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2016年3月30日 (水)

ダ・ヴィンチは何度見ても天才:江戸博の「レオナルド・ダヴィンチ」

326日 「レオナルド・ダヴィンチ―-天才の挑戦」(江戸博物館)
160330davinci 平日午後に行った知り合いが、チケット売り場にも行列ができていたし、「糸巻きの聖母」は特設ブースみたいになっていて30分待ちだったと情報をくれた。鑑賞客の年齢層は比較的高いとも。そこで、金曜日の夜を狙おうと思ったら、江戸博の夜の開館は土曜日。そりゃあもっと混みそうな気もしたが、410日までの会期で、次週は混雑がもっときびしくなりそう、行くならこの土曜日しかない。5時に江戸博に着くように出かけた。正解とも何とも…。6時着でもよかったかも。
会場に入って(チケットは持っていたから売り場にどのくらい並んでいたか見なかった)、まず「糸巻きの聖母」へと駆けつけたら、なんと45分待ちで5重くらいに折れた行列はもっと延長して隣の部屋のほうまで。で、今は諦めて入口に戻った。「糸巻きの聖母」は展示のほとんど終わりのほうにあるから、駆けつけるのも戻るのもけっこう大変だった。
ダヴィンチはしょっちゅう展覧会があるし、私としては20112月に日比谷公園で見た展覧会がベストだったし、すごぉく混んでいるというほどでもないものの11つの展示を見る列の動きは遅いから、今回は比較的流して鑑賞した。とくに手稿を見る列の動きが進まない。飛行機に関する手稿は初公開ということだけど、手稿そのものに関しては日比谷公園でじっくり見たから。それに、ダヴィンチの手稿を読めるわけでなし、今回は重要なものに関しては上に拡大したものが展示されていたから、そっちを見た方がわかりやすい。流したからといって、天才ダヴィンチの凄さが伝わらないわけじゃない。ダヴィンチにして間違いもなくはなかったらしいが、鳥の観察、空気などの科学的な解析、人間への応用等々、とにかく素晴らしい。
絵画についても、ダヴィンチの模写的な、あるいはそこから発展させた「ダヴィンチに基づく」という他の画家の絵画と比べると、う~ん、やっぱりどこか違うんである(天才っていう目で見てるからかもしれない)。ダヴィンチが絵画においても、素描においても、多くの芸術家に影響を与えたことがよくわかる。さて、「糸巻きの聖母」の行列は、私がたどり着いた時にはかなり短くなっていて、それでも実際には20分強待ちであった。私が並んだあとには再び長い行列ができていたから、ちょうど谷間のいい時に並んだことになる(でも、もっと後ならもっとすいていたかも)。
本物を見る前に、拡大写真とポイントが表示されていたから、そこを重点的に見た。スフート画法、幼子を過酷な運命から守るような聖母の身体の向き、母なる大地のエネルギーを表すという右手、ダイナミックなイエスの身体の捻れ、聖母が腰かけている岩にはダヴィンチの地質学の研究成果が表現されているなど。聖母の表情がとてもいい。この絵のそばには資料として糸巻き棒が展示されていた。
別の展示室には橋や護岸用のプレハブ式ブロック、飛行機などの模型が展示されていた。ダヴィンチのアイディア、研究が都市計画にまで及んでいるのは彼のすごい点の1つだ。
ダヴィンチの肖像画はあの髭ものがよく知られているが、あれは別人のものかも、というのが興味深かった。「ダ・ヴィンチの愛人」(藤本ひとみ)はレオナルドを女性として描いているのだけど、そうだとしてもあの髭とはどうしても結びつかないんだもの。

図録は迷ったが、日比谷公園の時に買ってあるのでやめた。手稿のコピー付きの図録があったらしいけど、完売だって。私ももっと前だったらきっと夢中になって欲しがっただろうな。

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