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2014年6月

2014年6月29日 (日)

ハメス、最高‼

昨日は眠くて眠くて、頭痛もして、ブラジル×チリ戦を気にかけつつ、録画する元気もなく早寝してしまった。あんまり早寝だからあわよくば1時に起きて…なんてかすかに思い…。
ところが最初に目が覚めたのは3時半頃。ちぇっ、試合終わっちゃってるよbearing
又寝て、次に目が覚めたのは5時半前。ちょっと眠かったけれど、すぐにテレビをつけ、コロンビア×ウルグアイ戦を見る。その最中に知ったよ、ブラジル×チリがPK戦だったって。3時半にテレビつければよかったよぉ~crying 結局、ブラジル×チリ戦には縁がなく、ほんのわずかなハイライトシーンだけしか見られなかった。
でも、コロンビア、ハメス・ロドリゲスのすんばらしい2ゴールを見たから大満足happy02 ハメス、かっこよすぎるheart04
私はドイツ、オランダ推しなんだけど(オランダ、これからメキシコと対戦。ロッベン&ファン・ペルシー vs オチョア、楽しみだぁ。オランダ推しでもオチョアにも味方したくなっちゃうcoldsweats01)。
ちょっと眠くなってきたけど今夜は見るよ)、日本のグループのトップ通過国だからコロンビアも応援しちゃう(次は7月5日にブラジルと対戦。めっちゃ楽しみだけど、7月5日は歌舞伎座初日じゃん)。
ところで、ウルグアイって入力したら「宇柳具」って出た。知らなかったわ~。ちなみにコロンビアは「哥倫比亜」または「古倫比亜」「考老比亜」と書くらしい。ワールドカップ出場国を全部調べたら面白そう。


早く仕事終わりたい。1年か2年に1回、おっそろしく面倒な仕事がくるの。今がそれ。今日中にやるつもりが明日いっぱいかかりそうdespair

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2014年6月28日 (土)

歌舞伎役者の脚

今月の歌舞伎で私の印象に残ったのは、歌舞伎役者さんの脚。
みんな、しっかりした、太く力強い、いい脚をしているのだ。
舞踊も含めた歌舞伎の稽古で鍛えた立派な脚。
見ていて気持ちがいい脚。
今月はそういうナマ脚を堪能できた。
ところで、「一本刀土俵入」に出てくる猿四郎さんの船戸の弥八って、小栗栖の長兵衛みたい。顔も乱暴なところも。

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2014年6月27日 (金)

ほぼ1日歌舞伎満喫:巡業中央コース千穐楽

627日 松竹大歌舞伎巡業中央コース千穐楽昼の部・夜の部(川口リリア)
千穐楽が川口なんだからと2回公演を両方とも見る、と張り切って、チケット発売日に1時間とまではいかなかったけれど、30分以上は並んで買ったチケット。こんなに並んだの初めて。でも昼の部、希望の席は取れた。夜の部は待っている間に友人がWeb松竹で押さえてくれて、全体のど真ん中だけどどうする?っていうのをど真ん中はやだなあと思いつつ、まだ並んでる最中でこの行列では取れるかどうか不安だったからお願いした。結果として2回とも並んでも取れたんだけど、まあ、たまにはど真ん中もいいか、のその席が大正解。舞台からの距離はあったものの、とてもよく見えて、真ん中だからセリフも聞きやすい。昼の部はなんちゃって花道近くで、これはこれで狙ったのだから満足。
越谷で一度見ているので、感想として重なる部分は省略します。
「太閤三番叟」
右近さんが首の故障で休演、急遽右近さんの役(太閤秀吉=三番叟)を笑三郎さんが、笑三郎さんの役(淀の方=千歳)を笑野さんが代わっての上演である。
休演というのは残酷なもので、もちろん右近さんは心配だし右近さんの踊りを見られないのはとても残念である反面、笑野さんファンの私としてはこの抜擢は秘かに楽しみなのであった。
そしてその期待を裏切らない笑野さんの淀の方。とにかく美しかったし、踊りも華やか、しっとり、なめらかでうっとり。笑三郎さんともども急な代役なのに、笑也さんと笑野さんの動きはぴったり合っていて、さすがの澤瀉屋だと思った。笑野さんの鬘は、昨日の鎌倉からご自分の頭に合わせたものになったそうで、それまでは笑三郎さんのものに手を加えていたとのこと。そういうことも含めて本当に大変だっただろうなと察する。
笑也さん(北政所=翁)が踊っている間、笑野さんは座って、左腕を斜め前にやや下げた状態でじっとしている。淀の方は鈴ののった三宝(?)を持っている間もじっと動かないし、秀吉に鈴を渡すとき音を立てないし、なかなか大変な役だと思った。前回見た時は眠くて、そういうところ、全然見ていなかった。
笑也さんは能面みたいでちょっと怖くも見えたが、北政所の貫録があって圧倒された。
笑三郎さんが右近さんの代役って、とちょっと思わないでもなかったが(猿弥さんならわかるんだけど)、とても素敵だった。なんちゃって花道から登場した途端、「かっこいい!!」とときめいてしまったくらい。袖を回す時に袖が顔にかからないようちょっと顔を逸らすのが気になったが、女形のときにはあんなにしっとりと優しい笑三郎さんが力強く、本当にステキだった。所作ダテの最後のほうで、笑三郎さんが扇を落した。するとすかさず後見がスペアの扇を持ってきてさりげなく手渡した。一連の動きがとてもスムーズだったのでそういうものかとも思ったほど。笑三郎さんは、とくに鈴をもってからがよかった。
「口上」
越谷と同じ内容は省略します。
音響のせいか、とくに秀太郎さんの声がほとんど聞き取れず、仲のよい澤瀉屋の襲名披露巡業に竹三郎さんと一緒に参加できて嬉しかった、くらいしかわからなかったのが残念。越谷でも聞き取れなかったので、私の耳が悪いのかも。秀太郎さんの長い巡業経験(60年とか)の中でこのような大入りは初めてだそう。確かに私の短い巡業経験でもこんな大入りは初めて。
竹三郎さんは昼も夜も声を詰まらせながらの口上で、カメちゃん愛に溢れていた。夜の部では、千穐楽を無事に迎えて感無量のあまり「申し上げることを忘れてしまいました」。竹三郎さんは6年前のカメちゃんの巡業千穐楽でも涙涙の口上で、そういう純粋さが好き。
笑三郎さんは夜の部で「先輩の右近さんには及ばないが、一生懸命つとめた」。
猿之助さんは右近さんの休演に触れ、「それほど巡業というのは過酷なものである。役者もだが、裏で働くスタッフは夜を徹して移動に尽力しているが拍手を受けることもない。そういう陰の力があっての公演である」。ここで客席から大きな拍手。「今日で最後だと思うと寂しいが、今日で会えなくなるわけではない。それにしても地方で歌舞伎を待っていてくれる人がこれだけたくさんいる。歌舞伎座は黙っていても幕があくが、地方は出かけて行かなければ開かない。呼ばれればどこへでも行く」。「猿之助チームは9月も巡業(竹三郎さんと秀太郎さんは出演しない。秀太郎さんとは襲名興行8カ月一緒だった)」。「歌舞伎を守っていきたいという気持ちでやっている」。
中車さんはまだ歌舞伎発声ではないものの、口上の声に違和感はまったくなかった。

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2014年6月26日 (木)

六月歌舞伎座千穐楽夜の部

625日 六月大歌舞伎千穐楽夜の部(歌舞伎座)
140625kabukiza_2 出かけるとき、うちのほうは雷雨土砂降りだったのに、銀座は全然降っていなかった。三鷹や調布で雹が積もってびっくりした前日はうちのほうはまったく雨が降らなかった。本当に局地的なんだなあ。
「蘭平物狂」
初日以来2度目。
行平の登場では腰元4人が座布団や刀立て、行燈などを運んでくるのだが、この4人の動きを見ていたら、華やかな中に甲斐甲斐しく行平の居心地がいいように場を設えていくのがとてもそれらしい雰囲気で、腰元の存在の重要さを強く感じた。こんなこと、今まで思ったことがないから自分でもびっくりした。
左近クンは今回も動き・決めの形ともびしっとしていてきれい。セリフもいいし、本当に将来が楽しみな役者だ。子供の能力ってすごい。
松緑さんの蘭平は、屈折した心理が松緑さんの明るさの中に見え隠れしてとてもよかった。回転は軸足の踵で回っていた(軸足は右? 左? 気が付いた時にはすでに回転終わりに近く、左右どっちだったか。ダメな私)。
立ち回りはさすがに日を重ねただけあって動きが揃ってきれいだった。返り越しは8人だった? 飛んでいる時には8人に見えたけど、飛び終わった時にはそんなに人数いなかったから自信ない(引っこんだ人がいたのかな?)。でも、飛ばれる人たちが重なるようにくっついていたことを思うと8人だったのかも。自信ない。
立ち回りはあれだけの大技をたくさん、千穐楽まで無事に見せてくださって、松緑さんはじめ立ち回りメンバーに心から感謝です。お疲れ様でした。
「素襖落」
食事休憩の後で、遅刻者はぞろぞろと多いし、お喋りの声がざわざわざわざわとさざ波のように(いや、さざ波以上)漂っていて、左團次さんの出の声がよく聞こえなかった。彌十郎さんの声はさすがにさざ波を上回ったが、幸四郎さんの声もちょっとかき消され気味。だんだん落ち着いてきた頃にはこっちが眠くなっちゃって…。イタリア×ウルグアイ、そして日本×コロンビアを見た報いだ。というわけで、錦吾さんの踊りはなかなか見ることがないなあと珍しく思ったくらいで…ごめんなさい。最後は左團次さんの表情が変わっていくのが面白かった。ただ、幸四郎さんの太郎冠者は面白く見せようと頑張っているような気がして(幸四郎さんにはどうしても立派さを感じちゃうから、こういう役だと「見せようとしている」と私には見えてしまうのかも)、真面目さが逆に面白さを引き出していた松緑さんの太郎冠者のほうが好きかな。

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2014年6月25日 (水)

夏は演舞場でナマを

7月1日から8月30日の期間限定で、演舞場ビアテラスがオープンするんですって→ココ
17:00~22:00だそうだから、歌舞伎のあとに行ってみようかしら。でもお1人様じゃあ、なかなかね、って感じ
bearing

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2014年6月23日 (月)

右近さん休演

びっくりしました。
右近さんが体調不良のため、巡業中央コースを休演するとのこと。
昨日22日の呉から休演されたそうです。
お元気だとばかり思っていたのでとても心配。
そしてとても残念ではあるけれど、7月の歌舞伎座にもご出演だから、この際ゆっくり休養して7月には元気なお姿をみせていただければ、と思います。
配役は、淀の方の笑三郎さんが秀吉にまわり、淀の方は笑野さんが。
ハードなスケジュールで大変な巡業、みなさん千穐楽までご無事に。

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2014年6月21日 (土)

心和む喜劇「天然女房のスパイ大作戦」

620日 「天然女房のスパイ大作戦」(新橋演舞場)
WOWOW
の収録が入っていた。演舞場ロビーにはお祝いを贈った人たちの名前が書かれたプレートがい~っぱい貼ってある掲示板(盆踊りの祝い金が貼ってあるような)が何枚も出ていた。
歌舞伎会のポイント稼ぎで取ったチケットだけど、とってもばかばかしくて楽しくて面白くて、心和んで。落ち込んだり鬱々としている人がいたら、ぜひお勧めしたい。ただ、内容はやや高齢層向きかもしれない。つまり、笑いのテンポとか質が昭和な感じなのである。そして東京喜劇だから、高齢かつ東京人の私としては安心して笑える(大阪喜劇も面白いんだけど、両方見てみると、東京喜劇のほうが安心感があった)。
熱海五郎一座は伊東四郎一座を引き継ぐ形として生まれたそうだが(わかりますよね、一座のネーミング)、私が見るのは「新橋演舞場進出記念公演」と銘打たれた今回が初めて。
ある日、平凡な主婦・郡瀬真白(ぐんぜましろ:この名前がミソ。沢口靖子)のところへ妹と探偵・虎南聖人(こなんまさと:この名前もね。東貴博)が訪ねてくる。1週間ほど前、真白の夫・博(下着メーカー勤務。三宅裕司)が若い女性とラブホテルに入っていくのを見た妹が、真白に無断で探偵に調査を依頼したところによると、浮気の決定的証拠が見つかったのだという。
というところから物語は始まり、真白は自分でその証拠を見つけるためにスパイ養成学校に入る。真白のコードネームが「ブリーフ」。沢口靖子のコードネームがブリーフですぞ‼ スパイ術を教える先生(春風亭昇太)のコードネームは「座布団」。こちらは別に可笑しくないっちゃ可笑しくないんだけど、芝居の中では「ブリーフ」が「座布団」と呼びかけるとひどく可笑しいのだ。天然ボケの真白の言動すべてが可笑しい。<沢口靖子>に当て書きしたみたいに、ほんわかやさしい天然の可笑しさで心が和む。ツッコミでさえほんわかしている。おまけに可愛くてきれいで声が優しい。
虎南聖人役はTake22人が交互出演。深沢さんには悪いが、私は東MAXを見たかったので、今度は間違えないように(以前、「ロミジュリ」で松也クンの出番の日を間違えた)よく確認して取った。虎南の役も東MAXに合っていて、相方だったらどんなイメージになるんだろうと、逆に深沢さんでも見たくなった。
MAXは前説も担当。開演5分前に音楽が鳴り、女子2人が華やかに登場する。そしてふなっしーならぬ「しんばっしー」が現れる。頭はチョンマゲ、顔に隈、胴体は定式幕というしんばっしー。ふなっしーばりのテンションの高さを「パクり」だと女子たちにつっこまれると、「全然違うよ」と突然声もテンションも変わり、ケータイと「前のほうの人は後頭部が映るから、頭を振って笑うばっし~」等々、WOWOW収録に関する注意事項が伝えられた。中に入っているのがアズマックスだっていうのは声が変わった時にすぐわかったが、最後に着ぐるみの頭をはずしたらやっぱり東MAXだった。「たかちゃ~ん」と声がかかったのにはびっくりした(どこかのおばさまファンだろう)。
芝居では出演者への間違いない当て書きもあった。たとえば沢口さんの場合は、夫のTシャツを科捜研で調べてもらう。東MAXは「座布団」に口止め料として1000円札をもらい「これじゃ汗も拭けない」(1000円札でも汗拭くのかなあと待っているタイミングでこのセリフが出た)。ナベちゃん(渡辺正行。博の社内ライバル白井太志役)はコーラの一気飲み。何年ぶりで見ただろうか。昇太さんは場つなぎの小噺で楽しませてくれた。
そしてアイドル実は…の朝海ひかるさん、カッコよくて歌がいっぱいあって、ヅカファンならずとも「ステキ‼」。最後に次の任務地は「コロンビアよ」。ここのセリフは日本代表の状況次第で日替わりするらしい。
笑いに関して、ちょっと考えさせられるシーンがあった。ラサール石井や三宅裕司が小倉久寛に向かって、「何もしないと面白いよねえ。存在そのものが面白い」と言う。言われたほうはもっと面白くしようと、つい、何かしてしまう。途端「作ったらちっとも面白くない」とつっこまれてしまう。ここに熱海五郎一座の笑いのポリシーがあるのかもしれない。可愛さも同じだろう。綾瀬はるか然り、沢口靖子然り。「天然」は可愛く面白い。

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2014年6月20日 (金)

ひょんなことから念願の2物件に出会う

今日は珍しく、東銀座⇔浜離宮を散策した(もちろん浜離宮の中も)。
浜離宮から東銀座へ戻ろうとした時、中銀ビルが目に入った。2年前に埼玉近代美術館の公園で中銀ビルのカプセル・モデルを見て以来、本物の中銀ビルを見てみたかったのだ。
嬉しくて近づいていく途中、ふと脇に目をやると、「銀座に残された唯一の鉄道踏切信号機」が‼! 前にurasimaru様のところ(→ココ)で見て、私も絶対見たいと思っていたそれに、出会った‼!
そうしたら、中銀ビルのことがふっとび、間近に行って見るのを忘れてしまったcoldsweats02

又今度ね~ですが、建て替えられるとかられないとかの問題もあるので、できるだけ早く見に行きたい。
で、今日は散策後のbeer3杯で酔いが回ったから(酔いを感じるまで花子より1杯多い)、早寝しよう。

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2014年6月19日 (木)

ツッコミどころ満載だけど天使綾瀬はるかが輝いていた「万能鑑定士Q」

616日 映画「万能鑑定士Q」(MOVIX川口)
ルーヴルでのロケがあったというし、ルーヴルでの試写会もあったので、ぜひ見たかった映画。珍しく時間をちょっと過ぎてから着席したので、広告は見ないで、予告からだった。予告で惹かれたのは「ゴジラ」と「ルパン3世」。私は昔よくキングコングみたいな怪物が家の近所に出没したり自宅の2階にいたりという夢を見たものだから、「ゴジラ」を見たら又悪夢にうなされそうな気はするけれど、ゴジラ映画ってまともに見たことないので、この際見てみたいと思ったわけ。
さて本編「万能鑑定士Q」は、主人公凜田莉子(この名前、ダンダリンとかぶって、頭の中でずっと「ダンダリンダリコダンダリンダリコ~~」とリフレインしてしまった)の超能力はそれがなくちゃ物語は進まないから、スルーすることにして、それにしてもユルい、ツッコミどころ満載だなと思った。
少しネタバレしますが、リンダリコがレストラン経営者の依頼を受けて鑑定する場面。なんでそこに桃李クン(雑誌記者の役)がいるの? 鑑定ってそんなオープンにやっていいの? っていうか、多分依頼者は公にしたくなかったんじゃないかな。しかもそこにいるのは雑誌記者だし。
それから、リンダリコが鑑定試験を受けるためにルーヴルに行った時、なんで桃李クンも一緒に入れるの? 部外者入ってよかったんだっけ?
それより、なんで桃李クン、パリの町でいきなりリンダリコに会えるの? 一緒の飛行機取ったとしても、空港から一緒ってちょっとムリがある。
え~とそれから、桃李クンがリンダリコが鑑定トレーニングをしている様子をビデオ撮影して、注意を受けていたけど、あれって普通ならデータを消すように言われると思う。とくにこのシチュエーションでは。そして、桃李クンがあんなよく見えないような映像からナゾを解くなんて考えられない。
え~と、それから屋外で絵画を開くなんてありえない。
等々、ツッコミどころはいっぱいあるんだけど、なんてったって綾瀬はるかが天使だったから(ほんと、こんな天使の雰囲気もった女優はいないんじゃないか)、ぜ~んぶ許せちゃう。
そして、これだけなんだかんだ言いながら、しかも終わりの方、先が読めちゃったにもかかわらず、どきどきはらはらもしたし、全然退屈せずに楽しく見ちゃったのだ。
やっぱりパリ行きたい!! ルーヴル行きたい!!
<上映時間>本編119

 

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2014年6月18日 (水)

ダニエル・キイス氏亡くなる

ダニエル・キイス氏が15日亡くなったそうだ。86歳。
私はキイス氏の作品は「アルジャーノンに花束を」しか読んでいないが、大変衝撃を受け、たまたま博品館で上演されることを知って見たのが、2006年浦井健治クン主演の
ミュージカルであった。キイス氏のおかげで浦井クンを知り、浦井ファンになったのである。
そしてこの9月、再び浦井クンのチャーリーで「アルジャーノン」が上演される。銀河劇場の先行抽選に申し込んだら第二希望が当選したので喜んでいたら(第一希望の千穐楽は当たるはずもないよね)、今日二次先行のお知らせがきた。今度は先着順で座席も選べるんですと!! そりゃないよ。当たった席は3階の一番後ろなんだもの。まあ、3階最後列というのは見づらくはないと思うものの、全席同額だよぉ…。

キイス氏の訃報を知った日に二次先行を知ったというのも何か因縁のようなものを感じる。
キイス氏のご冥福をお祈りします。

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2014年6月17日 (火)

イベリア半島苦戦&3度目の正直

スペインに続きポルトガルも惨敗。
ペペの一発レッドがなくても勝ち目はなさそうだったが、前半での退場はポルトガルチームに大きな痛手を与えた。以前、女の子みたいにそれはそれはきれいな顔をしたヌーノ・ゴメスという選手に注目してから単にミーハー的にポルトガルを意識していたんだけど、スペインにしてもポルトガルにしても得失差を考えるとかなり厳しい状況である。
ドイツはコンスタントに強いと思う。

3時過ぎまでドイツ×ポルトガルを見た後では7時からのアメリカ×ガーナは無理だろうということで観戦予定に入れていなかったが、「花子とアン」を見てから(8時5分前には必ず起きる。8時じゃ遅いのだ、「花子とアン」、すぐに始まっちゃうから)チャンネルを変えると、あんまりおもしろくてテレビの前を離れられなくなった。後半途中からだったから、夜録画をして見直した。点が入らなくてもこんなに面白い試合があるんだ。
ガーナが追いついたのもすごいが、そこからすぐに突き放したアメリカの精神力、体力、決定力、すごい!! お手本みたいな叩きつけるヘディングシュート。豪快でしたわ~。3回連続対戦して過去2回は負けていたアメリカがついにガーナを下したというのも劇的。監督(クリンスマンだったんだ~)の1点目の喜び、追いつかれた時の表情が印象的だったから、最後の喜びようもわかるというものだ。どちらのチームも本当にいい戦いを見せてくれたと思う。

これだからワールドカップはやめられない。

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2014年6月16日 (月)

6月歌舞伎鑑賞教室

613日 歌舞伎鑑賞教室(国立劇場大劇場)
歌舞伎鑑賞教室は気楽に見られるのでありがたい。
「歌舞伎のみかた」
いつものように、まず場内全体を真っ暗にして高校生たちのお喋りを止め(きゃ~という声は上がるけどね)、それから解説の主役がどこかに登場するというパターン。今回、虎之助クンはセンター右通路3列目あたりに浮かび上がった。
定式幕が開くと本舞台へ移動し、「歌舞伎というとどんなイメージをお持ちですか? ではご覧いただきましょう」で、舞台中央でネズミを踏みつけた荒獅子男之助がセリ上がる。「床下」の場面が一通り演じられ(ネズミのトンボに「おお」の歓声がちょっとだけ上がった)、スッポンへと消えたネズミのかわりに弾正として虎之助クンが再登場し、男之助の衣裳、鉄扇、隈取、ツケなどを説明する。
ツケに合わせた男之助の見得を見せたあと、「今のは難易度の高い見得。みなさんで低いのをやりましょう」と、全員で首を「の」の字に回すよう虎ちゃんの指導が入る。ツケのタイミングをはかって虎ちゃん、「ここから一緒にやって!」と合図するのが可愛い。
男之助が引っこむと(男之助は橋吾さん。カッコよかった)、虎ちゃんはネズミを探しに再びスッポンへ。場内暗くなり、ドロドロでお岩さんの衣裳を羽織り、目の上に腫れをつけた虎ちゃんが現れる。それだけのことなんだけど、高校生の注意を引くには十分だった。
次は町人同士のケンカ。中村福太郎・扇一朗さんによる髪結新三と弥太五郎源七の立ち回りである。ここで先ほどの荒事とこの世話物を簡単に対比させた説明があり、黒御簾の中も見せてくれた。
そして女形。お初尾上の敵を討つ場面である。お初=芝のぶ、岩藤=芝喜松という豪華な配役に大感激。実に見応えあった。生き残った芝のぶさんだけが舞台に残り、虎ちゃんの説明で女形の作り方が実演された。ここでも「みなさんで一緒にやってみましょう」が可愛い。肩甲骨を下げて寄せて、なんてそうそう簡単にできるものではなく、女形の役者さんは本当に大変だなあとあらためて思った。化粧の簡単な説明もあり、「今日の芝居でも皺を描きます」。
短い時間でコンパクトに歌舞伎の基本を次々と実演によって教えていくので、浅く広くではあるが、高校生にもわかりやすかったと思う。
実演はいずれの場面もわずか数分ではありながら、実力ある脇の役者さんがしっかり見せており、こういうところから歌舞伎の面白さが高校生たちに伝わっていくのではないだろうか。
歌舞伎の基本が終わると、1枚の写真が舞台中央におりてきた。「誰だかわかりますか?」の質問に1人の女生徒が「森鴎外」と答えた。「正解です。みなさん、ザッケローニとか答える」んですって。しょうがないねえ。
作品説明の中で、「橋之助さん演じる伊織、扇雀演じるるん、扇雀は私の実の父です」と虎ちゃんが言うと、場内がちょっとどよめいた。
歌舞伎は誰もが気軽に楽しめるエンタテインメントであると締めくくった虎ちゃん、人差し指を立てて「みなさん」と言う様子が、なんかさかなクンが嬉しそうにぴょんぴょん跳ねてる姿に重なって、楽しくて可愛いかった。

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2014年6月15日 (日)

諦めるな!!

日本戦の前に、イングランド×イタリア戦を見た。もちろん、すでに世界のスゴさは承知なのだけど、攻守めまぐるしく入れ替わるスピードサッカー、こんな距離からこんなパワフルに蹴られては為すすべないという強烈なシュート、ピンポイントのアシストにピンポイントでネットを揺らすシュートを見た後では、序盤のゆっくりした動きは緊張しているのか恐れているのか様子見なのか、消極的でもどかしく思われた。これまで見た試合はどれも45分ずつがあっという間だったのに、日本の前半45分はもどかしさ半分、ドキドキ半分で45分が長いこと長いこと。
ボールを奪われるシーンも多く、はらはらしているうちに、本田の見事なゴール!! これは素晴らしかった。そこからは、「もっと積極的に」、「攻撃は最大の防御」と叫びながら見ていたら(ご近所迷惑だから控えようと思っていても、ついきゃ~きゃ~騒いでしまうよね)、相手も最後のところで意外と調子が出ず(シュートはずしまくってくれて、助かった)、今のうちに得点を重ねておかなくっちゃという願いむなしく、再び徐々に押され始める。それでも何とか前半を無失点で通過したのは期待をもたせた。 しかし…。ドログバ、やはり恐るべし。ドログバ1人が入ったことによって、コートジボワールはまるで別のチームに変わってしまった。わずか2分で2点。ともかく全体的に終始コートジボワールに試合を支配されていた感は否めない。
世間が騒ぐほど楽なグループだとは思っていなかったし、予選突破は5分5分と予想していたから、結果は比較的冷静に受け止めている。でもこうなって逆に、何としても予選突破したい気持ちが強くなってきた。可能性はゼロではない。とにかく次のギリシア戦、相手も勝たねばならない試合だが、こっちはそれを上回る気持ちをもって絶対勝利してほしい!! 諦めるな、「勝つ」という気持ちの強いほうが勝つ。

明日のグループEの観戦はお休みして、翌日以降に備えます。今週の観戦予定は17日1:00ドイツ×ポルトガル、18日4:00ブラジル×メキシコ、19日4:00スペイン×チリ、20日4:00ウルグアイ×イングランド(ウルグアイもまさかの初戦敗戦だね)、そして7:00日本×ギリシア。 贔屓チームの成績とは別に、世界の素晴らしいゴールがた~くさん見られて楽しいっ。

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2014年6月14日 (土)

がっくり

今予選中、屈指の好カードだから、今朝頑張って4時に起きたのに、思いもかけないスペインの惨敗にがっくり。
ひとつ歯車が狂うとあんなにももろく崩壊するものなのか…。
あのスーパーGKカシージャスにして戦意喪失の様子…。逆にオランダの破壊力のすさまじさ、オランダにしてみれば「面白いように点が入る」。いったい何点取るんだ。
スペインチーム、好きなんだよね。イニエスタ、好きなんだよね。
ヘタすりゃこのまま予選敗退…スペインのいないワールドカップなんて…でも、もちろん見るけどね。
この惨敗のおかげで、パスしようかと思っていたスペイン×チリ戦、見逃せなくなった。スペインには何とか立ち直って勝利してほしい。
あしたは日本の試合の前に、これも屈指の好カード、イングランド×イタリア戦を見なくっちゃ。
これを機に早寝早起き型にシフトチェンジできるかと思ったけど無理そう…。

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2014年6月13日 (金)

いろんなことがあった今日

結局昨夜は寝るのが0時過ぎになってしまったが、今朝4時に自然に目が覚めた。30分ごろごろした後、久々に雨空でも曇り空でもないことにはっとして、急いで起きて洗濯機をまわし、乾ききっていない室内干しの洗濯物を外へ出し、スタンバイ。
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分、まさかのオウンゴールによるクロアチア先制。これで面白くなってきた、でもブラジルが負けたら大変。29分、ネイマールの技ありゴールに興奮したりしているうちに、前半45分はあっという間に過ぎた。クロアチアもなかなか侮れない、いいチームだ(関係ないけど、コヴァチ監督、若くてハンサムね~)。
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分、ペナルティエリア内でフレッジを倒したとしてクロアチアのロブレンにイエロー。当然PKになる。このジャッジについては多くの批判があるが、私もちょっと厳し過ぎるかなあと思った。ただ、ロブレンがフレッジのユニフォームの腕を引っ張っているように見えたし、誤審とまで言っていいのかどうかは私にはわからない。試合全体でけっこう手や肘が入っていたケースが多いような気もしたけど、ヨーロッパでこの程度ではファウルではないのだろう。身体がぶつかり合う激しい試合は見応えあるけれど、どこまでが自然のぶつかり合いでどこからがラフプレーなのか、それを見極めるのは審判だし、初戦のジャッジが大会の基準を決めるというから、西村主審は厳しい線引きをしたんだと思う。その線引きの規準はまた、地域文化、人によって異なるんじゃないだろうか。 FIFAの判断は、この後西村さんが笛を吹く機会があるかどうかでわかるだろう。
PK
を蹴ったネイマールはひどく緊張しているように見えたが、決めたボールはすごかった。GK飛んでたのに、内側に弾かれた。1本目といい、やっぱりネイマールはスターだね。
83
分のキーパーチャージで認められなかったクロアチア幻のゴールはよくわからなかった。
今日は国立劇場行きなので、試合後、普段は食べない朝食を軽く摂る。仕事を少しして、そろそろ準備という時に、終演時間を確かめようとしてがくっ‼ てっきり12時開演だと思っていたら、なんと14時半だった。又やっちゃった、というか事前に気がついてよかった。
国立行きの電車内では爆睡。「ぢいさんばあさん」でも少し寝た。
そして帰り、多分誰よりも早く国立の敷地を出て小走りに半蔵門駅に向かい、ちょうど間に合った電車に飛び乗った。ところが…次の駅名アナウンスを聞いて愕然。反対方向に乗っちゃった。17時前に南北線に乗りたかったのに、大幅なタイムロス。半蔵門線って、いっつもどっちに乗ったらいいかわからなくなっちゃうのよね。半蔵門線だけはどうしても路線図が消化できていないのだ。というわけで、17時を過ぎて混み始めた電車でともかく無事帰宅した。という1日でした。
明日は4時からスペイン×オランダ、日曜日は7時からイングランド×イタリア、10時からコートジボワール×日本を見る予定。ワールドカップ期間中、仕事と観劇とうまく鼎立できるかなあ。

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2014年6月12日 (木)

作家・平野啓一郎が構成する美術展:「非日常からの呼び声」

610日 「ジャック・カロ リアリズムと奇想の劇場」&「非日常からの呼び声」(国立西洋美術館)
次は「非日常からの呼び声」。
これは非常に珍しい形式の展覧会であった。サブタイトルに「平野啓一郎が選ぶ西洋美術の名品」とあるように、作家・平野啓一郎氏(読んだことない)をゲスト・キュレーターとして作品選びから解説までを任せた展覧会である。1作品ごとに平野氏の解説というか作品に感じたことが書いてあって、通常の美術展とは違う面白さがあった。
140612hirano 「Ⅰ 幻視」では最初の作品にインパクトがあった。マックス・クリンガー《行為(〈手袋〉より)》、この展覧会のポスターになっている版画(エッチング)である(←)。斜めになっている人たちはよく見るとスケートをしているのである。24.7×18.9cmと版がそんなに大きくないから、遠目で見るとそれはわからない。手前の男性は手袋を拾おうとしている。この作品は10点連作の1葉で、この後の展開は思いもかけないものなんだそうである。でも、それは展示されていないの。なんでぇ~? どうなるのか気になって眠れないじゃないの。
私が気に入ったのは、エドヴァルド・ムンク《雪の中の労働者たち》。「叫び」のムンクとはずいぶん趣の異なる力強さがこちらに迫ってくるのがいい。その一方で、どこかに「叫び」の要素も入っているように見えなくもない。ノルウェーは1905年に独立国家になり、この作品はその5年後に描かれている。「国民国家建設の担い手としての労働者階級に対するムンクの信頼」が現れているそうだ。
「Ⅱ 妄想」の作品には主に悪魔とか魔女とかが描かれている。そういう妄想は恐らくキリスト教に根付いたものであろうと思う。2枚の《聖アントニウスの誘惑》、1つはルカス・クラーナハ(父)の木版画(1506年)、もう1つはダフィット・テニールス(子)の油彩(制作年はわからないが画家は16101690)。テーマは同じながら趣が全く異なるのが面白い。
「Ⅲ 死」は「Ⅳ エロティシズム」とともに画家たちの最大の関心の的ではなかっただろうか。そしてステファーノ・デッラ・ベッラ《子どもを運ぶ死》(エッチング)にみられるように、当時(制作年は1648年頃)死は日常的な出来事でありながら、愛しい人を失う悲しみはいつの時代も変わらないのだと思った。パルミジャニーノ(15031540)作《キリスト埋葬》(エッチング、ドライポイント)とウジェーヌ・ドラクロワ作《墓に運ばれるキリスト》(油彩、1859年)も同様のテーマであるが、前者には深い悲しみの中にも不思議と落ち着きや安らぎのようなものが漂っている。逆に後者には深い穴の中に運ばれるキリストの姿に現実的な慌しさが感じられた。
エロティシズムにもギュスターヴ・モロー《牢獄のサロメ》(油彩、187376年頃)、ティツィアーノ・ヴェチェッリオと工房《洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ》(油彩、156070年頃)と2人のサロメが選ばれている。牢獄のサロメは憂いているようでもあり、ヨハネの首を刎ねさせたことを悔いているようでもある。もう1人のサロメは丸々と太っていて、サロメと言えばモローだった私には、こんなサロメもいたのかとびっくりである。表情は私には幼くも見え、おそるおそる首を見ているようだけれど、その表情から何が窺えるのか、よくわからなかった。
「Ⅴ 彼方への眼差し」はまさに信仰の作品群である。オノレ・ドーミエ《マグダラのマリア》(油彩、184950年頃)は流れるようなタッチで、強烈な祈りを捧げる女の迫力がすごい。
「Ⅵ 非日常の宿り」ではヴィルヘルム・ハンマースホイ《ピアノを弾く妻イーダのいる室内》(油彩、1910年)が目を引いた。これまでに何作品も見てきたオランダ室内絵画である。いや、画家はデンマーク人なので正確には違うが、明らかにオランダ室内絵画を意識している。こういう絵、私好きなのかもしれない。
全部で32作品、11つについて感想を述べたいところだが、そうもいかず、気になった作品のみについて触れた。
たっぷりの見応えだったカロとこの展覧会、さらに常設展まで見られて観覧料金はなんと一般600円という安さ。なんで?と思ったら、カロも非日常も西洋美術館の所蔵品だそうで、納得。実はこのあと、科学博物館に寄りたかったのだが、常設展の展示数のあまりの多さに疲れ切って(松方コレクション恐るべし‼)、また科博のほうは1500円なので断念(ケチ!)。仕事上、見ておきたかったんだけどな。

明日は5時起き(5時じゃ遅いか? 3時から開会式も見るか…)なので、今夜はおやすみなさ~い。

 

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現実社会の反映と奇想:ジャック・カロ展

610日 「ジャック・カロ リアリズムと奇想の劇場」&「非日常からの呼び声」(国立西洋美術館)
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日までの会期で又駆け込み。
まずは「ジャック・カロ」から。
カロって西洋美術史を代表する版画家の1人なんだそうなのに、全然知らなかった。1592年ロレーヌ公国生まれ、1635年没というから17年初頭に活躍した版画家。1608年頃イタリアへ行き、ローマ、フィレンツェで修業を重ねたのち、メディチ家に仕え、1621年帰郷してロレーヌ公や周辺諸国のお偉いさんたちからも作品を依頼されたようである。
展示されている作品は大半が小さいもので(縦横どちらかが400~500mmもあると大きいほう)、ルーペで見ている人もいた。出口に「ルーペ返却ボックス」があったので気がついたのだが、ルーペは貸し出していたんだ。でも、かなりすいていたおかげで、作品に顔をつけんばかりにして見ることができた。
展示はカロの足跡をたどるように、「Ⅰ ローマ、そしてフィレンツェへ」、「Ⅱ メディチ家の版画家」と続いたあと、「Ⅲ アウトサイダーたち」でカロが自ら目を向けた人々を集め、「Ⅳ ロレーヌの宮廷」で再びカロの足跡を追い、「Ⅴ 宗教」、「Ⅵ 戦争」、「Ⅶ 風景」ではテーマ別に作品がまとめられている。年代とテーマの両方からの作品紹介、そして作品展示の順番とリストの作品番号順のほぼ一致、という点で、歩きやすく見やすかった(展覧会って、どうしてリストの作品番号順に展示してくれないのかなあ)。
初期の作品はほとんどがエングレーヴィングで、その細かく正確な技術に感心する。馬の動きとか戦闘場面とか躍動感があるのが素晴らしい。1614年くらいからはエッチングが主となる。専門的になるので説明できないが、そのエッチングの技法にもカロの工夫が加えられているらしい。そして時にエッチングにエングレーヴィングを組み合わせているのがとても効果的に見える。
会場にはエングレーヴィングとエッチングの技法が紹介されており、それを知ることによって、カロの版画をさらに興味深く鑑賞することができる。その技術は、芸術家でもあり職人でもあるような…。
カロの作品にはメッセージ性は少ないようだ。たとえばアウトサイダーたちでは、異形の人たちや物乞いなど、当時忌避や排除の対象であった人たちを描いているが、それは当時の人々(アウトサイダーに対して社会の中にいた人々)の好奇の目を掬い取ったものであるそうなのだ。また戦争にしても、反戦思想によるものではなく、その「作品から窺われるのは戦争が今日よりもはるかに身近であった17世紀当時、戦乱が生む苦難を厭いつつも、それ自体は避けられないものとして受け入れていた人々の心性ではないだろうか」(図録より)ということらしい。
風景の版画は少ないが、なかなかダイナミックであった。
カロの作品は大半が小さいと前述したが、最も大きいのは「ブレダの攻略」(1628年)で1230×1405mm6枚の紙に刷られたエッチングを貼り合わせたものである。題材はオランダ独立戦争(80年戦争)におけるブレダ包囲戦。地図に主な出来事が異時同図で描かれているのが面白い。一種の記録版画と言えようか。カロの社会を見る目とか歴史を考えながら見ると、当時の社会が反映されており、その中でたしかに「奇想」と思えるような印象のものが多々あり、なかなか興味深かった。
この後、同時開催の「非日常からの呼び声」へと足を運んだが、その感想は明日。

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2014年6月10日 (火)

松緑・左近親子に胸アツくする

今日のNHK「ひるまえほっと」、松緑・左近親子の特集をやっていた!!  松緑さんが淡々と家の芸をしっかり息子に伝えようとする姿に胸がアツくなった。「倅を育てていくことが、私の祖父・父からせがれを預かった者の務めのひとつだと思っている」との会見での言葉、「これから彼(左近)が歌舞伎役者をやっていくのであれば、その第一歩であるから道筋をつけてやりたい」、「39歳になってからあと1年で父の年齢を超えると思うことが多くなった。息子にこの役を見せておこうという気持ちである。左近が蘭平ってかっこいい役なんだと思えるように務める」、「この役最後かもしれない。人生であと24回というつもりで務める。その1回1回を無駄にしないようにやっていければ」という松緑さんの言葉が胸にしみる。松緑さん、実にかっこいい、好きだと思う。 一方の左近クンは実にしっかりしていて、可愛くって、華があって、うまいのはもう周知のとおり。左近クンの化粧に、セリフの稽古に、みどりさんが世話をし見守っている姿にもちょっとじ~んときた。まだ初日前、取材の人に「左近という名にはもう慣れました?」ときかれて「まだ(左近じゃないから)呼ばれていない」と答えてから「この舞台が味舞ったらもう左近なの?」と父親に訊く左近クンのかわいい質問に左近クンの覚悟みたいなものを感じた。 松緑さんは厳しく指導しているようだが、「やることがきっちりできていれば怒る必要はない」と言って、放送の間は怒っている場面はなかった。たった1度、舞台稽古で左近クンが気を緩めた時、すかさず「遊んでいるなら楽屋へ帰れ」と叱咤が飛んだ(松緑さんは自分の稽古をしていたのに、ちゃんと見ているんだなあ)。舞台に立つ者の厳しさを左近クンも身に染みて覚えたと思う。 松緑さんは、早くに父、祖父を続けて亡くしたから、常に死を意識しているようだ。初日に左近クンに向けた「帰りに自分が死んだら、明日からお前がやるんだからな」との言葉は決して冗談として言ったのではないと思う。 後日また蘭平を見る予定だが、それまで待てない気分。明日にでも幕見に飛んでいきた~い。

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2014年6月 9日 (月)

7年目の交換

ここ数カ月、時々スキャンが出来なくなる、印刷品質もかなりよろしくないと、プリンタの調子が不良で、そろそろ買い替え時かなあと思っていた。思いながら数カ月も経ってしまったわけだけど、2種あるブラックインクの1つがすっからかんになったのを機に、新しいのを買った。
ブラザーの安い複合機。
取り替えてみてわかったのだけど、これまでのキヤノンはなんと7年も働いてくれていた(ありがとう!!)。
メーカーが違うので使い方にとまどうこともあるが、給紙もインク交換も前面操作でできるので慣れれば使い勝手はよさそう(プリンタはパソコンモニターの上方に置いてあり、これまではインク交換とか手差し給紙は椅子の上に立ち上がってしなければならなかった)。

古い物に愛着を捨てきれず、一方で新しい物を手に入れるのは嬉しいものだ。

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2014年6月 8日 (日)

再演版「海辺のカフカ」

66日 「海辺のカフカ」(さいたま芸術劇場)
てっきり7日に取ったと思い込んでいた。何となく当日朝チケットを見たら、「今日じゃないの‼」 またやっちゃうところだった。6日に他の予定を入れなくてよかった。事前に気がついてよかった。午後1時半の開演でよかった。
与野本町から劇場まで、木陰のない道を炎天下78分歩くのもつらいが、ざあざあ雨の中を歩くのもきつい。こんな雨では、駅前の盛りを過ぎたバラに目をやる気にもなれない(2年前の初演は5月だったからバラもきれいだった)。身体が濡れたせいか、館内の冷房がきついせいか、観劇中けっこう寒かった。周囲でも寒そうだったから、冷房のせいかも。

初演を見ているし、初演前に泥縄で原作前半を、初演観劇後後半も読んだので、内容把握はできていたけれど、初演のことは忘れている部分もけっこうあったな。この場面って、ここに入っていたんだっけっていう場面の順序に関する記憶喪失が一番多い。
今回は、カフカが柳楽優弥→古畑新之、佐伯さんが田中裕子→宮沢りえ、大島さんが長谷川博己→藤木直人、さくらが佐藤江梨子→鈴木杏とかわり、「ナカタさん」木場勝己、「星野さん」高橋努、「カラス」柿澤勇人、「ジョニー・ウォーカー」新川將人、「カーネル・サンダース」鳥山昌克は初演と同じ。
まず古畑クン。グーグルのCMはあまり好きでなかったので、「え~っ」って感じで気乗りしなかったのだが、髪を切った古畑クンは好もしく見えた。意外に小柄で、ちょっとごっつい初演の柳楽優弥クンとはタイプも違い、セリフもそんなにうまいというわけではないのに、大人になりかけている15歳の繊細さ、ぎこちなさ(それは演技のぎこちなさでもあるんだけど、そこが巧まずして15歳のぎこちなさになっていた)、しなやかさが感じられた。
カラスは前回も柿澤勇人クンだったのに記憶にない(ごめん)。くどくど言い訳すれば、柿澤勇人という名前に注目したのは松也クンが出る「ロミオとジュリエット」で、私は間違ってダブルキャストのベンヴォーリオを間違って松也クンじゃない日に取ってしまい、見に行かなかった(ごめん)のだが、その日のロミオ役が柿澤クンだった。その後、清元一太夫さんの従兄弟だということを知り、ロミジュリ見るべきだったなと後悔した。そんなことで柿澤クンの名を覚えたというわけなので。カラスはカフカにとっては実在の人間だが、客観的には実在しない存在という難しい役どころ。実体感がありすぎてもいけないだろうし、なくてもいけない。そんなカラスの存在に今回は納得した。「軍師官兵衛」で森蘭丸役として今月15日から出演するそうだから、見ます!!(官兵衛が村重に囚われたところから見始めて面白くなった。そういえば、「新解釈・日本史」の蘭丸は浦井クンだったね~~)
佐伯さんもまた田中裕子さんと宮沢りえさんではタイプが違うが、どちらも透明感があって、でも宮沢さんのほうがよりシャープに過去の傷を抱えていて、少女のままで止まっている非日常感がより強かった。最後の森の場面では現実的に見えてきて圧倒的な存在感だった。田中さんにはほわっとした生活感や年齢感があって、面白いことに、カフカとの交わりでは、柳楽クンに現実感、田中さんに非現実感があり、古畑クンに非現実感、宮沢さんに現実感があるように私には見えた。

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2014年6月 6日 (金)

東北の芸能Vは9月大劇場で

今回の「東北の芸能」は9月27日(土)14:00~
これまでと違うのは、1回公演ということと、大劇場だということ。
それと、多分だけれど、被災地以外の芸能が加わったこと。

演目は
相馬野馬追太鼓(福島)
なまはげ太鼓(秋田)
花笠踊り(山形)
寺崎のはねこ踊り(宮城)
青森ねぶた囃子(青森)
鹿躍大群舞(岩手)

私は1回目の「岩手の芸能」はアンテナが届かずに見逃してしまったが、2回目以降は見ているので(2回目、3回目は1部のみ。4回目は1・2部とも)、5回目もとても楽しみ。
個人的には母の故郷である秋田のなまはげ太鼓が第一であるけれど、他の芸能もどれも興味深くてわくわくしている。

チケット発売日は一般が7月11日だから、あぜくら会員はその1日か2日前かしら。

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2014年6月 5日 (木)

こんな今日

そろそろペットボトルのお茶がケースでほしくなってきたこの頃、急にいらなくなって、切らしかけていた緑茶の葉をあわてて買った今日でした(現金なものだ)。
昨日まで穿いていたひざ下丈のジーンズ、今朝も穿いていたらあまりに冷えて、「ムリっ」。ついこの間しまった冬~春先用のズボンをまた引っ張り出した今日でした。
みなさま、お風邪など召されませぬよう。

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2014年6月 4日 (水)

巡業中央コース4日目

63日 公文協巡業中央コース昼の部(サンシティ越谷)
南越谷駅から隣接する新越谷駅に行って東武線に乗るつもりでさっさか歩いていたら、サンシティ越谷の看板が見えた。あれ?と思いながらもう少し進むと、今度は巡業のポスターが。近寄ってみると、サンシティ越谷は南越谷にあったのだった。危うく越谷駅に行ってしまうところだった。越谷には毎年見に行っているのに、乗り換えて「南」のつかない越谷だって、思い込んでた。駅貼りのポスターがあって助かった。
「太閤三番叟」
すみません、前半眠くて…。
紅白の幔幕の前で忍びの侍4人が、なんかを寿ぐとかいうような話をしている。1人が「二代目亀治郎改め四代目猿之助、九代目中車の祝いだ」とか言うと、別の1人が「そうじゃなくて、秀吉公の大坂城が完成した祝いだ」と言う(よく聞き取れなかったが、多分そんな内容だったと思う)。4人が引っこみ、幔幕が上がると、長唄・鳴物が舞台正面にずらり。
千歳にあたる淀の方(笑三郎)、そして翁にあたる北政所(笑也)がしずしずと現れる。2人が一踊りした後、北政所はひっこみ、三番叟にあたる秀吉(右近)が登場する。右近さんの踊りはリズミック、ダイナミック。やがて、さっきの4人が再び現れて、秀吉と所作ダテを見せる。きりっとして楽しかった。
「口上」
口上が始まる23分前に祝い幕が披露された。澤瀉屋の祝い幕披露はいっつもそんな感じだね。もっと前から出しておいてもいいと思うのに。
さて、口上は下手から右近、笑三郎、弘太郎、月乃助、笑也、中車、猿之助、秀太郎、竹三郎、猿弥、寿猿、門之助と並んでいる。
まずは秀太郎さんが挨拶と紹介。秀太郎さんは口上だけの出演で巡業に参加しているが、声がガラガラで聞き取りづらい。断片的にしか聞こえなかったので、内容は省略する。後でブログを見たら、体調不良のよう。とくにこの日は昼の部と夜の部の間にうたたねをしたら声がガラガラになったそうだが、昼の部以上にガラガラになっちゃったのか…。体調不良での移動は本当につらいと思うし、悪化しなければいいのだけど。まだ始まったばかりなので、くれぐれもお大事に。以下、お祝いの言葉や列座・役のお礼以外の口上を簡単に。
竹三郎さんは、「初代猿翁の世話になっていたご縁で列座させていただいている(歴史を感じますなあ)。四代目猿之助さんは幼少の折、利発で聡明で可愛らしい坊ちゃんだった。いつ見ても素晴らしい演技で、幕が下りるたびに感動している。中車さんとは初共演。中車さんも初役なら、自分も初の老船頭役である」。寿猿さんは「先代(猿翁師匠)の團子から猿之助襲名、段四郎さんの亀治郎から團子襲名に列座した。あれから51年、亀治郎から猿之助、香川照之から中車披露の席に列座は嬉しくて有難い」。ここで「大番頭!」の声がかかった。
笑三郎さんが「幕開けの三番叟で舞台を浄めさせていただいてありがたい」と述べたのが印象的だった。
猿之助さんは「長谷川伸は股旅モノが得意。長谷川伸と澤瀉屋の縁は浅からぬ。祖父三代目段四郎と祖母高杉早苗の仲人であり、伯父喜熨斗政彦(猿翁さんの本名)の名付け親である。また、長谷川伸の亡くなった翌日が初代猿翁の命日(ほんとだ、2人は続けて亡くなったんだ)。お蔦は襲名公演で初の女形。芝翫のおじさまが丁寧に教えてくれた大切な役である。隣に列座する中車さんとがっぷり四つに組んで芝居する」。
中車さんは「中車の名跡は大変に重い。まだまだ未熟者だが、澤瀉屋の名を汚すことなく精進する」。
最後に秀太郎さんが「初代猿翁が猿之助時代に『一本刀土俵入』で子守役をやった。あの時は寿猿さんも出ていた。あれから60年。その狂言が今回の襲名公演にかかり、感無量である」と締めた。

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2014年6月 3日 (火)

六月大歌舞伎初日夜の部

63日 六月大歌舞伎初日夜の部(歌舞伎座)
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左近クン初舞台も初日じゃなくっちゃというので、夜の部はとりあえず「蘭平」のみ(夜の部全体は別の日に観劇予定)。
1演目だけのために3A席はもったいないかなとも思ったけれど、どうしても花道を見たくて(あのハシゴの立ち回りをしっかり見たかった)、初めて東側席を取ってみた。花道は2階席に遮られて鳥屋までは見えないものの、これだけばっちり見えれば十分だろう。舞台はやはり上手側が見切れる。繁蔵の最初の登場は上手からで、拍手でそれとわかったが、視野には入らず。また最後に、時蔵、團蔵、左近、松緑、菊五郎、菊之助と下手から並ぶ場面では、菊ちゃんはまったく見えなかった。
「蘭平物狂」
とにかく左近クンが可愛くて、芝居がうまい。そのうまさは、大河の名で出演した「め組の喧嘩」(倅・又八)や「夢市男達競」(倅・市松)といったべらんめえで粋な仕草、「三千両初春駒曳」(三法師)での位の高さ、そして先日の俳優祭では幡随長兵衛として親分の大きさまで見せており、すでに定評があるところ(「白浪五人男」の丁稚もよかった)。
芝居のリズムがよい、つまりメリハリが効いている。セリフが明晰。見得などの形がきれい。小さいながら堂々とりっぱな役者である。だから、幼い繁蔵が敵の首を取ってくるのもすんなり納得できちゃうのである。主人の命令だからと勢い込んで父親に縄をかけようとしたものの、そこはやっぱり親子の情が…というのも自然な流れで愛らしい。
松緑さんも息子の活躍を目の当たりにして大奮闘。とくに5時半からの20分間はほとんど休む間もない大立ち回りの連続である。チームワークよい音羽屋の立ち回りは迫力たっぷり、実に見ごたえがある。井戸の屋根、石灯籠での立ち回り、七人返り越し(お見事っ)等々、どれも感動的。そして花道での大梯子‼ 
捕り手の1人(お顔まではわからず)がハシゴのてっぺんに駆け上がり、脚をで身を支えて逆立ち、松緑さんも勢いよくハシゴ中段まで駆け上がる。ハシゴがゆっくり倒され、てっぺんの捕り手も無事着地(これって、怖いだろうなあ)。このハシゴ狙いで取った席だから大満足(本当は2階の花道に近い席にしたかったんだけど、そこまでの資金はないから)。
立ち回りに感動した後は、親子の情にほだされて大団円。蘭平がお宝を返して、みんなで「又の再会さらばさらば」の後、左近クン初舞台の口上があった。前述したように、時蔵、團蔵、左近、松緑、菊五郎、菊之助が正座して並び、菊五郎さんが初舞台のお披露目をする。「(左近クンは)小さい時から――あ、今も小さい――私のそばで色々出てくれて、芝居勘がよく、将来が楽しみである」。次いで松緑さんが「尾上左近を三代目として名乗り、初舞台の運びとなった。諸先輩方に感謝する。若輩者ではあるが、ゆくゆくは一廉の役者になれますよう」とあいさつし、左近クンが「尾上左近にござります。よろしくお願い申し上げます」と可愛い声で名乗りを上げる。菊五郎さんの締めの挨拶の後、全員が立って、松緑さんが太刀で菊五郎さんに向かって「大」、團蔵さんに向かって「入」の文字を書き、最後は二段の上の見得で決まった。
菊五郎さんと時蔵さんの行平・松風ごっこは微笑ましかったな。
<上演時間>90分(16301800
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2014年6月 2日 (月)

六月大歌舞伎初日昼の部

61日 六月大歌舞伎初日昼の部(歌舞伎座)
140602syoniti 久しぶりの初日。奥様方も大勢いらして華やかでいいね、初日は。今回は仁左様復帰祝いの最前列で観劇。オペラグラスの必要がないって、やっぱり素晴らしい。そして昼の部は期待以上によくて、もう一度見たくなった。でも、今後、色々控えなくては…の大出費だからなぁ。
「春霞歌舞伎草紙」
時様の阿国を中心に、亀寿、歌昇、萬太郎、米吉、種之助、隼人、右近、廣松の若手がずらっと花道に並び、本舞台へ移って舞うと、脇の役者さんも大勢加わり、華やかに踊る。やがて雷に打たれたように倒れる阿国たち。するとスッポンから名古屋山三の菊之助さんがす~っと上がってくる。菊ちゃんの美しさ。
若手の中では右近クンの踊りがうまいと思った。
竹蝶さんは、阿国一行の扮装のまま、時様の後見役をやっていた。
「実盛物語」
悪役の橘太郎さん(いかにもタチが悪そう)に、いきなり物語の世界に引きずり込まれた。これがたまらないのだ、毎度。右之助さん(小よし)は安心して見ていられる。梅枝クンはあまりおなかがふくらんでいなくて、臨月にはとても見えなかったが、落ち着きと品格があった。
子役ちゃん(太郎吉)がとても利発な感じでかわいいことこの上ない。客席の拍手を一身に受けていると言ってもいいくらい、大人を食っていたところがあった。この子役ちゃんがあんまりかわいいから、家橘さん(九郎助)が太郎吉を世話する姿に心打たれるし、実盛が見守る目の優しさに自分の目も同化するのである。子役ちゃん、ノリ地もなかなか上手だったよ。
菊五郎さんの実盛を見るのは、2011年南座顔見世以来、意外にも2度目。ほっこりとした感じがあたたかくて、気取らない感じで、いい意味でリラックスして見ていられる。葵御前が生んだのが腕であったなんてことがあるわけない、企んだなと怒る瀬尾に向かって実盛が語る、昔中国でどこかの后(聞き洩らした)が鉄を生んで、それを剣にしたというエピソードは今回初めて「ほう、そうだったのか」とわかった。って、今まで何回も見ている実盛なのに、何聞いていたんだろう。この鉄の話、菊五郎さんが話すと、ウソくさい反面そんなこともありそうな気になってきて(とはいえ、そんなことあるわけないよね)、憎らしい瀬尾をやりこめるのが痛快である。
葵御前が生んだという腕を見て、それが自分が切った小万の腕であることを悟った実盛。事情を物語る実盛の語りは、一度だけ見た「竹生島遊覧」の舞台を脳裏に浮かばせた(でも、ちょっとだけ眠くなってしまったのは、やっぱり昼の部だから)。
小万の腕を小万の身体にくっつけ、甦らせようとする時、九郎助が家の外の井戸の底に向かって「小万、小万」と呼びかけるのが印象的であった(死者に関する当時の考え方がわかる)。
今回、私のイチオシは左團次さん。「もどり」に、捨てた娘への思い、目の前にいる孫への思いがひしひしと伝わってきて、泣けた。前半の憎々しさが本当に憎らしかったので、もどりが余計効いた。孫の太郎吉が持つ刀に自ら手を添えて腹に刺し、真実を告げた後にぐっとその刀を回し、さらには太郎吉に手伝わせて自分の長刀で、我と我が首を落す(痛そうでこちらの顔もゆがむ)。瀬尾は平家に忠実で勇猛な武士、源氏側からみれば憎らしいだけのことである。本当は捨てた娘をずっと忘れないでいたのだし、孫への愛情ももっているし、何と言ってもこの勇猛さを見れば武士として優れているのであろうと察せられる。左團次さん、身ぐるみ剥がれたあの方(cf俳優祭)と同じ役者とは思えませぬ。
綿繰り馬の場面は、本当は敵味方それぞれの覚悟がぶつかり合うところなんだろうけど、何ともほのぼのした気持ちになり大好き。とくに実盛が太郎吉を馬に乗せてやるところは、思い出しても涙がにじむ。太郎吉は本物の馬に乗せてもらって、自分もこれから武士として駒王丸に仕えるのだという決意と希望で、どんなに胸が高まったことだろう。一方の実盛には、将来この子に討たれてやるのだという大らかな優しさが感じられて、またうるうるしてしまうのである。
今回小万役の菊ちゃんもいずれ実盛をやるんだろうか。ちょっと違うような気もするな、なんて余計なことを考えてしまった(ごめん)。

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2014年6月 1日 (日)

八月納涼歌舞伎演目

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8月5日~27日
●第一部(11:00)
「恐怖時代」
扇雀、七之助、勘九郎、亀蔵、萬次郎、彌十郎、橋之助
「龍虎」
獅童、巳之助
●第二部(15:00)
「信州川中島合戦 輝虎配膳」
橋之助、彌十郎、児太郎、萬次郎、扇雀
「たぬき」
三津五郎、勘九郎、七之助、秀調、市蔵、巳之助、萬次郎、獅童、彌十郎、扇雀
●第三部(18:15)
「勢獅子」
三津五郎、橋之助、獅童、七之助、勘九郎、彌十郎、扇雀ほか
「怪談乳房榎」
勘九郎、七之助、亀蔵、獅童

「恐怖時代」、谷崎の原作だそうだが、知らない。怖いタイトルだこと。俳優協会のデータベースによれば1976年6月以来の上演ということになるから楽しみ。
「輝虎配膳」は多分2005年に見た。なんとなく記憶に残っている。
「たぬき」は見たことは覚えているけど、話の内容は忘れた…。あとで筋書き見てみよう(今、「話」って打とうとしたら「鼻誌」って出た。どうしてそんな変な変換になるのさgawk) 前に見た時も三津五郎さんだったっていうのは覚えてる。楽しみ。
「乳房榎」は「訪米歌舞伎凱旋記念 三世實川延若より直伝されたる十八世中村勘三郎から習い覚えし」、とある。…。

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