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2013年6月28日 (金)

見たいぞ見たいぞ②:澤瀉屋

猿翁さんがモンブラン国際文文化賞*を受賞された。朝、テレビをつけたら、その一部始終が放送されていた。
カーテンコールで姿を見せても休演続きでずいぶん心配していたが、授賞式には中車さんと松竹の安孫子さん(だったかな?)に両脇を支えられ、なんと、ご自分の足で歩いて登場されたではないか!!
ぐっと胸にくるものがあった。
中車さんの手からトロフィーと賞状のようなもの(メッセージカード?)が渡されると、嬉しそうな笑顔を見せ、会場に両手をあげてお辞儀する。1年前に比べてふっくら感がなくなり、「ああ」と悲しくなったけれど、その表情、眼光の鋭さ、そしてわずかの間ながら車いすを離れられたこと(ご本人にとっては決してわずかな間ではなかったと思うが)には、大いなる希望をもった。

会場を<隅から隅までずい~と>見回す猿翁さん、さすがに華がある、存在感がある。

もう一度、舞台に立てる。と思う。
立っていただきたい。

授賞式では中車さんがお礼の言葉を代読し、右近さんと猿弥さんが踊り(「二人三番叟」)を披露した。二十一世紀歌舞伎組の面々もそばで猿翁さんを見守っていた。
澤瀉屋の襲名公演、本当は地方公演も全部追いかけるつもりでいたのに、歌舞伎座で資金がなくなり、博多座も迷い続けて結局あきらめることになってしまった(博多座のカーテンコール、猿翁さんはピンクのシャツにブルーのセーターを背中にかけ、とてもおしゃれだった)。あとは暮れの南座だが、それも行けるかどうかわからない。
東京で、歌舞伎座で、見たいぞ見たいぞ、澤瀉屋!!

*モンブラン国際文化賞は、芸術分野で若い才能の育成に力を注いだ人に与えられる賞。日本では2010年に夏木マリさん、11年にオノ・ヨーコさんが受賞している。

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