さんが兄・梅玉さんの母親(政子)役をやることだが、毅然として秘密を守り通すためには息子を狂気扱いする冷酷さを見せる傍ら、小周防を利用して真相に迫ろうとする頼家に「もうこれ以上苦しめてくれるな」と感情を露わにする一瞬が、ああこの人も人間だという感じがしてよかった。
二幕目、薄明かりの中にぼ~っと浮かび上がった梅玉さんの姿がきれいで、格の高さを感じた。ここで敷く座布団(って言うのかしら)が頼家のも尼御台のも薄くて、質実剛健の時代を表しているのかなぁと思った。
羽黒山別当役で亀鶴さん登場。オペラグラスは1点集中になってしまったhappy02

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2010年10月 6日 (水)

東京5題

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10月3日午前6時過ぎの東京駅。こんな姿、なかなか見られない。
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キャラクター通りという名前に惹かれて、靴擦れに痛む足を引きずりながら行ってみると、キャラクターショップが並んでいた。
10100605takarakuji
こちらは今日。写真じゃよくわからないけれど、
①宝くじ売り場の番号には「4」と「6」がない。「4」はだいたいわかるとして、「6」はなぜ? 「無」に通じるからというのが私の推測。
②1番売り場にはなが~い行列ができているのに、他の売り場は閑古鳥。行列整理の人が他の売り場ならすぐに買えますってマイクで案内しているのに。
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佃大橋から。写真右手、屋形船のはるか上方で赤く光っているのは東京タワー。船の向こうに見えるのは勝鬨橋。ライトアップされた橋がかかる隅田川はとてもロマンチック。川べりには寄り添うカップルがいましたゎwink
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昨日のディナー(?)は月島もんじゃ。入ったのは残念ながらこのお店じゃなかったけど。東京に生まれ育ったのに、月島に行ったのは初めてcoldsweats02
月島については四方田犬彦の「月島物語」という本が非常に面白い。又読んでみようかと思ったが、何百冊という我が文庫本蔵書から見つけ出すのは難しく、今は断念bearing

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ラブ歌舞伎座・44(断ち切る思い)

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この写真だけ見たら、自分でも「ここ、どこ?」と言いそう。
今朝、歌舞伎座前を通り、少なからぬショックを受けた。9月の演舞場千穐楽にはまだ屋根の破風が残っているように見えたのに。
でも、これで諦めがついた(って、未練が残っていたのよgawk)。

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2010年10月 5日 (火)

御園座初日夜の部・2

102日 第四十六回吉例顔見世夜の部(御園座)
10100502benten_2 「身替座禅」

花子に会って帰ってきた右京さん(「相棒」じゃないってか)が奥方とも知らず太郎冠者にああじゃこうじゃと語って聞かせる場面は、右京さんの喜びがほのぼのと感じられ、女もそうかもしれないが男もカノジョの話に1人盛り上がる感じが「わかるわかる」(聞かされている相手は他人のコイバナなんてちっとも面白くないじゃない)。菊五郎さんの崩さぬ中の崩しというような色気と愛敬が上品でかわいい。
亀蔵さんの太郎冠者はお人よしの使用人らしさがよかった。衾を被っているのがきつそうで、後で腕が痛くなるだろうなぁと同情した(太郎冠者にはいつも同情する)。
翫雀さんはぜ~んぜん醜くなく、顔はおかめそっくり全体に何かのキャラクターみたいな可愛らしさ(ハンプティダンプティ? いや、もっとかわいいこういうキャラっている。でも思い出せない)。事が明らかになって「ハラが立つ」と大泣きする玉の井の気持ちはよくわかる。地団駄がすごい迫力だった。ただ、後半もうちょっと夫への愛情が見えるといいなあと思った。この奥方はただ夫をこらしめるのではなく夫を愛するあまりという面がもっともっと表に出てもいいのではないか。
「弁天娘女男白浪」
菊十郎さんのいかにもワルそうな存在感、橘太郎さんの狡猾な番頭ぶり、ともに大好き。そして浜松屋見世先のこの最初の場面は、江戸時代の大店の雰囲気がとてもよく感じられて嬉しくなる。
菊ちゃんの娘役は顔がおかあさんそっくり。男とバレて思い切り伸びをする菊ちゃんを見上げる松緑さんの目が限りなくやさしくて、この後の2人の引っ込みの場面の仲睦まじい様子がもう想像できる。松緑さん、背中汗びっしょりだったな。
万引きでないとわかってバツの悪そうな鳶頭、それまでの威勢がいいだけに気の毒…。そんなバツの悪い権十郎さんの表情が印象的だった。
稲瀬川勢揃いの場では、1人が花道で見得を切り持ち場へ歩いていく間に鳥屋口に次の「志ら浪」の傘が突き出され、タイミングを見計らってそのまま傘を押し出すように次の人が出て行くのが面白かった。本舞台での名乗りでは、團蔵さんが珍しく途中でつっかえてしまい一瞬プロンプトが入ったが、すぐに持ち直して後はカッコよく決めたのはさすがである(途中から続けられるっていうのはすごいなと、私はいつも思っているので)。ただ團蔵さんは日本駄右衛門にはちょっと線が細いような気がした。
亀三郎さんの朗々たる美声には聞き惚れた。しかし「弁天」に限らず、名台詞にさかんに拍手が寄せられるが、おかげで台詞がかき消されてしまうことがあり、かなり残念なことが間々あった。

御園座のリピートはしないが、もう1回見たいわ~。
<上演時間>「舞妓」25分(16151640)、幕間20分、「先代萩」70分(17001810)、幕間30分、「身替座禅」55分(18401935)、幕間15分、「弁天」70分(19502100

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御園座初日夜の部・1

102日 第四十六回吉例顔見世夜の部(御園座)
10100501maneki 実を言うと、東京駅でバス乗り場をウロウロ探している頃から靴擦れが起こり(今時、珍しい現象だよねcoldsweats02)、相当きつい状態で、前日夜の名古屋観光を諦めてホテルに閉じこもっていたのもそのせい。自分なりに手当てはしたものの、一歩動くのもつらい。昼夜入れ替えの40分間もできるだけじっとしていたいと思い、劇場の人に中にいていいか聞いたら、ロビーで待っていていいとのこと。ああ助かった。目の前で売っていた小倉アイスを食べながら時間を待った。
「舞妓の花宴(しらびょうしのはなのえん)」
時さまの舞踊。舞台中央からセリ上がってきた時さまの美しさは金の烏帽子をも凌ぐほど輝いている。私、最近の時さまの美しさにはハッとさせられ、胸がドキドキと音を立てそうなほどなんである。heart04とかいう次元を超えている。
舞踊だけでなく芝居でもそうだが、時さまの上品な端正さが好きだ。古風で「まっとうな」という感じを受ける演技が好きだ。
きりっとした男舞いからしっとりしたクドキ、艶やかな娘姿など変化に富んだ舞いの美しさをただただぼう~っと見ておりました。
「伽羅先代萩」
せっかく前日名古屋入りしたのに、ここへきてちょっとダウンsleepy
襲名公演以来の藤十郎さんの政岡は、1人になったときの嘆きが強烈だった。「でかしゃった」の絶叫が私にはちょっときついなとその時は閉口気味であった。ところがこれが後になってじわじわと胸にくる。他人の前では我が子の惨殺にも平然とせざるを得なかった母親の悲しみは、ああいうものに違いない。千松のけなげさ、哀れさがあの嘆きによってより浮き彫りにされ、幼い息子を犠牲にした母親の慟哭が未だに耳に響いている。
田之助さん(栄御前)の貫禄はすごい。そういえば、千松が刺されたとき、田之助さんは舞台向かって右側から左側にさっと移動して、この状況を眺めていたので、ちょっとびっくりした。これって上方の型? 襲名公演の時は気がつかなかったのか、記憶がないだけなのか。
栄御前がそのまま動かずにいると計画性を感じるが、移動することによって緊急性、突発性が強調されるような気がした。あるいは、位置を変えることでより深く政岡を観察するということでもあるかもしれない。そうなると逆に計画性が強いのかもしれない。う~む、よくわからん。
段四郎さん(八汐)は憎々しい存在感があって、やっぱりこの人の悪役はいいなあと思う。
翫雀さん(荒獅子男之助)はまだちょっと硬いかな。声を思い切り張り上げるのは力強さがあって
いいが、もう少し緩急がほしい。テンション上がりっぱなしな気がした。
仁木弾正は元々私が松緑さんに悪人の空気を感じていないのでちょっと苦しいかなと思ったが、不気味さはよく出ていたのではないだろうか。ゆっくりゆっくりした引っ込みにそれが現れていた。

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2010年10月 4日 (月)

御園座初日昼の部・2

102日 第四十六回吉例顔見世昼の部(御園座)
10100402kaomise_2 ★第三幕

金助隠れ家の場。前回気になった「誕生日」は今回も梅枝クンのセリフの中にあったので、とくに問題はないということなのだろう。この場では、宇治街道では鬼婆(ちょっと言い過ぎcatface)か山姥みたいだった村路(時蔵)の優しい心根が見えるのが嬉しい。春長に向けた金助の刀に身を挺して村路が自害した時にはちょっと涙が滲んだくらいだったweep
こんな悲劇が起こる前、金助が盗み出した金の鯱が開示されると、客席からどよめきが湧いた。本場でこんな反応があると、「してやったり」な気分だね(私が思うことじゃないかcoldsweats01)。
★大詰
大黒戎太夫内の場。金鯱観世音はここでも大ウケで、Choo Choo Trainでは手拍子が起こった。また、村人のご喜捨が集まるとき、客席からもばらっとおひねりが投げられた(国立でもそういうことがあったっけね)。
下女おふく(前回男寅クンが声変わりで苦しそうだったあの役。今回は徳松さん)、金助の恋文を拾って「整いました」(笑)。「この手紙と名古屋城開府400年と解く。その心は――どちらもかいふ(う)しなければ始まりません」。ここのチャリは国立の時と同じく「招き猫ダック」「そんなことだから海老に先を越される」「そなたの詮議を受けるとは、いつかも名古屋で受けたような」(って、これ国立でも聞きそびれて色々コメントをいただいたのだけれど、今回も「名古屋で」って言ったように聞こえたものの、まったく自信はないcoldsweats02)だったけれど、やっと新しいのが出ましたねhappy01(ねづっちのナゾ解き、一度ナマで見た~いと去年からず~っと狙っている私)。
菊ちゃんが時様(ここの時さまのなんと上品で美しいことshine)に金助がここにいるようだと告げるとき、
菊「見覚えのある顔。御園座の座頭役者に似ている」
時「そういえば」
菊「音羽屋。あの顔を見ると他人のような気がしない」
で、菊パパの詮議を菊ちゃんが受ける前、何か可笑しいことがあったらしく、菊ちゃんと時様が吹き出しそうになっている。その時さまの笑顔のまた輝くように美しいことshine

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御園座初日昼の部・1

102日 第四十六回吉例顔見世初日昼の部(御園座)
10100401maneki 御園座は、藤十郎さんの襲名披露以来かも。ちょうど4年、もうそんなになるのか。というわけでちょっとまごついたこともあったのは、又後で。
1
日菊五郎劇団の芝居を見て、わたしここの歌舞伎が一番好き!!って思った。もしかしたら、次に海老蔵とか見て「海老蔵の歌舞伎が一番好き!!」って言うかもしれない(節操のない女だ)。ま、その時見たのが一番いいって思えるのは幸せかも。でも、夏の巡業を思い出しても、やっぱり菊五郎劇団の歌舞伎が一番好き。
「旭輝黄金鯱」
1
月の国立でたっぷり楽しませてくれたこの演目がかなりテンポよくなって再登場。こっちが話を知っていることもあるかもしれない、あるいは舞台が小さいためかもしれない。いずれにしても全体に締まった感じを受けた。
以下、自分の記憶のために、かなりネタバレします。乞ご容赦。
★序幕
茶摘の場は、幕開けとして目にも鮮やか艶やか、楽しい。きっと踊っている女方の役者さんたちもこの場を楽しんでいるんじゃないかな。そういう感じが伝わってくる。
松也クン(小田春勝)は国立では色好みのお殿様というには清潔すぎて年季が足りない気がしたものだが、だいぶその辺は身についてきたみたいでsmile違和感は覚えなかった。国立では名前のついた遊女は3人だけだった(おたけ、おこま、おさわ)が、今回はおてる、おらん、おふじが加わり6人になっていた。セリフがある遊女が増えたのかどうかはわからない。
松也クンったら段之さんがちょっかい出しにいったときは「フン」と突き飛ばしたくせに、最後は段之さんに自分から手を出しにいったりしてぇ~happy02
梅枝クン(国姫)は本当に可憐で初々しい艶やかさがある。国立でも感心したが、茶屋での情事の前後の変化は見事である。春勝に見せる細やかな心遣いがまた初々しい。梅枝クンの古風でおっとりした良さが光る場面であった。
宇治街道の場、菊五郎さん(柿木金助)のぶっ返りがなんともカッコいい。松緑さん(向坂甚内、実は…)と金助子分との立ち回りは見ごたえある。辰巳さんが花道で(sign033人飛び越しを見せる。いつもながら軽やかなトンボはため息が出るほど美しい。松緑さんの引っ込みは鳥屋手前までバックで走り、だっと戻ってくるとくるくるくるくる回転し、最後は六方でというダイナミックなもの。
★第二幕
那古野城内大書院の場、自害しようとした偽春長(菊之助)は忠臣ぶりを買われて本物の春長(松緑)の家臣として認められる。「かたじけのうございます」と感極まった声を張り上げる菊ちゃんがおとうさんそっくりだった。
天守閣屋根上の場ではお楽しみ、菊五郎さんの大凧乗りがある。3階下手から舞台上手に斜めに飛ぶのは国立と同じ。まさに悠然たる飛行!! 3階には学生の団体がいて、大いに盛り上がっているようだった。
国立でもそうだったが、大凧乗りの前にちょっと間がある。そこでさっさと席を立つ人がいる。慌てて戻って来る人がいたのは、幕間でないことを知らされてか(職員が教えているのかなと思う)。

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2010年10月 3日 (日)

富十郎さんの代役は魁春さん

先日(9月28日)にとこ様からいただいた富十郎さんの休演情報、さっきスポーツ報知の芸能欄を見たら、魁春さんが代役とのことでした。10月1日付けのニュースだから、もう皆さんご存知だと思いますが。

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夜行バスと楽しい時間つぶし

昨夜23:20発の夜行バスで無事帰京。東京着は予定より10分早い05:50。
行きは男性も一緒だったけれど、1人で2席使えるゆったりバス。帰りは女性専用だけど横並びの3列(2列+1列)がそれぞれ埋まっていた。私は2列の窓際だったので、これじゃあトイレ付っていったってトイレに立ちづらいじゃん、とちょっとガッカリした。
でも結局2回の休憩時に外のトイレに行き、お隣さんもその都度下車されたので、まあよかった。しかし1度目の三ケ日のトイレはひどかった。バス停全体が工事中だとかで、トイレも簡易トイレ。2回目の足柄はちゃんとしたトイレだったけれど、ここも工事中で通路が限られていたりした。
夜中なので自分のバスを見失って置いていかれたら大変、とちょっと緊張した。だって、車内で「このバスは路線バスだから、発車時刻になったら発車する」っていうテロップが流れたんだもの。それって、乗り遅れても知らないよ、ってことでしょ(昼間のバスはドライバーが休憩の都度人数を確認していたから安心だった)。そうか、これは路線バスなのかと初めて認識した。

さて、時間をちょっと戻し、21時終演のあと、どうやって時間をつぶそうか。劇場で夕飯を食べなかったから、どこかで食事をするつもりではいた。そうしたら、御園座楽屋口で出待ちをしている人たちがsmile そうだ、私もこんな時間の余裕なんてめったにないんだから、一緒に出待ちしよ~っとwink
で、最初に翫雀さんゲット。その後はハプニングで場内を笑いの渦に巻き込んだ右近クン、菊三呂さん、團蔵さん。亀寿さんは颯爽とタクシーに乗り込んだが、そのままドアを閉めずにいる。お兄さんを待っているのかなとこちらも期待していたら、だいぶ経ってから予想どおり亀三郎さんが出ていらした。おっ、梅枝クンも一緒だ。そして2人は亀寿さんに合流し、どこかへcar
その後菊之助さんが登場して、路上はちょっと盛り上がる。菊ちゃん、サインに応じていたから私もずいぶん気がそそられたけれど、何となく遠慮してしまった。最後に菊十郎さんを見たところで、私は出待ちを終えたのでした。なかなか楽しい経験でしたscissors

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2010年10月 2日 (土)

来年2月御園座は

団十郎、海老蔵、七之助による公演だそう。
演目は何だろう。五右衛門? 五右衛門ならそう発表するよね。
2月5日〜26日。

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時は金なり…

昨日、名古屋入りしました。
午後1時東京駅発の昼行バスにて615分名古屋着(予定より15分早い)。1泊して今日御園座の初日を昼夜通しで見ます。名古屋での1泊はまさにただ泊まるだけ。
なぜ、こんな無駄とも思える日程にしたかというと、
バスは新幹線に比べて圧倒的に安い(往復のバス+ホテル代は御園座一等席より高いcoldsweats02 チケットを頼んだあとでそれを知って愕然shock)。
しかし夜行バスは多分疲れる。肝心の芝居でsleepyの可能性大。
夜行バスで早朝到着した後、開場時間までどこで何をして過ごしていいかわからない。
④名古屋にもっと早く着いて観光するテもあったが、そのためには苦手の早起きしなくてはならないcoldsweats01
というわけで、高速バス初体験の私は「時は金なり」を逆実行したのでした(今週ちょっとヒマなのよねsmile
結果、降りたときにはやはり疲労を感じたけれど(鏡の中の顔が本人の意識以上に疲れていた)、途中の行程は快適でした(座席は2席を1人で使用。首都高に入ったとたん事故渋滞らしいものに巻き込まれたけれど、その後はすいすい)。

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2010年10月 1日 (金)

箱根で睡眠改善

先日、箱根に行ってきました。何の目的があるわけでなく、ただ最近うまく眠れなくなってきている(あんなに眠りの質がよかったのに)のでちょっと温泉にでもつかってくるか、という感じで。
箱根は近いのに人生で1~2度しか行ってないかもcoldsweats01
温泉もですが、なんてったって電車が楽しい!
10100101hakone_3

写真真ん中あたりに見える橋みたいなのはスイッチバックでさっき渡ってきた鉄橋。
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カーブ。
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雲。
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強羅駅脇。奇跡的に晴れたsun
10100105rail_2 
10100106hakone_2 

ちょっとわかりにくいけれど、この2つの写真の線路の違いわかりますか? 
10100107hakone

ケーブルカーを追いかけて少し歩き(暑くて汗びっしょり)、温泉でノンビリし、最後はこれで締めsmile
おかげで、箱根から帰った後は夜ちゃんと眠れるようになったhappy01

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