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2011年7月12日 (火)

7月歌舞伎鑑賞教室①:新鮮で楽しかった松也クンの「歌舞伎のみかた」

711日 歌舞伎鑑賞教室「歌舞伎のみかた」
開演前いつもは黄色い声がさえずりまくっているのだが、今日は男子も多かったせいか、すごい迫力で若い声が上に伝わってくる。なかなかお喋りが静まらないので、大丈夫かと心配しているうちに客席が闇に包まれ、いつもながらのきゃあきゃあ
通路に当てられたスポットライトの中に松也クンが浮かび上がる。そのままそこで運動会や紅白歌合戦の「紅白」が源平の戦いに由来することなどを話し、義太夫に合わせて舞台へ。
義太夫
ツケ打ちさんを呼んで義太夫の説明をしようとした松也クン。そこへ黒衣さんが駆けつけてきて「ツケ打ちさんがみつからない」と耳打ちする。オドロキ慌てる松也クン。
さて、これを義太夫・ツケ入りでやってみると…。
ツケ打ちを呼ぶ松也→ツケがいないと告げに来る黒衣→義太夫、松也の驚きと狼狽を語り、松也はその仕草を歌舞伎調でみせる。そこに今度はツケが入る。こうして、歌舞伎のメリハリを興味深く感じることができるわけである。
だいたい、どの「歌舞伎のみかた」でもやることだが、侍歩きと女歩きにツケを入れて、男女の歩き方と同時にツケの打ち方の違いもみせる。
そして、相模五郎が戦況報告をするセリフを松也クンが義太夫にのせて喋り、義太夫と役者のセリフのかみ合わせの面白さを説明する。
最後に黒衣さんが引っ込む時、歌舞伎では黒はないものというお約束、だから舞台に黒衣さんがいても見えないと考えてくださいね、と松也クン。
黒御簾
太鼓が雨音・雷→川の流れ→海の音と表現し、それに合わせて松也クンが傘をさす仕草、雷鳴に耳をふさぐ仕草などをする。強い雨で川ができ、海に注ぐという順番も考えられていたのが面白い。
長唄連中も舞台に出てきて歌い出すと、場内大ウケ。だって、その歌は「♪さかなさかなさかな~、さかなを食べ~ると~♪」だったんですもの。これが後の相模五郎・入江丹蔵の「魚尽くし」に繋がっているのがミソ。
歌舞伎ではその時々に流行した曲を取り入れてきたんですよ、ということで次にかかったのが「♪会いたかった会いたかった♪」。客席は大盛り上がり。「この歌は実際に、今年1月国立劇場公演で使われたんですよ」と松也クンが言うと、客席から「へ~」という驚きの声が上がった。
最後に芝居でも歌われる「浜唄」で締めて、黒御簾さんたちは引っ込む。
義経千本桜の説明
いつものようにスクリーンを使った解説。義経のイラストに「かわいい~」の声。松也クンが自分が義経を演じると言ったら「おお~」とか「へ~」とか「わ~」とか高校生たちの反応がいい。

今回の「歌舞伎のみかた」は、高校生の代表を舞台に上げることはなかったものの、松也クンがてきぱきと要領よく話を進め(松也クンって、声がいいよねえと改めて感心)、間に実演を組み込んだりして、わかりやすく高校生もとても楽しめる構成になっていた。3階で見ているオバチャンたちも高校生と同じようにいちいち感心したり反応したりして楽しんでいたのが嬉しかった。もちろん私も新鮮な気持ちで大いに楽しんだ。

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