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2011年1月27日 (木)

浅草歌舞伎千穐楽②:第二部

126日 浅草歌舞伎千穐楽第二部(浅草公会堂)
亀治郎さんのご挨拶。久しぶりに髪の毛のある亀ちゃんを見た気がする。10年出ているが、毎日満員なのは夢のよう。これから後輩が出てきてもよろしく(いずれ、亀ちゃんたちは浅草を卒業するのだろう)。
「壺坂霊験記」は明治にできた新しい作品。「黒手組助六」は歌舞伎十八番「助六」のパロディで、東京での上演は22年ぶり(猿之助版が、ということね)。亀ちゃんも、芝居とは役者と客が一体となって完成されるものとらぶりんと同じことを言っていた(もっとも、これは浅草では毎年聞く)。テレビや映画と違ってエネルギーのやりとりが芝居の醍醐味である、テレビや映画に出ている自分が言っているのだから間違いない。
ケータイには気をつけて。おとといの夜も鳴った。まわりに迷惑なので、マナーモードでなくて電源を切ってください。
泣いても笑ってもこれが最後。今後も浅草歌舞伎と、歌舞伎をよろしく。
亀ちゃんにしては、非常にオーソドックスな挨拶だったと思う。
「壺坂霊験記」
昨日のサッカーのせいか、睡魔と常に闘っていた。とくに「壺坂霊験記」はキツかった。壺坂寺に行ったまではちゃんと見ていたのに、気がついたときには沢市が谷に身を投げた直後であった。そして又しばらく正気でいて、次に気がついたのはお里の身投げした直後。
かなり眠ったくせに、前回より面白く見ることができたのは不思議。七之助さんのお里がとてもステキで、愛之助さんなんかが「お里は理想の奥さん」と言っているのがわかる。
「黒手組曲輪達引」
前回、亀ちゃんの小柄なのが妙に気になったのに、今日は全然気にならないどころか、亀ちゃんが大きく見えた。風格が出てきたとでも言うのだろうか。演技にも気合が入っていたし、メリハリがあって、華があって、舞台に引き込まれた。
最初のチャリ場。権九郎が福山雅治のエアギター、口パクをやったら鉦3!! 前回はカネ1つでガックリだった。どうやら千穐楽バージョンらしい。「これで福山のコンサートに行けるから、早く従兄弟に連絡を」と懐を探ると出てきたのは携帯ではなくて2月ルテ銀のチラシ。「来月は7役、30数回の早替り。来月も重労働」ですって。(福山のコンサート云々はココを見てね)。
股くぐりでは澤五郎さんだと思うけど、「こうしてド~ンと構えている姿は昨日サッカーで日本のゴールを死守した川島のよう」と最新の嬉しいアドリブ。そしてくぐったあとで「ごぉ~る」
三浦屋の笑三郎さんが格段の大きさを見せた。この役にいい人材を得たものだと思った。愛之助さんの紀文の風格、亀鶴さんの敵役としてのうまさ(亀鶴さんも悪役だと比較的内に籠もる感じなんだけど、それがイヤにならないのは何だろう。内に籠もっても湿り気がないのがいいのかも)。立ち回りの迫力と美しさ。そして七之助さんも堂々たる揚巻であった。
千穐楽の「黒手組助六」は大満足。
この後、カーテンコールを期待したけど、幕はあがらず。毎年の楽しみだったんだけどな。

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この前は富十郎さんへの献花だったが、今日は喜味こいしさんへの花になっていた。浅草ゆかりの方が今月2人も…

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コメント

SwingingFujisanさま☆こんにちは~♪
千龝楽レポ、お待ちしておりました~♪どうもありがとうございます!!
浅草は毎年千龝楽にカーテンコールがあるものと思ってましたが、今年は着物の日のご挨拶もなかったらしく、どうしちゃったのでしょうね…
いつも平日で行けないのですが、一昨年?翌月浅草組で松竹座に行った年、早退して一度だけ浅草の千龝楽をカンゲキ♪ものすごく舞い上がりました~☆
今年も意気込んで休暇申請したのですが、まさかのボスとバッティング…休暇を譲り、かわりに別日で最前列カンゲキしました~。
それはそれでよかったです。。。
Swingさまは今ごろ国立で千龝楽をお楽しみですね!
素敵なごカンゲキになりますように~

投稿: 七子 | 2011年1月27日 (木) 11時58分

七子様
コメントありがとうございます。お返事が遅れてごめんなさい。国立の後、本年初の新年会に出席しておりましたcoldsweats01

浅草のお楽しみのひとつは千穐楽のカーテンコールですもの、今年も期待したのにちょっと残念。そういえば、千穐楽はとくに土日に合わせるというわけではなく、平日だったりするんですね。お勤めの方と違って比較的自由に日程の組める私など申し訳ない思いです。
でも、最前列でのご観劇、格別のものがあったでしょう、よかったですね!! 今日国立最前列で見た私は迫力に大感激でした(^^)

投稿: SwingingFujisan | 2011年1月27日 (木) 23時18分

Swinging Fujisanさま

こんばんは。浅草歌舞伎の千秋楽、私は会社を半休してダッシュdash、第二部に何とか間に合いましたcoldsweats01今月は仕事の事情でいろいろ予定が変わり、この千秋楽の第二部が自分にとっては、唯一観られた浅草歌舞伎となりました!!

「壺坂霊験記」は、途中でちょっと沈没してしまいましたがsweat01「黒手組助六」は、とても楽しめました。お芝居はもちろん最高に楽しかったですが、私は最初の幕で、清元の延寿太夫さんがお出になったことが、とても嬉しかったです!!いつも初春の舞台は歌舞伎座に出られていたと思いますが、今年はこちらにいらしていただいて感激shineもうその声にうっとりと聞き惚れ、至福の時間でした。昨年8月に国立劇場で、88年ぶりという梅吉さんの流派との合同公演では「隅田川」のあと、しばらく放心状態になったほどです。浅草歌舞伎と直接関係ないことを書いてすみません。それにしても、亀治郎、愛之助、七之助、亀鶴ほかみなさんのひたむきさと、パワーは、やはり浅草歌舞伎ならではですね!!

投稿: よこ奴 | 2011年1月28日 (金) 00時57分

よこ奴様
おはようございます。
昨夜は少々酔いがまわり、コメントの公開とお返事が遅れてごめんなさい。
浅草は千穐楽第二部のみとなってしまったとのことですが、最後にご覧になれてよかったです!! 平日の3時開演はお勤めの方にとっては大変でしたね。
「壺坂霊験記」はやはりよこ奴さまも…wink 私も必死で目を開こうとしていたのですが…coldsweats02
よこ奴様は延寿太夫さんのファンでいらっしゃいますか。私は未だ清元の良さというのがわかる境地には達していないのですが、延寿太夫さんの声は高くのびがあり美しいといつも思っております。
よこ奴様が至福の時を過ごされたという梅吉派との共演はかなり話題になりましたね。私はその時までそういう経緯も知らないでおりました。こちらこそ、その程度の認識でごめんなさい。
そういえば、正月公演で清元がかかる演目は1つだけでしたかしら。

投稿: SwingingFujisan | 2011年1月28日 (金) 10時38分

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