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2014年4月

2014年4月30日 (水)

歌舞伎のぬらりんひょん

NHKみんなのうたでかかってた(正しくは「おいら歌舞伎のぬらりんひょん」。曲の解説は→ココ)。
可愛くて、楽しくって、うきうきした。
聞いたことない人は、5月7日13:55からのをぜひ。
「三女・おさがり節」も好き。ボロボロ三女でもくよくよしない、っていう明るさがユーモラスで可愛くて。こちらは明日の10:55から。

みんなのうたっていうと、今でも口ずさむのは「山口さんちのツトム君」、「北風小僧の寒太郎」、「コンピューターおばあちゃん」、そして「サラマンドラ」かな。
ついでながら、ポンキッキでは何と言っても「パタパタママ」なのであります。

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2014年4月29日 (火)

タケノコ、幸せ

昨日、近所からゆでたけのこをたくさんいただいた。
早速、たけのこご飯を作り、それから軽く表面だけあぶって食べてみた。
う~~ん!! こんなやわらかいたけのこ食べたことない!!
御酒が進む進む。
そして今日、まだまだたけのこは残っているので、てんぷらにした。
私は食にさほど関心がないのだが(わざわざ美味しいもの食べに行くとか、並んでまでして食べるとか、そういう熱意はまずない)、もうこのたけのこは、幸せで幸せで
本当にありがたい。
食べ物の中でたけのこ一番好き(って、又変わるかもしれないけど、今はまちがいなく、そう)。

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2014年4月28日 (月)

玉さま、紫綬褒章受章

玉三郎さんの紫綬褒章受章が発表になった。
遅すぎたくらいだけど、おめでとうございます!!
歌舞伎座にもまた、出てくださいね。

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2014年4月27日 (日)

4月歌舞伎夜の部

426日 鳳凰祭大歌舞伎千穐楽夜の部(歌舞伎座)
今月は初日とこの千穐楽のみ。それも、都合で最後の演目「髪結新三」はパス。最近こういうことが増えてきて、いかんなぁ…。
普段なら30分前には劇場に着くのに、昨日は忙しくて少し遅くなってしまった。それでも水分がないと不安で(どうせ12口しか飲まないくせに)、木挽町広場のセブンイレブンに向かっていた時のこと。目の前をこちらへ向かってだんだんアップになる男性――それは、なんと亀鶴さん!! 思わず「あ、亀鶴さんっ」と言いそうになるのをこらえ(と言うか咄嗟にはなかなか声が出ない)、振り返って後姿を見送る。ひゃあテンション上がった上がった。
「一條大蔵譚」
梅玉さんの若々しい武者ぶりがとても素敵だった。常盤御前の本心を知らぬうちは、悔しさと怒りで居ても立ってもいられない苛立ちが伝わってきた。
芝雀さんは鬼次郎の妻としての色気、源氏への忠義心、本心を明かした常盤を思う女としての気持ちなど、細やかな演技であった。
吉之助さんの茶屋亭主がいかにもお人よし、噂好き、お喋り好きの感じでよかった。老けのためのシワ描きがちょっとウケた。
吉右衛門さん、御所の扉から飛び出した時、ほんわかとした大らかな空気が後方席にまで漂ってきたのにはびっくりした。それだけ、吉右衛門さんの明るさ、大きさが場を圧倒していたような気がした。前半の桧垣ではとにかくずっと阿呆で通し、本性のかけらも見せない。それだけに、後半の奥殿が引き立った。これまで、私は吉右衛門さんの阿呆ぶりはあまり好きでなかったのだが(多分、あの立派な人が…というような偏見だった)、今回はとても自然で違和感なく受け入れられた。ちょっと痩せたかな、疲れていそうだなと心配になったが、後半の奥殿ではそうでもなくて、杞憂だったみたい。ぶっ返りの衣裳が白地だったのが目新しく、吉右衛門さんの明るさによく似合っていた。
魁春さんの常盤も大きさの中に、つらい思いに堪えてきた強さと苦しみがよく表れていた。清盛調伏とはさすがは義朝の北の方と大蔵卿が常盤御前を褒めた時、魁春さんの表情が何となく悲しげなような複雑な表情に見えた。
八剣勘解由の由次郎さん、鳴瀬の歌女之丞さん、ともに脇をしっかり支えて物語を盛り上げた。最後、大蔵卿が勘解由の首を陰で打ってから布に包んで持ってきたタイミングがよく、笑いが起きなくてよかった(いつも、早すぎて笑いが起きるのだと思う)。
「女伊達」
時様がきりっと決めていてかっこいい。動きの切替しが早いので強さが際立つ。黒い衣裳もダテでよかったが、途中男伊達2人の傘のうちで引き抜き、白地の衣裳に変わるとぱっと華やかになって、こういう役がよく似合う、やっぱり時様好きだ、と改めて思う。
男伊達の松江さん、萬太郎クンは案外バランスがよくて、女伊達との絡みも面白く見られた。
若い者のもつ傘が一斉に開かれると、「よろずや」の文字が(嬉しい)。下から4個、3個、2個、1個のピラミッド形になる。
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分という短い時間の中に、さまざまな踊りの要素や立ち回りのいろんな技術がふんだんに入り、本当に楽しかった。三点倒立した若い者の股の間を返り越したのはどなたでしょう。


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2014年4月25日 (金)

橘太郎さん、幹部昇進、市村姓に

うかれ坊主様からのコメントで知ったのですが、坂東橘太郎さんがこのたび幹部に昇進なさって、姓も市村にかわるそうです。
おめでとうございますsign03
大好きな橘太郎さんなので、幹部昇進は喜び一入です。
う~ん、それにしても、橘三郎さんと橘太郎さん、どちらも幹部になられて、私としてはお名前を間違えないようにしなくっちゃcoldsweats01(どっちかというと、橘三郎さんを太郎さんと入力間違いするから、一呼吸入れて確認するようにします)。

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2014年4月24日 (木)

やや地味だけれど愛おしい:オススメ、「こども展」

418日 こども展(森アーツセンターギャラリー)
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日オープン前の内覧会に行ってきた。
全体に地味な印象は否めないが、いわゆる「肖像画」とは違って、画家が自分の子供、あるいは自分の親戚、友人、知り合いの子供を描いた作品が多く、それぞれの作品はどれもほんわかとした気持ちにさせるものであった。11枚、じっくり見るに値するいい作品で、点数もほどよく、全然疲れを感じなかった。
目玉はアンリ・ルソーの「人形を抱く子ども」であろう。一見ヒゲをはやしたオッサンみたいな顔にも見え、また身体のバランスが不自然であるにもかかわらず、少女の絵として惹かれるものがある。
私のイチ押しはレイモン・レヴィ=ストロース「子どものクロード・レヴィ=ストロース」。ソシュールを祖とする構造主義に学生時代ひどく苦しめられただけに、そいつを普及させたクロード・レヴィ=ストロースの子供時代は大いに興味深い。木馬の三輪車に跨るクロードは、彼にもこんな子供時代があったのかと感慨にふける前に、4歳にしてなんと賢そうな顔をしているのか、さすがにクロード・レヴィ=ストロースだわい、と感心させられた。
もう1人、現代の有名人が描かれている作品があり、興味を引かれた。ジョルジュ・アルディッティ「家族の肖像」にはフランス人俳優ピエール・アルディッティが正面を向いて描かれている。彼はすでに大人で、後ろ向きになった父の画家ジョルジュの前に座り、ワインのグラスを掲げている。ピエールといえば、私の大大大好きな映画「しあわせ」(クロード・ルルーシュ監督)に出ていて、私は今それしか思い出せないのだが、父を見つめる彼の表情がとてもいい。家族の11人がくっきりとした形で日常的な様子を見せながら、どことなく現実感がないような不思議な絵である。
ジョフロワ「教室にて、子どもたちの学習」には、机に紙を広げ読み書きをしている子供たちが描かれているが、目を最後列に机を並べる子供たちにやると、石盤を使っている。子供たちの姿からはわからないのだが、貧富の差を表すのだろうか…。
ベルナール・ブーテ・モンヴェル「ヌムールの寄宿舎」は、修道女の監視を受けながらヌムール通りを並んで歩く少女たちを描いた作品だが、「花子とアン」の世界をちょっと思い出した。
レオナール・フジタの「フランスの48の富」は「小さな職人たち」に通じるものがある。
好きな作品はほかにもたくさんあるのだけど、モーリス・ドニ「ボクシング」、ポール・マテイ「室内の子どもと女性」、ダヴード・エンダディアン「ヤシャール=アザールの肖像」、ウジェーヌ・デュレンヌ「身だしなみ」を挙げておく。
子どもはじっとしていない。じっとしているのを嫌がる。そこで、画家は素早いタッチで描いたのだそうだ。素早いタッチでも作品は丁寧に仕上げられ、そこには子どもに対する愛おしさが込められているように思えた。もちろん私の好みだけれど、「これはちょっと…」というような作品は1点もなく、画家の愛おしい気持がそのまま私の全作品に対する愛おしさになるのでした。
かなり、おススメであります。

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2014年4月23日 (水)

10月国立劇場は高麗屋

10月の国立劇場演目が発表になった。
「双蝶々曲輪日記」
配役はまだ幸四郎さんと染五郎さんしか出ていないが、濡髪が幸四郎さん、放駒と南方十次兵衛が染五郎さんだろうか。あるいは濡髪:染五郎、南方:幸四郎?(幸四郎さんって、濡髪をほとんどやっていないんだもの)
今回は「新清水の場」「角力場」「米屋」「殺しの場」「引窓」の上演だが、「新清水の場」と「米屋」は見たことがないので、楽しみである。「井筒屋」が入ると物語の流れもぐっとわかりやすくなると思うが、時間的に無理なのだろう。

お幸は吉之丞さんで見たかったな。

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2014年4月22日 (火)

激ネム、激イタ

今日は1日眠くて眠くて、今日中に郵送したい仕事があったのに、まったくはかどらない。パソコンの前でこっくりこっくり程度ではおさまらず、15分程度の仮眠を取っても30分仕事するとまた仮眠の繰り返し。いっそ本格的にベッドで寝たいところだったが、夜眠れなくなることを考えてガマンガマン。
あんまり眠いせいか、玄関ドアに膝をぶつけた。モロにお皿に当たった。激痛でしばらく動けなかった(骨の打撲って、息が止まるくらい痛い)。そういえば、昨日もあくびをしながらしめた雨戸に左手中指を挟み、今他の指の1.5倍太くらいになっている。

そんなわけで、夕方ネットで見た福助さんの退院のニュースも頭がぼんやりしていて、すぐにはアップできなかった。橋之助さんによれば「いい形で回復して」いるそうだから、まずはよかった。焦らず、ゆっくり完治させてください。

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2014年4月21日 (月)

大好き、空港

尾翼集です。どこの航空会社でしょう。

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2014年4月19日 (土)

泰介がこの夏ロミオに

3~4日前には発表されていたようだけど、菅田将暉クンが、8月、さいたま芸術劇場のオールメールシリーズでロミオをやる。
考えてみたら、「ロミオとジュリエット」って映画や芝居で見たことないかもしれない。ということも含めて泰介のロミオはぜひ見なくっちゃと思っている。

ちなみにジュリエットはオールメール常連の月川悠貴さん。
公演は8月7~24日。
最近、さいたま芸術劇場の先行販売ではいい席が全然当たらない…

全然関係ないけど、今日は理研の一般公開日だった。ここ数年行ってないので今年はSTAPのことがなくても行くつもりでいたのに、4月19日とは!! 事情があって断念。私が見学に行っていた頃は公開日は5月初めだったような気がするから今年もその頃だと思っていたのに。すっごく残念。

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2014年4月18日 (金)

初夏の空、氷雨の空

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↑数日前。
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↑今日。寒すぎ…。

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2014年4月16日 (水)

今年も「挑む」

今年の「挑む」公演情報が発表になった。
8月13日(水) 17:30
8月14日(木) 11:30、17:30
8月15日(金) 11:30
@日本橋公会堂
演目は「口上」「引窓」「お祭り」
今年は吉弥さんが特別出演だそうだ。これは必見!!
 8月のスケジュール第3号です(どの予定もまだチケット売り出していないし、確保できるかどうかわからないけれど、自分の中ではしっかり予定入れてる)。今年も8月は多忙になりそう。

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2014年4月14日 (月)

歌舞伎ミーハー情報4連発

歌舞伎美人に出ていた情報
壱 愛之助さん「炎立つ」に出演:8/9(土)~8/31(日)、於・シアターコクーン
弐 松也クン「スリル・ミー」に出演:11/7(金)~11/23(日)、於・天王洲銀河劇場
参 俳優祭テレビ放送日時決まる:5/31(土)14:00~16:25、NHKEテレ
四 海外向け歌舞伎紹介番組「KABUKI KOOL」がスタート、詳細は→ココ

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2014年4月13日 (日)

ピンクに心奪われ、照手

14041301kikumomo 数日前、近所のピンクの花がとてもきれいだったので見に行ったら、なんとオジサンがその枝をジョキンジョキン切り落としていた。
花は「菊桃」。1枝くれたので、早速飾った。その枝があんまりかわいくって、そしてあそこに咲いていた濃いピンクがあんまりきれいで忘れられず、同じような色の桃を衝動買いしてしまった。
種類は「照手紅」。名前もいいでしょう(ぱっと笑也さんの顔が浮かんだもの)。ところが、帰ってきて調べたら、照手種は枝が広がらなず、ほうきのように伸びるのだと知った。それ ではちょっと寂しい。それで翌日「照手白」を買って隣に並べた(写真じゃわからないかもしれないけれど、白もとてもきれい)。
ちゃんと根付いて来年も花を咲かせてくれるかしら(うまく育てられるか、あまり自信ないのだ

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2014年4月11日 (金)

四代目鴈治郎誕生へ

翫雀さんが四代目鴈治郎を襲名することが決まったそうだ。
おめでとうございます!!
襲名披露公演は来年1月松竹座からとのこと。

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2014年4月10日 (木)

花見に敢えての観熱帯植物

今年はいわゆる「花見」をしなかったが、先日グリーンセンターで、チューリップ、スミレ、桜、山吹、ミヤマツツジ、ハナカイドウ等々、気持ちのいい青空の下、春の花を満喫してきた。念願のミニSLにも乗ったしcoldsweats01
でも、ここに紹介したいのはそういう花々ではなくて、ちょっと珍しいかなと思う熱帯植物。

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まず最初は「マルハチ」。
小笠原諸島のみに分布する固有種で、幹にある葉痕に<丸に逆八の字>模様が出ることからその名がついたそう。ちょっと掠れた「マルハッチ」の声(高見山)を耳に甦らせながら鑑賞。

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同じく小笠原のみに分布する固有種のタコノキ。幹の途中から出ているたくさんの気根がタコの足のように見えることから名づけられたと説明書きがある。
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ヒョウモンショウヨウ。葉っぱに穴が開いているように見えるけれど、そうではない。夜間は葉が閉じて直立するのだそうだ。分布はブラジル。
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トックリラン。リュウゼツラン科で根元が文字通りとっくりのように見える。メキシコ原産。
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<アアソウカイ>。キョウチクトウ科。
思わず二度見した名前である。
アジア大陸(亜)とアフリカ大陸(阿)の植物相の接点であるマダガスカル産という意味でつけられた名前だそう。漢字で書くと意味通りの「亜阿相界」。漢字は表意文字だなあと変な感心をした。

熱帯植物はとにかくデカいのであった。

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2014年4月 8日 (火)

3月南座夜の部

325日 三月花形歌舞伎夜の部(南座)
14040801minamiza 顔見世以外の南座は今回が初めてで、顔見世の雰囲気とはずいぶん違うものだなあと実感した(顔見世は京都という町にとっても格別なものに違いない)。初めてといえば、昼の部に1階席に座ったのも初めて、そして舞台写真入り筋書きを買ったのも初めて(顔見世は月の前半にしか行かれない。今回は写真入り筋書きを狙ってこの時期にした)。夜の部は3階席だったが、がらがらといってもいいくらいの入りで、2階も見える範囲では空席が目立った。昼の部は上の様子はまったくわからなかったけれど、どうだったのかしら。それにしても南座の3階席は狭い。隣が外国人のカップルで、とくに男性は長い脚を窮屈そうにやや斜めにして、気の毒だった。
「御摂勧進帳」
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度目。前回は「色手綱恋の関札」も上演されたが、今回は「暫」と「芋洗い勧進帳」のみ。どちらも単純明快、わかりやすくて楽しめた。
「暫」は、公家たちが咲十郎、八大、松五郎、茂之助と、普段なかなかこういう役では見られない顔ぶれで嬉しかったし、非常に面白かった。咲十郎さん、八大さんはすっとぼけた味が自然でうまい。松五郎さん、茂之助さんはおとぼけというよりは凄みで熊井太郎を脅すのだが、最後はへなへなに。松五郎さんが「♪京都にいるときゃ~♪」と唄えば茂之助さんが「誰が作った?」。その答えは「ゴーストライター」。また「(熊井の)衣裳はどこで作った?」との茂之助さんの問いに「ユニクロ」と答える松五郎さん。私には普段超真面目でお堅いイメージがある2人だから、そのギャップにウケた。
彦三郎さんの是明君は公家悪の大きさが安心感を与える。
松也クン(音羽丸)は身体が大きいのに童子っぽく見えてかわいい。声も高くてよく響き、きれいだった。
松緑さんは拵えが実によく似合って、大らか豪快、稚気たっぷり。権十郎さん(稲毛入道)や萬次郎さん(女鯰若菜)を軽くあしらう様も堂に入っている。朝日の宝剣が行平(巳之助)の手に渡ったところで、松緑さんが「当月は巳之助さん、廣松さんが南座初お目見え」と紹介し、よよよいよよよい~~で客席も一緒に手締め。キレのいい幕外の引っこみに大満足した。
「芋洗い勧進帳」では、まず橘太郎さん(新庄鈍藤太)、辰緑さん(出羽運藤太)の空気感がいい。梅枝クンは上品で主君としての風格があり、義経のニンであると思った。いずれ本家の勧進帳でも義経を演じるようになるのではないだろうか(期待を込めて)。
團蔵さんのいかにも憎々しい斎藤次祐家に対し、亀三郎さんの富樫はきりっとして爽やかで、声よし滑舌よし、捌き役としてもぴったり。義経一行に対する思いもよく感じられた(斎藤次が上手へ去った後、鷲尾三郎役の亀寿さんとアイコンタクトがあったように見えた)。こちらも本家勧進帳での富樫を見たいし、先代萩の細川もぜひやってほしい。
弁慶の松緑さんはここでも荒事の稚気、大らかさ、明るさ、豪快さで楽しませてくれた。

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2014年4月 6日 (日)

3月南座昼の部

325日 三月花形歌舞伎昼の部(南座)
すっかり間が抜けちゃったけれど、自分の記録・記憶として外すわけにはいかない南座、簡単に。
「吹雪峠」
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度目。見るたびそう思うのかもしれないが、ストーリー、33様の心の動きがわかりやすく、今回が一番面白かった。
おえん(梅枝)は出てきただけでやくざの兄貴分の女だという貫目、ちょっと崩れた色気がある。助蔵(松也)の目の中には怯えがあり、居直った感じのおえんとは対照的である。この2人の間には兄貴の女と弟分という上下関係のようなものが決して消えることなく存在しているように見えたのがよかった。
亀三郎さん(直吉)は出てきた時からすっごくかっこよかった。おえんが助蔵に口移しで薬を飲ませる場面では客席から笑いが起きたが、直吉の気持ちを考えたらどうして笑えようか(ちなみに、この場面、梅枝クンのほうが下になっていたような気がしたが、それでは飲ませられないのではないだろうか。あるいは私の見間違いかしら)。おえんと助蔵が互いに罵り合う場面では失笑が起きた。確かに、失笑に値する醜さだと思うが、この時の直吉の悲しげな顔にははっと胸を打たれた。吹雪の中に飛び出していく直吉の哄笑にも悲しみが籠っているようで、心が痛んだ。
残された2人の表情も、この後の成り行きを色々に想像させて、後を引いた。
亀三郎さんの股旅姿は実によく似合っていて、忠太郎を亀三郎さんで見たい!!と思った。
「素襖落」
大らかで明るい好人物である太郎冠者に松緑さんはぴったり。その目がとてもきらきらしていたのが強く印象に残った。色々面白い場面もあったが、超早起き、朝食抜き、なので幕間にお弁当を半分だけ食べたのが敗因。いいところで眠くなってしまった。
新悟クンは声がきれいで姫御寮らしさが出た。
「与話情浮名横櫛」
東ではおとうさんが切られお富、西では息子が本家お富。若いお富であるが、これが実にはまっていた。「見染め」の場でも土地の親分の妾という退廃的な風情がよく、「源氏店」でも「婀娜な姿のお富さん」であるのが、この先当たり役になるであろうと期待させた。
菊之助さんの与三郎は、武家の出で大店の若旦那でありながらわざと放蕩をしている事情がぴったり。「源氏店」で、多左衛門に「わっちゃあお富の兄でござんす」と名乗るセリフはお父さんそっくり。出会った時は人の妾だったから仕方ないが、命がけで恋していた自分を忘れてまた妾なんかになりやがってと責める与三郎。これには訳があってと聞いてほしいお富。2人のやり取りには緊迫感があって、多左衛門とお富は本当は兄妹なんだから何にもないとわかっているこちらは、菊ちゃん聞いてあげて、わかってあげてと心の中で仲裁に入りたい。それだけに、誤解が解けて2人が抱き合う場面は感動的だった。
橘太郎さんの藤八はうまいし、いかにも江戸の匂いのする番頭を自在に演じていたが、可笑し味という点でやや物足りなさを感じたのは松之助さんの印象が強すぎるせいだろうか。
團蔵さんの蝙蝠安は小ずるそうなチンピラで、藤八には大声で脅し、お富には卑屈に迫り、小悪党こうあるべき、な感じでとてもよかった。
彦三郎さん(多左衛門)はセリフがちょっと怪しかったが、お富を囲い者として守る兄の愛情・大きさが感じられた。
東京の花形歌舞伎でもぜひかけてほしい演目だ。
そうそう、昼の部は上手側の前から2列目で、菊之助さんと松緑さんが舞台から階段を下りてきたところがバッチリ目の前。眼福眼福。
<上演時間>「吹雪峠」30分(11001130)、幕間30分、「素襖落」55分(12001255)、幕間30分、「与話情浮名横櫛」85分(13251450

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2014年4月 4日 (金)

今夜は又五郎一家、忘れずに

今夜の「にっぽんの芸能」は又五郎一家が出演。貴重な1時間になると思うのでお忘れなく。
内容はHP(→ココ)で。

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4月歌舞伎追記:歌女之丞さん、幹部に

14040401kamenojo 色々浮かれていて、すっかり忘れていたのだけど、今月は歌女之丞さんの幹部俳優昇進の披露でもある。
ずっと以前に1回だけ稚魚の会のパーティに参加したことがあるが、その時お話をされた歌女之丞さんの語り口がとてもソフトで、ああやはり女形の役者さんなんだなあと思ったことが印象に残っている。
今月は「鎌倉三代記」で<おくる>役を務めておられるが、私ときたら、昇進の話を忘れ、「鎌倉三代記」では寝てしまい、本当にごめんなさい。
昨年11月の松之助さん、橘三郎さんに続き、脇でいい味を出す役者さんが幹部に昇進されるのは嬉しいことだ。おめでとうございます。

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2014年4月 3日 (木)

六月歌舞伎座演目発表:左近初舞台、そして仁左様復帰

昨日発表になるかなあと待っていたのだが、ついに6月の演目と配役が発表になった→ココで。
左近初舞台の「蘭平」は夜の部最初の演目だ。
しかも、なんと仁左様が「お祭り」で復帰sign03(「お祭り」は昼の部最後)
ますます歌舞伎貧乏になるぅhappy02bearing

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2014年4月 2日 (水)

お先に4月歌舞伎座初日

42日 鳳凰祭四月大歌舞伎初日昼の部(歌舞伎座)
3月分の感想がまだいくつも残っているのだけど、先にこちらを。
久しぶりの初日は、あれから1年という感慨と、三津五郎さんの復帰という喜びで迎えた。
玉太郎くんがおばあちゃま(つまり東蔵夫人)と観劇していたほか、鷹之資クン、宗生・宜生クン兄弟、虎之介クン(ずいぶん大きくなって、誰かと思った)が見に来ていた。
「壽春鳳凰祭」
背景は松林で、左右両側は春らしいパステルカラーの中に鳳凰丸が描かれている。時蔵・梅枝・萬太郎・慎吾・隼人の順で下手より宮廷の男女が出てくる。さすがに時様の品格、大きさ、美しさが若手を圧倒している。梅枝クンは華やかに美しい。慎吾新悟クンも拵えがとても似合っていてきれいだった。隼人クンはいかにも貴公子だが、踊りになると腰高でしなやかさに欠けるのが気になる。萬太郎クンは先月の梅王でつけた自信がきりっとかつ柔らかな動きを大きく見せているようだった。一通りの舞の後、橋之助・扇雀・錦之助が花道から登場する。錦之助さんが出てくると、隼人クン以上に貴公子だと思う。やがて背景は桜に変わり、中央から帝役の我當さんと従者の進之介さんがセリ上がってくる。我當さんが舞台全面に出てくるのに進之介さんが手を貸していた。だいぶ足が悪いのだろう。
華やかで目出度い踊りで、まずは新・歌舞伎座の1年目を味わった。
「鎌倉三代記」
開幕5分前になると、普段にない静けさが漂った。あちこちからちょこちょこお喋りは聞こえてくるのだが、いつものようなもわ~んとした賑やかさではなく、それが5分も続くとなんとなくどうしていいか落ち着かなくなってくるのが不思議。
これを見るのは2度目で、初回はおやすみタイムになってしまった記憶があり、今度はリベンジと意気込んでいたのがやっぱりダウン。幸四郎さんが出てきたところで1回盛り返したのだが、気がつくと再びzzz。私だけでなく、見える範囲のあちこちで頭が揺れていたにせよ、 私には上級すぎる、この芝居。というわけで、歌江さんが母・長門役で出ていたのが嬉しかった、そして前髪姿の梅玉さんが若々しいと思った、というだけで、特記できることなし。
「壽靱猿」
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階後方左右にテレビカメラが並んでいた。帰宅してから夕方のニュースを見たら、やっぱり三津五郎さん復帰が取り上げられていた。
浅葱幕が振り落されると、鳴瀧神社の鳥居前、上手に女大名、下手に奴がいる。女大名はお面をかぶっていたが、配役は事前に見ておいたので又五郎さんだとわかった。ところが奴が誰だかわからない。堂々と立派、ちょっと苦み走っていい男(ちょっと、ポスターの佐々木蔵之介さんに似ていた)、かっこよくて、ほんと暫くの間、誰だろう誰だろうって考えてしまった。そして、巳之助クンだって気がついた私はニブい。というか、巳之助クン、こんな立派でいいオトコだったっけ。別に普段男ぶりが悪いって言ってるわけじゃないのよ、今日は各段に素敵だったのだ。他の奴も見たくなった。
又五郎さんは、お面を取ったらふっくらしてほっぺが赤い。又五郎さんの女形なんて初めて見るけど、女らしさの中に又五郎さんのキレのよさがあったのが愛敬となっていた。
女大名が奴に、靱にするための猿の皮を手に入れなくてはと話しているところへ、小猿がやってくる。この小猿ちゃん、花道をぴょんぴょん飛んできて、めっちゃ可愛い。客席からも小猿ちゃんへの拍手が盛んに起こった。しばらくすると、猿を探して猿曳がやってくる。花道に登場した三津五郎さんを見て、思わずうるっとした。三津五郎さんの踊りは見ていて心地よい。自然に脳に入ってくる。可愛い小猿を自ら打ち殺さなければならなくなった太夫の悲しみ、猿への愛情が胸を打つ(あとでニュースを見たら、どの場面だったか、三津五郎さんの目に涙が光っていた)。激しい動きはあまりないものの、飛んだり回ったり、小猿を抱いたりおぶったり、それなりに体力を使うだろう。千穐楽まで無事につとめられることを心から祈る。

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2014年4月 1日 (火)

消費税上げ実感

レターパックで遣り取りしている仕事があって、今、終わった仕事を先方から送られてきた返信用のレターパックに入れようとしたら、「350」だったのが「360」になっているのに気がついた。
今度、自分から郵便を出すときは、料金が上がったことを忘れないようにしなくっちゃ。
ちなみに、私が駆け込みで買ったものはガソリン。半分ほどになった昨夜(もうスタンドはすいていた)、入れに行った。今日からリッター5円ほど上がるそうだ。駆け込みではあったが、元々燃料は半分になったら入れることにしているから、いいタイミングだった。

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