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2011年5月

2011年5月31日 (火)

大阪看板コレクション②

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↑さすがタコの町、じゃなかったタコ焼きの町。でもこの看板にはびびってしまうcoldsweats02 昨日アップしたタコ焼き屋さんくらいがかわいくてよいかも。
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↑2軒ともふぐ屋さんかと思ったら「たよし」は居酒屋さんらしい。
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↑圧倒されますなあ。

観劇以外にほとんど時間がなかったが、昼夜の間の30分(1時間あるのだが、開演30分前には劇場に入ったから)に松竹座周辺をちょこっと歩いただけでド迫力の看板たちにたくさん出会った。その中から厳選(?)10点を2日にわたってコレクションしてみました。大阪は上を見上げてもエネルギッシュ、下も道頓堀川にかかる橋を中心にエネルギッシュな町でした。

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2011年5月30日 (月)

大阪看板コレクション①

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↑店の前の行列は何なんだろう。気になった。
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↑2軒ともたこ焼き屋さん
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↑私にとって最強インパクト看板はこれcoldsweats01

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2011年5月29日 (日)

深夜~明け方、UCLで前日のもやもやを忘れる

528日 vs アルビレックス新潟(@埼玉スタジアム、1401キックオフ、25,272人)→11で引き分け
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29日 UEFAチャンピオンズリーグ:バルサ vsマンU テレビ観戦(@ウェンブリー)→31でバルサの完勝
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観客数が今のレッズの状況をよく表している(サポ席もこんなに空いている:上左写真)。雨だとはいえ、チームが好調ならこんな数字ではないはず。私だって仕方なく重い腰を上げて重い気持ちで出かけたのだ(先週、飲みすぎでつぶれていなければ、今日はパスしていただろう)。しかも今日の座席は写真のごとくdown

ホーム3連戦で1勝もできないレッズ。1点を守りきれない、追加点が取れない。負けなくてよかったなんて声も聞こえてきたけど冗談じゃない。前半の押している時間帯にもっと得点できないんだもの。選手起用にも「?」がいっぱいつくけど、今日は新潟から移籍したマルシオと永田にもっと活躍してほしかった。
試合後飲んで(多少は控えめにと思っていたが、みんなにつられてけっこういってしまった。でも夜は平気なんだよねえsmile)、さっさと床について、午前3時半、眠い目をこすりながら起き出して、ヨーロッパチャンピオンズリーグ決勝戦を見る。
バルサの勝ち、キーマンはイニエスタ(メッシは別としてね)と予想していたが、半分当たり。キーマンはシャビだった(前半のパス成功率95%だってsign03
前半10分くらいはマンUが圧倒的に押していたが、徐々にバルサペースになる。
ボール支配率:63% vs 37%
シュート数:16 vs 3本、うち枠内シュート12 vs 1本(これがルーニーのゴールだね)
CK:6
vs 0
ファウル:5 vs 16(イエローはともに2枚)
という数字を見てもバルサの圧勝だということがわかる(試合データはUEFAcomより→ココ)。
スピード、パス回し(後ろで回していても、それはレッズみたいにだらだらとムダに回しているんじゃない。回しながらちゃんと攻めていく)、切り崩し、突破。ペドロ、メッシ、ビジャ、3人のFW1点ずつゲットしたのが素晴らしい。マンUにしてもFWのルーニーが1点決めている。とにかく面白くて面白くて、90分があっという間。
世界最高峰の試合を生で見られて最高。欲を言えばルーニーのゴールをもう1本見たかったな。マンUGKファン・デル・サールはこれで引退だそうだが、GKの目に入らないコースで決めたバルサのほうが一枚も二枚も上だったね。

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2011年5月28日 (土)

何度見ても後味の悪い「幡随長兵衛」:團菊祭昼の部②

「幡随長兵衛」
團十郎さんが実にいい男だと思った。幕間に私の席の近くに舞台へ上がる階段が置かれたので期待していたのだ。颯爽と登場した團十郎さんのカッコいいこと。私は團十郎さんの歩き方が好きである。役者さんの歩き方ってそれぞれ特徴があるんだなあと改めて思った。
橘太郎さんは舞台番もいい。小柄ながらきっぱりと舞台を守ろうとする心意気が気持ちいい(もっとも刀を振り回されるとしょぼんとしてしまうけれど。そりゃしょうがないわなbearing)。
「公平法問諍」にジャマが入ると、公平役の市蔵さんははじめ半分面白がっているような表情で、だんだん心配そうになり、幡随長兵衛(團十郎)がその場を納めに出てくると力が入って後ろから後押ししている心が窺えて面白かった。慢容上人がいい味だなあと思ったら寿治郎さんだった。
ここでの團十郎さんはギョロ目と凄みのあるセリフが素敵。
長兵衛内の場では子分たちがよい。どんな芝居でもそうだが、観客の目は主役あるいはその時一番目立ってセリフを言う役に集中するだろう。しかしだからと言って脇がサボっていては興ざめもいいところだ。子分たちが長兵衛の家の雰囲気を作り、長兵衛という人物のあり方を客に教えるんだと思う。長兵衛の子分たちはケンカもするけど仲もよい様子が窺える。親分を慕っている様子もよくわかる。萬太郎クンと右近クンが若い子分らしくて「似合う」(とくに右近クン、こういう役いいじゃないsmile)。出尻の翫雀さんが長州小力にカブっちゃって、一度そう思えたら可笑しくて可笑しくて笑いが止まらず困ったhappy02
子役ちゃんがめちゃくちゃ可愛い。
團十郎さんは着替えがきりっとしていてカッコいい。それを手伝う時さま(あら、役名もお時なんだわ)は心配で動きも鈍りがちな心持か。私の中で長兵衛女房は心配しながらも覚悟を決めたかのようにてきぱきと細やかに手伝う藤十郎さんがとても印象的だった。時さまは割とあっさりした芸風の人だからもっときっぱり見送るかと思ったが、表情が暗かったのは私としては意外だった。
水野邸での團十郎さんは死を覚悟しながらも風呂を勧められたときに「そうきたか」と残念そうな表情に見えた。同じ死ぬにも風呂では…という気持ちかな。
しかしこの芝居は本当に後味が悪い。なのによくかかるよね。水野はさすがに文句なくいい役者が演じるけれど、それでも許し難い。菊五郎さんが最後にそっと手を合わせていたけれど、やっぱり許し難い。あんな卑劣なやり方で旗本の意地もないものだろうに。
せっかくの團菊の顔合わせ、この芝居が昼の部最後というのはちょっとならずかなり残念だと思った。
<上演時間>「女暫」55分(11001155)、幕間35分、「汐汲」20分(12301250)、幕間25分、「幡随長兵衛」95分(13151450

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当代時蔵当たり役になってほしい「女暫」と若く美しい苅藻:團菊祭昼の部①

526日 團菊祭大歌舞伎千穐楽昼の部(松竹座)
正直言って昼の部は夜の部に比べて演目としての魅力が薄い。「女暫」が朝イチでなかったら、前日もう少し早く大阪入りして幕見で見たかったけれど。
「女暫」
時さま初役とは思わなかった。なぜだか一度見たことのあるような気がしていた。萬次郎、福助、玉三郎に続く4人目の巴御前だが、この4人の中では一番しっくりきた。一番古風な風情があるからなのかしら。まあ、こういう演目は主役の個性で楽しめばいいのだろう、と私は時さまの古風さ、大らかさ、迫力、気合、上品なコミカルさをにこにこしながら見ていた。
「しば~ら~く」の声の後、萬屋の定紋・桐蝶の染め抜かれた大素襖姿(心棒の長さに改めてビックリ)が凛々しく、頭の力髪もよくお似合いで見惚れてしまう。女鯰・菊ちゃんこと「音羽屋のお菊さん」と「萬屋のねえさん」は美の競演だわねえhappy01なんて思ったりもして。でも「萬屋のねえさん」はなぜか、どうもピンとこない。「大和屋のねえさん」は全然違和感ないのにね。「成駒屋のねえさん」「橘屋のねえさん」の時はどう思ったのだったかしら。
菊ちゃんというと女鯰のイメージがあるが、いずれは「しば~ら~く」と声をかけるほうになるんだろうな。

見どころの一つでもある仕丁の首を一気に打ち落とすところはちょっとスムーズさに欠けた(ような気がした)せいか、あまりウケなかった。
竹三郎さんが若々しく艶やか。
團蔵さん(蒲冠者範頼)は意外にやさしい顔に見えたが、セリフを言うと不気味で大きさが感じられた。
梅枝クンの清水冠者義高に風格が漂う。萬太郎クンは声がいい。やっぱり童顔だけど手塚太郎は幼い子供だそうなのでぴったりかも。声も高くそれを意識しているのだろう。
腹出しの亀兄弟の声にはいつもながら聞き惚れる。市蔵さんのキメは腰が低くきれい。定式幕が引かれるときの男女蔵さんのキメは体がぶるぶる揺れるほど力が入っていた。

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2011年5月27日 (金)

胸キュン弁天と引き込まれた鏡獅子:團菊祭夜の部②

525日 團菊祭大歌舞伎夜の部(松竹座)
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26日 團菊祭大歌舞伎千穐楽夜の部(松竹座)
夕飯には早すぎる30分の休憩(でも小腹はすくcoldsweats02)後はこれまた気持ちのいいアウトロー劇。
「弁天娘女男白浪」
見た目がみんなオジサンなのは仕方ないけれど、それでも5人の勢揃いは若々しく、実にカッコよくて惚れ惚れする。だけじゃなくて、この後彼らを待ち受けている運命を思って悲しくなったりもする。でも、今この場面は楽しく思い出そう。
浜松屋見世先、橘太郎さんの番頭と菊十郎さんの目付きの悪い客を見た瞬間、江戸にタイムスリップする。活気のある町の空気が漂う。橘太郎さんはそれまで揉み手などして思い切り愛想を振り撒いていたのに、万引きと知ると目が鋭くなるのがいかにも番頭らしく、またちょっと背中を丸めた姿など実にうまいなあ思う。橘太郎さんの恒例セリフ「今月大阪松竹座で上演中の團菊祭(『だんきくさい』なのね。つい濁ってしまうけど)…さだめてお嬢様のご贔屓は当代随一の兼ねる役者七代目尾上菊五郎でしょう」も楽しくて目を細める。その後團十郎、時蔵(ウンって頷いてほしかったなbleah)、権十郎の名にも首を横に振る菊五郎弁天、左團次の名にぽっと顔を赤らめる様子が微笑ましい。
騙りであることがバレて開き直った悪童たち、ここからが小気味よい。ついついワルに肩入れして見ちゃうなんて、うまくできた芝居だと黙阿弥にノせられるまま。弁天と南郷が花道を引っ込む場面は何度見ても胸がアツくなる。とくに弁天が新内を口ずさみながら引っ込むところは、ほっかむり、緋の襦袢姿の菊五郎さんが粋で色っぽくて若々しくて、「いめえましい按摩だなあ」のセリフとともにキュンとなる。ここを見ただけでも大満足。
勢揃いは、ツケ打ちさんが名乗りに呼吸を合わせた渾身のツケ。打ち終わった後のツケ打ちさんも気持ちよさそう(に見えた)。でも赤星十三郎にはツケは入らないのだ。え~っそうなんだっけsad やさしいツケでも入るといいのに、とは時様贔屓の勝手な弁coldsweats01 忠信利平の権十郎さんがずいぶんお痩せになった気がするのは私の気のせい?
5
人の名セリフ、若さと粋、軽い立ち回り姿の美しさに酔ったところで幕。

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チーム蘭平に感謝と感動:團菊祭@松竹座①

525日 團菊祭五月大歌舞伎夜の部(松竹座)
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26日 團菊祭五月大歌舞伎千穐楽夜の部(松竹座)
11052701sensyuraku_2 昼夜どちらからレポする? やっぱりコーフン覚めやらぬ夜からにしましょうか(ちなみに25日は3階、26日は1階で)。
「蘭平物狂」
三津五郎さんで2回、松緑さんで2回目。上演記録を見ると、平成に入ってからこの2人以外で蘭平をやっているのは右近ちゃんだけなんだ(昭和でも、この芝居を人気狂言にした二代目松緑、初代辰之助、先代三津五郎のほかは白鸚だけ)。蘭平は前半の踊りで魅せ、後半の立ち回りで魅せる。蘭平のむずかしさはそこにあるのだろう。どちらかだけではダメで両方できなくてはいけない、しかも体力を要する。松緑さんが筋書き(あ、番付ね)で「そろそろ次の世代に渡すことも踏まえながら芝居をつくっていきたい」と言っているから、早くも松緑以降の蘭平役者はいるだろうかと考えるeye…。
さて蘭平を見る側としてはついつい後半の大立ち回りに重点がいきがちなんだけど、今までのことを思い出すと、繁蔵役の子役が非常に重要なカギを握っていると思う。子役がうまくないとこのお芝居はそれこそ立回りだけの芝居になってしまうのではないだろうか。子供でも行平に見込まれて曲者を首を取るという武士の心構えと力強さ・大きさのようなものが必要であり、かつ父親・蘭平の前では子供であるところも見えなくてはならない(本当の繁蔵は何歳なんだろう)。
今回の上村吉太朗クン、登場しただけで魅力を感じた。芝居がしっかりしている。形がとてもきれいだ。動きもびしっとしていて大きく、見得なんかここまできれいに決められる子役はそうそういないのではないかと思う。セリフもいい。そして可愛らしい。客席からも盛んに温かい笑い(この笑いはね、笑うべきところでないとしても、あんまり可愛いから思わず笑いっていうか微笑が浮かぶっていうことで理解できるのよ)と拍手が起こる。3月の鶴千代君を見た私の目は節穴だったのか、吉太朗クンがぐんと成長したのか(大変に上手な子役で我當さんの部屋子になったというのだから、私の目に問題があったのだろう)。
梅枝クンの水無瀬御前にはちょっとびっくりした。あの若さで行平夫人としての落ち着きと貫禄、おぬしやるな、という感じsmile それにしても、こういう役をやると三代目にお顔がそっくり。
しかし「蘭平物狂」という物語そのものは、トリックの連続でいつも結局なんだかよくわからん話だなあと思う。蘭平が連れて来たおりくは行平を慰めるための松風のニセ者だし、刀を見ると蘭平が狂うのも装っているだけだし、与茂作が蘭平の弟だというのもウソだし(團蔵さんのほうがお兄さんに見えたcoldsweats01)、要するにすべては行平が仕組んだトリックだったということ…。
ま、なんとなく釈然としないけれど、立ち回りでスカっとするからいいかsmile(松風という名前を聞いて、今頃になって昼の部の「汐汲」との関連を思った私はニブいwobbly

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2011年5月26日 (木)

大阪で飲む

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先日、モンドセレクション金賞を受賞した大阪の水。ちょうどいいタイミングで大阪に来たので早速コンビニで入手。水道水を加工したものらしいけれど、クセがなくておいしい。水はあまり飲めない私もこれなら飲めそう。
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昨夜、松竹座地下の「たちばな」(「キムカツ」にしようかさんざん迷って、初めてのたちばなへ)で飲んだ地ビール。先日の失敗を反省して、小グラスでcoldsweats01

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2011年5月25日 (水)

大阪へ

無事大阪入りしましたdash
午前10:56発の各駅で。本当はもう一電車早くして南座に寄りたかったのだけど、早起きなんか絶対できない私には無理。それでも途中の交通事情を考慮してずいぶん早めに出た。案の定、京浜東北線が遅れていた。幸い山手線が動いていたからよかったけど。
そのため、この電車に乗ったってけっこう眠くて、細切れながらよく寝たし。
11052501lunch_3 楽しみな駅弁は東北地方のお弁当を、と名前から塩竃の[藻塩弁当」にしたけれど、本当に東北応援に貢献できたのかどうかはよくわからないcoldsweats02 でも気持ちだけは応援していたから。
夕飯を終演後にする予定だったので、午後1時過ぎにいただきました。肝心の塩竃の藻塩は自宅に持って帰って使うことにcoldsweats01
4時間はやっぱり長かったけれど、普段猛スピードで通り過ぎる駅に一つ一つ止まるっていうのはそれなりに楽しかった(寝ていたくせにね)。大きな駅だと停車時間が5分とか長いのには驚いた。のぞみなんかの待ち合わせだったのかな、あまり気にせずに寝てしまったのでわからなかった。

お芝居は大満足sign03 わくわくしました。

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パジャマに三角帽って

パジャマに三角帽って、どこから出たイメージ?
実際に三角帽かぶって寝る人いるの?
さっき、某紳士服のCMで蔵之介ちゃんがそんな格好しているのを見て思いましたsmile そういえば蔵之介ちゃん、先日念願の「ナイトスクープ」に顧問として出ていましたっけlovely 

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2011年5月24日 (火)

やっぱりビール

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この間、ビールで失敗したのに性懲りもなく・・・とお思いでしょうがcoldsweats01 これはその前にいただいたもの。水がいいからなのか、とても美味しかったです。酒の中で私はやっぱりビールが一番好き。
それぞれのビールの特徴は↓

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2011年5月23日 (月)

現代的な「牡丹燈籠」:明治座夜の部

520日 五月花形歌舞伎夜の部(明治座)
仕事がたまっていて、夜の部の感想、3日も引っ張ってしまった(今日は1日、気分が悪くなるくらい仕事したわ)。疲れ切って開いたネット、三谷幸喜と小林聡美が離婚だって。結婚した時にも驚いたけど、離婚も急だから驚いたわ。まあ、そんなことはどうでもいいか。
「怪談牡丹燈籠」
若手が演じるからなのか、とても現代的な芝居に見えた。男女の間に起こる問題だとか、金に対する欲だとか、あの世界を現代に置き換えても全然違和感ない、現代劇を見ているような気さえ時々した。仁左・玉で演じられた時はどう感じたのだろうか。自分の感想を読み返しても、その辺については書かれていなかった。
それにしてもこの花形たちの牡丹燈籠は仁左・玉の牡丹燈籠に負けず劣らずよく演じられ、非常に面白かった。
お露(七之助)のお供をして新三郎(染五郎)を訪ねる乳母・お米が萬次郎さんということで期待していた。萬次郎さんははじめのうちユーレイにしちゃちょっと元気がいいなと思ったが(それはそれで可笑しい)、徐々に幽霊らしくなってきて実に面白い。生き生きとユーレイを演じていると言ったら変だろうか。
七之助さんのお露はほっそりして可憐、雰囲気が青白く幽霊らしさを感じる。あの可憐な美女の素顔がガイコツなんてコワいですねえshock バッチリ見ちゃった伴蔵の驚愕と恐怖が、笑っては悪いけれど理解できるだけに可笑しい。お峰の七之助さんとの息の合った怖がり方にもずいぶん笑わせてもらった。
今回は新三郎と伴蔵を染五郎さんが二役で演じるため、新三郎に吹替えが使われる。吹替えの顔がこんなにはっきり見えたのは初めてだが、獅二郎さんだったのね。伴蔵が幽霊除けのお札をはずして幽霊たちが新三郎の家に入ると、染五郎さんは白塗りの新三郎に変わる。そして新三郎が死んで幕となる。白塗りを取るのは大変なことだそうだから、ここで幕となるのは二役用としてもよくできている。
七之助さんもお露とお峰の二役だから、幽霊たちが伴蔵の家にやってくることになると、お峰はすぐに押入れに隠れてしまう。一度くらい自分で幽霊を見てみればいいのに、なんて言ってはいけない(二役でなくても押入れに隠れるんだっけthink 女はズルいなあcoldsweats01)。
染五郎さんの新三郎はまあこんなものかなという感じで、やはり伴蔵に本領発揮だろう。自然に滲み出るコミカルさ、リアルさが第一幕の伴蔵を身近で魅力的な存在にしている。しかし第二幕の伴蔵にはあまりピンとくるものがなかった。女たちに囲まれて浮かれている姿も、浮気をお峰(七之助)に追及されて痴話げんかになる場面も、昔の自分たちを知るお六のことでお峰と争うところも、何となく子供っぽく見えてしまった。お峰の存在感が増したのに対し、伴蔵のほうは存在感が少し薄くなっているような…。でも、最後、殺しておいて「お峰~っ」と叫ぶ声には伴蔵のやりきれない気持ちが込められているような気がして、ここにはぐっときた。
七之助さんのお峰がとてもよかった。世話物の女房としての生活感がしっかり感じられたし、貧乏暮らしの一幕目では低めだった声がお金に余裕のできた二幕目では少し高くなって、店を切り盛りする貫禄も見せていた。また、そういう貫禄とは別にある種の容赦のなさが時々漂う(お札をはずすことを伴蔵に唆す場面はもちろんなんだけど、時々、「あれっ、この人意外にシビアなのね」と思うことがあった)。その辺が伴蔵を他の女に走らせたのかな。それでいて愛する伴蔵に甘えたい女心がかわいい。それだけに嫉妬心は凄まじかったな。夫婦久しぶりのデートに出かけるウキウキした気分なんか、微笑ましいものである。哀れな最期は恨みを残し、伴蔵を道連れにするのも愛情の裏返しによる容赦のなさだろうか。

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2011年5月22日 (日)

ビール祭で超楽し…しかし身の程知らずの私は…

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11052202beerfes
20日から始まった恒例「オクトーバーフェスト」(詳細は→ココで)。天気が日曜から悪くなるというし、昨日は素晴らしい好天だったので、時間的にちょっときついのには目を瞑り、行ってきた。
恒例なんて偉そうなこと言ってるけれど、こんな祭があるのを知ったのはつい先日。5月なのに「オクトーバー」なのは、本場ドイツで10月に行われるこの祭を日本では季節のよい5月にやるからなんですって。
11052203beerfes_2 お昼ちょっと過ぎに行ったら会場は大盛況。坐る場所なんてまずなくて、木陰の石に坐ったり立ったまま飲んでいる人もいる。売り場には長い行列。私たち(友人と2人)はビールと食べ物手配に分かれ、先に戻ってきた私がテーブル席のベンチに1人分何となく空いていそうな気配を感じる。オバサンの図々しさで、そばに坐っていた人に確認したら、そこと向かいとで2人分は空いているとのこと。ありがとう!! 感謝感謝です。おかげさまで席を確保して飲み始める。
最初に飲んだのは日本初上陸というハッカープショールの樽生。ここが一番長い行列だった。
それからはホフブロイ、フレンスブレガーと飲みまくり。
11052204beerfes 途中いつの間にか先ほどの人は席を立ち、別の人たちがやってくる。自分も席を分けてもらって嬉しかったから、できるだけ多くの人が坐れるようにと詰めて坐る(ベンチには4人は座れる)。そしてお隣になった人と何となく会話が始まり、ドイツワールドカップの話やらなにやらして盛り上がっていたら、その後に同席した人の中になんとコアなサッカーファンがいて、話はさらに盛り上がる。飲んで食べて、見知らぬ人と一期一会の楽しい会話がはずんでupup
しかし、これから鹿島戦を見に行く私たちはそろそろ席を立たねば…お名残を惜しみつつ電車に乗り。
11052205beerfes ところが、よかったのはここまで。私はだんだん気持ちが悪くなり、もう電車に乗っていられなくなった。友人には先に行ってもらい、南北線の途中駅で降り、休む。もうキックオフの時間だ。後半からなら行かれるかも…無理down
どうやっても行かれそうにないので、結局鹿島戦は見ないで帰ってきちゃった。
楽しいとついつい身の程を忘れる私。真昼間から2L近くのbeer、照りつけるsun、日頃の寝不足がたたったわ。
一晩たってまだ少しフラつくけれど、心配していた頭痛は今のところ起きていないのがせめてもの救い。ほんっと、バカな私bearing

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2011年5月21日 (土)

青楓さんが四代目家元に

尾上流の公演案内で見たら、尾上青楓さんが尾上流四代目家元・三代目菊之丞を襲名されるそうだ!!
それに伴い、二代目は墨雪というお名前になるみたい(素敵なお名前)。
青楓さんはその名にぴったりな爽やか青年というイメージだから、今は別の名前がピンとこないなあcoldsweats01
襲名公演は8月30・31日、国立劇場大劇場で。豪華出演者の詳細は→ココ

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え~っ、明治座

昨日、明治座夜の部を見に行った。
①昼の部を見たとき、明治座の入口に染五郎・亀治郎・勘太郎・七之助の大きな扮装写真パネルが貼ってあって、それを目にした途端歌舞伎の世界に入り込めるような嬉しさだったが、なんと昨日はそれがなくなっていたshock
あのパネルを早く見ようと浜町公園から目をやると、そこはただの入口。
聞くところによると、18日に取り外したとのこと。なぜだか理由はわからない。
非常にインパクトもあったし、残念でならない。
②筋書きに舞台写真が入ることを期待して昼の部観劇のときには買わなかったのに、どうやら舞台写真は入らないようだ。前回、たまたま出会った友人が「舞台写真は入らないって言われたから筋書き買っちゃった」。「私は写真入るって聞いてるけど…」ということで、別の販売員に確認すると、入れる方向で検討中だがまだはっきり決まったわけではないということだった。
あれから2週間、そろそろ入っている頃だろうと聞いたら「写真は入りません」ときっぱり言われてしまった。3カ所で確認したからまず間違いないだろう。で、筋書き買いました(ちなみに演舞場は19日あたりから入ったらしい。私はその前日の観劇だったので買わなかった。100円引きにはならないけど、来月観劇時に買うわ。舞台写真が筋書きに入るのはだいたい20日頃からのことが多いってわかっていたのに、18日観劇にしたのが失敗coldsweats01)。
舞台写真は舞台写真で販売していてずいぶん迷ったけれど、買わなかった。筋書き1,500円+1枚500円はいくら何でもねえbearing
③二幕目が始まって間もなく--だから7時過ぎだわね、足元が揺れるような気がした。あの地震以来、なんでもなくても体がぐらぐらするように感じることがよくあるから、今度も自分だけ?と思ったら、まわりの人たちも上や下に目をやりながらひそひそ声で「地震?」と言っている。後でやっぱり地震だったと知った。ここ2~3日、又時々揺れるようになって、イヤだなあ。

明治座3階正面席は前列より後列のほうがずっと見やすかった(手すりが目に入らないし、背伸びできるし)。
お芝居の感想は後ほど。

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2011年5月20日 (金)

見事な心理劇:籠釣瓶②

518日 五月大歌舞伎夜の部(新橋演舞場)
前半それなりには面白かったのだが、何となく消化不良的なものも残ったまま見初めの場へ。
三幕目~五幕目:場内闇になり幕が開くと、桜満開、ぱっと艶やかな吉原の花街になる(吉原って、1年中桜の木が植えてあるわけじゃなくて、散ったら抜いて菖蒲を植え、七夕には竹、秋には菊を、なんですって。そうして又春になれば桜を植えるわけでしょ、どんな世界なんだ)。
urasimaru
に啓蒙を受けて松井今朝子さんの「吉原手引草」を読んでいたのがバッチリ(まだ7割くらいなんだけど)。吉原のことが少しわかった上でのここからは非常に面白かった。「手引草」を読みながら八ツ橋のことが頭を過ぎったものだが、「籠釣瓶」を見ていると「手引草」が思い出されて胸が痛む。
次郎左衛門、八ツ橋(福助)、治六、栄之丞(梅玉)、九重(芝雀)、丹兵衛(由次郎)、丈助(桂三)は平成18年秀山祭のときと同じ。
私の中では昔見た先代勘三郎×歌右衛門以来、現勘三郎では多分1回しか見ていないにもかかわらず、次郎左衛門は勘三郎という意識が未だに抜けないでいるのだが、今回の吉右衛門さんの次郎左衛門はぞくっとするほどよかった。田舎のお大尽ではあるが金離れがよくて、廓側が喜ぶような遊び方をする。容貌コンプレックス(あばたがハンパじゃなかった。描き方にも力が入っている)がマイナスの方向にいかない明るさ、大らかさ、遊び慣れてからは堂々と振舞いかつ八ツ橋を見る目の嬉しさ、八ツ橋を地元の仲間に自慢できる誇らしさ、晴れの舞台のはずが誇りも何も地に落とされた悔しさ情けなさ、コンプレックスがきっと心の中でどす黒く渦巻いているだろう…息詰るような緊張にこちらが居たたまれなくなる。「花魁、そりゃあんまり袖なかろうぜ」のセリフが胸を抉る。この役は吉右衛門さんだ、と初めて思った。
ここでも、ただただ吉原の見事さに感心しながら、うっとり別世界に心が飛んでしまっている主人を温かく見守り、また縁切りではどんなにか傷ついたであろう主人を案じながら下がる歌昇さんの実直さがいい。
福助さんは当時に比べてぐっと臈たけ、美しく寂しい。苦悩する姿が哀れに見えたのは「手引草」で花魁の気持ちを私が斟酌できるようになったからばかりではあるまい。性根の強さを内に秘め、一流の花魁としての格も見られた。ただ、見初めの場での笑みはやっぱりイマイチかなあ。もっとも前回は客席から失笑が漏れるほど不気味な笑いだったから、それを考えればずっとよい。
梅玉さんが素敵だった。まさに花魁の情夫だねえと思った。
栄之丞をそそのかす権八の彌十郎さんも充実している。
立花屋お駒の芝翫さん、さすがの貫禄だけれど、声も小さく(3階に辛うじて届く)セリフもちゃんと入っていないのが心配。

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面白かったけれど…:籠釣瓶①

518日 五月大歌舞伎夜の部(新橋演舞場)
そういえば歌舞伎座があった時には5月は吉右衛門さんが座頭で演舞場だったんだわねえ、とか去年の5月は歌舞伎座が閉場した翌月で若手が頑張ったんだわねえ、とか思い出しながら演舞場へ。そうしたら采女橋の交叉点と演舞場楽屋口の間くらいでどこかで見たような二枚目が…すれ違いざま「錦弥さんだっ」とドキドキ。
「籠釣瓶花街酔醒」
初演以来初めての上演だとかで、今生きている人は誰も見たことがないという発端・序幕・二幕目。それなりに面白くはあったが、「そうだったのか合邦辻!」「そうだったのか毛谷村!」といった納得感はかなり低かった。出来事を追う前半と心理劇である後半とがうまく繋がらない。ただ、それは私の読みの浅さとか想像力の欠落によるものかもしれない。だからいつまでもミーハー観劇記なのだ(と開き直る)。
発端:次郎左衛門の父・佐野次郎兵衛(段四郎)がかつて捨てた女・お清(おせい・歌江)と数年後に偶然出会って、女を殺すに至った物語の味がちょっと薄いと思った。歌江さんには元安女郎で今は病気のせいで見る影もない乞食暮らしの哀れさが感じられる。夫にやっと出会ってこの暮らしから這い上がれると期待したのに相手は佐野で婿入りし幸せな生活を送っていた。元の鞘には納まれないと告げられ恨みを覚えるその気持ちには同情できる。次郎兵衛は決して根っからの悪人ではなく、思わぬ再会にとまどい、お清を哀れに思っても、つきまとわれては困る、今の生活を守るためにやむを得ず殺してしまう。
あまりにあっさりと殺しが起きてしまうのが納得いかない気がしたし、後々まで祟るお清の怨念が悲劇を起こすという構図であるなら、ここはもう少しこってりとやってもよかったのではないだろうか。私にはお清の祟りがそれほど強いようには思えず、「ああ、哀れな安女郎の祟りが吉原一の花魁を殺してしまった」という因果への感慨が湧かないのだ。歌江さんと段四郎さんがいい味を出していて、もっとこの2人を見たかったとのもあるかしら。
一部始終を草の陰から見ている僧侶。この僧侶は後に次郎左衛門の佐野の家の場面にも現れ、次郎左衛門の行く末を予言するかのようである。

ところで、ここの場所が戸田の川原(ひどく寂しい場所だ。すっかりうらぶれた元安女郎が我が身を嘆きつつ暮らすには悲しくてぴったりかも)。旅人たちが蕨へ急ごうとか何とか喋っていて、埼玉県人としては馴染みの地名が出てきたのにちょっと反応。
序幕:次郎左衛門が街道で夢から醒める。発端の父親の悪行を夢で見ていたということらしい。そこへならず者どもが襲い掛かる。次郎左衛門が金持ちなのを知っている地元のならず者だ。錦之助さんを頭領に、松江、吉之助、種太郎、種之助、米吉の面々――バッチい衣裳にバッチいお顔で誰が誰やらわからない。錦之助さんは声でわかったが、松江さんは最後まで誰だかぜ~んぜんわからなかった。種太郎クンが妙にしっくりきて、実にうまい。
次郎左衛門の窮地を救ったのが通りかかった都築武助(歌六)という浪人者。窮地とは言ったが、ここの吉右衛門さんは襲われたことをそんなに怖がっているように見えず、自分でやっつけちゃうのではないかなんてちょっと思ってしまった。その後、次郎左衛門のところに泊めてほしいとの頼みに、命の恩人でもあるし、用心棒にもなるしと、次郎左衛門は喜んで応える。武助には何か事情がありそう…。

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2011年5月19日 (木)

Cドライブのダイエットをしたら…

もうかなり前からパソコンが重くて、完全に始動するまで15分shockもかかっていたbearing 原因がCドライブにあることはわかっていて、最近ではもう空き領域がほとんどなくなり、警告が出るほど。
何をそんなに使っているのだろうeye…パソコンのことなんかあんまりよくわかっちゃいない私がそれでもtemporary fileとか調べて、わけのわからないものを捨てたりしたらほんのわずか回復したものの、かろうじて警告が出なくなった程度。
どこかに必ず原因があるはずだともう一度Cドライブを丁寧に調べていったら、Application DataのIdentitiesのところに、なんと、outlookのファイルがたくさん詰まったフォルダが出てきた。
outlookでは時々「空き領域を増やすために最適化することができます」というメッセージが出て、「はい」を選ぶとoutlook内に作ったフォルダなどをコピーしたりゴミ箱に捨てたりしてくれる。どうやらコピーされたものがIdentitiesに残っていたというわけらしい(最近では、最適化さえ「(ディスクが一杯で)空きがない」としてできなくなっていた)。
この中身をゴミ箱に捨ててさらにゴミ箱を空にしたら、おお、Cドライブの空き容量が一気に増えたではないかgood 全容量の半分とまではいかないけれど、余裕も余裕、大余裕。実にスッキリ。
では起動にかかる時間はどうか、と再起動してみると、これまでの3分の1以下の4分で立ち上がった(それでもかかり過ぎ? まあ、でも私にしてみたら万々歳よcoldsweats01)。
パソコンが軽くなったらこっちの身も心も軽くなったような気がするわ~。
追記:outlookの送・受信トレイに保存しておいたメールも全部消えてしまっていましたcoldsweats02 未練たらしく5年以上も前の娘からのメールを保存していたりして、いつかは大掃除しなくちゃいけいと思っていたんだし、必要なメールはバックアップとってあるからいいか…

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2011年5月18日 (水)

紅白花合戦?

11051801rose
11051802orchid
頑張ってるでしょ、我が家の花たちhappy01

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2011年5月17日 (火)

「シャレード」:午後10時の映画祭?

午前10時の映画祭で見ようと計画していた「シャレード」。この企画を知ったときには既に近場での上映は終わっており、319日にう~んと早起きして府中へ見に行くつもりだった。それがあの地震で気持ちがぺしゃんこになり、もう「シャレード」は当分見られないものと諦めていた。
それが今日のNHK BSで放送があったのよね!! 羨ましい大きな目、羨ましいスリムさ、オードリーは永遠に女性の憧れの存在だわねえとうっとり。ケーリー・グラントも昔見たときはずいぶんおじいさんだと思ったが、今見るとなかなかチャーミング。共演陣がウォルター・マッソー(喜劇役者とばかり思っていた)、ジョージ・ケネディ、ジェームス・コバーン(あんまり好きじゃなかったけど「シーラ号の謎」という映画のコバーンがとってもカッコよくてちょっと好きになった)等、また豪華で「おお、こんな人たちが出ていたんだっけ」と1人で盛り上がった。
この映画、昔父と見たのだった。だからもう一度見たかったのだ。でもどうして父と見たのかしら。サスペンスが好きだった父(ヒッチコックが大好きだった。「鳥」も一緒に見た)が、面白そうなだけど女性向きの映画だからと子供だった私をダシに使ったのかもしれない。一度見ているから概ね覚えているし、結果も知っているのに(ン十年も前の割りに記憶は比較的新鮮)、面白くてハラハラドキドキ、最後まで夢中で見てしまった。パレ・ロワイヤルにレジーナ(ヘップバーン)を追い詰めた殺人者が客席とステージの電気を順番につけていく場面、「暗くなるまで待って」の逆だわねなんてニヤリとしたりして。ヘンリー・マンシーニによるあの美しいメロディーは意外に控えめに流れている。映画音楽って、胸をキュンとさせるんだわ。
ヘップバーンとケーリー・グラントの会話はおしゃれだし、オードリーのファッションは素敵だし(ジバンシーね)、全然古さを感じさせない。携帯のない時代はサスペンス一杯で面白かったなあ。2002年にリメイクされているけれど、そのあたりはどう料理したんだろう。2002年版もちょっと見てみたいかも。

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2011年5月16日 (月)

稚魚の会・歌舞伎会合同公演、「芯」東京公演日程

昨夜、仁左様巡業チケットをどうしようかと考えてぴあにアクセスすると…。
①恒例、稚魚の会・歌舞伎会合同公演の情報が出ていた。
日程は8月13日(土)~8月16日(火)
演目は「寿曽我対面」、「一條大蔵譚」、「戻駕色相肩」の3つ。
今年は電力事情を考えて、昼の部が午前10:30~午後2:00、夜の部が午後4:00~7:30だそうです。
詳細は→ココ
②こちらも恒例、中村屋兄弟の錦秋公演「芯」は10月12日がKAAT、13日がゆうぽうとホールだそう。Zen-AのHP(→ココ)には詳細はまだ発表になっていないが、高橋竹童、英哲風雲の会との共演になる模様。
私が現時点で確保した一番先のチケットは9月24日仁左様巡業。考えてみればまだ4カ月も先のことなんだわねえ。8月は稚魚さんと松也クンの「挑む」だけ日程がわかっているので、一応自分の中で押さえておく。でも、稚魚さんたちと亀治郎の会が一緒になることが多いので、もうこれは賭けだわ。

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2日がかりの仁左様巡業チケット騒動

昨日は、川口リリアでの仁左様巡業チケット発売日。手段は以下の3つ。
①ネットで取る。
事前に確認しておけばよかったけれど、ネットでは座席を選べないうえに、手元にチケットが来るまでどの席かわからないような気がする(これ、後で確認したら、やっぱりそうでした)。
②直接リリアで取る。
諸事情で直接出向く余裕なし。
③電話で取る。
繋がるかどうかは賭け。しかしこれしかない。117の時報を別の電話で鳴らすという準備万端ながら、なんとほんの一瞬遅れてしまった(ドジっannoy)。  
もうそこからは2本の回線+携帯でかけまくってもかけまくってもまったく繋がらないshock
最初の30分はしょうがないgawkWeb松竹も覗いてみたけれど、S席の販売がなかったのか時間が経って売れてしまったのか、私はS席がほしかったので諦めるgawk1時間後、さすがに他のことが何にもできないからしばらく時間を置くことにするthink1520分おきに電話する→レッズの試合を見に行く時間が迫る→印刷した座席表を持ち、歩きながら携帯から電話する→ハーフタイム、スタジアムではmobilephoneは混みあって発信できない→17時前、駅へと歩きながら何度かかけるも一向に繋がらず→時間だからと諦めるweep
あんまり繋がらないから、今日休館日?(ンなわけない)とか向こうの電話壊れてるんじゃないの? とか考えたりもする。
しかし、帰宅してから販売時間は1900までだったことを知り、なんだあと2時間粘れたんじゃないの、と悔やむ。もっともbeerやりながらでは電話も無理。
夜中に何度もネットで申し込みボタンを押す手前までいって、「希望の席でなかったら」と躊躇ってやめる。いっそぴあで申し込もうか…でも一番いい席を持っているのはやっぱりリリアだろう。

そして今朝。今度こそは、の意気込みで電話をかけるdash 1度目、早すぎたbearing 2度目、ツーツー音down ああ又ダメか、これで通じなかったら直接行くしかないなと思いながらの3度目。通じたっgood
S
席を探してもらったら、まあまあのところが出てきた。めでたく一発で決定scissors ほっとした。
巡業で満席になることはまずないので必ずどこかの席が取れるだとうと思ってはいたけれど、さすがにちょっと不安になった昨日でした。
電話申し込みっていうのはほんと大変だわwobbly

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2011年5月15日 (日)

気がつけばガケっぷち

515日 vsセレッソ大阪(@埼玉スタジアム、1505キックオフ、31,571人)→11で引き分け
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負けなくてよかったと友人は言ったけれど、ホームで先制した試合を同点に持ち込まれるなんて私にとっては負けたみたいなものである。でも順位表を見たら、この前までビリ
2だったのが1つ上がって3番目になっていた。ってことはやっぱり負けなくてよかったってことか。名古屋戦の勝利があまりに印象的で崖っぷちにいることを知ったときはショックだった。でも結局のところ、今シーズンまだ1勝しかしていないのよね。

マゾーラがなぜベンチにも入っていなかったの? 梅崎が今年初めて、本当に久々のベンチ入りだったけど出場はなし。梅ちゃんはともかく、選手起用に問題あるよなあ。
先発メンバーのお知らせがメールに入ったのを見たら、がっかりしてイチデジを持っていく気にもなれず、後半30分以降の楽しみも絶たれ(どうせマゾーラが出るにしてもその前には出してもらえないんだもの。ペトロは基本、30分にならないと選手交代しないよね。それも解せない)、それでも前半8分元気のゴールに今日は勝てるかもと期待をふくらませ…。名古屋に勝ったときは、名古屋がACLを戦った後だった、今回のセレッソもACLを戦った後だ…だから期待も大きかったんだよね。あまかったゎ。前半15分を過ぎたらだいぶ居眠りが出てしまった(ふと目を覚ました途端、相手に1点返されたshock)。逆に相手23番(倉田秋選手)がレッズの2~3人に囲まれながら粘りに粘って振り切ったときには私の周囲で感嘆の声が上がるほどcoldsweats02
こういう試合では私は邪道に逸れることにしている。それは、相手チームのイケメンを探すことcoldsweats01
セレッソにもいましたぁ。9番ホドリゴ・ピンパォン。かなりのイケメンである(イケメンとして有名らしい)smileレッズファンにあるまじきと謗ることなかれ。イケメン探しのヒマなど与えないような試合をしてちょうだいbearing(後半途中からはそこそこ頑張っていたから目も覚めた) 今日からのホーム3連戦、引き分けでのスタートだけど、あと2試合何がなんでも勝ってちょうだいdash

試合後、ナマチュー4杯、甘いカクテルコップで2杯(ライチとグレープフルーツのカクテル、マンゴースカッシュ)、それなのにほとんど酔っていない。あら、そうほざくのこそ酔っている証拠だって? coldsweats01う~ん、そうかもね。

しかし観衆3万だと、スタジアムも帰りの駅までの道路も電車もずいぶんすいている気がする。5万入ると浦和美園駅まで歩くのにつっかえつっかえして時間がかかってしょうがないもの。そういう意味ではありがたいけど、客が入らないって寂しいものだわgawk

そうそう、だらしない私だから今日着て行こうと思ったレッズのユニフォームがどうしても見つからない。探していると、コクーンの「桜姫」で買ったTシャツが出てきた。さすがにそれを着るわけにはいかないよねえ(セレッソはスペイン語で桜の意味だから)というわけで、ついでに見つかった2009年俳優祭のTシャツを着て行ったsmile

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チャリティー歌舞伎

7月29日に演舞場で松竹・日本俳優協会共同のチャリティー歌舞伎が行われるそう。幹部俳優総出で素踊り、トーク、物販があるんだとか。
自分の楽しみがそのままチャリティーにつながるんだし、行きたい。行きたいけれど、その日はすでに別の予定がweep

なお、松竹では東京近郊で避難生活を送る被災者の方々を今月昼の部公演に無料招待するという。1回目は18日で、現在希望者受付中。避難所と演舞場間をマイクロバスで送迎、弁当、イヤホンガイドも無料。
行かれる方はぜひ。

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2011年5月14日 (土)

「たいこどんどん」②:魅力的な役者さんたち

512日 「たいこどんどん」(シアターコクーン)
橋之助さんがとても素敵だった。若くて二枚目で、育ちのいい道楽息子っぷりがぴったり。呆れるほどの能天気なお調子者だが憎めない。しかしそれよりも何よりも、現代劇の役者さんの中に入ると、鬘姿の一際美しいこと。歌舞伎役者だから当然かもしれないが、決まり方が違うんだわ。鬘が似合うっていうだけでなく、そういう姿(姿勢がいいんだろうな)や動きが身についているっていうか、自然でしっくりきてカッコいいのだ。すっごく好きになった(ハッシー、歌もよかったな)。
思うに、橋之助は陽の人なんだ。ベクトルが外に向いている。その橋之助さんが来月はあの不気味な源五右衛門を同じコクーンでやるのだから、楽しみになってきた。
同い年だという古田新太とのコンビによるロードムービー的な舞台は息もぴったりで実に面白かった。古田さん、時々セリフをかんでいたけれど(ぼ~だいなセリフ量だし、早口でまくし立てなくてはならないからね)、陽気で精神的にタフな(っていうのは、多分心がとても柔軟なんだろう、なんせ商売が商売だから)太鼓持ちとして、これまたぴったり。死にそうな目にあわされたって結局のところ若旦那が大好きなんだ、っていう気持ちがよく伝わってきた。
釜石の鉱山を逃げ出して(あ、死にそうな目にあったっていうのはこれ。とばっちりを受けて3年間鉱山で惨めな生活を送る)、ハラをすかせきって出会った魚婆――海で取れたものを山へ持っていき、山で取れたものを海へ持っていくという商いをしているばあさん――がたった1個の塩むすびを一口分けてくれたとき…ばあさんが塩むすびを自分の口に入れようとするたび桃八がじぃ~っと見る。ばあさんはその視線に耐えられずその一口も桃八に渡す。その繰り返しで結局塩結むすびほとんど1個を桃八が食べてしまう。しまいにはばあさんの指についたごはん粒まで…。桃八の視線もばあさんの「もう、しょうがないなあ」という感じも可笑しくて可笑しくて。立石涼子のばあさんがよい。
鈴木京香は女郎・袖ケ浦のときはあんまりきれいだと思わなかった(顔がちっちゃ~い。ちっちゃ過ぎる。女郎だから化粧もきつい。それがあんまり似合ってないと思った)。ところがワルくて強い女をやらせると俄然いい。きれいでいろっぽくて生き生きして悪を楽しんでいる。そんな女になるには色々あったんだろうなと彼女の過去に思いを馳せる。ワルい女の魅力たっぷりなんだわ。
昔「王様のレストラン」(三谷幸喜のドラマ)だったか、「あたしは愛人顔だから」と言ったセリフがあまりに鈴木京香にぴったりで未だに忘れられないのだが(「セカンド・バージン」も長谷川博巳クンと愛人関係にあったわねえsmile)、今回のワルくて強い女――おときとお熊――も「愛人」であったわ。

岩手弁、宮城弁、新潟弁を喋らなくてはならない役だけれど、仙台出身だという京香さんの方言はとっても魅力的。その土地の言葉を喋るからこその存在感だよねえ。

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「たいこどんどん」①:「今」を思う

512日 「たいこどんどん」(シアターコクーン)
定式幕がかかっている。歌舞伎の定義はよくわからないけれど、芝居を見ていると確かにこれも一種の歌舞伎なのかもしれないと思った(でもカテゴリーは一般演劇にしちゃった)。
さて幕開き、下座ならぬ「Amazing grace」(!)がかかる中、柝が入る。舞台には波やら建物やらの小さなパネルが所狭しと置かれ、やがてその陰から人々が姿を現す。「江戸は情婦(いろ)というお江戸讃歌みたいな歌が全員でエネルギッシュに歌われる。猥雑な江戸、色々な階層の人々が賑やかに生きている。
舞台を囲むのは鏡だ。ぼんやりな私はそれで、「あ、演出はニナガワなんだ」とわかった。定式幕しかり、ニナガワ演出は歌舞伎の手法をたくさん取り入れていた。浪布、黒衣、差し金の先で飛ぶ鳥…。
「たいこどんどん」は色々なところが上演しているが私が見るのは今回が初めて。だから他の演出がどうなのかはまったくわからない。前進座はやっぱりそういうものを使うのだろうか。
普通は暗転で隠す舞台転換を、ここでは客の前でやってしまう。居所変わりはもちろん、人間も居所変わりする。前の場面にはいなかった人が次の場面の板付きのために出てくるとか、今まで死にそうになっていた人がさっと立ち上がって舞台袖へ姿を消すとか。あまりに潔く動くからちょっと笑ってしまうこともある。余韻がなくてもいい場面はそうやって転換し、余韻を求める場面は普通に暗くする…のかな。
井上ひさしの猥雑な市民のパワーを描く作品を最初に見たのは「薮原検校」だったかしら。「小林一茶」もそうだった?(かなり寝ていたのでよく覚えていない) そもそも井上ひさしは「ひょうたん島」の人だと思っていたからあんなエロエロな芝居を書くとは思わず、かなりの衝撃を受けたけど、だいぶ慣れてきた。

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2011年5月13日 (金)

知らなかった~:傘で楽しく

雨がやっと上がって久しぶりにお日様の顔を見ることができるのはやっぱり嬉しいsun
昨日は雨の中、外出したんだけど、それなりに楽しませてもらえることがあった。
その1:某施設の入口。傘を入れるビニール袋が見当たらない。そのかわりに、す~っと傘を通せるようなパネルのようなものが置いてある。その中に傘を差し込み、ちょっと強めに振るのである。そうするとあ~ら不思議、水滴はまったく落ちなくなり、そのまま傘を施設内に持ち込めるではないか。こんなの知らなかった。半信半疑でやってみたら見事に水滴が落ちないのですっごく楽しかったhappy01 私が子供だったらきっと何度も雨の中に立ってはここで滴を落として遊んだだろうなあcoldsweats01 急いでいたためにじっくり見て来れなかったのが残念。雨の日に又行ってみようかな、なんてcoldsweats01
この製品についてはうまく説明できないので、→ココを見てね。ここの製品だったかどうかはわからないけれど、こういうモノだったから。
その2:文化村ではフツーに傘をビニール袋に入れることになった。でも、その袋がフツーじゃなかった(知らなかったんだわ)smile 東急本店の入口から入るか文化村入口まで外を歩くか迷って結局外を歩いたんだけど、正解っgood 東急本店の袋はフツーの透明な袋だったもの。まあ、別にフツーじゃないっていうほど大袈裟なものではないんだけど、ほんのちょっとしたこんなことが傘を持つ鬱陶しさも楽しさに変えてくれるのよconfident
11051301kasa

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2011年5月12日 (木)

6月演舞場追加配役

6月演舞場の追加配役が発表になった→ココ
ジュニアがたくさん出るのねえ&ジュニアのジュニアもね(^_^)(え~と、ジュニアの基準は何?って自分にツッコミcoldsweats01

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ネタバレごめん「港町純情オセロ」

510日 「港町純情オセロ」(赤坂ACTシアター)
ごめんなさい、ネタバレします。
シェイクスピアの「オセロ」の骨をそのままに、まったく違う肉をくっつけたらこんなお話になったというそのアイディアにきっとシェイクスピアも感心していることだろう。いや~、実に面白かった。
1930
年、神戸と思わしき架空の港町・神部で縄張りを争うヤクザの世界、言葉は関西弁である。そして違う肉がついているけれど、骨はしっかりシェイクスピアだから本家の基本はちゃんと踏襲している。多分セリフも原作の大事なところは残してあるんじゃないかしら。
さてヤクザの親分の1人が「半ブラ」の藺牟田オセロ(ブラジル人とのハーフだから「半ブラ」)。橋本じゅんが男らしくて純情で面白くて悲しくてとっても素敵。容貌が容貌だから(「顔と体のバランスがおかしいって言われ続けてきた」というセリフには思わず吹き出してしばらく笑いが止まらなくなってしまった)多分初めて本気で女に愛されて舞い上がる姿もかわいい。
モナ(不倫だなんだと疑いをかけられるから、ある女性タレントの名前にちなんだんだと思い込んでいた私、芝居後半になってやっと「あ、デズデモーナのモナか」と気づいたのはゴシップに毒されすぎか)の石原さとみ、とっにかくかわいい。本家デズデモーナと違っておしとやかではなく、でも育ちのよさが自然に滲み出るきゃぴきゃぴお嬢様。世間知らずではあるけれど、父親がヤクザの診療をする医者とあって、その世界のことを知らないわけではない。オセロと出会ったのもオセロが父親の入院患者だったから(弾丸に当たったか、刃物で刺されたかのキズよりも診察中になったギックリ腰のほうが重くて入院が長引いた)。
父親が蝶よ花よと育ててきたモナがまったく不釣合いなオセロに惚れることで幸せな物語は進行する。
しかしその一方で、若頭の座をインテリヤクザ汐見秀樹に奪われた「耳なし」こと伊東郷(このネーミングもふるっている。「耳なし」――イヤーゴー、伊東郷――イヤーゴー)のくら~いオセロ破滅計画も同時に進行し、物語は悲劇へとまっしぐら。
「オセロ」はイヤーゴーの物語でもある。「純情オセロ」でも主役はオセロであり、また伊東郷(田中哲司)でもある。伊東はオセロの忠実な手下だったのに、出世を奪われた今は忠実の皮をかぶり暗い目をした、どこか泥臭い復讐鬼である。狡猾でワル知恵はとどまるところを知らない(それが何となく危ないワル知恵なんだよね。誰かがちょっと気がついたらすぐに破綻しそうな。だけど、みんなヌケているから誰も気がつかないで、伊東だけがワル知恵に長けている感じにみえる)。伊東郷役はモノローグで心のうちを語る。激しいその怨念に田中さんの人相がだんだん変わってくる。しかし策を弄するうちに、だんだん結果を求めることよりもその策を練ることが目的になってきたのではないかと思えてきたりして。

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2011年5月11日 (水)

勘三郎復帰も7月に

病気休演していた勘三郎さんの復帰が決まったそうだ。
まずは7月23、24日の松本市まつもと芸術市民会館での「身替座禅」が復帰公演となる。
本格的始動は9月の大阪新歌舞伎座一周年記念歌舞伎を目指しているとか(新歌舞伎座のHPにも一応出ている)。ご本人が一番嬉しいだろうが、嬉しすぎて又無理などしないようにと願う。

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Google今日のロゴ

ぜひ見て(ちゃんとsmile見てね)。
スゴイっと思わず呟いてしまった。
今日はマーサ・グレアム(アメリカ、モダン・ダンスの創始者)の117回目の誕生日だそうです。

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2011年5月10日 (火)

いまひとつ盛り上がりに欠けた敵討ち:演舞場昼の部

58日 五月大歌舞伎昼の部(新橋演舞場)
感想の前に敵討ち一口メモを。
江戸幕府が認めたのは目上の人の敵討ちだけ。目下の者の場合は通常の手続きを踏んで訴える。敵討ちのことは仇討ちとか意趣討ちとかとも言うが、江戸幕府が正式に認めた名称は「敵討ち」。
だそうである。以上、イヤホンガイドからの受売りでした。
「敵討天下茶屋聚」
正直言って、あまり面白いと思わなかった。とくに序幕・第二幕はかなり…このままこんな調子なら帰ろうかと思ったほどだが、初めて見る芝居だし、いつもより高い席(3A席)を取っちゃったし、と残ることにした。
梅玉さん、錦之助さん、魁春さん、彌十郎さんの善人側がよい。しかし悪人側がいまひとつ。しかしそれは役者さんがどうこうというよりは、芝居の進行そのものが平板で、悪の盛り上がりに欠けたからではないだろうか。物語全体としては3月国立の「絵本合法衢」に似ているのではないかと思ったが、面白さは全然違う。私は南北のどろどろがそんなに好きではないのだが、この芝居を見たら、ああ南北はなんて面白いんだろう、と逆に認識してしまった。
それでも、3幕目で少し面白くなってきて、4幕目、大詰めはそこそこ楽しめたから、途中で帰らなくてよかった。しかし、3幕目でいきなり源次郎(錦之助)の目が見えなくなっていて、4幕目になると見えていたのはどういうわけか。私が眠ってしまってその間の事情を見逃したのかしら。それにいつの間にやら源次郎の許婚・葉末(高麗蔵)が悪者にかどわかされたとか(これはセリフの中でわかったし、そういうやり方は他の芝居でも多々あるのに、何となく納得がいかないんである)…。
3
幕目では伊織(梅玉)の妻染の井(魁春)が夫のために身売りする。忠臣蔵のおかるを思い出したわ。おかるは売られていく前に夫に会えたけれど、染の井は会うことができず(伊織は外出中、早く帰ってくればいいのにとじりじりした)、おまけに無用心な弥助(彌十郎)のせいでせっかくのお金は盗まれてしまう。こういう善人側のドジって定番だわね。

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2011年5月 9日 (月)

11月に幸四郎さんの「アマデウス」が

松也クンの「挑む」に続き、もう一つ公演情報を。
「アマデウス」
11月5日(土)~25日(金)
ル テアトル銀座
松本幸四郎、武田真治、内山理名の出演

「アマデウス」は映画で見ただけで舞台は見たことがないし(映画は秀逸だった)、幸四郎さん7年ぶりの上演だそうだし、見逃せないdash

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松也丈の「挑む」vol.3は8月に

何カ月ぶりかで松也クンのサイトにいったら、「挑む」vol.3の情報がアップされていた。
日時:8月20日(土)17:30
     8月21日(日)12:00、16:30
場所:前進座劇場
演目:「子宝三番叟」「三社祭」「源氏店」
出演者:松也、國矢、左字郎、音一郎、徳松、松五郎、隆松
チケット発売:6月29日

過去2回は1日昼夜2公演だったけれど、今年は2日、3回公演になったのね。それだけ人気も高まっているということだろう。松也ファンとしては嬉しいことである。

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2011年5月 8日 (日)

願・再見:明治座花形歌舞伎昼の部

56日 五月花形歌舞伎昼の部(明治座)
明治座は3度目か4度目かなんだけど3階席は初めてで、階段がわからずに迷ってしまった。2階席からの専用階段があったのね(1階客席は建物の3階にあたるから、3階席は5階ってことね)。
「義経千本桜――川連法眼館」
亀治郎の立役を初めて「いい」と思った。私はこのブログにもよく書くが常々亀治郎は女方役者だと決め付けていた。立役をよくやるようになってからも、いい点があったとしても最終的には「やっぱり女方よねえ」となる。
それがこの忠信と狐はその考えを見事にひっくり返してくれた。
まずは忠信。堂々と立派で凛々しい若武者ぶり、線の細さは全然感じない。1000回は演じるであろうと亀治郎さん本人が語った「四の切」は、去年8月の亀治郎の会が出発点だった。あの時もそれなりによかったけれど、今度のほうがずっと見ごたえがあった。駿河次郎と亀井六郎に挟まれ引っ込む場面など、ぞくぞくするような美しい立ち姿であった(去年亀井をやった亀鶴さんが駿河次郎にまわり、亀井は弘太郎さん。3人の中で亀ちゃんの形が一番きれいだった)。
狐。悲しみと情に溢れ、狐ことばも全く違和感なく本当に狐が悲しい身の上を語っているようで、親を失った子狐の寂しい暮らしが目に浮かび、鼓をもらい浮けたときには思わず涙が滲んだ。
ケレンも見事。神出鬼没の出の早さには驚いた。ほんと、瞬間移動だゎ。膝を軸にしての回転は、軸が全然ぶれないのがすごい。ジャンプも高く、海老反りもきれい。亀ちゃんって何となく本ばかり読んでいて運動できなさそうなイメージが私にはあるのだけれど、踊りもやればこういう激しい動きもするんだもの、身体能力高いんじゃないね。荒法師との立ち回りもたっぷり楽しめる。
クライマックスの宙乗りは、最初に座席に坐った時に「もしかして」と期待したとおり、亀ちゃんはまっすぐ私目掛けて飛んできたのよ~(ってわけじゃないけど、位置的にそうなる)。バラしてしまうと、明治座の宙乗りの鳥屋は3階席より上にある――だから座席表に出てこない――。高い。そして最後に亀ちゃんが鳥屋に吸い込まれていく時の顔は私の席からは見えない。でも、桜の花びらがい~っぱい飛んできた。
型と心、その両方が亀治郎さんの芸に見られたように思った。
義経は、亀治郎の会と同じく染五郎さん。義経という人物はきっとこういう人だったんだろうなと思った。1000回の公演全部を染五郎さんが付き合うわけにいかないかもしれないけれど、私はこのコンビでできるだけたくさん見たい。
猿之助さんの歌舞伎をほとんど見ていない(見たとしても忘れている)のがとても悔やまれるけれど、亀治郎さんが継ぐことによってその残念さが埋められると思うし、それ以上のものが得られるだろうと期待している。
「蝶の道行」
前に梅玉・福助で見てとてもよかったから、ちょっと楽しみにしていた。上から見ているせいか、最初暗闇の中を差し金の先で飛び交う2羽の蝶(敢えて2羽と言わせて)が本当に飛んでいるみたいで幻想的だった。七之助さんの燃えるような情念が痛々しかった。どうもこれを見ると「緑の館」で火に焼かれる蝶(確か翻訳本では「蛾」とあったような記憶が…)が頭に浮かんでしまう。

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2011年5月 7日 (土)

30年ぶり親子同時襲名

歌昇さんが三代目中村又五郎を、種太郎クンが四代目中村歌昇を襲名するそうだ!!
親子同時襲名は松本幸四郎家の3世代同時襲名以来だとか。
9月演舞場(秀山祭でしょうか)で名乗り、来年7月まで襲名興業を行うとのこと。
真面目で心を打つ演技を見せてくれる大好きな歌昇さん、そして成長著しい種太郎クン、襲名おめでとうございます。それぞれ又五郎、歌昇になってさらに飛躍されることと期待しています。

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2011年5月 6日 (金)

ちょうどいい視野を遮る手すり

明治座昼の部、見てきました。
浜町駅を降りて明治座へ向かうと、おお!! 建物前面の4本の柱に亀治郎・七之助・勘太郎・染五郎それぞれの大きな写真が出迎えてくれているではないか!! もうそれだけでテンションupwardrightupwardright
お芝居も大満足。
ただ、一つ不満が。それはどこの劇場でもそうなんだけど、どうしてちょうど目の高さに手すりがあるの?ってこと。明治座の3階席は非常に見やすいのに、手すりが視野をふさぎ、後ろの人に悪いと思いながらも時々は背筋を伸ばしたり前かがみになったりせざるを得ない。そうでなければ、座高を沈めて手すりの下の透明板を通して舞台を見る。
安全上手すりは必要なんだろうけれど、それなら全部透明にしてくれてもいいんじゃないかなあ、なんて思った。
お芝居の感想は後ほど。

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2011年5月 5日 (木)

「欲望という名の電車」出発点

5月1日「欲望という名の電車」千穐楽(パルコ劇場)
11050501azalea_2 いい加減日が経ってしまったから、そろそろ記録しておかないと、記憶も薄れてくる。
「欲望という名の電車」は若い頃、ヴィヴィアン・リーの映画を見たことがあるだけ(リバイバルです。詳細は忘れてしまった)。そこから芝居を見てみようという気が熟するまでン十年もかかってしまった。
秋山菜津子は、壊れやすいガラスのような(陳腐な表現だが)ブランチにぴったり。杉村春子も誰も見ていないので、舞台では秋山菜津子のブランチが私の出発点になるわけだが、なんだか既にブランチ=秋山菜津子になってしまい、他のブランチは今は考えられない。こんな姉妹があるいは友人・知り合いがいたらさぞや迷惑だろうと思いながらも、「現実に生きる」ことを拒否しているかのようなブランチが痛々しくて見捨てられない。
ステラの鈴木砂羽――名前はもちろん知っているのだけれど演技は多分初めて見る。「ペケポン」のターンテーブルに出演した鈴木砂羽はずいぶん自由で悪ノリが面白いお姐さんという感じだったから、ステラはどうなの?と思ったが、アメリカ南部で逞しく大らかに「現実を生きる」女性を見事に体現していて、この女優さんをとても好きになったのだった。
池内博之はいい舞台役者だと思った。TVでもその存在感は優れているけれど、舞台がいい。マーロン・ブランドによって植えつけられたスタンリーのイメージが変わった。粗野で下品な男だとばかり思っていたスタンリーだが意外にもちょっとした繊細さ(という表現は当たらないかもしれないけれど、うまい言葉がみつからない)が感じられたのだ(どことは具体的には難しい。それは池内クンの個性なのかもしれない)。ステラが惚れる魅力も十分あったと思う。またスタンリーがブランチを排斥するために取ったやり方は私には納得しがたいが(まさにブランチを完全に毀すやり方。ひどいでしょ)、そこへ至る状況、池内スタンリーのキャラクターによってそういう方法を取った意図はわかる気がした。

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2011年5月 4日 (水)

普通の1日に幸せを覚える

なんだか仕事が集中してひどく忙しくて、5月1日に見た「欲望という名の電車」の感想が書けない。
連休中はそんなに遊ぶ予定は入れていないのだけど、4月29日「国民の映画」、5月1日「欲望」、3日サッカーじゃ、そこそこ遊んでいるかcoldsweats02
今日は久々の素晴らしい天気で朝から洗濯が楽しかったし、買い物も行って(特別なのじゃなくて普段の買い物)、午後からはモーレツに仕事して、夕方は母の面会に行って(たまには陽に当ててあげないと、と思って施設の前の花壇でお花見)、夜は1人なのでごくごくテキトーに食事して。
こんなどうということのない普通の1日が何となく幸せに思えた。

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2011年5月 3日 (火)

苦い酒

5月3日 VS横浜Fマリノス(@埼玉スタジアム、14:03キックオフ、47,056人)→0対2で敗戦
この前の名古屋戦はなんだったのか…
4分もあったロスタイム、チャンスをモノにしたのは相手だった。無人のゴールへsoccershock
連敗はいかんでしょうannoy ホームでの負けはいかんでしょうannoy
試合を語る気にもなれないので、今日は写真集をcoldsweats02
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↑さいたま市誕生10年のゆるキャラ「ヌゥ」。
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↑こちらはレッズのマスコット「レディア」。試合前は盛り上がっていたのにねgawk
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↑試合前の散水。バック側には届いていなかった。両側から撒けばいいのに。
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↑前回名古屋戦は隣がレッズサポ席。今回は10席ほどおいた隣がマリノスサポ席。後半のレッズ側ゴールは遠く、マゾーラの存在感もわからなかった。こっちでありがたくないゴールを2つも見ちゃったよbearing

メルボルン・東京・メキシコ五輪(メキシコでは主将)に日本代表として出場した八重樫茂生さんが亡くなった。78歳…。ご冥福をお祈りする。

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2011年5月 2日 (月)

海老蔵、まずは富樫で復帰:7月演舞場

演舞場の7月演目と配役が発表になっていた。海老蔵復帰公演として世間の関心も高いだろう。
海老蔵の出演は昼の部が「勧進帳」の富樫、「楊貴妃」の高力士(「楊貴妃」は初めて見るぞぉ)、夜の部は「春興鏡獅子」、「江戸の夕映」の本田小六。

「江戸の夕映」は以前(平成18年5月團菊祭)でやはり海老蔵さんが小六を演じて、その暗い眼がぞくぞくするような魅力だった。あの時は松緑、菊之助と若手3人が等身大な感じで、再演を待っていたのだ。しかし今回の親子共演は年齢的にどうなのかしら。ま、見てみないことにはわからないから、事前にとやかく言うのはやめましょう。

昼の部は「勧進帳」の前に右近・笑也・猿弥・門之助による「鳥居前」が、夜の部は「春興鏡獅子」の前に右近・笑三郎・春猿・猿弥・笑也(笑也さんは十郎!!)・男女蔵・松江・梅玉による「吉例寿曽我」がある。澤瀉屋さん揃っての演舞場出演を待っていたので楽しみ。今年の1月にダメになった右近弁慶 vs 海老蔵富樫もいつか是非見たい

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2011年5月 1日 (日)

5月1日

渋谷パルコそばの交叉点でやや騒がしい声が聞こえてきた。何かと思ったら、デモ隊の姿が見えた。
「ああ、今日はメーデーか」とわかったのは一瞬後のこと。代々木公園から流れてきたのだろう。そばで若い女の子が「何のデモ?」と訊き合っていた。
労働者の祭典として盛り上がった時代は遠くなりにけりthink

さて、今日は世界初の万博が開幕した日でもあるそうだ(1851年5月1日から10月15日まで)。それがわかったのは、Googleのロゴから。ただし日本のGoogleではない、フランス語と英語のGoogle。クリスタルパレスと呼ばれた会場がロゴに描かれている。イラストにマウスポインタを当てると、虫眼鏡みたいに拡大してくれる。
あら、そういえばドイツのGoogleはメーデーのロゴになっていました。

いよいよ大好きな「♪みどりのそっよっか~ぜ~♪」の月が始まったというのに、今日の天候はひどかったなあ。

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