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2012年12月 3日 (月)

明治座11月花形歌舞伎③:楽しくって何度でも見たい「天竺徳兵衛」

1127日 十一月花形歌舞伎千穐楽夜の部(明治座)
カーテンコールは既報しましたが、お芝居のことを少しだけ。
12120301tokube 「天竺徳兵衛新噺」
これを見たくて博多座に飛んで行ったのは今年の2月だったか。1年に2度も徳兵衛を見られるなんて。
序幕第一場、遠州灘に浮かぶ元船で、徳兵衛が船頭たちにせがまれるまま異国話をする場面。まずは「浜町の明治座には1年半ぶりのお目見得なれど、その間に名前も変わり、四代目猿之助となった。これもみなさんのおかげ」というような挨拶めいたセリフがあり、その後、異国の今様話が始まる。「新噺(いまようばなし)と外題にあるように、時事ネタを語るのがお約束。伯父の猿翁が30年前にここでやった時はベルリンの壁の時、大変ウケた。名前を継いだワシもケータイ、パソコン駆使してヤフーニュースなどを探した」と笑わせる。ロムニーが負け、イスラエルがどうとかと話した後、日本では石原さんが橋下さんと組んで国政に。迎え撃つ民主党。ワシも選挙に行きたいが、来月はルテアトルで芝居がある(不在者投票っていうのがあるよ、カメちゃん)。(中略)元日初日は初めてのこと。年末は大阪でゆっくり過ごそうと思ったが、大みそかに大きな仕事がある(って、何なんでしょうね。気になる。紅白の司会はもう決まっちゃってるし)」と、博多座では韓国の町を歩いた話だったが、今回は全く趣が替わり、異国話じゃなくて国内話だった。
そして宣伝を兼ねて船頭役の澤五郎さんにソルマックを飲ませ、もう1本懐から「ソルマックのあとは同じ大鵬薬品のチオビタを」と、チオビタまで飲ませてしまった。これで澤五郎さんは大変元気になったはずである。
その後はたいがい博多座と同じなので(博多座の感想は3部に分けて詳しく書いてあります。第1部は→ココ)、詳述はしないけれど、主だった役では奴・磯平が弘太郎→亀鶴、小平次妹・おまきが春猿→米吉、今川奥方・葛城が笑三郎→萬次郎と博多座とは違っていた。博多座の3人もよかったけれど、明治座の3人もとてもよかったのだ。
亀鶴さんは言うまでもなくカッコいいし、米ちゃんは右近さんにグイグイ迫っていく様に初々しさとのギャップがあって面白い(米ちゃん、きれいだし、演技も成長著しい)。萬次郎さんはぐっと舞台を締めている。花作りの鳴雷に惚れる様子(実は惚れた振り)が可愛いし、鳴雷を徳兵衛と見抜いた時が何とも男前な感じで素敵だった。
カメちゃんはどの役もソツなくこなし、多才ぶりを遺憾なく発揮した。中でもおとわは素晴らしい。男の言うことなんか待っていないで自分で積極的に物事を運んでいく女性をやらせたらカメちゃんはピカ一だと思う。そしてカメちゃんの身体能力の高さを改めて感じた。夜の部の席も昼の部とほとんど変わらない位置だったが、葛籠抜けが目の前で見られただけ、まあいいか。でも明治座は3階席の床、すなわち2階席にとっては天井がかなり前まで張り出しているので、なんかあっという間に見えなくなっちゃったような気もするweep
それにしても、徳兵衛の乗る大蝦蟇、ヒカリエの亀博で見逃したのが今でもクヤシイbearing
<上演時間>序幕65分(16301735)、幕間30分、二幕目60分(18051905)、幕間25分、大詰40分(19302010
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夜は、明治座記念弁当
1,400円也を大奮発。昼の部で食べたもっと安い弁当とどこが違うのかと思ったけれど、やっぱり少し高級感があった。

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