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2012年2月29日 (水)

博多座千穐楽夜の部①:「華果西遊記」その一

226日 二月花形歌舞伎千秋楽夜の部(博多座)
12022901saiyuki 夜の部はケチって3階最後列で。伸び上がったり立ち上がったり狙いだったんだけど、後ろに立ち見の人がい~っぱいshock 昼の部もそうだったのかなあ。 
「ご挨拶」
スッポンから袴姿で登場したのは亀ちゃん。千穐楽の御礼のあと、「歌舞伎を初めて見る人~?」「歌舞伎を見たことはあるが2月の歌舞伎は今日が初めての人~?」で客の挙手を促し、「複数回見ている人が多いので私は喋るのがめんどくさい。もう喋らなくていい」とか言いながら「歌舞伎は見るものではなく何するもの~?」→客席「参加するもの」。亀「役者が喜ぶのは~?」→拍手が起こる。
「亀治郎、最後の博多座であり、宙乗りは博多座が最後。今度帰ってくるときは名前が変わっている。でもサルちゃんはやめて。猿になっても亀ちゃんで」。ってことは、これからも亀ちゃんでいいのかsmile
ここからは劇場を下手、真ん中、上手の3つに分けて拍手の稽古。う~ん、これはもういいんじゃない?gawk
「鬼揃紅葉狩はこっち(維茂)は寝てるけど、そっち(客席)も寝ていることがある。今日は興奮して。救急車も医師もいるから。拍手はいつでも。声もかけて」。その途端、「おもだかやっ」。
亀ちゃんは博多座だと本当にリラックスして、生き生きしてるねえ。
「華果西遊記」
これまでに2度見ているし、配役も同じだから軽い気持ちでいたら、なんと今回は

前半部分もつくのだった。すなわち、三蔵法師が天竺に行くに至る経緯、そして孫悟空、猪八戒、沙悟浄が三蔵法師に従うようになる経緯等が序幕として描かれる。22年ぶりの上演だそうだが、そんな序幕があるなんて、不覚にもこれまで気がつかなかったんだわ。
★序幕第一場「長安径山寺の場」
唐の太宗(門之助)が天竺に御経を求めるべしという夢を見て、その使者を探していると、径山寺の住職(寿猿)が弟子の玄奘を推薦する。しかし太宗を快く思わない叔父の寧親王(欣弥)が横槍を入れる。そこへ、孫悟空(右近)が乱入。
この時、悟空の出は花道と思わせておいて、本当は舞台中央、御殿階段下から出てくる。狐忠信みたい!! 私は上から見ていたからその瞬間を見逃すことはなかったよbleah
暴れ者の悟空に寧親王の手下である司馬将軍張須函(猿四郎)が立ち向かうが、如意棒を操る悟空の相手にならない。ここで、悟空と司馬将軍の兵士たちがエグザイルダンス。ほんと、歌舞伎ってエグザイルダンス好きよねthink 今月は演舞場を除く3座全部でこれ見たよhappy02
一方の玄奘(笑也)は「悟空こそ唐土を治めるにふさわしい」という太宗の言葉を伝え、黄金の冠を悟空に与える。喜んだ悟空だが、玄奘が印を結び呪文を唱えると悟空が苦しみだす。子供時代に読んだお話にも載っていたかの有名な金冠である。悟空は抵抗できず、玄奘に従うことを約束する。
この功徳により、玄奘は太宗から三蔵法師という名を賜り、天竺へ旅立つことになり、悟空もお供を命じられる。嫌がる悟空だが、頭の金冠のこともあり、しぶしぶお供を承知する。
記憶は断片的で、ふ~ん、そういう経緯だったとは知らなんだ。しかし、金冠を締め付ける技は仏法によるものでも、それを悟空の頭に載せさせたのは騙しのテクニック。それに金冠締め付けも脅し。それを玄奘の功徳にしちゃうのが面白い。
右近さんの悟空は愛敬たっぷりでかわいいし、笑也さんの三蔵法師は上品そのもの、この人以外に考えられないほどのはまり役である(筋書き見たら、30年以上も前に時様がやっていた)

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