« 又五郎さん、応援してます2:イヤホン・インタビュー | トップページ | 鬼の霍乱 »

2011年9月 9日 (金)

印象派を語ってもいいかな?

831日 「ワシントンナショナルギャラリー展」(国立新美術館)
 
もうとっくに終わってしまった美術展(9/5終了)だけど、まだ感想を書いていなかったので自分の記憶のために。
 
印象派はもういいや、という気持ちがあったのではじめは見るつもりはなかった。しかし、今改装中というワシントンナショナルギャラリーからは、日本初公開の作品や、1作につき15回しか貸さないという作品もあるそうだし、私は絶対現地に行くことはないと思うので、やっぱり見ておこうと勇み立ったのが前日の30日。青楓さんの菊之丞襲名公演の前に、と出かけたら休館日で、急遽2回目の青木繁鑑賞に変更した、という曰くつき。
 
会場は「印象派登場まで」「印象派」「紙の上の印象派」「ポスト印象派以降」の4章で構成されている。
 
1章「印象派登場まで」
 
ここではやっぱりマネ。「鉄道」「牡蠣」「オペラ座の仮面舞踏会」等々、見たかった作品を目の当たりにする。そのマネの「オランピア」から着想を得たと言われているバジールの「若い女性と牡丹」。花に囲まれた黒人女性の目に引き付けられた。ほかに「エドモン・メートル」「エギュ=モルトの城壁」も心惹かれる作品であった。29歳、普仏戦争で亡くなったというのが惜しい。
 
ファンタン=ラトゥール「皿の上の3つの桃」は桃の毛がきれいに描かれていて、これも好きな作品(ルノアールの「皿の上の桃」よりも好み)。
 
ここの15作品はどれも素晴らしかった。
 
2章「印象派」
 
ドガ、ピサロ、モネ、モリゾ、ルノワール、シスレー、カイユボット、エヴァ・ゴンザレス、メアリー・カサットの27作品。
 
アメリカにこれだけ印象派の名作が集まったのは、メアリー・カサットの功績らしい。まだ印象派が手ごろな値段で入手できた当時、カサットが「パリでは今こんなのが流行ってるわよ」とアメリカに紹介したのだとか。カサットの子供をテーマにした作品は子供の様子がやさしい目で生き生きと描かれている。

3章「紙の上の印象派」
 
一番見たかったのがこの章。印象派というと油彩のイメージが強いが、水彩、パステル、素描、版画といった、ふだんあまり目にすることのない作品が27点。15回しか貸し出さないというのがこの紙作品。劣化を恐れてのことだそうだ。
 
ここはいい作品がいっぱいありすぎるので、敢えてリストアップしない。
 
4章「ポスト印象派以降」
 
バックの青が印象的なゴッホの「自画像」、その翌年の作品とは思えない明るい「薔薇」、セザンヌ「『レヴェヌマン』紙を読む画家の父」、スーラ「ノルマンディのポール=アン=ベッサンの海景」等々14作品。
 
以上83点、作品数が多くないので疲れなかったし、印象派は作品から離れて見たほうがわかりやすいので、行列にはまって身動きできなくなることもなく(そこまで混んでいなかったし)、十分楽しむことができた。
 
さて、これを見たから印象派を語る資格はできたかな(語るってほどの知識も鑑賞眼もないけど)。
この展覧会、副題が「これを見ずに、印象派は語れない」だからsmile

録買うべきだったかな。何しろ高いし、ここのところあちこちの展覧会で図録集めちゃったから家がその重みで沈んでもいけないしbleah

|
|

« 又五郎さん、応援してます2:イヤホン・インタビュー | トップページ | 鬼の霍乱 »

ミュージアム」カテゴリの記事

展覧会」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1083822/41599592

この記事へのトラックバック一覧です: 印象派を語ってもいいかな?:

« 又五郎さん、応援してます2:イヤホン・インタビュー | トップページ | 鬼の霍乱 »