« 20日、町で | トップページ | 演舞場へ第一歩:鑑賞篇 »

2011年3月22日 (火)

演舞場へ第一歩:お悩み篇

昨日、演舞場に行ってきた。
悩んだ。
被災(原発被害も含めて)して苦しみながら生きている人がいる、放射線の恐怖と戦いながら命を懸けて日本を守っている人がいる、そんな中で芝居を見ていいのか。ずっと答えは出なかった。いや、その前に自分にそういう気持ちがまったく起きない。
国立劇場は早々と休演を決めた。無名塾の決断も早かった(→ココ)。きびだんご様のところで野田秀樹の考えを知った(→ココ。きびだんご様の黍々亭では無名塾の休演についても記事あり)。こまつ座のHPでこまつ座の選択を知った(→ココ)。劇団の大小にかかわらず休演か続行か熟慮に熟慮を重ね苦悩した上での選択であることは想像に難くない。道義的な問題だけでなく、経営面の問題もあろう。理解しながらも答えの出ない私。
正直言って自分に区切りがついたわけではない。しかしこのままでは身体をこわす。まず墓参に行った。少し気持ちが上向いた。「明日、演舞場に行こう」
一夜明けたら予報どおり雨だった。少し気持ちが下向いた。
Web上の観劇仲間の記事に励まされ、また個人的な応援も受け、自分に気合を入れた。でも、歌舞伎観劇復活の第一歩だからまずは「源氏物語」だけで(腰がひけてるね)。
やっぱり歌舞伎の世界はいい(感想はのちほどまとめます)。よほど最後まで見て帰ろうかと思ったが、色々都合もあり、午後7時前演舞場を後にした。

|
|

« 20日、町で | トップページ | 演舞場へ第一歩:鑑賞篇 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

私も迷いに迷って、悩みに悩んだ結果、20日に演舞場(昼の部)を見てきました。色々な思いがありすぎて、本当に直前までもやもやしていたのですが、結果、見に行って良かったと思いましたし、やっぱり歌舞伎が大好きなことを再確認できました。私は昨日、お彼岸法要に行ってきました。心が少しずつすっきりしてきた気がします。でもやはり、雨はイヤですね。。。

投稿: aki | 2011年3月22日 (火) 15時09分

Swinging Fujisan-sama
ご無沙汰しています。
私も昨日(21日)、演舞場の夜の部に行き、Fujisan-samaと同じく、心の中で謝りつつ『浮舟』だけで帰ってきました。12日の振替公演でした。菊之助さんと染五郎さんの演技に癒されましたが、あれほどガラガラの会場は初めて見ました。
私は巨大地震当日は3時間半以上かけて徒歩で帰宅し、週明けの月曜日は自宅待機、その後は慣れない在宅勤務です。

まだ新たなチケット取りをする気分にはなりませんが、そろそろ別の公演のご案内が。。。

投稿: Mickey | 2011年3月22日 (火) 18時36分

演舞場にいらっしゃったのですね! よかった。
いや、こういう状態が続いたら精神的にどうなのかな、と心配していたのです(それは、おそらく私だけではないと思いますが)。
時蔵さんが出てらしたら、尚よかったかなbleah

まだまだ心が揺れるのも事実ですが、自分の判断で、その時の気持ちに素直に従おうと思ってます。行く、と決めれば、そこでお芝居が待っていてくれるのは嬉しいです。

投稿: きびだんご | 2011年3月22日 (火) 19時48分

aki様
aki様も見ていらしたのですね。やはり誰でも悩みますよねえ。でもそうやって悩み抜いたうえでの観劇だからこそ、歌舞伎が大好きなことを再認識できたのかもしれませんね。
法要にしても墓参にしても、何か心にわだかまるものを流してくれるような気がしますね。宗教というのではなく、信心が支えてくれているのかもしれません。

雨は、ちょっと怖かったです。傘をさしていても濡れるし。でも何の防御もしなかった…coldsweats02

投稿: SwingingFujisan | 2011年3月22日 (火) 21時58分

あ~、わかります、本当にいろんな葛藤があります。私も気分がどうしても上向きにならないまま、ギアチェンジのつもりでこまつ座の「日本人のへそ」を観ましたが、(東北出身の主人公ということもあり!)やはり震災のことが頭を離れず、心からは芝居に入れませんでした。演舞場の楽日をとっていましたが、足が重い。気持ちに従って、どこかでふっきれたときに、行こうと思います。無心に芝居を楽しめることの有難さ、幸せを今さらながら感じます。でも、芝居が生きていてくれるのは嬉しい!!shine

投稿: よこ奴 | 2011年3月22日 (火) 22時10分

Mickey様
まあ、昨日それではご一緒に観劇していたのですね(^^)
私は3階Bの一番後ろでしたので他の階の様子はあまり見えなかったのですが、見える範囲で空席の多さに寂しい思いがしました(そう言う自分も直前まで迷っていたのですけれ)。それでも地震直後に比べれば増えたのでしょうね。

今週は5月明治座の発売がありますね。いつもなら心躍らせて緊張して臨むのですが、今回はちょっと気持ちがしぼんでいます。でも、明治座は楽しみにしていたので取りますcoldsweats01

徒歩でのご帰宅、本当にお疲れ様でございました。でもご無事でよかった!! 通常の生活が戻るのはいつになるのでしょうね。日本経済はどうなるんでしょう。不安はたくさんありますが、それでも前向きに生きていかなくては(自分に気合っ)。

投稿: SwingingFujisan | 2011年3月22日 (火) 22時25分

きびだんご様
きびだんご様のブログにずいぶん励まされました。ありがとうございます。
実際、軽いウツになりかけていたようです(たまたまさっき仕事で読んでいたゲラに鬱の必須症状「気分の落ち込み」「喜びと興味の低下」とあって、その他の副次的症状がいくつか該当していたので、危ない危ないと思いました)。
時さまが出ていなくても、「浮舟」は面白く見ることができました。こうなると、当初はやむなしと思った国立休演が残念(勝手なものですねえcoldsweats02)。

私もまだまだ情緒不安定が続きそうですが、きびだんご様のようにその時の気持ちに素直に従おうと思います。そうですよね、行けばそこにお芝居が待っていてくれるんですものね。

投稿: SwingingFujisan | 2011年3月22日 (火) 22時42分

よこ奴様
「日本人のへそ」、ご覧になったのですね。お芝居に入り込めなかったお気持ちはよくわかります。私も無理して行っていたら、きっとそうだったと思います。これは本当に悩みました。観劇予定日にはまだ自分の気持ちがそこまでいっていなかったのですが、まず井上さんが山形出身であること、そしてこの主人公が岩手出身であること、それを考えたら敢えて見るべきではないのか…。結局ダメでした。
いっそ休演日に当たっていたらよかったのに、なんて他力本願なことも考えたりしてcoldsweats02

千穐楽までにお気持ちが上向いて演舞場にいらっしゃれるといいなと思います。リピートしたり都内全座へ行ったり遠征したり…なんだか遠い昔のことみたい…

投稿: SwingingFujisan | 2011年3月22日 (火) 23時00分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1083822/39321208

この記事へのトラックバック一覧です: 演舞場へ第一歩:お悩み篇:

« 20日、町で | トップページ | 演舞場へ第一歩:鑑賞篇 »