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2011年12月

2011年12月31日 (土)

感謝

1年間のご支援、ありがとうございました。
被災地のことを、被災された方々のことを、思わない日はなかった311日以降。この先どのように生きていったらいいのか、ずいぶん悩みました。でも、コメントをいただくたび本当に励まされ、自分のできることを真摯にやって前進していくしかないという答えが出せたように思います。
「普通に生きる」ことの有難さを忘れず、この1年のすべてに感謝しつつ、新たな年が良い日々になるよう努力するつもりです。
皆様にとっても新しい年が良い年でありますように!!

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2011年12月30日 (金)

咳が止まって髪の毛カット

恒例の年末年始帰省をした娘の成田空港での第一声(12月24日)。「美容院に行ったら?」
ぼさぼさに広がった髪の毛。でも咳がひどくてとてもじゃないけどムリ。
もう年末はあきらめて年が明けてからにしようかと決めていた昨日。
ところが毎晩悩まされる咳の発作が昨夜は1度しか起こらなかった。そして今日はほとんど咳が出ない。重くて始末に負えなくなってきた髪の毛。あ~、カットしたい!! 美容院って、一度「カットしたい」と思うとモーレツに行きたくなるものなのだ。一度そう思ったら、もうこの頭にガマンできなくなるのだ。
今から予約は難しいかなあと恐る恐る美容院に電話してみると、年内営業最終日にもかかわらず、予約が取れたscissors 
おかげで、頭が軽くなってほっとした。
ご心配くださった皆様、やっと症状が改善しました。ありがとうございます。
予約までの時間、煮物も作ったし、窓拭きもしたし、やっぱりちょっと疲れたから明日はゆっくりしようかなsmile

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2011年12月29日 (木)

中村座、1月の試演会

1月の試演会の情報を教えてくださる方があって、急いで中村座のHPを見た。
日程は1月11日午後4時開演。
演目は「寿曽我対面」とお楽しみ座談会。
私的眼目は梅之さんの大磯の虎であるが、なんと配役はくじ引きで決めたんだそうな。梅之さんは夏の合同公演の「対面」では小林妹舞鶴を好演されたので、この大磯の虎もとても期待できる。
もう一つ、なんと、今回の試演会は衣裳・鬘をつけないで演じられるのだそうだ(袴歌舞伎?)。その分、役者さんの力量が問われるというものであろう。
すご〜く魅力的な公演ではあるものの、体調がなかなか戻らないのと、1月のスケジュールの厳しさを考えて迷い中なんだけど、やっぱり行こうかな(12月の試演会は日程的に諦めたし)think
こういう企画を見ると、嬉しい悲鳴をあげざるを得ないデスhappy02

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2011年12月28日 (水)

中村座の2月、3月

平成中村座の3月公演が勘九郎襲名なのはもう既に発表になっていたし、2月が休演らしいというのはどこかかから入ってきていた。
で、油断していたら2月3月の予定が発表になっていた。やっぱり2月は休演。
3月は3〜27日、演目は昼の部「一条大蔵譚」、夜の部「御所五郎蔵」が襲名狂言として公表されている。
チケット、取れるかな(2月5日発売だそうだけど、これは一般発売かな)。そして、2月休演っていうのはmoneybag的に助かりますsmile

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2011年12月27日 (火)

今頃だけど平成中村座昼の部

1222日 平成中村座昼の部(平成中村座)
今頃になってだけど、一応自分のために記録しておかなくては。しかし桜席で咳が止まらなくなったらどうしようと心配しながらの観劇は、咳は不思議と出なかったもののかなりきつくて、さっとだけ。
「車引」
菊ちゃんの声がひどくてビックリした。時間が経つにつれ徐々に出るようになっていったけれど、最初なんてほとんど声が出ていない。出てもしゃがれ声で、出ずっぱりの菊ちゃん、いったいどうなっちゃうんだろうと心配でたまらなくなった。
自分の体調のほかに菊ちゃんの体調が気になって、桜丸がいいのかどうかあんまりわからなかった。
勘太郎さんの梅王は勢いがあって、姿勢が低くてとても見ごたえあった。
彌十郎さんの松王は大きくて立派だし、さすがに一日の長があるが、若い2人とのバランスという点でどうだっただろうか。
亀蔵さんの時平は不気味さは十分あったが大きさにやや不足を感じた。
虎之介クンの杉王丸はまだ勉強中といったところだろうか。こういう経験を積むことが大事なんだと思った。
山左衛門さんの金棒引きのいかにも「虎の威を借る」的な感じが時平の権力を表していて面白かった。
「賀の祝」
松也クンの女形、久しぶりなような。最近体型的に女形は無理かなあと思っていたが、意外とスッキリして見えて松王の女房としての落ち着きが感じられてよかった。
亀蔵さんの松王と勘太郎さんの梅王のケンカはまったく子供の喧嘩で笑った。これまで松王というと体の大きな人が多かったと思うので亀蔵さんはその点ちょっと物足りなさがあるが、そうした先入観を除けば、また松王が次男であると思えば、よい松王だったのではないだろうか。
勘太郎さんの梅王はここでも見事。
菊ちゃんの桜丸はやっぱりよくわからない。私には菊ちゃんは本性的に明るいように思えて、意外と合わないんじゃないかとも思うし、いややっぱりニンだよなとも思うし…。
わが子に切腹の小刀を渡す白太夫(彌十郎)の心情がたまらない。

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2011年12月26日 (月)

半四郎さんに続き芦燕さんも逝去

片岡芦燕さんが亡くなったというニュースを知った。
半四郎さんの訃報に接したばかりなのに…。
私が歌舞伎を見るようになってからはもう芦燕さんはセリフの怪しいことなどが多く、味のある役者さんの全盛期を見逃したことは甚だ残念である。
色々な役のお顔が今浮かんでくる。
ご冥福をお祈りします。

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勧進帳に興奮

1225日 七世松本幸四郎襲名百年歌舞伎千秋楽夜の部(日生劇場)
順序としては、中村座昼の部が先なんだけど、こちらの感動が薄れぬ先に。カメラも携帯も忘れて行ったために「本日千穐楽」の画像はなし。
「錣引」
体調のせいにしていいかどうかわからないけれど、かなり眠くてところどころ記憶が抜けているために(大好きなだんまりに立ち回りがあっても、ダメだった)、全体としてのまとまりが自分の中でついていない。
次段太(市蔵。じだんだっていう名前が面白い)も三郎(亀寿)も伏屋(笑也)もあっけなく斬り捨てられてしまったのがちょっと意外だった。

「口上」
染五郎さんを中心に上手に松緑、下手に海老蔵と並び、3人の上には七世幸四郎の写真がかかっている。メモしなかったので、覚えている範囲で。
まずは染五郎さんが無事に千穐楽を迎えられたことを感謝し、今夜はメリークリスマスですとか何とか。そして七世には、海老蔵の祖父である十一代目團十郎、自分の祖父である八代目幸四郎(初代白鸚)、松緑の祖父である二代目松緑と3人の男子がいたことを紹介。そして「曾祖父は150cmと小柄だった。にもかかわらずあれだけの名優だった。その芸の大きさを尊敬する」。また「曾祖父は外国のことに詳しくて、あそこにはこんなものがある、あんなものがあると、よく人に説明していたが、一度も外国には行ったことがない。みんな絵葉書から得た知識である」と微笑ましいエピソードを語った。
松緑さんは、染五郎・海老蔵さんとだけでなく澤瀉屋の役者さんと共演できて大変勉強になった。今年は大先輩が亡くなり、私事だが弟子を失った。世間では大きな地震があった。311日は自分も演舞場にいた。こういう時に歌舞伎をやっていいのかどうか、色々言われもしたし自分たちも悩み考えた。しかし1人でもお客様がいらしたら夢を与えたいという気持ちで続行を決意した。

海老蔵さんは、今回の公演は一昨年(筋書きで去年となっていた)みんなでお好み焼きを食べに行ったときに出た話が実現したもの。曾祖父が1600回も演じた弁慶を自分が、富樫を松緑さんが、義経を染五郎さんがという素晴らしい配役でできるのも曾祖父のおかげである。
海老ちゃんは前についた手に顔がくっつく文字通り平伏。松緑さんは背中が一番高く、染五郎さんは海老ちゃんと松緑さんの中間くらいだったかな。どうでもいいことだけど、なんだか背中の高さの違いが気になっちゃって…。

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2011年12月25日 (日)

岩井半四郎さん、お疲れ様でした

岩井半四郎さんが亡くなったそうだ。
もう10年以上も姿を見ていないよなあ、どうしていらっしゃるのかなあと時々思い出したりしていたけれど、平成9年から闘病生活を続けていたようだ。
半四郎さんテレビドラマやトーク番組などから、芸には厳しいが日常生活では優しいおとうさんというイメージを持っていた。歌舞伎を一度拝見したかったと残念に思う。
今はお疲れ様と言ってご冥福をお祈りしたい。

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2011年12月24日 (土)

イブのお年玉プレゼント、浅草ご挨拶

待ちに待った、浅草のお年玉ご挨拶の詳細が発表になっていた。
午前中またネットの具合が悪く(こんなに不安定じゃほんと困る)、今あらためてアクセスしたら、わ〜いhappy01
え〜と、私の行く日は…歌昇・春猿・亀治郎・愛之助・亀治郎ですわhappy01 巳之助クンや癒しの米ちゃん等々、若い世代の話も聞きたかったけれど全部網羅するのはムリ。とはいえ回数の多い薪車さんにハズれたのはちょっとガッカリ。でも一番残念なのは亀鶴さんにハズれちゃったことweep

ま、でもクリスマスにいいプレゼントということですかねhappy01

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2011年12月23日 (金)

時代の片隅で:「その妹」

1220日 「その妹」(シアタートラム)
風邪が治らなかったら仕方ないドタキャンしようと覚悟していたら目覚めがスッキリしていたので出かけたが、それが失敗のもと、風邪をこじらせてしまったみたい。
それはともかく、「その妹」は武者小路実篤原作で「時代の片隅」なんて言葉を思い浮かべるような、大正デモクラシーとも言われた時代のお話。画家として嘱望されていた広次という青年が戦争で負傷して盲目となり、小説家として出直そうとしている。広次には静子という妹がおり、静子は広次に献身的に尽くしている。2人は叔父夫婦の家に身を寄せているが、静子に意の沿わない縁談を持ちかけられ、叔父夫婦の家を出る。その兄妹を広次の友人である作家の西島が経済的・精神的に援助している。……
大正時代の話なんだが、広次の亀治郎にも静子の蒼井優にもその時代らしい空気をあまり感じなかった。蒼井優ちゃんは和服に黒柳徹子風大正髪型で、亀ちゃんも大正青年っぽい髪型で着流しなんだけど、なんか現代風なんだなあ。セリフのせいだろうか。優ちゃんは「~ですわ」「~ですわ」と話すのだが、早口すぎるのか、やわらかいはずの「~ですわ」が切り口上的というか事務的に聞こえる。
早口はどの俳優もそうで、やはりどうしてもそこに現代性を感じてしまう。ただ、段田安則(西島)とその妻芳子役の秋山菜津子には時代の空気が見えるような気がした。
広次という男は、自分の才能が盲目になったことで潰されたことに苦悩する青年というよりは、すべてを盲目のせいにして妹や西島に甘えているだけの実にだらしない男に見える(障害のあることについて色々差し引いたとしても)。気に入らないことがあれば妹に当たり散らす。「盲目じゃなかったらこんなことにはならなかった」と後ろ向きにしか考えない(気持ちはわからないじゃないけど…)。先入観かもしれないが亀ちゃんは賢そうで、たとえ盲目になっても自分で自分の道を切り拓きそうなところがあって広次という男には合わない。とも思うのだが、そういう中にもどこか脆さを感じさせる部分もあり、時にひどく意地悪そうな表情を見せるのがこの青年の繊細で屈折した心理を見せていていいなあと思った。盲目の演技に関しては、むか~し映画「奇跡の人」デパティ・デュークがヘレン・ケラーの役をつかんだときのエピソードを思い出し、亀ちゃんもそういう訓練*をしたのかなあと思った。
静子は信じられないほど献身的で、清純で愛らしい。しかし物語が進んでいくうちに、静子のしたたかさが見えてくる。したたかという言葉が悪かったら現実への適応力と言おうか。これしか道がないんだったらそこへ進んでいくしかないではないか。どうせ、最初から放蕩者とわかっている男と金のために結婚するのだ、それならそう割り切ればいいのだ、と彼女は考えたのではないか当時は、女が働きに出るっていう感覚はまだそんなになかったのかしらね)。蒼井優ちゃんは、寂しげでしたたかな女をやらせたらとてもいいのだ。
静子が自分の許を去ると知って大暴れしたくせに叔父の家の小間使いが静子に代わって面倒をみてくれるとわかったら途端におとなしくなった広次。彼にも現実が見えたのならいいが、単に自分の不安を埋めてくれる代わりが見つかって安心した幼児のようにも思える。
だいたい、男どもは理想ばっかり言うのだ。西島なんか金もないくせに「ボクがなんとかする」といつも請け合っては、自分の貴重な蔵書を売らざるを得なくなる。そこまでして広次を援助するのは、実は静子に下心があったことを西島は自身いつ気づいたのだろう。それに気づいたのは妻の芳子のほうが先かもしれない。女には現実が見えている…。段田さんと秋山さんがとにかくうまい!!
怖かったのは西島家の女中(水野あや)。家政婦は見ただか家政婦のミタだか知らないけど(どっちも見たことないし)、なんでもお見通しでその家の秘密すべてを知っていそうな怖さがあった。
こんな人たちがいたこんな時代があったのだなあ。
<上演時間>155分(13301425)、休憩10分、第285分(14351600

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2011年12月22日 (木)

冬至を忘れて二度風呂

夕食にカボチャを食べたまではよかったが、冬至だってことをすっかり忘れて入浴剤入れちゃった。
これから柚子を入れて二度風呂。入浴剤と柚子の組み合わせって大丈夫かしらsmile
ネットが又おかしくなったので携帯から投稿。
お芝居の感想、書きかけているんだけど、風邪がどうもスッキリしなくて(帯状疱しんはかなり治ってきている)。
今日は柚子湯にさっと浸かったら寝ます。

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2011年12月21日 (水)

今度は風邪

帯状疱疹が峠を越えつつあるとき、風邪にかかった。
寒気がして38度を超える発熱。風呂に入っていても寒い。
市販薬を飲みたくても、抗ウイルス剤との飲み合わせがわからないからとりあえずヤクルトの高いヤツとみかんをしっかり食べ(これ、以前に友人から聞いた風邪撃退法)、食欲のないおなかにネギの味噌汁を流し込み、そうだ、玉子酒だと気づいた瞬間、「今は禁酒」であることを思い出した。
とりあえず一晩寝たら翌朝スッキリ目覚め、熱もなく、体調もすこぶる良好。で、観劇した。
帰宅したら又体調が悪くなった。そこで病院へ。先日味をしめたから早起きして順番取って受診。なんと9時前には会計までぜ~んぶ終わって、院外薬局で薬をもらってもまだ9時を回ったところ。早かったわ~。
ま、風邪の初期症状だとか。15日の横浜国際のあの寒さにやられたか。免疫力が落ちていることは間違いなさそう。ヤダヤダ、年をとるとwobbly

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2011年12月20日 (火)

驚きの改名:段治郎さんが月乃助さんに

ぼんやりと歌舞伎美人を見ていて、ふと目に入ったニュース。
全然知らなかったから驚いた。
HPももう月乃助というお名前に変わっている。
月乃助は二代目だそうだけど、初めて知ったお名前です。きれいなお名前なので段治郎さんによく合っているかもしれない(でも、歌舞伎の名前みたいじゃなくて当分慣れそうもない、段治郎は段治郎だなあ)。
最近歌舞伎の出演がない段治郎さん、じゃなかった月乃助さん、これを機に再び歌舞伎に出られるよう願っています(脚の具合はどうなんでしょう)。

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ミーハー的にもステキだった「ステキな金縛り」

1217日 「ステキな金縛り」(MOVIX川口)
病身なのに映画なんか見ていいのかぁ~、と自分にツッコむが、見られる時間帯にまだやっていたし、もうじき終わっちゃいそうだし…。
荒唐無稽な話をたっぷり笑い、時にホロっとし、ラストはしんみり。ほんと、面白かった。
映画の手法等を云々してもいいんだけど、何より出演者のはじけっぷりを見るのが楽しくて。その出演者もすっごく贅沢に使っているんだもの。しかも最後まで誰だかわからなかったよ~、っていうのが「矢部五郎」役のKAN(ビックリ!! 冤罪なのになんか他人事みたい)と「木戸健一」役の浅野忠信(木戸健一、いいキャラで好き)。あとで知って「え~っ そうだったんだ」と驚いた。あと、篠原涼子(ダンナも個性的な「阿倍つくつく」役で出演)と山本宣(懐かしい!!)もわからなかったなあ。
生瀬サンの初登場シーンには吹き出した。あれはどう考えても矢部謙三の鬘を取った姿を見たいという欲求へのサービスでしょう。
阿部チャンのタップ(阿部チャンも「トリック」組だったわね、なんて1人で盛り上がったりして。にしても「速水悠」があんなに早くあっちの世界に行っちゃうなんて意外だった)、中井貴一の幽霊犬とのジャレ合いにも声を出して笑った。
悪役・山本耕史と竹内結子の時代錯誤的なスタイルもいい。
TKO
の木下が笑いとは無関係の役で使われているのも面白い。向こうの世界から六兵衛を連れ戻しに来る「段田譲治」役の小日向文世の背後には「国民の映画」が見えるし(関係ないかもしれないけど、「国民の映画」には段田安則さんも出ていたっけ)、小林隆はそのキャラを十分発揮しているし、大笑いでなくても思わずクスっと笑って、まさにミーハー的に映画を楽しんだ。
西田敏行と深津絵里のコンビはもう最高。絵里ちゃんのドジさと明るさとひたむきな前向きさはベッジ・パードンを思い出させた。西田敏行の役も役者のキャラとぴったり合って、笑わせ泣かせ、である。
ところで、この映画の美術も種田さんだったのねえ(言われてみれば確かにそうかも)。
そういうことを全部知った今、それを頭に入れてもう一度ミーハー的に見てみたい。そして今度はエンドロールは文字を見ずに左側に流れる映像を見たい(どっちつかずになっちゃったんだもの)。
<上映時間>142

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2011年12月19日 (月)

無敵バルサをこの目で見られた夢みたいな時間

1218日 クラブワールドカップ決勝:サントスFC vs FCバルセロナ(@横浜国際総合競技場、1930キックオフ、68,166人)→04でバルサの圧勝・完勝
121901finalとにかく強い。興奮した!! バルサの勝利は予想していたが、南米王者サントスとこんなに実力差があるとは思ってもいなかった。準決勝の相手アルサッドはほとんど攻め上がる気がなく、守りに徹していたため試合そのものはさほど面白くなかったけれど、サントスとはきっと攻め、攻められになるだろうと期待していたのだ。しかし…。
試合そのものは前半24分シャビの2点目で決まったようなものだ。サントスに攻める気はあっても攻めるチャンスがない(ってことは、バルサの守りもスゴイってこと)。それほどバルサのボール保持力は高かった。よく通るパスにサントスの選手たちが翻弄されているかのごとく見える。バルサが攻めあぐんで後ろでパスを回すなんてことはない(後ろで回している時でも、ちゃんと次を考えている)。前半中盤、もう2点も取っちゃったし、相手の力もわかったし、という感じでバルサがなかなか攻めない場面もあったが、そういう時でもちゃんとボールはバルサのものでパスを細かくつないでいる。これがJリーグの試合だと居眠りが出るのにバルサの場合はそんなパス回しを見ているのだって楽しい。
そうこうするうちに45分、セスクのゴール!! シャビもセスクも準決勝では温存されていた。その2人がしっかり決めるチームの強さ。
メッシの個人技もただただスゴい。ボールをもつだけで満場の客を沸かせる選手がいるだろうか。ボールを持てば何かが起こるとワクワクさせる選手。もちろんメッシがその頂点だけど、バルサの面々はみんながそう(メッシが活きるのは他の選手の技術も戦術理解も含めた能力が高いからだ、そしてメッシもまたチームプレイに徹していることを特記しておきたい)。そして、もっとスゴいのはそういうパス回しをいとも簡単にやってのけてしまうこと。あんまり簡単にやるので、「どうして日本の選手にはできないの?」と不思議でしょうがなくなる。でも本当は難しいことなのだ。それを簡単に楽にやっているように見せるバルサの選手の凄さを実感した。
待望のメッシの得点(17分の1点目)もシャビの得点もセスクの得点も、計3点も目の前で見ることができた(今日の席は、2階席だけど北側ゴールそば。あ~、サッカー専用スタジアムでないのが本当に残念で仕方ない)。あわよくば後半エンドが変わってネイマールのゴールも見られたら、なんて期待したけれど、ネイマールはほとんどいいとこなし。反対側ゴールでメッシが4点目を決めて、完全に力の差を見せつけた。
11121901barca こんな最強のチームを目の前で見られて夢のよう。勝敗の興味や試合としての面白さはともかく、バルサのサッカーの面白さ、楽しさを堪能した(帯状疱疹の痛みを忘れたわ)。
表彰式後の場内一周は1階席へ降りて見た。最優秀選手のメッシは一番後ろから地味に控えめに行進していて好感がもてた。
3
位決定戦は体調を考えパス。PKの末アルサッドが柏を下したことをスタジアムで知った。
11121903ticket
なお、ビジャは全治4~5カ月とかで可哀想。

明日は寝坊しま~す。

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2011年12月18日 (日)

ネットが繋がらない→繋がりました!!

ネットが不調です。
昨朝、繋がらなくて焦ったけれど、病院から帰ってきたら回復していました。
夕方、一時パソコンの電源を切りちょっと外出して帰宅したら、又つながらなくなっていましたshock
接続のどこかがおかしいのだろうけど、私の接続は息子のところから来ていて、息子が昨日今日といないから原因がつかめません。
仕事のメールも来ているはずなのに見られないし、ほんと困っちゃった。
というわけで、コメントを下さった皆さま(ありがとうございます)、ネット接続が回復するまでお返事はお待ちくださいませ。皆さまのコメントを拝読しながらお返事したいので。申し訳ありません

帯状疱しんは時々ひどく痛みますが、普通に生活しています。
帯状疱しんの既往がある方がこんなにいらっしゃるとはビックリしました。自分がかかってみると、その時の皆さまのお辛さがよくわかります。と同時に、意外と身近な病気なんだなあとわかって(病名は知っていてもね)、変な言い方ですがちょっと安心しました。

追記:今(14:30)、試しにやってみたら繋がりました!! あんなに何度もエラーが出たのに自然回復。こっちには問題なかったのかも? お騒がせしました。

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2011年12月17日 (土)

早起きはやっぱり三文の徳かも

普段ならまだ熟睡の午前6時半、朝が超苦手な私が頑張って起きたのには理由がある。
病院で早い順番の整理番号をもらうため。
7時から発券される整理券を受け取り、一度帰宅して家事をすませ、8:10の受付へ。
おかげで8:45からの診察の順番もすぐにきて、9時過ぎには診察も会計も薬も全部終了。
2度手間ではあるものの私は病院に近いし、駐車場も早朝なら間違いなく確保できるし、どれくらいかかるかわからない診察待ちでイライラするよりも、確実に早い順番で受診できるのは精神衛生的にもよい。私は待たされるのがイヤでめったに大きな病院に行かないことにしているが、早起きすればいいだけのことだったのか。

で、私の体調不良の原因は「帯状疱疹」だった。
昨日、内科でその疑いありだから皮膚科を受けるようにと言われたけれど受付は終了していて受診できず、今日出直して診断が確定したというわけ。
これから抗ウイルス薬を1週間飲み続けることになる。よく休養を取るようにと言われた。それはいいとして、1週間断酒に耐えなければならないのがねえcoldsweats01
それにしても、なんだって帯状疱疹なんかになったんだろう。私の場合軽症なんだけど、けっこう痛いのよねbearing(昨夜は内科でもらった痛み止めを飲んだ)

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2011年12月16日 (金)

感動の「元禄忠臣蔵」

1214日 「元禄忠臣蔵」(国立劇場大劇場)
この日を狙ったわけではなく、この日しか行かれなかった偶然がラッキーな感じ。しかし、なんという大ボケ。チケット発券機を操作したら「すでに発券済みです」という表示が でぇえ~っ 先月発券したことをすっかり忘れていた。もう1枚買うのもなんだし、一応チケット売り場に事情を話してみたら、仮チケットで入れるようにしてくれた(あぜくら会の会員証を持っていてよかった)。ありがとうございました!!
「江戸城の刃傷」
江戸城内のあの慌てぶり、大騒ぎを見ると、内匠頭がやらかしたことがどれほどの出来事だったかに改めて思いを致す。その大騒ぎの中、梶川与惣兵衛と御坊主に羽交い絞めにされ身動きのとれないでいる内匠頭の焦燥、無念さを思い、融通のきかぬ2人に私まで苛立ちを覚えた。2人の事情・理屈はごく当然のことであるのだが。悄然と去る内匠頭を見送る多門伝八郎(歌六)のまなざしが温かい。
田村右京大夫屋敷で、切腹の前に吉良の傷の程度を確かめる内匠頭に、南座で見た「千石屋敷」の仁左様の大石の思いが重なる。ここでの内匠頭(梅玉)は、吉良の傷が浅傷であることを知って気落ちする。吉良は老人だから養生ならないかもしれぬと言う多門の言葉に、諦めというか達観のようなものが感じられて哀れさが増した。
片岡源五右衛門(歌昇)の背中に万感の思いが込められ、内匠頭としっかり見つめ合い、声を忍ばせて体を震わせている姿に涙を誘われた。
「御浜御殿」
吉右衛門さんの綱豊と又五郎さんの富森助右衛門の息詰まるようなやりとり、手を握り締め思わず身を乗り出して(最後列だったし)見入り聞き入った!! 
私はこれを見るたびに、綱豊に思い入れ、助右衛門に対しては甘さの苛立ちを覚えてきたような気がするのだが、又五郎・助右衛門の一途な真面目さは素直に胸に沁みてきた。大石が放蕩に身を持ち崩しているから仇討の企てがあるに違いないことを綱豊に指摘され、助右衛門が六代将軍の職を望むゆえ作り阿呆の真似をしているのではないかと逆襲し、現将軍によって取り潰された大名家のことに触れた場面では思わず涙が出た。綱豊が酒食に身を持ち崩しているのは将軍家の疑いを避けるための方便だと、言われたらあなたの心は痛まぬか…と追及する場面である。綱豊の手にかかるかもしれぬのに、それを恐れずきっぱりと相手の心に踏み込んでいく助右衛門の心の迸りが凄まじかった。
それに対する吉右衛門・綱豊は確信犯的にずばずば助右衛門の心に踏み込んでいく。「この綱豊のために行くべき道を示せ」と言いながら、「綱豊の行くべき道はもう決まっているぞ」と自分に言い聞かせているようでもある。
芝雀さんのお喜世は慎ましく、綱豊が可愛がる気持ちがよくわかった。
助右衛門が吉良を討とうと逸り刀を取って走り出そうとするのをお喜世が縋りついて止める。2人はずるずると座敷を引きずり引きずられする。そういう場面が2度あったが、2度とも客席から笑いが起こったのは解せない。これまでの展開を見ていれば笑うところではないと思うが、あるいは緊張感がここでとけたのだろうか。
又五郎さん、足もどうやら完治されたようで、ますますいい役者さんになられたと嬉しく思った「御浜御殿」であった。

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2011年12月15日 (木)

は〜るばる来たぜヨコハマへ〜:クラブワールドカップ準決勝

12月15日 クラブワールドカップ準決勝:FCバルセロ vs アルサッド(@横浜国際総合競技場、19:30キックオフ、66,298人)→0対4でバルサの完勝
11121502yokohama 2年ぶりのお祭り、クラブチームワールドカップを見に横浜に来ました。
埼玉県人にとって横浜はやっぱり遠いcoldsweats02
(帰りは新幹線を使ったから早かった!!)新横浜からスタジアムまで、路上のグッズを売る人、買う人を眺めながら人波にもまれ、暑いくらいに体が暖まったと思ったらあとが大変。
席がモーレツに寒くて(真後ろから風が吹き付ける)、めまいがしそうだった。カイロに膝掛けが辛うじて体温を維持してくれた。

生バルサは凄かったsign03 パスの正確さ(ほんとによくつながる)、ゴールへの嗅覚、判断力。メッシのオーバーヘッドhappy02 ゴールこそ決まらなかったけれど、スタジアム全体に歓声があがる(サッカー専用スタジアムでないのが本当に残念。
最初からピッチと座席に距離があるんだもの)。でも軽く流している感じで、試合はとしては昨日の柏とサントスのほうが面白かったかも。
今日は軽く、決勝は激しくってことかも(何しろ、軽く流して--多分実力の70%くらいだったでしょう--あのすげぇプレーだから)。18日に期待happy01(ただ、18日の座席はう~んと上のほうだから、ピッチとの距離はますます広がるわweep
追記:ビジャが左脚骨折。担架で運ばれ、×だったので心配していたけれど、そんな大けがでショック!!

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2011年12月14日 (水)

結末を知っていても楽しめた「8人の女たち」

1212日 「8人の女たち」(ル テアトル銀座)
11121401ginza 映画を見てからもう10年近くも経つのかと知ってショック。ストーリーは覚えていても、ミュージカル仕立てになっていたんだ、ってことは忘れていた。こちらの芝居はストレートプレイ。
映画が面白かったのと、とにかく豪勢な出演者に惹かれ、G2の先行販売に応募。でもなぜ月曜夜の部なんか希望しちゃったんだろう(写真は芝居とは関係なく、でも夜にしたおかげで撮れた銀座初の統一イルミネーション)。それはともかく、1830開演のせいか男性の観客が多いことに驚いた。そして、その男性たちにもけっこうウケていたのが興味深かった。
舞台は通常と違って格闘技のリングからロープを取ったような感じで置かれ、通常の座席の反対側にも10列ほどの座席が設えられている。舞台両側は向こう側の座席へ通じる広めの通路になっていて、壁際には椅子が置かれている。そこも座席?と一瞬思ったが、それがどのように使われるかは芝居が始まってからわかったのであった。つまり、リング外は本来なら観客には見えないはずの舞台袖で、出番を終えた女優たちが舞台を降りそこに腰かけ、次の出番を待つ(exp.「ちょっと外の様子を見に行ってくるわ」と言って舞台を降り、その椅子に腰かけて、しばらく後に「外はこうだったわ」と報告しに戻ってくる)という形(上手側の通路には開演直前に舞台と袖をつなぐ渡り廊下のようなものが置かれ、そちら側では時々出演者が客から見えない奥に姿を消したりもした)。最初はなんかヘンなのぉ…だったけれど、慣れてきたら気にならなくなった。浅野温子、荻野目慶子、加賀まりこ、大地真央、戸田恵子、マイコ、牧瀬理穂、南沢奈央(クレジットを五十音順に並べてください、と演出のG2自身が依頼したという女優陣)による虚々実々の駆け引きとバトル。言葉でぶつかり、取っ組み合いの喧嘩をし、やりきれない真実が明らかになる。そのぶつかり合いは、井上ひさしの「キネマの天地」を思い出させた(「キネマの天地」を見た時は「8人の女たち」を思い出しもしなかったのに、記憶の遠近の問題だろうか)。
しかし、こういう争いを見ていると、登場人物の名前こそフランス人のものであり、姿も向こう風にしているが日本人を意識するなあと思う。うまく説明できないけれど、日本人の女性の繊細とか、可愛いさというか、映画の記憶ではあまり残っていないそういう面が私には強く感じられたのだ。当たり前かもしれないが、原作はフランスでの物語であり、原作に忠実にしようと思ったらもっと違った味になっただろう(G2が「日本版リメイク」と言っている。もっとも私が知っているのは映画であり、ロベール・トマの原作は知らない)。

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2011年12月13日 (火)

俳優祭詳細

俳優祭の詳細が発表されていました(発表は昨日だった…)→ココ
また電話予約ですか…wobbly
というか、私、1月8日は参戦不能ですわ、とほほweep

11121301hibiscus
写真は俳優祭とは何の関係もないハイビスカス。なぜか一昨日深夜に開花。今でもきれいに咲いてくれていますhappy01

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2011年12月12日 (月)

じわじわ満足感:平成中村座12月夜の部

129日 平成中村座夜の部(平成中村座)
またまたレポが遅くなっちゃって…。でも見終わってすぐより、じわじわと満足感が広がっている。
「葛の葉」
私にとって葛の葉は藤十郎さんであるが、数カ月ほど前から気になっている扇雀さん(いいと思って見るからいいのか、そのよさにこれまで気づかなかっただけなのか)もとてもよかった。子供への愛情、別れの悲しみがひしひしと感じられたし、狐になってからの動きも自然に見えた。見せ場の曲書きは全体に文字も悪くなかったと思う。
保名は松也クン。扇雀さんとのバランスを懸念したが、それは杞憂に終わった。丁寧で、狐であろうと愛し続ける純粋な気持ちが強く心を揺さぶり、妻に去られた悲しみには思わずこちらも涙を誘われた。こういう大きな役でまた一段と成長してほしい松也クンである。
保名の立ち回り、そして保名の引っこみの後スッポンから再び現れ狐の装束になっての葛の葉の立ち回り、と2度立ち回りが楽しめたのも嬉しかった。
子役ちゃんも愛らしく、夫婦のこれまでの生活の理解と別れの悲しさを盛り上げた。
ひとつ残念だったのは、葛の葉のクドキの最中にかなり長い間ヘリコプターのプロペラ音にジャマされたこと。中村座という小屋の性質上、周囲の様々な音が入ってくるのはやむを得ないし、それもまた芝居小屋の風情の一つではあろうが、セリフが聞こえづらくなるのはもったいない。私は舞台に近かったからそこそこ聞こえたけれど、集中がやや損なわれた。
「積恋雪関扉」
以前見た時は大半寝てしまい、ストーリーもよくわからないで面白くない演目だと思ったが、今回は少し面白みがわかったような気がする。ただ、やっぱり途中眠くなって(舞台横から見ているから途中物足りなさを感じたのが原因のひとつ)、でも居眠りできる席ではないので、必死で堪えた。
勘太郎さんの関兵衛は、最初から悪人顔でいかにも何かありそう。そんな人となぜ宗貞(扇雀)が一緒に暮らしているのかよくわからない。それはともかく、その後の展開を見ていくうちに、この役はやっぱり吉右衛門さんかなあと思ったのは、前に見た吉右衛門さんの味が残っていたからかな(前回寝ていた割にはその辺は忘れていない)。
いや、勘太郎さんの関兵衛も大きさ、凄みは十分でよかったのだけれど、もうちょっと大らかさやまろみみたいながあってもいいのかなと思った。
宗貞は前回染五郎さんだったのだけど、全然覚えていない。今回の宗貞は、勘太郎、菊之助、七之助と若手の中にあって最年長の扇雀さんだが、さすがに味わいが一番深いように感じた。4人とも声のいい役者さんであるが、立役の扇雀さんの声には独特のまろやかさと深みがあって好きである。
七之助さんの小町姫がハッとするほど愛らしい。恋人宗貞に対する気持ちもよく表れていた。
菊之助さんの墨染がまた美しい。多分前回よくわからなくなっちゃったのは、前回小野小町姫と墨染を福助さんが二役でやったからなんだと思う。しかも墨染は小町桜の精でもあり、小町姫と墨染を同一人物として意識してしまったのだ(そういうところもなぜか覚えている)。今回は2つの役が分かれたことで、自分の間違いに気づいた。菊之助さんの墨染は艶やかで、哀しい。そして関兵衛実は大伴黒主との対峙には恨みが籠り凄まじさを感じた。菊ちゃんは立役もいいけど、やっぱり女形よねえ。

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2011年12月11日 (日)

皆既月食

11121101 11121102
↑                     ↑
12月10日22:51             同日23:18

11121103 11121104
↑                     ↑
同日23:46                同日23:53

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12月11日00:40 

寒かったぁ。技術も忍耐力もない私だけれど、月食を自分の目で見たという記録じゃなくて記念写真。自宅のベランダから身を乗り出して撮ったのできっちり定点というわけにいかず…。      

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2011年12月10日 (土)

リベンジしようか日生劇場初日

127日 七世松本幸四郎襲名百年記念歌舞伎初日昼の部(日生劇場)
3日も前の観劇感想、早く書かなくちゃと焦りました。

11121001kosiro 7
世松本幸四郎のひ孫3人が勢ぞろいするこの公演を楽しみにしていたにもかかわらず、昼夜とも1回ずつしか入れられず、多分昼の部は初日が最後。それで、また筋書き割引券を忘れて、夜の部までお預け(たった100円だけど、せっかくの特典なんだから)。
「碁盤忠信」
立ち回りの多さ、荒事の豪快さなど見どころはたっぷりなのに、面白かったんだかどうだか、正直よくわからない。いや、つまらなくはなかった。ただ面白度が70%くらいなのかなあ、面白いんだけどワクワク感やコクが薄かったのかなあ、という感じ。
浅葱幕が振り落されるとそこは吉野山。義経一行が、非運を嘆いている。忠信が登場して義経から倶利伽羅丸と九郎の名を授けられる頃まで座席周囲で色々あり、全然集中できずに物語の中に入り込みそこなった。しかし亀三郎さん(義経!!)は気品あり深い苦悩と悲しみが感じられてステキだった。春猿さんの静御前には義経の危機を何度か救ったというしっかりした聡明さがあり、興味深い静像であった。
長槍の立ち回り、縄の立ち回りなどは大きくて楽しい。花道から忠信が投げた雪玉は何とか坊(筋書きがないのでわからない)が見事にキャッチ。その瞬間雪玉が割れて雪が飛び散る。ここで定式幕が引かれ、花道で僧兵2人と忠信の立ち回り。最後は忠信が片手六方で引っこむ。
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幕目(なのかな?)は堀川御所。笑三郎さんの酒・肴売りの女(塩梅屋のお勘)にはただの物売りではなさそうな深みといい、役を摑んだ丁寧な演技といい、今回一番よかったのが笑三郎さんじゃないかと思った。
この幕はストーリーの中では大事なところなんだろうし、敵役たち(錦吾さん、錦弥さん、猿弥さん達)の可笑し味があったりして面白いはずなんだけど、初日ということもあってかセリフや動きが入っていない役者さんがいたりして全体にモタついた感じだったのが残念。ここがもっと面白かったら感想もまた違っていたかもしれない。
四天との立ち回りでは四天が花槍で海老蔵の三升、松緑の抱き柏、染五郎の四つ花菱の紋を形作る華やかさ。
染五郎さんは初日から飛ばしていて大熱演。力強く華もユーモアもあるが、多少無理をしているかもしれない。声も体も千穐楽までもつかしらと心配になるほどだけれど、公演期間がそんなに長くないから大丈夫かな。碁石を豆に見立てての鬼退治(鬼は浄雲入道の錦吾さんと番場の忠太の猿弥さん)で「新年は無病息災」。
横川覚範の海老蔵さんが最後に登場すると、やっぱりもっていかれたかなという大きさ、華やかさがある。私としてはあの開放音のセリフはいまひとつな印象だったけれど、それを超える魅力が海老蔵にはあった。
この魅力的な荒事の2人が花道で並んで見得を切り、本舞台へどすどすと移り、力いっぱいのセリフと立ち回りを見せてくれるんだもの、客席は大沸きだったし、私ももちろんテンションupwardright ではあったんだけどねcoldsweats02
無理やり日程でリベンジしたほうがいいのか、思案中(初日を取るべきでなかったか)。

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2011年12月 9日 (金)

12月はやっぱり討ち入り

中村座で「松浦の太鼓」を見ました。
南座の「仙石屋敷」でも感動して、「松浦の太鼓」でほんわかして、やっぱりこういう演目を12月に見ると盛り上がるなあと思いました。
今月はあと国立でもそういう気分を味わえると思います。

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2011年12月 8日 (木)

冬のバラ

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なぜ、こんな寒いときに? 

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2011年12月 7日 (水)

リサーチ不足でも楽しめた京の紅葉

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南座昼の部終演後、新幹線まで4時間弱の余裕があり、せっかく京都に来たのだからひとつくらい観光しようと思っていた。しかし出発前はず~っとオニのような仕事を片付けていたため、事前リサーチがほとんどできず、唯一青蓮院の紅葉ライトアップを発見。暗くなるまでの間は友人の勧めもあって定番の金閣寺へ。
金閣寺は急遽決めたので交通がよくわからない。ホテルでもらったバスガイドマップ(これ、とっても役に立って助かりました)によればバスしかテ(じゃなくてアシかbleah)がないらしい。南座を出たら幸いすぐに12番のバスが来たので乗ったはいいが、東から西へかなりの長距離。渋滞もあったりして40分ほどかかってしまった。金閣寺の拝観時間は17時まで。バス停到着が16:40。
参道rundashで無事拝観できた。
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金閣寺から青蓮院の行き方もリサーチ不足で、金閣寺の前の茶店のおねえさんにお聞きして、金閣寺道から205番のバスで西大路御池へ。ガラス張りのモダンな地下鉄駅へもぐり(深かったcoldsweats01)、東西線で東山へ。すっかり暗くなった夜道を目的地へ急ぐと、なんと長蛇の列shock 入るのに15分くらいかかったかしら(入場のピークだったみたい)。
まずは靴をぬいで院内を見学してからお庭へ。
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幻想的…confident
暗い場所に強いソニーのカメラを買っておいてよかったsmile

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2011年12月 6日 (火)

息をつめて成り行きを見守る:「90ミニッツ」

124日 「90ミニッツ」プレビュー公演(パルコ劇場)
なんだって日曜夕方の渋谷なんか選んじゃったんだろうとボヤきたくなるくらいの、駅からパルコ劇場までの人人人。歩道をはみだして歩かないとなかなか先に進めない。この日になったのは、通常公演より安いので第一候補に入れたのがたまたま当たったことによる。パルコの会員枠ではずれ、ぴあのJAL先行ではずれ、e-plusの先行で当たったのは奇跡に近いかも。
ネタバレをしないように注意していますが、これからご覧になる方は先入観をもたないためにもお読みにならないほうがいいかも…。


緊張の連続の90分間だった。時々ほっと息をついたり、ちょこっと笑ったりもしたけれど、ほとんどの時間、息を詰めて成り行きを見守っていた。物語の進行がそのまま芝居の時間である90分(事前に終演時刻を調べたのがバカみたい)。立場を異にする2人の男の間に横たわる埋めきれない溝――重い問題であるが、私も一時は関心を寄せていた。
信念と義務、愛情と良心。そのぶつかり合いのようでいて、どちらの側もエゴに縛り付けられている。ああ言えばこう言う。今にも解決しそうになるかとほっとした瞬間、再び振り出しに戻る。ともに一番大事なことが何であるかはよくわかっているのに、そこへたどり着けないもどかしさ、緊張感。
D
F、観客はこの2人のどちらの側に立つのだろうか。はじめ、私は絶対的にDについた。しかし相手の言い分を聞いているうちに、Fの苦悩や理屈もわかってくる。彼も苦悩しているのだ…それはわかる。しかし彼の苦悩はエゴによるものだ。だが、やがてDの苦悩もエゴからきたものであることがわかる。Dはそれをはっきり認める。2本の線が近寄っては離れ、平行どころか扇形に開いていく。答えはわかっていてもそれを出せる問題ではないのだ。そして90分後に三谷幸喜が出した答えは…。
こんな緊張の連続だったにもかかわらず、ちっとも疲れなかったのは三谷幸喜の筆力とともに、役者――D・西村雅彦×F・近藤芳正の力量によるものだろう。
そうそう、舞台前面中央に、上から一筋の(と表現しておこう)水が流れている。それが何を意味するか。わかったのは芝居も後半になってからのことだった。ニブい私。いや、物語の本筋が始まってからすぐに考えたものと違っていたのだが、当たらずといえども遠からずだったかも。
始まったばかりなのでネタバレしないようにと(見る前にストーリーは知らないほうが絶対いい)気を使うあまり、何のことだかわからない感想になってしまって、読んでくださった方、ごめんなさい。

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2011年12月 5日 (月)

初南座、初顔見世:昼の部

121日 吉例顔見世興行昼の部(南座)
11120501minamiza 本当は初日の昼の部を見たかったなあと思ったけれど、2日目は先斗町の芸舞妓の総見とかで、左右の桟敷席にきれいどころがずら~り。付加価値がついて嬉しかった。開場前の入口前では、報道陣が3人の芸舞妓さんたちを熱烈撮影。路上に寝そべってレンズを向ける熱心なカメラマンもいて、南座の人も感嘆していたのが興味深かった。
「寿曽我対面」
「対面」といえば様式美と思っていたら、この「対面」は非常にドラマ性に溢れていて面白かった それは多分、セリフに感情が籠っていたからではないだろうか(私にはそういうふうに聞こえた)。たとえば秀太郎さんの舞鶴、声を張り上げてゆっくり喋ったり、ちょっと低めに落して早口気味に喋ったり(いわゆる秀太郎節っていうか、特有のセリフ運びね)、そういう変化のつけ方に舞鶴の気持ちが感じられたし、我當さんの工藤祐経にも単なる様式を超えた感情がにじみ出ているようであった。我當さんは高座に移動するときに黒衣さんの手を借りていた。私も膝を痛めているからわかるのだが、立ったり座ったりの時が一番つらいんだと思う。階段を下りるときハラハラしたが無事に高座に着いてほっとした。我當さんは夜の部の五右衛門でも大きさを見せたが、祐経も度量の大きさを見せて、とてもよかった。
愛之助さんの五郎は若々しく力強く、とても素敵。孝太郎さんの十郎は常に五郎が暴走しないように見守りつつ、隙あらば工藤を狙おうという意気込みが感じられた(この、見守るっていうのがまたドラマ性を高めているような気がした)。兄弟が河津三郎に似ている、と工藤が言ったとき、2人が思わずといった様子で顔を見合わせたのには初めて気が付いた。
このあと、後ろの襖があき、バック中央に富士山、下手に紅梅、上手に白梅が1本ずつあしらわれていたが、これは江戸の「対面」にはなかったような…。なかなか風情があってよかった。
「お江戸みやげ」
さんざん笑って泣いてほのぼのした気分になったのは今年の4月のことだったのね。早いなあ、時間の経つのは。演舞場で上演された時と同じ三津五郎(お辻)・翫雀(おゆう)コンビだからとても楽しみにしていた。
幕あき、茶店の緋毛氈に腰かけている竹三郎さんがイキだこと。でも、この文字辰って、この物語ではお紺の母親でありながら敵役なんだよね。あのいつも温情溢れる竹三郎さんのこんなイヤな女役は興味深い。竹三郎さんは声が温かいという印象をもっていたが、敵役としての声には温かみがなく、「おお」と思った(文字辰に温情があっちゃいけないでしょ)。
権十郎さんの鳶頭も文字辰側の人間だから敵役なんだけど、いかにも江戸の空気を漂わせてカッコいい。亀三郎さんに顔が似ていると初めて思った(やっぱり親戚だ)。
右之助さんの茶店女中お長は儲け役ではあるが、世話焼きな庶民性を出しつつ品性などを崩さない、いい感じであった。
吉弥さんののんべの役者が面白い。いかにも酒好きで役者らしさも見せ、ちょっとだけの出番であっても存在感たっぷりだった。
お紺の梅枝クンは世間知らずで一途な町娘ぶりが愛らしかった。孝太郎さんのお紺は気の強さが前面に出ていたが、梅枝クンはややおっとりしていて、同じ一途さでも自分で自分の道を切り開くというよりは、ただただ栄紫についていきたい、という心持のような気がした。
愛之助さんの栄紫に役者らしい柔らかさと色気があり、一見女たらし風なのにとても誠実で、人間の心の機微がわかる男っぷりのよさ、あの堅物のお辻が惚れてしまうのもよくわかる。上方で幸せになってほしいと私も願う。
三津五郎さんのお辻は、襖越しに栄紫とお紺の窮状を知り、何とか助けたいと金を出すに至る心の動きがよく表現されていた。こちらもお辻の気持ちに同化して胸がドキドキした。お辻の金に厳しい面や頑なさは演舞場のときのほうがもっと手ごわかったような気がした。
いっぽうの翫雀さんのおゆうも演舞場のときに比べて、がちゃがちゃした騒ぎ方がややおとなしかったかも。しかしその分、おゆうの大らかなあたたかさが見えて、この2人は本当にいいコンビだと思った。三津五郎・お辻も翫雀・おゆうも大好き!!
物語のよさもあり、ラストは再びお辻の気持ちに同化して涙涙。

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2011年12月 4日 (日)

希望がもてない、先が見えないレッズのチーム状況

123日 vs 柏レイソル(@埼玉スタジアム、1535キックオフ、54,441人)→13で敗戦
完敗などと言うのもおこがましい試合内容。すでに2点を取られ、こちらには得点できる要素も見られず、よほど前半で帰ろうかと思ったが同行者に止められ仕方なく残ったら、後半8分、柏木がゴールを決めた。この時ばかりは帰らなくてよかったと応援に熱を入れたものの、それもわずか15分ほど。そして31分にはなんだかワケのわからぬゴールを決められ、あっけにとられた。
とにかくレッズの悪い特徴ばかりが目立つ試合だった。ボールを待っているから、コースに飛び込んできた相手に全部取られる。なぜ、走って取りにいかないannoy
相手のスピードについていけない。前半なんかいいように翻弄されている感じだった(後半得点できたのは、相手が余裕を持ちすぎて隙が生じたからなんだろう)wobbly

相手に身体をうまく入れられ、ボールを取られる。ボールを奪えないsad
パスの精度も悪いdespair
とにかく実力差がありすぎる。柏はレアンドロが抜群にうまい。あのプレーをじかに見ただけでもいいか、なんて自虐的になったりして。
目の前で胴上げを見たくないって気持ち、今のチームにはあったとしても実力が伴わないんだろうな(これまで何度、相手の胴上げを見てきたかな)。
複雑な気持ちながら、素直に相手の栄誉を讃えるべく優勝セレモニーを見つめ、さて、いよいよレッズのセレモニー。
橋本社長が姿を現すと、激しいブーイング。4年前の藤口社長に浴びせられたブーイングよりも激しかったかも(いや、当時のブーイングもすごかったけれど)。マイクに向かって大声を張り上げる橋本社長の挨拶がブーイングにかき消される(私としては、挨拶の間恐ろしいくらい静まり返って、終わった直後に激しくブーイングを浴びせるっていうほうが効果的じゃないかと思ったんだけどな。そんなことはないか)。いかにもラガーマンな風貌の橋本社長は、サッカーには全然理解がないようで、そんな人物が社長にいる限り、レッズに未来はない。サポーターからの「辞めろ」コールも当然だ。
来季の監督は誰になるのか――岡田氏が来てくれるかと楽しみにしていたのに、こんなチーム状況だからか断られたようだし、今の堀監督はもっとコーチとして勉強したいと言ったのに無理やり監督をさせられたというし、まあ今のままじゃ来季は降格間違いなしだわ。
追記:選手の一周行進で梅ちゃんが深々と礼をしていたのが印象的だった。
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2011年12月 3日 (土)

初南座、初顔見世:夜の部②

1130日 吉例顔見世興行初日夜の部(南座)
「喜撰」
三津五郎さんは20分で着替え。
ほろ酔い加減で花道へ出てきたときのまろやかさ、愛敬、可笑しみ。見ていて、技術的にも表現的にも相当難しいのではないかと思うこの踊りだが、三津五郎さんの軽妙な身のこなしがそういうことを感じさせない。
時さまのお梶は艶っぽさというよりは清潔な色気が漂っているように見えた。それでも口説く喜撰をあしらう様は艶やかで「ご両人!!」の声もかかる。楽しかった。
「らくだ」
江戸の話の上方版かと思っていたら、もとは上方の落語だったとは失礼しました。しかし、夜の部では一番楽しみにしていた「らくだ」、正直言って江戸版(この場合、三津五郎×勘三郎×亀蔵版のこと)のほうがずっと面白かった。
まず、出だしの熊五郎(愛之助:江戸版は手斧目の伴次っていう名前だった。こちらの熊五郎は「やたけたの熊五郎」という)のセリフが三味線に消されてよく聞こえなかった(私の耳の問題だったらごめんなさい)。それから、江戸の「らくだ」は間が面白くて最初から最後まで笑いっぱなしだったのだが、上方の「らくだ」は久六(翫雀:登場人物名前で唯一江戸版と同じなのが紙屑屋の久六)の喋りがぽんぽんテンポが早く鉄砲玉みたいで、とぼけた味が感じられず、面白さを損なったような気がする。熊五郎がらくだの家の家財道具を久六に買ってくれと頼み、久六がこのうちには○○と××と△△と…しかなくて買えたものじゃない、と断るくだりも全然面白くなかった。後に熊五郎と久六の立場が逆転する時の可笑し味のためにも、前半は久六に本性を覆うとろさのようなものがほしかった。もっともそれは好みの問題かもしれないが。ただ、これは3階にいた私の感触だが、客席の反応もらくだ(亀鶴:江戸版は馬太郎、上方版は宇之助)が動き出すまでは今一つで、笑いも少なかったように思う。
しかしひとたびらくだが動き出すと客席には笑いが渦巻く。亀鶴さんの動きがいちいち可笑しくて、とくに大家夫婦を脅かす場面は笑った。というのも、ここはらくだの動きの面白さとは別に、寿治郎・松之助の大家夫婦の大奮闘があったからだ。寿治郎・松之助の大家夫婦っていうのは、寿治郎さんが大家で松之助さんが大家の奥さん。これだけでもめちゃめちゃ可笑しいでしょう。そこへらくだを連れた熊五郎と久六がやってきて大騒ぎになるんだもの。客席の笑いもここが一番だったかも。
そういえば、江戸版にはあった熊五郎(伴次)の妹役がこちらにはなかった。
もうひとつそういえば、壱太郎クンがここでは酒屋の丁稚役。ひょろっとして、子役じゃないだけに可笑しさがあった。
ま、そういうわけでちょっと期待はずれではあったが、それでも最終的には笑いで締められたのでよかったかな。
<上演時間>「楼門五三の桐」15分(16151630)、幕間15分、「実盛物語」80分(16451805)、幕間30分、「千石屋敷」75分(18351950)、幕間20分、「喜撰」30分(20102040)、幕間15分、「らくだ」50分(20552145
初日は15分遅れで終演22時でした。
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↑これは初めて見ました。京都の顔見世なんだなあ、と華やかな気持ちになりました。

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2011年12月 2日 (金)

初南座、初顔見世:夜の部①

1130日 吉例顔見世興行初日夜の部(南座)
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南座顔見世を見たいと思ったらしょっぱなしか日程が入らなかったので、チケットより先にホテルを確保して、無事初日を見ることができました。写真は、新装開場二十周年記念興行にて新調なった緞帳が上がりかけているところcoldsweats01

「楼門五三桐」
浅葱幕に大薩摩、これだけで胸がワクワク。浅葱幕が振り落されると、ああ~、そこは桜の花盛り。紅葉のさなかに満開の桜とは胸がきゅ~んとする。我當さんの名セリフ「絶景かな、絶景かな、春の眺めは値千金とは小させえ小せえ、この五右衛門の目からは値万両、万々両」におこまがしいながら、まさに「このSwingの目からも値万両」と同調したくなる。
我當さんは風格にプラスして五右衛門の尊大さが感じられた。白鷹が運んできた血染めの遺言を見てからは悔しさ、憎しみが強く前面に押し出されているようで、五右衛門の感情がこんなに伝わってくるのは初めてのような気がした。
壱太郎クンが珍しく立役(久吉家臣・右忠太)で立ち回り。同じく家臣・左忠太の進之介さんに比べるとやわらかい(とくにセリフが)。
久吉(秀太郎)が柄杓で手裏剣を受けるところは、ちょっとモタついた感じでタイミングがズレたように見えた。
力いっぱいのツケが響き、いかにも錦絵的な舞台を楽しんだ。
「実盛物語」
三津之助さんの名題披露というから頭が混乱したが、南座での披露ということだったのね(東京では5年も前に歌舞伎座で披露公演があった)。で、その三津之助さんが右之助さんとのやりとりで、いかにもワルそうなところを見せるのが幕開き。矢走仁想太役の三津之助さんは終わり近くにも登場して、実盛に殺される。
菊五郎さんの実盛は初めて見る。実盛は仁左様と決めちゃっている私にとって、菊五郎さんの実盛もステキであったが、仁左様よりやわらかい感じがするので、前半部分より後半のほうがよりステキかなと思った。太郎吉との絡みの場面は温かく微笑ましく(太郎吉が葵御前の出産を覗こうとして実盛に「めっ」とやられるところは回数がいつもより少なかったような…)、度量が感じられて、別れの場面がいつもより切なかった。実盛が馬に乗って花道を引っこむ時、おそらく鳥屋の近くあたりだろうと思うけれど、客席から大きな笑いが起こった。何かハプニングがあったのかしら。私は3階席でそこまでは見えなかったので。
葵御前はおなかに赤ちゃんがいるようには見えなかった。これまで見た葵御前はもっとおなかが大きかったと思ったけれど…。孝太郎さんは百姓家に匿われている衣裳の時にはそういう境遇に馴染んで見えたが、身分の高い衣裳に変わったら、今度は格が感じられて、その変化が面白かった。
時さま、小万は初役かしら。この場面だけでは、腕がくっついた途端生き返ってということで感動よりむしろ客席は笑ってしまうから、ちょっと残念(誰がやってもそうなんだけど)。
左團次さんの瀬尾は複雑な心境、娘・孫可愛さが感じられて哀れであった。首が落ちたときにやっぱり笑いが起こるのはやむをえないのだろうか。
子役ちゃんは可愛らしかったし、悲劇はあってもあたたかい気持ちになれる芝居だけれど、初日のせいか、全体にあまりこなれていないようで、日が経てばもっともっと面白くなるだろうと思った。

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2011年12月 1日 (木)

開演時間に迷う

これから南座の昼の部に出かけるのですが、開演時刻がいつもと違うのでなんとなく感覚がつかめないでいます。
昨日の夜の部は16:15開演で、さらに頭が混乱。15分という数字に脳がついていけず、ホテルを出る時間に何度も何度も悩み(coldsweats01)ました(初めて、ってことを別にしても)
さて、そろそろチェックアウトの準備を。

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