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2011年10月11日 (火)

姑摩姫宙乗りを見る:「開幕驚奇復讐譚」

10月8日 「開幕驚奇復讐譚」(国立劇場大劇場)
初日は1階センター最前列。2度目のこの日は2階下手側最前列--つまり、姑摩姫(菊ちゃん)の宙乗りを近くで見る目論見で。でも、最前列は下すぎた。5列目より上のほうがよりよく見えたかも。それでも下から見上げた初日とはちがい、菊ちゃんも赤い靴もよ~く見えた。前転後転ぐるぐるまわる菊ちゃんに目は釘づけ。
金閣寺屋根上の立ち回りも2階からだとよ~く見える。下から見たときはひどく狭いスペースで戦っているように見えたが、そうでもなかった。ただ、屋根がゆるいスロープになっているので、やっぱり危険は危険だと思う。そういう場所で、捕り手たちは梯子や棒を持って見事な立ち回りを見せてくれた。

時さまの変化がやっぱり面白い。はじめはしたい放題の夫を窘める節度をもっていたのに、盗賊の女房になるどころか、自分でも押し込みを計画するとは、ねえ。そもそもきっとそういう資質をもっていたのだ。旅籠屋「撫子」で、菊五郎さんと差しつ差されつ、一見控えめそうにしかしぐいぐい飲む様子がその伏線かもしれない。
時さまは2役めの足利義持が上品で美しい。
義持の父親である義満が姑摩姫の術で突然死ぬと、なぜか客席が笑う。初日もこの日もそうだった。
管領・斯波義将の菊五郎さんが最後に登場して舞台がしまる(こういう菊五郎さんはホント、大きい)。
2度見ても面白さが薄れない復讐譚でした。

萬次郎さんがあれだけの出演ってちょっともったいないなあ。

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