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2011年3月27日 (日)

歌舞伎のパワーを

11032701momo

何度も言うようだが、東京新聞最大のお楽しみは日曜日朝刊の歌舞伎特集ページ。今日の記事は「團菊、東京で1年ぶりの共演」(→ココで見られます)。
こういう時期に歌舞伎を上演することについて團十郎さんは「いま公演を行うことに批判もあるでしょうし、直前に中止ということになるかもしれない。でも自粛ムードの中で“やりましょう”という気概が必要。それが荒事芸に生きる市川家の社会的貢献の形だと思っています」と言っている。
いっぽうの菊五郎さんは地震発生のとき、立っていられない感じで下駄をはいていたから踊るようだったそうで、しかしその後は平常心で舞台を勤めている。4月も何も気にせずに勤めたいが、お客の少ないことに「滅入りますよね。お客さんからパワーをいただき、こちらもお客さんにパワーをあげたい。椅子が相手じゃパワーをいただけません」
いつもでんと構えているような印象を受ける菊五郎さんが…。
お客からパワーをもらい、それをまた役者が客に返すというのは浅草歌舞伎の若手もよく口にすること。まさに役者さんっていうのはそうなんだなあ、と菊五郎さんの話を読んであらためて思った。

昨日は梅玉さんがコラムに、13日からの演舞場再開について批判もあったようだし、役者自身にも戸惑いはあった、しかし「こんな時だからこそ被災を免れた私たちが元気でなければいけないと、被災された方々へのお見舞いと1日も早い復興を祈り、亡くなられた方々に深い哀悼の意をささげつつ、役者として舞台を続けることしかできませんでした」と書いておられる(→梅玉さんのHP「言いたい放談」で見られます。掲載は新聞より遅れるので今回の記事はもう少し後になると思います)。
被災地の歌舞伎ファンの方々が、あるいは今ご覧になりたくてもなれない方々が再び歌舞伎へ足を運ばれる日がきたとき、歌舞伎の灯が消えてしまっていてはいけない。歌舞伎のパワーが衰えぬよう、そしてともすれば落ち込みがちになる私自身もパワーをもらえるよう、歌舞伎ファンの私としては普通に歌舞伎を見に行こうと思った。

写真は母の部屋から。大好きだった近所の桃の木畑(?)がなくなってしまいガッカリしていたが、ここの桃が少しずつ大きくなってきて目を楽しませてくれる。

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コメント

おはようございます。
仕事が忙しい時期で、合間をみて携帯からSwingingFujisan様の記事は拝読しているのですが、時間だったり、携帯の容量の問題だったりで、なかなかすべてをじっくり拝見できず、またコメントできず、失礼しました(というか、すべての記事にコメントしたい気持ちで一杯でした)。
先日の、演舞場「鑑賞編」の記事、そしてコメント欄を拝見し、ほかの皆さま同様、SwingingFujisan様のブログは、全国の皆さまが楽しみにされているんだなぁ♪と感じ、Swing様から元気と勇気と情報を頂いている私も、心温まる思いでした。なかなか気持ちが上向きませんが、直接被害を受けていない私たちまでが沈んでいては前に進めませんね! 私たちこそ、元気でいなくては、何になりましょう!!

Swing様の記事を拝見し、私も歌舞伎に気持ちを向けることができました。ありがとうございました。

投稿: はなみずき | 2011年3月27日 (日) 10時17分

こんにちは。役者さんたちの言葉、とても胸に響きます。3月は心が重く、千秋楽のチケットも悩んだ末、人に譲ってしまいました。昨日はもやもやした気持ちのまま、何かに吸い込まれるように東京写真美術館の文楽映画「冥途の飛脚」を見に行きました。
そして、ああ、ナマの舞台が見たい!!と猛烈に思いました。行かなくては!!と。

舞台が元気に行き続けるには観客が絶対に必要。人が演じ、人が集まり、人の生きる力が生まれる場所。そう思っていたときの今日のFujisanさまの記事でした。東北地方の方々が、笑顔で舞台を観られるよう、板の上の人、観客の両方で、劇場の灯火はしっかりつけておかなくてはflair Fujisanさまのお言葉、ありがとうございました。
よし、立ち直ったぞ!!

投稿: よこ奴 | 2011年3月27日 (日) 11時22分

はなみずき様
こんにちは。コメントありがとうございます。
こちらこそしょっちゅう引き籠っておりますのに、ご多忙の中携帯でお読みくださってありがとうございます(私の記事は長いので携帯では煩雑でしょう。ごめんなさい)。
色々な地方の方にお読みいただいているのは本当にありがたく嬉しいことです。でもそれは私のブログだけではないはずです。はなみずき様をはじめ皆さんのブログを全国の皆さんが楽しみにされていらっしゃいますよ。Webで励まし励まされ、何とか踏ん張っていられるのはブログのおかげだと思っております。

気持ちが下を向いている時はお体にも障ります。どうぞご自愛くださいね。

投稿: SwingingFujisan | 2011年3月27日 (日) 13時57分

よこ奴様
こんにちは。コメントありがとうございます。
どうしても気が向かないのに無理にお出かけになる必要はないと思います(私も「日本人のへそ」を見ぬままついに千穐楽の今日を迎えてしまいました)。でも「冥途の飛脚」をご覧になってナマの舞台への意欲がお湧きになったとのこと、よこ奴様のお心の奥のほうできっとその時を待っていたのでしょうね。4月の演舞場で「封印切」がご覧になれますね!!

先日来、少なくとも全国の歌舞伎ファン(自分も含めて)が明るい気持ちで歌舞伎を見ることができる日が来るまでは私たち直接被災していない者が歌舞伎を支えたいと思うようになりました。未だ心の傷は癒えませんが、落ち込んで生きるも前向きに生きるも心次第。同じ生きるならできるだけ前向きに元気に進んでいきたいと自分に言い聞かせています。

投稿: SwingingFujisan | 2011年3月27日 (日) 14時12分

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