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2013年8月27日 (火)

物づくりの心を感じる「幸之助と伝統工芸」展

820日 幸之助と伝統工芸(パナソニック汐留ミュージアム)
チケットをいただいたので、趣向の華の帰りにちょうどすぐ近くだしということで鑑賞してきた。
まずミュージアムの入り口前で、約13分の映像を見る。面倒だなあと思ったものの「必ず展示映像を見てから会場にお入りください」と立札があったから。でもこれは見ておいて正解。わずかの時間ながら松下幸之助のモノ作りへの思いが伝わってきて、ただ展示品を眺めるだけよりずっと展示品に興味をもてた。
「第1章 素直な心――幸之助と茶道」、「第2章 ものづくりの心――幸之助と伝統工芸」に分かれ、第1章では茶碗、茶杓、壺、花器などが、第2章では壺、鉢、皿、花器、布地、着物、人形などが展示されていた。
前期・中期・後期で展示替えがあり、私が見たのはもうあと5日で終わりという時なので後期も後期(会期は413日~825日)。1718世紀の古いものもあったが、松下幸之助と同時代の作家の作品が多かった。
幸之助は京都に真々庵(しんしんあん)という別邸をもち、その茶室で茶を嗜んだそうだ。第1章に展示されている作品はどれも派手さはなく、素朴だったり大らかだったり、心をのびやかにしてくれる美しさがあった。
2章に展示されていた清水卯一作「藍青瓷鉢」(1978年頃)は氷裂文の入った大皿で、幸之助が本社貴賓室にて1978年に伝統工芸作家たち(森口華弘、黒田辰秋、角谷一圭、羽田登喜男)と会談した際に花入れとして用いられたもので、とても素敵な使い方だと思った。幸之助は自分の物づくりに対する思いをこうした伝統工芸作家たちの姿に重ねていたようだ。
今回、特別展示として「萬暦赤絵方尊式花瓶」と「萬暦赤絵枡水指」が公開されていた。前者は中期からの公開で、しかも初公開。とても鮮やかで美しく保存されており、幸之助が大事にしていたことが偲ばれた。
もしかしたらスルーしてしまったかもしれないこの展覧会、行かなかったら、松下幸之助が茶道に親しんでいたことも、こうした伝統工芸を支援していたことも全然知らないままでいたに違いない。
今のパナの状態を幸之助は泉下でどう思っているだろうか。

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