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2014年12月

2014年12月31日 (水)

今年の漢字Swing版

「老」、「鬱」、「退」、「省」、「弱」…今年の自分の漢字を考えてみたらネガティブなものばかり。精神状態としてそういう年でした。そんな風だったので、ブログ的には引き籠り状態でごめんなさい。
さて、この中でどれを選ぼうかと思ったけど、これらとは別に「痛」を今年の漢字にします。
ひどい腰痛からくる足指のしびれ・痛みは時に歩けなくなるほど。先日胸の打撲(こっちは肋骨に少しだけど傷がついていた)のついでに診察してもらったら「モートン病」だと言われました。私自身、モートン病かもと思っていたので「やっぱり」…でした。
「痛」を選んだのは、今腰と末梢神経の痛み止めをそれぞれのんでいて、かなり痛みが抑えられていること(痛くないってありがたい!!)、モートン病は痛み止めをのんでいる間に快方に向かう可能性があるということで、ネガティブながらも来年に希望の持てるから。

精神状態のほうは、よくない原因を自分でよくわかっているので来年はupできるよう、克服していきたいと思います(なかなか難しいけどねcoldsweats02

数分後には新年のご挨拶をすると思いますが、
皆様、1年間ありがとうございました。

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2014年12月29日 (月)

2014マイベスト3:独断と偏見

以下は、きわめて狭い範囲の中で私の印象に強く残ったベスト3。ミーハー的感覚での私の好み。客観的公正さは一切ありません。歌舞伎と演劇はたくさん見たから逆にベスト3が選べない。
★スポーツ
1.
 羽生結弦:一連の大会。羽生クンの話題ではないけれど、町田選手の突然の引退には心底驚いた。でも本人の中では周到に準備してきたことらしいし、今後その分野での活躍を期待しています。
2.
 大相撲:新星逸ノ城、ベテラン旭天鵬、大横綱白鵬。昨日の「大相撲この1年」、北の富士はやっぱりめちゃくちゃ面白いし、能町みね子は私の気持ちを代弁してくれてるみたいで楽しかった。
3.
 サッカーワールドカップ:ドイツの強さ、スペインの落日
★ドラマ(当ブログでドラマについてはほとんど触れていないので、ここのみ簡単な感想込みで。考えてみたら、今年見た連続ドラマは以下の4本のみだった。しかも1位に挙げた官兵衛も途中から見始めたんだった)
1.
 軍師官兵衛:文句なく面白かった。基本的に土曜日に録画して見ていたので1週遅れだったが、秀吉がおかしくなってからはみんなが官兵衛を頼り秀吉は官兵衛を疎んじで、官兵衛へのあまりの重圧がつらくて見る気がしなくなった時期がある。でも何週か遅れてやっぱり見てしまうとやっぱり面白い。最終回は何度も見てしまった。竹中秀吉は認知症説を「さもありなん」と思わせた。ちなみに、私にとっての石田三成は石坂浩二で(この時の森蘭丸は片岡孝夫チャンですよ)、その後三成の人望のなさを受け入れざるを得なかったものの、今回のような描かれ方は複雑な気持ちで見ていた。
2.
 素敵な選TAXI:やり直したい願望を満たしてくれる(満たしてくれるというか、羨ましい。とくに第8話‼)一方で、全体にバカリズムらしいエスプリが効いていて面白い(いかにもバカリってセリフが満載)。竹野内豊がめちゃくちゃいい。
3.
 朝ドラ:「花子とアン」は戦争から失速しちゃった感があるが、少女時代、女学校時代、蓮さまの恋騒動は盛り上がった。「マッサン」はもたもた感は否めないものの、毎日が楽しみ。
番外 「さよなら私」:途中から見たのでベスト3の中に入れなかったが、たまたま何となく見始めた第4話が面白くて、最終話まで見てしまった。
★映画
1.
 悪童日記
2.
 超高速参勤交代
3.
 ネイチャー
★展覧会
1.
 国宝展
2.
  こども展
3.
 ウフィツィ美術館展

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2014年12月28日 (日)

十二月歌舞伎座夜の部

1226日 十二月大歌舞伎千穐楽夜の部(歌舞伎座)
141228kabukiza 海老蔵さん初演の演舞場以来5度目の上演だが、初演以外は全部地方であり、私は今度が2度目。見るか見ないか迷った末、歌舞伎座初登場なので見ることにしたが、見てよかった!!
「雷神不動北山櫻」
初演以来久しぶりのこの演目だが、こんな場面あったっけ???の連続。
まずは口上人形が「大序」よろしく配役を紹介する。色々総合すると口上の声は猿三郎さん?らしいけど、それを言ってはいけないようだからあくまで推測。初演では海老蔵さん自身の口上でこの物語の説明があった(ってことも忘れていた。自分の記録見てもあんまり思い出せない)。
幕があき、やはり大序と同様に全員息を吹き込まれていない人形のようになっている。大薩摩で早雲王子の海老蔵さんに息が吹き込まれると、他の人もみな顔を上げる。
序幕第一場「神泉苑の場」は初演では見ていない。物語が展開されている間、八剣数馬(道行)と家臣たちはずっと片膝ついてもう片膝はやや上げて座っている状態で大変そう。でも誰もぴたっとその姿勢のまま動かないのはさすがである。
早雲から「玄蕃のために役立てよ」と数馬に下された品が、あの「毛抜」の櫛笄である。棒磁石とセットである。数馬がわけがわからず不審そうに早雲王子の家来の山上官蔵(新蔵)を見たところ、官蔵に目配せされ、「あっ、そういうことか」と納得するのが面白かった。
初演では「鳴神」の前日譚として鳴神が朝廷に裏切られる場面が序幕だったが、今回は「毛抜」の前日譚ということになる。こちらのほうが面白いかも。
小野春道の右近さん、関白基経の門之助さん、文屋豊秀の愛之助さん、みんな烏帽子・直垂が似合ってすてきだった。
第二場「大内の場」では、鋭く悪の陰を垣間見せる海老蔵さんの早雲が安倍清行に早替り。この安倍さん、光源氏ばりの美しい顔なのにふなふなしたセリフで笑わせる。干ばつの原因を占わせるために文屋豊秀が連れてきたのに「ふは~っ」といった感じでへなへな。「若く見えても」100歳を超しているのだ。そのくせチョ~女好き。私は海老蔵さんのふなふなした声のセリフは好きじゃないのだが、この清行にはほとんど違和感を覚えず、声とそのキャラを楽しんだ。
今度は清行から早雲への早替り。化粧は眉を変えただけで一緒だと思うけど、表情が全く違って見える。眉だけでも大きいんだろうが、人物の性格を顔つきでも表していたんじゃないだろうか。
この場面では、小野家の腰元小磯が殺される場面があって、早雲と家臣石原瀬平(獅童)が小磯のもっていた小野家の重宝「ことわりや」の短冊を奪う。「毛抜」で小磯の兄小原万兵衛になりすますのがこの瀬平であることがここで明らかになる。そんな経緯すっかり忘れていたわ。初演でもこの経緯は描かれていたが、今回の演出は前回と多少違ったようだ。

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2014年12月26日 (金)

12月歌舞伎座昼の部

1224日 十二月大歌舞伎昼の部(歌舞伎座)
今月は20日の国立が私の歌舞伎初日で、次がこの歌舞伎座。歌舞伎座としては約1カ月ぶりである。3階は空席が目立たない割には混雑感がほとんどなかった。
「義賢最期」
愛之助さんの義賢は今年の1月に浅草で、そして12月には歌舞伎座へと躍進。浅草でも見応え十分だったが、歌舞伎座でも非常に見応えあって、芝居の世界に入り込めた。
葵御前、最初誰だかわからなくて、筋書きで名前確認しちゃった。今回は東側の席で見たのでほとんど横顔しか見えなかったし、声も低く抑えていていつもの笑也さんの透明な声とはちょっと違って聞こえたから。でも途中、軽く頷きながらセリフを言う姿に「ああ、笑也さんだ」と納得した。
右近クンの待宵姫が可憐で、折平に妻がいることを知って嘆き嫉妬を折平にぶつける心持もさもありなん、待宵姫に肩入れしたくなってしまった。
折平が実は多田行綱であることを見抜いた義賢が松の小枝で手水鉢を割って、平家打倒の意志を見せる場面は、よく意味がわからないといつも思う。何となくわかるんだけど、やっぱりよくわからない(松が源氏の象徴で石が平家の象徴なの?)。
行綱と義賢の遣り取りは、2人とも声がいいしセリフがうまいから聞き心地がよかった。あ、行綱は亀三郎さんね。
九郎助の家橘さんに歌舞伎を引き立てる味わいがあった。
愛之助さんはもうすっかり持ち役で、安心して見ていられたが、兄・義朝の髑髏の場面での怒りが私にはやや薄く感じられたのが唯一残念であった。浅草でもそう感じていたから、私の見方の問題なのかもしれない。
見どころの立ち回りは豪快で、戸板倒しも美しく決まった。敵の進野次郎を背後に組みつかせたまま、進野ごと自らの腹を刺し貫く勇猛さは感動的だった。進野はあの道行さん‼ 体も大きく華もあり、やはりこの人は歌舞伎に必要だと思わざるを得なかった。
早見藤太みたいないでたちの矢走兵内が猿弥さんらしい可笑し味を発揮していた。
梅枝クンのうまさには舌を巻いた。ちゃんと母親になっているし、立ち回りでの貫録がすごい。瀕死の義賢を発見して駆けつけ「おいたわしゅうございます」と声をかける。この言葉に義賢と自分たちが置かれた状況がすべて凝縮されていて、涙が出そうになった。死を前にした義賢の身なりを整える仕草にも、義賢に対する敬意と哀感が籠っていてよかった。
愛之助さんの仏倒れ、だん、だんっと実に壮絶であった。
「幻武蔵」
新作だし、獅童さん主演なので大いに期待していた。でも…全編場内暗く、観念的なセリフ劇であるために、時々睡魔に襲われた(今、眠気の副作用がある薬を飲んでいるので用心のため、この日は一切飲み食いしなかったにもかかわらず)。ではつまらなかったかと言われると、そうじゃない。ちゃんと見て聞いていた部分は、わかりにくくもなかったし、かなり面白かった。でも、睡魔のためところどころ場面が切れているから、内容や感想がとんちんかんなものになっているかも。そこはご容赦。

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2014年12月25日 (木)

歌舞伎座来年3月演目発表

歌舞伎座公演情報、早い!!
もう3月の演目と配役が、そして4月は鴈治郎襲名披露公演であることが発表になった。
3月は「菅原伝授手習鑑」の通しを昼夜で。
最年長の左團次さんから
最年少の壱太郎・新悟クンまでベテランと若手がまざって、いい芝居を見せてくれそう。

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我當丈も休演

南座、明日が千穐楽だけど大変だね。
歌舞伎役者さんは年末年始も休んでいる時間はなさそうだし、我當さんは失礼ながらご高齢でもあり心配です。くれぐれもお大事になさってください。

追記:我當さんは1月松竹座も休演が決まりました。代役は橋之助さん。

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2014年12月24日 (水)

敵討は残酷:「伊賀越道中双六」

1220日 「伊賀越道中双六」(国立劇場大劇場)
久々によく入っていたのは土曜日だからだろうか。国立はいい演目がかかっても最近空席が目立つことが多かったから、この入りは嬉しかった。
「伊賀越道中双六」は去年11月やはり通しで見ている。前回は「相州鎌倉 和田行家屋敷」、「大和郡山 唐木政右衛門屋敷」、「同 誉田家城中」、「駿州沼津 棒鼻」、「同 平作住居」、「同 千本松原」、「伊賀上野 敵討」であり、今回と3つの場が重なったが(「和田行家屋敷」「誉田家城中」「敵討」)、「三州藤川 新関」、「同 裏手竹藪」、「三州岡崎 山田幸兵衛住家」の3場(私はいずれも初見)が別に上演され、それも本筋のほうであることから、話がだいたいつながったように思った。中でもクライマックスの「岡崎」は44年ぶりの上演だということで楽しみにしていた。
なぜ「岡崎」がそんなに長い間上演されなかったのか。何十年ぶりの上演という演目は、見終わってから何となくその理由を感じることもあるのだが、「岡崎」に関してはよくわからなかった。
残酷だから?
確かに政右衛門がまだ乳飲み子である我が子を殺し庭に投げ捨てる場面は残酷である。敵討のためと言っても、殺されたのは政右衛門の家族ではなく剣術の師匠である。そこまでするか…。乳飲み子を抱えた妻が雪の中で凍え死にそうになっているのに一見平然と莨を刻み続け、妻を家に入れることを頑なに拒絶する政右衛門。莨を刻む政右衛門の手には苦悩と切羽詰った気持ちが感じられた。だから、そっと門口で妻のために焚火をたき、薬を飲ませてやる場面はほろほろした。
政右衛門の敵・沢井股五郎に味方する幸兵衛が赤子の素性を知り、敵の子を人質に取ったと喜ぶやいなや、政右衛門は赤子に刃を突き立て、庭へ投げ捨てる。この場面、それだけで気分の悪くなる人もいるだろうに、敵討という目的ひとつのためにまっしぐらの狂気とも言うべき気魄に私は呑みこまれ、ただただじっと見入っていた。そしてお谷の嘆きを見たとたん、正気にかえった。
雪の中のお谷は、子連れで雪の中、家の中に入れてもらえない――袖萩を思い出させた。赤ん坊の死を知ったお谷の嘆きにはこちらもぽろぽろ泣いた。夫に赤ん坊を見せたくて必死でここまで来たのに。江戸時代は子どもが親の犠牲になることにあまり抵抗がなかったと聞いたことがあるが、当時の人たちはこれをどういう感覚で見ていたのだろう。「さき生(しょう)にどんな罪をして侍の子には生まれしぞ」というお谷のセリフがあったが、子を犠牲にした親は千代(「寺子屋」)にしても政岡にしても、その運命を嘆いていて、気持ちは同じなんだと思った。芝雀さんが哀れながらも芯の強い女性にぴったり。
政右衛門と幸兵衛の肚の探り合い、師弟間に漂う愛情がよかった。幸兵衛の歌六さんがうまい。歌六さんの一つ一つの演技に気持ちが昂揚した。吉右衛門さん相手に一歩も引けをとらないどころか、歌六さんだからこそ、この場面が活きたような気さえした。

新関で政右衛門と落ち合うはずだった和田志津馬(菊之助)と政右衛門が再会する。ここはわくわくどきどきした。


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2014年12月23日 (火)

平成中村座2015

来年4月5月に平成中村座の公演が行われる。
詳細は→ココで。
取り急ぎ。

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国生丈も休演

壱太郎クンの休演に心配していたら、今度は国生クンが休演ですって。
これはやはりインフルエンザかしら。
南座、ちょっと大変だなあ。千穐楽まであと4日、感染が広がらないように、と祈ります。
国生クンも早く回復されますように。

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2014年12月22日 (月)

壱太郎丈休演

壱太郎クンが体調不良のため休演だって。
若い役者が体調不良で休演ってあんまり聞いたことがないからとっても心配。
趣向の華や自身の家元襲名、「GOEMON」、巡業に永楽館、邦楽ジョッキー等々、夏から本当に休む間もなく忙しかったし、何にでも全力投球しちゃうようだから、疲れが出たのかなあ。
若いといってもムリは禁物。
1月2月はおとうさんの襲名公演もあるし、くれぐれもお大事になさって元気な姿を見せてください。

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2014年12月21日 (日)

スーパー歌舞伎II 第2弾なんと「ONE PIECE」

オドロキ桃の木山椒の木(古いっbearing
でも、あんまりびっくりしたからついこんな言葉が出た。
詳しいことはあっちこっちのニュースに載っているので、ここでは省略。
ONE PIECEってほとんど見たことないんだよね~…。子どもたちに聞いて予習するか、これからでもアニメ見るか…(知ってたら、今朝見たのにぃbearing 年末だけど来週もやるから見ようっと)。

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2014年12月20日 (土)

波乱万丈吉本せいの半生記:「笑う門には福来たる」

12月17日 「笑う門には福来たる」(新橋演舞場)
見る前から面白いと思っていたこと:松竹の劇場で吉本の創業物語か。
筋書き買って面白いと思ったこと:今月見た芝居、1つは2人芝居、もう1つは出演者6人。ところがこの芝居の筋書きの配役には1つの幕の出演者が2ページ以上に亘って並べられている。数えてみたらダブルキャストの子役8人を含めて61人。1人で複数役を演じる人もいるし、吉本の芸人役が多いようだ。

幕が開く前に、幕に吉本の芸人たちの顔が次々と映し出されていく。今では大御所、ベテランと呼ばれる芸人、第1次漫才ブームで一世を風靡した芸人たち、けっこうお宝画像もあったりした。時代は遡り、エンタツ・アチャコ、ミスワカナ・玉松一郎、吉本創業時の人気絶頂だった落語家(ということは芝居の中で知った)桂春団次の画像とともにその声が流れる。そして今の吉本の中心にいるのは仁鶴師匠。吉本における仁鶴さんは別格と聞いていたが、やっぱり中心なんだ、と心の中で頷いた。
話は吉本せいさんを中心とした吉本興業の創業から発展への物語で、「大阪だなあ」というのは当たり前か。
老舗の荒物問屋でありながら芸人・寄席に夢中な道楽夫、それをけなげに支える妻という図式は珍しいものではない。道楽夫は親族たちの間でも大問題で、店をつぶさないよう、伯父が大枚を融通してくれた。「お前のためやない、せいさんのためや」。
それでも道楽をやめようとしない夫に、せいは覚悟を決め、一番好きなことで商いを始めるように言うのだった。「やってみなはれ!」 鴨居の大将の決め台詞がここでも聞けるとは。
興行を始めた2人だが、寄席に詳しくても興行師としての才覚があったのはせいのほう。芸人を大事にして小屋を増やしていく。しかし新顔の吉本は未だ三流小屋で、今をときめく春団治なんか出てくれはしない。春団治さえ出てくれたら…。せいの努力やら人柄やら運やらあった末に、当時一流の寄席だった金竜亭をせいは譲り受けることになり、春団治の出演を取り付け、吉本は一流寄席への一歩を踏み出した。でも、やがて時代は落語より漫才を求めるようになり、春団治を除いて寄席への落語家出演も減っていく。落語家たちは不満たらたら。この時代に、松竹へ移った落語家も多かったようだ(ということが誰だかのセリフで一言入れられていた)。春団治の人気って当時、凄まじかったんだねえ。
春団治といえば、ずっと前にやっぱり演舞場でジュリー主演で見たことがあったっけ。あの時も赤い人力車(トレードマークだったんだね)と車夫が印象的だった。そして亡くなった後、赤い人力車は白い人力車にかわっていたけれど、この芝居では亡くなった後も赤い人力車だった。死後の世界で、この赤い人力車にせいさんが乗るんだよ~。
興行が軌道に乗っても夫の浮気、急逝、芸人どうしの色々とかあって、せいさんの心も体もなかなか休まらない。そんなせいさんの心の支えは金竜亭の息子、冬木信一(川崎麻世)。冬木は市会議員になるが、それを応援したせいとの仲が噂されたり、選挙違反があったりで、取り調べの間に冬木は自殺してしまう。ほんと、せいさんは男運がない。
事業でせいを支えていたのが、かの有名な林正之助(月乃助)。せいの弟である。金儲け第一(のように見えた)の正之助と客を喜ばせること第一のせいは、考え方の違いからやり合うことも多々あったが、吉本はどんどん大きくなっていく。戦中戦後の苦しみも乗り越えて、吉本は復活する。せいさんが芸人を大事にしていたことが復活の原動力となったのだ。しかしやがて変化した時代とせいの間に乖離が生じたことをせいは知る。

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2014年12月18日 (木)

ほんとうに面白いらもワールド:「君はフィクション」

1215日 「君はフィクション」千穐楽(スペースゼロ)
中島らもの作品だから絶対見なくちゃと思っていた。らもさんが亡くなってから10年も経つんだ。それをきっかけに、AGAPE store公演が復活、その第6)弾が「君はフィクション」。っていう経緯は全然知らなかった。らもワールドは好きだけど、あくまで数冊読んだ書物の中での好みであったから。芝居に関しては、リリパットアーミーは知っていても、らもさんの芝居として初めて見たのは2年前の「こどもの一生」だった(これもG2演出)、という程度。
さて、「君はフィクション」は、らもさんの小説10作品の断片をつなぎ合わせたものだそうだ。多分私そのどれも読んでいないのだが(「コルトナの亡霊」はな~んとなく知っているような…)、とにかくG2がうま~くうま~くつなげていて、とにかく面白い。人1人が隠れられるくらいの幅のパネルを何枚かスライドさせながら場面転換するアイディアも面白い。1人が何役かやるのだが、あららという間に誰かが消えたり現れたり。
開演前にキッチュ(松尾貴史)の注意事項アナウンスが入った。キッチュらしいイタズラ心満開のアナウンス。開演の時刻にもキッチュのアナウンスがあった。何を喋っていたんだっけ。らもさんが亡くなって10年とか、前期高齢者が後期高齢者になったとか? 
芝居はインチキ霊媒師・松尾さんのモノマネから始まって(すでにこの出だしからクスクス笑い、やがてぷっと吹き出したり、あははと笑ったり)、ゆるくゆるく、可笑しな可笑しならもワールドが展開されていく。カーテンコールでみんなが「とにかく緊張感のない稽古場、緊張感のない舞台」と言っていたけれど、山内(圭哉)さんが出刃包丁を振り回す場面以外はたしかにそんな感じ。そういえば、「こどもの一生」でも山内さん、チェーンソー振り回していたっけ。山内さんが凶器をもつと、際限なくエスカレートしそうで怖い。笑いながらも怖い。「コルトナの亡霊」は本気でちょっと怖かったな。開けてはいけないパンドラの箱を開けるような気持ちで見てみたい気がしないではないけれど、私は怖がりだから絶対ムリだろう。
山内さんと吉本菜穂子さんの老夫婦引越し屋はめちゃくちゃ面白かった。やたら長かったけれど、面白かった。終わりの方で、2人とも別の役の時、山内さんが吉本さんを笑わそうとかなり粘ったけれど、吉本さん表情を変えずに堪えて、山内さんの目論見は失敗。こっちのほうが耐えられずに笑ってしまった。
菅原永二さんが大事にしているぬいぐるみ、くまもんそっくりなんだけど、キッチュはそれを「ライオンだ」と言う。あまりにかけ離れていて可笑しい。そのくまもん風ぬいぐるみが一度だけ等身大になる。入っているのは久ケ沢徹さんだということがカーテンコールで明らかにされ、客はみんな「へ~、そうだったんだ」という空気。本当は大きな山内さんが入ればいいのだが、山内さんはその場で包丁振り回していたから、入るわけにはいかず、出番のなかった久ケ沢さんが入ったのだそう。
なんと、この芝居、ナンノちゃん(南野陽子)が出ていたのだ(それも見たかった理由のひとつ)。はじめ、ナンノちゃんもそれなりに年齢を重ねてきたなあと思ったけれど、見ているうちにどんどん可愛らしさが出てきたのは、役の中で生き生きとしていたからだろう。
らもワールドはほんと、面白い。
<上演時間>125分(17001905
ちなみに、カーテンコールはDVDの特典映像として使われるそう。

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2014年12月17日 (水)

中日劇場演目

来年4月中日劇場は猿之助・愛之助出演の花形歌舞伎だということは10月の名古屋公演の際に知ったのだが、その演目が発表になっていた。
昼の部は
「操り三番叟」
「雪之丞変化」(猿之助宙乗りあり)
夜の部は
「新・八犬伝」(愛之助四役早替り・宙乗りあり)

雪之丞は二十一世紀歌舞伎組で「雪之丞変化2006」をやはり中日劇場で見たが(現代から江戸時代へと遡る芝居だった)、それとは違うのかな。
昼夜とも宙乗りがあって楽しみだけれど、行かれるかどうかわからないなあ。でも行きたい、見たい!!

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2014年12月16日 (火)

私のいる世界はどこ?選択肢はどれ?:「星ノ数ホド」

1210日 「星ノ数ホド」(新国立劇場小劇場)
何の前知識もなく見に行ったから(浦井クンだから見に行った。浦井クンじゃなければ見ていなかった。あ、これストレートプレイです)、「星の数ほど」って何のことかと思っていた。なるほどそういうことなのか、と見ていくうちにわかってくる。と同時に、こういう芝居は通常ついていけず苦手な部類だともわかってくる。それなのに、この芝居にはついていけたし、面白いとさえ思った。
養蜂家のローランド(浦井健治)と物理学者のマリアン(鈴木杏)の2人芝居。2人が出会う。普通の芝居では、出会いのシチュエーションもそこからの展開も1通りしかない。でもこの芝居では、2人の出会いの物語がある程度まで進むと、「リ~ン」と時計か学校のベルみたいな音が鳴り、「出会い」は同じ「出会い」でありながら、異なる展開が描かれるのだ。たとえば出会い1では、マリアンはローランドに人間は肘を舐めることができるかどうかについて語りかける。恋人と別れたばかりのローランドはそんなことに付き合う気はない。「リ~ン」が鳴る。出会い2ではローランドには妻がいて、肘を舐める話に乗り気になる。出会い3では…、といった感じ。
こんなふうに、別れも2人の恋も結婚もマリアンの病気も、それぞれの背景、感情のあり方、行動の違いに応じた会話のバリエーションで展開していく。
時が戻るわけではない。どちらかというとパラレル・ワールドなんだろうか。作者のニック・ベインは多元宇宙論を下敷きにしているらしいから、やっぱりパラレル・ワールドと考えていいのかな。それを客観的に見ている私はどこの世界にいるんだろう、選択肢のうちのどれを選ぶんだろう、あるいはもっと別の選択肢があるんだろうかなどと思う(はじめ、ドラマ「素敵な選TAXI」が似ているのかなと思ったけど、あれは時が戻るのだから違うのかも。でも似ているよな。余談だけど、私はバカリズムをかなり買ってるのよね)。宇宙は、可能性は、星の数ほどあるのだ。
141216constellations 舞台中央の木を囲んだ逆「く」の字型に段の低い幅広の階段(写真を見たら、記憶とだいぶ違いました)、下手に設えられたソファ(室内だとわかる)で星の数ほどの宇宙が展開される。踊り場にあたるところには鏡がある(なんか意味があるんだろうな、この鏡)。時に舞台上で2人の着替えが行われたりもする。
浦井クンと杏ちゃんは多分常に緊張感をもったまま、85分間微妙なズレの世界を表現しなくてはならず、大変だっただろうけれど、さまざまな日常の雰囲気をうまく見せていた。もちろん原作も翻訳も演出もよかったんだろうが、2人の演技もあったから、この芝居についていけたんだと思う。
浦井クンじゃなかったら絶対見ていなかった芝居に出会えてよかった。今切実に別の選択をしたかった自分がいて、身につまされた。だからか、もう一度見てもいいな、なんて思ったくらい(浦井クンでね)。
<上演時間>85分(14001525

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2014年12月15日 (月)

羽生クン‼

素晴らしかった!!
昨日は本当にうっとり、そしてコーフン。
ダントツ1位だっていうことが素人にもわかる。
自分の魅力を最大限活かす滑りを知っていて、それがちゃんとできる。
優しい表情の中に心の強さが垣間見える。
あの激突・負傷で羽生クンはもっと強くなり、もっと成長したんだろうな。
楽なほう楽なほうへと流れたがる私…見習わなくちゃ。

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2014年12月14日 (日)

痛い2日

転びました。
思いっきり派手に。
母の夕食の介護にと施設へ行ったら、駐車場の縁石につまずいてばたっと前に転倒。暗かったので縁石に気づかなかった。車で行くほどの距離じゃないんだから、自転車にすればよかった(あんまり寒くて自転車に乗る気がしなかったの)。
あまりの痛みに心が折れ、即踵を返し、帰宅。
左手中指の先のほうがやぶけて出血(痛いweep)。両掌打撲(すりむけたかと思うようなひりひり感だったけど、外傷はなし)。両ひざに擦り傷(ジーパンもヒートテックノレギンスも破けてないのに、皮膚だけ破けたbearing ぶつけたところ全部がぴりぴり痛い)。太もも打撲。そして一番痛いのが右脇の下から胸にかけて。表皮はぴりぴり、中はちくちく。痛くて笑えない、咳もくしゃみもできないcoldsweats02 ほんと、なさけない。落ち込んだ。
昨日は昨日で車の座席を前に倒そうとして、ダッシュボードとがっと倒れてきた座席(倒れ過ぎなんだってpout)に頭を挟まれ、脳みそがばらばらになったかと思ったわ。

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2014年12月13日 (土)

初和樂

今月(1・2月号合併)の和樂がいい、いいってあちこちで見るので、ついに購入してみた。
出遅れたので近所の本屋に残っているかなあと心配しつつ行ったら、あった。最後の1冊。ラッキーと喜んだのも束の間、なんと表紙のゴールドの部分に2本つつ~と傷がついている。
本や雑誌の傷・汚れはすっごくイヤなんだけど、この際、中身に重点を置いて表紙には目を瞑ることにした(でも、もったいないよな~)。

付録もいいし、関心のある記事(仁左様ぁheart04/父が大好きな日本の妖怪は子供の頃怖かったcoldsweats01/琳派の解析面白いっeye)ばかりだから買ってよかった。とくに彬子女王の「最後の職人 金具鍛冶」はよかった。昔読んだ「失われゆくものの記」(水上勉)や「一筋の道」(瀬戸内寂聴)以来、職人に関心があったし、和風総本家は毎週見てるし、日本では職人をもっと大事にしなければいけないと常々思っているので…。
伊勢神宮、行きた~い(40年以上前に行ったことがあるきり。記憶もほとんどない)sign03
そういえば創刊時、定期購読の案内が来ていたのを何となく買わないままもう15年近く経っているのか…。

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2014年12月12日 (金)

ローマの夜:スペイン広場

141211rome
レスピーギに倣ってローマ3部作。
最後はカッコいいおにいさんで。

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2014年12月11日 (木)

浅草お年玉ご挨拶スケジュール決定

来年はコンビでご挨拶。
スケジュールは→こちらで。
初日と千穐楽は松也クンかと思ってた。

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2014年12月10日 (水)

ローマの奇跡:虹

141210rainbow
ローマ第2弾。
モーレツな雷雨の後だそうです。なんというグッドタイミング‼
撮影者もコーフンしておりました。

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2014年12月 9日 (火)

ローマの松

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もちろん、行ったのは私ではありません。
有名なことらしいが、日本の松とは全然違う。
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レスピーギもこういう風景に触発されたのかしら…。

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2014年12月 8日 (月)

三光神社で

今ごろになってなんですが…10月に大阪へ行った時、三光神社を訪ねた。開演までちょっと時間があったので、なるべく松竹座に近いスポットをどこか、とネットで探して決めたのが三光神社。一応地図も持って行ったのだけど、地下鉄玉造駅を降りてから全然方角がわからず。地元の方たちに尋ねても、みんな首をかしげる。そんなに知名度低い神141208sanko1だったの? 首をかしげた結果教えてくれる方向がそれぞれ違う。「うんと歩くよ」と言う人もいる。
仕方なくもう一度玉造駅に戻りつつふと見ると、目の前に三光神社の鳥居が‼ 駅からわずか200mほどの距離ではないか。私は逆の方向に行ってしまったのだった。この日は秋にしては暑い日で、もうこの時点で汗だく。ノースリーブになって神社内を散策した。


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←寿老人。大阪七福神の一番だそう。














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←真田幸村の像。














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←幸村公は真田石の上に立っている。真田石は信州上田の真田家菩提寺長谷寺より取り出した石なんだそうだ。





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真田の抜け穴。三光神社に惹かれたのはこの抜け穴を見たかったから。
慶長19年(1614)の大坂冬の陣の際に幸村は大坂城の南方に「真田丸」という出城を築いた。空堀で囲み三重に柵を巡らした堅固な真田丸で徳川勢の攻撃を撃破した(上の像はその戦いで陣頭指揮を執る姿である)。真田丸はここにあったのか。ここから大阪城下に通じる地下の道が「真田の抜け穴」。今は写真のようにふさがれて中へ入ることはできない。あとで調べたら11月1日の真田祭りの日だけ開放されるんですって。
そういえば2016年のNHK大河は「真田丸」というタイトルだったわね。三光神社を訪ねた時は「真田丸」のことなんかま~ったく頭になかった。二足お先に拝見。ドラマを見ていたら、ここに立つ感慨もまた違ったものになっていたかも(官兵衛では冬の陣まではやらないようだし
)。

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←三光神社の奥には陸軍墓地があった。明治時代につくられた墓地らしい。「一等兵○○之墓」「二等兵○○之墓」などとともに「英霊之墓」と彫られた墓標があった。無名兵士が眠っているのだろうか…。

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2014年12月 7日 (日)

青田買い?

夕方テレビをつけたら全日本相撲選手権をやっていた。準々決勝あたり。
東洋大の大道久司選手…う~ん、どこかで見た顔、聞いた名前だぞ…思い出したっ(お蔦かsmile)。
1カ月くらい前だったか、これもたまたま全国学生相撲選手権を見たのだが、学生横綱になったのが大道選手だった。
アマ横綱を決める全日本相撲選手権の決勝では実業団の黒川選手を圧倒的な強さで倒し(立ち合いがいい)、天皇杯を手にした。くしゃっとした泣き顔が喜びを表していた。
大道選手はこれで幕下10枚目格付け出しの資格を得たことになる。幕下10枚目格付け出しとは、全日本相撲選手権優勝(アマチュア横綱)に加えて学生相撲選手権、実業団相撲選手権、国体相撲競技成年の3大会の1つに優勝した選手に与えられる資格だそうで、あの遠藤が幕下10枚目格付け出しだった(アマ横綱+国体横綱)。ちなみに実業団横綱だった逸ノ城は幕下15枚目格付け出しでデビュー。
大道選手は明言を避けていたが、おそらくプロに進むのではないだろうか。この名前覚えておこう。あるいは最初からしこ名がつけられる可能性もあるから、顔を覚えておこう。
この大会、逸ノ城が見に来ていたよhappy02 コート姿、似合っていた。

アマ相撲って、審判が塩まくんだね。そして仕切はなく、1回で立つ。行司にあたる審判は白シャツ、白スラックスで、黒の蝶ネクタイ、白手袋をつけていた。

長崎県に田中達也という
名の選手がいた(3位)。田中達也と言えば私にとっては元レッズFW(現在はアルビレックス新潟)だから、その名を聞いた時には「えっ」と思ったよcoldsweats01
レッズと言えば…。今年は一度もスタジアム観戦しなかった。最後の3試合はテレビで。少なくとも監督が変わらない限り、これからもスタジアムへ行くつもりはない。

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2014年12月 6日 (土)

超有名画家勢揃い:チューリヒ美術館展

124日 チューリヒ美術館展(国立新美術館)
141205zurich 写真でわかるとおり、超有名どころの作品がずら~り。
展示はテーマあるいは画家ごとに部屋が分かれており、とても見やすくわかりやすい。点数も74点とほどよく、ゆっくりまわっても疲れない(わりとすいていたせいもあるかな)。それぞれの部屋の入口に書かれた説明を読んでから絵を見ると、画家の生い立ち、精神状態が画家に絵を描かせていることがわかるような気がする。しかしそれだけに逆にわからなくなってしまったこともある。たとえば絵の見方の一つにうまい下手を基準とする方法もあるだろうが(多分それが一番楽)、時として、この絵が評価されるのはなぜなんだろうとわからなくなる。とくに抽象画になると画家の精神性、狙うものが解説を見てもわからない場合がある。で、いろんな絵を見た結果、なんだかわからなくなってしまったというのが本音(そうすると宗教画のほうがわかりやすいことになるんだろう。絵のうまい下手も明らかだし)。
以下、部屋ごとに気になった作品と画家をいくつか。作品の感想にはなっていない…。
1
 セガンティーニ
2
 モネ : 200×600cmの「睡蓮の池、夕暮れ」が目玉らしいが、パリのマルモッタン美術館で「睡蓮」をどっちゃり見てきたことが思い出されて、「睡蓮」はもういいかなという気がしないでもなかった。でも一見の価値ありだとは思う。個人的には「陽のあたる積み藁」のほうが好みです。
3
 ポスト印象派
・「タチアオイ」
(ゴッホ): タチアオイの花が茎のてっぺんまで開くと梅雨が終わると聞いたことがある。西洋にあるのかと、さらには花瓶に挿してあるのも、物珍しい気持ちで見た。暗い赤と落ち着いた色調に惹かれた。
・「サント=マリーの白い小屋」(ゴッホ): 「タチアオイ」とはまったく違う青空に白い壁の小屋。明るい日差しに憧れる画家の思いが伝わる。昔、フランス文学専門の大学教授が「フランスの情念には疲れた。これからはイタリアの明るさに浸りたい」と言っていたことを思い出した。
4
 ホドラー : 近いうちに西美に行くつもりなので予習的に見た。
5
 ナビ派
ボナール : 大学の初のクラブ活動として見た画家なので強く印象に残っているし、好きな画家。当時の印象が蘇った。
ヴァロットン : 多分初めて見たが気に入った。陰影の使い方が好き。三菱1号館でやっていた回顧展を見なかったのが悔やまれる。
6
 ムンク
「造船所」: 労働を描いた絵画は好きなのだ。二枚の肖像画も対象の人となりが感じられるようでよかった。
7 表現主義
「難民」(バルラハ): 彫刻。これは素晴らしい。正面、横、後ろ、それぞれの方向から見た印象が違う。私は正面に苦悩、横に力強さ(生命力)、後ろに孤独感をを感じた。
・「女優たち」(ベックマン): くっきりとした黒い線で縁取られた2人の女優。素早いタッチでしゃっしゃっと引かれているように見える線が強烈に目を惹きつける。なんとなくだけど、「人間」を感じた。

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2014年12月 4日 (木)

第15回伝統歌舞伎保存会研修会は「御所五郎蔵」

来年1月24日、国立劇場で第15回伝統歌舞伎保存会研修会が行われる。
演目は「御所五郎蔵」で五郎蔵・音蔵、土右衛門・音之助、皐月・松男、逢州・やゑ六他という配役。詳細は→ココで。
今年の第14回「弁天娘女男白浪」では名題下の役者さんの実力に感銘を受けたものだ。とくに音蔵さんは「とてもとても若い」(自分のブログから)のに存在感を示して、私の中では期待の役者さん。だから、とてもとても見たいのだけど、来年1月後半からはどうしてもはずせないもの以外はなかなか予定が立てられず、多分ギリギリまで悩むと思う。
追記:音之助さん、名題適任、おめでとうございます。研修発表会出演者としては他にみどりさんもおめでとうございます。名題合格者は→ココで。

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2014年12月 2日 (火)

来年2月歌舞伎座演目・配役

来年2月歌舞伎座の演目と配役が発表になった。ってことは今日が12月初日か。というのも、最近リピートをやめたせいで、月前半の観劇はあまりなくなってきたから。
2月の詳細は→ココで。

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2014年12月 1日 (月)

今さらなんですが、4000円…

マッサンのウイスキー作りが先週末、やっと動き始めた。
で、今さらなんだけど、先週金曜日の放送がどうしても気になったのでツッコませていただきます。
鴨居の大将がど~んとテーブルに置いた4000円(大将、太っ腹‼ カッコよすぎる。煮え切らないマッサンをついにゲットした大将の器、大きい!! あの決意の表情が見事だった)、あれどうなった? テーブルの上に置きっぱなしでみんなで出かけちゃったよね。その後、なくなったって様子もなかったんでほっとしたんだけど…。ドラマだからそこは省略って言っても、あの勢いじゃ、あのまま置いて行ったって感じだったもの。

この前、あるスーパーのお酒売り場に竹鶴ノートのレプリカが置いてあった。ほんの2~3ページくらいだったけれど、図入りできれいな字で几帳面に書かれてあった。手に取ってみて感動したよ。
今日の放送で大将が読んでいたのがそれかな。

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