« 9月は上野で:「ボルドー展」 | トップページ | 落ち込み »

2015年9月23日 (水)

9月は上野で:「没後50年ル・コルビジュエ―女性と海」

919日 「没後50年ル・コルビジュエ―女性と海 大成建設コレクションより」(国立西洋美術館)
1509seibi 新館の版画素描展示室で104日までやっているというので、ボルドー展のついでに見てきた。版画素描展示室は新館の一番奥にあるため、名品がたくさん展示されている常設展を脇目も振らずひたすら進んだ(前に一度見たことがあるから、今回は目的のみで)。常設展の会場は特別展よりもル・コルビジュエらしい建物だということが実感しやすいような気がした。次に西美に行く時は建物も意識して見てこよう。
さて、建築家として知られるル・コルビジュエの絵画は珍しいと意気込んだが、なんと、20078月に森美術館で開かれた「ル・コルビジュエ展」で絵画も見ているんじゃないの‼ 展覧会のことは覚えているが、建築関係のことばっかりが記憶に残っていて、絵画はすっかり忘れていた(自分のブログ見て、わかった。やっぱり記録しておくって大事だな)。慌てて引っ張り出した当時の図録を見たら、今回展示されている「レア」と「イコン」が当時も展示されていた。
今回はタイトルにあるとおり大成建設のコレクションからの展示で、女性と海の絵画が34点。女性の絵では、2人の女性を描いたものが多かった。ル・コルビジュエの絵画はピュリスムと言われ、相当にデフォルメされており、カラフルでシュールレアリスティックなのだ。理解しづらいような、よく見ればわかるような…。見ていて楽しいと思える。印象に残ったのは「アコーディオンに合わせて踊る女性」「女の立像(ジョセフィン・ベーカー)」今回「レア」は強烈に頭に叩き込まれた(数年後には又忘れちゃうかも)。
ル・コルビジュエが撮影した海の映像が流れていたが、打ち寄せる波がただひたすら映っているだけだし、上映時間15分間というのですぐに席を立った。未練たらしくスクリーンを振り返りつつ絵画鑑賞に戻ったら、波打ち際で遊ぶ犬や人の姿もその後に出てきて、もうちょっと見ておけばよかったかなと思った。でも、この映像の中心はやっぱり波だったような気がする。
最後に渡辺義雄によるル・コルビジュエの写真が4点展示されていた。カップ・マルタンで木々に囲まれてくつろぐル・コルビジュエの姿は珍しいということで、興味深く見た。
色々メモる気力がなくて、弱い記憶に頼るしかないレポになってしまったのが残念。
西美の本館はル・コルビジュエの設計によるものだし、彼の代表的な建物を一括して世界遺産に登録しようという動きは有名であるが、今回の展示は意外と知られていないようで、展示室から出てきた私を見て「あれ、あの奥には何があるんだろう」と訝しげな視線を向ける人が多かった。その人たちはきっとル・コルビジュエ展を発見して展示室へ足を向けたはず。と期待したい。

|
|

« 9月は上野で:「ボルドー展」 | トップページ | 落ち込み »

展覧会」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 9月は上野で:「ボルドー展」 | トップページ | 落ち込み »