« 2015年6月 | トップページ | 2015年8月 »

2015年7月

2015年7月31日 (金)

残念、團蔵さん

8月22・23日に予定されていた八世市川團蔵五十回忌追善霊山寺奉納歌舞伎が中止になった。当代團蔵さんは今月の国立劇場で怪我をされ、弁慶役を休演なさったので、この公演を心配していたのだが…。
当代の祖父にあたる八世はお遍路の旅に出て、結願の後に瀬戸内の船上で消息を絶ったという。当代がその供養として、勧進帳の読み上げと延年の舞を踊る予定だったこの奉納歌舞伎を楽しみにしておられた方も多いだろうし、何と言っても團蔵さんご自身の無念を思うと胸が痛む。
腰の圧迫骨折という大けがだそうだから(松緑さんのブログより)、そのご無念もさることながら、まずはご自身のお身体の回復を第一にして、お元気な姿を見せていただきたいと思う。

続きを読む "残念、團蔵さん"

| | コメント (0)
|

2015年7月30日 (木)

トロイラスとクレシダ

728日 「トロイラスとクレシダ」(世田谷パブリックシアター)
上演回数が少ない演目だそうだけれど、私は20128月にさいたま芸術劇場で見ているので、そういう感覚はあまりなかった。と言ってもその時が初見で今回が2度目という程度なんだけどね。
今回はもちろん浦井クン(トロイラス)お目当て。座席は相変わらずビンボー席で、3階の2列目。なんと椅子に足載せ台がついている。つまり、床からの高さがかなりあるってこと。おかげでとても見やすい。しかし…私は高所恐怖症なのだ。この程度の高さでも1階の座席を見下ろすと急に高度を感じて落ち着かない。視線はなるべく舞台に集中するようにはしたけれど、やっぱりむずむずする。

正直、第1幕はかなりわかりにくかった。たまたま以前に見ていたから、その記憶に助けられたけれど、登場人物の名前がややこしいし(タイトルロールの2人に加えてアガメムノン、ユリシーズ、ヘクター、パリスはさすがにわかる)、ギリシアだかトロイだかわからなくなっちゃうし(服装を見れば違いがわかるってことに途中で気がついた)、人物関係がごっちゃになっちゃうし。さいたま芸術劇場の時はもっと理解できたような気がする…。
アガメムノンの衣裳は私の勝手な印象として、ナチスの軍服を思わせた(ディレクターチェアに座っていたのもなんか象徴的?)。対するヘクターもどこかの軍服っぽい。吉田の栄ちゃん、かっこよかったな(あ、栄ちゃんは吉田栄作、ヘクター)。さい芸の時もそうだったけれど、私って本当に物語の終わりのほう、ヘクターの妻の夢見、妹の預言を聞いてやっと、「イリアス」(20109月、内野聖陽、平幹二郎、池内博之他)を思い出したのだった。
1幕でわかりにくかった様々な場面、笑いをとるのは今回もギリシア側。とくにアキリーズの横田栄司さんは、そこまでやるか、という感じ。さい芸ではヘクトル(ヘクター)だったんだよぉ~。ま、本人楽しんでいたようだからいいけど。ユリシーズの今井朋彦さんがステキだった。
パンダラスは渡辺徹さんだが、テレビのイメージが強すぎていまひとつピンとこなかった。そうでなくてもこの人の思惑がどこにあるのかよくわからなかった。でもこのオジサンも哀れ。
浦井クンは王子様キャラだからぴったりなんだけれど、結局この物語の焦点を私がはっきりとつかめないまま終わってしまい、浦井クンの魅力を堪能しそびれた。クレシダのキャラクターはかなりはっきりしているように思えた。さい芸の月川悠貴さんはミステリアスで戦争の道具として運命に翻弄される女の哀しさを繊細に表現していたが、今回のソニンさんはそういう運命に自分から立ち向かっていく感じで、月川クレシダには似つかわしくなかった「淫乱」「不実」がソニンクレシダでは頷ける。もちろん両方ともそうしなければ生きていかれない女の宿命ではあっただろうが、ソニンクレシダはそれを積極的に受け入れていたと思うのだ。月川版には死を、ソニン版には生を感じる。環境順応力があるというか…逞しい…現代的(?)。どちらがいい悪いではなく、演出・出演者による違いが興味深かった。
ダイアミディーズ(岡本健一)もさい芸(塩谷瞬)よりいやらしさがあった。それだけに、さい芸のトロイラス(山本裕典)とクレシダのほうが悲劇性が強いように感じられ、その印象が残ったままの頭にはこちらの焦点がぼけて見えたのだろう。

戦闘場面は激しく、前日の「阿弖流為」に続き、強烈な立ち回りに魅せられた。ラストは段ボールで象られた人がたくさん降ってくる(ニナガワがやりそうなことだ。実際やったんだっけ? 覚えてない。でも何かで同じようなのを見たことがある。ように思う)。さいたま芸術劇場版との比較に終始してしまったが、戦争はむなしい。
<上演時間>180分(13301450)、休憩15分、第275分(15051620) 実際に終わったのは1635だった。

| | コメント (2)
|

2015年7月29日 (水)

二度見ても新しい感動が次々と:「阿弖流為」千穐楽

727日 「阿弖流為」千穐楽(新橋演舞場)
2回の観劇で、座席からは見えない上手下手をカバーするつもりが、前回モニターがあったおかげでかなりの範囲見えたし、恒例町会祭りの翌々日で疲労が懸念されたし、この暑いのに駅まで自転車だし…4分の1くらいやめたい気持ちを奮い立たせ出かけた。
見てよかった‼ 2度目だから感動が薄れるかと思いきや、新たな感動が次から次へと押し寄せて、本当にやめなくてよかった。
今日の席は東でも西でもなく、でも限りなく西に近い正面。本花道はまったく見えず、仮花道はいわゆる七三あたりまで見える(仮花道が細くてびっくりした。本花道の半分くらいの幅に見えた)。舞台は花道とつながるところから下手以外はほとんど見えた。何よりセリフが聞きやすい。前回は東側の席で、登場人物が背中を向けると大音響に声が籠ってところどころ聞き取れなかった。歌舞伎座でも東側の席へは時々声が届いてこなかったことを考えると、やっぱり席は花道を捨てても正面のほうがいいのかもしれない。
150729aterui3 今日は千穐楽なので、えみし弁当・阿弖流為弁当・田村麻呂弁当・立烏帽子弁当の中から、内容に関係なく「阿弖流為弁当」を購入。1500円の大奮発。

・第一幕、都に横行するにせ蝦夷に啖呵を切る七之助さん(鈴鹿、いや立烏帽子)が思いっきりかっこいい。
・立烏帽子と田村麻呂、田村麻呂と阿弖流為の立ち回りが激しくかっこいい。
・立烏帽子は何者なのか――鈴鹿ではないのか。あるいは1人の女の表裏一体なのか(後に立烏帽子の正体が明らかになるが、この時点で私はすっかりそれを忘れていた。そのおかげでこのミステリアスな女性を楽しむことができた)。
・「人が作った神が八百万の神に仕掛けた戦」。立烏帽子は後に、戦いを避けたい田村麻呂と阿弖流為にとっては闘うべきものとなってしまったが、その強い怒りと願いと悲しみを思うと立烏帽子が哀れであり、先般の地震のこともあって泣けた。
・萬次郎さんのよく透る声が御霊御前にぴったり(100回言うけど、「マジックアワー」のあのうだつの上がらぬ会計係と同一人物とは未だに思えない)。
・両花道での田村麻呂と阿弖流為の名乗り。「次にまみえるのは戦場」「その時は死力を尽くして戦うのみ」――なんか、ひどく感動的だった。
・蛮甲のセリフだったと思うけど、「恐怖は敵意となる。この戦には勝てない。奴らはどんな手を使っても~」。ずんときた。
・千穐楽用にバージョンアップ?だったのは、阿弖流為と田村麻呂の大見得合戦(見得ってかっこいいわと改めて思った)。それから、熊子の獲った鮭を蛮甲→阿弖流為→立烏帽子→蛮甲とまわして、それぞれがぴちぴちはねる鮭(「伊東に行くならはとや」みたいに。古すぎてわからない?)に手を焼いていたこと。前回もやってたのかな。

続きを読む "二度見ても新しい感動が次々と:「阿弖流為」千穐楽"

| | コメント (4)
|

2015年7月27日 (月)

七月歌舞伎座夜の部

720日 七月大歌舞伎夜の部(歌舞伎座)
珍しく、本当に久々に、弁松のお弁当を買ってしまった。終演9時なんだもの。さすがにおなかすくでしょ。
「熊谷陣屋」
海老ちゃんが神妙に熊谷を演じていて、ほぅおと感心した。それはそれとして前半は全然感動せず、どうなることかと思っていたら、僧衣姿になってからの熊谷にはかなりうるうるさせられた。ラスト、花道に立った海老ちゃん、横を向くと、團十郎さんにそっくりだった。首から肩、背中のラインがほんと、團十郎さんみたいで…。
相模の芝雀さん、藤の方の魁春さん、義経の梅玉さん、そして弥陀六の左團次さん、周囲がそれぞれ「これぞ」という感じで素晴らしかった。その素晴らしい周囲の中で見劣りがしなかったのは海老蔵さんが吉右衛門さんの教えを受けて神妙に演じていたからだろう。花道での熱い拍手が観客の気持ちを表していたと思う。
「牡丹燈籠」
これまでに見たのと違う構成、演出で、最初のほうの時間経過がややわかりにくいことを差し引いても、とても面白かった。一方で、お国・源次郎の物語が省略されているのがちょっと残念だった。
過去2回、そのお国を好演していた吉弥さんがお露の乳母お米をこちらも好演。手の甲に青みがかった化粧をしているのか、「うらめしや~」の手をすると、それが効いて怖かった。怖いけれど、なんかユーモラス。九團次さんの新三郎は愛之助さんや染五郎さんに比べて強さが勝っていて、幽霊に負けない感じではあったが、色気も十分、幽霊にいたぶられるのは「椿説弓張月」を思い出させた(あっちのほうが凄かったけどね)。
玉三郎さんのお峰は杉村春子風の喋りで、お峰という「女」が嫌味なく前面に出ていて、可愛かった。自分は幽霊が怖いくせに欲を張って伴蔵をけしかけるところや、「ちゅうちゅうたこかいな」なんてサイコー。第一幕では玉三郎お峰が姉さん女房という感じでリードしつつ、貧しいながらも夫婦仲のよさが微笑ましかったが、第二幕では立場が逆転する。伴蔵に嫉妬でぐちぐち言う場面は私の席の方向へ背中を向けていることが多く、そのせいなのか自分の耳が悪いせいなのか、肝心のセリフの面白さがよく聞き取れなくてとても残念だった。しかしそれでも、伴蔵に捨てられたらどうしようという心細さなど、お峰の女としての可愛さ、哀れさは十分伝わってきた。

続きを読む "七月歌舞伎座夜の部"

| | コメント (0)
|

2015年7月24日 (金)

おお忙し

150724kinkan
満開‼ だから
150724bee
蜂たちが大忙し。
私も花びら掃除で大忙し。掃いてるそばから降ってくるんだもの。
おまけに、めっちゃでっかい蜂が私のまわりをぶんぶん。怖いッたら。

| | コメント (0)
|

2015年7月23日 (木)

上田昭夫さん、早すぎる…

元ラグビー日本代表、元慶応大学ラグビー部監督の上田昭夫さんが23日、亡くなった。
アミロイドーシスという難病と戦い、62歳で…。
ご病気だったことは知らなかったので、ニュースを聞いたときには非常にショックを受けた。
日本で行われるワールドカップを前に、ご本人もさぞ無念だっただろうし、残念でならない。
ご冥福を心よりお祈りいたします。

| | コメント (0)
|

2015年7月22日 (水)

成長

150722swallows1
↑もうすぐ巣立ち。
150722swallows2
↑まだまだ赤ちゃんの2カ月前。

| | コメント (0)
|

2015年7月21日 (火)

「阿弖流為」

716日「阿弖流為」(新橋演舞場)
歌舞伎と新感線の融合。まさに歌舞伎NEXTだ。
主役の2人(染五郎・勘九郎)はサイコーにかっこいい。
しかし、この芝居の成功は、脇が丁寧に描かれ、かつそれを演じる役者が適材適所、そのキャラクターがきわめてうまく活かされ、演技も素晴らしかったことが大きな要因ではないだろうか。
まずは亀蔵さんの蛮甲。生き意地の汚いことを自任(自認というよりは自任という感じ)する蛮甲は要するに日和見なんだが、生き延びるためには誇りを捨ててもそうしなくてはならない、かえってその意地が小気味よく見えた。憎らしい中に愛敬もあり、亀蔵さんのキャラが十二分に生きた。とくに妻・熊子(本当の月の輪熊)との愛情は和みと笑いを観客に与え、熊子の壮絶な最期は蛮甲への愛情に溢れて、ついうるうるしてしまった。最後まで生き意地の汚さを通すかと思われた蛮甲だが、やはり蝦夷は蝦夷だった。ちょっと残念なような(ひねくれてる? 私)、ほっとしたような。蛮甲を見ていて、新感線の「髑髏城の七人」の三五を思い出した。
熊子はここでは人格化されているが、蝦夷の生活は自然との共存、動物との共存だったから、ある意味、蛮甲が最も蝦夷を代表していたのかもしれない。熊子役の土橋慶一さんにも拍手(筋書きにちゃんとお名前が出ていたのが嬉しい)。彌十郎さんの藤原稀継は立派な体軀で、彌十郎さんらしくいい人に見えたのが、実は陰謀の中心にいる人物で、田村麻呂を裏切る(やっぱりキャラが活きる)。その裏切りには沸々と怒りが湧いてくるが、しかし別の目で見れば、どんな手段を用いても大和朝廷による国家統一を成し遂げようとする、歴史には必要な人なのかもしれない(藤原稀継は実在しないと思うけどね)。
そういう観点からすれば、橘太郎さんの佐渡馬黒縄も稀継に忠実な家来で、自分の本分を尽くしているかのように見えるけれど、彼を悪役としているのは、田村麻呂に対する嫉妬、敵意であろう。その存在感、卑劣な悪役ぶりのかっこよさ、橘太郎さんはやっぱり素敵な役者さんだ。
宗之助さんが珍しく悪役の僧侶で、魅力的だった。これを機会に歌舞伎での役の幅も広がるといいと思う。廣太郎クン、一瞬お父さんと見紛うほどそっくりだった。
女優陣、じゃなかった、女方陣(思わず女優って言っちゃいたくなる)がまた秀逸だった。
まず、萬次郎さん。黒幕は御靈御前だったか。田村麻呂の姉でありながら、国家統一のためには平気で弟を殺せる。古代日本には骨肉の争いも巫女が政治の中心にいた時代も実際にあったわけだし、そういう部分もうまく描かれている。萬次郎さんは草笛光子みたいに見えた。きれいで古怪。巫女の妖しさ、怪しさがぴったりだった。御霊御前が報じる帝は予想通りだったが象徴的だ。
新悟クン。こちらは大和に対する蝦夷の巫女・阿毛斗。萬次郎さんの巫女とは違って衣裳も割と地味で特別に目立つわけではないのだけれど、凛とした佇まいと存在感が素晴らしくて、出てきたら思わず注目してしまう。
七之助さんは戦う女(立烏帽子)と戦いを嫌う物静かな女(鈴鹿)を好演していた。1幕目、阿弖流為と鈴鹿の再会には感動した。私は立烏帽子のほうが好きだけどね。
阿弖流為、田村麻呂、立烏帽子をはじめ、みんながとにかく激しく動く。立ち回りもキョーレツに激しい。

続きを読む "「阿弖流為」"

| | コメント (0)
|

2015年7月20日 (月)

やっと2度目を見られるようになった「父と暮らせば」

714日 「父と暮らせば」(紀伊国屋サザンシアター)
初めて見たのは2008年の公演だった。出演は今回と同様、辻萬長、栗田桃子の2人。あまりの衝撃に加えて2010年は父が他界した後の公演で見る気持ちになれず、さらに2011年の公演は東日本大震災後ということもあり、やはり見る気持ちが湧いてこず、今年やっと向き合う勇気をもつことができた。
そうしたら栗田さんが去年亡くなった蟹江敬三さんの娘さんだってこと、初めて知って、ほんと、驚いた。栗田さんが今回どんな気持ちで芝居に臨んだか、辻さんとの対談で語られていて、それを読んだだけで泣きそうになった。
そして、芝居を見ながら笑ったり、ぼろぼろ泣いて泣いて…無惨な悲劇に笑いのエッセンスをちりばめるのは井上ひさしの得意なところ。しゃくりあげそうになるのを笑いで必死にこらえた。この芝居はすまけいさんと梅沢昌代さんに当て書きされたものだそうだけど、辻萬長×栗田桃子でしか見ていない私にはこの2人に当て書きされたかのように思える。
原爆が投下され、父は家の下敷きになる。娘の非力ではどうやっても父を救いだすことはできない。あたりを覆う火の海。究極の選択――娘・美津江は自分を許せない。それが父の愛であっても父の意思であっても、許せない。この公演を初めて見て以来、私はこういう状況になったら自分はどうするだろうと常に自問し続けている。だから美津江の父を見捨てたという自責の念、「うちは幸せになってはいけんのじゃ」の叫びがより胸に深く突き刺さる。やがて、竹造の必死の説得により、美津江は頑なな心を溶かし始める。父の愛のなんたる深さ、大きさよ。
興味深いのは、美津江のときめきからわしの胴体ができ、美津江のため息からわしの手足ができ、美津江の願いからわしの心臓ができた、という竹造の言葉である(前回はそこをスルーしてしまっていた)。つまり、美津江は本当は木下さんを好きになった、木下さんと幸せになりたいのである。そう考えると、竹造は美津江のもう1つの心なんじゃないか。決して許されない、でも本当は許されたい…2つの心がせめぎ合っている。そのうちの1つを竹造が代弁しているんじゃないか。すると、よけい美津江の心が切なくつらく、美津江を抱きしめてあげたくなってくる。
重いセリフの数々、「人間の悲しかったこと、楽しかったこと、それを伝えるのがお前の仕事だ」「それがわからないなら、他の誰かをかわりに出してくれ」「(それは)わしの孫じゃ、ひ孫じゃ」(本当のセリフは広島弁)。ややあって、美津江が笑顔で父親には「しばらく会えんかもしれんね」と言う。もちろん美津江の父を見捨てた罪悪感は消えないだろう、でももう1つの心が前を向かせてくれた。明るいセリフである。やっと美津江も幸せになれる。でも、私はどうしても救われた気持ちにはなれないんだなあ。それでも、私はきっと次の公演も見に行くと思う。

続きを読む "やっと2度目を見られるようになった「父と暮らせば」"

| | コメント (2)
|

2015年7月19日 (日)

虹と雨

150719rainbow1

7月18日18:52。

150719rainbow2

18:53。雨が降ってきた。

150719rainbow3

18:56。さよなら虹。

| | コメント (0)
|

2015年7月17日 (金)

歌舞伎鑑賞教室:「義経千本桜」

712日 歌舞伎鑑賞教室(国立劇場大劇場)
ネットでは空席なしだったけれど、そこそこ空きがあって、私の前などほぼ1列空席(1階センターより前のいい席)。おかげで視界を遮られることなく、よく見えた。
「歌舞伎のみかた」
先月も正統派(と便宜的に言わせていただく)、今月も正統派の「みかた」。萬太郎クンが舞台奥で後ろ向きに立ち、盆が回ってせり上がり、徐々に下がって正面へ。
まず、盆・セリ・花道の役割を説明し、揚幕のチャリンは幕開閉の実演で聞かせる。次に舞台上方の御簾・床・竹本について。御簾をあげて、竹本豊太夫・鶴澤翔也さんが萬太郎クンの演技につけて今日の演目の一部を演奏した。それからツケ打ち(金田良祐)さんも加わって、萬太郎クンが侍の走る場合、若い娘の走る場合、見得の3様を実演した。若い娘の時には客席の暖かい笑いが起きた。そして「本朝廿四孝」から、白須賀六郎が主君に意気込みを語る場面――役者・竹本・ツケ一体の実演があった。
さらに、黒御簾内の様々な楽器から大太鼓が舞台に登場し、<自然>の音を叩く。雨は雨が屋根や地面に当たった音、水は雨が地面に落ちて川へ流れる音、川はやがて海となり波が音を立てて打ち寄せる。それから日本古来の戦いとして遠寄せの音が披露された。
そして、今日の演目「義経千本桜」についての説明。源平合戦図屏風がスクリーンに映し出され、源平の旗印がアップになった。旗印はチームカラーにあたり、源平の旗印は運動会の紅白の起源である。「義経千本桜」は江戸時代の人が知っていた義経にまつわる話に空想を加えた話である。平家逃亡の地図、義経逃避行の地図、銀平の家族構成図(ここで、銀平すなわち平知盛であると正体が開かされた)がスクリーンに映し出されたのは、わかりやすい説明がさらにわかりやすくなって、とてもよかった。
萬太郎クンも声、滑舌ともにいいから、短い時間ですっと頭に入ってきた。

続きを読む "歌舞伎鑑賞教室:「義経千本桜」"

| | コメント (2)
|

仁左様、人間国宝に

文化審議会が、仁左様ほか3人を人間国宝に認定するよう、文部科学相に答申したそうだ。
「人間国宝に」というタイトルにしちゃったけれど、答申ってことはもう認定間違いなしってことだよね?
仁左様の他の3人は、五世井上八千代さん(先般、新派の「京舞」で久里子さんが演じた四世のお孫さん)、豊竹嶋太夫さん、大角幸枝さん(鍛金)。
仁左様は、現役歌舞伎(追記:立役として)では藤十郎さん・菊五郎さん・吉右衛門さんに次いで4人目となる。実は、何日か前に、仁左様の人間国宝はないんだろうか、あるとすればもうそろそろそんな話が出てもいい頃だなあと思っていたから嬉しい。
追記:玉三郎さん、田之助さんが漏れているとのご指摘をいただきました。ありがとうございます。玉様の認定時、嬉しくて自分でも記事にアップしたのに、本当に恥ずかしく申し訳ない限りです。

| | コメント (3)
|

2015年7月16日 (木)

びっくりした

↓準備中
Shinkiraku
演舞場の帰り、様子を見に行った(野次馬だねえ)。3時半頃だったから、まだこんな感じ。
私は「火花」を読んでいないから何も言う資格はないけど、それでも「ビックリ!!」
おめでとう、又吉(親しみこめて、いつも呼んでいるように呼ばせてもらうね)。でも、2作目以降が勝負だね。頑張って!!
ところで、私は…観劇感想がたまっちゃってる…。

| | コメント (0)
|

2015年7月13日 (月)

七月歌舞伎座昼の部

77日 七月大歌舞伎昼の部(歌舞伎座)
一般発売日前にすでに空席なしになっていた昼の部(昼の部を見るつもりだった秋田の従姉は断念せざるを得なかった)、席が埋まっている歌舞伎座を見るのは久しぶりじゃなあ。
「南総里見八犬伝」
予備知識なしで行ったので、「芳流閣屋上」から始まるのを知らず、ちょっとびっくりした。猿三郎さん、欣弥さんら(この2人しかわからなかった)が現八と信乃を捕えなくちゃとかなんとか喋って引っこむと、右近さんが花道から勢いよく飛び出してきて浅葱幕の中に入る。浅葱幕が振り落されると、いきなり大屋根上での立ち回り。2人・3人返り越し、トンボなど危険な立ち回りに魅せられた。捕手が去ると、右近さんと獅童さんの対峙となる(獅童さんが破風の上に乗ったら、私の席からは首から上が見えなくなった)。華ある2人だが、右近さんの身体の使い方、動きのきれいさが際立った。
「円塚山」では梅丸クンの品よく美しい若君ぶりがステキだった。弘太郎さんも忠義の心が伝わってきてよかった。笑三郎さんははじめ、この役じゃないような気がしたが、さすがにうまくて哀れさが胸を打った。松江さんにはワルとしての存在感があった。
7
人のだんまりでも澤瀉屋の役者さんの動きがきれいだった。歌舞伎の基本は日本舞踊なんだなあとしみじみ思った。
梅玉さんがかっこよかった。大きさと古怪さがあってこういう役もイケる。六方が見られたのも嬉しい。花道の見える席を取ってよかった。
「与話情浮名横櫛」
正直、海老蔵さんの与三郎は好きになれなかった。どうしても仁左様の与三郎を思い出しちゃうのだよね~。見染の場では一目惚れの様子はうまかったと思うけれど、ふわふわ声が気になったし。源氏店はそんなに悪くはなかったものの、時々急に変な口調になって、がくっときた。与三郎と鳶頭金五郎(九團次)の通路歩きはぜ~んぜん見えず。九團次さんは華もあるし、やっぱりうまいと思った。
獅童さんの蝙蝠安は卑屈さと威圧がうまくミックスされていた。ただ、海老蔵さんの与三郎ともども、やっぱり芸が若いような気がして…だから、なんとなくリアルに感じてしまう。
藤八の猿弥さんは配役違いというご意見もいただいたが、猿弥さんの持ち味、達者な演技が活かされていたと思う。おしろい姿も可愛かった(それを施す玉さまも可愛い)。
中車さんはセリフに歌舞伎らしさがあまり感じられなかった。発声のせいかもしれない。
玉三郎さんはさすがで、言うことなし。

続きを読む "七月歌舞伎座昼の部"

| | コメント (2)
|

2015年7月12日 (日)

名古屋場所始まる

照ノ富士、勝ってほっとした。ちょっとはらっとしたけど、いやでも固くなるであろう新大関初日に、強さを見せた。大関としての自覚もしっかりもっているようだし、今場所もがんがん行ってほしい!!

| | コメント (0)
|

2015年7月10日 (金)

11月の巡業は花形‼

11月巡業が発表になった。
菊之助、亀三郎、松也、梅枝、右近、萬太郎の花形、そして舞台を締める團蔵さん(怪我の具合はどうでしょうか)。
演目は「教草吉原雀」、「魚屋宗五郎」(菊ちゃんが宗五郎だって‼)。
見たい。見たいけれど、場所がね~。一番近いのが羽生なんだもの。どうかなあ、行かれるかなあ。

| | コメント (0)
|

2015年7月 9日 (木)

巡業中央コース

629日 松竹大歌舞伎巡業中央コース初日(川口リリア)
地元に歌舞伎が来てくれるのは本当に嬉しい。それなのに、感想がすっかり遅くなってしまった。
初日なりの色々にハラハラもしたが、それも含めての歌舞伎、「河内山」というわかりやすい芝居に、華やかな舞踊という演目だから観客はとても楽しんでいる様子だった。ただ、せっかく各地をまわっているのだから、簡単な口上でもあるといいのにと思った。ず~っと前、亀治郎さんの巡業では口上があって感動的だったなと思い出したので。
「河内山」
橋之助さん初役の河内山は松江邸玄関先でもう少し爽快感があるといいと思ったのと、やっぱり声が耳障り。とくに畳み掛けるセリフは疲れる。それでも間違いなくニンだろう。華はあるし、押出しは立派だし、愛嬌もまあまあ。今後、上演数を重ねれば、いい河内山になると思う。
芝喜松さん(後家おまき)には<らしさ>があった。この<らしさ>が大事なんだよね。
橋吾さんの北村大膳は頑張っていたが、貫禄不足かなあ(若いし、顔が小さいので私のイメージとはちょっと違うだけなんだけど)。とはいえ、セリフは迫力があってよかった。むしろ爽やかな捌き役で見てみたいと思った。
秀調さん(高木小左衛門)は無念だとしてもお家のために敢えてすべてを呑みこむという感じがよく出ていた。
友右衛門さん(松江出雲守)も<らしさ>があってよかった。
宮崎数馬の国生クンは、発声がイマイチ。徐々によくなってはいったが、まだまだ勉強してほしい。
浪路の芝のぶちゃんが可憐‼
「藤娘」
児太郎クンが笠をかぶって最初に出てきた時、顔が福助さんにあんまりそっくりでびっくりした。踊りにはぎこちない箇所が間々あり、そのためか細部がやや雑に感じられた。でも表現力はあると思うので動きと噛み合うとよくなるだろう。
「芝翫奴」
国生クンが全力、汗びっしょりで頑張っていた。こちらもぎこちない箇所があったが、勢いがあって楽しめた。若いとはいえ、体力が大変だろうなあ。長い巡業をしっかり乗り切ってほしい。児太郎・国生の若い2人(敢闘賞)にとってこの巡業が飛躍の源となるよう願っています。
<上演時間>「河内山」90分(14001530)、幕間25分、「藤娘・芝翫奴」40分(15551635

| | コメント (0)
|

2015年7月 6日 (月)

パソコンなしの24時間

パソコンディスプレイの不調はケーブルではなく、アダプタだったことが判明。手でぐいっとケーブルとアダプタを押して無理やり接触を維持するよう努力したけれど、一瞬ついてはすぐ消えるの繰り返し。なんとかパソコンの電源を普通に切って、あとはアダプタを交換するまで触れずにいた。
しかし合うアダプタがなく(ちょっと特殊な形をしているらしい)、息子のお古をもらって、ディスプレイごと交換した(壊れたほうも息子のお古でしたcoldsweats01)。

パソコンがないと、メールチェックも仕事もできず、不自由だった。
反面、本を読んだり、たまった録画を見たりできたのはよかったかな。

続きを読む "パソコンなしの24時間"

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2015年7月 3日 (金)

九月秀山祭歌舞伎演目発表

昼の部は
「双蝶々曲輪日記」から新清水浮無瀬の場。
「紅葉狩」
「競伊勢物語」:これは見たことないから楽しみ。
夜の部は
「伽羅先代萩」の通し:玉三郎さんの政岡、吉右衛門さんの仁木弾正は一度見たことがあるが、あんまり覚えていない。あの時は八汐の仁左様に全部もっていかれた気がするから。しかし先代萩も毎年のように上演されているなあ。

| | コメント (10)
|

2015年7月 2日 (木)

熱海五郎一座千穐楽

626日 「プリティウーマンの勝手にボディガード」千穐楽(新橋演舞場)
昨年新橋演舞場初進出を果たし、そのおかげで私も初めてこの一座を見て、早くも「来年が楽しみ」だった熱海五郎一座。1年待っていたのに、面白くてどこで寝るの?なのに、やっぱり6月は眠い眠い。我ながら情けない。
開演5分前、アズマックス(やっぱり今年も深沢さんじゃなくてアズマックスを見た。今日7/2のスタパ、面白かった。最初は人前に出るのが苦手だったとはね~)と西海健二郎(以下、おおむね敬称略)が登場して、ああ去年も前説面白かったなと思い出した。今年は「ラッスンゴレライ」のリズムで、熱海五郎の名前の由来(「知らないで来ている人が多いから」って)、出演者の一言紹介:リーダーは提案したギャグが全部ボツ、昇太はセリフかむのでついたあだ名が「かみさま」、ラサールは嫁が若いので白髪を茶髪に、三宅は座長と呼ばれているが陰ではマーボー(聞こえに自信はないがCM出てるからそうかなと)。小倉さんのはよく聞き取れなかったが、多分虫が毛の中で動けなくなる、とかなんとか…。
さて、お芝居は。
なんと、大地真央が髪にリボン、セーラー服姿で現れた‼ 16歳という設定。ぜ~んぜん違和感ない、というか、セーラー服着こなしているという感じですごい。大地さんのリボンは前日まではついていなかったらしい。千穐楽特別バージョンか。去年の沢口靖子もそうだったけど、今年の大地真央も役のキャラクターにぴったり。いや、当て書きか。大地真央のオーラ、空気を読まぬ可愛らしさが芝居全体を支配している。そういえば、NHK BS「コントの劇場」に出ていた時の雰囲気もあった(コントの劇場の脚本も吉高寿男さん?)。で、大地さんの役名は小砂恵澄、ボディガードだから「こすな→コスナー」ね(えすみは何?)。「プリティウーマンの勝手にボディガード」とはうまいタイトルだ。どっちの映画も好きだし。
役名ついでに、それぞれの役名が面白い。三宅裕司:身辺圭吾(みなべけいご→しんぺんけいご。警備会社代表)、渡辺正行:古谷三郎(ふるたにさぶろう→古畑任三郎。刑事)、ラサール石井:喜屋場
 零(きやば れい→キャバレー「ルーラン・ムージュ」の支配人)、小倉久寛:内藤黒平(ないとうくろべい→ナイトクラブらしい。苦しい)、春風亭昇太:ニコラス啓二(言わずもがな)。東貴博・深沢邦之:赤島優作(この名前は何のもじりだろう?)。
小砂恵澄16歳の初恋の人ニコラス啓二が日本にやってきて、しかしニコラスはただの人ではなくて実は…ということで身辺警護が必要。それをめぐって起こる喜劇である。
ラサールさんの中途半端な宙乗りがあった(中途半端っていうのは、距離が花道半分くらいまでだったから)のはウケた。吊られて痛がっていたから同情したけど、中途半端なわけも痛いことについてもカーテンコールで事情がわかる。
今回はリーダーのコーラ一気飲みはなくて、三宅さんのギター演奏、小倉さんのギター弾き語りがあった(やっぱりギター弾けるってカッコいいわ。よく女の子にモテたいからギター始めたって聞くけど、わかるわ~と思った)。オグちゃん、いい声していてびっくりした。
大地さんがアイドルになって歌ったり(セーラー服と同様、まったく違和感ない。バックコーラスがスクールメイツ風)、大階段(演舞場じゃ「大」ってわけにもいかないけど、演舞場として目いっぱいな階段。そこに立つ大地さんはまさしくスターそのものだ)で歌ったり、サービスも満点で、本当に楽しかった。
まだ
2回しか見ていないけれど、この一座は女優の活かし方がとてもうまくて、自然と見事なコメディエンヌに仕立て上げていると思う。来年は誰が参加するのか今から楽しみだ。

続きを読む "熱海五郎一座千穐楽"

| | コメント (6)
|

2015年7月 1日 (水)

アダプタご機嫌斜め

6月の観劇感想が2件手つかず。それじゃあいかんと入力し始めたら、突然パソコンのディスプレイが消えたshock
コードやらケーブルやら、パソコンデスクの下に潜り込んで埃の中、辿ってみたけどわからない。あせりまくっているうち、ふとディスプレイの真ん前に置いてあるアダプタに目が行った。ぎゅっと力を入れてコードを押しこんだら、ついたflair なんだ、ケーブルはこのアダプタに接続されていたのか(って、ほんと、ケーブルごちゃごちゃだし、いつも目の前にあるのにアダプタの存在をすっかり忘れていた)。
接触が不安定で、ついたり消えたりするから、なんとかつながるように片手で押さえながらの入力。ということで今日の感想アップは断念。やっとその気になったのに…。
かわりに、取り急ぎデータ等のバックアップを。最近サボっていたから。
さてアダプタのご機嫌は明日以降どうなるかしら…。

| | コメント (0)
|

« 2015年6月 | トップページ | 2015年8月 »