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2015年4月 3日 (金)

哲学者マグリット

324日 マグリット展内覧会(新国立美術館)
150403magritte この翌日から体調を崩してしまい、やっと薬から離れられそうなのでそろそろ記録しておかないと…。
桜が開花したこの日、マグリットの内覧会があった。挨拶に立った新国立美術館長、ベルギー王立美術館長、ベルギー大使などの話を総合すると、以下のようになる。
・マグリットの展覧会はこれまでにも5回行われているが、今回は最大規模である(確かに展示作品数は絵画作品だけで131点、その他資料が50点以上と多い)。作品は世界中の名だたる美術館あるいは個人から快く借りることができた。しかしこれだけの作品を揃えるのには9年かかった(もっとも、1つの展覧会を企画実施するのに9年という歳月は珍しくはないということだ)。
・マグリットは画家であるのみならず、詩人、哲学者でもあり、後世に大きな影響を与えた。ありふれたものを描きながら、その背後にある不思議なものを描いている。
ここからは赤池文部科学政務官の話。
・来年はベルギーと日本の国交樹立150年にあたる。ベルギー王室と日本の皇室は親密な関係にあり、様々なイベントを考えているが、本展によりさらに交流が進むと嬉しい。オリンピックに向けて、文化と芸術の充実を目指している。美術館の振興は現在3分の2というところで、これを80%にするようにしたい。

さて、マグリットは特別好きというわけでもないし、わからないものはやっぱりわからない。しかし、作品と並べてマグリット自身の考えが展示してあるものがいくつかあって、それを読んでからあらためて作品を眺めると、ああなるほどと理解できるのである。理解できると、その絵はとても「良い」と思う。確かにマグリットは哲学者かもしれない、そして詩人というのも何となく頷ける。とはいえ、凡庸な私、そういう考えで描かれた作品を基礎として、マグリットの言葉の展示のない別の作品にそれを応用できるかと試みたが、全然ダメ。やっぱりわからない。わからないなりに、これだけ多くのマグリット作品を見て歩くと、不思議な感覚の中に自分が溶け込んでしまいそうでちょっと怖い気もした。

作品を見た後はベルギービールで喉を潤した。3種類のビールやワインなどが振舞われたが、ビールだけというのはさすがにきつくて2種類でギブアップした。私はベルギービール大好きだし、とってもおいしかったから全種類いただきたかったのだけど…。

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