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2012年11月22日 (木)

一見の価値あり「山三浪宅」:国立劇場「浮世柄比翼稲妻」

当分、感想が書けそうもないので、今日も「見てきました」の報告だけ。
21日、国立劇場の「浮世柄比翼稲妻」を見た。
仕事は忙しいし、ちっとも気が向かないでよほどチケットむだにしようかと思ったけれど、錦之助さんの評判がいいと聞いたので萬屋としては(別に私が萬屋なわけじゃないけどcoldsweats01)見ないわけにいかないだろうと、ともかく行ってみた。
面白かった!! とくに「山三浪宅」はまったく飽きることなく引き込まれた
。評判通り錦之助さんがいい。あの二枚目の浮世離れぶりは錦之助さんのニンにぴったり。福助さんも時々ワルい癖が出るのに目をつぶれば、なかなかよかったし、彌十郎さんのどうにもならない堂々たる性悪さがアクセントとなって、ここの場は、いろんなツッコミどころがあるにもかかわらず、この物語に生きる人たちが生き生きと浮き彫りにされていたように思った。
相変わらず空席の目立つ国立。もったいない。もちろん、滅多にかからない(多分)序幕から見るのが一番いいのだが、「山三浪宅」だけでも見る価値はあると思う。

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コメント

今晩は。今日は、Fujisanさんと渡辺保さんに背中を押されて、国立見てきました。評判どおり、「山三浪宅」が一番面白く、充実していました。錦之助、確かにはまり役。おっとりと浮世離れしているところが良く合っています。そういえば、播磨屋、萬屋系の役者は、おっとりというより、その逆で、感度のよさが顕著な役者が多い中で、珍しいのかもしれません。弥十郎も適役、再演を重ねて手に入って、余裕があります。懸案の福助、前回、三津五郎と演舞場でやったときより、悪くありませんでした。ひと間に入るときの恥じらいの笑顔も、前のニット気味悪く笑うより、かるく観客の笑いを取るやり方に変えていたのは許容範囲でした。花魁の役は品が良く、揚巻並みの貫目がありました。
ところで、福助の二役、もっと早替わりの妙をみせるやり方を取らないのは、何故なのでしょうか。玉三郎所演の時は、ゆっくり続く、花魁道中の引っ込みの列が終わらないうちに、玉三郎が早替わりで、お国に戻って出てきた覚えがあるのですが(観客から手際の良さでジワがきました)・・・。福助の演舞場での前回は今回と同じだったのでしょうか。

投稿: レオン・パパ | 2012年11月24日 (土) 20時45分

レオン・パパ様
こんばんは。「一見の価値あり」なんて言いきってしまって大丈夫だろうかと、ちょっと心配になっていたのですが、面白くご覧いただいたようでよかった。
先月頂いたコメントで「来月の国立はパスする」おつもりだとおっしゃっていたので、せめて「山三浪宅」はご覧いただきたいなあ、と思っていたのです。畏れ多くも渡辺保さんと一緒にレオン・パパ様の背中を押したとは…coldsweats01
錦之助さんは性格もちょっとおっとりしているようで心配していたのですけれど、大きな役をこんなにぴったりと演じてくれて嬉しく思いました。私としては今後もやはり二枚目でいってほしいのですが…。
福助さんもよかったですよね。時々危ういこともありましたが、おっしゃる通りまあまあ許容範囲。花魁もよかったですね。
私は玉三郎さんでは見ていないし、演舞場の福助さんはあまり覚えていません(当時の評判ほど私は悪いとは思わなかったようです)。早替わりはどうだったのでしょうね。今回は「早替わり」と言われていますが、澤瀉屋などの早替わりを見慣れた目には、もうちょっと早くてもいいんじゃないかしらと映りました。

投稿: SwingingFujisan | 2012年11月24日 (土) 21時29分

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