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2016年1月12日 (火)

眠くて眠くての12月分番外:春画展

1222日 春画展(永青文庫)
160111syunga3 曰くつきの春画展、以前から見たかった念願がかなったのが明日終了という駆け込みで。あちこちの美術館がびびって開催を拒否したところを永青文庫が引き受けた――さすが細川の殿様は違うわ。
目白のあの辺は子供~高校生時代けっこう歩いたことがあるのに、永青文庫があるなんて初めて知ったのは不覚。
さて、もともと人気があるのは知っていたが、終了前日ということもあり、入館待ち約20分。出てきた時にはもっと行列が長くなっていたから30分以上の待ちだったろう。小さい建物だし中は狭く、とにかく人・人・人で建物を鑑賞することは不可。春画の鑑賞だって、人の頭の後ろからだったり、何とか列に入り込めても列が動かず次の絵画にいかれなかったり。春画自体は素晴らしい出来ではあったが、解説が160111syunga1 下のほうに展示されているため、2列目からでは読めず、何とか絵の前にたどり着いても位置的に読みにくいのはちょっと工夫がほしかった。
江戸の人たちは庶民も大名もこういう春画を眺めてエロスを堪能していたのか、とくにお金持ちは金銀が施された春画を持つことが楽しみだったんだろうなあと当時に思いを馳せつつ、また、人間って古今(東西)同じなのねと心の中でにやつきつつ、他の人よりは短い鑑賞時間で次から次へと見て歩く(みんな、すっごく熱心にじ~っくり見ていて感心した。私はその熱気に参ってしまって…)。
ざっと見ではあっても、繊細な肉筆、自由な版画、そして豆判の技術の高さははっきりわかり、春画が一つの文化であった(ある、か)ことを認識する。想像力をかきたてるように描かれた控えめな絵、くすっと笑わされる絵、衆道、蛸との交わり…春画はみんな大らかなのだ。無理やりとか暴力的な場面はなく、男女とも大らかに楽しんでいる様子だから、エロエロではあってもいやらしさはほとんど感じない。でもね、直接的な絵の数が多くなってくると、さすがにしまいには「もういいか」という気持ちにもなってしまった。
160111syunga2 あとで図録を買うつもりでいたら、並んでいる間に係員が4000円とアナウンスしているのが聞こえてきて、無理無理、と諦めた。和綴じで全作品(展示は4期に分かれていた)が載っているので十分4000円の価値ありということでけっこう買っている人がいた。やっぱり買えばよかったかなあ。ともかく、春画文化を開放してくれた永青館に感謝でした。

 

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