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2014年3月 9日 (日)

「空ヲ刻ム者」:口上

37日 「空ヲ刻ム者」(新橋演舞場)
順序が逆になったけれど、口上へ。

猿之助さんが「スーパー歌舞伎は伯父が歌舞伎を親しみやすくするために作った。その第1作がヤマトタケルである。この新橋演舞場で4代目を襲名した自分は伯父の精神を継承したくⅡndを作った。伯父の薫陶を受けた澤瀉屋のみなさんと新たに佐々木蔵之介・浅野和之・福士誠治さんの3人を迎えた。第1作から約28年。光陰矢のごとしである。最長老84歳の寿猿さんが今回新しいことに立ち会っている」とあいさつした。
それから上手へ向かい、11人、自分の演じる役の名を紹介しながら二言三言、挨拶をした。福士クンは「新橋演舞場は初舞台に立った場所。思い出深い場所で念願の歌舞伎に出ることができて嬉しい」。(初舞台って、2007年「ナツひとり」のことかな。それ、見たよ)
弘太郎さん「自分は28年前スーパー歌舞伎を見て歌舞伎役者を目指した。3幕まで一気に駆け抜ける」。そして「一気と言えば」と、猿之助さんの「三気のお守り」が売店で売られていることを宣伝していた。3階席にいたものだから、うっかり売店覗くの忘れてしまった。
春猿さんは「時子をやります」と言った後、「役の内容は…言えません」。後で芝居を見たら、そりゃ言えないっていうか、言っちゃいけないと納得。
笑三郎さんは「昭和61年、スーパー歌舞伎初作で初舞台を踏んだ」。門之助さんは「スーパー歌舞伎全部に参加している。」メモ取り切れず、お2人はこれだけでごめんなさい。
この後、一番下手の浅野さんの番なのだが、浅野さんうつむいたまま微動だにせず、客席にちょっと「おや?」な空気が流れ始めた頃、隣の猿弥さんが浅野さんをつっつく。それでも反応のない浅野さん。「浅野さんの番ですよ」と猿弥さんが急かすと、「あたしゃ、浅野じゃないよ。鳴子だよ」と頑固な浅野さん。
そこで猿弥さんが「浅野さんの番だけど、ちんぷんかんぷんなので飛ばして私が」としびれを切らして自分の役を説明する。
次は寿猿さん。「先ほど四代目がみんな言ったので言うことはないが、老骨にムチ打って頑張る」。84歳で新しいスーパー歌舞伎に挑戦、ほんと頭が下がります。
笑也さんは「スーパー歌舞伎皆勤賞。丈夫なだけが取り柄」と謙遜したあと、この公演は2回公演2日目の2回目と紹介していたが、12回公演は体力だけじゃなくて精神面でも大変だろうな。
右近さんは「懸命に務める」と簡単に。
そして蔵之介さんが「猿之助さんとは2007年『風林火山』をご縁に、現代劇に出ていただいた。『次はにいさんが歌舞伎に出てくださいね』と言われ、社交辞令で『いいよ』と答えたらこういうことになった。汗びっしょり、ご覧のように顔面蒼白である」って、笑わせる(何しろ、白塗りでの口上だから)。そして「皆様の暖かいご支援をいただけば、宙を駆ける気持ちになれる」って、これも宙乗りにかけて笑わせる。「暖かいご支援」は4回も繰り返したよ。
そういえば、福士クン、蔵之介さん、2人とも歌舞伎発声を披露していてウケていた。難しい発声なので完璧というわけではないが、単なるウケ狙いではなく歌舞伎への意欲が感じられて好もしかった。
口上が終わると、全員の台が後ろへ引かれるのだが、浅野さんの台だけが取り残され…で、昨日の本編へと続くわけです。

 

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