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2013年2月16日 (土)

楽しくわかるチョコレートのすべて「チョコレート展」

213日 チョコレート展(国立科学博物館)
ず~っと行きたくて行きたくてだったのに、バレンタイン前日にやっと!!
チケット売り場へ降りていくともうチョコの甘い香りが漂ってくる。う~ん、たまらん。当日券は、メトロポリタン美術館展のチケットを持ってると割引になるというので、先月見たチケットたちの中から引っ張り出して持って行き、100円引いてもらった。
会場はプロローグ、ゾーン 1「チョコレートの原点~カカオ」、2「チョコレートをめぐる歴史」、3「チョコレートと日本」、4「チョコレートができるまで」、5「チョコレート・プロムナード~チョコレートをもっと知ろう」、6「チョコレートの未来」から成り立っていて、どのゾーンでも楽しくわかりやすくチョコレートのことを知ることができる。
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プロローグではチョコレートで科博が表現されている。写真は科博のシンボルみたいなシロナガスクジラ(写真
1)と蒸気機関車(写真2)。どちらもチョコでできている。蒸気機関車のほうは線路も砂利もチョコ。
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ゾーン
1ではカカオの木に実が生っている様子(写真3)を目にし、カカオの実(写真4)を実際に手に取って感触を確かめられる。カカオの実は大きくて硬かった。しっかり乾燥されているみたいで私は軽いと思ったけれど、「重い」と言ってる人もいた。カカオが健康に育つためには菌類が役に立っているが、中には病気をもたらす菌もあって、天狗巣病という病気を発症させる。かつて生産量世界2位だったブラジルは1990年前半にこの天狗巣病にやられて、現在では6位にまで後退しているとのこと。天狗巣病がどんなに恐ろしい病気かわかるというものである。
ゾーン
2では、マヤ文明から始まるチョコレートの歴史を学ぶ。マヤではカカオは王や貴族の特別な飲み物で、カカオ豆は神に捧げられていたそうである。カカオ豆を焙炒するための土鍋や、磨砕するのに使われたメタテという道具、カカオを飲むための容器などのレプリカが展示されていた(撮影禁止)。
やがて交易が盛んになるとカカオはメキシコなど中米へもたらされた。

アステカ時代になるとカカオはお金のかわりとなる。そしてアステカがスペイン人に征服されると、カカオはヨーロッパへと渡るのであった。

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年頃から砂糖を加えたカカオの飲み物が普及するが(砂糖にカカオ、まさに奴隷の時代)、ヨーロッパでもカカオは高価であった。その後1828年、オランダのクンラート・バンホーテンがカカオからココアを発明し(バンホーテンのあの缶写真5、最近見ないなと思ったら、1968年に他社に買収されて消滅したんだって)、1847年、イギリスのジョセフ・フライが現在の固形チョコレートの原型を作り、スイスでミルクチョコ、チョコレートフォンダンが作られる。
日本では
1797年、長崎の遊女がオランダ屋敷から「しょくらあと6」を貰い受けたと記載されているのが史料でみられる初のチョコレートである。発売当初からの各社歴代CMポスター、そしてパッケージがたくさん展示されていた。草刈正雄、渡辺徹、三浦友和、山口百恵、中山美穂…ほんっと、懐かしい(しかし撮影禁止なのだ)。


13021606choco ゾーン4ではカカオの収穫、発酵の様子をビデオで流していた。長い棒の先につけた鉈(写真6)でカカオの実を落し、それをナイフで割り、カカオ豆を果肉ごと取り出していく。すべて手作業で、豆の取り出しは選定もしながらやっていた。そして地面に敷き詰めたバナナの葉の上に積んでバナナの葉で蓋をするか(ヒープ法)、箱の中に実を詰めてバナナの葉で蓋をするかして(木箱発酵法)発酵させる。どちらも温度が上がるので12日ごとにかき混ぜる必要があるのだそうだ。発酵が終わると天日で1週間ほど乾燥させる。
出荷するまでにこんな手間がかかっているとは知らなかった。
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ここでは風選(粗く砕いたカカオ豆をチョコレートの原料となるカカオニブと外皮に分けるのだが、風を当てて軽い外皮を吹き飛ばす)、焙炒(ロースト―写真
7)、摩砕(写真8)を体験できる(どうってことないんだけど、けっこう楽しい)。
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チョコレート・プロムナードではパンダ(カカオの木の写真の右側で白いお尻が2つ見えるのはこのチョコパンダ)、忠犬ハチ公、恐竜(トリケラトプス―写真9)、シーラカンス(写真10)といった見事なチョコレートの彫刻(ぜ~んぶ、チョコレート)が楽しめる。
2会場はグッズやチョコ販売で、オリジナルフォト入りチョコなんていうのにもトライできる(自分の顔がパッケージに入る)。これは700円かかるが、無料で自分撮りできるコーナーもある。でも1人で行くとこういうことになる(写真11)。
この後、科博の地球館と日本館へ。それはまた後日。

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施設に入った父の最後の我儘が「チョコレートが食べたい」だった。さんざんブツブツ言う私に代わって娘がコンビニを探して買い求めてきてくれた。冷たい空気のひどい施設だったこと、父に優しくできなかったこと、それが多分一生消えることのない私の悔いである。

 

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コメント

こんばんは、ひじきです。

親が老いて病気になって、誰に一番我が儘を言うかというと
娘なんですよねぇ。
でもって、その娘も疲れているうえに
親にいろいろ言われて喧嘩になって・・・・
私も母に優しくできない時があって・・・・
出来る限りのことはしたいと思っていたのに、
後悔ばっかりです。

さて、チョコレート展、私もちょっと興味あり、
BS4のぶらぶら博物館を見て、行きたいなぁと思ってました。
そして、ブログを拝読して、やっぱ見に行きたい。
でも、今、見たいものが沢山あって・・・
銀座のフェルメールセンターの北斎、
山種美術館にサントリー美術館の歌舞伎展・・・
う〜ん、いつ見に行こうか・・・。

投稿: ひじき | 2013年2月17日 (日) 22時15分

ひじき様
こんばんは。コメントありがとうございます。
ひじき様も同じような経験をおもちで…。悔いは一生残るんでしょうね…。でも、そういう悔いを分かり合える方がいらっしゃると思うと、勝手ながらちょっと慰められる気がします。

チョコレート展、実は私もぶらぶらを見て行きたい気持ちが倍加したんですよ。あの番組は録画して見ていますが、箱根ガラスの森、オルゴール博物館が、今「絶対行く」リストのトップです。おぎやはぎに紗世ちゃん、贅沢ですよねえ。それなのに彼ら、ちっとも勉強になってないsad

フェルメールセンターは今北斎をやっているんですか、知りませんでした。演舞場の帰りにでも寄ってみようかしら。
山種は駅からちょっと遠いのでパスかも。サントリーは絶対行かなくっちゃdash

投稿: SwingingFujisan | 2013年2月17日 (日) 23時34分

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