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2013年4月12日 (金)

臨場感たっぷり4K歌舞伎

2週間ほど前に見に行こうと予定していた4K歌舞伎。ところが冷たい雨と体調不良のため実行できず、以来なかなか機会がないまま最終日の14日が近づくにつれもう諦めかけていた。しかし昨日、娘の一時帰国がピンポイントで、成田へ行くのにソニービルを経由した。
そうしたら、好評につき22日まで延長したとのことで、結局のところ慌てなくてもよかったけれど、行かれる時に行ってしまわないとね。
さて、4K歌舞伎は勘九郎さんの「渡海屋~大物浦」と猿之助さんの「四の切」が上映されるというのだが、20分の上映時間のうち半分くらいは(実際はどうだったかわからないが、自分の感覚としてはそれくらい)勘九郎さんと猿之助さんのインタビューで、「歌舞伎」を見るつもりで行った私としてはちょっと肩透かしを食らった感じ。
もちろん、2人の話がたっぷり聞けること自体は嬉しい。普通にテレビを見ているのだったら、大満足するところ。でも、私は「4K歌舞伎」をもっと見られると思っていたのだもの。
実際、歌舞伎の場面になると臨場感、迫力は素晴らしい。シネマ歌舞伎みたい。だから歌舞伎に浸れると身を乗り出したとたん、インタビューになる。話は話でとてもよかっただけに、どっちつかずの気がしてしまった。たとえば知盛が碇を持ち上げたところで映像は舞台から素顔の勘九郎さんのへ、それからまた知盛が後ろ向きに飛び込む場面に変わったりする。いろいろ複雑な問題とかあるのかもしれないけれど、そこ切らないでほしかったなあ。
少し長くやってくれたのが、典侍の局の自害の場面。七之助さんの典侍の局が短刀を胸に突き立てたのに知盛が目をやった瞬間、勘九郎さんの表情が知盛の心中を実によく表していて、そこだけのほんのわずかな時間の映像なのに、思わず泣けた。
勘九郎さんはインタビューで「自分の心が動かなければ客の心は動かない」と言っていた。あの瞬間の知盛の表情はまさにその通りで、それを4Kカメラが見事に捉えていて、博多座の舞台を本当に目にしているようであった(博多座、行くべきであった…)。
後半猿之助さんの「四の切」。猿之助さんが実際に映像を見て、「まったく違和感ない、本当のリアルだ。映像が舞台そのものになった」というようなことを言ってたが、確かにその通りだと思う。臨場感、迫力は舞台そのもの。そして音響はサラウンドだからさらに効果がアップする。
今度は、歌舞伎の舞台だけではない、若い役者2人の話をしっかり聞くと、自分の心構えも変えてもう一度見れたらいいなと思った。

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