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2016年4月 3日 (日)

黒田清輝展

331日 「黒田清輝」展(東京国立博物館平成館)
160403kuroda 「博物館でお花見を」を兼ねて、珍しく始まって間もない時期に出かけた。
先に展覧会を見ようと思ったら庭園開放が1530までで、行ったのが1400くらいだったから展覧会は後回しに。庭園は去年も桜の時期に見学している。去年は44日で散り始めていたから、桜の咲き具合としては去年並かしら。
さて、黒田清輝展。黒田作品をこんなにたくさん見たのは初めて。しかも超有名な絵以外はほとんど知らなかった。
黒田清輝の絵は、どれもきれい。素直にじ~んと胸にしみこんでくる。品があり、爽やかで見ていて気持ちがいい。外光派と言われるそうだが、光が柔らかく、空気感が絶妙。師のコランの絵に似た作品を描いているのが好き(コランってこれまで知らなかったが、とても好きになった)。
黒田清輝の絵は模写から始まり、とくに初期の頃は「これを描きたい」という気持ちがひしひしと伝わってくる。描きたい対象を前にした、あるいはその中にいる喜び、それを描く喜びが強く感じられた。
「朝妝」「昔語り」「東京駅帝室用玄関壁画」は戦災で失われてしまい、写真による展示である。誠に残念でならないが、「昔語り」は画稿、下絵が展示されていて、画家の丁寧な構想が見られてよかった。東京駅は映像で当時の雰囲気が感じられるようになっていた。「智・感・情」は画家の意図とは程遠いだろうが、ホドラーを思い出してしまった。
展示作品数が清輝が影響を受けた西洋の画家たち、清輝が影響を与えたあるいは仲間の日本の近代洋画家たちの作品、参考資料も含めて200点以上と大変多いにもかかわらず、清輝の美しい絵に疲れは覚えなかった。
帰りにちょっと桜道を通ったら、あんまり人が多くて疲れた。

160403tohaku

トーハクの庭園

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