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2011年10月18日 (火)

梅原猛氏が語る亀治郎さん:東京新聞の記事から

毎週月曜日、東京新聞夕刊に梅原猛氏が「思うままに」というコラムを連載している。ふだんはあんまり真面目に読まないのだけど、1017日のタイトル「猿之助と亀治郎」に惹かれて一気読み(以前、いつだったかしら、猿之助さんとヤマトタケルのことを数回にわたって書かれていたことがあって、その時も夢中で読んだっけ)。
 
この記事はWebで読めないみたいなので、要約しながらちょっとご紹介(『』部分は東京新聞から引用させていただきました)。
 
昭和61年、スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」初演時のこと。ある日、楽屋前の廊下でしきりに竹刀を振ってヤマトタケルの真似をしている少年がいた。亀ちゃんであった。『親思いの亀治郎は、梨園の紳士といわれる父、段四郎がいつも悪役となり、無惨にも斬り殺されるのをとても悲しく思っていた』。しかし『熊襲タケルや伊吹山の山神に扮した段四郎がすばらしいセリフを語り、みごとな悲劇的最期を遂げるのをみて、いたく嬉しかった』のだそうだ。
 
そういうことを感じていた少年時代の亀ちゃんの姿が見えるようで、ちょっと胸がアツくなった。
その段四郎さんが14日、体調不良で休演されたそうである(代役は右近さん)。その後の情報がわからないので心配しているが、亀ちゃんも表には出さないもののずいぶん心配していることであろう。1日も早い回復を心からお祈りします。

さて、
亀ちゃんはその後、梅原さんの著書に感銘を受けて、書生として梅原さんの自宅に住み込みたいと願うまで傾倒していたようだが、梅原さんは著書を読んでくれるのはありがたいが、亀治郎さんが立派な歌舞伎役者にならなければいけない人間であること、芸の道を究めてほしいことを伝えて書生の願いを断ったという。
 
その亀治郎さんが今月、「當世流小栗判官」で猿之助後継者として見事な舞台をつとめている陰にはこのような時代もあったのだなあとしみじみ思う。

また今年春、猿之助さんから香川照之一家を暮しているという手紙が梅原さんのもとに届いたそうだ。梅原さんは猿之助さんの新しい生活を祝福する返事を書き、亀治郎さんと香川さんで「ヤマトタケル」をやってほしいことを追伸として付け加えた。
 
おそらく、香川さんの歌舞伎界入りを知った人たちはみんなそう思っただろうが、香川さんがすぐに古典を演じるのは無理でも、世話物やスーパー歌舞伎ならできるのではないか。梅原さんも同様なことを書かれている。そして『猿之助と同じように、これでもかこれでもかというほどのすばらしい熱演を見せる名優』香川さんと、『立派な歌舞伎役者に成長した亀治郎とのコンビによる「ヤマトタケル」が上演されれば、どんなにかすばらしい舞台になるか。それを期待するのは私ばかりではあるまい』。
 
そうですそうです、2人の「ヤマトタケル」を私も熱望しています。梅原さんのこの文を読めば、それが見られる日もそう遠くないような気がして、来年6月がますます楽しみになってきた。

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コメント

うちは読売新聞なので、楽しい情報をありがとうございます!
亀ちゃんと香川さんの「ヤマトタケル」
ですよね。ですよね。皆さん期待してますよね!
見たいです~~!!

段四郎さんの休演、大事でない事を祈ります。。。

投稿: 林檎 | 2011年10月18日 (火) 16時16分

林檎様
梅原さんのエッセイは読み飛ばすことも間々あるのですが、猿之助さんとお親しいことからたまにその話題になります。そういえば、今回の襲名については沈黙かなあと思っていたら、昨日この記事を見つけて、興味深く読みました。
来年、きっとヤマトタケルをやってくれるのではないかしら。期待したいですね!!

投稿: SwingingFujisan | 2011年10月18日 (火) 20時57分

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