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2014年7月23日 (水)

テレビでお勉強②:加賀藩参勤交代と超高速参勤交代→新解釈・日本史

歴史ヒストリアは深夜の再放送をたまたま見るという程度だけど、見始めると面白い。
今日のテーマは参勤交代。先日、映画「超高速参勤交代」を見たばかりだから興味深く見た。そして、映画で描かれた参勤交代の様子はあながちフィクションばかりではないのだとわかった。
供家老の苦労は、西村雅彦演じる知恵家老の苦労そのものであった。それらしさを見せつけるための行列(服装や人数、映画でも西村さん、知恵を働かせて苦肉の策を取っていた)と、途中の手を抜いてもいい行列っていうのもそうだった。
計画通りに次の宿につくため走るお供も大変だが、駕籠の殿様にとってもさぞ難行であったことだろう。加賀藩のお殿様は、江戸までのすべての宿場が載っている地図が描かれた扇、筆と黒・朱の墨が仕込まれた扇(何という優れものだ)、ストロー付きの水筒などをもっていたそうだ。
しかしさすが加賀藩と驚かされたのは、黒部川にかけた参勤交代用の橋である。当時の黒部川は扇状に何本にも分かれており、ひとたび大雨になるとそれがくっついて1本の海のように広い河になってしまうのである。それを渡るために編み出した橋の工法が見事。太い木材を束ねて、その3分の1を岩盤に埋め込んで橋を支える。理屈はわかってもどうやって作ったんだろうと不思議でならない。
それから、険しい絶壁が続く親不知。今は断崖絶壁で下を通ることはできないが、かつては干潮時に一気に走り抜けたそうだ。しかしひとたび波が激しくなるとここを越える1週間もかかったそうだ。しかし加賀藩は波除人足を700人も雇い、彼らがもつ麻縄で波をブロックしたとか。う~ん、イラストはあったものの具体的なイメージが湧かない。
面白かったのは、お殿様のお座りになる場所に畳が重ねてあるのは、床下から槍で突かれても大丈夫なようにだとか、お殿様がお寝みになるときはお殿様が起きていることを装うために小姓が一晩中本を音読していたとか(そのお小姓は翌日ちゃんとお休みをもらえたんだろうか)。

とまあ、超高速参勤交代を思い浮かべながら楽しく見ていたら、幕末欧米列強が開国を要求してきたときに、対抗する軍事力を必要とするも幕府も諸大名も経済的に余裕がなく、参勤交代は3年に1度100日に緩和された。それが各藩を強くし幕府を弱体化させた。まさに、参勤交代こそが幕府の力の礎だったのであるなあ。
でもね、参勤交代のおかげで様々な方言を受け入れる性質が日本人に培われ、外国の異文化を取り入れることに抵抗がなかったという説があるそうなのだ。
歴史は背景や細かい部分まで流れを辿って眺めてみると興味深いね、と受験歴史(しかもほとんどきれいに忘れてしまった世界史)しか知らない私は今さらながら思った。

そうそう、もう終わっちゃったけど、ドラマ「新解釈・日本史」もナンセンスなようでいて、なかなか面白かったよ(なんで、これを思い出したかって言うと、伊能忠敬篇で、断崖絶壁のところの測量をどうするか、どうやって地図を作るかってナンセンスな議論を繰り広げていたから)。ムロツヨシさんとなぜか浦井健治クンが出ていたので見たのだけど、ばかばかしいと思いながらも案外そうだったりして、なんて(新解釈に対して、東進の金谷先生が「これはありえない」「これはありうる」って判定するの。意外と「ありうる」っていうのがあるのよ)。これ、続編作ってくれないかなあ。

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